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JP3613154B2 - Faxサーバ - Google Patents

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JP3613154B2 JP2000242686A JP2000242686A JP3613154B2 JP 3613154 B2 JP3613154 B2 JP 3613154B2 JP 2000242686 A JP2000242686 A JP 2000242686A JP 2000242686 A JP2000242686 A JP 2000242686A JP 3613154 B2 JP3613154 B2 JP 3613154B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークへ接続されるFAXサーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、FAXサーバ、メールサーバ、パソコン等を通信ネットワークを用いて相互に接続した通信ネットワークシステムが普及しつつある。このため、通信ネットワークに接続されたFAXサーバは、公衆回線網又はインターネットに接続された専用回線からの受信データを、クライアント毎に配信することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この配信方法では、配信できない受信データは、FAXサーバに記憶されたままの状態となる。つまり、FAXサーバには、配信できない受信データが蓄積されることとなる。その結果、配信できない受信データが大量に蓄積された場合には、通信ネットワーク管理者が蓄積された受信データをどのように処理するかを判断して、適宜処理しなければならなかった。従って、このような事態が発生した場合には、受信データの管理を容易に行うことは困難であった。
【0004】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、他のサーバとの間の連携を柔軟に行うことにより、受信データの管理を容易に行うことが可能なFAXサーバを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項に記載の発明では、受信データの配信先を決定するとともに、決定した配信先に受信データを配信するFAXサーバにおいて、受信データの配信先を決定できない場合は、通信ネットワーク内の他のサーバを検索する制御手段を備えた。
請求項に記載の発明では、請求項に記載のFAXサーバにおいて、前記制御手段は、前記通信ネットワーク内の他のサーバを検索した結果、配信可能なサーバがある場合に、そのサーバに対して前記受信データを転送する。
請求項に記載の発明では、請求項に記載のFAXサーバにおいて、前記制御手段は、受信データを前記所定のサーバに転送する際に、該受信データとともに受信データの配信先を決定するための配信先決定条件を前記所定のサーバに転送する。
【0007】
請求項に記載の発明では、請求項1〜請求項のうちいずれか一項に記載のFAXサーバにおいて、受信データを記録紙に記録する記録手段を備え、制御手段は、受信データの配信先を決定できない場合は、受信データを記録手段で記録紙に記録させる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るFAXサーバの一実施形態について図面を用いて説明する。
【0009】
図1に示すように、通信ネットワークシステムは、電話回線L1を有するFAXサーバ1、専用回線L2を介してインターネットに接続されたゲートウェイ2、メールサーバ3、複数のパソコン4及び各装置1〜4間を相互に接続するハブ(HUB)5、トランシーバ6、イーサネットケーブル7、AUIケーブル8、ツイストペアケーブル9から構成されている。
【0010】
FAXサーバ1、ゲートウェイ2、メールサーバ3及びパソコン4は、ツイストペアケーブル9を介してハブ5に接続されている。ハブ5は、AUIケーブル8を介してトランシーバ6に接続されている。トランシーバ6は、イーサネットケーブル7を介して他のトランシーバ6と接続されている。FAXサーバ1、ゲートウェイ2、メールサーバ3及びパソコン4は、ツイストペアケーブル9に接続するためのインターフェースを内蔵している。ハブ5は、ツイストペアケーブル9とAUIケーブル8とを接続するために設けられるとともに、通信ネットワークTの接続において集線装置として機能する。トランシーバ6は、AUIケーブル8とイーサネットケーブル7とを接続するために設けられている。
【0011】
FAXサーバ1は、メールサーバ3のクライアントとして、メールアドレスを有している。
ゲートウェイ2は、通信ネットワークT上以外の他の装置との間の通信を制御する通信プロトコルを備えている。また、ゲートウェイ2は、通信ネットワークTへの不正進入を防止するためのファイアウォール機能も備えている。
【0012】
メールサーバ3は、電子メールで使用する通信プロトコル(SMTP、POP3等)を備えている。この電子メールに画データを添付して送信すると、インターネットFAXを実現することができる。メールサーバ3は、各クライアント毎のメールボックスを備えている。
