JP3609619B2 - Fluorine supply system, fluorine supply device and gas recycling system - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エキシマレーザー装置などで使用されたフッ素を再利用するフッ素供給システム、高純度のフッ素を供給するフッ素供給装置及び使用済みのガスを再利用するガス再利用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、エキシマレーザー装置に供給されるフッ素は使用された後、活性炭またはアルミ等に吸い込ませ、残りを窒素により希釈して大気中に放出することにより、除外している。また、エキシマレーザー装置にフッ素を供給する際、フッ素をフッ素貯蔵合金に貯蔵させた後、これをリザーバーに入れて温度を上げることにより、フッ素貯蔵合金からフッ素を吐き出させることで、高純度なフッ素の供給を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のシステムでは、レーザー使用後のフッ素は、前記記載の方法で除害され、再利用がなされておらず、資源を効率良く使用することができないため、コスト高、フッ素の除外による環境への影響などの問題があった。
【0004】
また、通常にフッ素ボンベでフッ素を供給する際、高純度なフッ素を簡単に供給することが非常に難しいという問題があった。このため、一旦、フッ素をフッ素吸蔵合金に吸収させてから、このフッ素吸蔵合金を暖めてフッ素を吐き出させることで純度の高いフッ素を供給している。しかし、このような供給システムでは、フッ素を大量に使用する場合、フッ素をフッ素吸蔵合金に一旦吸収させなければならず、システムの効率が非常に悪くなるという問題があった。
【0005】
更に、エッチング装置などでプロセスガスとして4フッ化炭素(CF4 )などを用いた場合もフッ素は再利用されず、その他のガスと共に、そのまま捨てられてしまうのが現状であり、資源の効率的な利用ができないという問題があった。
【0006】
本発明は、上述の如き従来の課題を解決するためになされたもので、その目的は、エキシマレーザー装置などに高純度のフッ素を再利用しながら効率良く供給することができるフッ素供給システム並びに高純度のフッ素を簡単且つ大量に供給することができるフッ素供給装置並びに排ガスを再利用することができるガス再利用システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明の特徴は、フッ素又はフッ素を含んだガスを消費し、かつ排出するフッ素消費装置と、フッ素が吸蔵された第1のフッ素吸蔵合金を有し、この第1のフッ素貯蔵合金に吸蔵させたフッ素を前記フッ素消費装置に供給する第1の反応容器と、前記フッ素消費装置の排出ガス中のフッ素を吸蔵する第2のフッ素貯蔵合金を有し、このフッ素貯蔵合金にフッ素を貯蔵する第1の反応容器とは別に用意された第2の反応容器とを備えたことにある。
【0008】
この第1の発明によれば、装置から排出されるガスの中のフッ素は反応容器のフッ素貯蔵合金に吸蔵されて回収されることにより資源の節約がなされる。又、見方を変えれば、排出ガス中のフッ素をフッ素貯蔵合金に吸蔵して除外するとも言える。
【0009】
第2の発明の特徴は、前記第2の反応容器に貯蔵されたフッ素を、前記第1の反応容器からの供給を切り替えて、前記フッ素消費装置に供給することにある。
【0010】
この第2の発明によれば、回収されたフッ素が装置に供給されるため、フッ素の再利用がなされる。
【0011】
第3の発明の特徴は、内蔵のフッ素貯蔵合金に吸蔵されているフッ素を装置に供給する第1の反応容器と、前記装置の排出ガス中のフッ素を内蔵のフッ素貯蔵合金に吸蔵させて貯蔵する第2の反応容器と、前記第1の反応容器が空、又は前記第2の反応容器が飽和すると、前記第1の反応容器内のフッ素貯蔵合金に排出ガス中のフッ素を吸蔵させ、前記第2の反応容器内に貯蔵されたフッ素を前記装置に供給するように切り換えることにある。
【0012】
この第3の発明によれば、当初、第1の反応容器からフッ素が装置に供給され、その後、この装置の使用済みのフッ素が第2の反応容器により回収される。第1の反応容器が空になるか、又は第2の反応容器が飽和して満杯になると、第1と第2の反応容器の役割を交換して、第2の反応容器からフッ素が装置に供給され、その後、この装置の使用済みのフッ素が第1の反応容器により回収される。これを繰り返すことにより、前記装置への供給フッ素が回収されて、それが再度前記装置に供給され、極めて高い効率でフッ素を前記装置に供給することができる。
【0013】
第4の発明の特徴は、前記第1の反応容器と前記第2の反応容器の役割の交換はフッ素の給排出系の配管接続を切り換えることにより行うことにある。
【0014】
この第4の発明によれば、当初、第1の反応容器が供給系の配管に接続され、この第1の反応容器からフッ素が装置に供給され、第2の反応容器が排出系の配管に接続されて、この第2の反応容器に使用済みのフッ素が回収される。その後、給排出系を切り換ることにより、第2の反応容器が供給系の配管に接続され、この第2の反応容器からフッ素が装置に供給され、第1の反応容器が排出系の配管に接続されて、この第1の容器に使用済みのフッ素が回収される。
【0015】
第5の発明の特徴は、前記第1の反応容器又は第2の反応容器に新たなフッ素を随時供給してシステムにフッ素を補充することにある。
【0016】
この第5の発明によれば、第1の反応容器又は第2の反応容器によるフッ素の回収率は100%でないため、次第にシステム内のフッ素の量が減少するので、フッ素ボンベなどから新たなフッ素を第1の反応容器又は第2の反応容器に補充する。
【0017】
第6の発明の特徴は、前記装置はエキシマレーザー装置であることにある。
【0018】
