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JP3697467B2 - Switch object update system - Google Patents

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JP3697467B2
JP3697467B2 JP24243495A JP24243495A JP3697467B2 JP 3697467 B2 JP3697467 B2 JP 3697467B2 JP 24243495 A JP24243495 A JP 24243495A JP 24243495 A JP24243495 A JP 24243495A JP 3697467 B2 JP3697467 B2 JP 3697467B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子交換機のオブジェクト指向ソフトウェアにおける、システムの運用中に発生するシステム構成の変更や収容回線や加入者等の増減に伴うオブジェクトの更新を行う交換機のオブジェクト更新システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
交換機システム運用中のシステム構成の変更や収容回線や加入者等の増減設に伴い、交換ソフトウェアの局データ変更作業が発生する。一般に、オンライン局データ変更は、交換機に接続された保守装置からのコマンド入力によりコマンド実行プログラムが変更対象となるデータの変更操作を行う。
オブジェクト指向型交換ソフトウェアにおける局データ変更操作とは、局データを有する既存オブジェクトの属性変更やオブジェクト自身の追加や削除の操作を行うことを意味する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような局データ変更処理において、一つの局データ変更作業は複数の段階からなり、一般的に複数のオブジェクト(局データ)が関係する。個々のオブジェクトのデータ変更やオブジェクトの新規生成あるいは削除の操作はシーケンシャルに、かつ、独立に実行される。そして、これらの操作単位にオブジェクトのデータエリアに対応するメモリは直接書き換えられていた。
従って、保守者の操作ミス等による局データ変更の誤りは作業完了後運用されるまで検出されないため、システムの信頼性を損ねる恐れがあった。
【0004】
また、局データの変更作業において、その作業途中の各段階において、システムが何らかの障害により再開した場合、局データの矛盾が発生する。これを解消するためには、再開発生時点で作業途中だった局データ変更を実行する以前の状態に復旧させる必要があるが、保守者がどこまで変更操作を行ったか認識している場合はコマンドで切り戻しを行えるが、その手順は非常に複雑になる。また、どこまで変更したかを認識していない場合は、IPL手順によりバックアップされたデータをローディングして再開させる必要があった。
【0005】
このような点から、局データ変更誤りのまま運用されてしまうことを未然に防止でき、また、局データ変更作業中に、作業を停止した場合であっても、特別な保守操作が必要ない交換機のオブジェクト更新システムの実現が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題を解決するため次の構成を採用する。
<請求項1の構成>
本発明は、交換処理用の現在のデータを利用して交換処理を実行する多数のオブジェクトを備える交換機のオブジェクト更新システムにおいて、前記現在のデータの更新を必要とする更新対象オブジェクトに対し前記現在のデータを旧データとして登録すると共に更新データを新データとして登録し、前記更新に伴って追加すべきオブジェクトを生成すると共に追加されるデータを新データとして登録し、前記更新に伴って削除される削除対象オブジェクトに対し削除されるデータを旧データとして登録するオブジェクト更新制御部と、該オブジェクト更新制御部から前記登録の通知を受けると、前記更新対象オブジェクトと前記追加オブジェクト及び削除対象オブジェクトに対し非現用を示す工事モードデータを付与すると共に他のオブジェクトに対し現用を示す運用モードデータを付与するオブジェクト管理部と、試験用メッセージを供給して前記新データに基づく交換処理を前記更新対象及び追加のオブジェクトに実行させ、所定の交換処理が終了すると切替え要求を出力するメッセージ制御部とを含み、前記オブジェクト更新制御部は、前記切替え要求を受けると、全てのオブジェクトの実行終了を待って前記オブジェクト管理部の工事モードデータを運用モードデータに変換させ、かつ前記更新対象オブジェクトに対応のデータエリアに前記新データを書き込むと共に前記削除対象オブジェクト及びその対応するデータエリアの旧データを削除する、ことを特徴とする交換機のオブジェクト更新システム。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の交換機のオブジェクト更新システムの実施の形態を示す構成図であるが、これに先立ち、本発明システムの基本となるシステムの説明を行う。
【0018】
図2は、オブジェクト指向交換ソフトウェアの構成図である。
図において、オブジェクト指向交換ソフトウェアは、リアルタイムOS100、オブジェクトインタフェーサ101、アプリケーション102からなる。
リアルタイムOS100は、コンピュータハードウェア200上の階層に位置し、コンピュータが行う各種の処理を管理するオペレーティングシステムである。
オブジェクトインタフェーサ101は、リアルタイムOS100の機能を用いて、上位のアプリケーション102に実行環境を提供する機能を備え、メッセージ管理機能、スレッド管理機能、オブジェクト管理機能、クラス管理機能、メモリ管理機能等を備えている。
【0019】
ここで、メッセージ管理機能とは、オブジェクトがメッセージ送信を行うときに起動され、宛先オブジェクトを判定して適当なメッセージ送信手段を選択してメッセージを宛先オブジェクトに届ける機能を備えている。スレッド管理機能は、送信メッセージを実行するための並列処理単位となるリソースを提供する機能である。オブジェクト管理機能は、オブジェクトの生成追加や削除および実行中状態の管理を行う機能である。クラス管理機能は、クラスと呼ばれるオブジェクトの種類を表す単位で、アプリケーションプログラムやデータサイズ等の属性情報を管理する機能である。メモリ管理機能は、オブジェクトの追加や削除に応じて必要となるメモリエリアの捕捉や解放機能を提供するものである。
【0020】
また、アプリケーション102は、情報と、情報の処理操作をカプセル化し、メッセージによってアクセスするオブジェクト指向と呼ばれる概念に基づいて設計されたソフトウェアで、各種のオブジェクト群で構成され、交換システムの各種サービスを実現するものである。尚、交換ハードウェア201は、これらリアルタイムOS100、オブジェクトインタフェーサ101、アプリケーション102で構成される交換ソフトウェアによって交換処理を行うハードウェアである。
【0021】
図3および図4は、交換システムのモデル構成図、およびそれに対応するアプリケーションオブジェクトの実装の例を示す説明図である。
図5〜図7は、各オブジェクトのデータ構成図である。
【0022】
交換システムは、図3に示すように、回線収容装置A110、回線収容装置B111、交換スイッチ112、制御装置(CPU)113、保守端末114、端末A1〜A3、B1、B2からなる。
回線収容装置A110は、それぞれポートA1〜A3に接続された端末A1〜A3を収容する装置であり、回線収容装置B111は、それぞれポートB1、B2に接続された端末B1、B2を収容する装置である。交換スイッチ112は、回線収容装置A110、B111からの通信をスイッチングする機能を有している。制御装置113は、制御バスを介して回線収容装置A110、B111および交換スイッチ112を制御するための制御装置であり、図4に示すようなオブジェクト構成となっている。また、保守端末114は、各種の指示入力や状態表示等を行うための端末である。そして、図4に示す制御装置113内のオブジェクトのデータは図5〜図7に示すようになっている。
【0023】
次に、図3に示すように、内線番号“13”の端末A3を、交換機の収容位置ポートA3から収容位置ポートB3に移動した場合を例として局データ変更の操作を説明する。
【0024】
図8は、局データ変更作業のフローチャートであり、本発明の交換機のオブジェクト更新システムの変更作業の比較となるものである。
(1)ステップS1では、内線番号“13”の削除を行う。オブジェクト更新動作では、図7で示した番号翻訳オブジェクトの変数データ(テーブル1)を、番号“13”でインデックスした部分のデータ書き換え(端末“A3”から“空”)を行う(操作1)。
(2)ステップS2では、端末A3の削除を行う。オブジェクト更新動作では、操作2において、図5の回線収容装置Aオブジェクトの変数データ(収容位置変換表)を収容位置番号“2”でインデックスした部分のデータ書き換え(“端末A3”から“未実装”)を行う。そして、操作3において、端末A3オブジェクトの削除(データエリアの解放)を行う。
【0025】
(3)ステップS3では、端末B3の登録を行う。オブジェクト更新動作では、以下の変数データを持つ端末クラスB3オブジェクトを新規に生成する(操作4)。
・回線収容オブジェクトIDは“回線収容装置B”
・収容位置番号は“2”
・内線番号は“13”
【0026】
(4)ステップS4では、ポートB3の閉塞解除を行う。オブジェクト更新動作では、回線収容装置Bオブジェクトの変数データ(収容位置変換表)を収容位置番号“2”でインデックスした部分のデータ書き換え(“未実装”から“端末A3”)を行う(操作5)。