【0013】
複数のパソコン4は、パソコン4全体を制御するための制御部、各種情報を表示するためのLCD等からなる表示部、その表示部に表示された各種情報に対して指示をするとともに、所定の文字等を入力するためのキーボード及びマウス、ハードディスク等からなる記憶部等を備えている。また、複数のパソコン4は、FAXサーバ1、ゲートウェイ2、メールサーバ3及び他のパソコン4との間、並びにFAXサーバ1またはメールサーバ3及びゲートウェイ2を介して外部のファクシミリ装置との間で、送受信を行うための通信プロトコルを備えている。また、複数のパソコン4は、メールサーバ3のクライアントとして、メールアドレスを有している。
【0014】
図2に示すように、FAXサーバ1は、ファクシミリ装置本体1aとオプションボード30とから構成されている。
ファクシミリ装置本体1aは、MPU11、ROM12、RAM13、読取部14、記録部15、操作部16、表示部17、画像メモリ18、コーデック19、モデム20、NCU21、及びオプションボードスロット部22から構成されるとともに、各部11〜22がバス23を介してそれぞれ接続されている。
【0015】
MPU11は、FAXサーバ1を構成する各部を制御する。ROM12は、FAXサーバ1を制御するためのプログラムを記憶する。RAM13は、FAXサーバ1の送受信や転送に関する各種情報を一時的に記憶する。
【0016】
読取部14は、原稿上の画像データを読み取って、白黒2値のイメージデータを出力する。記録部15は、電子写真方式のプリンタよりなり、受信画データの記録動作やコピー動作において、受信された画データ或いは読取部14にて読み取られた原稿の画データを記録紙上に記録する。
【0017】
操作部16は、電話番号を入力するためのテンキー(*,#キーを含む)16a、短縮番号の登録又は短縮番号から発信するための短縮キー16b、予め登録した電話番号又はFAX番号をワンタッチで指定するためのワンタッチキー16c、原稿の読み取り動作を開始させるためのスタートキー16d、「通信(FAX)」動作又は「コピー」動作を設定するための通信/コピーキー16e等の各種操作キーを備えている。LCD等よりなる表示部17は、ファクシミリ装置本体1aの動作状態等の各種情報の表示を行う。
【0018】
画像メモリ18は、受信画データや読取部14で読み取られて2値化され、コーデック19でMMR方式に従って符号化された画データを一時的に記憶する。また、画像メモリ18は、パソコン4からオプションボードスロット部22を介して送出されてきた画データを一時的に記憶する。
【0019】
コーデック19は、読取部14にて読み取られた画データを送信のためにMH,MR,MMR方式等に従って符号化(エンコード)する。また、コーデック19は、受信画データを復号(デコード)する。
【0020】
モデム20は、ファクシミリ伝送制御手順信号及び画データの変調及び復調を行う。NCU21は、電話回線L1の閉結及び開放を行うとともに、相手先のFAX番号に対応したダイヤル信号の送出及び着信を検出する機能等を備えている。
【0021】
オプションボードスロット部22には、通信ネットワークTに接続するためのオプションボード30が装備される。すなわち、このオプションボード30をオプションボードスロット部22に装備すると、通信ネットワークTへの接続が可能となる。
【0022】
図3に示すように、オプションボード30は、MPU31、ROM32、RAM33、画像メモリ34、データ変換部35、PCカード用インターフェース36、PCカード型メモリ37、通信プロトコル制御部38及びネットワークインターフェース39から構成されるとともに、各部31〜36,38がバス40を介してそれぞれ接続されている。
【0023】
MPU31は、オプションボード30を構成する各部を制御する。ROM32は、オプションボード30を制御するためのプログラムを記憶する。RAM33は、オプションボード30に関する各種情報を一時的に記憶する。画像メモリ34は、パソコン4から送出されてくる画データを記憶する。
【0024】
データ変換部35は、パソコン4から通信ネットワークTを介して送出されてくるTIFF、BMP、GIF、JPEG、PCX、DCX等の画データを、MH、MR、MMR方式やTIFF−MH,TIFF−MR,TIFF−MMR方式等の画データに変換する。また、これとは逆に電話回線L1を介して受信したMH、MR、MMR方式やTIFF−MH,TIFF−MR,TIFF−MMR方式等の画データを、複数のパソコン4にとって扱い易い形式にするために、TIFF、BMP、GIF、JPEG、PCX、DCX等の画データに変換する。
【0025】
PCカード用インターフェース36は、MPU31からの制御信号に基づいて、PCカードアダプタ36aを介してPCカード型メモリ37にアクセスする。PCカード型メモリ37は、「PC Card Standard」に準拠し、例えばフラッシュメモリ(EEPROM)で構成されている。PCカード型メモリ37は、各クライアント毎のデータ領域37aを備え、画像メモリ18から転送されてくる画データやオプションボード30を介する送受信に関するデータを記憶する。
