JP3616894B2 - 鋼管杭設置装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋼管杭を所定の位置に設置するための鋼管杭設置装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、線路上空の有効利用を図るために駅の真上に駅ビルを建設したり、鉄道の立体交差化に伴う直上高架化工事や線路近接の高架橋の構築等が多くなっている。これ等の場合、線路に近接した建設工事の施工性や列車走行の安全確保等の観点から、掘削工事を少なくするため地中梁のない建築物や構築物が望ましいとされている。これは1柱1杭構造であって、従来一部で実施されており、地中梁を造るための仮土留め、掘削、路面覆工等が不要になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
建築物や構築物の構造形式が鋼管柱を鋼管杭に埋め込む「鋼管差し込み工法」である場合には、鋼管杭の精度がそのまま上部構造の建築物や構築物の精度に反映されるため、多数の鋼管杭を所定の位置に設置することが重要視される。しかしながら、従来は鋼管杭の位置(水平、上下共)をmm単位の精度で制御・管理する技術は存在しなかった。
そこで、本発明は、簡単な構成により鋼管杭を所定の位置に高精度に設置できるようにした鋼管杭設置装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための具体的手段として、本発明は、杭孔を囲むようにして地上の所定位置に設置する下架台と、この下架台の上部の所定位置に設置する上架台と、鋼管杭を吊り下げて前記上架台の上方から前記杭孔に落とし込む吊り込み用治具と、この鋼管杭の上部を前記上架台の上に仮固定するかんざし等の支持材と、この仮固定の時に前記吊り込み用治具を外し、PC鋼棒を介して前記鋼管杭に取り付けられる吊下式の杭固定用治具とを備え、この杭固定用治具により前記鋼管杭を更に落とし込むと共に、杭固定用治具を前記上架台の上にかんざし等の支持材を介して固定することで鋼管杭を所定位置に設置できるようにした鋼管杭設置装置を要旨とする。
又、この鋼管杭設置装置において、上架台の上部に、鋼管杭の落とし込みをガイドする複数個の可倒式ガイド装置が取り付けられたこと、
PC鋼棒に対する杭固定用治具の取付位置を調整することにより、鋼管杭が所定の埋め込み位置となるように予め設定したこと、を要旨とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳説する。
図1(イ) 〜(ト) は、本発明に係る鋼管杭設置装置を用いて鋼管杭を設置する工程を示すもので、先ず(イ) は架台セット工程であり、下架台1と上架台2とを杭孔3を取り囲むようにして地上の所定位置に設置する。
【0006】
前記下架台1は、図2(イ) 、(ロ) に示すように鋼材1aにより枠状に形成されると共に、上部にサポート材1bが2本平行に差し渡して取り付けられ、上面の4隅部には吊下用のフック1cがそれぞれ取り付けられている。
【0007】
前記上架台2は、図3(イ) に示すように鋼材2aによりほぼ井桁状に形成され、各辺の上面中央部には可倒式ガイド装置4が取り付けられ、4隅部には吊下用のフック2bがそれぞれ取り付けられている。
【0008】
可倒式ガイド装置4は、図3(ロ) のように鋼材2aの上面にブラケット4aが固定され、このブラケット4aに支持筒4bがピン4cを介して枢支され、その支持筒4bの先端部にローラ4dが取り付けられている。前記支持筒4bを上架台2の内側に向けて倒すと、4つのローラ4dにより囲まれる円の直径が後記する鋼管杭5の外径と略等になっている。即ち、これ等のローラ4dは、鋼管杭5を落とし込む際にその外面に接触し、回転してガイド作用をなすものである。
【0009】
このように構成された下架台1と上架台2は、いずれもクレーン等で吊り下げて動かし、下架台1は前記杭孔3に対応させて所定位置に、上架台2は下架台1に対応させて所定位置にそれぞれ設置される(図4)。
【0010】
次に、図1(ロ) のように鋼管杭5を吊り込み用治具6で吊り下げる。この吊り込み用治具6は、図5に示すように下部に一対のチェーン6aを有し、このチェーン6aの下端部を鋼管杭5の上側部に取り付けられた吊り金具7にそれぞれ取り付け、上部のフック6bをクレーン等で吊持するようになっている。
【0011】