(5)ステップS5では、内線番号“13”の追加を行う。オブジェクト更新動作では、番号翻訳オブジェクトの変数データ(テーブル1)を番号“13”でインデックスした部分のデータ書き換え(“空”から“端末A3”)を行う(操作6)。
【0027】
このように、上記の局データ変更操作は、図8に示すように、一つの局データ変更作業は複数の段階からなり、一般的に複数のオブジェクト(局データ)が関係する。個々のオブジェクトのデータ変更やオブジェクトの新規生成あるいは削除の操作は、シーケンシャルに、かつ、独立に実行される。そして、これらの操作単位にオブジェクトのデータエリアに対応するメモリは直接書き換えられている。その結果、保守者の操作ミス等による局データ変更の誤りは作業完了後運用されるまで検出されないことになる。
【0028】
また、図8に示す局データの変更作業において、その作業途中の各段階において、システムが何らかの障害により再開した場合、局データの矛盾が発生する。これを解消するためには、再開発生時点で作業途中だった局データ変更を実行する以前の状態に復旧させる必要がある。この場合、保守者がどこまで変更操作を行ったか認識している場合はコマンドで切り戻しを行えるが、その手順は非常に複雑になる。また、どこまで変更したかを認識していない場合は、IPL手順によりバックアップされたデータをローディングして再開させる必要がある。
【0029】
更に、複数のコマンドが同時に実行され、かつ、それらが同一のオブジェクト(局データ)にアクセスすると、局データが破壊されてしまうことになる。そこで、同種のデータにアクセスする可能性のあるコマンドは同時にただ一つしか実行できない等の制限条件を付け、コマンド実行制御プログラム内部に競合チェック機能を設ける必要がある。
【0030】
図9、図10は、コマンド間の競合の説明図である。
即ち、図9、図10は、種々の局データ変更に関するコマンド実行オブジェクトと変更対象オブジェクト(局データ)との関係説明図である。
例えば、図示例では、クラスBに対して複数のコマンドが同時に実行可能であり、アクセス競合の恐れがあるため、コマンド1〜3は同時に実行できない条件とされている。
従って、このようにアクセス競合を防止するために、大量の局データ変更を実行する場合でも、シーケンシャルにコマンドを実行させることになり、作業効率を阻害する要因となる。
【0031】
そこで、本発明の交換機のオブジェクト更新システムは、関連する一連の局データ変更操作を一つの処理単位として管理することにより、その単位で局データの更新や復旧を保証し、かつ、アプリケーションに汎用的な局データ変更手段を提供するようにしたものであり、以下、その詳細を具体例を用いて説明する。
【0032】
《具体例1》
〈構成〉
図1において、交換機のオブジェクト更新システムは、リアルタイムOS100、オブジェクトインタフェーサ101、アプリケーション102からなる。ここで、リアルタイムOS100は、図2で説明したように、コンピュータが行う各種の処理を管理するオペレーティングシステムである。また、アプリケーション102は、各種のオブジェクト群で構成されている。
【0033】
オブジェクトインタフェーサ101は、メッセージ制御部1、オブジェクト管理部2、クラス管理部3、メモリ管理部4、再開初期設定部5、スレッド管理部6、オブジェクト更新制御部7からなる。
【0034】
メッセージ制御部1は、上述したメッセージ制御機能を有すると共に、変更されたオブジェクトの工事用環境から通常運用環境への切替え操作と、その切替え操作中のオブジェクトに対するアクセスとを排他制御する機能を有している。オブジェクト管理部2は、上述したオブジェクト管理機能を有すると共に、工事グループに登録されるオブジェクトに対して、変更作業用に通常運用環境とは異なる工事用環境を用意する機能を有している。また、クラス管理部3、メモリ管理部4、スレッド管理部6は、上述したクラス管理機能、メモリ管理機能、スレッド管理機能を有するものである。更に、再開初期設定部5は、交換機システムが再開した場合の初期設定を行う機能を有するものである。そして、オブジェクト更新制御部7は、交換機のオブジェクトを変更する場合、変更対象となるデータを有するオブジェクト群を一つの工事グループとして管理する機能を有するものである。
【0035】
〈動作〉
図11は、具体例1の局データ変更動作のフローチャートである。
図12は、局データ変更時の動作説明図である。
図13は、局データ変更時のオブジェクト管理部2とオブジェクト更新制御部7の管理データ構成の説明図である。
図14、15は、各フェーズにおけるオブジェクト状態の説明図である。
【0036】
図12は、局データ変更中の更新対象オブジェクトA、B、Cとオブジェクト更新制御部7およびオブジェクト管理部2との関係を示しており、ここでは、オブジェクトAが変更対象オブジェクト、オブジェクトBが追加オブジェクト、オブジェクトCが削除オブジェクトの例となっている。
【0037】
また、図13に示すように、オブジェクト管理部2はオブジェクト管理テーブル30を備え、このオブジェクト管理テーブル30は、オブジェクト状態と、オブジェクトデータエリアへの運用モードへのポインタと、工事モードへのポインタと、工事グループ番号とが示されている。そして、オブジェクト更新制御部7は、工事グループ管理テーブルを備え、この工事グループ管理テーブルには、工事グループ状態とグループ情報リストへのポインタとが示されている。
【0038】
以下、図11のフローチャートに沿って局データ変更動作を説明する。
(1)フェーズ1は、保守者からのコマンドを受信したコマンド実行制御オブジェクトが局データ変更操作に先立ち、オブジェクト更新制御部7から“工事グループ番号”を捕捉するフェーズである。
即ち、上記(1)では、図12に示すように、コマンド実行制御オブジェクト20が、オブジェクト更新制御部7に対して工事グループ番号を捕捉する。ここでは、工事グループ21とする。
【0039】
(2)フェーズ2は、局データ変更の対象となるオブジェクトA、B、Cを、先に捕捉した工事グループ21に登録するフェーズであり、局データ変更の数分、本フェーズは繰り返される。ここで、オブジェクトの変更方法によって、オブジェクト更新制御部7は以下の動作を行う。
【0040】
(a)既存のオブジェクト(図12ではオブジェクトA)を“変更”する場合、オブジェクト更新制御部7は、“工事開始要求”により、対象オブジェクトAの複製を作成して工事グループ21に登録する。この時、基になるオブジェクトを“運用モード”と呼び、複製オブジェクトを“工事モード”と呼ぶ。このオブジェクトが2面確保された状態は、オブジェクト管理部2に通知され、“工事中”状態として図13に示すオブジェクト管理テーブル30上に記憶される。
(b)新規にオブジェクト(図12ではオブジェクトB)を追加する場合、オブジェクト更新制御部7は、“追加要求”により、オブジェクトBを生成し、工事グループ21に登録する。この生成されたオブジェクトBは“工事モード”として扱われ、オブジェクト管理部2に通知される。
(c)既存のオブジェクト(図12ではオブジェクトC)を削除する場合、オブジェクト更新制御部7は“削除要求”により、オブジェクトCを工事グループ21に登録する。
【0041】
以上、各オブジェクトの状態遷移は、図14におけるフェーズ1からフェーズ2への移行に対応する。
【0042】
(3)フェーズ3は、アプリケーション102が実際に局データの変更を実行するフェーズであり、これは、先にオブジェクト更新制御部7が生成した“工事モード”側の変数データを書き換えることになる。本フェーズは、“変更”または“追加”オブジェクトA、Bに対して適用される。以下に、工事モードへのアクセスメカニズムを説明する。
【0043】
図16は、一般的なオブジェクト間通信の概念の説明図である。
図17は、オブジェクト間通信を実現するメッセージ制御部1の処理フローチャートである。
(a)図16に示すように、送信元オブジェクト40がメッセージ送信要求を行うと、メッセージ制御部1は、メッセージ送信の種類によってメッセージ実行に必要なリソース(スレッド)の確保を行うか否かを判断し、行う場合{非同期メッセージの場合:図16(a)}は、スレッド管理部6に要求し、行わない場合{同期メッセージの場合:図16(b)}は、現在の実行環境であるスレッド42をそのまま用いて宛先オブジェクト41にメッセージを届ける。これが、図17におけるステップS1の処理である。尚、スレッド43は、宛先オブジェクト41への起動のためのスレッドである。また、ここでの処理については、例えば、特願平2−285891号“並列処理方法”等に記載されているように、既知の手法を用いている。
【0044】
(b)更に、メッセージ制御部1は、次に述べるスレッドの実行モードと宛先オブジェクト41の状態によってメッセージをどのモードのオブジェクトに届けるかを判断する。これが図17におけるステップS2〜ステップS9の処理である。
(c)アプリケーション102は、メッセージ送信を行う際に、メッセージ実行環境であるスレッド42、43に対して、メッセージの宛先オブジェクト41が工事中の場合に、運用モードと工事モードのどちらにアクセスするかを指定できる。これは、スレッドに対する“実行モード設定要求”であり、図17のステップS3に示すように、“運用モードアクセス/工事モードアクセス/試験モードアクセス”のいずれかを選択可能とする。
【0045】
図18は、スレッドの実行モードとメッセージ送信の説明図である。
この図18のa)運用モードアクセス設定、b)工事モードアクセス設定、c)試験モードアクセス設定は、それぞれ、図17のステップS3におけるスレッド実行モードの運用モードアクセス、工事モードアクセス、試験モードアクセスに対応するものである。
