JP3693196B2 - ガス調理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は調理タイマを備えたガス調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガスコンロのグリルにおいて、調理設定時間の経過後に自動消火するタイマ付グリルが知られている。このようなタイマを備えることにより、焼具合が安定すると共に、調理中に焼具合をチェックするといった手間を減らすことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば魚を連続して調理するといった場合、最初の調理での予熱がグリル庫内に残っているため、同じ調理時間でタイマをセットしても後の魚は焼き過ぎになる。そこでこのような場合、使用者がタイマの設定時間を適宜設定する事があるが、これをいちいち考慮して行なうのが面倒である上、その調理時間の目安が何も無いことから、結局タイマは使用者にとって必ずしも使い勝手が良いと言えないのが現状であった。
【0004】
このような問題を解決するため、グリル庫内の温度を検出する温度センサを設け、温度が高い場合には調理時間を短くするといった方法がある。しかし、温度センサを設けることにより、余分なコストがかかってしまうといった問題があった。
【0005】
本発明のガス調理器は上記課題を解決し、従来の構成を利用して焼き上がり状態を常に一定に保つようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の請求項1記載のガス調理器は、グリル庫内でガスを燃焼するバーナと、
上記バーナの燃焼熱により起電力を発生する熱電素子の出力に基づいて上記バーナの炎の有無を判断する炎検知回路と、
上記炎検知回路により途中失火を判断してバーナへのガス流路を閉じる立ち消え安全装置と、
燃焼動作開始から設定調理時間が経過した時に、上記バーナの燃焼動作を停止するか或は調理完了の旨を報知するタイマ手段と
を備えたガス調理器において、
燃焼動作開始直前の上記熱電素子の出力が所定値よりも大きい場合には、上記設定調理時間を短くする調理時間変更手段と、
調理開始時に表示部に表示された上記設定調理時間を外部操作により増減調節して今回の調理時間を設定する調理時間設定手段と、
上記調理時間設定手段により設定された前回の調理時間を、今回の調理開始時に表示部に今回の調理時間の初期設定値として表示する前回調理時間表示手段と
を備え、上記調理時間表示手段は、上記調理時間変更手段により設定調理時間が短く変更される場合には、その短く変更された設定調理時間を初期設定値として表示することを要旨とする。
【0007】
上記課題を解決する本発明の請求項2記載のガス調理器は、グリル庫内でガスを燃焼するバーナと、
燃焼動作開始から設定調理時間が経過した時に、上記バーナの燃焼動作を停止するか或は調理完了の旨を報知するタイマ手段と
を備えたガス調理器において、
前回の燃焼動作停止からの経過時間が短い場合には、経過時間が長い場合に比べて上記設定調理時間を短くする調理時間変更手段と、
調理開始時に表示部に表示された上記設定調理時間を外部操作により増減調節して今回の調理時間を設定する調理時間設定手段と、
上記調理時間設定手段により設定された前回の調理時間を、今回の調理開始時に表示部に今回の調理時間の初期設定値として表示する前回調理時間表示手段と
を備え、上記調理時間表示手段は、上記調理時間変更手段により設定調理時間が短く変更される場合には、その短く変更された設定調理時間を初期設定値として表示することを要旨とする。
【0010】
上記構成を有する本発明の請求項1記載のガス調理器は、燃焼動作開始から設定調理時間が経過した時に、上記バーナの燃焼動作を停止するか或は調理完了の旨を報知する。ここで、調理完了後間もなく次の調理を開始した場合、グリル庫内には前回の調理による予熱が残っているため、通常と同じ調理時間で調理すると長すぎることがあるが、燃焼動作開始直前の熱電素子の出力が所定値よりも大きい場合には設定調理時間を短くすることで予熱に見合った調理時間となるため、連続した調理でも焼加減を安定させることができる。
更に、調理開始時に表示部に設定調理時間を表示し、それを外部操作により増減調節して今回の調理時間を設定する。また、前回設定した調理時間を今回の調理開始時に表示部に今回の調理時間の初期設定値として表示する。そして、調理時間変更手段により設定調理時間が短く変更される場合には、その短く変更された設定調理時間を初期設定値として表示する。 尚、本発明でいう燃焼動作の開始とは、厳密なタイミングを規定するものではなく、バーナの点火操作時であっても着火検知時であってもよく、要するに調理を開始する時であればよい。
