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JP3609523B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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JP3609523B2
JP3609523B2 JP04297696A JP4297696A JP3609523B2 JP 3609523 B2 JP3609523 B2 JP 3609523B2 JP 04297696 A JP04297696 A JP 04297696A JP 4297696 A JP4297696 A JP 4297696A JP 3609523 B2 JP3609523 B2 JP 3609523B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
所望の記録画像をトナー画像により形成する画像形成装置は「デジタルやアナログの複写機や光プリンター等」として広く知られている。このような画像形成装置において形成される記録画像は、一般に、潜像担持体に静電潜像を形成し、これを現像してトナー画像を得、このトナー画像を直接もしくは中間転写媒体を介して記録紙上に転写・定着するという一連の作像プロセスの実行により得られる。
【0003】
そして上記作像プロセスにおける各ステップ(潜像の形成や現像・転写等)の条件(帯電条件、露光条件、現像条件、転写条件等)を変えることにより、得られる記録画像の状態が変化する。このように記録画像の状態を変化させる条件は「作像条件」と呼ばれている。
【0004】
作像条件を制御することにより所望の記録画像を得るため、潜像担持体に情報検知用のトナーパターンを、トナー付着量が潜像担持体表面の移動方向に連続的に変化するように形成し、このトナーパターンの状態を光学センサにより検知し、光学センサの出力変化から作像条件の制御に用いる複数の情報:α,β,..を得ることが提案されている(特願平6−158932号)。
【0005】
このような作像条件の制御を図3を参照して簡単に説明する。
【0006】
図3(a)において、横軸は潜像担持体表面の移動方向である。潜像担持体表面の移動方向に図のごとくトナー付着量が変化する「トナーパターン」が形成されたものとする。このトナーパターンを画像形成装置における装置空間の定位置に配備された光学センサで検出する。即ち、トナーパターンに光を照射してトナーパターンによる反射光を検出すると、潜像担持体表面の移動に応じて、光学センサの出力は時間とともに図3(b)に示すように変化する。光学センサの、この出力変化から種々の「情報」を得ることができる。
【0007】
例えば、図3(b)に示すように、光学センサの出力に対して第1しきい値:Vth1と第2しきい値:Vth2(>Vth1)を設定し、上記出力が第1しきい値:Vth1より小さくなる時刻をT、第1しきい値:Vth1より大きくなる時刻をT(>T)、上記出力が第2しきい値:Vth2より大きくなる時刻をTとすると、情報:T−Tは「トナーパターンにおけるトナー付着量の大きい領域」を意味するから、情報:T−Tが大きいことは現像剤に於けるトナー濃度が高いことを意味し、従って情報:T−Tをトナー補給に用いることができる。
【0008】
情報:T−Tは「トナーパターンの実質的な大きさ」に対応し、情報:T−Tが大きいほど潜像電位の低い部分が強く現像されていることを意味するから、この情報を現像バイアスの制御に利用することができる。
また、光学センサの出力の最大・最小の出力差:ΔVの変化により、潜像担持体の感度の変化等を知ることができる。
【0009】
しかしながら上に説明したのは理想的な場合であり、図3(a)の如きトナー付着量変化を持つトナーパターンを光学センサで検知した場合の光学センサの出力は図3(b)のような滑らかな曲線にならず、実際には「ノイズ」のために図3(c)に示すように「細かく振動する曲線」になる。振動はノイズが原因であり、ノイズは全くランダムであるから、光学センサの出力の振動状態は検知を行う毎に変化する。このようなノイズに起因する出力変動があると、例えば出力が第1しきい値:Vth1より大きくなる時刻として「本来の時刻:T」ではなく、ノイズのために図中の時刻:T’が検知されてしまうことになる。
【0010】
このように光学センサの出力にノイズが影響すると、例えば前記情報:T−Tは変動してしまい、情報:T−Tを用いて適正なトナー補給制御を行うことが困難になってしまう。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上述した事情に鑑み、トナーパターンを検知する光学センサの出力におけるノイズの存在に拘らず、光学センサ出力の時間的な変化に基づき、作像条件の良好な制御を行うことを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明の画像形成装置は「ベルト状もしくはドラム状に形成されて回転される像担持体に、m(1000≧m≧1)回の作像サイクル毎に、情報検知用のトナーパターンを、トナー付着量が像担持体表面の移動方向に連続的、かつ、滑らかに変化するように形成し、このトナーパターンの状態を光学センサにより検知し、光学センサの出力変化から作像条件の制御に用いる複数の情報:α,β,..を得る画像形成装置」である。
【0013】
記の如き画像形成装置において、m回の作像サイクルごとに順次に形成されるトナーパターン:P(j)(j=1,2,...)から、トナーパターンごとに得られる情報:α(j),β(j),..に対し、平均値:
<α>=(Σα(j))/n (j=1〜n),
<β>=(Σβ(j))/n’ (j=1〜n’),...