【0046】
(d)“工事モードアクセス”と指定されたスレッド上でメッセージ送信を行うと、宛先オブジェクト41が工事中でかつ工事モードを持つ場合は工事モード側でメッセージを実行する。即ち、この状態は、図18のb)工事モードアクセス設定に対応するものである。尚、“運用モードアクセス”と指定されたスレッド上でメッセージ送信を行った場合は、図18のa)に示すように、宛先オブジェクト41の運用モード側でメッセージを実行する(図17におけるステップS2からステップS6への状態)。
(e)フェーズ3では、上記のメッセージに対応するプログラムが変数データを書き換えを行う。
【0047】
(4)フェーズ4は、局データ変更が正しく行われたか否かを確認するフェーズである。これは、図18のc)に示した試験モードアクセスに設定したスレッドを利用することにより実現される。以下、図3、4で示した端末収容替えを例に、試験動作を説明する。
図19は、確認試験の動作説明図である。
即ち、図19は、図3、4における局データ変更を確認するための試験構成例を示すものであり、試験端末として登録された端末50から、内線番号“13”をダイヤルしてポートA3からポートB3に移動した端末51に着信できることを確認する試験を想定したものである。
【0048】
(a)試験端末50より発呼信号を受けると、これに対応する試験端末オブジェクト52は、呼処理動作を開始する。
(b)試験端末50よりダイヤル信号を受けると、試験端末オブジェクト52は、スレッドの実行モードを“試験アクセスモード”に設定して、番号翻訳オブジェクト53に“番号翻訳”要求メッセージ56を送信する。
(c)上記のメッセージ送信要求は、メッセージ制御部1により宛先オブジェクトである番号翻訳オブジェクト53が工事中である場合は、その工事モード側に届けられる。
(d)番号翻訳オブジェクト53の工事モード側において、番号の翻訳が実行されると、処理結果として“端末B3オブジェクト58”のオブジェクト識別番号が試験端末オブジェクト52に返送される。
【0049】
(e)試験端末オブジェクト52は、端末B3オブジェクト58に“着信要求”メッセージ57を送信する。
(f)メッセージ制御部1は、スレッドの実行モードが“試験アクセスモード”であり、かつ、端末B3オブジェクト58は工事中であることをチェックして、端末B3オブジェクト58の工事モードにメッセージ57を届ける。
(g)端末B3オブジェクト58は、メッセージ57を受けると、回線収容装置Bオブジェクト54の工事モードにメッセージを届ける。
(h)メッセージ制御部1は、スレッドの実行モードが“試験アクセスモード”であり、かつ、回線収容装置Bオブジェクト54は工事中であることをチェックして回線収容装置Bオブジェクト54の工事モードにメッセージを届ける。
(i)回線収容装置Bオブジェクト54は、メッセージ59を受けると、ポート番号B3の回線に呼出信号を送信する。
【0050】
(5)フェーズ5は、運用する局データを変更した新データに切り替えるフェーズであり、オブジェクト更新制御部7に対する“モード切替え”要求により実行される。以下に、その切替えの構成を説明する。
(a)モード切替え要求を受信すると、オブジェクト更新制御部7は指定された工事グループに登録されている運用モードを持つ全てのオブジェクトに対して“切替え予告”メッセージを送信する。
(b)“切替え予告”メッセージを受信したオブジェクトは、切替え前処理プログラムを実行して、運用モードで実行中の他の処理があれば、その掃き出しを行う。
(c)次に、オブジェクト更新制御部7は、工事グループ内の全てのオブジェクトの実行中状態をオブジェクト管理部2に問い合わせて、実行中のオブジェクトがなくなることを監視する。
【0051】
(d)工事グループ内の全てのオブジェクト(運用モード)が実行中でないことを検出すると、オブジェクト更新制御部7は、各オブジェクトの切替え操作を実行する。以上の操作を実施した状態が、図15のフェーズ5/6に対応する。
▲1▼“変更”対象オブジェクトは、運用モードと工事モードとを“交換”して、オブジェクト状態を運用中とする。尚、“交換”とは、図15におけるオブジェクト管理データ中の各モードへのポインタの組替え操作を意味する。
▲2▼“追加”対象オブジェクトは工事モードを運用モードに変更してオブジェクト状態を運用中とする。
▲3▼“削除”対象オブジェクトは運用モードを工事モードに変更して、オブジェクト状態を工事中とする。この場合は、運用モードがない場合であり、移行このオブジェクトへの一般アクセスはできなくなる。
(e)切替え操作を完了すると、オブジェクト更新制御部7は、工事グループに登録されている運用モードを持つ全てのオブジェクトに対して“切替え完了”メッセージを送信する。
(f)“切替え完了”メッセージを受信したオブジェクトは、切替え後処理プログラムを実行する。
【0052】
(g)また、切替え操作中に工事グループ登録中のオブジェクトにメッセージ送信要求があった場合は、切替え操作との競合による処理矛盾を回避するため、該当する要求(スレッド)はオブジェクト更新制御部7が工事グループ単位に予め用意した待ちキューに登録する。
【0053】
図20は、この状態を示すモード切替え中のオブジェクトアクセスの待ち合わせの説明図である。
また、この場合のメッセージ制御部1の動作は、図17のフローチャートに示す通りである。即ち、オブジェクトXからメッセージ送信要求があると、メッセージ制御部1は、宛先オブジェクト状態を参照する(図17におけるステップS2)。そして、これが工事中であった場合、その工事グループ状態を参照する(図17におけるステップS3からステップS7の流れ)。ここで、工事グループ状態は切替え中であるため、そのスレッドは起動待ち合わせとなる(図17におけるステップS8)。
【0054】
(h)全ての切替え後処理が完了すると、オブジェクト更新制御部7は、切り替えた工事グループの待ちキューにスレッドが登録されていれば、それを取り出して実行させ、切替えルーチンを終了する。
(6)フェーズ6は、変更した新局データで運用している状態(仮運用)である。
(7)フェーズ7は、局データ変更作業の終了フェーズであり、オブジェクト更新制御部7は“工事終了”メッセージを受信すると、指定された工事グループの解放処理を実行する(以下の操作を実施した状態が図15のフェーズ7に対応する)。
(a)“変更”対象オブジェクトの工事モード(この時点では、変更前の旧データ側)を解放する。
(b)“追加”対象オブジェクトは何もしない。
(c)“削除”対象オブジェクトを消滅させる。
(d)工事グループ番号と、その管理データエリアを解放する。
【0055】
以上述べた処理は、正常動作の例であり、局データ変更作業中に何らかの要因でアプリケーション102が処理を中断させたい場合、オブジェクト更新制御部7に対して“破壊要求”メッセージを送ることにより、局データを復旧させることができる。
[1]フェーズ3(試験中)で中断する場合、指定された工事グループに登録されているオブジェクトは旧状態で運用されているため、工事モードを解放すれば元の状態に復旧できる。
[2]フェーズ6(仮運用)で中断する場合、指定された工事グループに登録されているオブジェクトは新状態で運用されているため、再び切替え操作を実行(フェーズ5の逆の動作)を行った後、工事モードを解放すれば、元の状態に復旧することができる。
【0056】
〈効果〉
以上のように、上記具体例1によれば、以下の効果が得られる。
(1)局データ変更作業中の変更対象オブジェクトが行っている通常の動作と、局データ変更に関する動作は独立に扱うことができ、また、変更操作を確実に行えたかどうかの確認が行えることから、保守作業を確実に行うことができる。
(2)局データの切替え操作と一般の処理との競合による処理矛盾が起きないことが関連するデータを持つオブジェクトグループの単位で保証されることにより、サービスの連続性を保ちつつ、局データ変更を行うことができる。
(3)関連する一連の局データ変更操作を単位として、任意の段階で中断しても局データが元の状態に復旧できることが保証されるため、保守作業の安全性を高めることができる。
【0057】
《具体例2》
〈構成〉
図21は、具体例2の構成図である。
即ち、具体例2は、複数の制御プロセッサで構成された分散システムの例であり、各プロセッサは、プロセッサバスを介して各種の制御を行う。
図22は、各プロセッサにおけるオブジェクトインタフェーサの構成図である。
各オブジェクトインタフェーサにおいて、図1に示した上記具体例1との構成上の相違は、プロセッサ間通信制御部8を付加している点である。このプロセッサ間通信制御部8は、各プロセッサ間の通信制御を行う機能を有している。尚、図22において、プロセッサP2、P3内部の構成はプロセッサP1と同様であるため、内部構成の図示は省略している。
【0058】
〈動作〉
図23は、具体例2におけるプロセッサ再開時の動作説明図である。
即ち、この図23に示す状態は、図12に示した工事グループを分散環境に拡張した場合のアプリケーション(オブジェクト群)とオブジェクト更新制御部7との関係を示すものであるが、基本的にアプリケーションが意識する工事グループは分散透過な概念であり、各制御プロセッサに存在するオブジェクト更新制御部7がプロセッサ間相互で連係して工事グループを管理していることを示している。
尚、図23における工事グループ1には、プロセッサP1とプロセッサP2に存在するオブジェクトが登録され、工事グループ2にはプロセッサP2とプロセッサP3に存在するオブジェクトが登録されているものとする。
【0059】