そして、図1(ハ) のように前記鋼管杭5を上架台2の上方から挿入し、杭孔3内に落とし込む。この時、前記のように各ローラ4dを倒して鋼管杭5の落とし込み位置を規制すると共に、ガイド作用により円滑且つ確実な落とし込みを行う。
【0012】
この落とし込みにより鋼管杭5の吊り金具7が上架台2の上面に接近したら、図1(ニ) のように上架台2の上面にかんざし等の支持材8を差し渡し、吊り金具7を受止することにより鋼管杭5を吊持状態で仮固定する。
【0013】
この仮固定時に、鋼管杭5の吊り金具7からチェーン6aを外して吊り込み用治具6を退避させ、図1(ホ) のように鋼管杭5の側部にPC鋼棒9を取り付ける。
【0014】
PC鋼棒9の取り付けは、図6に示すように鋼管杭5の上側部に取り付けられたブラケット10にPC鋼棒9の下端部を挿通し、そのねじ部9aにナット11を螺合しブラケット10の下面に締着する。このPC鋼棒9は対向位置に2本取り付ける。前記ねじ部9aは、PC鋼棒9の全長に亙って設けておく方が好ましい。
【0015】
図6において、12は鋼材で形成された吊下式の杭固定治具であり、上部にPC鋼棒9の取付部12aを有すると共に、その下方に通孔12bがそれぞれ開けられ、両端部には吊下用のフック12cが取り付けられている。
【0016】
この杭固定治具12の通孔12b及び取付部12aに前記PC鋼棒9の上端部を挿通し、そのねじ部9aに蝶ナット13を螺合し取付部12aの上面に締着することで、杭固定治具12をPC鋼棒9の上端部に取り付ける。その際、杭固定治具12の取付位置を調整して、図1(ヘ) のように鋼管杭5の天端と杭固定治具12の下面との間隔Lが所定の寸法となるように予め設定する。これは最終的に鋼管杭5の設置位置を決定するための準備であり、mm単位で正確に調整することが可能である。
【0017】
この後、杭固定治具12を僅かに上昇させて前記上架台2から支持材8を取り外し、図1(ト) のように杭固定治具12により鋼管杭5を更に杭孔3内に落とし込み、杭固定治具12が上架台2の上面に接近したら、上架台2の上面にかんざし等の支持材8を再度差し渡し、杭固定治具12を受止することにより鋼管杭5を吊持状態で固定する。
【0018】
鋼管杭5を固定すると、図7のように前記鋼管杭5の天端と杭固定治具12の下面との間隔Lが予め設定されていることから、鋼管杭5の埋め込み位置つまり地上から鋼管杭5の天端までの所定距離Sが確保されることになる。
【0019】
最後に、図示は省略したが鋼管杭5の周囲にモルタル等を充填し、その固化後に前記蝶ナット13を緩めてPC鋼棒9から杭固定治具12を取り外して退避させる。
【0020】
このようにして、多数の鋼管杭5を所定の位置に埋め込むことができ、鋼管杭5が例えばソイルセメント合成鋼管杭の場合には、図8(イ) に示すようにCFT鋼管柱Pを鋼管杭5に差し込んで埋め込むことができる。
【0021】
尚、鋼管差し込み工法において、杭全長を鋼管杭5にしないで、図8(ロ) のように杭頭のみ鋼管Kで補強する場合もあるが、そのいずれにも適用が可能である。又、本発明は、一般の鋼管杭施工に展開することができ、鋼管杭設置の精度は向上し、品質確保が確実になる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、きわめて簡単な構成により鋼管杭を所定の位置に高精度に設置でき、特に1柱1杭構造の建築物や構築物に最適な技術であり、その施工に採用することで精度は容易に確保でき、手間コストも省ける等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ) 〜(ト) は、本発明に係る鋼管杭設置装置を用いた鋼管杭設置工程を順に示すそれぞれ説明図である。
【図2】下架台を示すもので、(イ) は平面図、(ロ) は立面図である。
【図3】上架台を示すもので、(イ) は平面図、(ロ) はそのA−A線拡大断面図である。
【図4】下架台と上架台のセット状態を示す平面図である。
【図5】吊り込み用治具で鋼管杭を吊り下げた状態を示す概略斜視図である。
【図6】鋼管杭にPC鋼棒及び杭固定治具を取り付ける状態を示す概略斜視図である。
【図7】鋼管杭の固定状態を示す概略立面図である。
【図8】(イ) 、(ロ) は鋼管差し込み工法を示すそれぞれ説明図である。
【符号の説明】
1…下架台
2…上架台
3…杭孔
4…可倒式ガイド装置
5…鋼管杭
6…吊り込み用治具
7…吊り金具
8…支持材
9…PC鋼棒
10…ブラケット
11…ナット
12…杭固定治具
13…蝶ナット
【発明の属する技術分野】