この第6の発明によれば、エキシマレーザー装置はフッ素を使用し、レーザー発信後、使用済みのフッ素が排出される。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明のフッ素供給システムの第1の実施の形態を示したブロック図である。エキシマレーザー装置3に配管90及びバルブ4、バルブ31を通して反応容器1が接続されると共に、配管90及びバルブ4、バルブ32を通して反応容器2が接続されている。又、エキシマレーザー装置3に配管90及びバルブ5を通してクリプトン(Kr)ガス用のガスボンベ15が接続され、配管90及びバルブ6を通してネオン(Ne)ガス用のガスボンベ16が接続されている。
【0027】
反応容器1、2はそれぞれ配管90とバルブ21、バルブ9を通して真空ポンプ19に接続されている。又、反応容器1は配管90とバルブ12、10を通してリザーバー17に接続されている。反応容器2は配管90とバルブ11、10を通してリザーバー17に接続されている。
【0028】
リザーバー17は配管90とバルブ7を通してエキシマレーザー装置3に接続され、又、配管90とバルブ8を通して真空ポンプ19に接続されている。エキシマレーザー装置3は配管90とバルブ22を通して真空ポンプ19に接続され、真空ポンプ19の排気側は配管90を介して除外装置70に接続されている。
【0029】
図2は上記した反応容器1(又は反応容器2)の詳細構成例を示した断面図である。反応容器1内に図示されないフッ素吸蔵合金が収納され、反応容器1の外周部にはヒーター台51と冷却台52が設置されている。ヒーター台51は外部に設置されたヒーターコントローラー53によりその発生熱量が制御され、冷却台52は外部に設置されたチラーコントローラー54によりその冷却量が制御されるようになっている。
【0030】
従って、ヒーター台51とヒーターコントローラー53から成る加熱装置により反応容器1内のフッ素吸蔵合金は所望の温度に暖められ、或いは冷却台52とチラーコントローラー54から成る冷却装置により冷却される。又、反応容器1に近接して水冷用配管55が設置され、ヒーター台51と反応容器1が加熱されている時、周囲の温度が上昇しないようにしている。
【0031】
次に本実施の形態の動作について説明する。まず、フッ素吸蔵合金に吸蔵させたフッ素を放出させ、エキシマレーザー装置3にフッ素を供給する動作について述べる。反応容器1はフッ素を供給する容器で、その内部には、フッ素が吸蔵されたフッ素吸蔵合金が入っている。この反応容器1は図2に示すように加熱装置と冷却装置が備わっている。反応容器1の温度を加熱装置で所定の温度にすることで貯蔵したフッ素が放出される。フッ素吸蔵合金として、例えばK3 NiF7 を用いると(フッ素が貯蔵されていない場合はK3 NiF6 )、250℃以上で、フッ素を放出し、170℃以下では殆どフッ素を放出しなくなる。
【0032】
まず、反応容器1を170℃以下、できれば、装置の性能(チラーの性能)にもよるが、下げられる温度まで下げる。本例は、20℃に下げ、この状態に保持し、バルブ21を開けて、真空ポンプ19により真空引きを行う。真空引き後、バルブ21を閉じて反応容器1を250℃以上に保つ。
【0033】
次に、バルブ31、バルブ4を開けて反応容器1からフッ素をエキシマレーザー装置3に供給する。尚、エキシマレーザー装置3は、予めバルブ22を開けて真空ポンプ19によりチャンバー13の真空引きを行う。真空引き終了した後にバルブ22を閉める。
【0034】
この時に、反応容器1内のフッ素吸蔵合金から放出されるフッ素の圧力は約2〜3気圧程度である。このフッ素供給と同時に、バルブ5、6を開けて、ガスボンベ15からクリプトン(Kr)を、ガスボンベ16からネオン(Ne)を約3気圧程度で、エキシマレーザー装置3に供給する。この際、バルブ4,5,6の下流側のチャンバー13の手前にマスフローコントローラー14が接続されていて、チャンバー13に流れ込む各ガスの流量調節を行っている。
【0035】
更に、この時、フッ素、クリプトン(Kr)及びネオン(Ne)の混合比が、l:5:32程度になるように、各バルブの開閉が時間制御されている。また、この時、エキシマレーザー装置3のチャンバー13の容量は、約17リットル程度で、圧力は約2.2気圧程度である。エキシマレーザー装置3内では、前記記載の混合ガスに高周波放電をかけることにより、KrFエキシマレーザーを発生させる。この際、KrF放電が立ちにくくなった際は、バルブ31、4を開閉することにより、少しずつ、フッ素をエキシマレーザー装置3内へ供給する。その後、約1週間程度で、エキシマレーザー装置3内にある混合ガスをバルブ7を開けることにより交換する。
【0036】
この交換時、チャンバー内の圧力は約2.7気圧程度で、フッ素、クリプトン(Kr)及びネオン(Ne)の混合比は約7:3:21程度になっている。エキシマレーザー装置3内の混合ガスを貯蔵する際、予めバルブ8を開けてリザーバー17内を真空ポンプ19により真空引きしてからバルブ8を閉め、その後、バルブ7を開けることにより、エキシマレーザー装置3内の混合ガスをリザーバー17内に導入する。この時、リザーバ−17の圧力を圧力計18で監視し、エキシマレーザー装置3のチャンバー13内の圧力とリザーバ−17の圧力が同程度になったら、バルブ7を閉める。
【0037】
その後、エキシマレーザー装置3内に残つた混合ガスはバルブ22を開けて、真空ポンプ19により真空引きして除外装置70を通すことにより除外し、真空引き後にバルブ22を閉める。また、リザーバー17の体積は約85リットルのもの(エキシマレーザー装置3内のチャンバー13の容量の約5倍)を使用している。本例はエキシマレーザー装置3内のチャンバー13の容量の約5倍の物を使用しているが、混合ガスをリザーバー17内にできるだけ貯め込むために、更に大きいものであることが望ましい。
【0038】
次に、バルブ9を開け、フッ素を吸収していないフッ素吸蔵合金(K3 NiF6 )の入った反応容器2を真空ポンプ19により真空引きした後、バルブ9を閉める。この時、フッ素吸蔵合金が入った反応容器2は一回目(フッ素が吸蔵合金に入っていない状態)には250℃以上に上げて脱ガスを行うが、二回目以降(フッ素が貯蔵されている状態)は、170℃以下、できればチラーの性能にもよるが、下げられる温度まで下げる。本例は、20℃に下げている。