【0011】
上記構成を有する本発明の請求項2記載のガス調理器は、燃焼動作開始から設定調理時間が経過した時に、上記バーナの燃焼動作を停止するか或は調理完了の旨を報知する。ここで、調理完了後間もなく次の調理を開始した場合、グリル庫内には前回の調理による予熱が残っているため、通常と同じ調理時間で調理すると長すぎることがあるが、前回の燃焼動作停止からの経過時間が短い場合には、経過時間が長い場合に比べて表示部に表示する調理時間を短くすることで、予熱に見合った調理時間となるため、連続した調理でも焼加減を安定させることができる。
更に、調理開始時に表示部に設定調理時間を表示し、それを外部操作により増減調節して今回の調理時間を設定する。また、前回設定した調理時間を今回の調理開始時に表示部に今回の調理時間の初期設定値として表示する。そして、調理時間変更手段により設定調理時間が短く変更される場合には、その短く変更された設定調理時間を初期設定値として表示する。 尚、本発明でいう燃焼動作の開始とは、厳密なタイミングを規定するものではなく、バーナの点火操作時であっても着火検知時であってもよく、要するに調理を開始する時であればよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明のガス調理器の好適な実施例について説明する。図1は、本発明の第1実施例としてのガスコンロのグリル部の概略構成図である。このガスコンロのグリル部は、グリル庫10内でガスを燃焼するグリルバーナ11と、グリルバーナ11にガスを供給するためのガス供給路12と、高電圧を発生するイグナイタ13と、イグナイタ13からの高電圧が印加されることでスパークする電極14と、グリルバーナ11の燃焼熱により熱起電力を発生する熱電対15と、燃焼制御を司どるコントローラ16と、燃焼時間タイマの設定及び表示を行なう操作部17と、ブザーによる報知を行なうための報知部18と、イグナイタ13及びコントローラ16の電源となる乾電池19とを備える。また、ガス供給路12には、図示しない点火ボタンの押操作で開弁し次の押操作で閉弁するメイン弁20と、点火ボタンに押されて開弁し通電されることにより吸着開弁状態を保持するマグネット弁21とを備える。また、点火ボタンの押操作でONし次の押操作でOFFするスイッチS1と、点火ボタンによる点火時にのみONするスイッチS2とをそれぞれ備える。
【0015】
コントローラ16は、図示しない周知の算術論理演算回路を構成するCPU、RAM、ROMと、各種センサからの信号を入力する入力インタフェースと、各種アクチュエータに駆動信号を出力する出力インタフェース等から構成される。また、熱電対15から発生する熱起電力が所定値(本実施例では1.75mV)以上になった時に着火ありと判断してマグネット弁21に通電し、燃焼中に所定値(1.75mV)以下になったときに失火したと判断して通電を停止する炎検知回路を備える。つまり、この炎検知回路は、燃焼中に失火した場合にグリルバーナ11へのガス流路を閉じて生ガスの流出を防ぐための立消え安全装置である。更に、点火ボタンによる押操作と同時に初期調理時間からのカウントダウンを開始する調理タイマを備える。尚、コントローラ16は乾電池19から常時通電されており、器具が使用されていないときにはスリープ状態となって電力消費を低減する。
【0016】
操作部17は、図示しない点火ボタンの押操作と同時に表示パネル17aに初期調理時間を表示し、その後時間経過に応じた調理タイマの残り時間(分)を表示する。また、+スイッチ17b、−スイッチ17cにより調理時間を分単位で調節することができる。
【0017】
次に、第1実施例のガスコンロの動作について図2のフローチャートを用いて説明する。図示しない点火ボタンを押すと(S1)、スイッチS1がONしてコントローラ16に通電される。ここで、熱電対15から発生している熱起電力が着火ありと検出するための所定値(1.75mV)未満の場合(S2:NO)、グリル庫10内に予熱が残っていないと判断し、調理時間の初期設定値を7分間として表示パネル17aに表示する(S3)。また、熱電対15から発生している熱起電力が着火ありと検出するための所定値(1.75mV)以上の場合には(S2:YES)、まだ十分に予熱が残っていると判断し、調理時間の初期設定値を6分間として表示パネル17aに表示する(S4)。また、調理時間の初期設定値を表示すると同時に調理タイマのカウントダウンを開始する(S5)。