(n,n’:平均を取るためのトナーパターンの数)
を算出し、これら平均値:<α>,<β>,..に基づき作像条件を制御することもできる。なお、総和記号に於ける和は「jにつき1〜nもしくは1〜n’まで取る」こととする。以下、同様である。
【0014】
請求項1記載の発明は、上記の如き画像形成装置において、以下の点を特徴とする。
即ち、m回の作像サイクルごとに順次に形成されるトナーパターン:P(j)(j=1,2,...)から、トナーパターンごとに得られる情報:α(j),β(j),..に対し、形成されたトナーパターンの新しいものから古いものに向かって単調に減少する加重:WX(j)(X=a,b,...,j=1,2,....)による加重平均:
<α>W=Σα(j)・Wa(j) (j=1〜n),
<β>W=Σβ(j)・Wb(j) (j=1〜n’),...
(n,n’:平均を取るためのトナーパターンの数)
を算出し、これら加重平均:<α>W <β>W ..に基づき作像条件を制御するのである。
【0015】
なお、上記の順次に形成されるトナーパターン:P(j)(j=1,2,...)からは、2種以上の所望の種類の情報を得ることができるが、光学センサの出力が所定の第1しきい値:Vth1より小さくなる時刻:T、第1しきい値:Vth1より大きくなる時刻:T(>T)、出力が所定の第2しきい値:Vth2(>Vth1)より大きくなる時刻:Tを用いて、情報:α(j)=T(j)−T(j),情報:β(j)=T(j)−T(j)と定義される2種の情報:α(j),β(j)を得、平均値:<α>によりトナー補給を制御し、平均値:<β>により現像バイアスを制御するようにすることもできる。
【0016】
請求項1記載の画像形成装置において、順次に形成されるトナーパターン:P(j)(j=1,2,..)から、2種以上の所望の種類の情報を得ることができるが、光学センサの出力が所定の第1しきい値:Vth1より小さくなる時刻:T、第1しきい値:Vth1より大きくなる時刻:T(>T)、出力が所定の第2しきい値:Vth2(>Vth1)より大きくなる時刻:Tを用いて、情報:α(j)=T(j)−T(j),情報:β(j)=T(j)−T(j)と定義される2種の情報:α(j),β(j)を得、加重平均:<α>によりトナー補給を制御し、加重平均:<β>により現像バイアスを制御するようにできる(請求項2)
【0017】
この請求項2記載の画像形成装置において、情報:α(j)に対する加重:W(j)と情報:β(j)に対する加重:W(j)とを等しくし、加重平均を取るパラメータ:jの個数を等しくすることができる(請求項3)。一般的には、加重:W(j)(X=a,b,...)は互いに異なって良く、加重平均を取るパラメータ:jの個数も、各情報に応じて適宜に定めることができる。
【0018】
上に説明した請求項1〜3記載の画像形成装置において、像担持体として「光導電性の感光体」を用い、トナーパターンを「帯電と露光と現像と」により形成することができる(請求項4)。あるいはまた像担持体を「中間転写媒体(中間転写ベルト等)」としてもよい。即ち、光導電性の感光体に帯電と露光と現像とにより形成されたトナーパターンを中間転写媒体上に転写して、中間転写媒体上のトナーパターンを光学センサで検知するようにしてもよいのである。
【0019】
なお、画像形成装置において像担持体として光導電性の感光体を用いる場合、トナーパターンを像担持体の帯電と露光と現像とにより形成し、順次に形成されるトナーパターン:P(j)(j=1,2,...)から得られる情報として、前記T,T,Tにより、情報:α(j)=T(j)−T(j),情報:β(j)=T(j)−T(j)と定義されるα(j)、β(j)を用い、平均値:<α>により像担持体の帯電電流を制御し、平均値:<β>によりトナー補給を制御することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の実施の形態を説明するための図である。
この図は、画像形成装置の1例であるデジタル複写機の要部を説明図として示している。
像担持体1はドラム状に形成された光導電性の感光体(請求項4)で、矢印方向に回転可能である。画像形成時には像担持体1は矢印方向へ等速回転し、帯電器2により均一帯電される。
【0021】
次いで、形成すべき画像の書き込みが行われる。即ち、画像情報により変調された光ビームがポリゴンミラー19により偏向され、偏向された光ビームはミラー18により折り返されて像担持体1をその母線方向へ光走査して画像書き込みを行い、この画像書き込みにより「画像情報に従う静電潜像」が形成される。
【0022】
形成された静電潜像は現像装置の現像ローラ4に保持された現像剤(2成分系の現像剤である)5により現像され、静電潜像はトナーにより可視化され「トナー画像」となる。なお、光ビームによる画像書き込みでは画像となる部分を光照射するので、現像は「反転現像」で行われる。像担持体1上に形成されたトナー画像は転写部において転写チャージャ8により記録紙(図示されず)に転写される。記録紙は次いで分離チャージャ9により像担持体1から分離され、搬送ベルト10により定着装置(図示されず)に搬送され、定着装置によりトナー画像を記録画像として定着されて装置外へ排出される。トナー画像転写後の像担持体1はクリーニング装置のブラシ11とブレード12により残留トナーを除去され、クエンチングランプ13により光除電される。
【0023】
このような作像サイクルのm回毎に、記録画像の形成が行われないときを選んで「情報検知用のトナーパターン」の形成が行われる。上記「m回」は、作像条件の制御をどのように行うかにより適正な回数が定まり、最小回数は1回で、この場合は各作像サイクル毎にトナーパターン形成が行われる。また最大回数は1000回で、作像サイクルが1000回行われる毎に1回の割合でトナーパターンが形成される。一般的には、mは20〜50程度が実際的である。
【0024】
トナーパターンは「トナー付着量が像担持体1の表面の移動方向に連続的に変化するよう」に形成される。説明中の実施の形態においてはトナーパターンの形成は以下のように行われる。
【0025】
図2において横軸は時間:tを示す。像担持体1の回転による周面の移動速さをvとすると「vt」は、上記周面の移動方向の距離を表す。トナーパターンの形成は、先ず図2(a)に符号2−1で示すような均一な低電位部分(光ビームにより面積的に書き込みを行う)を形成し、この部分を現像するときに現像バイアスを図2(a)の曲線2−2のように変化させる。すると現像により形成されるトナーパターンに於けるトナー付着量は図2(b)に示すように「像担持体1の表面の移動方向に連続的に変化」する。図1に符号6で示す光学センサで、このようなトナー付着量変化を持つトナーパターン(図1に符号3で示す)を検知すると、光学センサ6の出力は図2(c)に実線で示す如きものになる。
【0026】
図2(c)に示すように、光学センサの出力が所定の第1しきい値:Vth1より小さくなる時刻をT、上記出力が第1しきい値:Vth1より大きくなる時刻をT(>T)、上記出力が所定の第2しきい値:Vth2(>Vth1)より大きくなる時刻をTとすると、前述したように情報:T−Tは、トナーパターンにおけるトナー付着量の大きい領域を意味するから、この情報:T−Tが大きいことは現像剤に於ける「トナー濃度が高い」ことを意味する。
【0027】
情報:T−Tはトナーパターンの実質的な大きさに対応し、情報:T−Tが大きいほど「潜像電位の低い部分が強く現像されている」ことを意味する。情報:T−Tは、トナーパターンのトナー付着量の小さい部分に対応し、これが大きいことは「像担持体1におけるトナー吸着力が弱い」ことを意味する。
【0028】
光学センサ6の出力はノイズの影響により図2(c)に実線で示すように変動するので上記情報:T−T、T−T,T−Tをそのまま作像条件の制御に用いることはできない。
【0029】
そこで、m回の作像サイクル毎に順次に形成されるトナーパターン:P(j)(j=1,2,...)から得られる情報:α(j),β(j),..に対し、平均値:
<α>=(Σα(j))/n (j=1〜n),
<β>=(Σβ(j))/n’ (j=1〜n’),...