【0039】
その後、反応容器2を250℃以上に保持し、バルブ10、11を開けることにより、フッ素貯蔵合金が入った反応容器2とリザーバー17を平衡反応状態にする。この時、平衡反応時間が問題となるが、フッ素吸蔵合金は、飽和状態になるまで、約3日程度要するのに対し、エキシマレーザー装置3より前記記載の混合ガスを排出するのに、一度取リ替えた後、約1週間程度を要するため、充分な平衡反応時間を確保することが可能である。
【0040】
またリザーバ−17には、圧力計18が設置されているため、フッ素がフッ素吸蔵合金に吸蔵され、減少する際の圧力を測定することができる。圧力減少が止まることが確認された後(フッ素の吸蔵が終了した後)、徐々にヒーター温度を下げて、装置の性能(チラーの性能)にもよるが、下げられる温度まで反応容器を下げる(本例は、20℃に下げている)。このように、温度を下げることにより自由エネルギーを下げ、フッ素化合物をより安定に形成させる。ヒーター温度を下げた後、反応容器2のバルブ9を開けて真空ポンプ19で真空に引いて、残留ガスを除外装置70を通して除外した後、バルブ9を閉める。
【0041】
そして、反応容器1から上記と同様の方法で、エキシマレーザー装置3にフッ素を供給する。そして、再度エキシマレーザー装置3から出た混合ガスの中のフッ素は反応容器2に吸蔵させる。
【0042】
その後、反応容器1のフッ素の供給圧力が減少し、吸蔵合金内のフッ素がなくなつてきた時点で、バルブ31を閉めて、バルブ32を開けることにより、反応容器2からフッ素をエキシマレーザー装置3に供給し、そして、エキシマレーザー装置3から出た混合ガスの中のフッ素は反応容器1に吸蔵させる。これにより、一度使用したフッ素が再利用される。
【0043】
反応容器1内のフッ素吸蔵合金にフッ素を供給する際、上記した再利用によりフッ素の再生効率は100%ではないので、随時ボンベから高純度フッ素を反応容器1又は反応容器2内のフッ素吸蔵合金に補充する。
【0044】
ボンベからのフッ素の補充の方法としては、図3に示すように、フッ素供給システム(図1に同じ)30の反応容器1、2にフッ素ボンベ61が直接繋がっていて、フッ素を供給する方法、また、図4に示すように、使用していない例えば反応容器1を取り出し、この取り出した反応容器1にフッ素ボンベ61からフッ素を供給する方法があり、この場合、反応容器1は予めポンプ62により真空引きされている。
【0045】
更に、図5に示すように反応容器1、2に、フッ素がフッ素吸蔵合金に十分に吸蔵されている補充用の反応容器64を接続し、反応容器64を170℃以下に温度を下げて、真空で引いた後、250℃以上に温度を上げ、フッ素を例えば反応容器1に供給して補充する方法がある。特に図4,5の方法は、ボンベ庫から配管を引っ張ることがないため、安全面及びコスト面において非常に有利である。
【0046】
本実施の形態によれば、フッ素吸蔵合金を内蔵した反応容器1、2を用意し、一方の反応容器1からエキシマレーザー装置3にフッ素を供給し、他方の反応容器2にエキシマレーザー装置3から排出されるフッ素を吸蔵させ、反応容器1のフッ素がなくなると、反応容器2からエキシマレーザー装置3にフッ素を供給し、逆に反応容器1にエキシマレーザー装置3から排出されるフッ素を吸蔵させ、上記反応容器1、2の役割交換を交互に繰り返すことにより、エキシマレーザー装置3に供給したフッ素を再利用して、複数回エキシマレーザー装置3に供給することができ、フッ素を効率的に使用することができ、エキシマレーザー装置3の運用コストを安価にすることができる。又、フッ素を再利用してエキシマレーザー装置3で使用するため、環境へ廃棄される量が著しく少なくなり、環境に対する影響を少なくすることができる。更に、エキシマレーザー装置3の混合ガスのフッ素は通常の方法で除害しなければならないが、フッ素が再利用されているため、通常のフッ素の除外量よりも非常に微量であるため、除外装置70のトラップ材(吸着材)等の効率がよくなり、コストの面でも非常に安価になる。
【0047】
尚、上記実施の形態ではフッ素吸蔵合金は通常粉体を反応容器中に入れて使用しているが、圧力を加え焼き固めてバルク状にすることで粉体が配管に回りこまないようにすることもできる。又、本例は、反応容器1、2を2つ並行に設置しているが、用途によって使用する反応容器は2つ以上でも構わず、同様の効果がある。
【0048】
図6は本発明のフッ素供給システムの第2の実施の形態を示したブロック図である。本例はエキシマレーザー装置3が3台あり、この3台のエキシマレーザー装置3に反応容器1からフッ素が供給されるようになっている。又、使用済みのフッ素が反応容器2に回収される。その後、反応容器1のフッ素がなくなると、反応容器2から各エキシマレーザー装置3にフッ素が供給され、使用済みのフッ素が反応容器1に回収され、以降これが繰り返される。
【0049】
ここで、各々のエキシマレーザー装置3のガス交換時期は異なるので、バルブの切り替え操作によってlセットの反応容器1、2で複数のエキシマレーザー装置3に対応することができる。反応容器1、2の容量は例えばエキシマレーザー装置3の2回分の使用フッ素が貯蔵される程度で、反応容器1が空、又は、反応容器2が飽和したところで容器lと2の機能を交換する。このシステムも、再生効率は100%ではないので、随時ボンベから図1に示した第1の実施の形態と同様に高純度フッ素を補充する。
【0050】
本実施の形態のように複数のエキシマレーザー装置3に対しても、1セットの反応容器1、2を用いて、反応容器1(又は反応容器2)から各エキシマレーザー装置3にフッ素を供給し、反応容器2(又は反応容器1)で使用済みフッ素を回収することができ、図1に示した実施の形態と同様の効果がある。
【0051】
尚、上記は反応容器1と2の役割をバルブで切り換えたが、反応容器1、2を着脱自在にして、反応容器1と2を付け替えることで反応容器1と2の役割を交換するようにし、更に設備を簡単にして設備費を抑制することができ、また、安全性も向上させることができる。又、本例はエキシマレーザー装置3を3台用いた例を示しているが、それ以上繋ぐことも可能である。
