JP3617038B2 - Manufacturing method of grooved plug - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主としてオイルタンクの底部に着脱可能に螺着されて閉栓する溝付きプラグの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の溝付きプラグは、外周にねじを有する中実軸部と、該軸部の一端に設けられた外周が多角形状の頭部と、該頭部と軸部との境界部に設けられた周溝とを備えた形状で、使用時には、上記周溝に油漏れ防止用のパッキンを装着し、その状態でオイルタンクの底部に螺着するようになされている。
そして、その製造方法としては、中実軸部と、該軸部の一端に設けられた外周が多角形状の頭部とでなる部材を圧造成形し、その後、切削加工によって頭部と軸部との境界部に周溝をまた中実軸部の外周にねじを形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した製造方法によると、すなわち切削加工により周溝を形成する場合、頭部と中実軸部との間に精度よく周溝を形成するのは非常に困難であるし、この周溝は幅が狭いので、これを切削加工により形成する工具も刃先が細いものとなり、そのため該工具の折損や摩耗等が生じ易く、作業能率の低下やコストの増大等の原因となっていた。その上、切削加工によれば、周溝部分でファイバーフローが切断され、周溝部分の強度が低下し、破断し易くなる欠点もあった。
【0004】
そこで、本発明は、製造が容易で、周溝部分に十分な強度を有し、製造時における工具の折損を生じない溝付きプラグの製造方法の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願の請求項1に記載の発明は、外周にねじを有する中実軸部と、該軸部の一端に設けられた外周が多角形状の頭部と、該頭部と軸部との境界部に設けられた断面直角凹形の周溝とを備えた溝付きプラグの製造方法として、まず、前段側の圧造ステーションで、円柱状素材の一端部を圧造加工により縮径して外径を他の部分より小径とした中間成形品を形成し、次に、後段の圧造ステーションで、中間成形品の大径側基部とこれに続く小径部の基端側とを分割ダイによりほぼその形状のまま拘束し、その拘束状態のもとで中間成形品の残りの先端側のみを成形孔付きパンチで圧造加工して拡径することにより、その先端に頭部とこれに続く断面直角凹形の周溝とを形成することを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、頭部を圧造加工によって形成するとき、該頭部の外周を多角形状にすることを特徴とする。
さらに請求項3に記載の発明は、頭部を圧造加工によって仮成形した後、次工程で仮頭部の外周を多角形状に圧造加工することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1、図2は水抜きをするためのオイルパン(収容体)の底部に設けられるドレン用の溝付きプラグを示すもので、図1に示すように、この溝付きプラグ1は、オイルパンAの底部に形成されるねじ孔B付きの排出口Cに螺合可能なねじ2aを外周に有する中実軸部2と、該軸部2の一端に設けられた外周が6角形状の頭部3と、該頭部3と軸部2との境界部に圧造による塑性加工によって形成された断面直角凹形の周溝とを備えている。なお、上記頭部3の形状は、6角形状以外に、歯車状、セレーション状等の他の多角形状としてもよい。
【0009】
また、図1中、符号5は、上記周溝4に装着されるアルミ製又は銅製等のパッキンでリング状を呈している。ここで、周溝4にパッキン5を嵌合して装着する場合、例えばパッキン5を保持した状態で上記周溝4に圧入するプレス式の適宜嵌合機(図示せず)などを用いる。
【0010】
この溝付きプラグ1の使用例を説明すると、図1で示すように、上記周溝4にパッキン5を予め装着した状態で、仮想線で示すオイルパンAの底部に形成される排出口Cのねじ孔Bにねじ2aを外周に有する中実軸部2をねじ込んで用いるものである。その場合、パッキン5が周溝4にきっちりと嵌合されていることから、該プラグ1のオイルパンAへの螺合による取付けに際し、パッキン5がねじ2a側にずれたり移動したり或いは不用意に落下することがなく、その締め付け作業を簡単容易に行うことができる。
【0011】
この溝付きプラグの場合、上記周溝4が切削加工ではなく、圧造による塑性加工によって形成されている。これにより、切削加工の場合に比べて製造が容易で、製造時における工具の折損等を生じることがなく、その上、周溝部分で素材のファイバーフローが切断されておらず、周溝部分の強度低下を抑え、破断しにくくなっている。
【0012】
なお、上記した実施の形態では、オイルパンAに設けられるドレン用の溝付きプラグについて説明したけれども、何らドレン用の溝付きプラグに限定されるものではなく、例えばオイル交換用のプラグや冷却水交換用のプラグなどいろいろな用途のプラグに使用できることは勿論である。