を算出し、これら平均値:<α>,<β>,..に基づき作像条件を制御し、あるいは、情報:α(j),β(j),..に対し、形成されたトナーパターンの新しいものから古いものに向かって単調に減少する加重:W(j)(X=a,b,...,j=1,2,....)による加重平均:
<α>=Σα(j)・W(j) (j=1〜n),
<β>=Σβ(j)・W(j) (j=1〜n’),...
を算出し、これら加重平均:<α>,<β>,..に基づき作像条件を制御する(請求項1)のである。
【0030】
なお、前述のように情報:α(j)=T(j)−T(j),情報:β(j)=T(j)−T(j)とすると、光学センサ6の出力に於けるノイズに起因する変動は検知毎に全くランダムであるので、上記情報:α(j),β(j)の平均値:<α>,<β>を取ると、光学センサの出力に変動がないと考えた場合(この場合、光学センサの出力は図2(c)の鎖線の如きものになる)において出力が第1しきい値:Vth1より大きくなる時刻をTR2、所定の第2しきい値:Vth2より大きくなる時刻をTR3として、平均値:<α>はTR2−T(Tは実質的にノイズの影響を受けない)に近くなり、平均値:<β>はTR3−Tに近くなる。従って、これら平均値:<α>,<β>は、それぞれトナー補給、現像バイアスの制御に利用することもできる。
【0031】
平均を取るためのデータ数:n,n’を大きくすればするほど平均値:<α>はTR2−Tに、平均値:<β>はTR3−Tにより近くなる。
【0032】
あるいは、情報:α(j)=T(j)−T(j),情報:β(j)=T(j)−T(j)として、平均値:<α>により像担持体の帯電電流を制御し、平均値:<β>によりトナー補給を制御するようにしても良いし、情報:α(j)=T(j)−T(j),情報:β(j)=T(j)−T(j),情報:γ(j)=T(j)−T(j)とし、平均値:<α>によりトナー補給を制御し、平均値:<β>により現像バイアスの制御を行い、平均値:<γ>によりトナー補給を制御するようにしてもよい。
【0033】
最後の場合、平均値:<α>が所定の値よりも小さくなったらトナーの補給を行い、平均値:<β>が小さくなるほど現像バイアスの絶対値を小さくし、平均値:<γ>が大きくなるほど帯電電流を大きくするのである。
【0034】
学センサの最新の出力から得られる情報:α(j)等と過去の作像サイクルに於ける同じ情報:α(i)とを同じ重みで平均演算する場合、過去に於ける情報:α(i)等の影響が大きく、例えば記録画像の高濃度画像部の割合が大きく変わったような場合に、過去の情報の影響で作像条件の制御が記録画像の変化に追随できない場合が起こり得る。
【0035】
請求項1,2,3記載の発明ではこのような場合を考慮し、上記平均演算を加重平均演算とし、加重:W(j)(X=a,b,...,j=1,2,....)を、形成されたトナーパターンの新しいものから古いものに向かって単調に減少させることにより、より新しい情報が平均演算において大きな影響を持つようにした。このようにすることにより、記録画像の濃度等が大きく変化しても、その変化に良く追従するように作像条件の制御を行うことが可能になる。
【0036】
上記平均値や加重平均の「演算」や作像条件の「制御」は図1に於ける演算・制御装置20(マイクロコンピュータ等)により行う。即ち、トナー補給の制御はトナー補給器21を制御することにより、現像バイアスの制御は現像バイアス電源7を制御することにより、帯電電流の制御は帯電器用電源22を制御することにより行う。
【0037】
【実施例】
以下、具体的な実施例を3例あげる。いずれも図1の如き画像形成装置において実施する。
【0038】
実施例1
m=1として、トナーパターンを各作像サイクルごとに形成し、順次に形成されるトナーパターン:P(j)(j=1,2,...)から得られる情報:α(j),β(j)として、光学センサの出力が所定の第1しきい値:Vth1より小さくなる時刻をT1、出力が第1しきい値:Vth1より大きくなる時刻をT2(>T1)、出力が第2しきい値:Vth2(>Vth1)より大きくなる時刻をT3とするとき、情報:α(j)=T2(j)−T1(j),情報:β(j)=T3(j)−T1(j)とし、平均値:<α>によりトナー補給を制御し、平均値:<β>により現像バイアスを制御することもできる。
【0039】
最新に形成されたトナーパターンから得られる情報をα(1),β(1)とし、形成されるトナーパターンを新しい順にj=1,2,3,...として、過去7回のトナーパターンと最新のトナーパターンとに就き、平均値:<α>=(Σα(j))/8,<β>=(Σβ(j))/8(j=1〜8)を算出し、平均値:<α>が所定の値よりも小さくなるとき「定量のトナー」を現像装置中に補給するようにトナー補給を制御し、平均値:<β>が小さくなるに従い現像バイアスの絶対値を小さくするように現像バイアスを制御した。