【0052】
図7は本発明のフッ素供給装置の第1の実施の形態を示したブロック図である。フッ素供給装置は通常の純度のフッ素ガスが充填されているフッ素ボンベ71とバルブ72を介して配管90により接続されたフィルター装置73とから成っている。このフィルター装置73にバルブ74を介して高純度のフッ素を入れるボンベ75を接続する。
【0053】
図8は上記したフィルター装置73の詳細構成例を示した断面図である。ステンレスなどで出来た円筒状の容器81内に、図9で示すように断面が円筒状の薄膜化したフッ素合金貯蔵フィルター86が容器の管軸方向に3列内蔵されている。円筒状の容器81の外周部にはヒーター台82と冷却台83が設置され、ヒーター台82は外部に設置されたヒーターコントローラー84によりその発生熱量が制御され、冷却台83は外部に設置されたチラーコントローラー85によりその冷却量が制御されるようになっている。従って、ヒーター台82とヒーターコントローラー84から成る加熱装置により容器81内のフッ素吸蔵フィルター86は所望の温度に暖められたり、或いは冷却台83とチラーコントローラー85から成る冷却装置により冷却される。又、反応容器1に近接して水冷用配管87が設置され、ヒーター台82と容器81が加熱されている時、周囲の温度が上昇しないようにしている。
【0054】
次に本実施の形態の動作について説明する。約99.9%程度の通常純度のフッ素から約99.999%程度の高純度のフッ素を作って、高純度フッ素ボンベを作る場合、加熱装置により容器81を加熱し、内部のフッ素合金貯蔵フィルター86を250℃以上の温度にしておく。その後、図7におけるバルブ72、74を開ける。フッ素ボンベ71から水(フッ素ボンベの残留ガス)を含んだ純度の高くないフッ素はフィルター装置73に入る。H2 Oはフッ素吸蔵合金フィルター86の表面で解離されず、トラップされてしまう。F2 のみ解離され、Fとなってフッ素吸蔵合金フィルター86内に拡散される。こうして、フッ素吸蔵合金フィルター86を通過したFは、再度F2となり、これがバルブ74を通って、高純度フッ素ボンベ75に供給されて貯蔵される。尚、高純度フッ素の供給量はフッ素ボンベ71内の通常純度のフッ素の量で決まるが、この通常純度のフッ素を大量に用意すれば、高純度フッ素の供給量も大量になる。
【0055】
本実施の形態によれば、通常純度のフッ素を本例のフィルター装置73に通すだけで、簡単に高純度のフッ素を大量に供給することができる。尚、上記実施の形態のフィルターは、常時フッ素の高純度化を図るため、菅軸方向に三重構造になっているが、用途によって何重にしても構わない。
【0056】
図10は本発明のフッ素供給装置の第2の実施の形態を示したブロック図である。本例はフッ素ボンベ71とバルブ72及びフィルター装置73から成るフッ素供給装置からエキシマレーザー装置3にフッ素を供給している。フッ素ボンベ71には、通常の純度のフッ素が充填されているが、これが250℃以上に加熱されたフッ素合金貯蔵フィルター86を内蔵するフィルター装置73を通過することで、図7に示した第1の実施の形態と同様に約99.999%程度の高純度のフッ素となり、これがエキシマレーザー装置3に供給される。
【0057】
本実施の形態によれば、通常のフッ素ボンベ71からのフッ素を必要な量だけ簡単に高純度のフッ素にして、エキシマレーザー装置3に供給することができ、レーザー発生設備を簡単化して設備費を削減することができる。今回は、フッ素をエキシマレーザー装置に供給しているが、別の用途の工程(例えば、アッシャー装置、IE装置、プラズマCVD装置等)に供給することができる。
【0058】
図11は本発明のガス再利用システム一実施の形態を示したブロック図である。本例はエッチング装置などで用いたフッ素化合物中のフッ素などのガスを回収して再利用するシステムである。アッシング装置101の排気ガスは図8と同様の構成のフィルター装置102を通して図2に示したような反応容器103に供給される。この時、フィルターにより分離されたフッ素以外のガスは、別の用途の工程に供給される。反応容器103により回収されたフッ素はCF4 製造工程104に供給され、或いは別の用途の工程105に供給され、または、再度アッシング装置に供給される。また、製造したCF4 も、再度アッシング装置に供給及び、別の用途の工程105に供給される。
【0059】
次に本実施の形態の動作について説明する。エッチング装置101にプロセスガスとして、例えば四フッ化炭素CF4 や酸素O2 及びフッ素F2 が供給され、内部の試料にアッシングをする。その際、主にCOF,CO,O2 ,F2 ,CFx 系のガスが排出されるが、これはフィルター装置102に供給され、ここで、CO又はCO2 ,一部のCFx 系のガスと高純度のフッ素F2 に分離される。即ち、COF,CFx 系のガス及びF2 はフィルター装置102に内蔵されているフッ素吸蔵合金に触れ、Fのみが合金中に拡散した後、F2 となって反応容器103側に供給され、残ったCO,CO2 ,一部のCFx 系のガスになって、別の経路より回収されて別の用途の工程に、再利用される。(この時の回収再利用方法としては、冷却トラップにより回収し、ガスを分離し再利用する方法がある。)また、一部のCFx 系のガスは、フィルターの温度を上げることにより、Fへの分解量が、増加する。これにより、殆どのガスがCOあるいはCO2 となり、そのまま別の用途の工程105への使用もできる。反応容器103に供給されたF2 は、内蔵されているフッ素吸蔵合金に吸蔵されて貯蔵される。
【0060】
その後、反応容器103に貯蔵されたフッ素はアッシング装置へ再度供給されるか、CF4 製造工程104に供給されて、CF4 になり、再度、アッシング装置101に供給されたり、或いは別の用途の工程105に送られて、再利用される。製造されたCF4 も、別の用途の工程に使用される。
【0061】