【0026】
通信プロトコル制御部38は、ネットワークインターフェース39を介して通信ネットワークT上の他の装置との間や、ネットワークインターフェース39及び公衆回線網等を介して通信ネットワークT上以外の他の装置との間の通信を制御する通信プロトコルを備えている。具体的には、例えばSMTP(メール送信プロトコル)、POP3(メール受信プロトコル)、サリュテーション(Salutation)・コンソーシアムで規定されたサリュテーション用通信プロトコル、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol )等を備えている。
【0027】
なお、本実施形態においては、メールサーバ3が受信したFAXサーバ1宛の電子メールを、FAXサーバ1が所定時間毎にPOP3プロトコルを用いて受信している。
【0028】
次に、FAXサーバ1における配信時と転送時との動作について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。なお、この動作は、ROM12に記憶されたプログラムに基づき、MPU11の制御により実行される。
【0029】
さて、FAXサーバ1が、公衆回線網から電話回線L1を介してファクシミリ通信による画データ、又は、インターネットから専用回線L2、ゲートウェイ2及びメールサーバ3を介してFAXサーバ1宛の電子メールが受信されて、画データ又は電子メールが画像メモリ18又はPCカード型メモリ37に記憶されると、図4に示すステップS1においては、画像メモリ18に記憶された画データ又はPCカード型メモリ37に記憶された電子メールの配信先のクライアントが決定される。ここで、配信先決定処理としては、RAM13に記憶されている配信先を決定するための配信先決定条件に基づいて、画データ又は電子メールの配信先が決定される。すなわち、ファクシミリ通信による受信の場合は、配信先決定条件として発信元電話番号やSUB信号で示されるサブアドレス等に基づいて、画データの配信先決定処理が実行される。一方、電子メールの受信の場合は、配信先決定条件としてヘッダや本文中の記載事項に基づいて、電子メールの配信先決定処理が実行される。
【0030】
ステップS2においては、前記ステップS1において、画データ又は電子メールの配信先が決定されたか否かが判断される。すなわち、FAXサーバ1が受信した画データ又は電子メールが、配信先決定条件に該当しない画データ又は電子メールが受信されることもある。そこで、画データ又は電子メールの配信先が決定されたか否かを判断しているのである。そして、画データ又は電子メールの配信先が決定された場合は、ステップS3に移行する。一方、画データ又は電子メールの配信先が決定されていない場合は、ステップS4に移行する。
【0031】
ステップS3においては、前記ステップS1において決定された配信先への配信処理が実行される。具体的には、画像メモリ18に記憶された画データ又はPCカード型メモリ37に記憶された電子メールが、各クライアント毎のデータ領域37aへ配信される。このとき、ファクシミリ通信による受信画データ又は電子メールが配信された旨が、サリュテーション用通信プロトコルを用いて各クライアントのパソコン4に通知される。
【0032】
ステップS4においては、FAXサーバ1に登録されているサーバがあるか否かが判断される。すなわち、FAXサーバ1が画データ又は電子メールを配信できないため、FAXサーバ1に登録されているサーバがあるか否かを判断するのである。そして、FAXサーバ1に登録されているサーバがある場合は、ステップS5に移行する。一方、FAXサーバ1に登録されているサーバがない場合は、ステップS6に移行する。
【0033】
ステップS5においては、FAXサーバ1に登録されているサーバに対して、画像メモリ18又はPCカード型メモリ37に記憶された画データ又は電子メールが転送される。このとき、転送対象が画データの場合は、配信先決定条件としての発信元電話番号やSUB信号で示されるサブアドレス等が画データとともに登録されているサーバに転送される。一方、転送対象が電子メールの場合は、配信先決定条件としてのヘッダ等が本文とともに登録されているサーバに転送される。
【0034】
ステップS6においては、同一セグメント内にサーバが存在するか否かが問い合わされる。具体的には、LDAPを用いて、同一セグメント内、つまり同一通信ネットワークT上にサーバが存在するか否かが問い合わされる。
【0035】
ステップS7においては、前記ステップS6における問い合わせの結果に基づいて、配信可能なサーバがあるか否かが判断される。そして、配信可能なサーバがある場合は、ステップS8に移行する。一方、配信可能なサーバがない場合は、ステップS9に移行する。
【0036】
ステップS8においては、同一セグメント内の配信可能なサーバに対して、画像メモリ18又はPCカード型メモリ37に記憶された画データ又は電子メールが配信可能なサーバに転送される。このとき、転送対象が画データの場合は、配信先決定条件としての発信元電話番号やSUB信号で示されるサブアドレス等が画データとともに同一セグメント内の配信可能なサーバに転送される。一方、転送対象が電子メールの場合は、配信先決定条件としてのヘッダ等が本文とともに同一セグメント内の配信可能なサーバに転送される。