【0040】
現像バイアスの制御は、「平均値:<β>の変化に対応する現像バイアスの変化」を演算式として演算・制御装置20に記憶させておき、算出された平均値:<β>に応じて算出される現像バイアスが実現されるように、現像バイアス電源7を制御した。
【0041】
このようにして作像条件を安定的に制御することができたが、複写原稿を標準的な原稿から高濃度画像が著しく大きな割合を占める原稿に切り替えたとき、現像バイアスの制御が追従できず、記録画像では画像濃度の不足が生じた。
【0042】
実施例2
実施例2は、請求項1,2,3,4記載の発明の実施例である。
【0043】
m=1とし、トナーパターンを各作像サイクルごとに形成し、順次に形成されるトナーパターン:P(j)(j=1,2,...)から得られる情報:α(j),β(j)としてα(j)=T2(j)−T1(j),β(j)=T3(j)−T1(j)を用い、形成されたトナーパターンの新しいものから古いものに向かって単調に減少する加重:WX(j)(X=a,b,..,j=1,2,...)による加重平均:<α>W=Σα(j)・Wa(j),<β>W=Σβ(j)・Wb(j)を算出し(請求項1)、加重平均:<α>Wによりトナー補給を制御し、加重平均:<β>Wにより現像バイアスを制御する(請求項2)
【0044】
最新に形成されたトナーパターンから得られる情報をα(1),β(1)とし、形成されるトナーパターンを新しい順にj=1,2,3,..として、過去15回のトナーパターンと最新のトナーパターンとについて、加重平均:<α>,<β>を算出した。
【0045】
j=1〜15に対し加重:W(j)=W(j)=W(j)とし(請求項3)、各加重を以下のように定めた。W(1)=8/32,j=2,3に対してW(j)=4/32,j=4〜7対してW(j)=2/32,j=8〜15に対しW(j)=1/32。このように算出される加重平均:<α>,<β>を用い、実施例1と同様にして作像条件の制御を行ったところ、安定した制御を実現できた。
【0046】
実施例3
実施例3は請求項1,2,4記載の発明の実施例である。
【0047】
m=1とし、トナーパターンを各作像サイクルごとに形成し、順次に形成されるトナーパターン:P(j)(j=1,2,...)から得られる情報:α(j),β(j)としてα(j)=T2(j)−T1(j),β(j)=T3(j)−T1(j)を用い、形成されたトナーパターンの新しいものから古いものに向かって単調に減少する加重:WX(j)(X=a,b,..,j=1,2,...)による加重平均:<α>W=Σα(j)・Wa(j),<β>W=Σβ(j)・Wb(j)を算出し(請求項1)、加重平均:<α>Wによりトナー補給を制御し、加重平均:<β>Wにより現像バイアスを制御する(請求項2)
【0048】
最新に形成されたトナーパターンから得られる情報をα(1),β(1)とし、形成されるトナーパターンを新しい順にj=1,2,3,..として情報:α(j)に就いては過去2回のトナーパターンと最新のトナーパターンとに就き加重平均:<α>を算出し、情報:β(j)については過去30回のトナーパターンと最新のトナーパターンにつき加重平均:<β>を算出した。
【0049】
加重:W(j)は、j=1に対しW(j)=2/4、J=2,3に対しW(j)=1/4とし、加重:W(j)は、j=1に対しW(j)=16/80、j=2,3に対しW(j)=8/80、j=4〜7に対しW(j)=4/80、j=8〜15に対しW(j)=2/80、j=16〜31に対しW(j)=1/80とした。このように算出される加重平均:<α>,<β>を用い、実施例1と同様にして作像条件の制御を行ったところ、常に安定した制御を実現できた。
【0050】
実施例1においては、トナーパターンから得られる情報:α(j),β(j)のいずれに対しても平均を算出し、実施例2,3においては、情報:α(j),β(j)のいずれに対しても加重平均を算出した。
ところで、制御対象となる作像条件のうちトナー補給は、トナーの補給があってからその影響が現れまでの時間が必ずしも短くはないので、原稿の状況に即して応答性の速い制御を行うには、実施例1のように過去の多数のトナーパターンに関しての前記情報:α(j)=T(j)−T(j)の平均を取るよりも、むしろ実施例3のように、少ない数のトナーパターンに関して加重平均を取ることにより応答性を早めることが可能になる。
【0051】