本実施の形態によれば、フィルター装置102を用いることにより、簡単な設備により使用済みのフッ素化合物などから容易にフッ素やその他のガスを回収して再利用することができる。また、今回はアッシング装置について詳述しているが、エッチング装置、成膜装置の除外側にフィルター装置を付けることにより、上記のアッシング装置と同様に、フッ素ガスの再利用及び、分離されたガスの再利用が可能である。
【0062】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明のフッ素供給システムによれば、フッ素貯蔵合金を利用することにより、エキシマレーザー装置などに高純度のフッ素を再利用しながら効率良く経済的に供給することができ、資源の無駄遣いを防止でき、更に環境への影響を最小限に抑えることができる。
【0063】
本発明のフッ素供給装置によれば、フッ素貯蔵合金のフィルターを用いた簡単な設備で、高純度のフッ素を大量に供給することができる。
【0064】
本発明のガス再利用システムによれば、フッ素貯蔵合金のフィルターを用いた簡単な設備で、使用済みのガスの中から容易にフッ素を分離して回収し、これをフッ素を利用する用途に供給して再利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフッ素供給システムの第1の実施の形態を示したブロック図である。
【図2】図1に示した反応容器の詳細構成例を示した断面図である。
【図3】図1のシステムにおけるフッ素の補充方法例を示した図である。
【図4】図1のシステムにおけるフッ素の他の補充方法例を示した図である。
【図5】図1のシステムにおけるフッ素の更に他の補充方法例を示した図である。
【図6】本発明のフッ素供給システムの第2の実施の形態を示したブロック図である。
【図7】本発明のフッ素供給装置の第1の実施の形態を示したブロック図である。
【図8】図7に示したフィルター装置の詳細構成例を示した断面図である。
【図9】図8に示したフィルターの横断面図である。
【図10】本発明のフッ素供給装置の第2の実施の形態を示したブロック図である。
【図11】本発明のガス再利用システム一実施の形態を示したブロック図である。
【符号の説明】
1、2、103 反応容器
3 エキシマレーザー装置
4〜12、21、22、31、32、72、74 バルブ
13 チャンバー
14 マスフローコントローラー
15、16 ガスボンベ
17 リザーバー
18 圧力計
19、62 ポンプ
30 フッ素供給システム
51、82 ヒーター台
52、83 冷却台
53、84 ヒーターコントローラー
54、85 チラーコントローラー
55、27 水冷配管
61、71、75 フッ素ボンベ
64 フッ素補充反応容器
70 除外装置
73、102 フィルター装置
81 ステンレス
86 薄膜化したフッ素貯蔵合金フィルター
101 アッシング装置
104 CF4 製造工程
105 別の用途の工程[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fluorine supply system that reuses fluorine used in an excimer laser device, a fluorine supply device that supplies high-purity fluorine, and a gas reuse system that reuses used gas.
[0002]
[Prior art]
At present, the fluorine supplied to the excimer laser device is excluded by being sucked into activated carbon or aluminum after being used, and the remainder diluted with nitrogen and released into the atmosphere. In addition, when supplying fluorine to the excimer laser device, fluorine is stored in a fluorine storage alloy, and then placed in a reservoir to raise the temperature, thereby discharging the fluorine from the fluorine storage alloy, thereby obtaining high purity fluorine. Supply.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional system as described above, the fluorine after use of the laser is detoxified by the above-described method and is not reused, and resources cannot be used efficiently. There were problems such as impact on the environment due to the exclusion of.
[0004]
Further, when supplying fluorine with a fluorine cylinder, there is a problem that it is very difficult to easily supply high-purity fluorine. Therefore, once the fluorine is absorbed by the fluorine storage alloy, the fluorine storage alloy is warmed to discharge the fluorine, thereby supplying high purity fluorine. However, in such a supply system, when a large amount of fluorine is used, the fluorine storage alloy has to be absorbed once, and the efficiency of the system is extremely deteriorated.