(1)プロセッサP1の再開初期設定部5は、自プロセッサの再開により各種制御部の初期設定ルーチンを起動する。
(2)プロセッサP1のオブジェクト更新制御部7の初期設定ルーチンは、工事グループ管理テーブルを読み出し、再開発生時点で存在していた工事グループがあれば、全ての工事グループについてそのグループに登録されている自プロセッサ内のオブジェクトを復旧させた後、工事グループを解放する。図23の例では、オブジェクトAおよび工事グループ1がこれに対応する。
(3)プロセッサP1のプロセッサ間通信制御部8は、初期設定要求を受信すると、他の全てのプロセッサに再開通知メッセージを送信する。これを受信した他のプロセッサのプロセッサ間通信制御部8は、再開初期設定部5にこれを通知すると、再開初期設定部5は、各種制御部の他プロセッサ再開ルーチンを起動する。
【0060】
(4)オブジェクト更新制御部7の他プロセッサ再開ルーチンは、工事グループ管理テーブルを読み出し、再開発生時点で存在していた工事グループがあれば、全ての工事グループについて、そのグループに登録されている自プロセッサ内のオブジェクトを復旧させた後、工事グループを解放する。図23の例では、プロセッサP2においては、オブジェクトBとオブジェクトCを復旧させて工事グループ1および工事グループ2が解放される。また、プロセッサP3においては、オブジェクトDを復旧させて工事グループ2が解放される。
【0061】
〈効果〉
以上のように、具体例2によれば、マルチプロセッサシステムにおいて、局データ変更作業中に一部のプロセッサが再開すると、処理途中の全ての局データ変更操作が復旧するため、プロセッサ間のデータ矛盾を解消させるためにシステム全体を再開させる必要がなくなる。これはシステムの信頼性の向上につながる。
【0062】
尚、上記具体例2では、いずれかのプロセッサが再開した場合は、全てのオブジェクトを登録以前の状態に復旧するようにしたが、再開したプロセッサの関係するオブジェクトのみを登録以前の状態に復旧するように構成してもよい。例えば、図23に示す例では、プロセッサP1、P2のオブジェクト更新制御部7は、工事グループ1を解放し、その工事グループに属するオブジェクトを復旧させるが、プロセッサP2、P3のオブジェクト更新制御部7は、工事グループ2の状態をそのままとする。
【0063】
このように構成することにより、工事グループ2の変更操作はそのまま継続状態で再開することができるため、それまでの処理結果を生かすことができ、従って、局データ変更処理を速やかに終了させることができる。
【0064】
《具体例3》
この具体例3では、同時に複数のコマンドが入力された場合のコマンド間の競合検出メカニズムについて説明する。
図11のフェーズ2における対象オブジェクトの工事グループへの登録動作は、上記具体例1で示した通りであるが、オブジェクト更新制御部7は登録に当り、“指定されたオブジェクトが既に工事中でないか”のチェックを行う。これは図13に示されるオブジェクト管理テーブル30内のオブジェクト状態を参照することにより行われる。もしそうならば、その登録要求は拒否される。これは、「オブジェクトは同時には一つの工事グループのみ登録できる」ことを意味する。
【0065】
また、図11におけるフェーズ3において、オブジェクトの局データ書き換えは、予めスレッドの実行モードを“工事アクセスモード”にしておき、そのスレッド上でメッセージ送信を行うことで実現されるが、メッセージ制御部1およびスレッド管理部6は更に以下の機能を有している。
【0066】
(1)スレッドの実行モードを“工事アクセスモード”に設定するとき、宛先オブジェクトが登録されている工事グループとスレッドは関係付けられ、スレッド管理部6により記憶される。
(2)メッセージ制御部1は、“工事モードアクセス”のスレッドで宛先オブジェクトを起動する際に、そのスレッドに関係する工事グループと、宛先オブジェクトが登録されている工事グループを比較し、一致していればメッセージ送信を実行し、不一致の場合はメッセージ送信要求を拒否する。
この動作は、図18のb)に対応する。即ち、図18に示すオブジェクトCは工事グループ1に登録されており、工事グループ2に登録されているオブジェクトDにはアクセスできないことを示す。これは「局データの書き換えは複数の工事グループに跨って実行できない」ことを意味する。また、この動作は、図17におけるステップS3のスレッド実行モードが工事アクセスモードの場合である。この場合は、ステップS9において、登録工事グループとスレッドが関係する工事グループが一致するかをチェックし、一致した場合はステップS5に移行して工事モードのポインタを取り出し、一致しない場合は、上記の異なる工事グループに跨るアクセスの禁止により、エラーリターンとなる。
【0067】
〈効果〉
以上のように具体例3では、オブジェクトは同時には一つの工事グループのみ登録でき、また、局データの書き換えは複数の工事グループに跨って実行できないようにしたので、アプリケーション102は、コマンド間の同時実行による競合検出をオブジェクトインタフェーサ101に任せることが可能となり、コマンドの種類に応じた独自の競合チェック論理を用意する必要がなくなる。これにより、シーケンシャルにコマンドを実行させる必要がなく、変更対象が全く無関係なオブジェクトであるコマンドは同時に複数実行することが可能な環境が構築され、保守作業の効率化が図れる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の交換機のオブジェクト更新システムによれば、局データ変更中の変更対象オブジェクトが行っている通常の動作と、局データ変更に関する動作とを独立に扱うことができ、また、変更操作を確実に行えたかどうかの確認も、工事モードのオブジェクトに対して行えばよいため、保守作業を確実に行うことができる。しかも、関連する一連の局データ変更操作を単位として任意の段階で中断しても、局データが元の状態に復旧することが保証できるため、保守作業の安全性を高めることができる。更に、局データの切替え操作と、一般の処理との競合による処理矛盾が起きないことが、関連するデータを持つオブジェクトのグループ単位で保証されることになり、サービスの連続性を保ちつつ局データの変更を行うことができる。
【0069】
請求項2の交換機のオブジェクト更新システムによれば、いずれかの制御プロセッサの再開時点で、どの工事グループでどの程度変更操作を行っていたかを管理することがなく、各プロセッサ間のデータ矛盾を解消させるためにシステム全体を再開させる必要がない。
【0070】
請求項3の交換機のオブジェクト更新システムによれば、再開した制御プロセッサとは無関係の工事グループにおける変更操作はそのまま継続させることができるため、局データ変更処理を速やかに終了させることができる。
【0071】
請求項4の交換機のオブジェクト更新システムによれば、工事グループに属さないオブジェクト間のアクセス、即ち、変更対象が全く無関係なオブジェクトであるコマンドは同時に複数実行可能な環境が構築され、保守作業の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の交換機のオブジェクト更新システムの実施の形態を示す構成図である。
【図2】オブジェクト指向交換ソフトウェアの構成図である。
【図3】交換システムのモデル構成図である。
【図4】交換システムのモデルに対応するアプリケーションオブジェクトの実装の例を示す説明図である。
【図5】各オブジェクトのデータ構成図(その1)である。
【図6】各オブジェクトのデータ構成図(その2)である。
【図7】各オブジェクトのデータ構成図(その3)である。
【図8】本発明の変更作業の比較となる局データ変更作業のフローチャートである。
【図9】コマンド間の競合の説明図(その1)である。
【図10】コマンド間の競合の説明図(その2)である。
【図11】具体例1の局データ変更動作のフローチャートである。
【図12】局データ変更時の動作説明図である。
【図13】局データ変更時のオブジェクト管理部とオブジェクト更新制御部の管理データ構成の説明図である。
【図14】
各フェーズにおけるオブジェクト状態の説明図(その1)である。
【図15】各フェーズにおけるオブジェクト状態の説明図(その2)である。
【図16】一般的なオブジェクト間通信の概念の説明図である。
【図17】オブジェクト間通信を実現するメッセージ制御部の処理フローチャートである。
【図18】スレッドの実行モードとメッセージ送信の説明図である。
【図19】確認試験の動作説明図である。
【図20】モード切替え中のオブジェクトアクセスの待ち合わせの説明図である。
【図21】具体例2の構成図である。
【図22】具体例2の各プロセッサにおけるオブジェクトインタフェーサの構成図である。
【図23】具体例2におけるプロセッサ再開時の動作説明図である。
【符号の説明】
1 メッセージ制御部
2 オブジェクト管理部
7 オブジェクト更新制御部
101 オブジェクトインタフェーサ
102 アプリケーション(オブジェクト群)
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an object update system for an exchange that updates an object in accordance with a change in system configuration that occurs during system operation or an increase or decrease in accommodation lines or subscribers in the object-oriented software of an electronic exchange.
