[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP3695980B2 - Paper liquefaction method, paper liquefaction composition, and method for producing molded article - Google Patents

Paper liquefaction method, paper liquefaction composition, and method for producing molded article Download PDF

Info

Publication number
JP3695980B2
JP3695980B2 JP07446499A JP7446499A JP3695980B2 JP 3695980 B2 JP3695980 B2 JP 3695980B2 JP 07446499 A JP07446499 A JP 07446499A JP 7446499 A JP7446499 A JP 7446499A JP 3695980 B2 JP3695980 B2 JP 3695980B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
liquefaction
liquefied
parts
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07446499A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JP2000273183A (en
Inventor
志保子 佐谷
カオ・ミン・タイ
出 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP07446499A priority Critical patent/JP3695980B2/en
Publication of JP2000273183A publication Critical patent/JP2000273183A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3695980B2 publication Critical patent/JP3695980B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、古紙からプラスチック成形体等の化成品を効率よく製造するための、紙の液化方法、紙液化組成物及びこれを用いた成形体の製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
人類は、その生活を向上させ豊かにするために、地球上にある資源を使って様々な製品を造り出ししている。例えば、木材資源からは新聞、雑誌、OA用記録媒体等として用いられる紙を製造し、石油等の化石原料からはプラスチックやその他の化成品を製造しており、化成品を製造するために消費される化石原料の量は、現在においては膨大な量に至っている。しかし、一見豊富にあるように見える資源は実際には量が限られているので、環境保全及び資源の有効利用の観点から、資源の使用量の低減及び資源の再利用が強く望まれ、各種資源の再利用技術の開発が進められている。
【0003】
しかし、化成品の化石資源としての再利用は、技術的及び経済的に克服が容易でない様々な問題があるために、化成品の回収及び再生はさほど行われていない。特に、再生が可能な化成品の範囲は限られるため、化成品の回収・リサイクルが現在より進行しても、製造原料として必要とされる化石資源の減量は難しく、化石資源の使用量の低減は十分に進行しないと考えられる。
【0004】
一方、木材資源については、古紙を再生する技術は確立されており、再生紙としてのリサイクルを拡大するために、OA紙、新聞紙、雑誌などの古紙の回収が推進されている。しかし、紙を再生する際に行われる脱墨等の処理にかかるコストやその他の問題点から、紙の再生に有効利用される古紙は回収古紙全体のうちの一部にとどまり、大量の余剰回収古紙が発生している。このような状況が続けば、古紙の回収は抑制され、木材資源の有効利用における大きな障害となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この様な状況において、資源の有効利用を進めるためには、資源の循環を促進する新たなリサイクル用途への資源利用を可能とする技術、特に資源交差的なリサイクル技術を開発してリサイクルを活性化する必要がある。
【0006】
本発明は、上記問題を解決するために、余剰の回収古紙を新たなリサイクル用途に利用してリサイクルを活性化することにより紙の十分なリサイクルを可能とする資源交差的なリサイクル技術を提供することを課題とする。
【0007】
また、化石資源の使用量を低減するために、化成品以外の原料をプラスチック原料に変換可能な資源交差的なリサイクル技術を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本願発明者らは鋭意研究を行った結果、古紙を効率よく液化し、得られた紙液化物を用いて高品質の化成品を製造することができることを見出した。
【0009】
本発明の紙の液化方法は、ヒドロキシフェニル化合物、多価アルコール化合物及び環状エステル化合物からなる群より選択される少なくとも1種の液状化合物と、アルカリ触媒又は酸触媒と、紙との混合物を加熱することによって紙を液化する方法であって、液化する紙をあらかじめ解繊する工程を有することを要旨とする。
【0010】
上記解繊された紙は、嵩密度が200g/L以下であり、紙の50%以上の繊維において、繊維長が0.2mm〜2mmであり、解繊された紙をあらかじめ前記混合物中で湿潤させる工程を有する。
【0011】
上記液化する紙としてパルプスラッジを使用し、前記解繊された紙において繊維長さが0.2〜2mmの繊維が50%以上である。
【0013】
更に、本発明の成形体の製造方法は、上述の紙の液化方法によって液化された紙液化物に、イソシアネート又はフェノール樹脂用硬化剤を添加して硬化及び成形を行うことを要旨とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
紙は、木材やその他の植物のセルロース性繊維からなるパルプを用いて製造され、リグノセルロース(セルロース、ヘミセルロース及びリグニンの総称)を主体とする。木材のリグノセルロースについては、これを液化して樹脂を調製する方法が知られており、例えば、特開昭61−261358号公報、特開昭62−79230号、特開平8−225653号などに開示されている。従って、このような液化技術を用いて紙のリグノセルロースを液化することにより、リグノセルロース液化物を調製しこれを用いて化成品を製造することが可能となると考えられる。
【0015】
しかし、上述の液化方法によって紙を液化する際に、以下の点が問題となる。
【0016】
第1に、上述の液化方法は、実験レベルの少量の木質リグノセルロースを液化させるのに長時間を要するもので、工業生産レベルでの上の処理に対応し得ない。更に、木質の液化を目的とした方法であるため、木質と組成や組織構造が異なる紙の液化に適合させたものではない。
【0017】
第2に、紙は繊維の集合体であり空気を保持し易い構造であるため、粘性の高い液化用薬剤との接触が空気により阻害され易く、更に、紙の用途によって染色剤やコーティング材などリグノセルロース以外の様々な機能付加のための物質が付加されており、これらによる接触阻害により液化反応の進行が妨げられ易い。しかも、繊維が密に絡み合い密度が比較的大きいことも、紙の単位重量当りの液化速度が小さく液化に長時間を要することの原因である。
【0018】
従って、紙の液化をリサイクル技術として実用化するためには、工業生産スケールで多量に効率よく紙を液化できることが肝要である。このために、本発明においては、液化用薬剤との接触を容易にし、単位重量当りの液化速度を向上させるために、液化する紙の繊維を解きほぐして紙繊維間に保持される空気が液化用薬剤との接触時に解離され易くし、紙と触媒を含んだ液化用薬剤との接触を確保して液化する。紙を解繊することによって、薬剤中の紙繊維は全体的に液化が進行し、液化中の未液化繊維が分散し易く未分解残渣の寸法も小さくなる。又、紙表面のコーティング剤などによる薬剤との接触阻害も大幅に軽減することができる。紙は密に繊維が絡まり合っているので、細かく切断した場合でも切断片の中央まで液化が進行し難く、粒状の繊維塊が未液化残渣として残り易いが、紙を解繊した場合には繊維塊は残らず、未液化残渣は微小な繊維となる。従って、得られる液化物はより均質になり、液化物を用いて製造する成形体の外観及び品質も向上する。又、繊維状で残存する未液化残渣は、製造した成形体において補強材などのような特定の機能を発揮する場合もある。従って、本発明においては、製造する成形体の物性を考慮して、紙の液化率を制御し液化物の状態を調整すると、従来技術による紙液化物では得られなかった品質の化成品が得られる。
【0019】
リグノセルロース液化物を製造するために用いる出発原料は、いかなる紙でもよく、例えば、OA紙、新聞紙、雑誌、ダンボール、包装紙、感熱紙、パルプ類などが挙げられる。紙の製造過程又は剪断工程において生じるパルプスラッジは、繊維長が短いために紙の製造に使用できず廃棄されるが、このようなものも原料として好適に使用できる。また、情報管理上の必要性から裁断処理され紙の再生に利用できずに廃棄されていた裁断古紙の有効利用も本発明によって可能となる。
【0020】
原料紙は、繊維間の隙間が多くなるように解繊する。好ましくは、嵩密度が200g/L程度以下となるように解繊する。解繊方法としては、例えば、水に浸して紙繊維を分散させた後に水を除去する方法、ハンマー(インパクト)クラッシャーのような衝撃破砕機やサンプルミル、ミキサーなどを用いて紙を破砕しながら解きほぐす方法等が挙げられるが、これらに限定されるわけではなく、紙に引っ張り力が作用するような手段によって解繊することができる。衝撃破砕機を用いた場合、高速回転するローターに付けられた衝撃刃と反発板との間の繰り返し衝撃によって破砕を行うので、解繊した紙片の寸法分布が比較的揃えられ、しかも、より細かいものが得られるので、液化用薬剤との接触面積を増大させることができる。解繊した紙の繊維長は、0.2〜2mm程度であるのが好ましく、全体の50%以上の繊維がこの範囲の長さであるのが望ましい。
【0021】
繊維どうしの絡み合いが起こり難いように、また、作業性を良くするために、解繊した紙を更に剪断機等を用いて破断すると更に好ましい。この点では、繊維長が短かく製紙に使用できないパルプスラッジ等を液化原料として使用するのは好ましい。
【0022】
なお、液化原料の紙に、木粉又はとうもろこし・米などのでんぷんなどを加えてもよく、また、液化時の流動性改善を目的として平均粒径が5μm以下のシリカ、アルミナ、タルク等の充填材を加えてもよい。
【0023】
解繊した紙は、粘度の高い液化用薬剤と混合するために攪拌などを行うと、繊維が絡み合って塊になり易く、また、嵩張るので薬剤と合わせた時に馴染み難い。そこで、解繊した紙を液化用薬剤と馴染ませる処理をする。これには、例えば、解繊紙に圧をかけて液化用薬剤中に強制的に浸漬させたり、減圧により解繊紙を脱気して液化用薬剤を染み込ませる等の手法があり、解繊紙を液化用薬剤で十分に湿潤させる。ニーダーや圧縮機能を有する混合機を用いると良好に液化用薬剤と馴染ませることができる。ニーダーを用いると、回転羽根の先端とトラフの間で圧縮、剪断、折りたたみによる混練と羽の捻りによる対流混合が行われ、好適に薬剤と混合させることができ、そのまま液化反応を進行させることができる。