[0005]
In addition, carbon tetrafluoride (CF4 ) And the like are not reused and are discarded together with other gases, and there is a problem that resources cannot be used efficiently.
[0006]
The present invention has been made in order to solve the conventional problems as described above, and an object of the present invention is to provide a fluorine supply system capable of efficiently supplying high-purity fluorine to an excimer laser apparatus or the like while reusing it. It is an object to provide a fluorine supply device that can easily supply a large amount of pure fluorine and a gas recycling system that can reuse exhaust gas.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the feature of the first invention is:A fluorine consuming apparatus that consumes and discharges fluorine or fluorine-containing gas, and a first fluorine storage alloy in which fluorine is occluded, and the fluorine occluded in the first fluorine storage alloy is consumed in the fluorine A first reaction vessel for supplying to the apparatus and a first reaction vessel for storing fluorine in the fluorine storage alloy having a second fluorine storage alloy for storing fluorine in the exhaust gas of the fluorine consuming apparatus. A second reaction vessel prepared separatelyIt is in.
[0008]
According to the first aspect of the present invention, the fluorine in the gas discharged from the apparatus is occluded and recovered by the fluorine storage alloy of the reaction vessel, thereby saving resources. In other words, it can be said that the fluorine in the exhaust gas is occluded and excluded by the fluorine storage alloy.
[0009]
The feature of the second invention isThe fluorine stored in the second reaction vessel is supplied to the fluorine consuming apparatus by switching the supply from the first reaction vessel.
[0010]
According to the second aspect, since the recovered fluorine is supplied to the apparatus, the fluorine is reused.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a first reaction vessel for supplying fluorine stored in the built-in fluorine storage alloy to the apparatus, and the fluorine contained in the exhaust gas of the apparatus is stored in the built-in fluorine storage alloy. When the second reaction vessel and the first reaction vessel are empty or the second reaction vessel is saturated, the fluorine storage alloy in the first reaction vessel occludes fluorine in the exhaust gas, Switching to supply the fluorine stored in the second reaction vessel to the apparatus.