[0002]
[Prior art]
As the system configuration is changed during operation of the switching system and the number of accommodation lines and subscribers is increased or decreased, the office data change work of the switching software occurs. Generally, in the online station data change, the command execution program performs a data change operation to be changed by a command input from a maintenance device connected to the exchange.
The station data changing operation in the object-oriented exchange software means performing an operation of changing the attribute of an existing object having station data or adding or deleting an object itself.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In the station data changing process as described above, one station data changing operation includes a plurality of stages, and generally a plurality of objects (station data) are related. The operation of changing the data of each object or creating or deleting an object is executed sequentially and independently. The memory corresponding to the data area of the object is directly rewritten in these operation units.
Therefore, an error in changing station data due to an operator's operation error or the like is not detected until the operation is completed after the work is completed, which may impair the reliability of the system.
[0004]
Further, in the station data changing operation, if the system is restarted due to some trouble at each stage during the operation, station data contradiction occurs. In order to resolve this, it is necessary to restore the station data that was in the middle of the work at the time of resumption to the state before execution, but if the maintenance person knows how far the change operation has been performed, use the command You can switch back, but the procedure is very complicated. In addition, when it is not recognized how far the change has been made, it is necessary to load and resume the data backed up by the IPL procedure.
[0005]
From this point, it is possible to prevent the station data change error from being operated, and even if the work is stopped during the station data change work, the exchange does not require any special maintenance operation. The realization of the object update system was desired.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
  The present invention employs the following configuration in order to solve the above-described problems.
<Structure of Claim 1>
  The present invention provides an object update system for an exchange comprising a large number of objects that execute exchange processing using current data for exchange processing, and for the update target object that requires updating of the current data, Register data as old data and update data as new data, create objects to be added along with the update, register added data as new data, delete deleted along with the update An object update control unit for registering data to be deleted with respect to the target object as old data, and when the registration notification is received from the object update control unit, the update target object, the additional object, and the deletion target object are inactive Construction mode data indicating An object management unit that assigns operation mode data indicating the current use to an object, and a test message is supplied to cause the update target and the additional object to execute an exchange process based on the new data, and when a predetermined exchange process is completed A message control unit that outputs a switching request, and the object update control unit, upon receiving the switching request, waits for the completion of execution of all objects and converts the construction mode data of the object management unit into operation mode data. An object update system for an exchange, wherein the new data is written into a data area corresponding to the update target object and the deletion target object and old data in the corresponding data area are deleted.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of an object update system for an exchange according to the present invention. Prior to this, a system as a basis of the system according to the present invention will be described.
[0018]
  FIG. 2 is a configuration diagram of the object-oriented exchange software.
  In the figure, the object-oriented exchange software includes a real-time OS 100, an object interfacer 101, and an application 102.
  The real-time OS 100 is an operating system that is located in a hierarchy on the computer hardware 200 and manages various processes performed by the computer.
  The object interfacer 101 has a function of providing an execution environment to the higher-level application 102 using the function of the real-time OS 100, and a message.managementA function, a thread management function, an object management function, a class management function, a memory management function, and the like.
[0019]
Here, the message management function is activated when an object performs message transmission, and has a function of determining a destination object, selecting an appropriate message transmission means, and delivering a message to the destination object. The thread management function is a function that provides a resource as a parallel processing unit for executing a transmission message. The object management function is a function for managing creation / addition / deletion of an object and a running state. The class management function is a function for managing attribute information such as an application program and a data size in a unit representing an object type called a class. The memory management function provides a function for capturing and releasing a memory area that is required when an object is added or deleted.
[0020]
The application 102 is software designed based on a concept called object orientation that encapsulates information and information processing operations and is accessed by messages, and is composed of various object groups to realize various services of the exchange system To do. Note that the exchange hardware 201 is hardware that performs exchange processing using exchange software including the real-time OS 100, the object interfacer 101, and the application 102.
[0021]
3 and 4 are explanatory diagrams showing an example of a model configuration diagram of the exchange system and an implementation of an application object corresponding thereto.
5 to 7 are data configuration diagrams of each object.
[0022]
  As shown in FIG. 3, the switching system includes a line accommodating device A110, a line accommodating device B111, a switching switch 112, a control device (CPU) 113, a maintenance terminal 114, and terminals A1 to A3, B1, and B2.
  The line accommodating device A110 is a device that accommodates the terminals A1 to A3 connected to the ports A1 to A3, respectively. The line accommodating device B111 is a device that accommodates the terminals B1 and B2 connected to the ports B1 and B2, respectively. is there. The exchange switch 112 has a function of switching communication from the line accommodation apparatuses A110 and B111. The control device 113 is a control device for controlling the line accommodating devices A110 and B111 and the exchange switch 112 via the control bus, and has an object configuration as shown in FIG. The maintenance terminal 114 is a terminal for inputting various instructions and displaying status. And the object in the control apparatus 113 shown in FIG.data fromIs as shown in FIGS.
[0023]
Next, as shown in FIG. 3, the operation of changing the station data will be described by taking as an example the case where the terminal A3 having the extension number “13” is moved from the accommodation position port A3 of the exchange to the accommodation position port B3.
[0024]
FIG. 8 is a flowchart of the station data changing operation, which is a comparison of the changing operation of the object update system of the exchange according to the present invention.
(1) In step S1, extension number “13” is deleted. In the object update operation, the variable data (table 1) of the number translation object shown in FIG. 7 is rewritten (data “empty” from the terminal “A3”) in the portion indexed by the number “13” (operation 1).
(2) In step S2, terminal A3 is deleted. In the object update operation, in operation 2, the data rewrite of the variable data (accommodation position conversion table) of the line accommodation apparatus A object of FIG. 5 indexed by the accommodation position number “2” (from “terminal A3” to “unimplemented”). )I do. In operation 3, the terminal A3 object is deleted (data area is released).
[0025]
(3) In step S3, terminal B3 is registered. In the object update operation, a new terminal class B3 object having the following variable data is generated (operation 4).