【0024】
上記のように液化用薬剤と合わせた解繊紙は、加熱することによって紙が液化し、リグノセルロース液化物が得られる。液化用薬剤は、アルカリ触媒又は酸触媒と、ヒドロキシフェニル化合物、多価アルコール化合物及び環状エステル化合物から選択される1種または2種以上の液状化合物とを含有する混合液である。
【0025】
上記ヒドロキシフェニル化合物としては、例えばフェノール、クレゾール、キシレノール、レゾルシノール、アクリルレゾルシノール、ビスフェノールA等が好適に用いられるが、特にこれらに限定されるものではない。
【0026】
また、多価アルコール化合物としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、2,4−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、ピナコール、シクロペンタン−1,2−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、ポリエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシプロピレン−ポリオキシエチレングリコール等の2価アルコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリエタノールアミン、1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール、メチルグルコシド、ソルビトール、マンニトール、スークロースなど、あるいはこれらを出発物質とするポリカプロラクトンを一部に含むポリエーテルポリオールなどの3官能以上の多価アルコールなどが挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。これらの中では、安価で工業的にも入手しやすいグリセリンとポリエチレングリコールの混液などが特に好適に用いられる。
【0027】
また、環状エステル化合物としては、開環反応して重合し得るものが好適であり、例えばプロピオラクトン、β−ブチロラクトン、α,α’−ビスクロロメチルプロピオラクトン、α,α−ジメチル−β−プロピオラクトン、δ−バレロラクトン、1,4−ジオキサン−2−オン、グリコリド、トリメチルカーボネート、ネオペンチルカーボネート、エチレンオキサレート、プロピオンオキサレート、ε−カプロラクトン、α−メチル−ε−カプロラクトン、β−メチル−ε−カプロラクトン、γ−メチル−ε−カプロラクトン、4−メチル−7−イソプロピル−ε−カプロラクトン、3,3,5−トリメチル−ε−カプロラクトン、シス−ジサリシリド、トリサリシリド等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。これらの中では、安価で工業的に入手し易く紙を液化させ易いε−カプロラクトンが特に好適に用いられる。
【0028】
アルカリ触媒としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属酸化物;水酸化カルシウムなどのアルカリ土類金属酸化物;炭酸カルシウムなどのアルカリ金属炭酸塩;アンモニアあるいはモノエタノールアミンなどのアミン類等が挙げられるが、特にこれらに限定されるものではない。
【0029】
酸触媒としては、例えば無機酸、有機酸、ルイス酸等が挙げられ、具体的には例えば硫酸、塩酸、トルエンスルホン酸、フェノールスルホン酸、塩化アルミニウム、塩化亜鉛、三フッ化ホウ素などが好適に用いられるが、特にこれらに限定されるものではない。
【0030】
紙の液化を促進するためには攪拌あるいは混練といった操作を行うことが必要で、液化装置として、加熱機能と混練機能とを持ち合わせる装置を使用するのが好ましい。解繊紙は、繊維が絡み合って大きな塊になると混練が難しくなり液化反応の進行が不均一になる。この点から、ニーダーを用いて解繊紙を液化用薬剤と混合して湿潤させ、そのまま液化操作を続行する方法が適している。
【0031】
液化の際の加熱温度は、100〜200℃程度であり、好ましくは150〜190℃程度に加熱する。液化に要する時間は、攪拌混練の程度によって異なるが、混練を行う場合、5〜120分程度である。
【0032】
このようにして紙は液化される。得られた紙液化物つまりリグノセルロース液化物を含有する紙液化組成物に中和剤を加え、これを用いて化成品が製造される。例えば、ウレタン塗料、ウレタン接着剤の原料として使用する。また、イソシアネート、触媒、界面活性剤、整泡剤、発泡剤、充てん剤などを加えて、型により成形して、各種の成形製品、例えば、緩衝材、断熱材、建材、RIM、R−RIMによる自動車部品の成形体、各種のエラストマー及び床材等を製造することができる。この際に使用可能なイソシアネートは、一般に、−NCO基を二つ以上有するものであれば良く、特に、毒性の低いMDI、TDI、NDI、H12MDIの使用が好ましい。
【0033】
また、ヒドロキシフェニル化合物を用いて紙を液化した場合には、通常のフェノール樹脂用硬化剤を紙液化物に添加して硬化させることができる。
【0034】
リグノセルロースの液化は液化用薬剤との接触部分から進行するので、液化効率が低いと液化物中に多量の残渣が残るが、本発明に従って解繊した紙をニーダー等を用いて混練しながら液化すると、5〜120分程度の液化時間で残渣率が30%以下となり、残渣含量が20重量%程度以下のリグノセルロース液化物を得ることができる。液化する紙が解繊されていることによって、液化物中に残存する残渣が非常に細かく、繊維塊が残渣として残ることがなくなるので、液化物を用いて製造する化成品の品質も向上する。また、ある程度の量の未液化残渣がある場合にも、繊維状で均一に分散するので、繊維残渣を化成品の物性改善に利用することも可能である。
【0035】
このように、上述の方法に従って、紙類の液化物を多量に効率よく連続的にかつ低コストに製造できるとともに、得られる液化物の品質にばらつきが生じることがなく、安定して化成品を製造することができる。
【0036】
【実施例】
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。尚、以下の記載において特に指定されない場合には、「%」及び「部」は重量表示である。
【0037】
(実施例1)
あらかじめ3cm角に裁断した使用済みOA紙を小型粉砕機(共立理工社製、SK−M2型)に投入して粉砕した。紙は粉砕により解繊され、繊維長が0.2mm〜2mmのものが99%以上で、嵩密度は200g/Lである繊維状粉砕紙が得られた。
【0038】
繊維状粉砕紙100重量部とともに、ポリエチレングリコール(平均分子量約400)140重量部、グリセリン60重量部及び硫酸(濃度97%)6重量部をニーダー(ダルトン社製、KM−5型)に投入して混合し、150℃において1時間混練した。これにより、紙液化物が得られ、得られた液化物について下記の方法により未液化残渣率、未液化残渣の含有割合及び液化物の粘度を測定した。結果を表1に示す。
【0039】
[未液化残渣率、未液化残渣の含有割合の測定方法]
液化物試料2gにイオン交換水を加えて希釈し、十分に攪拌して溶解させた後、予め絶乾にして重量を測定したろ紙を用いて濾過を行い、濾過後のろ紙を110℃で恒量になるまで乾燥した後に秤量して、濾過前後のろ紙の重量から残渣重量を得、未液化残渣率(%)及び未液化残渣の含有割合(%)を算出した。
【0040】
未液化残渣率(%)=残渣重量(g)/仕込み紙重量(g)×100
未液化残渣の含有割合(%)=残渣重量(g)/液化物重量(g)×100
【0041】
[液化物の粘度測定]
液化物試料を40φのガラス容器に入れて80℃の恒温槽中に浸し、温度が一定になってからB型粘度計(東機産業社製)により粘度を測定した。
【0042】
(実施例2〜3)
液化に用いた繊維状粉砕紙の量を150重量部(実施例2)又は200重量部(実施例3)に変更した以外は実施例1と同様の操作を繰り返して、得られた液化物の未液化残渣率、未液化残渣の含有割合及び粘度を測定した。この結果を表1に示す。
【0043】
(実施例4〜5)
実施例1と同様に使用済みOA紙を粉砕した。
【0044】
次に、繊維状粉砕紙を液化する装置として、万能混合攪拌機(ダルトン社製、DMV型)を用い、攪拌機の混練槽の温度を150℃に設定して、繊維状粉砕紙150部(実施例4)又は200部(実施例5)、ポリエチレングリコール(平均分子量約400)140部、グリセリン60部及び硫酸(濃度97%)6重量部を投入し、150℃で1時間混練した。
【0045】
これにより液化物が得られ、得られた液化物の未液化残渣率、未液化残渣の含有割合及び粘度を実施例1と同じ方法で測定した。この結果を表1に示す。
【0046】
(実施例6)
使用済のOA紙(A4)をシュレッダーにより、幅5mmの帯状に裁断した紙をさらに卓上粉砕機を用いてより細かく紙を粉砕した。得られた紙は、嵩密度が200g/Lで、綿状に解繊されていた。
【0047】
この粉砕紙150部に、ポリエチレングリコール(平均分子量約400)140部、グリセリン60部及び硫酸6部の混合液をニーダーを用いて含浸させ、170℃に調温された口径20mmの卓上押出機の投入口に投入して1時間混練することにより、紙液化物が得られた。得られた液化物の未液化残渣率、未液化残渣の含有割合及び粘度を実施例1と同じ方法で測定した。この結果を表1に示す。
【0048】
(実施例8)
使用済のOA紙(A4)をシュレッダーにより、幅5mmの帯状に裁断した紙を、穴の直径が1mmのふるいを取り付けたカッター式破砕機(森田精機工業社製、JC―5型)によりさらに裁断した。得られた裁断紙は鱗弁状で、これを更に卓上粉砕機により細かく粉砕したところ、解繊された繊維状粉砕紙が得られた。これを顕微鏡で観察すると、繊維長が0.2〜2mmのものが90%以上を占めていた。嵩密度は100g/Lであった。
【0049】
こうして粉砕された紙100重量部を、ポリエチレングリコール(平均分子量約400)140重量部、グリセリン60重量部及び硫酸6部とともに、ニーダー(ダルトン社製、KM−5型)に投入して混合し、150℃において1時間混練した。これにより、紙液化物が得られ、得られた液化物について実施例1と同様の方法で未液化残渣率及び液化物の粘度を測定したところ、表1に示すように、未液化残渣率は7.5%、粘度は38ポイズで、良好なものであった。
【0050】
(実施例8)
液化原料紙として製紙工場の製紙工程から廃棄されたパルプスラッジを準備し、イオン交換水で洗浄することにより製紙工程で使用した各種の処理剤を除去し、さらに乾燥機を用いて乾燥しパルプスラッジから水を十分に除去した。
【0051】
こうして得られたパルプスラッジ(嵩密度100g/L)100重量部を、ポリエチレングリコール(平均分子量約400)140重量部、グリセリン60重量部及び硫酸6重量部と共に、ニーダー(ダルトン社製、KM−5)に投入し、150℃で1時間混練し、紙液化物が得られた。
【0052】
得られた液化物の未液化残渣率及び粘度を実施例1の方法によって測定したところ、表1に示す通り、未液化残渣率は6.5%、粘度は33ポイズで、良好なものであった。
【0053】
【表1】