[0012]
According to the third aspect of the invention, fluorine is initially supplied from the first reaction vessel to the apparatus, and then used fluorine of the apparatus is recovered by the second reaction vessel. When the first reaction vessel is empty or the second reaction vessel is saturated and full, the roles of the first and second reaction vessels are exchanged, and fluorine from the second reaction vessel enters the apparatus. After that, the used fluorine of this apparatus is recovered by the first reaction vessel. By repeating this, fluorine supplied to the apparatus is recovered and supplied again to the apparatus, and fluorine can be supplied to the apparatus with extremely high efficiency.
[0013]
The feature of the fourth invention resides in that the roles of the first reaction vessel and the second reaction vessel are exchanged by switching the piping connection of the fluorine supply / discharge system.
[0014]
According to the fourth aspect of the invention, the first reaction vessel is initially connected to the supply system pipe, fluorine is supplied from the first reaction container to the apparatus, and the second reaction container is connected to the discharge system pipe. Connected and used fluorine is recovered in the second reaction vessel. Thereafter, by switching the supply / discharge system, the second reaction vessel is connected to the supply system pipe, fluorine is supplied from the second reaction container to the apparatus, and the first reaction container is connected to the discharge system pipe. And used fluorine is recovered in the first container.
[0015]
A feature of the fifth invention is that new fluorine is supplied to the first reaction vessel or the second reaction vessel as needed to replenish the system with fluorine.
[0016]
According to the fifth aspect of the present invention, since the fluorine recovery rate in the first reaction vessel or the second reaction vessel is not 100%, the amount of fluorine in the system is gradually reduced. To the first reaction vessel or the second reaction vessel.
[0017]
A feature of the sixth invention is that the apparatus is an excimer laser apparatus.
[0018]
According to the sixth aspect of the invention, the excimer laser device uses fluorine, and used fluorine is discharged after laser transmission.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a block diagram showing a first embodiment of a fluorine supply system of the present invention. The
[0027]
The
[0028]
The
[0029]
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a detailed configuration example of the above-described reaction vessel 1 (or reaction vessel 2). A fluorine storage alloy (not shown) is accommodated in the
[0030]
Therefore, the fluorine storage alloy in the
[0031]
Next, the operation of the present embodiment will be described. First, the operation of releasing fluorine stored in the fluorine storage alloy and supplying fluorine to the
[0032]
First, the temperature of the
[0033]
Next, the valve 31 and the valve 4 are opened to supply fluorine from the
[0034]
At this time, the pressure of fluorine released from the fluorine storage alloy in the
[0035]
Further, at this time, the opening and closing of each valve is time-controlled so that the mixing ratio of fluorine, krypton (Kr) and neon (Ne) is about 1: 5: 32. At this time, the capacity of the
[0036]
At the time of this exchange, the pressure in the chamber is about 2.7 atm, and the mixing ratio of fluorine, krypton (Kr) and neon (Ne) is about 7: 3: 21. When storing the mixed gas in the
[0037]
Thereafter, the mixed gas remaining in the
[0038]
Next, the valve 9 is opened, and a fluorine storage alloy (K3 NiF6 The
[0039]
Thereafter, the
[0040]
Moreover, since the
[0041]
Then, fluorine is supplied from the
[0042]
Thereafter, when the supply pressure of fluorine in the
[0043]
When supplying fluorine to the fluorine storage alloy in the
[0044]
As a method for replenishing fluorine from the cylinder, as shown in FIG. 3, a
[0045]
Further, as shown in FIG. 5, a
[0046]
According to the present embodiment,
[0047]
In the above embodiment, the fluorine storage alloy is usually used by putting the powder in a reaction vessel. However, by applying pressure and baking to make it into a bulk shape, the powder does not go around the pipe. You can also In this example, two
[0048]
FIG. 6 is a block diagram showing a second embodiment of the fluorine supply system of the present invention. In this example, there are three
[0049]
Here, since the gas exchange time of each
[0050]
Fluorine is supplied from the reaction vessel 1 (or reaction vessel 2) to each
[0051]
In the above, the roles of the
[0052]
FIG. 7 is a block diagram showing a first embodiment of the fluorine supply device of the present invention. The fluorine supply device includes a
[0053]
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a detailed configuration example of the
[0054]
Next, the operation of the present embodiment will be described. When making high-purity fluorine cylinders by making about 99.999% high-purity fluorine from about 99.9% normal-purity fluorine, the container 81 is heated by a heating device, and the internal fluorine
[0055]
According to the present embodiment, it is possible to easily supply a large amount of high-purity fluorine simply by passing normal-purity fluorine through the
[0056]
FIG. 10 is a block diagram showing a second embodiment of the fluorine supply device of the present invention. In this example, fluorine is supplied to the
[0057]
According to the present embodiment, a necessary amount of fluorine from a
[0058]
FIG. 11 is a block diagram showing an embodiment of the gas recycling system of the present invention. This example is a system for recovering and reusing a gas such as fluorine in a fluorine compound used in an etching apparatus or the like. The exhaust gas from the
[0059]
Next, the operation of the present embodiment will be described. For example, carbon tetrafluoride CF as a process gas in the
[0060]
Thereafter, the fluorine stored in the
[0061]
According to the present embodiment, by using the
[0062]
【The invention's effect】
As described in detail above, according to the fluorine supply system of the present invention, by using a fluorine storage alloy, it is possible to efficiently and economically supply high-purity fluorine to an excimer laser device or the like while reusing it. It is possible to prevent wasteful use of resources and to minimize the influence on the environment.