-Line accommodation object ID is "line accommodation apparatus B"
・ The accommodation position number is "2"
・ Extension number is “13”
[0026]
(4) In step S4, the port B3 is unblocked. In the object update operation, data rewriting (from “not mounted” to “terminal A3”) of the part where the variable data (accommodation position conversion table) of the circuit accommodation apparatus B object is indexed by the accommodation position number “2” is performed (operation 5). .
(5) In step S5, extension number "13" is added. In the object update operation, the data rewriting (from “empty” to “terminal A3”) of the portion indexed by the number “13” in the variable data (table 1) of the number translation object is performed (operation 6).
[0027]
As described above, as shown in FIG. 8, in the above station data changing operation, one station data changing operation includes a plurality of stages, and generally a plurality of objects (station data) are related. The operation of changing the data of each object or creating or deleting an object is executed sequentially and independently. The memory corresponding to the data area of the object is directly rewritten in these operation units. As a result, an error in changing station data due to an operator's operation error or the like is not detected until the operation is completed after the operation is completed.
[0028]
Further, in the station data changing operation shown in FIG. 8, if the system is restarted due to some failure at each stage during the operation, station data contradiction occurs. In order to solve this, it is necessary to restore the state before executing the station data change that was in the middle of the work at the time of restart. In this case, if the maintenance person knows how far the change operation has been performed, it can be switched back with a command, but the procedure becomes very complicated. In addition, when it is not recognized how far the change has been made, it is necessary to load and restart the data backed up by the IPL procedure.
[0029]
Furthermore, if a plurality of commands are executed at the same time and they access the same object (station data), the station data will be destroyed. Therefore, it is necessary to provide a restriction check function in the command execution control program with a restriction condition that only one command that can access the same type of data can be executed at the same time.
[0030]
9 and 10 are explanatory diagrams of conflicts between commands.
That is, FIGS. 9 and 10 are explanatory diagrams of the relationship between the command execution object relating to various station data changes and the change target object (station data).
For example, in the illustrated example, a plurality of commands can be executed simultaneously with respect to class B, and there is a risk of access conflict, so that commands 1 to 3 cannot be executed simultaneously.
Therefore, in order to prevent access conflicts in this way, even when a large amount of station data is changed, commands are executed sequentially, which becomes a factor that hinders work efficiency.
[0031]
Therefore, the object update system for an exchange according to the present invention manages a series of related station data change operations as one processing unit, thereby guaranteeing the update and recovery of station data in that unit, and is versatile for applications. The station data changing means is provided, and details thereof will be described below using a specific example.
[0032]
<< Specific Example 1 >>
<Constitution>
In FIG. 1, the object update system of the exchange includes a real-time OS 100, an object interfacer 101, and an application 102. Here, the real-time OS 100 is an operating system that manages various processes performed by the computer, as described with reference to FIG. The application 102 includes various object groups.
[0033]
The object interfacer 101 includes a message control unit 1, an object management unit 2, a class management unit 3, a memory management unit 4, a restart initial setting unit 5, a thread management unit 6, and an object update control unit 7.
[0034]
The message control unit 1 has the above-described message control function, and also has the function of exclusive control of the switching operation of the changed object from the construction environment to the normal operation environment and the access to the object during the switching operation. ing. The object management unit 2 has the above-described object management function, and also has a function of preparing a work environment different from the normal operation environment for changing work for objects registered in the work group. Further, the class management unit 3, the memory management unit 4, and the thread management unit 6 have the above-described class management function, memory management function, and thread management function. Further, the restart initial setting unit 5 has a function of performing initial setting when the exchange system is restarted. The object update control unit 7 has a function of managing an object group having data to be changed as one construction group when changing the object of the exchange.
[0035]
<Operation>
FIG. 11 is a flowchart of the station data changing operation of the first specific example.
FIG. 12 is an explanatory diagram of operations when changing station data.
FIG. 13 is an explanatory diagram of the management data configuration of the object management unit 2 and the object update control unit 7 when the station data is changed.
14 and 15 are explanatory diagrams of object states in each phase.
[0036]
FIG. 12 shows the relationship between the update target objects A, B, and C whose station data is being changed and the object update control unit 7 and the object management unit 2. Here, the object A is the change target object and the object B is added. Object and object C are examples of deleted objects.
[0037]
As shown in FIG. 13, the object management unit 2 includes an object management table 30. The object management table 30 includes an object state, a pointer to the operation mode to the object data area, a pointer to the construction mode, and The construction group number is indicated. The object update control unit 7 includes a construction group management table. The construction group management table shows a construction group status and a pointer to a group information list.
[0038]
The station data changing operation will be described below with reference to the flowchart of FIG.
(1) Phase 1 is a phase in which a command execution control object that has received a command from a maintenance person captures a “construction group number” from the object update control unit 7 prior to a station data change operation.
That is, in the above (1), as shown in FIG. 12, the command execution control object 20 captures the construction group number for the object update control unit 7. Here, the construction group 21 is assumed.
[0039]
(2) Phase 2 is a phase in which the objects A, B, and C that are subject to station data change are registered in the construction group 21 that has been previously captured, and this phase is repeated for the number of station data changes. Here, depending on the object changing method, the object update control unit 7 performs the following operations.
[0040]
(A) When “changing” an existing object (object A in FIG. 12), the object update control unit 7 creates a copy of the target object A and registers it in the construction group 21 in response to a “construction start request”. At this time, the underlying object is called “operation mode”, and the duplicate object is called “construction mode”. The state in which two objects are secured is notified to the object management unit 2 and stored in the “under construction” state on the object management table 30 shown in FIG.
(B) When adding a new object (object B in FIG. 12), the object update control unit 7 generates the object B and registers it in the construction group 21 in response to the “addition request”. The generated object B is treated as “construction mode” and notified to the object management unit 2.
(C) When deleting an existing object (object C in FIG. 12), the object update control unit 7 registers the object C in the construction group 21 in response to a “delete request”.
[0041]
As described above, the state transition of each object corresponds to the transition from phase 1 to phase 2 in FIG.
[0042]
(3) Phase 3 is a phase in which the application 102 actually changes the station data. This means that the variable data on the “construction mode” side generated by the object update control unit 7 is rewritten. This phase applies to “change” or “add” objects A and B. The access mechanism to the construction mode is described below.
[0043]
FIG. 16 is an explanatory diagram of a general concept of inter-object communication.
FIG. 17 is a processing flowchart of the message control unit 1 that realizes inter-object communication.
(A) As shown in FIG. 16, when the transmission source object 40 makes a message transmission request, the message control unit 1 determines whether or not to secure a resource (thread) necessary for message execution depending on the type of message transmission. When determining and performing {when asynchronous message: FIG. 16 (a)} is requested to the thread management unit 6, when not performing {when synchronous message: FIG. 16 (b)} is the current execution environment. The message is delivered to the destination object 41 using the thread 42 as it is. This is the process of step S1 in FIG. The thread 43 is a thread for starting up the destination object 41. As for the processing here, a known method is used, as described in, for example, Japanese Patent Application No. 2-28591 “Parallel Processing Method”.
[0044]
(B) Further, the message control unit 1 determines which mode the message is to be delivered to according to the thread execution mode and the state of the destination object 41 described below. This is the process of steps S2 to S9 in FIG.
(C) When the message is transmitted, the application 102 accesses the operation mode or the construction mode when the message destination object 41 is under construction for the threads 42 and 43 that are the message execution environment. Can be specified. This is an “execution mode setting request” for the thread, and as shown in step S3 in FIG. 17, any one of “operation mode access / construction mode access / test mode access” can be selected.
[0045]
FIG. 18 is an explanatory diagram of thread execution modes and message transmission.
The a) operation mode access setting, b) construction mode access setting, and c) test mode access setting in FIG. 18 are the thread execution mode operation mode access, construction mode access, and test mode access in step S3 of FIG. Corresponding.
[0046]
(D) When a message is transmitted on a thread designated as “construction mode access”, if the destination object 41 is under construction and has a construction mode, the message is executed on the construction mode side. That is, this state corresponds to b) construction mode access setting in FIG. When a message is transmitted on the thread designated as “operation mode access”, the message is executed on the operation mode side of the destination object 41 as shown in FIG. 18A (step S2 in FIG. 17). To the step S6).
(E) In phase 3, the program corresponding to the above message rewrites the variable data.
[0047]
(4) Phase 4 is a phase for confirming whether or not the station data has been correctly changed. This is realized by using the thread set for the test mode access shown in FIG. Hereinafter, the test operation will be described by taking the terminal accommodation change shown in FIGS.
FIG. 19 is a diagram for explaining the operation of the confirmation test.
That is, FIG. 19 shows a test configuration example for confirming the change of the station data in FIGS. 3 and 4. From the terminal 50 registered as the test terminal, the extension number “13” is dialed and the port A3 is dialed. It is assumed that the test confirms that the terminal 51 that has moved to the port B3 can receive a call.
[0048]
(A) When receiving a call signal from the test terminal 50, the corresponding test terminal object 52 starts a call processing operation.
(B) Upon receiving a dial signal from the test terminal 50, the test terminal object 52 sets the thread execution mode to “test access mode” and transmits a “number translation” request message 56 to the number translation object 53.
(C) The message transmission request is sent to the construction mode side when the number translation object 53 as the destination object is under construction by the message control unit 1.
(D) When the number translation is executed on the construction mode side of the number translation object 53, the object identification number of “terminal B3 object 58” is returned to the test terminal object 52 as a processing result.
[0049]
(E) The test terminal object 52 transmits an “incoming request” message 57 to the terminal B3 object 58.
(F) The message control unit 1 checks that the execution mode of the thread is “test access mode” and that the terminal B3 object 58 is under construction, and sends a message 57 to the construction mode of the terminal B3 object 58. deliver.
(G) Upon receiving the message 57, the terminal B3 object 58 delivers the message to the construction mode of the line accommodation apparatus B object 54.
(H) The message control unit 1 checks that the execution mode of the thread is “test access mode” and that the line accommodating apparatus B object 54 is under construction, and sets the line accommodating apparatus B object 54 to the construction mode. Deliver a message.
(I) When receiving the message 59, the line accommodating apparatus B object 54 transmits a calling signal to the line having the port number B3.
[0050]
(5) Phase 5 is a phase in which the station data to be operated is switched to new data that has been changed, and is executed in response to a “mode switching” request to the object update control unit 7. Hereinafter, the switching configuration will be described.
(A) When receiving the mode switching request, the object update control unit 7 transmits a “switch notice” message to all objects having the operation mode registered in the designated construction group.
(B) The object that has received the “switching notice” message executes the pre-switching processing program, and sweeps out any other processing that is being executed in the operation mode.
(C) Next, the object update control unit 7 inquires the object management unit 2 about the executing state of all the objects in the construction group and monitors whether there is no object being executed.
[0051]
(D) When it is detected that not all objects (operation mode) in the construction group are being executed, the object update control unit 7 executes a switching operation for each object. The state in which the above operations are performed corresponds to phase 5/6 in FIG.
(1) The “change” target object “exchanges” the operation mode and the construction mode, and sets the object state in operation. Note that “exchange” means a pointer reassignment operation to each mode in the object management data in FIG.
(2) The object object to be added is changed from the construction mode to the operation mode and the object state is in operation.
{Circle around (3)} The object to be “deleted” is changed from the operation mode to the construction mode and the object state is under construction. In this case, there is no operation mode, and general access to this object cannot be transferred.
(E) When the switching operation is completed, the object update control unit 7 transmits a “switching complete” message to all objects having the operation mode registered in the construction group.
(F) The object that has received the “switching complete” message executes the post-switching processing program.
[0052]
(G) If there is a message transmission request for an object that is being registered in the construction group during the switching operation, the corresponding request (thread) is sent to the object update control unit 7 in order to avoid processing inconsistency due to conflict with the switching operation. Registered in a waiting queue prepared in advance for each construction group.
[0053]
FIG. 20 is an explanatory diagram of waiting for object access during mode switching indicating this state.
The operation of the message control unit 1 in this case is as shown in the flowchart of FIG. That is, when there is a message transmission request from the object X, the message control unit 1 refers to the destination object state (step S2 in FIG. 17). If this is under construction, the construction group status is referred to (flow from step S3 to step S7 in FIG. 17). Here, since the construction group state is being switched, the thread waits for activation (step S8 in FIG. 17).
[0054]
(H) When all post-switching processes are completed, the object update control unit 7 extracts and executes the thread if it is registered in the waiting queue of the switched work group, and ends the switching routine.
(6) Phase 6 is a state in which the new station data is changed (provisional operation).
(7) Phase 7 is an end phase of the station data change work. When the object update control unit 7 receives the “construction end” message, it executes the release processing for the designated construction group (the following operations were performed) The state corresponds to phase 7 in FIG. 15).
(A) Release the construction mode of the object to be changed (the old data side before the change at this point).
(B) The “addition” target object does nothing.
(C) The “deletion” target object is deleted.
(D) Release the construction group number and its management data area.
[0055]
The process described above is an example of normal operation. When the application 102 wants to interrupt the process for some reason during the station data change work, by sending a “destroy request” message to the object update control unit 7, Station data can be restored.
[1] When suspending in phase 3 (under test), the objects registered in the designated construction group are operating in the old state, so that the original state can be restored by releasing the construction mode.
[2] When interrupting in phase 6 (provisional operation), the object registered in the designated construction group is operating in the new state, so the switching operation is executed again (the reverse operation of phase 5). After that, if the construction mode is released, the original state can be restored.
[0056]
<effect>
As described above, according to the specific example 1, the following effects can be obtained.
(1) The normal operation performed by the object to be changed during the station data change operation and the operation related to the station data change can be handled independently, and it can be confirmed whether or not the change operation has been performed reliably. Maintenance work can be performed reliably.
(2) Station data change while maintaining service continuity by guaranteeing that processing contradiction due to competition between station data switching operation and general processing does not occur in units of object groups having related data It can be performed.
(3) Since it is ensured that station data can be restored to its original state even if it is interrupted at an arbitrary stage using a series of related station data changing operations as a unit, the safety of maintenance work can be improved.
[0057]
<< Specific Example 2 >>
<Constitution>
FIG. 21 is a configuration diagram of the second specific example.
That is, the specific example 2 is an example of a distributed system composed of a plurality of control processors, and each processor performs various controls via a processor bus.
FIG. 22 is a configuration diagram of an object interfacer in each processor.
Each object interfacer is different from the first specific example shown in FIG. 1 in that an inter-processor communication control unit 8 is added. The inter-processor communication control unit 8 has a function of performing communication control between the processors. In FIG. 22, the internal configuration of the processors P2 and P3 is the same as that of the processor P1, and therefore the internal configuration is not shown.
[0058]
<Operation>
FIG. 23 is an explanatory diagram of an operation when the processor is restarted in the second specific example.
That is, the state shown in FIG. 23 shows the relationship between the application (object group) and the object update control unit 7 when the construction group shown in FIG. 12 is expanded to the distributed environment. The construction group conscious of is a distributed and transparent concept, and indicates that the object update control unit 7 existing in each control processor manages the construction group in cooperation with each other.
23, it is assumed that objects existing in the processor P1 and the processor P2 are registered in the construction group 1 and objects existing in the processor P2 and the processor P3 are registered in the construction group 2.
[0059]
(1) The restart initial setting unit 5 of the processor P1 starts initial setting routines of various control units by restarting the own processor.
(2) The initial setting routine of the object update control unit 7 of the processor P1 reads the construction group management table, and if there are construction groups that existed at the time of restart, all construction groups are registered in that group. After restoring the object in the local processor, the construction group is released. In the example of FIG. 23, object A and construction group 1 correspond to this.
(3) When receiving the initial setting request, the inter-processor communication control unit 8 of the processor P1 transmits a restart notification message to all other processors. When the inter-processor communication control unit 8 of the other processor that has received the notification notifies the restart initial setting unit 5, the restart initial setting unit 5 starts up another processor restart routine of the various control units.
[0060]
(4) The other processor restart routine of the object update control unit 7 reads the work group management table, and if there is a work group that exists at the time of the restart, all the work groups are registered in the group. After restoring the objects in the processor, release the construction group. In the example of FIG. 23, the processor P2 restores the objects B and C and releases the construction group 1 and the construction group 2. In the processor P3, the object D is recovered and the construction group 2 is released.
