JP3611922B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ、複写機、プリンタなどにおいて、用紙を搬送する用紙搬送装置に関し、特に、用紙を方向変換しながら搬送する場所に使用するのに好適な用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、原稿や記録紙などの用紙を搬送する用紙搬送装置として、図5、図6に示すように、用紙1の幅よりも短い長さの搬送ローラ2と、用紙1をその搬送ローラ2に押し付けるように設けられたピンチローラ3と、そのピンチローラ3を保持したピンチローラ軸4と、そのピンチローラ軸4の搬送ローラ2を外れた位置に保持されたガイドローラ5と、ピンチローラ3及びガイドローラ5を所定の間隔に保つようそれらの間に配置されたスペーサ6と、ピンチローラ3を搬送ローラ2に押し付けるよう、ピンチローラ軸4を押すばね(図示せず)等を備えたものが用いられている。ここで、ピンチローラ3とガイドローラ5とは通常、同一のものが使用されており、従って外径は同じである。また、ピンチローラ3、ガイドローラ5、スペーサ6は図7に示すように、単純な円筒状のものであって、単にピンチローラ軸4に所定の順序で差し込まれただけであり、それぞれピンチローラ軸4に対して回転自在となっている。
【0003】
この用紙搬送装置では搬送ローラ2が外部の駆動装置(図示せず)によって回転駆動され、ピンチローラ3が用紙1を回転中の搬送ローラ2に押し付けることで用紙1を搬送し、両端のガイドローラ5は用紙1の両縁近傍の部分がばたつかないように案内している。なお、ピンチローラ軸4は回転しないように固定されているが、ピンチローラ3は回転自在であるので、搬送ローラ2によって回転させられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この用紙搬送装置は、用紙1を図6に実線で示すように直線状に搬送する場合には問題なかったが、一点鎖線1′で示すように、用紙を方向変換しながら搬送する場所に使用したところ問題のあることが判明した。すなわち、ガイドローラ5はピンチローラ軸4に対して回転自在ではあるが、搬送ローラ2に接触しないため搬送ローラ2の回転によって回転されることがなく、従ってガイドローラ5はほとんど回転しない。このため、このガイドローラ5に接する幅の用紙1を搬送する時、用紙1がガイドローラ5をこすりながら走行し、特に方向変換しながら走行する場合、用紙1のガイドローラ5に対する接触圧力が大きくなって摩擦負荷が大きくなり、用紙1をうまく搬送できないことがあるという問題が生じた。
【0005】
この問題を解決するには、ガイドローラ5をピンチローラ軸4に固定し、そのピンチローラ軸4を強制回転する構成とすればよいが、ガイドローラ5をピンチローラ軸4に固定する構造やピンチローラ軸4を回転させる構造は製作にコストがかかり得策とは言えない。
【0006】
本発明は、上述の問題点に鑑みて為されたもので、ピンチローラ軸に保持されたガイドローラを簡単な構成で回転するようにし、種々な幅の用紙を支障なく搬送可能とした用紙搬送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の問題点を解決するため、ガイドローラとピンチローラの間に挿入しているスペーサでガイドローラとピンチローラが一緒に回転するように連結したものである。この構成により、搬送ローラに押し付けられているピンチローラが搬送ローラによって回転すると、それに連れてガイドローラも回転し、そのガイドローラに接触する用紙を安定して搬送することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明は、搬送すべき用紙の幅よりも短い長さの搬送ローラと、用紙をその搬送ローラに押し付けるように設けられたピンチローラと、そのピンチローラを回転自在に保持したピンチローラ軸と、そのピンチローラ軸に回転自在に且つ前記搬送ローラを外れた位置に保持されたガイドローラと、このガイドローラと前記ピンチローラとの間に配置され、前記ピンチローラ軸に対して回転自在に保持されたスペーサとを有する装置において、このスペーサの両端をそれぞれ、前記ガイドローラ及びピンチローラに一体に回転するように連結する構成としたことを特徴とする。そして、この構成により、搬送ローラに押し付けられているピンチローラが搬送ローラによって回転すると、その回転がスペーサを介してガイドローラに伝達され、ガイドローラもピンチローラと一緒に回転し、用紙を安定して搬送することができる。