【0013】
次に溝付きプラグの製造方法について説明する。
図3は、この実施の形態で用いられる多段式圧造成形機の概略の構成を示す平面図で、この成形機10は、本体11の中央に設けられた作業スペース12の一方の面にダイブロック13を設け、該ダイブロック13に複数のダイユニット14a〜14dを配設すると共に、、これに対向する面には、ダイブロック13に対して接近、離反するラム15を配置し、該ラム15にダイユニット14a〜14dにそれぞれ対向させて複数のパンチユニット16a〜16dを配置した構成で、各対向するダイユニット14a〜14dとパンチユニット16a〜16dとで、複数段の圧造ステーションS1〜S4が構成されている。
【0014】
そして、上記ダイブロック13の一端にカッター装置17が備えられ、該カッター装置17によって線材aを所定寸法に切断することにより、図4で示す素材bが形成される。この素材bが圧造ステーションS1〜S4に順次供給されて、所定の圧造加工が施され、その後、中実軸部2の外周面にねじ加工が施されることにより、図1、図2に示すような溝付きプラグ1が形成されるようになっている。
【0015】
そのうち、第1圧造ステーションS1は、図4に示すような円柱状素材bについて端面矯正を行い、図5に示すような中間成形品1Aを形成する。また、第2圧造ステーションS2は、中間成形品1Aについて水平方向に180度ターンしながら軸絞り加工を行い、図6に示すような中間成形品1Bを形成する。また、第3圧造ステーションS3は、中間成形品1Bについて水平方向に180度ターンして方向転換を行い、図7に示すような中間成形品1Cを形成する。さらに、第4圧造ステーションS4は、中間成形品1Cについて圧造成形し、図8に示すような中実軸部2と、該軸部2の一端に設けられた外周が6角形状の頭部3と、該頭部3と軸部2との境界部に形成された周溝4とを備えた最終成形品1Dを形成する。
【0016】
次に、この圧造成形機10の各ステーションのうち、本発明の特徴部分を構成する第4圧造ステーションS4についてさらに詳しく説明する。
【0017】
第4圧造ステーションS4では、図7に示すような一端に軸部2′を有し、他端に小径軸部3′を有する中間成形品1Cから、図8に示すような中実軸部2と、該軸部2の一端に設けられた外周が6角形状の頭部3と、該頭部3と軸部2との境界部に設けられた断面直角凹形の周溝とを備えた最終成形品1Dを形成する。
【0018】
図9に示すように第4圧造ステーションS4のダイユニット14dの構造としては、ダイブロック13に前方からの荷重を受け止める受圧部材21を介して略円筒状のダイケース22が挿入固定されており、ダイケース22内の奥側には、第1サポート部材23と第2サポート部材24が嵌合されて固定されていると共に、ダイケース22の前方部には一対の分割ダイ25,25が前後動に移動可能に挿入されている。また、上記第2サポート部材24には、第3サポート部材26が設けられており、該サポート部材26の前方側には、リング状の第4サポート部材27が前後に摺動可能に挿入されている。
【0019】
そして、両分割ダイ25,25の後面は、ダイケース22に摺動自在に嵌合された略円筒状のストリッパ28に支持されていると共に、該ストリッパ28の大径とされた後面は、リング状の第4サポート部材27を介して、第3サポート部材26に内装された複数のコイルバネ29により前方へ付勢されている。ストリッパ28には、センターピン31が挿通されており、該センターピン31の後端は第2サポート部材24に支持されると共に、その先端は分割ダイ25,25側に延びる。この場合、分割ダイ25,25の前方への移動は、ダイユニット22の前面にボルトによって固着されたストッパプレート32により、図9の位置で規制されるようになっている。さらに、センターピン31は、最終成形品1Dの排出時に、ノックアウト機構(図示せず)の作動により、押出しピン33及び第2サポート部材24を介して前方に押し出されるようになっている。
【0020】
次に、パンチユニットの構造としては、ラム15にパンチホルダ34が固着され、該ホルダー34内にパンチ35が嵌合されて固定されており、該パンチ35の中心部を前後方向に摺動可能にピン36が挿入されている。
【0021】
そして、図10及び図11は、ダイケース22と、該ケース22内で型開き状態とされた分割ダイ25,25との構成を示している。すなわち、一対の分割ダイ25,25は、外形形状が平行な2面とこれらの面に直交し、かつ奥側に至る程互いの間隔が狭くなる2つの斜面とで構成される立体を、上記平行2面に直交する断面で2分割した形状とされており、ダイケース22の内面の、上記立体に対応させて、平行な2面22a,22aとこれらの面に直交し、かつ奥側に至る程互いの間隔が狭くなる斜面22b,22bとで構成される空間に嵌合されている。
【0022】
そして、上記ダイケース22内面における平行2面22a,22aの中央部には、それぞれ両辺がダイケース22内面における2つの斜面斜面22b,22bにそれぞれ平行な三角形状とされた案内用突起37,37が設けられている。一方、上記分割ダイ25,25のダイケース22内面の平行2面22a,22aと対向する面25a,25aには、それぞれ上記案内突起37,37に嵌まり合う案内用窪み部25b,25bが設けられており、分割ダイ25,25がダイケース22内で回動することなく、その内面に沿って軸心方向に進退自在とされている。
【0023】
さらに、分割ダイ25,25の分割面には互いに対向する凹部25c,25cが形成されており、各分割ダイ25,25をダイケース22の内面の2つの斜面22b,22b方向に離反させるように付勢するコイルバネ38,38がそれぞれ内装されている。また、分割ダイ25,25の分割面には、最終成形品1Dに対応した形状の成形凹部25d,25dがそれぞれ設けられている。
【0024】
次に、この第4圧造ステーションS4に示す中間製品1Cが図8に示す最終成形品1Dに成形されるプロセスを説明する。
図9に示すように、上記中間製品1Cが、素材移送装置(図示せず)により、第4圧造ステーションS4のダイユニット14dの前方に供給された状態で、ラム15が前進すると、まず、パンチユニット16dのピン36の先端部が中間製品1Cをダイユニット側に押し込むことにより、該中間製品1Cがダイユニット14dにおける2個の分割ダイ25,25の中央部に位置するセンターピン31の先端部に当接するように挿入される。
【0025】
また、ラム15がさらに前進することにより、図12に示すように上記パンチ35の先端が分割ダイ25,25に当接し、分割ダイ25,25とストリッパ28と第4サポータ27をコイルバネ29に抗してダイケース22の奥側に押し込む。このとき、各分割ダイ25,25の外周面とダイケース22の前端内周がそれぞれ奥側程径が小さくなる角錐面とされているので、各分割ダイ25,25はコイルバネ38,38の付勢力に抗して、このダイケース22の角錐面に案内されながら互いに接近し、両分割ダイ25,25が集合する。これにより、図12に示すようにセンターピン31に当接した中間製品1Cの外周面が分割ダイ25,25の内周面によって締め込まれて、これらの分割ダイ25,25とパンチ35とピン36とによって形成されるキャビティの形状に成形され、図8に示すように中実軸部2と頭部3と周溝4とを有する最終完成品1Dが製造されることになる。
【0026】
その場合に、頭部3及び周溝4は、中間製品1Cの小径部の基端部を分割ダイ25,25の内面の突起部37,37によって拘束しながら先端部を拡径することによって形成されるから、中実軸部2から周溝4を介して頭部3に至る範囲で、素材のファイバーフローが切断されることがない。
【0027】
そして、キャビティ内で上記のような最終成形品1Dが製造されると、ラム15と共に、パンチユニット16dがダイブロック側から後退することにより、ダイケース22内の分割ダイ25,25はコイルバネ29により第4サポート27及びストリッパ28を介して前方へ押し出されながら、図10に示すコイルバネ38,38により互いに離反されて全体が拡径し、最終成形1Dを解放する。そして、その後センターピン31が前進することにより、最終成形1Dはダイケース22外に排出される。その後、後工程で、中実軸部2の外周にネジ2aが形成され、これにより、図1、図2に示す最終製品としての溝付きプラグ1が形成されることになる。
【0028】
上記した実施の形態では、第4圧造ステーションS4のダイとして、外形形状が平行な2面25a,25aとこれらの面に直交しかつ奥側ほど互いの間隔が狭くなる2つの斜面とで構成される立体を、上記平行2面25a,25aに直交する断面で2分割した形状の2つの分割ダイ25,25で構成し、両分割ダイ25,25の中央に上記最終成形品を成形する凹部25c,25cを設けると共に、この分割ダイ25,25が収容されるダイケース22の空間の内面を、上記立体に対応させて、平行な2面22a,22aとこれらの面22a,22aに直交し、かつ奥側ほど互いに間隔が狭くなる2つの斜面22b,22bとで構成しているので、両分割ダイ25,25はダイケース22内で所定の向きで保持されることになる。
【0029】
また、上記分割ダイ25,25の型開き手段を、ダイケース22の空間の内面を構成する平行な2つの面22a,22aの中央部に設けて、両辺がダイケース22の空間の内面を構成する2つの斜面にそれぞれ平行な三角形状とされた案内突起37,37と、分割ダイ25,25のダイケース22の平行2面に対向する面に設けて上記突起37,37に嵌まり合う案内用窪み部25b,25bとにより構成するので、分割ダイ25,25を押し出すときに確実に型開きさせることができる。
【0030】
