JP3606999B2 - Roll curtain - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロールカーテンに関し、特に自動車のウインドウの内側に装備するのに適したロールカーテンであって、カーテンを全量引出した状態でロックしたときに強制的にロック解除する為の操作機構を設けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、自動車のウインドウの内側に装備して車室へ入ってくる太陽光を遮断したり光量を調節したりする為のロールカーテンを設けたいというニーズが少なくない。そこで、本願出願人は、先の出願(実開平1−68368号公報)において、自動車のサンルーフの内側に装備するのに適した自動車用サンシェード装置を提案した。このサンシェード装置は、布製のシェード本体と、このシェード本体の基端部が固着されシェード本体を巻取るように回動付勢された巻取軸と、シェード本体を任意長さ引き出した位置に巻取軸をロックしたり、ロック解除したりすることのできる特殊なカム・ラチェット機構とを有するものである。
【0003】
前記カム・ラチェット機構は、ラチェットホイールと、そのラチェット歯を係止可能なパウルと、このパウルを係止位置と係止解除位置とに切換えるためのカム機構とを有する。このカム機構は、カム体と、コントロールカムと、コントロールカムの回動範囲を規制するストッパと、カム体とコントロールカムとの相対回動範囲を規制する機構と、コントロールカムとカム体とをラチェットホイールの方へ付勢する皿バネ等で構成されている。
前記カム体は、ラチェットホイールとパウルとの係合を可能にする切欠き部と、係合を不能とする円弧状カム面とを有し、巻取軸に回転可能に支持されるとともに、ラチェットホイールの端面に摩擦係合するように構成してある。前記コントロールカムは、ラチェットホイールとパウルとの係合を可能にする切欠き部と、係合を不能とする円弧状カム面とを有し、巻取軸に回転可能に支持されるとともにカム体の端面に摩擦係合し、カム体に対して両切欠き部が合致する位置と合致しない位置との間で相対回動可能に取付けられている。
【0004】
本願の実施形態に係る図14(a)〜(e)は、前記公報の第11図に相当するカム・ラチェット機構の作動説明図であり、ラチェットホイール13、バネで付勢されているパウル26、カム体22、その切欠き部41、カム体22の突起43、コントロールカム23、その切欠き部35,36、コントロールカム23の突起39,40、ストッパ31,32、引出し方向a、巻取り方向bが図示されている。図14(a)のようにシェード本体をほぼ最大限巻き取った状態では、突起39がストッパ31で係止され、突起43が切欠き部36の端部で係止され、両切欠き部35,41が合致してパウル26からずれている。
【0005】
シェード本体を引出し方向aへ引き出し始めると、カム体22とコントロールカム23とがラチェットホイール13及び相互の摩擦により、同方向に回転して、図14(b)のようにパウル26がラチェットホイール13の歯13aに係合可能になる。さらに引き出しを続けるとコントロールカム23の突起40が軸受けケースに固定されたストッパ32と係合するのでコントロールカム23は停止し、カム体22だけがラチェットホイール13と同方向に回転する。そして、更に引き出すと、図14(c)のようにカム体22の突起43がコントロールカム23の切欠き部36の端縁に当接してカム体22の回転も停止するが、カム体22とラチェットホイール13は摩擦係合しているだけなので、所望の長さシェード本体を引出すことができる。そして、シェード本体を停止させる際には、巻取り方向bに少しシェード本体を巻き取らせると図14(c)の状態からカム体22とコントロールカム23とが一体になって回転し、コントロールカム23の突起39が軸受けケースのストッパ39と当接して停止した図14(d)の状態になり、さらにカム体22だけが回転してカム体22の切欠き部41とコントロールカム23の切欠き部35とが合致した図14(a)の状態になる。この状態から若干シェード本体を引き出すと、図14(b)の状態になるので、シェード本体から手を離してパウル26をラチェットホイール13の歯13aに係合させて図14(e)のようにロックさせることができる。
【0006】
ここで、前記公報のサンシェード装置のカム・ラチェット機構において、ラチェットホイールの歯の歯数を少なく歯間ピッチが大きい場合は、シェード本体を任意の引出し位置で停止し得るようにすることは難しい。そこで、ラチェットホイールの歯の歯数を多くし歯間ピッチを細かくすることが望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記のカム・ラチェット機構を適用したロールカーテンにおいて、ラチェットホイールの歯の歯数を多くし歯間ピッチを細かくした場合、カーテンを全量引き出した状態でパウルがラチェット歯に係合してロック状態になることがある。しかし、ロック解除する為には、カーテンを少し引出し操作しなければならないので、カーテンを全量引き出した状態でロック状態になると、ロック解除することができなくなってしまうという問題がある。
【0008】
また、前記公報のサンシェード装置では、カム・ラチェット機構を囲繞するケース部材を設け、パウル部材の1対の支軸部をケース部材の周壁の内面側に形成した1対のU形の枢支部に枢支していたので、ケース部材の軸方向サイズが大きくなるという問題もある。