Figure 0003695980
【0054】
(比較例1)
使用済のOA紙(A4)をシュレッダーにより、幅5mmの帯状に裁断した。さらに、はさみを用いて短く切断した。こうして裁断された紙は、最長辺の長さが5mm以下のものは1%未満であった。
【0055】
得られた紙100部に対して、ポリエチレングリコール(平均分子量約400)140部、グリセリン60部、硫酸6部を加えて、ニーダー(ダルトン社製、KM−5型)に投入し、150℃において1時間攪拌した。攪拌中、特に裁断紙を投入した攪拌開始初期において、絡み合った紙が攪拌子と容器の間に挟まれることにより機械が異常音を発生して作動停止することが数回発生し、その度に絡み合った紙を解いて操作を続行した。
【0056】
1時間後、得られた混合物は液状であったが、紙の断片が多数残っているのが目視で観察され、液化は不十分であった。
【0057】
(比較例2)
使用済のOA紙(A4)をシュレッダーにより、幅5mmの帯状に裁断した。さらに、はさみを用いて短く切断した。こうして裁断された紙は、最長辺の長さが5mm以下のものは1%未満であった。
【0058】
紙の液化装置として、万能混合攪拌機の代わりに170℃に調温された口径20mmの卓上押出機(原田製作所社製)を用いて、比較例1と同様に液化を試みた。ところが、原料紙が押し出し機中に入り難く、大部分が投入口に残り、液化操作が進行しなかった。押出機のスクリュー回転数を13rpmの低速から30rpm まで変えてみても結果は同じであった。
【0059】
(実施例9)
実施例5で得られた液化物100重量部に、イミダゾール4重量部及び整泡剤(SZ−1627、日本ユニカー製)2重量部を添加し、20秒間高速攪拌した。この混合物に、イソシアネート(MDI−100、日本ポリウレタン工業(株)製)75重量部を加えて10秒間高速攪拌し、あらかじめ用意しておいた型に注入して成形体を作製した。この方法によって、室内照明の枠、緩衝材、自動車内装用のクッション材等を作製することができた。
【0060】
(実施例10)
新聞紙、雑誌及びシュレッダーで裁断されたOA紙が混合された古紙を鉄製のタンクに投入し、水を加えてゆっくりと一晩攪拌した。液状になった紙をタンクから吸い上げて水を切り、さらに乾燥器を用いて十分に乾燥した。得られた紙を、穴の直径が1mmのふるいを取り付けたカッター式破砕機(森田精機工業社製、JC―5型)によりさらに裁断した。こうして裁断された紙は、繊維同士が絡まり難い流動性のある粉末状繊維であった。顕微鏡で観察すると、繊維長が1mmを超えた紙繊維の含有量は、7.4%であった。
【0061】
こうして得られた裁断紙100部と共に、フェノール100重量部及び硫酸3重量部を万能混合攪拌機(ダルトン社製、DMV型)に投入し、この混合物を150℃において1時間攪拌した。得られた液化物の未液化残渣率を実施例の測定方法によって測定したところ、未液化残渣率は8.2%であり、液化物は室温で固体であった。
【0062】
得られた固形物100重量部に、平均粒径10μmのシリカ(商品名NA1、龍森社製)100重量部、長さ1mmのガラス繊維のチップストランド50重量部(日本板硝子社製)、カルナバワックス2重量部、水酸化カルシウム6重量部及び硬化剤としてヘキサメチルテトラミン25重量部を加えて、ヘンシェルミキサーを用いて2分間混合した。さらに、2本ロールを用いて120℃で1分間溶融混練した。得られた溶融混合物を室温で固化し粉砕した後に、プレスにより10φ×10mmのタブレットに成形した。
【0063】
こうして得られたタブレット状の成形材料を圧縮成形することによって、プリント基板用の基板、パソコンの筐体、携帯電話の筐体などの各種成形品を作製することができた。成形品の外観は良好で、実用上の要件を満たすものであった。
【0064】
【発明の効果】
以上の記載から明らかなように、本発明よれば、使用済の古紙から効率よく低コストで紙液化物を調製することができ、これを用いて使用価値の高い各種のプラスチック成形体を作ることが実用化可能となる。従って、古紙のリサイクル用途の開発及び化石資源の使用量の低減を進めることができ、資源の保全及び有効利用の観点からその価値は極めて大きい。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a paper liquefaction method, a paper liquefaction composition, and a method for producing a molded body using the same, for efficiently producing a chemical product such as a plastic molded body from waste paper.
[0002]
[Prior art]
Mankind has created various products using resources on the earth to improve and enrich their lives. For example, paper used as a recording medium for newspapers, magazines, OA, etc. is produced from wood resources, and plastic and other chemical products are produced from fossil raw materials such as petroleum, which are consumed for producing chemical products. The amount of fossil raw material to be produced has reached an enormous amount at present. However, since the amount of resources that seem to be abundant is actually limited, from the viewpoint of environmental conservation and effective use of resources, reduction of resource usage and resource reuse are strongly desired. Development of resource recycling technology is underway.
[0003]
However, the recycling of chemical products as fossil resources has various problems that cannot be easily overcome technically and economically, so that the chemical products are not collected and regenerated so much. In particular, since the range of chemical products that can be recycled is limited, it is difficult to reduce the amount of fossil resources that are required as raw materials for production even if the recovery and recycling of chemical products is ongoing. Are not considered to progress sufficiently.
[0004]
On the other hand, with regard to wood resources, technologies for recycling used paper have been established, and collection of used paper such as OA paper, newspaper, and magazines has been promoted in order to expand recycling as recycled paper. However, due to the cost and other problems associated with the deinking process that occurs when paper is recycled, the used paper that is effectively used for paper recycling is limited to a portion of the total recovered recovered paper, and a large amount of excess recovered Waste paper is generated. If this situation continues, the recovery of waste paper will be suppressed, which will be a major obstacle to the effective use of wood resources.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
Under these circumstances, in order to promote effective use of resources, we will develop technologies that enable the use of resources for new recycling applications that promote the recycling of resources, in particular, develop cross-resource recycling technologies and activate recycling. It is necessary to make it.
[0006]
In order to solve the above problem, the present invention provides a resource cross-recycling technology that enables sufficient recycling of paper by activating recycling by using surplus recovered waste paper for new recycling applications. This is the issue.
[0007]
Another object of the present invention is to provide a cross-resource recycling technology that can convert raw materials other than chemical products into plastic raw materials in order to reduce the amount of fossil resources used.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present inventors have conducted intensive research and found that it is possible to efficiently liquefy waste paper and produce a high-quality chemical product using the obtained paper liquefaction product. .
[0009]
The paper liquefaction method of the present invention heats a mixture of at least one liquid compound selected from the group consisting of a hydroxyphenyl compound, a polyhydric alcohol compound, and a cyclic ester compound, an alkali catalyst or an acid catalyst, and paper. This is a method for liquefying paper, and includes a step of defibrating the paper to be liquefied in advance.
[0010]
The defibrated paper has a bulk density of 200 g / L or less, a fiber length of 0.2 mm to 2 mm in fibers of 50% or more of the paper, and the defibrated paper is previously wetted in the mixture A step of causing
[0011]
Pulp sludge is used as the liquefied paper, and the fiber having a fiber length of 0.2 to 2 mm in the defibrated paper is 50% or more.
[0013]
Furthermore, the gist of the method for producing a molded body of the present invention is to add a curing agent for isocyanate or phenol resin to the liquefied paper liquefied by the above-described paper liquefaction method, and to perform curing and molding.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Paper is manufactured using pulp composed of cellulosic fibers of wood and other plants, and is mainly composed of lignocellulose (a general term for cellulose, hemicellulose, and lignin). As for lignocellulose of wood, a method for preparing a resin by liquefying this is known. For example, JP-A 61-261358, JP-A 62-79230, JP-A 8-225653, etc. It is disclosed. Therefore, it is considered that a lignocellulose liquefied product can be prepared and a chemical product can be produced using the lignocellulose liquefied product by liquefying the lignocellulose of paper using such a liquefaction technique.
[0015]
However, when the paper is liquefied by the above liquefaction method, the following points are problematic.
[0016]
First, the above-described liquefaction method requires a long time to liquefy a small amount of woody lignocellulose at an experimental level, and cannot cope with the above processing at an industrial production level. Furthermore, since the method is aimed at liquefaction of wood, it is not adapted to liquefaction of paper having a composition and a structure different from those of wood.
[0017]