【0009】
【実施例】
以下、図面に示す実施例を説明する。なお、図5〜図7で示した従来例と同一部品には同一符号を付して示している。図4は本発明の実施例による用紙搬送装置を備えたファクシミリ装置の一部分の概略断面図であり、11は多数の用紙(記録紙)1を収納した給紙カセット、12は給紙カセット11内の用紙1を1枚ずつ繰り出す給紙ローラ、13は供給された用紙1を、下流の記録部の動作にタイミングを合わせて送り出すレジストローラ、14は、感光ドラム15を備えたプロセスカートリッジであり、内部に帯電器、現像装置、クリーナー等(図示せず)を備えている。16は、受信情報に応じて感光ドラム15の表面をレーザ光走査して静電潜像を形成するレーザスキャンユニット、17は感光ドラム15上に形成されたトナー像を用紙1に転写する転写ローラ、18はトナー像を用紙1に加熱定着する定着器、19は用紙1を排出する排出ローラ、20は排出された用紙1を集積する排紙スタッカである。そして、下段に配置されている給紙カセット11からの用紙1を繰り出す給紙ローラ12とレジストローラ13の間に、本発明の実施例による用紙搬送装置21が配置されている。
【0010】
用紙搬送装置21は、図1〜図3に示すように、用紙1の幅よりも短い長さの搬送ローラ2と、用紙1をその搬送ローラ2に押し付けるように設けられたピンチローラ23と、そのピンチローラ23を回転自在に保持したピンチローラ軸4と、そのピンチローラ軸4に回転自在に且つ搬送ローラ2を外れた位置に保持されたガイドローラ25と、ピンチローラ23及びガイドローラ25を所定の間隔に保つようそれらの間に配置されたスペーサ26と、ピンチローラ23を搬送ローラ2に押し付けるよう、ピンチローラ軸4を押すばね(図示せず)等を備えている。ここで、ピンチローラ23及びガイドローラ25は互いに同一形状のものであるが、従来のピンチローラ3やガイドローラ5とは異なり、その両端に軸方向に延びる溝28を形成している。一方、スペーサ26の両端には、この溝28に挿入可能な凸部29を形成している。従って、図1に示すように、ピンチローラ軸4にピンチローラ23、スペーサ26、ガイドローラ25を所定の順序で装着してゆくと、ピンチローラ23の一端側の溝28にスペーサ26の凸部29が挿入され、またそのスペーサ29の反対端の凸部29がガイドローラ25の溝28に挿入されることとなり、ピンチローラ23、スペーサ26、ガイドローラ25は一体となって回転するように連結される。なお、本実施例ではガイドローラ25を二つ並べて配置しているが、その二つのガイドローラ25、25は端部同士を接着等によって固定し、一体に回転するようにしている。
【0011】
かくして、この用紙搬送装置21で用紙1を搬送する時、搬送ローラ2に用紙1を押し付けるピンチローラ23が搬送ローラ2によって回転すると、その回転がスペーサ26を介して、搬送ローラ2に接触していないガイドローラ25に伝達され、ガイドローラ25もピンチローラ23と一体に回転する。このため、このガイドローラ25に用紙1が強く押し付けられる状態となっていても、ガイドローラ25は用紙1に抵抗を与えることはなく、逆に搬送力を作用させることができ、用紙1を安定して搬送することができる。かくして、この用紙搬送装置21では、用紙1のガイドローラ25に対する接触の有無にかかわらず、その用紙1を安定して搬送でき、従って、種々の幅の用紙を安定して搬送することができる。また、ガイドローラ25を回転させるために必要な構成は、溝28と凸部29を形成するのみでよいので、安価に製造でき、あまりコストアップすることはない。
【0012】
なお、上記実施例では、二つ並べて配置したガイドローラ25を接着等によって一緒に回転する構成としているが、この構成を省略することも可能である。すなわち、外側のガイドローラ25を内側のガイドローラ25に対して回転自在としてもよい。その場合には、用紙搬送中、外側のガイドローラ25は回転せず、用紙1に摩擦抵抗を与えることとなるが、内側のガイドローラ25が回転して用紙1に搬送力を与えているため、さほど障害にはならず、用紙1を安定して搬送できる。また、上記実施例では、溝28と凸部29の係合によって、ピンチローラ23とスペーサ26、及びスペーサ26とガイドローラ25を一体回転するように連結する構成としているが、これらの各部品を一体回転するように連結する構成は実施例のものに限らず、適宜変更可能である。例えば、スペーサ26は図3に示す形状のものとし、ピンチローラ23(及びガイドローラ25)には、溝28を設ける代わりに、スペーサ26の端部に形成されている二つの凸部29の間に嵌まり込むような形状の凸部を形成し、凸部29とピンチローラ側(又はガイドローラ側)の凸部との係合によって回転を伝達する構成としてもよい。