本発明は、鋼管杭を所定の位置に設置するための鋼管杭設置装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、線路上空の有効利用を図るために駅の真上に駅ビルを建設したり、鉄道の立体交差化に伴う直上高架化工事や線路近接の高架橋の構築等が多くなっている。これ等の場合、線路に近接した建設工事の施工性や列車走行の安全確保等の観点から、掘削工事を少なくするため地中梁のない建築物や構築物が望ましいとされている。これは1柱1杭構造であって、従来一部で実施されており、地中梁を造るための仮土留め、掘削、路面覆工等が不要になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
建築物や構築物の構造形式が鋼管柱を鋼管杭に埋め込む「鋼管差し込み工法」である場合には、鋼管杭の精度がそのまま上部構造の建築物や構築物の精度に反映されるため、多数の鋼管杭を所定の位置に設置することが重要視される。しかしながら、従来は鋼管杭の位置(水平、上下共)をmm単位の精度で制御・管理する技術は存在しなかった。
そこで、本発明は、簡単な構成により鋼管杭を所定の位置に高精度に設置できるようにした鋼管杭設置装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための具体的手段として、本発明は、杭孔を囲むようにして地上の所定位置に設置する下架台と、この下架台の上部の所定位置に設置する上架台と、鋼管杭を吊り下げて前記上架台の上方から前記杭孔に落とし込む吊り込み用治具と、この鋼管杭の上部を前記上架台の上に仮固定するかんざし等の支持材と、この仮固定の時に前記吊り込み用治具を外し、PC鋼棒を介して前記鋼管杭に取り付けられる吊下式の杭固定用治具とを備え、この杭固定用治具により前記鋼管杭を更に落とし込むと共に、杭固定用治具を前記上架台の上にかんざし等の支持材を介して固定することで鋼管杭を所定位置に設置できるようにした鋼管杭設置装置を要旨とする。
又、この鋼管杭設置装置において、上架台の上部に、鋼管杭の落とし込みをガイドする複数個の可倒式ガイド装置が取り付けられたこと、
PC鋼棒に対する杭固定用治具の取付位置を調整することにより、鋼管杭が所定の埋め込み位置となるように予め設定したこと、を要旨とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳説する。
図1(イ) 〜(ト) は、本発明に係る鋼管杭設置装置を用いて鋼管杭を設置する工程を示すもので、先ず(イ) は架台セット工程であり、下架台1と上架台2とを杭孔3を取り囲むようにして地上の所定位置に設置する。
【0006】
前記下架台1は、図2(イ) 、(ロ) に示すように鋼材1aにより枠状に形成されると共に、上部にサポート材1bが2本平行に差し渡して取り付けられ、上面の4隅部には吊下用のフック1cがそれぞれ取り付けられている。
【0007】
前記上架台2は、図3(イ) に示すように鋼材2aによりほぼ井桁状に形成され、各辺の上面中央部には可倒式ガイド装置4が取り付けられ、4隅部には吊下用のフック2bがそれぞれ取り付けられている。
【0008】
可倒式ガイド装置4は、図3(ロ) のように鋼材2aの上面にブラケット4aが固定され、このブラケット4aに支持筒4bがピン4cを介して枢支され、その支持筒4bの先端部にローラ4dが取り付けられている。前記支持筒4bを上架台2の内側に向けて倒すと、4つのローラ4dにより囲まれる円の直径が後記する鋼管杭5の外径と略等になっている。即ち、これ等のローラ4dは、鋼管杭5を落とし込む際にその外面に接触し、回転してガイド作用をなすものである。
【0009】
このように構成された下架台1と上架台2は、いずれもクレーン等で吊り下げて動かし、下架台1は前記杭孔3に対応させて所定位置に、上架台2は下架台1に対応させて所定位置にそれぞれ設置される(図4)。
【0010】
次に、図1(ロ) のように鋼管杭5を吊り込み用治具6で吊り下げる。この吊り込み用治具6は、図5に示すように下部に一対のチェーン6aを有し、このチェーン6aの下端部を鋼管杭5の上側部に取り付けられた吊り金具7にそれぞれ取り付け、上部のフック6bをクレーン等で吊持するようになっている。
【0011】
そして、図1(ハ) のように前記鋼管杭5を上架台2の上方から挿入し、杭孔3内に落とし込む。この時、前記のように各ローラ4dを倒して鋼管杭5の落とし込み位置を規制すると共に、ガイド作用により円滑且つ確実な落とし込みを行う。
【0012】
この落とし込みにより鋼管杭5の吊り金具7が上架台2の上面に接近したら、図1(ニ) のように上架台2の上面にかんざし等の支持材8を差し渡し、吊り金具7を受止することにより鋼管杭5を吊持状態で仮固定する。
