JP3617354B2 - Injection molding method and apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は射出成形方法および装置に係り、特にインサート成形品、例えば磁石内蔵の小型ロータなどを成形するのに好適な射出成形方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ウォッチ用小型ロータは射出成形品として得ている。この種のインサート製品の射出成形工程は次のようになっている。まず、下型と上型とで複数のキャビティを形成した金型に対し、型開き中の下型キャビティに磁石材料を装填する。その後、型締めして樹脂を射出注入し、所定時間後に型開きして製品を押し出して取り出す。一方の型にはランナ樹脂が残るので、これを金型からランナを取り除いて次の射出工程に入る。したがって、一度の射出作業で複数の成形品を一時に得るようにしており、6個取り以上の多数個取りが一般的となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の射出成形方法では、一度に多数個取りすることによって作業効率を上げようとしているため、装置の大型化を免れず、型締め荷重も取数の数が増えるにしたがって増大しており、6個取りで約15トンの型締め力を要するといった問題があった。また、上述したように、製品取出しまでは、インサート部品のキャビティへの装填、型締めされたキャビティへの樹脂射出、製品取り出しとランナ除去といった一連の工程を経なければならない。このサイクルタイムは現状の射出装置では10〜11秒必要とされており、1個の製品を得るのに2秒弱の時間を必要としているため、これを更に短縮化することが望まれている。
【0004】
射出作業高速化のための装置として、ロータリ式の射出成形機が知られている(特開平8−281696号公報)。これは1個の上型に対して2個以上の下型を対応させたもので、回転テーブルの周辺に複数の下型を配置するように構成し、一方の下型側での型締め射出作業に合わせて、他方の下型側で射出製品取り出しを行なってサイクルタイムを短縮化しようとするものである。しかし、この方法であっても、サイクルタイムを短くするには限度があった。
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に着目し、インサート成形品の成形サイクルタイムを大幅に短縮することができる射出成形方法および装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る射出成形方法は、回転テーブルの周囲に射出ステージ、製品回収ステージ、インサート部材供給ステージ、およびインサート部材検出ステージを配置し、各ステージに同時に位置するよう前記回転テーブルに配置した下金型を循環移動させつつ、前記射出ステージにて前記下金型に対応する上金型を一対準備して上金型を交互に切り替えて型締めに供して射出成形させ、この射出成形時間で製品回収、インサート部材の供給、インサート部材の有無と浮き検出の作業およびランナ除去作業を同時に行わせ、この一連の作業を前記回転テーブルの間欠回転毎に繰り返すように構成した。前記上下金型による成形作業は1個取りとして行うものとすればよい。
【0007】
前記射出ステージでは一対の上金型を同時に昇降させ、待機側上金型の上下動作を利用して定位置に待機しているチャック手段により前回射出残渣のランナをチャッキングして除去させる。また、前記製品回収ステージでは共通の製品回収通路に置かれたセンサにより回収製品のカウントをなした後、各下金型に対応して設けた回収容器に振分回収させることが望ましく、更に当該製品回収ステージでは前記インサート部材検出ステージにて部材装填不良信号に基づいて不良インサート部材の回収を行うようにすることが望ましい。前記インサート部材供給ステージでは、パーツフィーダから連続して供給されるインサート部材を供給経路から側方に逃がして分離させた後に下金型に吸着搬送させる。このとき、吸着する給材ヘッドにインサート部材収容部を形成し、この収容部の開口をインサート部材に近接させて吸引して収容部内に収容するようにすることにより、円滑に収容することができる。また、前記インサート部材供給ステージでは、下金型と接合する位置に移動する給材ヘッドの当接面内部にインサート部材を収容させ、金型当接時に収容部周囲のスリーブを引き込み移動させて金型キャビティにインサート部材を装填させるようにする。加えて、前記インサート部材検出ステージでは、インサート部材供給ステージにて下型キャビティに給材されたインサート部材の直上部からセンサヘッドを下降して金型表面に当接させ、センサヘッドに設けた検出ピンをインサート部材に接触させ、金型表面を基準とする前記検出ピンの変位によりインサート部材の有無と浮き検出を行わせればよい。
【0008】
また、本発明に係る射出成形装置は、複数の下金型を周縁部に備えて間欠回転可能とされた回転テーブルを有し、この回転テーブルの周囲に型締め射出ユニット、製品回収ユニット、インサート部材供給ユニット、およびインサート部材検出ユニットを配置し、前記回転テーブルの周縁部に設けた前記下金型を各ユニット位置に同時に位置するように取り付けつつ各金型が各ユニット位置を循環移動させるよう配置し、前記型締め射出ユニットには射出位置とその側方の待機位置に一対の上金型を配備して循環移動する下金型に対して上金型を交互に切り替えて型締め可能とさせる上金型切り替え手段を設け、前記型締め射出ユニットによる射出成形時間で前記製品回収ユニット、インサート部材供給ユニット、およびインサート部材検出ユニットにより製品回収、インサート部材の供給、インサート部材の有無と浮き検出の作業およびランナ除去作業を同時に行わせる制御手段を設けたことを特徴としている。
【0009】
このような射出成形装置で、前記製品回収ユニットは製品ピックアップ手段と、この製品ピックアップ手段により取り出された製品の回収通路と、当該製品回収通路にて回収製品をカウントするセンサと、前記製品回収通路の出口側に配置され各下金型に対応して設けた複数の回収容器とその振分手段を設けて構成すればよい。また、前記インサート部材供給ユニットは、パーツフィーダから連続して供給されるインサート部材を供給経路から側方に逃がして分離させる分離手段と、この分離されたインサート部材を回転テーブル上の下金型に吸着搬送させる給材ヘッドとを備えた構成とする。更に、前記給材ヘッドは、インサート部材の吸着面とその周囲を取囲むスリーブとを有して収納部を形成し、前記スリーブ先端面を下金型に接合させることで引き込み可能に構成し収容インサート部材を露出させて下金型キャビティに装填可能とすることが望ましい。
【0010】
また、前記インサート部材検出ユニットは、下金型キャビティに向けて昇降可能としつつ金型表面に当接して停止可能なセンサヘッドを有し、このセンサヘッドには給材されたインサート部材に当接可能とした検出ピンを備え、金型表面を基準とする前記検出ピンの変位によりインサート部材の有無と浮き検出をなすようにすればよい。
【0011】