なお、記述した実施の形態では、中間成形品1Cから第4ステーションA4にて直ちに最終成形品1Dを成形するようにしたけれども、何らこの構造に限定されるものではなく、例えば図13に示すように第4の圧造ステーション(図示せず)にて軸部2″の一端側に仮頭部3″と周溝4″とを有する中間成形品1C′を成形し、その後に第5の圧造ステーション(図示せず)にて仮頭部3″の外周を多角形状の頭部3に圧造加工して最終成形品1Dを数段階で成形するようにしてもよい。
【0031】
以上のように本発明によれば、外周にねじを有する中実軸部と、該軸部の一端に設けられた外周が多角形状の頭部と、該頭部と軸部との境界部に設けられた断面直角凹形の周溝とを備えた溝付きプラグを圧造成形により製造することができ、従来のように上記周溝を形成するための刃先の細い切削工具が不要となり、該工具の折損や早期摩耗による作業能率の低下等が回避されることになる。しかも、その製造に際し、特に、前段側の圧造ステーションで、円柱状素材の一端部を圧造加工により縮径して外径を他の部分より小径とした中間成形品を形成し、その後、後段の圧造ステーションで、中間成形品の大径基部とこれに続く小径部の基端側とを分割ダイによりほぼその形状のまま拘束し、その拘束を維持した状態のもとで中間成形品の残りの先端側のみを成形孔付きパンチで圧造加工して拡径することにより、その先端側に頭部とこれに続く断面直角凹形の周溝とを形成するようにしたから、精度を必要とする断面直角凹形の周溝部を塑性加工により高精度に形成することができ、その結果、断面直角凹形の周溝部分において素材のファイバーフローが切断されない溝付きプラグが得られ、該周溝部分の強度低下を積極的に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る溝付きプラグの正面図である。
【図2】同溝付きプラグの使用状態を示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る溝付きプラグの製造方法で用いる多段式圧造成形機の概略平面図である。
【図4】同成形機で加工される素材の形状を示す側面図である。
【図5】同成形機の第1圧造ステーションで成形された中間成形品の形状を示す側面図である。
【図6】同成形機の第2圧造ステーションで成形された中間成形品の形状を示す側面図である。
【図7】同成形機の第3圧造ステーションで成形された中間成形品の形状を示す側面図である。
【図8】同成形機の第4圧造ステーションで成形された最終成形品の形状を示す側面図である。
【図9】図3の成形機の本発明方法を実施する第4圧造ステーションの構成を示す断面図である。
【図10】図9のア−ア線に沿って見たダイユニットの要部正面図である。
【図11】図10のイ−イ線によるダイユニットの要部断面図である。
【図12】同成形機におけるパンチユニットの前進時の成形状態を示す断面図である。
【図13】別の実施の形態を示す中間成形品の形状を示す側面図である。
【符号の説明】
1 溝付きプラグ
2 中実軸部
2a ねじ
3 頭部
3″ 仮頭部
4 周溝
25 分割ダイ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention mainly relates to a method for manufacturing a grooved plug that is detachably screwed to a bottom of an oil tank and plugged.
[0002]
[Prior art]
This type of grooved plug has a solid shaft portion having a screw on the outer periphery, a polygonal head portion provided at one end of the shaft portion, and a boundary portion between the head portion and the shaft portion. In use, the circumferential groove is provided with a gasket for preventing oil leakage and is screwed to the bottom of the oil tank in this state.
And as a manufacturing method thereof, a member comprising a solid shaft portion and a polygonal head portion provided at one end of the shaft portion is formed by forging, and then the head portion and the shaft portion are formed by cutting. A peripheral groove was formed at the boundary portion of this and a screw was formed at the outer periphery of the solid shaft portion.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the manufacturing method described above, that is, when the circumferential groove is formed by cutting, it is very difficult to accurately form the circumferential groove between the head and the solid shaft portion. Since the width of the tool is narrow, a tool formed by cutting the tool has a thin blade edge. Therefore, the tool is easily broken or worn, which causes a reduction in work efficiency and an increase in cost. In addition, according to the cutting process, the fiber flow is cut at the circumferential groove portion, and the strength of the circumferential groove portion is lowered, and there is a disadvantage that the fracture is easily caused.
[0004]
Therefore, an object of the present invention is to provide a method for manufacturing a grooved plug that is easy to manufacture, has sufficient strength in the peripheral groove portion, and does not cause breakage of the tool during manufacturing .
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to
[0007]
The invention described in claim 2 is characterized in that when the head is formed by forging, the outer periphery of the head is formed into a polygonal shape.
Furthermore, the invention described in
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention are described below. FIG. 1 and FIG. 2 show a grooved plug for drain provided on the bottom of an oil pan (container) for draining water. As shown in FIG. A solid shaft portion 2 having a screw 2a that can be screwed into a discharge port C with a screw hole B formed at the bottom of A on the outer periphery, and a hexagonal head that is provided at one end of the shaft portion 2 A
[0009]
Moreover, in FIG. 1, the code |
[0010]
An example of use of the
[0011]
In the case of this grooved plug, the
[0012]
In the above-described embodiment, the drain grooved plug provided in the oil pan A has been described. However, the drain grooved plug is not limited to the drain grooved plug. Of course, it can be used for plugs for various purposes such as replacement plugs.
[0013]
Next, a manufacturing method of the grooved plug will be described.
FIG. 3 is a plan view showing a schematic configuration of the multi-stage forging machine used in this embodiment. The
[0014]
And the
[0015]
Among them, the first forging station S1 performs end face correction on the columnar material b as shown in FIG. 4 to form an intermediate molded product 1A as shown in FIG. Further, the second forging station S2 performs shaft drawing while turning the intermediate molded product 1A by 180 degrees in the horizontal direction to form the intermediate molded product 1B as shown in FIG. Further, the third forging station S3 turns the intermediate molded product 1B by 180 degrees in the horizontal direction to change the direction, thereby forming the intermediate molded
[0016]
Next, among the stations of the forging
[0017]
In the fourth forging station S4, a solid shaft portion 2 as shown in FIG. 8 is obtained from an intermediate molded
[0018]
As shown in FIG. 9, as the structure of the
[0019]
The rear surfaces of the split dies 25, 25 are supported by a substantially
[0020]
Next, as a structure of the punch unit, a
[0021]
10 and 11 show the configuration of the
[0022]
At the center of the parallel two
[0023]
Further, the split surfaces of the split dies 25, 25 are formed with
[0024]
Next, a process in which the
As shown in FIG. 9, when the
[0025]
Further, as the
[0026]
In this case, the
[0027]
When the final molded product 1D as described above is manufactured in the cavity, the
[0028]
In the above-described embodiment, the die of the fourth forging station S4 is composed of two
[0029]
Further, the mold opening means of the divided dies 25, 25 is provided at the center of two
[0030]
In the described embodiment, the final molded product 1D is immediately molded from the intermediate molded
[0031]
As described above, according to the present invention, the solid shaft portion having a screw on the outer periphery, the outer periphery provided at one end of the shaft portion is a polygonal head portion, and the boundary portion between the head portion and the shaft portion. A grooved plug provided with a circumferential groove having a right-angled cross section provided can be manufactured by forging , and a cutting tool with a thin blade edge for forming the circumferential groove as in the prior art becomes unnecessary, and the tool Thus, a reduction in work efficiency due to breakage of the steel or early wear is avoided. In addition, in the production thereof, in particular, at the former-side forging station, one end of the cylindrical material is reduced in diameter by forging to form an intermediate molded product having an outer diameter smaller than that of the other part. At the forging station, the large-diameter base portion of the intermediate molded product and the proximal end side of the subsequent small-diameter portion are constrained to the shape by a split die, and the remaining part of the intermediate molded product is maintained under the restraint condition. Only the tip side is forged with a punch with a forming hole to expand the diameter, so that the head and the peripheral groove with a right-angled concave section following it are formed on the tip side. A groove with a right-angled concave cross-section can be formed with high precision by plastic working. As a result, a grooved plug is obtained in which the fiber flow of the material is not cut in the circumferential groove with a right-angled cross-section. Actively suppresses the decrease in strength Rukoto can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a grooved plug according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a usage state of the grooved plug.
FIG. 3 is a schematic plan view of a multistage forging machine used in the method for manufacturing a grooved plug according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a side view showing the shape of a material processed by the molding machine.
FIG. 5 is a side view showing the shape of an intermediate molded product molded at the first forging station of the molding machine.
FIG. 6 is a side view showing the shape of an intermediate molded product molded at the second forging station of the molding machine.
FIG. 7 is a side view showing the shape of an intermediate molded product molded at the third forging station of the molding machine.
FIG. 8 is a side view showing the shape of the final molded product molded at the fourth forging station of the molding machine.
9 is a cross-sectional view showing the configuration of a fourth forging station for carrying out the method of the present invention of the molding machine of FIG.
FIG. 10 is a front view of the main part of the die unit as seen along the line of FIG.
11 is a cross-sectional view of the main part of the die unit taken along the line II in FIG. 10;
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a molding state when the punch unit is advanced in the molding machine.
FIG. 13 is a side view showing the shape of an intermediate molded product showing another embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Slotted plug 2 Solid shaft
Claims (3)
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