本発明の目的は、前記課題を解消し、ロック解除不能時に強制的にロック解除可能にし、ケース部材の小型化を図り、組付け性を高めたロールカーテンを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1のロールカーテンは、可撓性のカーテンと、このカーテンの基端部が固着されカーテンを巻取る方向へ付勢された巻取軸と、この巻取軸の少なくとも一端側において巻取軸に固定され外周に複数の歯を有するラチェットホイールと、ラチェットホイールの歯に係合可能で係合方向へ回動付勢され係合時に巻取軸の巻取り方向の回転を停止するパウルを含むパウル部材と、ラチェットホイールとパウルとの係合を可能にする切欠き部と係合を不能とする円弧状カム面とを有し巻取軸に回転可能に支持され且つラチェットホイールの軸直交端面に摩擦係合するカム体と、ラチェットホイールとパウルとの係合を可能にする切欠き部と係合を不能とする円弧状カム面とを有し巻取軸に回転可能に支持され且つカム体の端面に摩擦係合し且つカム体に対して両切欠き部が合致する位置と合致しない位置との間で相対回動可能に取付けられたコントロールカムと、このコントロールカムの回動範囲を規制するストッパと、ラチェットホイールとパウル部材とカム体とコントロールカムとを囲繞するケース部材と、パウルとラチェットホイールとの係合を解除するための解除部材とを備え、前記パウル部材がケース部材内に回動可能に支持されるとともに、解除部材に、ケース部材に形成した長孔から外部へ突出する強制解除用の操作部を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
カーテンを巻取る方向ヘ回動付勢されている巻取軸にラチェットホイールが固定され、このラチェットホイールの歯にパウルを係合させると巻取軸がロックされる。カム体の切欠き部とコントロールカムの切欠き部とを合致させ、パウルに対応させると、パウルがラチェットの歯に係合可能となる。両切欠き部を合致しない位置にすると、カム体の円弧状カム面とコントロールカムの円弧状カム面ととで円形カム面が形成されるので、パウルがラチェットの歯に係合不能になる。両切欠き部がパウルに対応しない位置で合致している場合にも、パウルがラチェットの歯に係合不能になる。前記従来技術の欄で説明したのと同様に、カム体とコントロールカムとストッパとの協働により、カーテンを引出して所望の位置に停止したり、その停止状態を解除してカーテンを巻取軸に巻き取らせたりすることができる。
【0011】
ここで、パウル部材がケース部材内に回動可能に支持されるとともに、解除部材に、ケース部材に形成した長孔から外部へ突出する強制解除用の操作部を設けたので、カーテンを全量引き出した状態でロックしたとしても、解除部材に設けた操作部を手動で操作して、解除部材によりパウルをラチェットホイールの歯から外すことにより、強制的にロック解除することができる。また、このように、強制的にロック解除できるため、ラチェットホイールの歯間ピッチを細かく形成することができる。
請求項2のロールカーテンは、請求項1の発明において、前記パウル部材が解除部材を含むことを特徴とするものである。それ故、部品数が節減され、組付けが簡単になる。
【0012】
請求項3のロールカーテンは、請求項1又は請求項2の発明において、前記ケース部材のカーテン幅方向外側の外端壁の内面部に長溝を凹設するとともに、ケース部材の周壁部の内面部のうちの開放内端側部位にU形の枢支部を形成し、前記パウル部材の1対の支軸部を長溝とU形の枢支部とに回動自在に枢支したことを特徴とするものである。パウル部材を組付ける際には、一方の支軸部を長溝に沿って移動させながら、他方の支軸部をU形の枢支部に装着することができるから、パウル部材の組付け性を高めることができる。前記長溝は、ケース部材のカーテン幅方向外側の外端壁の厚さの範囲を有効活用して形成できるから、ケース部材のカーテン幅方向のサイズを小さくでき、ロールカーテンの小型化を図ることができる。その他請求項1又は請求項2と同様の作用を奏する。
【0013】
請求項4のロールカーテンは、請求項3の発明において、前記長溝が、組付け時にパウル部材の支軸部を案内する案内溝部と、パウル部材の支軸部を枢支する円形の枢支溝部と、案内溝部と枢支溝部との境界部に狭幅に形成された狭幅溝部とを有し、この長溝に枢支されるパウル部材の支軸部は、狭幅溝部を通過可能な狭幅部と狭幅溝部を通過不能な広幅部とを有することを特徴とするものである。パウル部材の組付けの際、一方の支軸部を案内溝部に挿入し、支軸部の狭幅部が狭幅溝部を通過して枢支溝部に移動する。その後パウル部材の姿勢を組付け後の作動状態のときの姿勢に変更し、1対の支軸部を作動状態における回動姿勢に変更すると、支軸部の広幅部が狭幅溝部を通過不能になり、枢支溝部に枢支される。こうして、長溝を介してパウル部材の組付けを簡単に行いつつも、一方の支軸部を所定位置に枢支する機能を確保することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態は、自動車のサイドのウインドウの内側に装備して太陽光を遮断したり光量を調節したりするロールカーテンに本発明を適用した場合の例である。図1〜図3に示すように、ロールカーテン1は、可撓性の布からなるカーテン2と、カーテン2の基端部が固着されカーテン2を巻き取る巻取軸3と、巻取軸3の内部に挿通された軸部材4と、軸部材4に対して巻取軸3を巻取り方向へ付勢する捩じりバネ5と、軸部材4に外嵌されて捩じりバネ5との衝突音を緩和する為の合成樹脂製の緩衝部材6と、巻取軸3の上半部の外側を覆うカバー7と、巻取軸3の左端側部分に設けられ巻取軸3の一部を構成するラチェット部材10と、ラチェット部材10のラチェットホイール13を含むカム・ラチェット機構14と、このカム・ラチェット機構14の外側を囲繞する軸受けケース15と、巻取軸3の右端側の軸受けケース16等を備えている。尚、カバー7には、ロールカーテン1を車体に取付ける為の1対の取付金具7aが固定されている。
【0015】