Secondly, since paper is an aggregate of fibers and has a structure that easily retains air, contact with a highly viscous liquefying agent is likely to be hindered by air. Substances for adding various functions other than lignocellulose have been added, and the progress of the liquefaction reaction tends to be hindered due to contact inhibition by these substances. Moreover, the fact that the fibers are closely entangled with each other and the density is relatively high is also the cause of the low liquefaction rate per unit weight of paper and the long time required for liquefaction.
[0018]
Therefore, in order to put paper liquefaction into practical use as a recycling technology, it is important that paper can be liquefied efficiently in large quantities on an industrial production scale. For this reason, in the present invention, in order to facilitate the contact with the liquefying agent and improve the liquefaction rate per unit weight, the air held between the paper fibers by unraveling the liquefied paper fibers is used for liquefaction. It is easily dissociated at the time of contact with the drug, and liquefies by ensuring contact between the paper and the liquefying drug containing the catalyst. By defibrating the paper, the liquefaction of the paper fibers in the drug progresses as a whole, and the unliquefied fibers that are being liquefied easily disperse and the size of the undecomposed residue is reduced. Further, contact inhibition with a drug due to a coating agent or the like on the paper surface can be greatly reduced. Since paper is closely entangled with fibers, liquefaction hardly progresses to the center of the cut piece even when cut finely, and a granular fiber lump tends to remain as an unliquefied residue. No lump remains, and the unliquefied residue becomes fine fibers. Therefore, the liquefied material obtained becomes more homogeneous, and the appearance and quality of the molded product produced using the liquefied material are also improved. Further, the non-liquefied residue remaining in a fibrous form may exhibit a specific function such as a reinforcing material in the manufactured molded body. Therefore, in the present invention, taking into account the physical properties of the molded article to be manufactured, controlling the liquefaction rate of the paper and adjusting the state of the liquefied product, it is possible to obtain a chemical product of a quality that could not be obtained with the conventional paper liquefied product. It is done.
[0019]
The starting material used for producing the lignocellulose liquefied product may be any paper, and examples thereof include OA paper, newspaper, magazine, cardboard, wrapping paper, thermal paper, and pulps. Pulp sludge generated in the paper production process or shearing process cannot be used for paper production because of its short fiber length and is discarded, but such a thing can also be suitably used as a raw material. In addition, according to the present invention, it is possible to effectively use cut old paper that has been cut and discarded because it cannot be used for paper recycling because of the necessity for information management.
[0020]
The raw paper is defibrated so that there are many gaps between the fibers. Preferably, defibration is performed so that the bulk density is about 200 g / L or less. Defibration methods include, for example, a method of removing water after immersing in paper and dispersing paper fibers, while crushing paper using an impact crusher such as a hammer (impact) crusher, a sample mill, a mixer, etc. Examples of the method include, but are not limited to, a method of unraveling, and the fiber can be defibrated by a means that a tensile force acts on the paper. When an impact crusher is used, crushing is performed by repeated impact between the impact blade attached to the rotor that rotates at high speed and the repulsion plate, so that the size distribution of the defibrated paper pieces is relatively uniform and finer Since a thing is obtained, a contact area with the chemical | medical agent for liquefaction can be increased. The fiber length of the defibrated paper is preferably about 0.2 to 2 mm, and it is desirable that 50% or more of the fibers are in this range.
[0021]
It is more preferable that the defibrated paper is further broken using a shearing machine or the like so that the fibers are not easily entangled with each other and the workability is improved. In this respect, it is preferable to use pulp sludge or the like that has a short fiber length and cannot be used for papermaking as a liquefied raw material.
[0022]
In addition, wood flour or starch such as corn and rice may be added to the liquefied raw material paper, and it is filled with silica, alumina, talc, etc. with an average particle size of 5 μm or less for the purpose of improving fluidity during liquefaction. Materials may be added.
[0023]
When the defibrated paper is agitated to mix with a liquefied drug having a high viscosity, the fibers tend to be entangled into a lump, and it is bulky, so it is difficult to adjust when combined with the drug. Therefore, the defibrated paper is treated with the liquefaction agent. For example, there are techniques such as applying pressure to the defibrated paper to force it to be immersed in the liquefying chemical, or degassing the defibrated paper by reducing the pressure to infiltrate the liquefied chemical. Thoroughly wet the paper with the liquefying agent. When a kneader or a mixer having a compression function is used, it can be well blended with the liquefying drug. When a kneader is used, kneading by compression, shearing, folding, and convection mixing by twisting the wing is performed between the tip of the rotating blade and the trough, and it can be suitably mixed with the drug, and the liquefaction reaction can proceed as it is. it can.
[0024]
The defibrated paper combined with the liquefying agent as described above is heated to liquefy the paper, and a lignocellulose liquefied product is obtained. The liquefying agent is a mixed solution containing an alkali catalyst or an acid catalyst and one or more liquid compounds selected from a hydroxyphenyl compound, a polyhydric alcohol compound, and a cyclic ester compound.
[0025]
As the hydroxyphenyl compound, for example, phenol, cresol, xylenol, resorcinol, acrylic resorcinol, bisphenol A and the like are preferably used, but are not particularly limited thereto.
[0026]
Examples of the polyhydric alcohol compound include ethylene glycol, propylene glycol, trimethylene glycol, 1,4-butanediol, 1,5-pentanediol, 1,6-hexanediol, 1,2-hexanediol, 2, 4-hexanediol, 1,7-heptanediol, 1,8-octanediol, 1,9-nonanediol, 1,10-decanediol, pinacol, cyclopentane-1,2-diol, cyclohexane-1,4- Dihydric alcohols such as diol, polyethylene glycol, polyoxypropylene glycol, polyoxypropylene-polyoxyethylene glycol, glycerin, trimethylolpropane, triethanolamine, 1,2,6-hexanetriol, pentaerythritol, methyl group Examples thereof include, but are not particularly limited to, trifunctional or higher functional polyhydric alcohols such as sid, sorbitol, mannitol, sucrose and the like, or polyether polyols containing polycaprolactone as a starting material. . Of these, a mixture of glycerin and polyethylene glycol, which is inexpensive and easily available industrially, is particularly preferably used.
[0027]
Further, as the cyclic ester compound, those which can be polymerized by a ring-opening reaction are suitable, for example, propiolactone, β-butyrolactone, α, α′-bischloromethylpropiolactone, α, α-dimethyl-β. -Propiolactone, δ-valerolactone, 1,4-dioxane-2-one, glycolide, trimethyl carbonate, neopentyl carbonate, ethylene oxalate, propion oxalate, ε-caprolactone, α-methyl-ε-caprolactone, β -Methyl-ε-caprolactone, γ-methyl-ε-caprolactone, 4-methyl-7-isopropyl-ε-caprolactone, 3,3,5-trimethyl-ε-caprolactone, cis-disalicylide, trisalicylide, etc. In particular, it is not limited to these. Among these, ε-caprolactone, which is inexpensive, easily available industrially, and easily liquefies paper, is particularly preferably used.