【0013】
この仮固定時に、鋼管杭5の吊り金具7からチェーン6aを外して吊り込み用治具6を退避させ、図1(ホ) のように鋼管杭5の側部にPC鋼棒9を取り付ける。
【0014】
PC鋼棒9の取り付けは、図6に示すように鋼管杭5の上側部に取り付けられたブラケット10にPC鋼棒9の下端部を挿通し、そのねじ部9aにナット11を螺合しブラケット10の下面に締着する。このPC鋼棒9は対向位置に2本取り付ける。前記ねじ部9aは、PC鋼棒9の全長に亙って設けておく方が好ましい。
【0015】
図6において、12は鋼材で形成された吊下式の杭固定治具であり、上部にPC鋼棒9の取付部12aを有すると共に、その下方に通孔12bがそれぞれ開けられ、両端部には吊下用のフック12cが取り付けられている。
【0016】
この杭固定治具12の通孔12b及び取付部12aに前記PC鋼棒9の上端部を挿通し、そのねじ部9aに蝶ナット13を螺合し取付部12aの上面に締着することで、杭固定治具12をPC鋼棒9の上端部に取り付ける。その際、杭固定治具12の取付位置を調整して、図1(ヘ) のように鋼管杭5の天端と杭固定治具12の下面との間隔Lが所定の寸法となるように予め設定する。これは最終的に鋼管杭5の設置位置を決定するための準備であり、mm単位で正確に調整することが可能である。
【0017】
この後、杭固定治具12を僅かに上昇させて前記上架台2から支持材8を取り外し、図1(ト) のように杭固定治具12により鋼管杭5を更に杭孔3内に落とし込み、杭固定治具12が上架台2の上面に接近したら、上架台2の上面にかんざし等の支持材8を再度差し渡し、杭固定治具12を受止することにより鋼管杭5を吊持状態で固定する。
【0018】
鋼管杭5を固定すると、図7のように前記鋼管杭5の天端と杭固定治具12の下面との間隔Lが予め設定されていることから、鋼管杭5の埋め込み位置つまり地上から鋼管杭5の天端までの所定距離Sが確保されることになる。
【0019】
最後に、図示は省略したが鋼管杭5の周囲にモルタル等を充填し、その固化後に前記蝶ナット13を緩めてPC鋼棒9から杭固定治具12を取り外して退避させる。
【0020】
このようにして、多数の鋼管杭5を所定の位置に埋め込むことができ、鋼管杭5が例えばソイルセメント合成鋼管杭の場合には、図8(イ) に示すようにCFT鋼管柱Pを鋼管杭5に差し込んで埋め込むことができる。
【0021】
尚、鋼管差し込み工法において、杭全長を鋼管杭5にしないで、図8(ロ) のように杭頭のみ鋼管Kで補強する場合もあるが、そのいずれにも適用が可能である。又、本発明は、一般の鋼管杭施工に展開することができ、鋼管杭設置の精度は向上し、品質確保が確実になる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、きわめて簡単な構成により鋼管杭を所定の位置に高精度に設置でき、特に1柱1杭構造の建築物や構築物に最適な技術であり、その施工に採用することで精度は容易に確保でき、手間コストも省ける等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ) 〜(ト) は、本発明に係る鋼管杭設置装置を用いた鋼管杭設置工程を順に示すそれぞれ説明図である。
【図2】下架台を示すもので、(イ) は平面図、(ロ) は立面図である。
【図3】上架台を示すもので、(イ) は平面図、(ロ) はそのA−A線拡大断面図である。
【図4】下架台と上架台のセット状態を示す平面図である。
【図5】吊り込み用治具で鋼管杭を吊り下げた状態を示す概略斜視図である。
【図6】鋼管杭にPC鋼棒及び杭固定治具を取り付ける状態を示す概略斜視図である。
【図7】鋼管杭の固定状態を示す概略立面図である。
【図8】(イ) 、(ロ) は鋼管差し込み工法を示すそれぞれ説明図である。
【符号の説明】
1…下架台
2…上架台
3…杭孔
4…可倒式ガイド装置
5…鋼管杭
6…吊り込み用治具
7…吊り金具
8…支持材
9…PC鋼棒
10…ブラケット
11…ナット
12…杭固定治具
13…蝶ナット
Claims (3)
- 杭孔を囲むようにして地上の所定位置に設置する下架台と、この下架台の上部の所定位置に設置する上架台と、鋼管杭を吊り下げて前記上架台の上方から前記杭孔に落とし込む吊り込み用治具と、この鋼管杭の上部を前記上架台の上に仮固定するかんざし等の支持材と、この仮固定の時に前記吊り込み用治具を外し、PC鋼棒を介して前記鋼管杭に取り付けられる吊下式の杭固定用治具とを備え、この杭固定用治具により前記鋼管杭を更に落とし込むと共に、杭固定用治具を前記上架台上にかんざし等の支持材を介して固定することで鋼管杭を所定位置に設置できるようにした鋼管杭設置装置。
- 上架台の上部に、鋼管杭の落とし込みをガイドする複数個の可倒式ガイド装置が取り付けられた請求項1記載の鋼管杭設置装置。
- PC鋼棒に対する杭固定用治具の取付位置を調整することにより、鋼管杭が所定の埋め込み位置となるように予め設定した請求項1又は2記載の鋼管杭設置装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11559097A JP3616894B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 鋼管杭設置装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11559097A JP3616894B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 鋼管杭設置装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10306445A JPH10306445A (ja) | 1998-11-17 |
JP3616894B2 true JP3616894B2 (ja) | 2005-02-02 |
Family
ID=14666377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11559097A Expired - Fee Related JP3616894B2 (ja) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | 鋼管杭設置装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3616894B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102747747A (zh) * | 2012-05-24 | 2012-10-24 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 地下格构柱安装施工方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6444595B2 (ja) * | 2013-12-25 | 2018-12-26 | 株式会社竹中工務店 | 土留壁、及び土留壁の施工方法 |
FR3084380B1 (fr) | 2018-07-30 | 2020-10-23 | Saipem Sa | Procede d'installation d'un pieu metallique tubulaire dans un sol rocheux |
CN113944172B (zh) * | 2021-11-12 | 2023-01-20 | 上海建工五建集团有限公司 | 大尺寸pc工法组合桩直线度和垂直度控制施工方法 |
CN114000515B (zh) * | 2021-11-12 | 2023-01-20 | 上海建工五建集团有限公司 | 一种pc工法组合桩施工方法及专用定位套筒 |
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1997
- 1997-05-06 JP JP11559097A patent/JP3616894B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102747747A (zh) * | 2012-05-24 | 2012-10-24 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 地下格构柱安装施工方法 |
CN102747747B (zh) * | 2012-05-24 | 2014-05-28 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 地下格构柱安装施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10306445A (ja) | 1998-11-17 |
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