このように構成することによって、1回の射出動作の最中に製品回収、インサート部材の供給、インサート部材の有無と浮き検出などが同時に行われ、また特に金型を1個取りとすることで、結果的に成形サイクルタイムを従来より半減以上に短くすることができ、生産効率を大幅に向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る射出成形方法および装置の具体的実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1〜図3は射出成形装置の全体斜視図、正面図、および側面図を示している。これらの図に示しているように、当該射出成形装置は、基台10のほぼ中央位置に回転テーブル12を配置しており、この回転テーブル12の周縁部の4個所に成形用下金型14を90度の等角度位置に設けている。この成形用下金型14を装備した回転テーブル12の詳細は図4〜図5に示されており、基台10下部に取り付けたモータ16を駆動源とし、基台10上に搭載したローラギヤカムユニット18に取り付けられ、1方向に90度ずつ間欠的に回転するように支持されている。ローラギヤカムユニット18にはスリットカムフォトセンサ20が取り付けられ、回転の停止位置が正確に検出されるようになっている。回転テーブル12の周囲4個所に配置される下金型14は、図5に示しているように、回転テーブル12に固定された昇降ガイド22によって案内昇降される金型ベース24に固定され、この金型ベース24を上昇操作することにより回転テーブル12から持ち上げられ、後述する成形用上金型26と型合わせされるものとなっている。
【0014】
このような下金型14が4個所に設けられた回転テーブル12の外周囲には、図6に示しているように、型締めされた上下金型への樹脂吐出をなす型締め射出ステージ28A(図中▲1▼)、成形された製品を金型から取り出す製品回収ステージ28B(図中▲2▼)、インサート部材としての磁石材料を下金型14に装填するインサート部材供給ステージ28C(図中▲3▼)、及びインサート部材が下金型14から浮き出しているかどうかあるいは装填されているかどうかを検出する検出ステージ28D(図中▲4▼)の4ステージが設定されている。回転テーブル12は搭載している下金型14の各々が、この4ステージに対応して90度間隔で回転して停止するように回転駆動制御されているのである。したがって、回転テーブル12の4個所に搭載された下金型14は、各ステージ28A〜28Dに同時に位置するとともに回転によって各ステージ28A〜28Dを循環移動し、各々のステージで同時に射出作業、除材作業、給材作業、磁石材料の有無・浮き検出作業を行なうことができる。このようなロータリ方式によって、インサート部材の射出成形を効率的に行なえるようになっている。
【0015】
ところで、型締め射出ステージ28Aには、回転テーブル12によって射出ステージ28Aに移動してきた下金型14に対応して、その上方位置には一対の上金型26A、26Bが配備されている。この一対の上金型26A、26Bは型締め位置と待避位置とを交互移動できるように側方に往復移動可能に支持され、また型締めのための昇降移動ができるように支持されている。すなわち、図2および図7〜図8に示すように、基台10に立設されたフレーム30に対し、後述の型締めピン60によって押し上げ可能とされるとともに、昇降シリンダ32によって下降操作可能とされた上下可動板34を設けており、当該上下可動板34の上部にて、側方に往復移動可動なスライダ36が取り付けられている。スライダ36の前面には一対の上金型26A、26Bが固定され、その一方の上金型26A(26B)が射出ステージ28Aに移動してきた下金型14と型締め可能な位置に対応し、他方の上金型26B(26A)が側方の型締め待機位置に対応するようにしている。これによって、上金型26A、26Bはスライダ36の駆動により、型締め位置と待避位置とを交互に位置移動が可能とされている。そして、型締め位置の両側に設定されている待機位置には前回射出によって生じたランナを上金型から除去するランナチャック手段38(38A、38B)が設けられている。
【0016】
ランナチャック手段38の具体的構成を図9と図10に示す。持ち上げシリンダ39によって上下可動な支持板40が上金型26(26A、26B)の横行移動ラインと平行に配置され、この支持板40の左右両端部に前記上金型26の待機位置に向けられたアーム42(42A、42B)を設けている。アーム42A、42Bの先端下部には待機位置に達した上金型26の上面から突出したランナ44を挟み持つことができるチャック46が装備されるとともに、ランナ44の有無を検出するためのセンサ48が取り付けられている。このようなランナチャック手段38A、38Bは、型締め射出ステージ28Aに位置した下金型14に対して一方の上金型26A(もしくは26B)が型締め動作に入っているときに、他方の上金型26B(もしくは26A)のランナ44を把持し、離型動作のために下金型14が下降する動作を利用してランナ44を上金型26から除去するようにしている。実施形態では、更に、下金型14の下降動作の際に同時に前記支持板40を持ち上げ動作させ、ランナ44の強制引き上げをなすように構成している。これらランナチャック手段の下方にはランナシュート50(50A、50B)が配置され(図7,8参照)、ランナ44を取り除いた上金型26が射出位置に移動して下方に障害物が無くなったときにチャック46を開放して、自然落下によるランナ廃棄をなすものとしている。
【0017】
ここで、射出動作を行なわせるための型締め機構は次のように構成されている。図2〜図3および図11に示しているように、基台10の下部にACサーボモータ52が配置され、このモータ52から巻き掛け伝導ベルト54により左右一対のボールスクリュウ56を基台10の上方に突出させている。基台10の上部にて、回転テーブル12の下面側に昇降ベース58が配置されており、この昇降ベース58が前記ボールスクリュウ56に螺着されている。したがって、サーボモータ52の作動により昇降ベース58が上下動作することが可能となっている。ボールスクリュウ56との螺着部に挟まれた昇降ベース58の中間部には、型締めピン60が突出され、これが型締め射出ステージ28Aにおける射出中心に一致するようにピン位置が設定されている。型締めピン60は前述した回転テーブル12の金型ベース24を押し上げ、下金型14を上方で型締め中心位置に待機している一方の上金型26に型合わせさせ、次いで更に上昇させることにより、上金型26の上方に配置されている射出ユニット62に当接されて型締めされるようになっている。したがって、下部駆動源のサーボモータ52により型締めピン60を作動させることで、図5に示しているように、型開き位置から(同図(1))、下金型14と上金型26との型合わせ動作を経て、この型合わせされた金型14,26を一体で射出ユニット62に押し当てて型締め力を得る型締め動作(同図(2))が型締めピン60の1ストローク動作で連続して行なわれる。
【0018】
金型の型締めをなすために、射出ユニット62は、型締め射出ステージ28Aの直上部分へオーバハングしている射出ユニット固定フレーム64に取り付けられ(図2、3参照)、この射出ユニット固定フレーム64にて型締め力を受けるようにしている。すなわち、固定フレーム64にユニット取付ベース66を水平に配置し、この取付ベース66から射出ユニット62のノズル中心が型締め中心に一致するように垂下させている。これにより、型締めピン60を押し上げて型締め動作を行わせた場合、型締めピン60が下金型14を押し上げて上金型26Aと型合わせさせ、継続して更に上昇して射出ユニット62のノズルに押し当てることにより型締めが行なわれ、型締め力をノズルで受けるようになっている。
【0019】