現像バイアスは逆に、特にカラー画像の形成の際にそのハイライトの像質が現像バイアスに敏感に反応するので、作像条件の制御において現像バイアスの変化はゆっくりであるほうが良い。従って現像バイアスの制御に関しては、制御のパラメータとなる情報:β(j)=T(j)−T(j)に就き、多数のトナーパターンに就き平均演算を行うか、実施例3のように加重平均を取るのがよい。
【0052】
即ち、制御対象に応じた情報に応じて、例えば情報:α(j),β(j)に就いては平均を用いて制御を行い、他の情報:γ(j),δ(j),..に就いては加重平均を用いて制御を行うようにしてもよいのである。
【0053】
上の説明においては「トナーパターンを形成する方法」として、一様な低電圧部分を書き込み形成し、現像バイアスを変化させつつ現像する方法を挙げたが、これに限らず、書き込みで「電位が直線的に変化する」ような潜像(光書込に於ける光強度を連続的もしくは細かく段階的に変化させて形成する)を得、これを一定の現像バイアスで現像する方法でも良いし、「反射濃度が連続的もしくは細かく段階的に変化する濃度パターン」の像を露光して得られる潜像を現像バイアス一定で現像する方法によってもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明によれば「像担持体に情報検知用のトナーパターンを形成し、このトナーパターンの状態を光学センサにより検知し、光学センサの出力変化から作像条件の制御に用いる複数の情報:α,β,..を得る画像形成装置」において、光学センサの出力におけるノイズの影響を有効に除去して、安定した作像条件の制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置の実施の形態を説明するための図である。
【図2】図1の形態に於けるトナーパターンおよびその形成、これを検知する光学センサの出力を説明するための図である。
【図3】従来技術とその問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 像担持体
2 帯電器
3 トナーパターン
4 現像ローラ
6 光学センサ

Claims (4)

  1. ベルト状もしくはドラム状に形成されて回転される像担持体に、m(1000≧m≧1)回の作像サイクル毎に、情報検知用のトナーパターンを、トナー付着量が上記像担持体表面の移動方向に連続的、かつ、滑らかに変化するように形成し、上記トナーパターンの状態を光学センサにより検知し、上記光学センサの出力変化に基づき作像条件の制御に用いる複数の情報:α,β,.を得る画像形成装置において、
    m回の作像サイクルごとに順次に形成されるトナーパターン:P(j)(j=1,2,...)から、トナーパターンごとに得られる情報:α(j),β(j),..に対し、形成されたトナーパターンの新しいものから古いものに向かって単調に減少する加重:W X ( ) (X=a,b,..,j=1,2,...)による加重平均:
    <α> W =Σα ( ) ・W a ( ) (j=1〜n),
    <β> W =Σβ ( ) ・W b ( ) (j=1〜n’),...
    (n,n’:平均を取るためのトナーパターンの数)
    を算出し、これら加重平均:<α> W <β> W ...に基づき作像条件を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    順次に形成されるトナーパターン:P ( ) (j=1,2,...)から得られる情報は、情報:α ( ) およびβ ( ) であり、
    光学センサの出力が所定の第1しきい値:V th1 より小さくなる時刻をT 1 、上記出力が上記第1しきい値:V th1 より大きくなる時刻をT 2 (>T 1 )、上記出力が所定の第2しきい値:V th2 (>V th1 )より大きくなる時刻をT 3 とするとき、
    情報:α ( ) =T 2 ( ) −T 1 ( ) ,情報:β ( ) =T 3 ( ) −T 1 ( ) であり、加重平均:<α> W によりトナー補給を制御し、加重平均:<β> W により現像バイアスを制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、
    情報:α ( ) に対する加重:W a ( ) と情報:β ( ) に対する加重:W b ( ) とが等しく、加重平均を取るパラメータ:jの個数が等しいことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つに記載の画像形成装置において、
    像担持体は光導電性の感光体であり、トナーパターンは、像担持体の帯電と露光と現像とにより形成されることを特徴とする画像形成装置。
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