[0063]
According to the fluorine supply apparatus of the present invention, a large amount of high-purity fluorine can be supplied with simple equipment using a filter of a fluorine storage alloy.
[0064]
According to the gas recycling system of the present invention, fluorine is easily separated and recovered from used gas with a simple facility using a filter of a fluorine storage alloy, and this is supplied to an application using fluorine. And can be reused.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a first embodiment of a fluorine supply system of the present invention.
2 is a cross-sectional view showing a detailed configuration example of the reaction vessel shown in FIG.
FIG. 3 is a diagram showing an example of a fluorine replenishment method in the system of FIG. 1;
FIG. 4 is a diagram showing another example of a fluorine replenishment method in the system of FIG. 1;
FIG. 5 is a view showing still another example of a fluorine replenishing method in the system of FIG. 1;
FIG. 6 is a block diagram showing a second embodiment of the fluorine supply system of the present invention.
FIG. 7 is a block diagram showing a first embodiment of a fluorine supply device of the present invention.
8 is a cross-sectional view showing a detailed configuration example of the filter device shown in FIG.
9 is a cross-sectional view of the filter shown in FIG.
FIG. 10 is a block diagram showing a second embodiment of the fluorine supply device of the present invention.
FIG. 11 is a block diagram showing an embodiment of a gas reuse system of the present invention.
[Explanation of symbols]
1, 2, 103 reaction vessel
3 Excimer laser equipment
4-12, 21, 22, 31, 32, 72, 74 Valve
13 chambers
14 Mass flow controller
15, 16 Gas cylinder
17 Reservoir
18 Pressure gauge
19, 62 Pump
30 Fluorine supply system
51, 82 Heater stand
52, 83 Cooling stand
53, 84 Heater controller
54, 85 Chiller controller
55, 27 Water-cooled piping
61, 71, 75 Fluorine cylinder
64 Fluorine replenishment reaction vessel
70 Exclusion device
73, 102 Filter device
81 stainless steel
86 Thin film fluorine storage alloy filter
101 ashing device
104 CF4 Manufacturing process
105 Process for different applications
Claims (6)
消費装置と、
フッ素が吸蔵された第1のフッ素吸蔵合金を有し、この第1のフッ素貯蔵合金に吸蔵させたフッ素を前記フッ素消費装置に供給する第1の反応容器と、
前記フッ素消費装置の排出ガス中のフッ素を吸蔵する第2のフッ素貯蔵合金を有し、このフッ素貯蔵合金にフッ素を貯蔵する第1の反応容器とは別に用意された第2の反応容器とを備えたことを特徴とするフッ素供給システム。 Fluorine that consumes and discharges fluorine or fluorine-containing gas
A consumer device;
A first reaction vessel having a first fluorine storage alloy in which fluorine is stored, and supplying fluorine stored in the first fluorine storage alloy to the fluorine consuming device;
A second reaction vessel prepared separately from the first reaction vessel for storing fluorine in the fluorine storage alloy ; A fluorine supply system characterized by comprising.
器からの供給を切り替えて、前記フッ素消費装置に供給することを特徴とする請求項1記載のフッ素供給システム。 Fluorine stored in the second reaction vessel is converted into the first reaction volume.
2. The fluorine supply system according to claim 1 , wherein the supply from the vessel is switched to supply to the fluorine consuming apparatus .
前記フッ素消費装置の排出ガス中のフッ素を内蔵のフッ素貯蔵合金に吸蔵させて貯蔵する第2の反応容器と、
前記第1の反応容器が空、又は前記第2の反応容器が飽和すると、前記第1の反応容器内のフッ素貯蔵合金に排出ガス中のフッ素を吸蔵させ、前記第2の反応容器内に貯蔵されたフッ素を前記フッ素消費装置に供給するように切り換えることを特徴とするフッ素供給システム。A first reaction vessel containing a fluorine storage alloy and supplying fluorine stored therein to a fluorine consuming device;
A second reaction container for storing the fluorine in the exhaust gas of the fluorine consuming apparatus by storing the fluorine in a built-in fluorine storage alloy;
When the first reaction vessel is empty or the second reaction vessel is saturated, fluorine in the exhaust gas is occluded in the fluorine storage alloy in the first reaction vessel and stored in the second reaction vessel. The fluorine supply system is switched to supply the generated fluorine to the fluorine consuming apparatus.
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