[0028]
Examples of the alkali catalyst include alkali metal oxides such as sodium hydroxide and potassium hydroxide; alkaline earth metal oxides such as calcium hydroxide; alkali metal carbonates such as calcium carbonate; amines such as ammonia or monoethanolamine However, it is not particularly limited to these.
[0029]
Examples of the acid catalyst include inorganic acids, organic acids, Lewis acids and the like, and specifically, for example, sulfuric acid, hydrochloric acid, toluenesulfonic acid, phenolsulfonic acid, aluminum chloride, zinc chloride, boron trifluoride and the like are preferable. Although used, it is not particularly limited to these.
[0030]
In order to promote liquefaction of paper, it is necessary to perform an operation such as stirring or kneading, and it is preferable to use an apparatus having a heating function and a kneading function as the liquefying apparatus. When the defibrated paper is intertwined into a large lump, kneading becomes difficult and the progress of the liquefaction reaction becomes uneven. From this point, a method of mixing the defibrated paper with the liquefaction agent using a kneader and moistening the liquefaction operation as it is is suitable.
[0031]
The heating temperature at the time of liquefaction is about 100 to 200 ° C, preferably about 150 to 190 ° C. The time required for liquefaction varies depending on the degree of stirring and kneading, but is about 5 to 120 minutes when kneading.
[0032]
In this way, the paper is liquefied. A neutralized agent is added to the obtained paper liquefied product, that is, a paper liquefied composition containing lignocellulose liquefied product, and a chemical product is produced using this. For example, it is used as a raw material for urethane paints and urethane adhesives. In addition, isocyanates, catalysts, surfactants, foam stabilizers, foaming agents, fillers, etc. are added and molded by molds, and various molded products such as cushioning materials, heat insulating materials, building materials, RIM, R-RIM. It is possible to produce molded parts of automobile parts, various elastomers, flooring materials and the like. The isocyanate that can be used in this case is generally only required to have two or more -NCO groups, and in particular, use of MDI, TDI, NDI, and H12MDI having low toxicity is preferable.
[0033]
Moreover, when a paper is liquefied using a hydroxyphenyl compound, a normal phenol resin curing agent can be added to the liquefied paper and cured.
[0034]
Since lignocellulose liquefaction proceeds from the contact portion with the liquefaction agent, a large amount of residue remains in the liquefied product when the liquefaction efficiency is low, but liquefaction while kneading the defibrated paper using a kneader or the like As a result, a lignocellulose liquefaction product having a residue rate of 30% or less and a residue content of about 20% by weight or less can be obtained in a liquefaction time of about 5 to 120 minutes. Since the paper to be liquefied is defibrated, the residue remaining in the liquefied product is very fine and the fiber lump does not remain as a residue, so the quality of the chemical product produced using the liquefied product is also improved. Further, even when there is a certain amount of non-liquefied residue, the fiber residue is uniformly dispersed, so that the fiber residue can be used for improving the physical properties of the chemical product.
[0035]
In this way, according to the above-described method, paper liquefaction can be produced in a large amount efficiently and continuously at low cost, and the quality of the obtained liquefaction does not vary, and a stable chemical product can be produced. Can be manufactured.
[0036]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail by way of examples. In the following description, “%” and “part” are weight indications unless otherwise specified.
[0037]
(Example 1)
Used OA paper cut in advance to a 3 cm square was put into a small pulverizer (SK-M2 type, manufactured by Kyoritsu Riko Co., Ltd.) and pulverized. The paper was defibrated by pulverization, and a fibrous pulverized paper having a fiber length of 0.2 mm to 2 mm of 99% or more and a bulk density of 200 g / L was obtained.
[0038]
In addition to 100 parts by weight of fibrous pulverized paper, 140 parts by weight of polyethylene glycol (average molecular weight of about 400), 60 parts by weight of glycerin and 6 parts by weight of sulfuric acid (concentration 97%) were put into a kneader (Dalton, model KM-5). And kneaded at 150 ° C. for 1 hour. As a result, a paper liquefied product was obtained, and the liquefied product obtained was measured for the unliquefied residue rate, the content ratio of the unliquefied residue, and the viscosity of the liquefied product by the following methods. The results are shown in Table 1.
[0039]
[Measurement method of unliquefied residue ratio and non-liquefied residue content ratio]
Ion-exchanged water was added to 2 g of the liquefied sample, diluted, and sufficiently stirred to dissolve, then filtered using a filter paper that had been dried in advance and weighed, and the filtered filter paper was constant at 110 ° C. After drying until it was weighed, the residue weight was obtained from the weight of the filter paper before and after filtration, and the unliquefied residue ratio (%) and the unliquefied residue content ratio (%) were calculated.
[0040]
Unliquefied residue rate (%) = residue weight (g) / feed paper weight (g) × 100
Content ratio of unliquefied residue (%) = residue weight (g) / liquefied material weight (g) × 100
[0041]
[Measurement of viscosity of liquefied product]
The liquefied material sample was put in a 40φ glass container and immersed in a constant temperature bath at 80 ° C. After the temperature became constant, the viscosity was measured with a B-type viscometer (manufactured by Toki Sangyo Co., Ltd.).
[0042]
(Examples 2-3)
The same operation as in Example 1 was repeated except that the amount of fibrous pulverized paper used for liquefaction was changed to 150 parts by weight (Example 2) or 200 parts by weight (Example 3). The unliquefied residue ratio, the content ratio of the unliquefied residue and the viscosity were measured. The results are shown in Table 1.
[0043]
(Examples 4 to 5)
The used OA paper was pulverized in the same manner as in Example 1.
[0044]
Next, as a device for liquefying the fibrous pulverized paper, a universal mixing stirrer (manufactured by Dalton, DMV type) was used. The temperature of the kneading tank of the stirrer was set to 150 ° C., and 150 parts of fibrous pulverized paper (Example) 4) or 200 parts (Example 5), 140 parts of polyethylene glycol (average molecular weight of about 400), 60 parts of glycerol and 6 parts by weight of sulfuric acid (concentration 97%) were added and kneaded at 150 ° C. for 1 hour.
[0045]
As a result, a liquefied product was obtained, and the unliquefied residue ratio, the content ratio of the unliquefied residue, and the viscosity of the obtained liquefied product were measured in the same manner as in Example 1. The results are shown in Table 1.
[0046]
(Example 6)
The paper obtained by cutting the used OA paper (A4) with a shredder into a strip having a width of 5 mm was further finely pulverized using a table crusher. The obtained paper had a bulk density of 200 g / L and was defibrated into a cotton shape.