型締め射出ステージ28Aに下金型14が到達した後における作業形態は、図12に示すように、型締めピン60が下方位置にあり、一方の上金型26Aが型締め中心に位置すると共に、他方の上金型26Bは図中右側の側方の待機位置にある(同図A)。待機位置は型締め位置の左右に位置するが、図中左方の待機位置ではランナチャック手段38Aが上金型26Aから取り外したランナ44を除去している。この状態から、型締めピン60を押し上げて型締め動作に入る(同図B)。型締めピン60は下金型14を押し上げて上金型26Aと型合わせさせ、継続して更に上昇して射出ユニット62のノズルに押し当てることにより型締めを行なう。この時、上金型26Aとこれに隣接している他方の上金型26Bとは共通のスライダ36に取り付けられ、スライダ36は昇降シリンダ32の作動で上下可動板34にて上昇モードに入るため、待機位置の上金型26Bに付帯しているランナ44がランナチャック手段38Bにて把持可能な状態になる。そして、ランナチャック手段38Bは前回の射出により右方の上金型26Bに残留しているランナ44を挟着する(同図C)。この間、射出が行われ、下金型14と上金型26Aとの間に形成されたキャビティに樹脂が充填される。
【0020】
射出動作とランナ44の挟着が行われた後、型締めピン60が下降し、型開きが行われる(同図D)。この型開き動作により上金型26Aが初期高さ位置まで下降させ、射出ノズルから離反することによりランナ44がノズルから取り外される。このとき、待機位置にある上金型26Bも同時に下降されるので、ランナチャック手段38Bが把持しているランナ44が当該待機金型26Bから取り除かれる。この動作によって待機位置にある上金型26Bは成形可能な状態となり、射出成形に供された上金型26Aにはランナ44が残留しているので、一対の上金型26A,26Bはスライダ36の作用で全体が左方に移動し(同図E)、上金型26が入れ替わる。そして、ランナチャック手段38が下降し、待機位置に移動した上金型26Aのランナ44の有無をセンサ48で検出し、チャッキング態勢に入るのである(同図F)。
【0021】
その後は、図12Aに示した状態と同様な状態になり、回転テーブル12を90度回転させて次の下金型14を型締め射出ステージ28Aに移動させ、ランナチャック手段38Bにて把持されているランナ44を離してランナシュート50を通じて廃棄する。以後は下金型14の入れ替えと上金型26Bへの入れ替えがなされるた状態で、同じモードを繰り返すこととなる。そして、回転テーブル12の回転により、各ステージ28A〜28Dでは射出、製品取出し、インサート部材である磁石材料の装填、磁石材料の有無と浮き検出が行われる。
【0022】
図13は上述した動作のタイムチャートであり、上述した各要素の動作形態が同図から理解できる。
【0023】
次に、前記型締め射出ステージ28Aに隣接する製品回収ステージ28Bには、製品回収ユニット68が設置されており、この詳細を図14〜15に示す。この製品回収ユニット68は架台70上で設置されたエアスライドテーブル72を備えている。エアスライドテーブル72のスライド方向は製品回収ステージ28Bに位置している下金型14上を通過する直線に一致し、当該スライドテーブル72のスライドアーム72Aの下面には吸引負圧が導入されている製品吸着ヘッド74とNG品吸引ヘッド76とを設け、これらの吸着・吸引ヘッド74,76を制御指令に応じて製品回収ステージ28Bの下金型14の直上に位置させるようにしている。実施形態では、図14に示しているように、NG品吸引ヘッド76を常時下金型14上に配置させており、スライドアーム72Aを伸長させたときに製品吸着ヘッド74が下金型14上に位置するように設定している。
【0024】
また、当該製品回収ステージ28Bには、図15に示しているように、回転テーブル12を挟んで下方位置にエジェクタ突き上げシリンダ78が配置している。このシリンダ78は、型締め射出ステージ28Aから移動してきた下金型14が製品回収ステージ28Bに到達して停止したときに、金型ベース24に内挿されている突上げピン78Aが下金型14の成形品あるいはNG品を押し上げて、下金型14にある製品またはNG品を吸着ヘッド74または吸引ヘッド76に近接させるものとなっている。
【0025】
前記NG品吸引ヘッド76はスライドアーム72Aの前端部側に設けられ、後退限位置で前記した金型14の直上に位置するように配置設定され、製品吸着ヘッド74はスライドアーム72Aの前進限位置で前記した下金型14の直上に位置するように配置設定されている。したがって、後述するインサート部材検出ステージ28DにてNG信号が検出された下金型14が製品回収ステージ28Bに到達したときには、スライドアーム72Aは後端限位置に保持され、吸引ヘッド76が下金型14上に待機するようになっている。吸引ヘッド76には吸引チューブ80が接続され、これは架台70に備えてあるNG品回収容器82に連絡されており、ここにNG品としての磁石材料を回収するようにしている。一方、通常に成形された製品をキャビティに保持している下金型14が製品回収ステージ28Bに到達すると、スライドアーム72Aを伸長させて吸着ヘッド74を下金型14の直上に位置させると同時に、突上げピン78Aによって下金型14が持ち上げられる。これによって、吸引負圧が導入されている吸着ヘッド74の表面に成形製品が吸着する。この吸着後にスライドアーム72Aは後退するが、後退限位置における吸着ヘッド74の直下の架台70には製品回収通路84が形成され、ここに吸引負圧を遮断することによって落下投入するようにしている。これらの一連の作業は前述した型締め射出ステージ28Aにおける射出作業時間中に行われる。
【0026】
製品回収通路84には単一の計数センサ86が設置され、回収製品のカウントをなした後、各成形製品は複数の各下金型14に対応して設けた複数の製品回収容器に振分回収されるようになっている。振分機構を図16に示す。4つの下金型14に対応した成形製品の製品受口90(90A、90B、90C、90D)と、空打ちショット受口92(92A、92B、92C、92D)とが開口された受口テーブル94が前記製品回収通路84の下面部分に配置されている。これらの受口90,92は複数の下金型14に個別に対応しており、同一の下金型14に対しては同一の受口90,92が対応するように駆動制御される。すなわち、受口テーブル94は、前記製品回収通路84の出口部分で、到来する下金型14毎に、横シリンダ機構96と、その下部の縦シリンダ機構98とによって、平面移動させるようにしており、矩形に配置された製品受口90A、90B、90C、90Dを縦横にピッチ移動させることで、循環的に製品回収通路84に切替連絡するようにしている。製品受口90の群に隣接して同様な配列構成とされた空打ちショット受口92の群への切り替えは、前記縦シリンダ機構98の下部に配置されている受口群切替シリンダ機構100の作動によって行われる。受口群を製品受口側から空打ちショット受口側とに切り替えた後は同様に平面移動機構96,98で各下金型14に対応する受口92A、92B、92C、92Dを前記製品回収通路84に切り替え接続する。
【0027】
上記製品受口90と空打ちショット受口92とにはそれぞれ排出チューブ102が取り付けられ、このチューブ102を通じて装置下部に設置している回収ストッカ部104にて製品を回収するようにしている。回収ストッカ部104は、縦列された4個の製品回収容器106(106A、106B、106C、106D)と、同じく縦列された4個の予備製品回収容器108(108A、108B、108C、108D)とを載置する可動ベース110を有し、この可動ベース110をケーシングフレーム112内に搭載している。可動ベース110には横行シリンダ113が連結され、製品回収容器106による回収量が所定量に達した時点でベース移動により、予備側に自動的に切り替えるようにしている。製品回収容器106が配列されているケーシングフレーム112の天板部には、前述した振分機構からの排出チューブ102、特に製品受口90に連絡されているチューブ102A〜102Dが接続開口され、チューブ開口部が製品回収容器106A、106B、106C、106Dの開口に対面している。一方、ケーシングフレーム112の上面には空打ちショット品の収容箱114(114a、114b、114c、114d)が配列されている。これらには空打ちショット受口92に接続されている排出チューブ102a〜102dが接続されている。これにより、各下金型14に対応して排出されてくる空打ちショット品と成形製品とは、製品吸着ヘッド74を通じて共通の製品回収通路84に投入されてショット数が計数され、通路出口側の振分機構で個々の下金型14毎に空打ちショット品と成形製品とを峻別して振り分けられて、所定容器に回収されるのである。