【0013】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、ガイドローラとピンチローラの間に挿入しているスペーサをガイドローラとピンチローラに一緒に回転するように連結したことにより、搬送ローラに押し付けられているピンチローラが搬送ローラによって回転すると、それに連れてガイドローラも回転し、そのガイドローラに接触する用紙を安定して搬送することができ、簡単な構成の装置によって、種々な幅の用紙を安定して搬送できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による用紙搬送装置の概略斜視図
【図2】図1に示す実施例の用紙搬送装置の一部部品の分解斜視図
【図3】図1に示す実施例の用紙搬送装置に用いているピンチローラ(又はガイドローラ)とスペーサの概略斜視図
【図4】図1に示す実施例の用紙搬送装置を備えたファクシミリ装置の概略断面図
【図5】従来の用紙搬送装置の概略斜視図
【図6】従来の用紙搬送装置の概略断面図
【図7】従来の用紙搬送装置の一部部品の分解斜視図
【符号の説明】
1 用紙
2 搬送ローラ
3、23 ピンチローラ
4 ピンチローラ軸
5、25 ガイドローラ
6、26 スペーサ
11 給紙カセット
13 レジストローラ
14 プロセスカートリッジ
15 感光ドラム
16 レーザスキャンユニット
18 定着器
19 排出ローラ
20 排紙スタッカ
21 用紙搬送装置
28 溝
29 凸部
Claims (1)
- 搬送すべき用紙の幅よりも短い長さの搬送ローラと、用紙をその搬送ローラに押し付けるように設けられたピンチローラと、そのピンチローラを回転自在に保持したピンチローラ軸と、そのピンチローラ軸に回転自在に且つ前記搬送ローラを外れた位置に保持されたガイドローラと、このガイドローラと前記ピンチローラとの間に配置され、前記ピンチローラ軸に対して回転自在に保持されたスペーサとを有し、このスペーサの両端をそれぞれ、前記ガイドローラ及びピンチローラに一体に回転するように連結する構成としたことを特徴とする用紙搬送装置。
Priority Applications (1)
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JP08620796A JP3611922B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 用紙搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08620796A JP3611922B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 用紙搬送装置 |
Publications (2)
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JPH09278222A JPH09278222A (ja) | 1997-10-28 |
JP3611922B2 true JP3611922B2 (ja) | 2005-01-19 |
Family
ID=13880339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08620796A Expired - Fee Related JP3611922B2 (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | 用紙搬送装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3611922B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5165983B2 (ja) * | 2007-09-28 | 2013-03-21 | 東洋機器工業株式会社 | 搬送装置用ローラ部材および搬送装置 |
-
1996
- 1996-04-09 JP JP08620796A patent/JP3611922B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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