一方、点火ボタンの押操作に連動してメイン弁20、マグネット弁21が機械的に押し開かれてグリルバーナ11にガスが流れ、同時にスイッチS2がONし、電極14がスパークしてグリルバーナ11に点火する(S6)。グリルバーナ11が燃焼を開始すると、熱電対15が加熱されて熱電対15の発生する熱起電力が上昇し、コントローラ16が所定値(1.75mV)以上の熱起電力を検出すると(S7:YES)、着火ありと判断してマグネット弁21に通電して吸着開弁状態を保持させる(S8)。そのため、点火ボタンを離しても燃焼が継続されるが、点火ボタンを離した時点で熱電対15の熱起電力が所定値(1.75mV)以上まで上昇していない場合には(S7:NO)、マグネット弁21に通電しないため燃焼が継続されず、表示パネル17aにエラーであることを表す「E」を表示する(S9)と共にブザーを鳴らす(S13)。
【0018】
調理開始時に、希望する調理時間と表示パネル17aに表示されている初期調理時間とが異なる場合には、+スイッチ17bを押すことにより調理時間を長く、−スイッチ17cを押すことにより調理時間を短く調節する(S10:YES)。調理タイマは調理時間が調節されると直ちにその設定値からカウントダウンを開始する(S11)。
【0019】
燃焼動作が継続して調理タイマが0になると(S12:YES)、ブザーにより報知する(S13)と共に、マグネット弁21を閉弁して燃焼を停止する(S14)。
【0020】
以上説明したように、第1実施例のガスコンロによれば、グリル庫10内の予熱の状態を炎検知用の熱電対15の出力に基づいて判断し、炎検知していれば調理時間の初期設定値を短くするため、連続して調理する場合に、予熱により後の調理時に加熱しすぎてしまうことを少なくすることができる。また、失火検知を行なうための炎検知回路を利用しているため、新たにセンサ等を設ける必要が無く、コストを低減できる。更に、予熱の有無の判断に炎検知レベル(1.75mV)をそのまま利用しているため、別の比較回路も不要となりコストを低減できる。また、グリルの燃焼停止から炎検知回路が炎無しと検出するまでの時間は、調理時の火力によっても異なるが20〜30秒程度と考えられるため、調理時間を短くするための判定基準として実用的である。
【0021】
尚、第1実施例では、熱起電力が炎検知するための所定値(1.75mV)以上かどうかにより2つの調理時間のうちの1つを選択したが、炎検知するための所定値(1.75mV)とは別に新たに所定値を設け、その所定値により調理時間を変えてもよく、また調理時間は検出した熱起電力に応じて多段階に変えるようにしてもよい。
【0022】
次に、本発明の第2実施例のガスコンロについて説明する。第2実施例のガスコンロは、第1実施例とはコントローラ16の処理が異なるのみで、基本的な構成は第1実施例と同一であるため、第1実施例の概略構成図(図1)を用いて説明すると共に、重複する部分についてはその説明を省略する。
【0023】
調理タイマは、調理時間をカウントするだけでなく、消火操作と同時にリセットして再スタートし、消火操作からの経過時間もカウントする。
【0024】
次に、第2実施例のガスコンロの動作について図3のフローチャートを用いて説明する。図示しない点火ボタンを押すと(S1)、スイッチS1がONしてコントローラ16に通電される。ここで、前回の消火操作から今回の点火操作までの経過時間が所定値(例えば30秒)以上である場合(S2:YES)、予熱が残っていないと判断して調理時間を7分間として表示パネル17aに表示する(S3)。また、前回の消火操作からの経過時間が所定値(30秒)未満である場合には(S2:NO)、まだ十分に予熱が残っていると判断して調理時間を6分間として表示パネル17aに表示する(S4)。また、調理時間の初期設定値を表示すると同時に調理タイマのカウントダウンを開始する(S5)。一方、点火ボタンの押操作に連動してメイン弁20、マグネット弁21が機械的に押し開かれてグリルバーナ11にガスが流れ、同時にスイッチS2がONし、電極14がスパークしてグリルバーナ11に点火する(S6)。グリルバーナ11が燃焼を開始すると、熱電対15が加熱されて熱電対15の発生する熱起電力が上昇し、コントローラ16が所定値(1.75mV)以上の熱起電力を検出すると(S7:YES)、着火ありと判断してマグネット弁21に通電して吸着開弁状態を保持させる(S8)。そのため、点火ボタンを離しても燃焼が継続されるが、点火ボタンを離した時点で熱電対15の熱起電力が所定値(1.75mV)以上まで上昇していない場合には(S7:NO)、マグネット弁21に通電しないため燃焼が継続されず、表示パネル17aにエラーであることを表す「E」を表示する(S9)と共にブザーを鳴らす(S13)。