【0037】
ステップS9においては、画像メモリ18又はPCカード型メモリ37に記憶された画データ又は電子メールが記録部15で記録紙に記録される。すなわち、配信先が不明であるため、画像メモリ18又はPCカード型メモリ37に記憶された画データ又は電子メールを記録部15で記録紙に記録するのである。なお、ファクシミリ通信による画データの場合は発信元FAX番号に基づいて、又電子メールの場合は発信元アドレス(fromアドレス)に基づいて、配信先が不明である旨を通知するために、発信側に対して返信する構成にしても良い。
【0038】
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)FAXサーバ1が受信した画データ又は電子メールが、配信先決定条件に該当しない場合であって、FAXサーバ1に登録されているサーバがある場合は、そのサーバに対して画データ又は電子メールが転送される。このとき、転送対象が画データの場合は、配信先決定条件としての発信元電話番号やSUB信号で示されるサブアドレス等が画データとともに登録されているサーバに転送される。一方、転送対象が電子メールの場合は、配信先決定条件としてのヘッダ等が本文とともに登録されているサーバに転送される。その結果、登録されているサーバにおいて、画データ又は電子メールが配信先決定条件に該当する場合には、その画データ又は電子メールが該当する配信先に対して配信されることとなる。従って、他のサーバとの間の連携を柔軟に行うことにより、受信データの管理を容易に行うことができる。よって、柔軟な通信ネットワークを構築することもできる。
【0039】
(2)加えて、FAXサーバ1にサーバが登録されていない場合であっても、同一セグメント内にサーバが存在するか否かが問い合わされる。換言すれば、同一セグメント内にサーバが存在するか否かが検索される。このため、問い合わせの結果に基づいて、配信可能なサーバがある場合には、そのサーバに対して画データ又は電子メールが転送される。このとき、転送対象が画データの場合は、配信先決定条件としての発信元電話番号やSUB信号で示されるサブアドレス等が画データとともに配信可能なサーバに転送される。一方、転送対象が電子メールの場合は、配信先決定条件としてのヘッダ等が本文とともに配信可能なサーバに転送される。その結果、配信可能なサーバにおいて、画データ又は電子メールが配信先決定条件に該当する場合には、その画データ又は電子メールが該当する配信先に対して配信されることとなる。従って、他のサーバとの間の連携を柔軟に行うことにより、受信データの管理を容易に行うことができる。
【0040】
(3)さらに、問い合わせの結果に基づいて、配信可能なサーバがない場合、つまり配信先が不明な画データ又は電子メールである場合は、記録部15で記録紙に記録している。このため、配信先が不明な画データ又は電子メールがFAXサーバ1の画像メモリ18又はPCカード型メモリ37に蓄積されることはない。しかも、記録部15で記録紙に記録するため、記録紙に記録された宛先に基づいて、宛先人(受信者)を容易に特定することができる。従って、通信ネットワーク管理者が画像メモリ18又はPCカード型メモリ37に蓄積された画データ又は電子メールをどのように処理するかを判断して、適宜処理する必要はない。
【0041】
(4)併せて、FAXサーバ1にサーバが登録されていない場合であっても、同一セグメント内にサーバが存在するか否かが問い合わされる。このため、FAXサーバ1において配信先を登録できる容量が少なく、FAXサーバ1に登録されていない画データ又は電子メールを受信した場合であっても、その受信した画データ又は電子メールを確実に転送或いは記録することができる。従って、配信先の登録容量が少ないFAXサーバ1に対して、有効に適用することができる。
【0042】
なお、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・前記実施形態では、ファクシミリ通信及びインターネットによる電子メールの場合について説明したが、サリュテーション用通信プロトコルを用いた配信に適用しても良い。この場合には、画データとともに、配信先決定条件としてユーザ名及び発信元FAX番号を登録したサーバ又は配信可能なサーバに転送することは言うまでもない。
【0043】
・前記実施形態において、FAXサーバ1から登録されているサーバに転送する場合には、その登録されているサーバの能力に合わせた画像フォーマットに変換して、登録されているサーバに画データ又は電子メールを転送する構成にしても良い。ここで、画像フォーマットとしては、符号化方式や画質等を変換することが挙げられる。
【0044】
・加えて、画データ又は電子メールを配信先に配信する場合にも、配信先の能力に合わせて画データ又は電子メールの画像フォーマットを変換して配信するように構成しても良い。
【0045】
・前記実施形態においては、LDAPを用いて、同一セグメント内にサーバが存在するか否かを問い合わせたが、これに代えて、ブロードキャストを用いて、同一セグメント内にサーバが存在するか否かを問い合わせる構成にしても良い。