[0047]
150 parts of this pulverized paper was impregnated with a mixture of 140 parts of polyethylene glycol (average molecular weight of about 400), 60 parts of glycerin and 6 parts of sulfuric acid using a kneader. A paper liquefied product was obtained by putting into the inlet and kneading for 1 hour. The unliquefied residue ratio, the unliquefied residue content ratio, and the viscosity of the obtained liquefied product were measured in the same manner as in Example 1. The results are shown in Table 1.
[0048]
(Example 8)
Using a cutter-type crusher (Morita Seiki Kogyo Co., Ltd., JC-5 type), which is a paper cut from a used OA paper (A4) with a shredder into a 5mm wide strip. Cut. The obtained cut paper was a scale-valve shape, and when this was further finely pulverized by a table crusher, a fibrillated pulverized paper was obtained. When this was observed with a microscope, fibers having a fiber length of 0.2 to 2 mm accounted for 90% or more. The bulk density was 100 g / L.
[0049]
100 parts by weight of the paper thus pulverized together with 140 parts by weight of polyethylene glycol (average molecular weight of about 400), 60 parts by weight of glycerin and 6 parts of sulfuric acid are put into a kneader (Dalton, model KM-5) and mixed. The mixture was kneaded at 150 ° C. for 1 hour. As a result, a paper liquefied product was obtained, and the unliquefied residue rate and the viscosity of the liquefied product were measured for the obtained liquefied product by the same method as in Example 1. As shown in Table 1, the unliquefied residue rate was It was 7.5% and the viscosity was 38 poise.
[0050]
(Example 8)
Prepare pulp sludge discarded from the papermaking process at the paper mill as liquefied raw paper, wash with ion-exchanged water to remove the various processing agents used in the papermaking process, and further dry using a dryer. Water was sufficiently removed from.
[0051]
100 parts by weight of the pulp sludge thus obtained (bulk density 100 g / L), 140 parts by weight of polyethylene glycol (average molecular weight of about 400), 60 parts by weight of glycerin and 6 parts by weight of sulfuric acid, kneader (Dalton, KM-5) ) And kneaded at 150 ° C. for 1 hour to obtain a paper liquefied product.
[0052]
When the unliquefied residue ratio and viscosity of the obtained liquefied product were measured by the method of Example 1, as shown in Table 1, the unliquefied residue ratio was 6.5% and the viscosity was 33 poise. It was.
[0053]
[Table 1]
Figure 0003695980
[0054]
(Comparative Example 1)
Used OA paper (A4) was cut into a 5 mm wide strip with a shredder. Further, it was cut short with scissors. The paper cut in this way was less than 1% when the longest side had a length of 5 mm or less.
[0055]
To 100 parts of the obtained paper, 140 parts of polyethylene glycol (average molecular weight of about 400), 60 parts of glycerin and 6 parts of sulfuric acid are added and put into a kneader (Dalton Co., KM-5 type). Stir for 1 hour. During agitation, especially at the beginning of the agitation when cutting paper was put in, the entangled paper was pinched between the agitator and the container, and the machine generated several abnormal noises and stopped operating several times. The operation continued after untangling the paper.
[0056]
After 1 hour, the resulting mixture was in a liquid state, but a large number of pieces of paper remained were visually observed, and liquefaction was insufficient.
[0057]
(Comparative Example 2)
Used OA paper (A4) was cut into a 5 mm wide strip with a shredder. Further, it was cut short with scissors. The paper cut in this way was less than 1% when the longest side had a length of 5 mm or less.
[0058]
As a paper liquefying apparatus, liquefaction was attempted in the same manner as in Comparative Example 1 by using a desktop extruder having a diameter of 20 mm (produced by Harada Seisakusho Co., Ltd.) adjusted to 170 ° C. instead of the universal mixing stirrer. However, it was difficult for the raw paper to enter the extruder, and most of the raw paper remained at the inlet, and the liquefaction operation did not proceed. Even when the screw speed of the extruder was changed from a low speed of 13 rpm to 30 rpm, the result was the same.
[0059]
Example 9
To 100 parts by weight of the liquefied product obtained in Example 5, 4 parts by weight of imidazole and 2 parts by weight of a foam stabilizer (SZ-1627, manufactured by Nihon Unicar) were added and stirred at high speed for 20 seconds. To this mixture, 75 parts by weight of isocyanate (MDI-100, manufactured by Nippon Polyurethane Industry Co., Ltd.) was added, stirred at high speed for 10 seconds, and poured into a mold prepared in advance to prepare a molded body. By this method, a frame for interior lighting, a cushioning material, a cushioning material for automobile interior, etc. could be produced.
[0060]
(Example 10)
Waste paper mixed with newspapers, magazines, and shredded OA paper was put into an iron tank, and water was added and stirred slowly overnight. The liquid paper was sucked up from the tank, drained, and further dried sufficiently using a dryer. The obtained paper was further cut by a cutter type crusher (Morita Seiki Kogyo Co., Ltd., JC-5 type) equipped with a sieve having a hole diameter of 1 mm. The paper thus cut was a powdered fiber having fluidity that hardly entangled with each other. When observed with a microscope, the content of paper fibers having a fiber length exceeding 1 mm was 7.4%.
[0061]
100 parts by weight of phenol and 3 parts by weight of sulfuric acid together with 100 parts of the cutting paper thus obtained were put into a universal mixing stirrer (manufactured by Dalton, DMV type), and this mixture was stirred at 150 ° C. for 1 hour. When the unliquefied residue rate of the obtained liquefied product was measured by the measurement method of the example, the unliquefied residue rate was 8.2%, and the liquefied product was solid at room temperature.
[0062]
To 100 parts by weight of the obtained solid, 100 parts by weight of silica having an average particle size of 10 μm (trade name NA1, manufactured by Tatsumori Co., Ltd.), 50 parts by weight of glass fiber chip strand having a length of 1 mm (manufactured by Nippon Sheet Glass Co., Ltd.), carnauba 2 parts by weight of wax, 6 parts by weight of calcium hydroxide and 25 parts by weight of hexamethyltetramine as a curing agent were added and mixed for 2 minutes using a Henschel mixer. Further, melt kneading was performed at 120 ° C. for 1 minute using two rolls. The obtained molten mixture was solidified and pulverized at room temperature, and then formed into a 10φ × 10 mm tablet by pressing.
[0063]
By compression molding the tablet-shaped molding material thus obtained, various molded products such as a printed circuit board substrate, a personal computer housing, and a mobile phone housing could be produced. The appearance of the molded product was good and met practical requirements.
[0064]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, it is possible to efficiently prepare a paper liquefied product from used waste paper at a low cost, and using this, various plastic molded articles having a high use value can be produced. Can be put to practical use. Therefore, it is possible to proceed with the development of recycling use of waste paper and the reduction of the amount of fossil resources used, and its value is extremely great from the viewpoint of resource conservation and effective use.