【0025】
調理開始時に、希望する調理時間と表示パネル17aに表示されている初期調理時間とが異なる場合には、+スイッチ17bを押すことにより調理時間を長く、−スイッチ17cを押すことにより調理時間を短く調節する(S10:YES)。調理タイマは調理時間が調節されると直ちにその設定値からカウントダウンを開始する(S11)。
【0026】
燃焼動作が継続して調理タイマが0になると(S12:YES)、ブザーにより報知する(S13)と共に、マグネット弁21を閉弁して燃焼を停止する(S14)。
【0027】
以上説明したように、第2実施例のガスコンロによれば、前回の消火操作からの経過時間が所定値以内であれば調理時間を短くするため、連続して調理する場合に、予熱により後の調理時に加熱しすぎてしまうことを少なくすることができる。また、調理タイマを利用するため、新たにセンサ等を設ける必要が無く、コストを低減できる。
【0028】
尚、第2実施例では、前回の消火操作からの経過時間が所定値以上であるかどうかにより2つの調理時間のうちの1つを選択したが、調理時間は経過時間に応じて多段階に変えるようにしてもよい。
【0029】
次に、本発明の第3実施例のガスコンロについて説明する。第3実施例のガスコンロは、第1実施例とはコントローラ16の処理が異なるのみで、基本的な構成は第1実施例と同一であるため、第1実施例の概略構成図(図1)を用いて説明すると共に、重複する部分についてはその説明を省略する。
【0030】
コントローラ16は、前回調理時に設定された調理時間を記憶し、次回の調理時間の初期設定値とする。
【0031】
次に、第3実施例のガスコンロの動作について図4のフローチャートを用いて説明する。図示しない点火ボタンを押すと(S1)、スイッチS1がONしてコントローラ16に通電される。ここで、熱電対15から発生している熱起電力が所定値(1.75mV)未満の場合(S2:NO)、予熱が残っていないと判断して前回の調理時に使用者により設定された調理時間を表示パネル17aに表示する(S3)。また、熱電対15から発生している熱起電力が所定値(1.75mV)以上の場合には(S2:YES)、まだ十分に予熱が残っていると判断して前回の調理時に使用者により設定された調理時間から1分間引いた時間を表示パネル17aに表示する(S4)。また、調理時間の初期設定値を表示すると同時に調理タイマのカウントダウンを開始する(S5)。一方、点火ボタンの押操作に連動してメイン弁20、マグネット弁21が機械的に押し開かれてグリルバーナ11にガスが流れ、同時にスイッチS2がONし、電極14がスパークしてグリルバーナ11に点火する(S6)。グリルバーナ11が燃焼を開始すると、熱電対15が加熱されて熱電対15の発生する熱起電力が上昇し、コントローラ16が所定値(1.75mV)以上の熱起電力を検出すると(S7:YES)、着火ありと判断してマグネット弁21に通電して吸着開弁状態を保持させる(S8)。そのため、点火ボタンを離しても燃焼が継続されるが、点火ボタンを離した時点で熱電対15の熱起電力が所定値(1.75mV)以上まで上昇していない場合には(S7:NO)、マグネット弁21に通電しないため燃焼が継続されず、表示パネル17aにエラーであることを表す「E」を表示する(S9)と共にブザーを鳴らす(S14)。
【0032】
調理開始時に、希望する調理時間と表示パネル17aに表示されている初期調理時間とが異なる場合には、+スイッチ17bを押すことにより調理時間を長く、−スイッチ17cを押すことにより調理時間を短く調節する(S10:YES)。調理タイマは調理時間が設定されると直ちにその設定値からカウントダウンを開始する(S11)。また、コントローラ16は設定された調理時間を次回からの調理時間の初期設定値として記憶する(S12)。
【0033】
燃焼動作が継続して調理タイマが0になると(S13:YES)、ブザーにより報知する(S14)と共に、マグネット弁21を閉弁して燃焼を停止する(S15)。
【0034】
以上説明したように、第3実施例のガスコンロによれば、前回設定された調理時間を基に調理時間を決定するため、同じ材料のものを調理する際に調理開始毎に燃焼時間を設定するといった手間を省くことができる。
【0035】
尚、第3実施例では、熱電対の発生する熱起電力により調理時間を変えたが、燃焼停止からの経過時間により調理時間を変えてもよい。
【0036】