カーテン2の先端部には、ウェイト及び操作部としての芯材2aが取付けられている。巻取軸3は、筒体17と、筒体17の左端部に固定されたラチェット部材10と、筒体17の右端に固着された軸受部材18とで構成され、巻取軸3の左端側部分は軸部材4に回動自在に支持され、巻取軸3の右端側部分は軸受けケース16の軸部16aに回動自在に外嵌合されている。
軸部材4はラチェット部材10を回動自在に挿通し、軸部材4の左端部の偏平部4aが軸受けケース15のボス部15aに回動不能に嵌められている。捩じりバネ5の左端部は巻取軸3に相対回動不能に連結され、捩じりバネ5の右端部は軸部材4の右端部に固定され、その軸部材4の右端部は自由端になっている。
【0016】
こうして、巻取軸3は、捩じりバネ5により巻取り方向(図1の矢印B方向)へ付勢され、カーテン1を最大の展開状態から自動的に巻取り可能にしてある。軸受けケース15,16には、カバー7の端部を受容する円弧溝19,20が夫々形成され、カバー7の左端部を円弧溝19に挿入するとともに、カバー7の右端部を円弧溝20に挿入した状態で、軸受けケース15,16がカバー7にビスで固定され、左右の軸受けケース15,16間の間隔が所定間隔に保持されている。尚、軸受けケース15の下部には、カーテン2の左端部を案内するガイド部15dが一体形成され、軸受けケース16の下部には、カーテン2の右端部を案内するガイド部16dが一体形成されている。
【0017】
次に、カム・ラチェット機構14の構造について説明する。
図2に示すように、ラチェット部材10は、軸部11と、フランジ部12と、外周部に複数の歯13aを形成してなるラチェットホイール13とを有する。ラチェットホイール13の左側において、軸部材4には鍔付きスリーブ21が外嵌され、鍔付きスリーブ21には、ラチェットホイール13の左側に隣接するカム体22と、カム体22の左側に隣接するコントロールカム23とが回動自在に外嵌されている。カム体22とコントロールカム23とをラチェットホイール13側へ付勢する皿バネ24も鍔付きスリーブ21に外嵌され、皿バネ24は鍔付きスリーブ21の鍔部21aで受け止められている。尚、鍔付きスリーブ21には軸方向向きの複数のスリットが形成されており、カム体22、コントロールカム23及び皿バネ24を外嵌する際にはスリットの間隔を縮小することによって鍔部の径を縮めて外嵌できるようにしてある。
【0018】
図2、図4〜図7に示すように、パウル部材25は、軸受けケース15に回動自在に枢支される支軸部27a,27bと、ラチェットホイール13の歯13aに係合可能で、その歯13aとカム体22とコントロールカム23の合計幅以上の幅を持つパウル26と、パウル26から左方へ延び軸受けケース15の長孔29から外部へ突出する強制解除用の操作部28とを一体形成したものである。パウル部材25は、捩じりバネ30により歯13aと係合する方向へ回動付勢されている。尚、本実施形態では、パウル部材25が、パウル26とラチェットホイール13との係合を解除する為の解除部材として兼用されている。
【0019】
図4、図8、図9に示すように、軸受けケース15のカーテン幅方向外側の外端壁15bの内面には、約120度の開角となる2つのストッパ31,32が形成されている。軸受けケース15の外端壁15bの内面部には、パウル部材25の支軸部27aを案内して枢支する為の長溝33とが形成されている。この外端壁15bには、操作部28を挿通させる長孔29が形成されている。軸受けケース15の周壁15cの下部内面部のうちの開放内端側部位には、パウル部材25の支軸部27bを支持するU形の枢支部34が形成されている。
【0020】
パウル部材25の支軸部27a,27bは、円形断面の両面部を削除して偏平化した非円形断面に形成され、支軸部27a,27bの最大径はDで、最小径はdである(図7参照)。前記長溝33は、組付け時に支軸部27aを案内するほぼ立て向きの案内溝部33aと、この案内溝部33aの下端側に位置しかつ支軸部27aを枢支する円形の枢支溝部33cと、案内溝部33aと枢支溝部33cとの境界部にそれら溝部33a,33cよりも狭幅に形成され且つ支軸部27aの最大径Dよりも小さく最小径dの通過を許す狭幅溝部33bとからなる。案内溝部33aはその上端部から狭幅溝部33bに向かって狭くなるテーパ状に形成され、枢支溝部33cは、支軸部27aを回動自在に収容できる大きさに形成されている。
【0021】
前記U形の枢支部34には、枢支溝部33cに対向する枢支孔34cと、狭幅溝部33bに対向し狭幅溝部33bと同形状の狭幅切欠き部34bとが形成されている。軸受けケース15の外端壁15bに形成された長孔29は、枢支溝部33cを中心とする円弧状の円弧孔部29bと、その上端に連なり案内溝部33aと同方向に向いた組付け用孔部29aとからなる。円弧孔部29bの下部の外周部には捩じりバネ30の一端を案内するU形のリブ29cが突設されている。
【0022】
前記パウル部材25を長溝33と枢支部34とに組付けて枢支する際合には、図9(a)に示すように、パウル部材25を組付け時特有の姿勢にし、支軸部27a,27bを組付け時特有の回動姿勢に保持して、パウル部材25の操作部28を組付け用孔部29aに挿通させ、支軸部27aを狭幅溝部33bに位置させ、支軸部27bを狭幅切欠き部34bに位置させる。
この状態で、支軸部27aが狭幅溝部33bを通過可能で且つ支軸部27aが狭幅切欠き部34bを通過可能になるので、操作部28を組付け用孔部29aに沿って移動させつつ、パウル部材25を下方へ平行移動すると、図9(b)のように、操作部28が円弧孔部29bの上端に移動し、支軸部27aが枢支溝部33cに移動し、支軸部27bが枢支孔34cに移動する。
【0023】