[0061]
<effect>
As described above, according to the second specific example, in a multiprocessor system, when some of the processors are restarted during the station data changing operation, all the station data changing operations in the middle of the processing are restored. It is no longer necessary to restart the entire system to solve the problem. This leads to an improvement in system reliability.
[0062]
In the specific example 2, when any of the processors resumes, all the objects are restored to the state before registration, but only the objects related to the resumed processor are restored to the state before registration. You may comprise as follows. For example, in the example shown in FIG. 23, the object update control unit 7 of the processors P1 and P2 releases the construction group 1 and restores the objects belonging to the construction group, but the object update control unit 7 of the processors P2 and P3 The state of construction group 2 is left as it is.
[0063]
By configuring in this way, the change operation of the construction group 2 can be resumed in a continuous state, so that the processing results up to that point can be utilized, and therefore the station data change process can be promptly terminated. it can.
[0064]
<< Specific Example 3 >>
Specific Example 3 describes a conflict detection mechanism between commands when a plurality of commands are input at the same time.
The registration operation of the target object in the construction group in phase 2 of FIG. 11 is as shown in the specific example 1 above. However, the object update control unit 7 performs the registration, “whether the designated object is already under construction. Check “”. This is performed by referring to the object state in the object management table 30 shown in FIG. If so, the registration request is rejected. This means that "the object can register only one construction group at the same time".
[0065]
In the phase 3 in FIG. 11, the station data rewriting of the object is realized by setting the execution mode of the thread to “construction access mode” in advance and transmitting a message on the thread. The thread management unit 6 further has the following functions.
[0066]
(1) When the execution mode of a thread is set to “construction access mode”, the construction group in which the destination object is registered and the thread are related and stored by the thread management unit 6.
(2) When the message control unit 1 activates the destination object in the “construction mode access” thread, the message control unit 1 compares the construction group related to the thread with the construction group in which the destination object is registered. If it does not match, the message transmission request is rejected.
This operation corresponds to b) of FIG. That is, the object C shown in FIG. 18 is registered in the construction group 1, and the object D registered in the construction group 2 cannot be accessed. This means that “station data cannot be rewritten across a plurality of construction groups”. This operation is performed when the thread execution mode in step S3 in FIG. 17 is the construction access mode. In this case, in step S9, it is checked whether or not the registered construction group and the construction group related to the thread match. If they match, the process proceeds to step S5 to extract the construction mode pointer. An error is returned due to the prohibition of access across different construction groups.
[0067]
<effect>
As described above, in the specific example 3, only one construction group can be registered at the same time, and rewriting of station data cannot be performed across a plurality of construction groups. The conflict detection by execution can be left to the object interfacer 101, and it is not necessary to prepare a unique conflict check logic according to the type of command. As a result, it is not necessary to execute commands sequentially, and an environment in which a plurality of commands whose objects to be changed are completely irrelevant can be executed at the same time is constructed, and the efficiency of maintenance work can be improved.
[0068]
【The invention's effect】
As described above, according to the object update system of the exchange of claim 1, the normal operation performed by the object to be changed during the change of the station data and the operation related to the change of the station data can be handled independently. Further, since it is sufficient to confirm whether or not the change operation has been performed reliably for the object in the construction mode, the maintenance work can be reliably performed. In addition, even if a series of related station data change operations are interrupted at any stage, it is possible to guarantee that the station data is restored to the original state, so that the safety of maintenance work can be improved. Furthermore, it is assured for each group of objects having related data that there is no processing inconsistency due to a conflict between station data switching operation and general processing, and station data is maintained while maintaining service continuity. Changes can be made.
[0069]
According to the object update system for an exchange according to claim 2, it is possible to eliminate data inconsistency between processors without managing how much change operation has been performed in which construction group when any control processor is restarted. There is no need to restart the entire system to make it happen.
[0070]
According to the object update system for an exchange according to the third aspect, since the change operation in the construction group unrelated to the resumed control processor can be continued as it is, the station data change process can be promptly terminated.
[0071]
According to the object update system for an exchange according to claim 4, an environment in which a plurality of commands that are access between objects that do not belong to a construction group, that is, objects that are completely irrelevant objects can be executed at the same time is constructed. Can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram showing an embodiment of an object update system for an exchange according to the present invention.
FIG. 2 is a configuration diagram of object-oriented exchange software.
FIG. 3 is a model configuration diagram of an exchange system.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing an example of implementation of an application object corresponding to a model of an exchange system.
FIG. 5 is a data configuration diagram (No. 1) of each object;
FIG. 6 is a data configuration diagram (part 2) of each object;
FIG. 7 is a data configuration diagram (No. 3) of each object;
FIG. 8 is a flowchart of a station data change operation that is a comparison of the change operations of the present invention.
FIG. 9 is an explanatory diagram (part 1) of conflicts between commands.
FIG. 10 is an explanatory diagram (part 2) of conflicts between commands.
FIG. 11 is a flowchart of a station data changing operation in the first specific example.
FIG. 12 is an operation explanatory diagram when changing station data;
FIG. 13 is an explanatory diagram of management data configurations of an object management unit and an object update control unit when station data is changed.
FIG. 14
It is explanatory drawing (the 1) of the object state in each phase.
FIG. 15 is an explanatory diagram (part 2) of an object state in each phase.
FIG. 16 is an explanatory diagram of a general concept of inter-object communication.
FIG. 17 is a processing flowchart of a message control unit that realizes inter-object communication;
FIG. 18 is an explanatory diagram of thread execution modes and message transmission;
FIG. 19 is an explanatory diagram of an operation of a confirmation test.
FIG. 20 is an explanatory diagram of waiting for object access during mode switching.
FIG. 21 is a configuration diagram of specific example 2;
FIG. 22 is a configuration diagram of an object interfacer in each processor of specific example 2;
FIG. 23 is an explanatory diagram of an operation when the processor is restarted in specific example 2;
[Explanation of symbols]
1 Message control unit
2 Object Management Department
7 Object update controller
101 Object interfacer
102 Application (object group)

Claims (1)

交換処理用の現在のデータを利用して交換処理を実行する多数のオブジェクトを備える交換機のオブジェクト更新システムにおいて、
前記現在のデータの更新を必要とする更新対象オブジェクトに対し前記現在のデータを旧データとして登録すると共に更新データを新データとして登録し、前記更新に伴って追加すべきオブジェクトを生成すると共に追加されるデータを新データとして登録し、前記更新に伴って削除される削除対象オブジェクトに対し削除されるデータを旧データとして登録するオブジェクト更新制御部と、
該オブジェクト更新制御部から前記登録の通知を受けると、前記更新対象オブジェクトと前記追加オブジェクト及び削除対象オブジェクトに対し非現用を示す工事モードデータを付与すると共に他のオブジェクトに対し現用を示す運用モードデータを付与するオブジェクト管理部と、
試験用メッセージを供給して前記新データに基づく交換処理を前記更新対象及び追加のオブジェクトに実行させ、所定の交換処理が終了すると切替え要求を出力するメッセージ制御部とを含み、
前記オブジェクト更新制御部は、前記切替え要求を受けると、全てのオブジェクトの実行終了を待って前記オブジェクト管理部の工事モードデータを運用モードデータに変換させ、かつ前記更新対象オブジェクトに対応のデータエリアに前記新データを書き込むと共に前記削除対象オブジェクト及びその対応するデータエリアの旧データを削除する、
ことを特徴とする交換機のオブジェクト更新システム。
In an object update system of an exchange comprising a large number of objects that perform exchange processing using current data for exchange processing,
The current data is registered as old data and the update data is registered as new data for the update target object that needs to be updated, and an object to be added is generated along with the update. An object update control unit for registering data to be deleted as old data, and registering data to be deleted with respect to an object to be deleted that is deleted as a result of the update,
When the registration notification is received from the object update control unit, construction mode data indicating non-working is given to the update target object, the additional object, and the deletion target object, and operation mode data showing the current use to other objects An object management unit that grants
A message control unit that supplies a test message to cause the update target and the additional object to execute an exchange process based on the new data, and outputs a switching request when a predetermined exchange process is completed,
Upon receiving the switching request, the object update control unit waits for the completion of execution of all objects, converts the construction mode data of the object management unit to operation mode data, and sets the data area corresponding to the update target object. Writing the new data and deleting the old data of the object to be deleted and its corresponding data area;
An object update system for an exchange.
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