【0028】
このように構成されている製品回収ステージ28Bにおける製品回収作業形態を図18に示す。回転テーブル12により成形品を搭載した下金型14が当該ステージ28Bに到達すると、スライドアーム72Aが前進し、製品吸着ヘッド74を下金型14の直上位置まで移動させる(同図A)。次いで、下方に待機しているエジェクタ突き上げシリンダ78が作動され、突上げピン78Aを押し上げ、下金型14から成形製品を持ち上げ、負圧が導入されている吸着ヘッド74に吸着させる(同図B)。そして、エジェクタ突き上げシリンダ78の下降により突上げピン78Aが製品から離れ、搬送態勢に入る(同図C)。突上げピン78Aの下降を受けて、スライドアーム72Aが後退し、吸着ヘッド74を製品回収通路84の直上に位置させる(同図D)。その後、真空破壊をなすことで製品は落下し、通路の通過の際に計数センサ86によりカウントされるのである(同図E)。この一連の動作が下金型14が製品回収ステージ28Bに到達する度に行われる。これらの動作のタイムチャートは図19に示した通りであり、制御盤のシーケンサで制御される。なお、NG品が到達した場合にはスライドアーム72Aは吸引ヘッド76を下金型14の上方に待機させ、突上げシリンダ78の作動により吸引ヘッド76を通じてNG品を回収容器82に回収する。
【0029】
上述した製品回収ステージ28Bに隣接するインサート部材供給ステージ28Cは、製品回収により空になった下金型14のキャビティ内に次の製品用のインサート部材としての磁石材料を供給するものとなっている。このインサート部材供給ステージ28Cでは、パーツフィーダから連続して供給される磁石材料を供給経路から側方に逃がして分離させた後に下金型14に吸着搬送させる。当該ステージ28Cに設置された磁石材料給材ユニット116を図20に示す。磁石材料が多数投入されるパーツボールフィーダ118が設けられ、ドラム外周縁からその接線方向に伸びるリニアフィーダ122を回転テーブル12に向けて延長させている。パーツボールフィーダ118の回転により、磁石材料を整列させた状態でリニアフィーダ122に連続的に供給し、通路先端部から1個づつの取出しが可能となっている。この実施形態では、前記パーツボールフィーダ118は連続回転させず、間欠的な回転を行わせ、摩耗粉の発生を防止するようにしている。
【0030】
前記リニアフィーダ122の先端部には磁石材料を供給経路から側方に逃がして分離させるエスケープ機構124が設けられている。この詳細を図21に示している。リニアフィーダ122の先端部は台座126上に取り付けられた横スライダ機構128に連結されている。この横スライダ機構126はストロークS(図21(1)参照)で横移動可能なエスケープ台128Aが装備され、このエスケープ台128Aにリニアフィーダ122を開口させている。エスケープ台128Aの前記リニアフィーダ122との対面部には、図21(3)に示しているように、縦列して供給される磁石材料130を一個だけ収容できる受け溝132が形成され、一個の磁石材料130を受け止めた後に横方向にストロークSだけ移動させて、リニアフィーダ122から分離させ、磁石材料130が常に正しい姿勢で給材されるように設定している。
【0031】
給材経路から距離Sだけオフセットされて待機する磁石材料130は、図22に示されている磁石材料ピッキング装置134にて下金型14に移送されてキャビティ内に装填されるようになっている。ピッキング装置134は、磁石材料130を受け渡すための給材ヘッド136を備えており、この給材ヘッド136は給材ユニット116からの受け取りと下金型14への装填のために上下させる昇降スライド機構138に支持されるとともに、給材ユニット116と回転テーブル12上の下金型14との間を移送する水平スライド機構140に支持されている。
【0032】
前記給材ヘッド136は、詳細を図23に示しているように、ヘッド先端面の内部に磁石材料130の収容穴142を有し、この収容穴142に収容されている磁石材料130が外部に露出することなく受け渡しができるように構成されている。ヘッド本体144の先端開口部中心部分に先端を臨ませたコアピン146が内挿されており、これには負圧導入孔148が形成されてピン先端面に磁石材料130を吸着可能とされ、さらに、コアピン146の吸着面側は磁石材料130と同サイズに設定されている。また、ヘッド本体144の先端面とコアピン146の先端面は同一平面上に設定されている。このコアピン146の外周にはスリーブ150が軸方向に摺動可能に装着され、その先端部がコアピン146とヘッド本体144の開口部分との間から突出されるとともに、ヘッド本体144の内部へ引き込み動作ができるようになっている。この外部スリーブ150はヘッド本体144に内挿されているスプリング151により弾圧付勢され、スリーブ150の先端部をヘッド本体144並びにコアピン146の先端面より突出させている。このスリーブ150の突出によりコアピン146先端部に前述した磁石材料収容穴142が形成されているのである。
【0033】
この給材ヘッド136の動作は次にようになっている。前記エスケープ台128Aから磁石材料130の受け取りは、図23(2)aに示すように、突出状態にあるスリーブ150の先端をエスケープ台128Aに近接させた状態で収容穴142内に吸引導入させて行うようにしている。これは給材ヘッド136の下降限度を図示しないストッパにより規制し、突出スリーブ150の先端がエスケープ台128Aにより押し込まれないように設定すればよい。このようにすることで、磁石材料130が円滑に収容穴142内に導入させることができたことが確認されたことに基づくものである。
【0034】
次いで、給材ヘッド136が上昇することで磁石材料が収容穴142内部に収容された状態で上昇移動し、引き続き横移動して下金型14の上方位置まで搬送される。この状態は図23(2)bの状態である。そして、給材ヘッド136は下降移動され、下金型14への装填状態となる。この装填作業状態では、給材ヘッド136は、図23(2)cに示しているように、ヘッド本体144が下金型14に当接させるまで下降させることで行われる。下金型14への接合動作に伴ってスリーブ150がヘッド本体144の内部に押し込まれ、吸着状態を保持したまま正確な位置決め状態で磁石材料130がキャビティ内に装填される。これにより吸着される磁石材料130の姿勢は給材動作が完了するまで正しい姿勢で吸着、装填が行われ、特に下金型14のキャビティへ装填する際に、キャビティから浮いた状態で装填されることを有効に防止できる。
【0035】
図24は磁石材料130を下金型14へ装填する作業工程を示す模式図である。下金型14がインサート部材供給ステージ28Cに到達した状態では、エスケープ台128Aにより磁石材料130が一個だけリニアフィーダ122から分離されて待機している(同図A)。この状態から給材ヘッド136がエスケープ台128Aに向けて下降し、スリーブ150の先端がほぼ接合する状態とし、収容穴142内に負圧により吸着する(同図B)。この状態は図23(2)(a)に示す形態となる。この状態から給材ヘッド136を上昇させると、磁石材料130は収容穴142の完全に収容される(図24C)。この状態は図23(2)(b)に示す形態となる。そして、給材ヘッド136を下金型14の直上に移動させると同時に、エスケープ台128Aは次の磁石材料130の受け取り位置に移動する(図24D)。このときにはエスケープ台128Aには次の磁石材料130が取り込まれる。次いで、給材ヘッド136が下降し、下金型14にスリーブ150当接することに伴ってスリーブ150がヘッド内に押し込まれ、磁石材料130が吸着されたままヘッド本体144が最終的に下金型14に当接される(図23(2)(c))。負圧吸引を停止することによって磁石材料130の受け渡しが行われ、これにより磁石材料130がキャビティ内に装填され(図24E)、その後に給材ヘッド136が上昇する(図24F)。このような作業のタイムチャートは図25に示す通りである。
【0036】
上記インサート部材供給ステージ28Cで磁石材料130が装填された下金型14は、次のインサート部材検出ステージ28Dに移行する。このステージ28Dには検出ユニット152が設置され、下型キャビティに装填された磁石材料130の上部からセンサヘッド154を下降して下金型14の表面に当接させ、センサヘッド154に設けた検出ピン156を磁石材料130に接触させ、金型表面を基準とする前記検出ピン156の変位により磁石部材130の有無と浮き検出をなすようになっている。
【0037】
磁石材料検出ユニット152の全体構成を図26に示す。図示されているように、この検出ユニット152は架台フレーム158に昇降スライドシリンダ160を取り付け、当該昇降スライドシリンダ160の上端に回転テーブル12の上部に延在する水平取付板162を固定している。水平取付板162には回転テーブル12に向けられたセンサヘッド154が取り付けられており、これは検出ステージ28Dに停止された下金型14に向けられている。センサヘッド154は前記昇降スライドシリンダ160の作動により先端面を下金型14に当接するまで下降可能となっている。
【0038】
センサヘッド154の具体的構造を図27に示す。図示のように、水平取付板162に支持スリーブ164を固定している。支持スリーブ164にはセンサ本体166が摺動可能に装着されている。センサ本体166はスリーブ164の上端面をストッパとして下降限度が設定され、スリーブ164の下端面との間に装着された圧縮スプリング168により下方に向けて弾圧付勢されている。センサ本体166の下部先端にはコーンヘッド170が取り付けられ、図27(2)に示すように、この先端面が下金型14のキャビティ外縁より外側で下金型14の表面に当接されるように構成されている。センサ本体166の中心部には検出ピン156がセンサ本体166に対して摺動可能に内挿されており、ピン先端がコーンヘッド170から突出させ、所定の力で付勢されている。検出ピン156の付勢力は前記圧縮コイルスプリング168より小さく設定される。
【0039】
これによって、センサヘッド154が下金型14に向けて下降されると、金型キャビティに磁石材料130がある場合には、図27(2)aに示すように検出ピン156が上方に押し込まれ、磁石材料130がキャビティより浮き出ている場合には検出ピン156はコーンヘッド170の先端面より更に押し込まれ、その押し込み量により磁石材料130の浮きを検出することができる。また、磁石材料130がキャビティ内に存在しない場合には、図27(2)bに示すように、検出ピン156には押し込み作用力は発生しないので、検出ピン156に動きはない。これにより磁石材料130の有無を検出することが可能である。
【0040】
このような磁石材料検出ユニット152による作動形態を図28に示す。インサート部材検出ステージ28Dに向けて磁石材料130が装填された下金型14が回転テーブル12により回転移動している間は、回転テーブル12の上方位置にセンサヘッド154が待機している(図28A)。インサート部材検出ステージ28Dに当該下金型14が到達すると、昇降スライドシリンダ160が作動され、センサヘッド154を下降させてヘッド先端を下金型14に押し当てる(同図B)。センサヘッド154が下金型14の表面を基準面として、検出ピン156の伸縮量をセンシングし、磁石材料130がキャビティから浮き上がっているか、磁石材料130が装填されているかを検出する。正しい装填状態にあるときにはセンサヘッド154を上昇させ(同図C)、そのまま次の型締め射出ステージ28Aに下金型14を移行させる。磁石材料130の浮きが検知された場合や磁石材料が130がキャビティに装填されていない場合、NGモードになり、このNG信号が前述した製品回収ステージ28Bにおける製品回収ユニット68に対し、当該下金型14が製品回収ステージ28Bに到達したときに、NG品として下金型14にNG品吸引ヘッド76を通じてNG品回収容器82に分離して取出すようにしている。すなわち、製品回収ユニット68のスライドアーム72AのNG品吸引ヘッド76を下金型14の上方に待機させ(同図a)、エジェクタ突き上げシリンダ78を作動させてNG品を持ち上げ、吸引ヘッド76からNG品回収容器82に吸引排出させるのである(同図b)。NGモードでは当該下金型への射出をなさずにそのまま製品回収ステージ28Bに送り込むことで、磁石材料130を再利用に供することができる。磁石材料検知ユニット152の作動タイムチャートを図29に、NGモードの際の製品回収ユニット68の作動タイムチャートを図30に示す。
【0041】
このように、本実施形態では、回転テーブルの周囲に射出ステージ28A、製品回収ステージ28B、インサート部材供給ステージ28C、およびインサート部材検出ステージ28Dを配置し、各ステージに同時に位置するよう回転テーブル12に配置した複数の下金型14を循環移動させつつ、前記射出ステージにて前記下金型に対応する上金型を一対準備して上金型を交互に切り替えて型締めに供して射出成形させ、この射出成形時間で製品回収、インサート部材の供給、インサート部材の検出の作業およびランナ除去作業を同時に行われるように、制御盤(図示せず)に搭載されたシーケンサ等の制御手段でコントロールし、これらの作業を回転テーブル14の間欠回転毎に繰り返すので、射出成形のサイクルタイムが大幅に短縮化できる。
【0042】
型締め射出ステージ28Aにおいては、回転テーブル12により順次移動してくる下金型14に対し、一対の上金型26を配置して、一方が射出のための型締め動作に入っているときに、他方の上金型26からランナ44の除去作業をなす。したがって、次々に到来する下金型14への型締めを短いサイクルタイムで行うことができる。この型締め射出ステージ28Aでは射出に入る前に取出しが必要なランナ44の除去を型締め動作の利用により行うようにしているために、ロータリ式の射出装置を更に短いサイクルで作動させることができる。
【0043】
また、隣接する製品回収ステージ28Bでは、成形製品を下金型14毎に個別に振分するに際し、共通の製品回収通路84を通過させ、この通路で計数センサ86により製品数をカウントするので、下金型14毎に個別のセンサを取り付けることが不要となる。製品回収もスライドテーブル72の前後移動のみでよく、製品の吸着位置への持ち上げは突き上げシリンダ78で行うので、効率的な作動をなすことができるとともに、回転テーブル12の上部の設置スペースを小さくすることができ、小型化への寄与が大きい。また、磁石材料130の浮き検出がなされた場合には、このステージ28BでNG品として磁石材料130を回収することができるので、歩留まりが向上する。製品の回収は金型単位に設けられた複数の製品回収容器106と予備製品回収容器108とを設け、製品カウント数に応じて可動ベース110を作動させることで自動的にカップ交換をなすことが可能である。したがって作業の効率化が改善される。また、射出成形に必要な空打ち作業で発生した初期排出品も分別回収するようにしているので、廃棄処理が容易になっている。
【0044】
更に、インサート部材供給ステージ28Cでは、パーツボールフィーダ118により連続供給される磁石材料130を先端部で1個づつ分離させるが、これは実施形態では金型は一個取り構成としているため、従来の多数個取りに比較して高い精度で給材させることができる。すなわち複数の磁石材料を同時に吸着する場合には吸着不良が生じ易く、キャビティでの浮きや吸着離脱などが生じ易いが、この実施形態では1個づつ確実に吸着して装填されるので、精度が極めて高いものとなっている。また、磁石材料の給材ヘッド136は収容穴142を引き込み可能な外部スリーブ150により形成しているので、これが吸着時や装填時の磁石材料130を正しい姿勢で把持し、正確にキャビティに装填することができる。これによって磁石材料130の浮き発生率を大幅に低減することができるものとなっている。
【0045】
加えてインサート部材検出ステージ28Dでは、検出基準面を下金型14自体の表面として、キャビティへ装填されている磁石材料130に対して検出ピン156を当接させて、有無と浮き検出をなすため、検出精度が大幅に向上する。従来は装置フレームに取り付けられたレーザセンサにより検出する方式が一般的であったため、回転移動する下金型14の上下高さ精度に信頼性がなかったが、本実施形態により個々の下金型14単位で検出されるので、不良品の発生率を低減させ、製品精度が高くなっている。
【0046】
このような実施形態では、したがって、回転テーブル12の周縁部に装備した複数の下金型14を周辺に配置した各ステージ28A〜28Dにて同時的に成形に必要な動作を行わせつつ、この結果、従来のロータリ式射出装置に比較して製品製造サイクルタイムを略半減させることができたのである。特に、実施形態の場合には、上下金型によるキャビティを1個取り構造としつつ、1個の製品を得るための製造サイクルを1秒で実現することができた。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、回転テーブルの周囲に射出ステージ、製品回収ステージ、インサート部材供給ステージ、およびインサート部材検出ステージを配置し、各ステージに同時に位置するよう前記回転テーブルに配置した下金型を循環移動させつつ、前記射出ステージにて前記下金型に対応する上金型を一対準備して上金型を交互に切り替えて型締めに供して射出成形させ、この射出成形時間で製品回収、インサート部材の供給、インサート部材の検出の作業およびランナ除去作業を同時に行わせることを前記回転テーブルの間欠回転毎に繰り返すように構成したので、インサート成形品の成形サイクルタイムを大幅に短縮することができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る射出成形装置の全体斜視図である。
【図2】実施形態に係る射出成形装置の正面図である。
【図3】実施形態に係る射出成形装置の側面図である。
【図4】回転テーブル部分の平面図と側面図である。
【図5】金型の型開き状態と型締め状態を示す断面図である。
【図6】回転テーブル周囲のステージの説明模式図である。
【図7】上金型の昇降機構部分を示す装置側面図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】ランナチャック手段の平面図と正面図である。
【図10】ランナチャック手段の側面図である。
【図11】型締めピンの駆動部分の平面図である。
【図12】射出ステージにおける金型動作の説明図である。
【図13】射出ステージにおける各要素の動作を示すタイムチャートである。
【図14】製品回収ユニットの平面図である。
【図15】製品回収ユニットの側面図である。
【図16】製品分配手段の平面図と側面図である。
【図17】製品回収容器部の平面図と側面図である。
【図18】製品回収動作の説明図である。
【図19】製品回収ユニットの作動タイムチャートである。
【図20】磁石材料給材ユニットの平面図と側面図である。
【図21】磁石材料分離機構部の平面図、側面図、拡大平面図である。
【図22】磁石材料給材ヘッドの駆動機構部の側面図である。
【図23】磁石材料給材ヘッドの拡大断面図と給材動作の説明図である。
【図24】磁石材料給材ヘッドの動作説明図である。
【図25】磁石材料給材ユニットの作動タイムチャートである。
【図26】磁石材料検出ユニットの平面図と側面断面図である。
【図27】検出ヘッドの断面側面図と作動状態の説明図である。
【図28】磁石材料検出ユニットの作動説明図である。
【図29】磁石材料検出部の作動タイムチャートである。
【図30】製品回収ユニットでの磁石材料回収作動のタイムチャートである。
【符号の説明】
10 基台
12 回転テーブル
14 成形用下金型
16 モータ
18 ローラギヤカムユニット
20 スリットカムフォトセンサ
22 昇降ガイド
24 金型ベース
26 成形用上金型
28A 型締め射出ステージ
28B 製品回収ステージ
28C インサート部材供給ステージ
28D 検出ステージ
30 フレーム
32 昇降シリンダ
34 上下可動板
36 スライダ
38A、38B ランナチャック手段
39 持ち上げシリンダ
40 支持板
42 アーム
44 ランナ
46 チャック
48 ランナセンサ
50 ランナシュート
52 ACサーボモータ
54 巻き掛け伝導ベルト
56 ボールスクリュウ
58 昇降ベース
60 型締めピン
62 射出ユニット
64 射出ユニット固定フレーム
66 取付ベース
68 製品回収ユニット
70 架台
72 スライドテーブル
72A スライドアーム
74 製品吸着ヘッド
76 NG品吸引ヘッド
78 エジェクタ突き上げシリンダ
78A 突上げピン
80 吸引チューブ
82 NG品回収容器
84 製品回収通路
86 計数センサ
90 製品受口
92 空打ちショット受口
94 受口テーブル
96 横シリンダ機構
98 縦シリンダ機構
100 受口群切替シリンダ機構
102 排出チューブ
104 回収ストッカ部
106 製品回収容器
108 予備製品回収容器
110 可動ベース
112 ケーシングフレーム
113 横行シリンダ
114 空打ちショット収容箱
116 磁石材料給材ユニット
118 パーツボールフィーダ
122 リニアフィーダ
124 エスケープ機構
126 台座
128 横スライダ機構
128A エスケープ台
130 磁石材料
132 磁石材料受け溝
134 磁石材料ピッキング装置
136 給材ヘッド
138 昇降スライド機構
140 水平スライド機構
142 磁石材料収容穴
144 ヘッド本体
146 コアピン
148 負圧導入孔
150 外部スリーブ
151 スプリング
152 磁石材料検出ユニット
154 センサヘッド
156 検出ピン
158 架台フレーム
160 昇降スライドシリンダ
162 水平取付板
164 支持スリーブ
166 センサ本体
168 圧縮スプリング
170 コーンヘッド[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an injection molding method and apparatus, and more particularly to an injection molding method and apparatus suitable for molding an insert molded product, for example, a small rotor with a built-in magnet.