次に、図9(c)に示すように、パウル部材25を組付け時特有の姿勢から反時計回りに所定角度回動させて、操作部28を円弧孔部29bの下部に位置させると、パウル部材25の組付けが完了する。カム・ラチェット機構14の作動状態において、パウル部材25のパウル26は、約25度の回動範囲Rで回動するだけであるが、その作動状態では、支軸部27a、27bが組付け時特有の回動姿勢から約40度以上回動していて狭幅溝部33b、狭幅切欠き部34bを通過不能になっているので、支軸部27a、27bが枢支溝部33c、枢支孔34cから外れることはない。尚、支軸部27a、27bの最小径dの部分が狭幅部に相当し、最大径Dの部分が広幅部に相当する。
【0024】
図2、図10、図11に示すように、コントロールカム23は合成樹脂製のほぼ円板状のものである。コントロールカム23には、パウル26をラチェットホイール13の歯13aに係合可能にする開角約40度の切欠き部35と、中心に対して切欠き部35と反対側に位置する開角約65度の切欠き部36と、切欠き部35,36以外の所の外周部に位置しパウル26とラチェットホイール13との係合を不能とする円弧状カム面37,38とが形成されている。コントロールカム23の左端面には切欠き部35の端部に位置する突起39と、切欠き部35に対して突起39と反対側に位置する突起40とが形成されている。
【0025】
図2、図12、図13に示すように、カム体22は合成樹脂製のほぼ円板状のものである。カム体22には、パウル26をラチェットホイール13の歯13aに係合可能にする開角約30度の切欠き部41と、切欠き部41以外の所の外周部に位置しパウル26とラチェットホイール13との係合を不能とする円弧状カム面42とが形成されている。切欠き部41の片方の端縁は円弧状端縁41aに形成されている。カム体22の左端面にはコントロールカム23の切欠き部36に遊嵌される突起43が形成されている。カム体22の右端面の半径方向途中部には右方へ突出し半径方向へ狭幅の環状凸部44が形成され、その環状凸部44の右端面にラチェットホイール13の軸直交端面と摩擦係合する環状の摩擦係合面44aが形成されている。
【0026】
コントロールカム23の右端面のうちの内周側部分には環状凹部46が形成され、カム体22の左端面のうちの最内周部には左方へ突出し半径方向へ狭幅の環状凸部45が形成され、この環状凸部45の左端面に、コントロールカム23の環状凹部46の奥端面と摩擦係合する摩擦係合面45aが形成されている。
カム体22とラチェットホイール13間の摩擦トルクが、カム体22とコントロールカム23間の摩擦トルクよりも大きくなるように、つまり、カム体22がコントロールカム23に追従作動するよりもラチェットホイール13に一層強力に追従作動するように、カム体22のラチェットホイール13との摩擦係合面44aが、カム体22のコントロールカム23との摩擦係合面45aよりも外周側に形成されている。
【0027】
以上説明したロールカーテン1の作用について、図14を参照して説明する。図14(a)〜(e)は、カム・ラチェット機構14を左方から視た状態の作動説明図であり、カーテン2を引き出す際にはラチェット部材10が引出し方向aへ回転し、カーテン2を巻き取る際にはラチェット部材10が巻取り方向bへ回転する。そして、ラチェット部材10が回転するとき、カム体22は切欠き部36で許容される範囲内でラチェットホイール13に追従して回動し、コントロールカム23はストッパ31,32で許容される範囲内でカム体22に追従して回動する。
【0028】
図14(a)はカーテン2を巻き取ったときの状態を示し、この状態では突起39がストッパ31で係止され、突起43が切欠き部36の端部で係止され、両切欠き部35,41が合致してパウル26からずれている。
カーテン2を引出し方向aへ引き出し始めると、カム体22とコントロールカム23とがラチェットホイール13及び相互の摩擦により、同方向に回転して、図14(b)のようにパウル26がラチェットホイール13の歯13aに係合可能になる。さらに引き出しを続けるとコントロールカム23の突起40が軸受けケースに固定されたストッパ32と係合するのでコントロールカム23は停止し、カム体22だけがラチェットホイール13と同方向に回転する。そして、更に引き出すと、図14(c)のようにカム体22の突起43がコントロールカム23の切欠き部36の端縁に当接してカム体22の回転も停止するが、カム体22とラチェットホイール13は摩擦係合しているだけなので、所望の長さカーテン2を引出すことができる。
【0029】
そして、カーテン2を停止させる際には、巻取り方向bに少しカーテン2を巻き取らせると図14(c)の状態からカム体22とコントロールカム23とが一体になって回転し、コントロールカム23の突起39が軸受けケースのストッパ39と当接して停止した図14(d)の状態になり、さらにカム体22だけが回転してカム体22の切欠き部41とコントロールカム23の切欠き部35とが合致した図14(a)の状態になる。この状態から若干カーテン2を引き出すと、図14(b)の状態になるので、カーテン2から手を離してパウル26をラチェットホイール13の歯13aに係合させて図14(e)のようにロックさせることができる。
【0030】
そして、カム体22のラチェットホイール13との摩擦係合面44aを、カム体22のコントロールカム23との摩擦係合面45aより外周側に形成したので、カム体22とコントロールカム23間に作用する摩擦トルクよりも、カム体22とラチェットホイール13間に作用する摩擦トルクの方が大きくなる。それ故、カム体22がコントロールカム23に追従作動するよりもラチェットホイール13に追従作動しやすくなる。
【0031】
ここで、カーテン2の全量を引出した状態で、パウル26がラチェットホイール13の歯13aに係合してしまうことがある。その場合、軸受けケース15の外側へ突出している操作部28を操作して、パウル26の係合を強制的に外すことができる。このように、強制的にパウル26の係合を解除できるので、ラチェットホイール13の歯数を多くし、歯間ピッチを細かくし、任意位置でカーテン2を停止できるように構成することができる。
【0032】
パウル部材25の1対の支軸部27a,27bを長溝33とU形の枢支部34とに回動自在に枢支したので、パウル部材25を組付ける際には、支軸部27aを案内溝部33aに沿って移動させながら、支軸部27aを枢支溝部33cに、支軸部27bを枢支孔34cに装着することができるから、パウル部材25の組付け性を高めることができる。その長溝33は、軸受けケース15の外端壁15bの厚さの範囲を有効活用して形成できるから、軸受けケース15の左右方向サイズを小さくでき、ロールカーテン1の小型化を図ることができる。
【0033】
前記長溝33が、案内溝部33aと、枢支溝部33cと、それらの境界部の狭幅の狭幅溝部33bとを有し、支軸部27a,27bは組付け時特有の回動姿勢にした状態でのみ狭幅溝部33bと狭幅切欠き部34bとを通過可能な非円形断面に構成してあるので、パウル部材25の組付けの際、それを組付け時特有の姿勢にし、支軸部27a,27bを組付け時特有の回動姿勢にして、支軸部27a,27bを狭幅溝部33bと、狭幅切欠き部34bとを通過させて組付けてから、パウル部材25を組付け時特有の姿勢から回動させると、支軸部27a,27bが狭幅溝部33bと狭幅切欠き部34bとを通過不能になり、枢支溝部33cと枢支孔34cとに枢支される。こうして、長溝33を介してパウル部材25の組付けを簡単に行いつつも、支軸部27a,27bを所定位置に枢支させることができる。
【0034】
尚、前記実施形態は、一例を示すものに過ぎず、例えば、パウル26とラチェットホイール13との係合を強制的に解除する為の解除部材であってパウル部材25とは別体の解除部材を設け、その解除部材に前記操作部28に相当する操作部を形成してもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、各部品や各機構に種々の変更を付加した状態で実施可能であることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】
請求項1のロールカーテンにおいては、パウルとラチェットホイールとの係合を解除するための解除部材が設けられ、パウル部材がケース部材内に回動可能に支持されるとともに、解除部材に、ケース部材に形成した長孔から外部へ突出する強制解除用の操作部を設けたので、カーテンを全量引き出した状態でロックした場合には、解除部材に設けた操作部を手動で操作して、パウルをラチェットホイールの歯から外すことにより、強制的にロック解除することができる。また、このように、強制的にロック解除できるため、ラチェットホイールの歯間ピッチを細かく形成することができる。従って、カーテンを任意位置で停止できる。
請求項2のロールカーテンにおいては、請求項1と同様の効果を奏するが、パウル部材が解除部材を含むので、部品数が少なくなって機構が簡単になり、組付けやすくなる。
【0036】
請求項3のロールカーテンにおいては、請求項1又は請求項2と同様の効果を奏するが、前記ケース部材のカーテン幅方向外側の外端壁の内面部に長溝を凹設するとともに、ケース部材の周壁部の内面部のうちの開放内端側部位にU形の枢支部を形成し、前記パウル部材の1対の支軸部を長溝とU形の枢支部とに回動自在に枢支したので、パウル部材を組付ける際には、一方の支軸部を長溝に沿って移動させながら、他方の支軸部をU形の枢支部に装着することができるから、パウル部材の組付け性を高めることができる。前記長溝は、ケース部材のカーテン幅方向外側の外端壁の厚さの範囲を有効活用して形成できるから、ケース部材のカーテン幅方向のサイズを小さくでき、ロールカーテンの小型化を図ることができる。
【0037】
請求項4のロールカーテンにおいては、請求項3と同様の効果を奏するが、前記長溝が、組付け時にパウル部材の支軸部を案内する案内溝部と、パウル部材の支軸部を枢支する円形の枢支溝部と、案内溝部と枢支溝部との境界部に狭幅に形成された狭幅溝部とを有し、この長溝に枢支されるパウル部材の支軸部は、狭幅溝部を通過可能な狭幅部と狭幅溝部を通過不能な広幅部とを有するので、一方の支軸部の狭幅部が狭幅溝部を通過して枢支溝部に移動し、その後パウル部材の姿勢を作動状態の姿勢に変更し、1対の支軸部を作動状態における回動姿勢に変更すると、支軸部の広幅部が狭幅溝部を通過不能になり、枢支溝部に枢支される。こうして、長溝を介してパウル部材の組付けを簡単に行いつつも、一方の支軸部を所定位置に枢支する機能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るロールカーテンの斜視図である。
【図2】ロールカーテンの左端側部分の縦断面図である。
【図3】ロールカーテンの右端側部分の縦断面図である。
【図4】左側の軸受けケース等の右側面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】パウル部材の正面図である。
【図7】パウル部材の左側面図である。
【図8】軸受けケースの要部の斜視図である。
【図9】(a)〜(c)はパウル部材の組付け時の各組付け状態説明図である。
【図10】コントロールカムの左側面図である。
【図11】コントロールカムの正面図である。
【図12】カム体の左側面図である。
【図13】カム体の正面図である。
【図14】(a)〜(d)はカム・ラチェット機構の作動状態における各作動状態説明図である。
【符号の説明】
1 ロールカーテン
2 カーテン
3 巻取軸
13 ラチェットホイール
22 カム体
23 コントロールカム
24 皿バネ
25 パウル部材
26 パウル
27a,27b 支軸部
29 長孔
31,32 ストッパ
33 長溝
33a 案内溝部
33b 狭幅溝部
33c 枢支溝部
34 枢支部
34b 狭幅切欠き部
34c 枢支孔
35,36 切欠き部
37,38 円弧状カム面
39,40 突起
41 切欠き部
42 円弧状カム面
43 突起[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a roll curtain, and more particularly to a roll curtain suitable for mounting inside a window of an automobile, provided with an operation mechanism for forcibly releasing the lock when the curtain is locked in a state where the curtain is fully pulled out. About things.
[0002]
[Prior art]
Recently, there are many needs to install a roll curtain that is installed inside the window of an automobile to block sunlight and adjust the amount of light entering the passenger compartment. Therefore, the applicant of the present application has proposed an automobile sunshade device suitable for mounting inside the sunroof of an automobile in the previous application (Japanese Utility Model Publication No. 1-68368). This sunshade device has a cloth shade main body, a winding shaft that is fixed to the base end portion of the shade main body and rotated and biased so as to wind the shade main body, and the shade main body is wound at a position where the shade main body is pulled out to an arbitrary length. It has a special cam and ratchet mechanism that can lock and unlock the spindle.
[0003]
The cam ratchet mechanism includes a ratchet wheel, a pawl capable of locking the ratchet teeth, and a cam mechanism for switching the pawl between a locking position and a locking release position. This cam mechanism ratchets a cam body, a control cam, a stopper that restricts the rotation range of the control cam, a mechanism that restricts the relative rotation range of the cam body and the control cam, and the control cam and the cam body. It consists of a disc spring or the like that biases the wheel.
The cam body includes a notch that enables engagement between the ratchet wheel and the pawl, and an arcuate cam surface that disables engagement, and is rotatably supported by the take-up shaft. The end face of the wheel is configured to be frictionally engaged. The control cam has a notch that enables engagement between the ratchet wheel and the pawl, and an arcuate cam surface that disables engagement, and is rotatably supported by the take-up shaft and a cam body. Frictionally engages the end face of the cam body, and is attached to the cam body so as to be relatively rotatable between a position where both notches match and a position where they do not match.
[0004]
14 (a) to 14 (e) according to the embodiment of the present application are operation explanatory views of the cam ratchet mechanism corresponding to FIG. 11 of the publication, and the
[0005]
When the shade body starts to be pulled out in the pull-out direction a, the
[0006]
Here, in the cam and ratchet mechanism of the sunshade device disclosed in the above publication, when the number of teeth of the ratchet wheel is small and the inter-tooth pitch is large, it is difficult to make the shade body stopable at an arbitrary drawing position. Therefore, it is desirable to increase the number of teeth of the ratchet wheel and reduce the inter-tooth pitch.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
When the number of teeth on the ratchet wheel is increased and the inter-tooth pitch is made finer in the roll curtain to which the cam and ratchet mechanism is applied, the pawl engages with the ratchet teeth in a locked state with the curtain fully pulled out. May be. However, in order to release the lock, it is necessary to pull out the curtain a little, so there is a problem that it becomes impossible to release the lock when the curtain is in a locked state with all the curtains pulled out.
[0008]
In the sunshade device of the above publication, a case member surrounding the cam ratchet mechanism is provided, and a pair of pivot shaft portions of the pawl member are formed on a pair of U-shaped pivot portions formed on the inner surface side of the peripheral wall of the case member. Since it pivotally supported, there also exists a problem that the axial direction size of a case member becomes large.
An object of the present invention is to provide a roll curtain that solves the above problems, forcibly releases the lock when the lock cannot be released, reduces the size of the case member, and improves the assemblability.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The roll curtain of
[0010]
A ratchet wheel is fixed to a winding shaft that is urged to rotate in the direction in which the curtain is wound, and the winding shaft is locked when a pawl is engaged with the teeth of the ratchet wheel. When the notch portion of the cam body and the notch portion of the control cam are matched to correspond to the pawl, the pawl can be engaged with the teeth of the ratchet. If the notch portions are not matched, a circular cam surface is formed by the arc-shaped cam surface of the cam body and the arc-shaped cam surface of the control cam, so that the pawl cannot be engaged with the ratchet teeth. Even when the two notches coincide with each other at a position not corresponding to the pawl, the pawl cannot be engaged with the ratchet teeth. In the same manner as described in the prior art section, the curtain is pulled out and stopped at a desired position by the cooperation of the cam body, the control cam, and the stopper, or the stop state is released and the curtain is taken up. Can be rolled up.
[0011]
Here, the pawl member is rotatably supported in the case member, and the release member is provided with an operation portion for forced release that protrudes outward from a long hole formed in the case member. Even if the lock is applied, the lock can be forcibly released by manually operating the operating portion provided on the release member and removing the pawl from the teeth of the ratchet wheel by the release member. In addition, since the lock can be forcibly released in this way, the inter-tooth pitch of the ratchet wheel can be finely formed.
A roll curtain according to a second aspect is the invention according to the first aspect, wherein the pawl member includes a release member. Therefore, the number of parts is reduced and assembly is simplified.
[0012]
A roll curtain according to a third aspect is the invention according to the first or second aspect, wherein a long groove is formed in the inner surface of the outer end wall on the outer side in the curtain width direction of the case member, and the inner surface portion of the peripheral wall portion of the case member A U-shaped pivot portion is formed in the open inner end side portion of the two, and a pair of pivot shaft portions of the pawl member are pivotally supported by a long groove and a U-shaped pivot portion. Is. When assembling the pawl member, it is possible to attach the other support shaft portion to the U-shaped pivot support portion while moving one support shaft portion along the long groove. be able to. Since the long groove can be formed by effectively utilizing the thickness range of the outer end wall on the outer side of the curtain width of the case member, the size of the case member in the curtain width direction can be reduced, and the roll curtain can be reduced in size. it can. Other effects similar to those of the first or second aspect are achieved.
[0013]
A roll curtain according to a fourth aspect of the present invention is the roll curtain according to the third aspect of the invention, wherein the long groove is a guide groove portion that guides the support shaft portion of the pawl member during assembly, and a circular support groove portion that supports the support shaft portion of the pawl member. And a narrow groove portion formed in a narrow width at a boundary portion between the guide groove portion and the pivot groove portion, and the support shaft portion of the pawl member pivotally supported by the long groove has a narrow width that can pass through the narrow groove portion. It has the wide part which cannot pass a width part and a narrow groove part, It is characterized by the above-mentioned. When the pawl member is assembled, one support shaft portion is inserted into the guide groove portion, and the narrow portion of the support shaft portion passes through the narrow width groove portion and moves to the pivot support groove portion. After that, if the posture of the pawl member is changed to the posture in the operating state after assembly, and the pair of support shaft portions are changed to the rotation posture in the operation state, the wide portion of the support shaft portion cannot pass through the narrow groove portion. And is pivotally supported by the pivot groove. In this way, it is possible to ensure the function of pivoting one of the support shafts at a predetermined position while simply assembling the pawl member via the long groove.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
This embodiment is an example when the present invention is applied to a roll curtain that is installed inside a window on the side of an automobile and blocks sunlight or adjusts the amount of light. As shown in FIGS. 1 to 3, the
[0015]
A
The shaft member 4 is rotatably inserted into the
[0016]
Thus, the take-up
[0017]
Next, the structure of the
As shown in FIG. 2, the
[0018]
As shown in FIGS. 2 and 4 to 7, the
[0019]
As shown in FIGS. 4, 8, and 9, two
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
When the
In this state, since the
[0023]
Next, as shown in FIG. 9 (c), when the
[0024]
As shown in FIGS. 2, 10, and 11, the
[0025]
As shown in FIGS. 2, 12, and 13, the
[0026]
An
The friction torque between the
[0027]
The operation of the
[0028]
FIG. 14A shows a state when the
When the
[0029]
When the
[0030]
Since the
[0031]
Here, the
[0032]
Since the pair of
[0033]
The
[0034]
The above embodiment is merely an example. For example, the release member is a release member for forcibly releasing the engagement between the
[0035]
【The invention's effect】
In the roll curtain of
The roll curtain of
[0036]
In the roll curtain of
[0037]
In the roll curtain of claim 4, the same effect as in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a roll curtain according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a longitudinal sectional view of a left end side portion of the roll curtain.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of a right end side portion of the roll curtain.