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、例えば本実施例においては調理タイマが0になった場合に燃焼停止と報知との両方を行なったが、燃焼停止のみや報知のみであってもよく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1記載のガス調理器によれば、炎検知のための熱電素子を利用してグリル庫内に予熱が残っているかどうかを判断して、予熱が残っている場合には調理時間を短くするため、連続した調理でも焼加減を安定させることができる。また、立ち消えを検出するための熱電素子を利用しているため、新たにセンサ等を設ける必要がないため低コストである。
更に、調理開始時に表示された設定調理時間を増減調節して今回の調理時間を決定でき、更に前回設定した調理時間を今回の調理開始時に表示部に今回の調理時間の初期設定値として表示することで、同じものを調理する際に調理開始毎に調理時間を調節するといった手間がかからないため使い勝手が良い。
【0038】
更に、本発明の請求項2記載のガス調理器によれば、前回の燃焼停止からの経過時間からグリル庫内に予熱が残っているかどうかを判断して、予熱が残っている場合には調理時間を短くするため、連続した調理でも焼加減を安定させることができる。また、新たにセンサ等を設ける必要がないため低コストである。
更に、調理開始時に表示された設定調理時間を増減調節して今回の調理時間を決定でき、更に前回設定した調理時間を今回の調理開始時に表示部に今回の調理時間の初期設定値として表示することで、同じものを調理する際に調理開始毎に調理時間を調節するといった手間がかからないため使い勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としてのガスコンロのグリル部の概略構成図である。
【図2】第1実施例のガスコンロの動作を表すフローチャートである。
【図3】第2実施例のガスコンロの動作を表すフローチャートである。
【図4】第3実施例のガスコンロの動作を表すフローチャートである。
【符号の説明】
10…グリル庫、 11…グリルバーナ、 15…熱電対、
16…コントローラ、 17…操作部、 18…報知部。
Claims (2)
- グリル庫内でガスを燃焼するバーナと、
上記バーナの燃焼熱により起電力を発生する熱電素子の出力に基づいて上記バーナの炎の有無を判断する炎検知回路と、
上記炎検知回路により途中失火を判断してバーナへのガス流路を閉じる立ち消え安全装置と、
燃焼動作開始から設定調理時間が経過した時に、上記バーナの燃焼動作を停止するか或は調理完了の旨を報知するタイマ手段と
を備えたガス調理器において、
燃焼動作開始直前の上記熱電素子の出力が所定値よりも大きい場合には、上記設定調理時間を短くする調理時間変更手段と、
調理開始時に表示部に表示された上記設定調理時間を外部操作により増減調節して今回の調理時間を設定する調理時間設定手段と、
上記調理時間設定手段により設定された前回の調理時間を、今回の調理開始時に表示部に今回の調理時間の初期設定値として表示する前回調理時間表示手段と
を備え、上記調理時間表示手段は、上記調理時間変更手段により設定調理時間が短く変更される場合には、その短く変更された設定調理時間を初期設定値として表示することを特徴とするガス調理器。 - グリル庫内でガスを燃焼するバーナと、
燃焼動作開始から設定調理時間が経過した時に、上記バーナの燃焼動作を停止するか或は調理完了の旨を報知するタイマ手段と
を備えたガス調理器において、
前回の燃焼動作停止からの経過時間が短い場合には、経過時間が長い場合に比べて上記設定調理時間を短くする調理時間変更手段と、
調理開始時に表示部に表示された上記設定調理時間を外部操作により増減調節して今回の調理時間を設定する調理時間設定手段と、
上記調理時間設定手段により設定された前回の調理時間を、今回の調理開始時に表示部に今回の調理時間の初期設定値として表示する前回調理時間表示手段と
を備え、上記調理時間表示手段は、上記調理時間変更手段により設定調理時間が短く変更される場合には、その短く変更された設定調理時間を初期設定値として表示することを特徴とするガス調理器。
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- 1996-05-24 JP JP15300496A patent/JP3693196B2/ja not_active Expired - Fee Related
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