[0002]
[Prior art]
Generally, a small rotor for a watch is obtained as an injection molded product. The injection molding process for this type of insert product is as follows. First, a magnet material is loaded into a lower mold cavity in a mold opening with respect to a mold in which a plurality of cavities are formed by a lower mold and an upper mold. Thereafter, the mold is clamped and the resin is injected and injected. After a predetermined time, the mold is opened and the product is extruded and taken out. Since the runner resin remains in one mold, the runner is removed from the mold and the next injection process is started. Therefore, a plurality of molded products are obtained at a time by one injection operation, and a multi-cavity of 6 or more is common.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional injection molding method, since it is intended to increase the work efficiency by taking a large number of pieces at a time, the size of the apparatus is unavoidable, and the mold clamping load increases as the number of picks increases. In other words, there was a problem that a clamping force of about 15 tons was required for 6 pieces. In addition, as described above, until the product is taken out, a series of processes such as loading of the insert part into the cavity, resin injection into the mold-clamped cavity, product taking out, and runner removal must be performed. This cycle time is required to be 10 to 11 seconds in the current injection apparatus, and it takes less than 2 seconds to obtain one product. Therefore, it is desired to further shorten this cycle time. .
[0004]
A rotary type injection molding machine is known as a device for speeding up injection work (Japanese Patent Laid-Open No. 8-281696). This corresponds to two or more lower molds corresponding to one upper mold, and is configured such that a plurality of lower molds are arranged around the rotary table, and mold clamping injection on one lower mold side In accordance with the work, an injection product is taken out on the other lower mold side to shorten the cycle time. However, even with this method, there is a limit to shortening the cycle time.
[0005]
An object of the present invention is to provide an injection molding method and apparatus capable of significantly reducing the molding cycle time of an insert molded product, paying attention to the above-mentioned conventional problems.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an injection molding method according to the present invention is arranged such that an injection stage, a product recovery stage, an insert member supply stage, and an insert member detection stage are arranged around a rotary table and are simultaneously positioned on each stage. While circulating the lower mold placed on the rotary table, a pair of upper molds corresponding to the lower mold are prepared on the injection stage, and the upper molds are alternately switched for mold clamping and injection molding. In this injection molding time, the product recovery, the supply of the insert member, the presence / absence of the insert member and the float detection work and the runner removal work are performed simultaneously, and this series of work is repeated every intermittent rotation of the rotary table. did. The molding operation using the upper and lower molds may be performed as a single piece.
[0007]
In the injection stage, the pair of upper molds are moved up and down simultaneously, and the runner of the previous injection residue is chucked and removed by the chuck means waiting in a fixed position by using the vertical movement of the standby side upper mold. In the product collection stage, it is desirable that the collected product is counted by a sensor placed in a common product collection passage, and then collected and collected in a collection container provided for each lower mold. In the product recovery stage, it is desirable that the defective insert member be recovered based on the member loading failure signal in the insert member detection stage. In the insert member supply stage, the insert member continuously supplied from the parts feeder is separated from the supply path by being released to the side, and is then sucked and conveyed to the lower mold. At this time, the insert member accommodating portion is formed in the feeding head to be adsorbed, and the opening of the accommodating portion is brought close to the insert member to be sucked and accommodated in the accommodating portion, so that it can be accommodated smoothly. . In the insert member supply stage, the insert member is accommodated inside the contact surface of the feed head that moves to a position where it is joined to the lower mold, and the sleeve around the accommodating portion is retracted and moved when the mold contacts. An insert member is loaded into the mold cavity. In addition, in the insert member detection stage, the sensor head is lowered from directly above the insert member supplied to the lower mold cavity in the insert member supply stage and brought into contact with the mold surface, and the detection provided on the sensor head. A pin is brought into contact with the insert member, and the presence / absence of the insert member and floating detection may be performed by the displacement of the detection pin relative to the mold surface.
[0008]
The injection molding apparatus according to the present invention has a rotary table provided with a plurality of lower molds at the peripheral portion and capable of intermittent rotation, and a mold clamping injection unit, a product recovery unit, and an insert around the rotary table. A member supply unit and an insert member detection unit are arranged, and each mold circulates and moves each unit position while attaching the lower mold provided on the periphery of the rotary table so as to be simultaneously positioned at each unit position. The mold clamping injection unit can be clamped by arranging a pair of upper molds at the injection position and a standby position on the side thereof, and alternately switching the upper mold relative to the lower mold that circulates. An upper mold switching means is provided, and the product recovery unit, the insert member supply unit, and the insert member detection unit are within the injection molding time by the mold clamping injection unit. Tsu up by product recovery, the supply of the insert member, is characterized in that a control means for concurrently work and runner removal operation of presence and floating detection of the insert member.
[0009]
In such an injection molding apparatus, the product recovery unit includes a product pickup means, a recovery passage for the product taken out by the product pickup means, a sensor for counting the recovered product in the product recovery passage, and the product recovery passage. What is necessary is just to comprise and provide the some collection | recovery container arrange | positioned corresponding to each lower metal mold | die, and its distribution means. Further, the insert member supply unit has a separating means for allowing the insert member continuously supplied from the parts feeder to separate from the supply path to the side, and the separated insert member to the lower mold on the rotary table. It is set as the structure provided with the material supply head made to adsorb | suck conveyance. Further, the material supply head has a suction surface of the insert member and a sleeve surrounding the periphery of the insert member to form a storage portion, and is configured to be retractable by joining the sleeve front end surface to the lower mold. It is desirable to expose the insert member so that it can be loaded into the lower mold cavity.
[0010]
The insert member detection unit has a sensor head that can be moved up and down toward the lower mold cavity and can be stopped by contacting the mold surface. The sensor head is in contact with the supplied insert member. It is only necessary to provide a detection pin that can be made and detect the presence or absence of the insert member and the float by displacement of the detection pin with respect to the mold surface.