FIG. 4 is a right side view of the left bearing case and the like.
5 is a cross-sectional view taken along line VV in FIG.
FIG. 6 is a front view of a pawl member.
FIG. 7 is a left side view of the pawl member.
FIG. 8 is a perspective view of a main part of the bearing case.
FIGS. 9A to 9C are explanatory views of each assembled state when the pawl member is assembled.
FIG. 10 is a left side view of the control cam.
FIG. 11 is a front view of a control cam.
FIG. 12 is a left side view of the cam body.
FIG. 13 is a front view of the cam body.
FIGS. 14A to 14D are explanatory diagrams of each operation state in the operation state of the cam ratchet mechanism. FIGS.
[Explanation of symbols]
1 Roll curtain
2 Curtain
3 Winding shaft
13 Ratchet wheel
22 Cam body
23 Control cam
24 Disc spring
25 Paul members
26 Paul
27a, 27b Support shaft
29 Long hole
31, 32 stopper
33 Long groove
33a Guide groove
33b Narrow groove
33c Pivot groove
34 Pivot
34b Narrow width notch
34c pivot hole
35, 36 Notch
37,38 Arc-shaped cam surface
39, 40 protrusion
41 Notch
42 Arc-shaped cam surface
43 Protrusions
Claims (4)
このカーテンの基端部が固着されカーテンを巻取る方向へ付勢された巻取軸と、 この巻取軸の少なくとも一端側において巻取軸に固定され外周に複数の歯を有するラチェットホイールと、
ラチェットホイールの歯に係合可能で係合方向へ回動付勢され係合時に巻取軸の巻取り方向の回転を停止するパウルを含むパウル部材と、
ラチェットホイールとパウルとの係合を可能にする切欠き部と係合を不能とする円弧状カム面とを有し巻取軸に回転可能に支持され且つラチェットホイールの軸直交端面に摩擦係合するカム体と、
ラチェットホイールとパウルとの係合を可能にする切欠き部と係合を不能とする円弧状カム面とを有し巻取軸に回転可能に支持され且つカム体の端面に摩擦係合し且つカム体に対して両切欠き部が合致する位置と合致しない位置との間で相対回動可能に取付けられたコントロールカムと、
このコントロールカムの回動範囲を規制するストッパと、
ラチェットホイールとパウル部材とカム体とコントロールカムとを囲繞するケース部材と、
パウルとラチェットホイールとの係合を解除するための解除部材とを備え、
前記パウル部材がケース部材内に回動可能に支持されるとともに、解除部材に、ケース部材に形成した長孔から外部へ突出する強制解除用の操作部を設けたことを特徴とするロールカーテン。A flexible curtain;
A winding shaft fixed at the base end of the curtain and biased in a direction to wind up the curtain, a ratchet wheel fixed to the winding shaft at least at one end of the winding shaft, and having a plurality of teeth on the outer periphery;
A pawl member including a pawl that is engageable with the teeth of the ratchet wheel and is rotationally biased in the engaging direction and stops rotation of the winding shaft in the winding direction when engaged;
It has a notch that enables engagement between the ratchet wheel and the pawl, and an arcuate cam surface that disables engagement, and is rotatably supported by the take-up shaft and frictionally engaged with the axially orthogonal end surface of the ratchet wheel. Cam body to do,
A notch for enabling engagement between the ratchet wheel and the pawl, and an arcuate cam surface for disabling the engagement, rotatably supported on the take-up shaft, and frictionally engaged with the end surface of the cam body; A control cam mounted so as to be capable of relative rotation between a position where both notches match and a position where the notches match the cam body;
A stopper for restricting the rotation range of the control cam;
A case member surrounding the ratchet wheel, the pawl member, the cam body and the control cam;
A release member for releasing the engagement between the pawl and the ratchet wheel,
A roll curtain characterized in that the pawl member is rotatably supported in the case member, and the release member is provided with an operation portion for forced release that protrudes outward from a long hole formed in the case member.
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