Claims (4)

ヒドロキシフユニル化合物、多価アルコール化合物及び環状エステル化合物からなる群より選択される少なくとも1種の液状化合物と、アルカリ触媒又は酸触媒と、紙との混合物を加熱することによって紙を液化する方法であって、液化する紙をあらかじめ解繊する工程を有することを特徴とする紙の液化方法。  A method of liquefying paper by heating a mixture of at least one liquid compound selected from the group consisting of a hydroxyfunil compound, a polyhydric alcohol compound and a cyclic ester compound, an alkali catalyst or an acid catalyst, and paper. A method for liquefying paper, comprising a step of defibrating the paper to be liquefied in advance. 前記解繊された紙は、嵩密度が200g/L以下であり、紙の50%以上の繊維において、繊錐長が0.2mm〜2mmであり、解繊された紙をあらかじめ前記混合物中で湿潤させる工程を有することを特徴とする請求項1の紙の液化方法。  The defibrated paper has a bulk density of 200 g / L or less, a fiber cone length of 0.2 to 2 mm in fibers of 50% or more of the paper, and the defibrated paper in the mixture in advance. The method for liquefying paper according to claim 1, further comprising a step of wetting. 前記液化する紙としてパルプスラッジを使用することを特徴とする請求項1又は2に記載の紙の液化方法。  The paper liquefaction method according to claim 1, wherein pulp sludge is used as the liquefied paper. 請求項1〜3のいずれかに記載の紙の液化方法によって液化された紙液化物に、イソシアネート又はフェノール樹脂用硬化剤を添加して硬化及び成形を行うことを特徴とする成形体の製造方法。  A method for producing a molded body, comprising adding a curing agent for isocyanate or a phenol resin to the paper liquefied product liquefied by the paper liquefying method according to any one of claims 1 to 3, followed by curing and molding. .
JP07446499A 1999-03-18 1999-03-18 Paper liquefaction method, paper liquefaction composition, and method for producing molded article Expired - Fee Related JP3695980B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07446499A JP3695980B2 (en) 1999-03-18 1999-03-18 Paper liquefaction method, paper liquefaction composition, and method for producing molded article