[0011]
By configuring in this way, during one injection operation, product collection, supply of insert members, presence / absence of insert members and float detection are performed at the same time, and especially by taking a single mold. As a result, the molding cycle time can be shortened to more than half that of the prior art, and the production efficiency can be greatly improved.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, specific embodiments of an injection molding method and apparatus according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0013]
1 to 3 show an overall perspective view, a front view, and a side view of an injection molding apparatus. As shown in these drawings, in the injection molding apparatus, a rotary table 12 is arranged at a substantially central position of a
[0014]
As shown in FIG. 6, a mold
[0015]
Incidentally, a pair of
[0016]
A specific configuration of the runner chuck means 38 is shown in FIGS. A
[0017]
Here, the mold clamping mechanism for performing the injection operation is configured as follows. As shown in FIG. 2 to FIG. 3 and FIG. 11, an
[0018]
In order to clamp the mold, the
[0019]
As shown in FIG. 12, the working mode after the
[0020]
After the injection operation and the
[0021]
Thereafter, the state is the same as that shown in FIG. 12A, the rotary table 12 is rotated 90 degrees, the next
[0022]
FIG. 13 is a time chart of the above-described operation, and the operation mode of each element described above can be understood from the same drawing.
[0023]
Next, a product recovery unit 68 is installed in the product recovery stage 28B adjacent to the mold
[0024]
Further, as shown in FIG. 15, an ejector push-up
[0025]
The NG
[0026]
A
[0027]
A
[0028]
FIG. 18 shows a product recovery work mode in the product recovery stage 28B configured as described above. When the
[0029]
The insert
[0030]
An
[0031]
The
[0032]
As shown in detail in FIG. 23, the feeding
[0033]
The operation of the
[0034]
Next, when the
[0035]
FIG. 24 is a schematic diagram showing an operation process for loading the
[0036]
The
[0037]
The overall configuration of the magnet
[0038]
A specific structure of the
[0039]
Thus, when the
[0040]
FIG. 28 shows an operation mode by such a magnet
[0041]
Thus, in this embodiment, the
[0042]
In the mold
[0043]
Further, in the adjacent product collection stage 28B, when the molded product is individually distributed for each
[0044]
Further, in the insert
[0045]
In addition, in the insert
[0046]
In such an embodiment, therefore, the plurality of
[0047]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the injection stage, the product recovery stage, the insert member supply stage, and the insert member detection stage are arranged around the rotary table, and are arranged on the rotary table so as to be simultaneously positioned on each stage. While the lower mold is circulated, a pair of upper molds corresponding to the lower mold are prepared on the injection stage, and the upper molds are alternately switched and used for mold clamping to perform injection molding. It is configured to repeat the product recovery, insert member supply, insert member detection work and runner removal work at the same time every intermittent rotation of the rotary table, greatly increasing the molding cycle time of insert molded products. An excellent effect of being able to be shortened is obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective view of an injection molding apparatus according to an embodiment.
FIG. 2 is a front view of the injection molding apparatus according to the embodiment.
FIG. 3 is a side view of the injection molding apparatus according to the embodiment.
FIG. 4 is a plan view and a side view of a rotary table portion.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a mold open state and a mold clamp state of a mold.
FIG. 6 is an explanatory schematic diagram of a stage around a rotary table.
FIG. 7 is a side view of the apparatus showing the lifting mechanism portion of the upper mold.
FIG. 8 is a front view of FIG. 7;
FIG. 9 is a plan view and a front view of a runner chuck means.
FIG. 10 is a side view of the runner chuck means.
FIG. 11 is a plan view of a drive portion of a mold clamping pin.
FIG. 12 is an explanatory diagram of a mold operation in an injection stage.
FIG. 13 is a time chart showing the operation of each element in the injection stage.
FIG. 14 is a plan view of a product recovery unit.
FIG. 15 is a side view of the product recovery unit.
FIG. 16 is a plan view and a side view of the product distribution means.
FIG. 17 is a plan view and a side view of a product collection container.
FIG. 18 is an explanatory diagram of a product collection operation.
FIG. 19 is an operation time chart of the product recovery unit.
FIG. 20 is a plan view and a side view of a magnet material supply unit.
FIG. 21 is a plan view, a side view, and an enlarged plan view of a magnet material separation mechanism.
FIG. 22 is a side view of the drive mechanism unit of the magnet material supply head.
FIG. 23 is an enlarged cross-sectional view of a magnetic material supply head and an explanatory view of a supply operation.
FIG. 24 is an explanatory diagram of the operation of the magnetic material supply head.
FIG. 25 is an operation time chart of the magnet material supply unit.
FIG. 26 is a plan view and a side sectional view of a magnet material detection unit.
FIG. 27 is a cross-sectional side view of the detection head and an explanatory view of the operating state.
FIG. 28 is an operation explanatory diagram of the magnet material detection unit.
FIG. 29 is an operation time chart of the magnet material detection unit.
FIG. 30 is a time chart of the magnetic material recovery operation in the product recovery unit.
[Explanation of symbols]
10 base
12 Rotary table
14 Lower mold for molding
16 motor
18 Roller gear cam unit
20 Slit cam photo sensor
22 Lifting guide
24 Mold base
26 Upper mold for molding
28A mold clamping injection stage
28B Product recovery stage
28C Insert member supply stage
28D detection stage
30 frames
32 Lifting cylinder
34 Vertical movable plate
36 slider
38A, 38B Runner chuck means
39 Lifting cylinder
40 Support plate
42 arms
44 Lanna
46 Chuck
48 Runner sensor
50 runner shoot
52 AC servo motor
54 Wrapping Conductive Belt
56 ball screw
58 Lifting base
60 type clamping pin
62 Injection unit
64 Injection unit fixed frame
66 Mounting base
68 Product recovery unit
70 frame
72 slide table
72A slide arm
74 Product suction head
76 NG product suction head
78 Ejector push-up cylinder
78A Push-up pin
80 suction tube
82 NG product collection container
84 Product collection passage
86 Counting sensor
90 Product receptacle
92 Empty shot receiving port
94 Reception table
96 Horizontal cylinder mechanism
98 Vertical cylinder mechanism
100 Receptor group switching cylinder mechanism
102 discharge tube
104 Collection stocker section
106 Product collection container
108 Spare product collection container
110 Movable base
112 Casing frame
113 Traverse cylinder
114 Empty shot storage box
116 Magnetic material supply unit
118 Parts Ball Feeder
122 linear feeder
124 Escape mechanism
126 pedestal
128 Horizontal slider mechanism
128A Escape stand
130 Magnet material
132 Magnet material receiving groove
134 Magnetic material picking device
136 Feeding head
138 Elevating slide mechanism
140 Horizontal slide mechanism
142 Magnet material receiving hole
144 Head body
146 Core Pin
148 Negative pressure introduction hole
150 External sleeve
151 Spring
152 Magnet Material Detection Unit
154 Sensor head
156 Detection pin
158 Mounting frame
160 Elevating slide cylinder
162 Horizontal mounting plate
164 Support sleeve
166 Sensor body
168 Compression spring
170 cone head
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