【0046】
さらに、上記実施形態等より把握される請求項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載する。
〔1〕請求項に記載のFAXサーバにおいて、受信データを記憶する記憶手段を備え、制御手段は、受信データの配信先を決定できない場合は、受信データを記録手段で記録紙に記録させるFAXサーバ。このように構成すれば、配信先が不明な受信データが記憶手段に蓄積されることはない。
【0047】
〔2〕配信先決定条件を記憶する条件記憶手段と、その条件記憶手段に基づいて、受信データの配信先を決定するとともに、決定した配信先に受信データを配信するFAXサーバにおいて、制御手段は、受信データの配信先を決定できない場合は、受信データを所定のサーバに転送するFAXサーバ。このように構成すれば、他のサーバとの間の連携を柔軟に行うことにより、受信データの管理を容易に行うことができる。
【0048】
〔3〕配信先決定条件を記憶する条件記憶手段と、その条件記憶手段に基づいて、受信データの配信先を決定するとともに、決定した配信先に受信データを配信するFAXサーバにおいて、制御手段は、受信データの配信先を決定できない場合は、通信ネットワーク内の他のサーバを検索するFAXサーバ。このように構成すれば、他のサーバとの間の連携を柔軟に行うことにより、受信データの管理を容易に行うことができる。
【0049】
〔4〕請求項1〜請求項、前記〔1〕〜〔3〕のいずれか1項に記載のFAXサーバにおいて、制御手段は、配信先の能力に応じて、配信時における受信データの画像フォーマットを変換して配信先に配信するFAXサーバ。このように構成すれば、配信先の能力に応じて受信データを配信することができる。従って、受信データが配信先において受信不能になることを防止することができる。
【0050】
〔5〕受信データの配信先を決定するとともに、決定した配信先に受信データを配信するFAXサーバにおける記録媒体において、コンピュータに、受信データの配信先を決定できない場合は、受信データを所定のサーバに転送することを、実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。このように構成すれば、他のサーバとの間の連携を柔軟に行うことにより、受信データの管理を容易に行うことが可能な記録媒体を提供することができる。
【0051】
〔6〕受信データの配信先を決定するとともに、決定した配信先に受信データを配信するFAXサーバにおける記録媒体において、コンピュータに、受信データの配信先を決定できない場合は、通信ネットワーク内の他のサーバを検索することを、実行させるためのプログラムを記録した記録媒体。このように構成すれば、他のサーバとの間の連携を柔軟に行うことにより、受信データの管理を容易に行うことが可能な記録媒体を提供することができる。
【0052】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
各請求項に記載の発明によれば、他のサーバとの間の連携を柔軟に行うことにより、受信データの管理を容易に行うことができる。
【0053】
特に、請求項に記載の発明によれば、配信先が不明な受信データが蓄積されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信ネットワークシステムの構成を示すブロック図。
【図2】FAXサーバの構成を示すブロック図。
【図3】オプションボードの構成を示すブロック図。
【図4】配信時と転送時との動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…FAXサーバ、11…制御手段を構成するMPU、12…制御手段を構成するROM、13…制御手段及び条件記憶手段を構成するRAM、15…記録手段としての記録部、18…記憶手段としての画像メモリ、37…記憶手段としてのPCカード型メモリ、T…通信ネットワーク。

Claims (4)

  1. 受信データの配信先を決定するとともに、決定した配信先に受信データを配信するFAXサーバにおいて、受信データの配信先を決定できない場合は、通信ネットワーク内の他のサーバを検索する制御手段を備えたFAXサーバ。
  2. 請求項1に記載のFAXサーバにおいて、前記制御手段は、前記通信ネットワーク内の他のサーバを検索した結果、配信可能なサーバがある場合に、そのサーバに対して前記受信データを転送するFAXサーバ。
  3. 求項2に記載のFAXサーバにおいて、前記制御手段は、受信データを前記所定のサーバに転送する際に、該受信データとともに受信データの配信先を決定するための配信先決定条件を前記所定のサーバに転送するFAXサーバ。
  4. 請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のFAXサーバにおいて、受信データを記録紙に記録する記録手段を備え、制御手段は、受信データの配信先を決定できない場合は、受信データを記録手段で記録紙に記録させるFAXサーバ。
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