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07446499A JP3695980B2 (en) 1999-03-18 1999-03-18 Paper liquefaction method, paper liquefaction composition, and method for producing molded article

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000273183A JP2000273183A (en) 2000-10-03
JP3695980B2 true JP3695980B2 (en) 2005-09-14

Family

ID=13548015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07446499A Expired - Fee Related JP3695980B2 (en) 1999-03-18 1999-03-18 Paper liquefaction method, paper liquefaction composition, and method for producing molded article

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3695980B2 (en)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4134250B1 (en) 2007-07-03 2008-08-20 崎 隆 川 Method for producing monosaccharides and ethanol using cellulosic substances
JP2012126858A (en) * 2010-12-17 2012-07-05 Kyoto Univ Method for production of liquefied biomass, method for production of thermosetting resin, liquefied biomass, and thermosetting resin

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000273183A (en) 2000-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6210582B2 (en) Cellulose fiber-dispersed polyethylene resin composite, molded body and pellets using the same, and method for recycling cellulose fiber-attached polyethylene thin film pieces
JP6210583B2 (en) Cellulose fiber-dispersed polyethylene resin composite, molded body and pellets using the same, and method for producing cellulose fiber-dispersed polyethylene resin composite
Lei et al. Polyurethane elastomer composites reinforced with waste natural cellulosic fibers from office paper in thermal properties
JP3768559B2 (en) Waste paper synthetic powder and method and apparatus for producing the same, and method and apparatus for extruding waste paper synthetic plate using the waste paper synthetic powder
JP6284672B2 (en) Method for producing cellulose fiber-dispersed polyethylene resin composite, and method for recycling cellulose fiber-attached polyethylene thin film pieces
JP6787136B2 (en) Fine cellulose fiber-containing resin composition and its manufacturing method
JP3696036B2 (en) Paper liquefaction method, paper liquefaction composition, and method for producing molded article
JPH11513076A (en) Method for producing cellulose suspension
JP3695980B2 (en) Paper liquefaction method, paper liquefaction composition, and method for producing molded article
JP5116012B2 (en) Method for producing cellulose fiber reinforced composite, cellulose fiber reinforced composite, and material for producing cellulose fiber reinforced composite
Palanichamy et al. Improved recovery of cellulose nanoparticles from printed wastepaper and its reinforcement in guar gum films
JP4371373B2 (en) MANUFACTURING METHOD FOR WOOD-BASED MOLDED BODY AND WOOD-BASED MOLDED BODY
EP3950805A1 (en) Cellulose fiber composite recycled resin and production method therefor
DE60002770T2 (en) Process for liquefying paper, liquefied paper composition and process for producing a plastic molding with this paper composition
CN114181435B (en) Composite, molded article, and method for producing molded article
JP2002187990A (en) Resin composition reusing vinyl chloride wall paper and woody composite molding prepared therefrom
JP7571448B2 (en) Manufacturing method of injection molding material and injection molding material
JPH0663912A (en) Manufacture of wood-based material from waste paper as raw material
Ali et al. The mechanical properties of medium density rigid polyurethane biofoam
JP6930040B2 (en) Method for manufacturing resin composition
JPH11348035A (en) Composite material of paper and resin, and its manufacture
JP2005029603A (en) Foamed molded article and method for producing the same
JP4401472B2 (en) Sub-material for compost production and compost production method
CN118496637B (en) Thermoplastic starch/PBAT biodegradable composite material and preparation method thereof
JP3020210B2 (en) Method of manufacturing concrete formwork

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20050329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050628

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090708

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090708

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100708

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees