JP3690008B2 - Outside air temperature detection device for vehicles - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用外気温検出装置であって、特にこの装置にて検出された外気温が車両用空調装置の制御用データとして用いられるものに好適である。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用外気温検出装置が検出した外気温を車両用空調装置の制御用データとして用いるものとして、実開昭63─197711号公報に記載されているものがある(以下、公報装置)。この公報装置では、エンジンを短期間停止し、再始動した場合、エンジンの熱や、エンジン冷却水の影響を受けて外気温度センサが、実際の外気温より高い値を検出してしまう問題に対して、以下のように対処している。
【0003】
なお、エンジンの熱やエンジン冷却水の影響を受けると述べたが、これは外気温度センサが、エンジンルーム内でラジエータの近傍に設置されていることが多いからである。
そして、上記公報装置では、上記問題に対処するためにエンジン再始動時におけるエンジンの冷却水温度が所定温度より高いときには、制御用データとして外気温度センサがエンジン停止直前に検出記憶した外気温を使用している。一方、エンジン再始動時におけるエンジン冷却水の温度が所定温度より低いときには、制御用データとしてエンジン再始動時おける外気温度センサが検出した外気温を使用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報装置では、例えば外気温がそれほど高くない午前中にエンジンを停止させ、その後車両を日中炎天下に長時間放置した場合では、日射の影響を受けてエンジンの冷却水温度が上昇して、午前にて外気温度センサが検出した実際よりは低い外気温を、制御用データとして誤使用してしまうという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、日射の影響を受けずにエンジン再始動時において制御用データとして適時選択できる車両用外気温検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下に述べる構成を技術的手段として採用する。
請求項1ないし4記載の発明では、
エンジン始動時における車両の車室内の温度(TR 、Te)を検出可能な温度検出手段(13、15)を有し、
エンジン始動時における温度検出手段(13、15)が検出した車室内の温度が高くなるほど、所定値(T1)を高めに設定することを特徴としている。
【0007】
これにより、本発明では日射の影響を受けてエンジンの冷却水温度が上昇(低下しないとき)するときには、日射によって車室内の温度も高くなることに着目し、この際、車室内の温度が高くなるほど所定値を高めに設定するので、エンジン始動時に、日射の影響を受けずにエンジン停止直前における外気温度と、エンジン始動時において実際に外気温検出手段が検出した外気温とのうち一方を適時、制御データとして選択できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
図1に車両用空調装置1の全体構成図を示す。
車両用空調装置1は、周知のものであって空調ケース2内に各空調機能部品が配置されて構成されている。空調ケース2内の空気上流側には、車室内に向かう空気流を発生させる送風機3が配置されている。
【0009】
この送風機3は、駆動手段として駆動モータ3aによって駆動される。送風機3の上流側には、外気導入口8および内気導入口9が形成されており、これら外気導入口8および内気導入口9は、内外気切換ドア10にて選択的に開閉される。また、この内外気切換ドア10は、駆動手段としてサーボモータ25にて駆動されるようになっている。これにより、車両用空調装置1は、内外気モードとして周知の内気循環モードと外気導入モードとが切換可能となっている。
【0010】
空調ケース2内で、送風機3の空気下流側には、周知の冷凍サイクル(図示しない)の一構成部で冷却用熱交換器であるエバポレータ4が配置されている。ここで、簡単にこの冷凍サイクルを説明すると、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機と、この圧縮機にて圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器、この凝縮器にて凝縮された冷媒を減圧する減圧装置、およびこの減圧装置にて減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器である上記エバポレータ4等からなる。
【0011】
また、圧縮機は、上記エンジンの駆動力にて駆動されるようになっている。そして、エンジンからの圧縮機への動力伝達遮断は、周知の電磁クラッチ(図示しない)にて行われる。
エバポレータ4の下流側で、空調ケース内の流路の一部には、図示しない車両のエンジン冷却水を熱源とするヒータコア5が配置されている。これにより、エバポレータ4の下流側で空調ケース2内の流路は、エバポレータ4を通過した送風空気が、ヒータコア5をバイパスするバイパス通路6が設けられている。なお、ヒータコア5は、図示しないエンジン冷却水回路内に設けられるものである。
【0012】
そして、エバポレータ4とヒータコア5との間には、エバポレータ4を通過した送風空気のうち、バイパス通路6を通過する風量とヒータコア5を通過する風量を調整することで、空調風の温度調整を行うエアミックスドア7が設けられている。このエアミックスドア7は、駆動手段としてサーボモータ26にて駆動されるようになっている。
【0013】
また、図1中、ヒータコア5の空気下流側における空調ケース2には、車室内に設けられた周知のフェイス用空気通路20、フット用空気通路22、デフロスタ用空気通路21が設けられている。そして、これら空気通路は、吹出口切換ドア23、24が設置されている。これら吹出口切換ドア23、24は駆動手段としてサーボモータ27、28にて駆動される。
【0014】
これにより、吹出モードとして、周知のフェイスモード、バイレベルモード、フットモード、フットデフモード、デフロスタモードが切換可能となっている。
そして、このような車両用空調装置1は、図2に示す制御装置11によって自動的に上記内外気モード、吹出モード、送風機3の送風量(駆動モータ3aへの印加電圧)、エアミックスドア7の作動位置(開度)が自動的に制御されるようになっている。
【0015】
以下、この制御装置11について説明する。制御装置11は周知の電子制御装置であって、データを一時的に記憶するRAMや、空調制御プログラムが記憶されたROM、RAMに記憶されたデータに基づいて演算処理するCPU等からなる周知のものである。
制御装置11は、入力端子として、外気温度(以下、外気温)を検出する手段である外気温センサ12、車室内の温度を検出する手段である内気温センサ13、車室内に入り込む日射量を検出する手段である日射センサ14、エバポレータ4を通過した直後の温度を検出する手段である冷却後温度センサ15、ヒータコア4に流入するエンジンの冷却水温度を検出する手段である冷却水温センサ16が接続されている。また、水温センサ16は、上述したヒータコア5が配置される図示しないエンジン冷却水回路内の冷却水温度を検出している。
【0016】
制御装置11は、入力端子として、車室内に設置された空調操作パネル17が接続されており、この空調操作パネル17には車室内の設定温度を設定する温度設定器17a、空調装置を自動的に制御するオートスイッチ17b、空調装置の作動を停止するオフスイッチ17c等が設けられている。
一方、制御装置11は、出力端子として、送風機3の駆動モータ3a、内気外気切換ドア10を駆動するサーボモータ25、エアミックスドア7を駆動するサーボモータ26、吹出口切換ドア23、24を駆動するサーボモータ27、28等が接続されている。
【0017】
そして、制御装置11は、上記オートスイッチ17bがオンされると、上記入力端子からの入力信号に基づいて、空調負荷に応じて上記内外気モード、上記エアミックスドア7の開度、および上記吹出モードが自動的に空調制御されるようになっている。また、上記水温センサ16の検出値は、エアミックスドア7の開度を決定する際に使用されるものである。また、上記冷却後温度センサ15は、エバポレータ4のフロストを防止するために、この検出値が3℃より低いときには上記圧縮機を停止させ、この検出値が4℃より高くなると上記圧縮機を作動させるために使用される。
【0018】
そして、制御装置11には、車両のエンジンを始動するイグニッションスイッチ29が接続されており、このイグニッションスイッチ29がオンされると電力が供給されるように構成されている。制御装置11は、上記入力端子からの入力信号をRAM内にデータとして一時的に記憶し、このデータをCPUにて演算してROM内の空調制御プログラムを実行するようになっている。
【0019】
そして、制御装置11は、イグニッションスイッチ29をオフとしても、イグニッションスイッチ29をオフする直前、つまりエンジン停止直前において外気温センサ12の検出する外気温度を、バックアップして記憶する記憶手段(一般的にバックアップメモリー機能)を有する。
図2に本実施形態における外気温検出制御のフローチャートを示す。なお、このフローチャートは、イグニッションスイッチ29がオンされたときに実行されるようになっている。
【0020】
先ず、イグニッションスイッチがオンされて、スタートにてフラグFに0をセットする。そして、ステップS1では、この時点(エンジン始動時)における外気温センサ12の検出温TAM、内気温センサ13の検出温TR 、水温センサ14の検出温TW 等を読み込み、記憶する。
次にステップS2では、フラグFに0がセットされているか否かが判定される。つまり、ステップS2では、イグニッションスイッチ29がオンされた直後(エンジン始動直後、車両がそれまで停車していた)か否かを判定する。そして、イグニッションスイッチがオンされた直後であると、ステップS3に進む。
【0021】
また、イグニッションスイッチ29がオンされた後、一旦、このフローチャートを抜けて、再度ステップS2に進んだときにステップS2での判定結果はNOとなって、ステップS9に進む。
ステップS3では、上記内気温センサ13の検出温TR が、所定値(本実施形態では50℃)より高いか否かを判定する。つまり、例えば車両が炎天下に駐車した場合には、日射の影響を受けて車室内の温度が上昇し、内気温センサ13は、50℃以上の温度を検出することがある。そして、このステップS3での判定結果がYESの場合は、ステップS4に進んで、この判定結果がNOの場合は、ステップS5に進む。
【0022】
ステップS4では、後述のステップS6での敷居値で、水温センサ14の検出温TW と比較される所定値T1を第1所定値(本実施形態では60℃)に設定する。一方、ステップS5では、後述のステップS6での敷居値で、水温センサ14の検出温TWと比較される値T1を上記第1所定値より低い第2所定値(本実施形態では50℃)に設定する。つまり、ステップ3〜5では、内気温センサ13の検出温TR が高くなるほど、上記所定値T1を高めに設定する。
【0023】
続いて、ステップS6に進んで、上記水温センサ14の検出温TW が、ステップS4または5にて設定されたT1より高いか否かが判定される。そして、このステップS6での判定結果がYESの場合は、ステップS7に進んで、イグニッションスイッチ29がオンされた直後で、初回の外気温制御用データをATAMとして、イグニッションスイッチ29がオンされる前で、エンジンが停止される直前に読み込まれ、バックアップされていた外気温センサ12の検出温CTAMを用いる。
【0024】
一方、ステップS8では、イグニッションスイッチ29がオンされた直後、ステップS1にて読み込まれた外気温TAMを、そのまま外気温制御用データTAMとして用いる。
以下、このステップS3〜ステップS8までの作動を説明する。先ず、上述した従来装置では、所定値T1が常時一定に設定されているので、車両が炎天下に駐車していた場合、日射の影響を受けてエンジン冷却水温も上昇(低下しない)し、この際、イグニッションスイッチ29がオンされたときには、エンジンの停止直前における外気温センサ12が検出した外気温CTAMが、制御用データとして使用される。
【0025】
これにより、上記従来装置では、上述したように日射によってエンジン冷却水が上昇するので、この制御データと実際の外気温とは大きくずれる。
そこで、本実施形態では、内気温センサ13の検出温TR を用い、内気温センサ13の検出温TR が50℃より高いときは、車両が炎天下に駐車されたと見なし、ステップS4にて所定値T1を、高めの60℃に設定する。一方、内気温センサ13の検出温TR が50℃より低いときは、車両が炎天下に駐車されてはいないと見なし、ステップS4にて所定値T1を、低めの50℃に設定する。
【0026】
これにより、本実施形態では、日射の影響を受けてエンジンの冷却水温度Tw が上昇(低下しないとき)するときには、日射によって車室内の温度TR も高くなることに着目し、この際、車室内の温度が高くなるほど所定値を高めに設定するので、エンジン始動時に、日射の影響を受けずにエンジン停止直前における外気温度CTAMと、エンジン始動時において実際に外気温センサ12が検出した外気温TAMとのうち一方を適時、制御用データとして選択できる。この結果、エンジンの始動時において、車両用空調装置1を精度良く空調制御することができる。
【0027】
そして、ステップS12に進んで、フラグFに1がセットされ、一旦このフローチャートを抜けて、再度ステップS2に進む。するとステップS2ではNOと判定されて、ステップS9〜11に進む。
ステップS9〜11では、外気温センサ12の検出温TAMの上昇を遅延させる遅延補正、およびステップS7にて制御用データATAMにCTAMが使用されたのち、制御用データATAMを実際に外気温センサ12が検出した外気温TAMに近づける補正が行われる。
【0028】
以下、先ず、前回ステップS8にて制御用データATAMにTAMが使用された場合について説明する。
この場合、ステップS9では、前回に使用した制御用データATAMが、今回外気温センサ12にて検出された外気温TAMより高いか否かが判定される。
従って、前回の制御用データATAMが、今回の外気温TAMより低くなった場合は、ステップS11に進んで最新の制御用データBTAMとして今回の外気温TAMを使用する。
【0029】
このような事が起こる一例▲1▼を挙げると、エンジンを始動して車両停車中であると、エンジンルーム内の熱の影響を受けて外気温センサ12は、実際の外気温より高い温度を検出している場合がある。そして、この後、車両が走行すると、走行風が外気温センサ12に当たることで、外気温センサ12が検出する外気温が低くなることがある。
【0030】
また、ステップS9にて、前回に使用した制御用データATAMが、今回の外気温TAMより高くなった場合は、ステップS10に進んで遅延補正が行われる。なお、このように前回に使用した制御用データATAMが、今回の外気温TAMより高くなった場合の例▲2▼を挙げると、エンジンが起動されたのち、若干ながらのエンジンの熱を受けて、短期間に外気温センサ12の検出温TAMが上昇するといったときである。そして、このように短期間に外気温センサ12の検出温TAMが上昇する原因が、上述したようにエンジンの熱による場合が多く、この場合、外気温センサ12の検出温TAMは実際の外気温に対してずれてしまう。
【0031】
従って、ステップS10では、このように外気温センサ12の検出温TAMが上昇することを遅延させることで、できる限り実際の外気温に近い値を制御用データATAMとして使用する。
具体的には、本実施形態では車両停車中(例えば、車速にて分かる)に、外気温センサ12の検出温TAMが、単位時間当たりに所定値以上上昇した場合、この単位時間当たりの上昇温が、上記所定値より小さいΔTと補正するものである。例えば、1分間に外気温センサ12の検出温TAMが2°C以上上昇した場合、1分間にΔT(0.2℃)づつしか増加させないようにする。
【0032】
従って、ステップS11では、上記上昇温が2°Cより大きいときには、図2に示すように最新の制御用データBTAMは、前回の制御用データATAMにΔTを加算したものとなる。一方、外気温センサ12の検出温の上昇が2°Cより小さい時は、前回の制御用データATAMを最新の制御用データBTAMとして使用する。
【0033】
次に、前回ステップS7にて制御用データATAMにCTAMが使用された場合について説明する。
この場合、ステップS9では、前回に使用した制御用データATAM(CTAM)は、あくまでもエンジン停止直前に記憶されたものであって、エンジン再始動時の実際の外気温とは異なる可能性がある。そこで、ステップS9〜11では、制御用データを実際の外気温に次第に近づける。
【0034】
つまり、ステップS9では、前回の制御用データATAM(CTAM)が、今今回外気温センサ12にて検出された外気温TAMより高いか否かが判定される。
そして、前回の制御用データATAM(CTAM)が、今回の外気温TAMより低くなった場合は、ステップS11に進んで最新の制御用データBTAMとして今回の外気温TAMを使用する。このような事が起こる例は、上述した▲1▼と同様である。
【0035】
また、ステップS9にて、前回に使用した制御用データATAM(CTAM)より、今回の外気温TAMより高くなった場合は、ステップS10に進んで上述の遅延補正が行われる。なお、この場合は上述の▲2▼に加え、本当に前回の制御用データATAM(CTAM)が、実際の外気温より低い場合もあるので、上述の遅延補正を行う。これにより、ステップ1、2、9、10と進むたびに、車両走行による走行風が外気温センサ12に当たって、最新の制御用データATAMが実際の外気温に近づいていく。
【0036】
(他の実施形態)
上記実施形態では、内気温センサ12の検出温TR が高くなるほど、所定値T1が高くなるように設定したが、内気温センサ12の代わりに冷却後温度センサ15を用いても良い。つまり、車両を炎天下に駐車すると、日射によって内気温センサ12の検出温TR だけでなく、冷却後温度センサ15の検出温Te も上昇するからである。
【0037】
また、上記実施形態では、内気温センサ12の検出温TR に応じて所定値T1を2段階に設定したが、図3に示すように検出温TR に応じてリニアに所定値T1を設定しても良い。
また、上記実施形態では、外気温センサ12が検出する外気温TAMを、車両用空調装置1の制御用データとして使用したが、本実施形態ではこれに限定されず、外気温を検出して制御用データとして使用するものであればどの様なものでも適用できる。
【0038】
また、上記実施形態では、図1に示すように水温センサ16が、ヒータコア5の外表面に接するように取り付けられていたが、本発明でいう冷却水温検出手段は、エンジン冷却水回路中の何処に取り付けられていても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における空調装置の全体構成図である。
【図2】上記実施形態におけるフローチャートを示す図である。
【図3】本発明の他の実施形態における内気温TR と所定値T1との関係を表す関係図である。
【符号の説明】
11…制御装置、12…外気温センサ、14…水温センサ
15…冷却後温度センサ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is suitable for an outside air temperature detecting device for a vehicle, and in particular, an outside air temperature detected by this device is used as control data for a vehicle air conditioner.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, Japanese Unexamined Utility Model Publication No. 63-197711 discloses an outside air temperature detected by a vehicle outside air temperature detecting device as control data for a vehicle air conditioner (hereinafter referred to as a gazette device). In this publication, when the engine is stopped for a short period and restarted, the outside air temperature sensor detects a value higher than the actual outside air temperature due to the influence of engine heat or engine cooling water. The following measures are taken.
[0003]
In addition, although it said that it received the influence of engine heat or engine cooling water, this is because the outside temperature sensor is often installed in the vicinity of the radiator in the engine room.
In the above publication apparatus, when the engine coolant temperature at the time of restarting the engine is higher than a predetermined temperature, the outside air temperature detected and stored by the outside air temperature sensor immediately before the engine is stopped is used as control data in order to cope with the above problem. doing. On the other hand, when the temperature of the engine coolant at the time of engine restart is lower than a predetermined temperature, the outside air temperature detected by the outside air temperature sensor at the time of engine restart is used as the control data.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above publication device, for example, when the engine is stopped in the morning when the outside air temperature is not so high, and the vehicle is left in the sun for a long time, the engine coolant temperature rises due to the influence of sunlight. Thus, there is a problem that an outside air temperature lower than the actual temperature detected by the outside air temperature sensor in the morning is erroneously used as control data.
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a vehicle outside temperature detection device that can be selected as control data in a timely manner when the engine is restarted without being affected by solar radiation.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention employs the following configuration as technical means.
In the invention according to
Temperature detecting means (13, 15) capable of detecting the temperature (TR, Te) of the vehicle interior of the vehicle when the engine is started;
The predetermined value (T1) is set higher as the temperature in the passenger compartment detected by the temperature detection means (13, 15) at engine start increases.
[0007]
Thus, in the present invention, when the engine coolant temperature rises (when it does not decrease) due to the influence of solar radiation, it is noted that the temperature in the vehicle interior also increases due to solar radiation. Since the predetermined value is set higher, when the engine is started, one of the outside air temperature just before the engine is stopped without being affected by solar radiation and the outside temperature actually detected by the outside air temperature detecting means at the time of starting the engine Can be selected as control data.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to FIGS.
FIG. 1 shows an overall configuration diagram of a
The
[0009]
The
[0010]
In the
[0011]
Further, the compressor is driven by the driving force of the engine. The power transmission from the engine to the compressor is interrupted by a known electromagnetic clutch (not shown).
On the downstream side of the
[0012]
Then, between the
[0013]
1, the
[0014]
As a result, the well-known face mode, bi-level mode, foot mode, foot diff mode, and defroster mode can be switched as the blowing mode.
Such a
[0015]
Hereinafter, the
The
[0016]
The
On the other hand, the
[0017]
Then, when the
[0018]
The
[0019]
Even if the
FIG. 2 shows a flowchart of the outside air temperature detection control in this embodiment. This flowchart is executed when the
[0020]
First, the ignition switch is turned on, and the flag F is set to 0 at the start. In step S1, the detected temperature TAM of the outside
Next, in step S2, it is determined whether or not 0 is set in the flag F. That is, in step S2, it is determined whether or not the
[0021]
In addition, after the
In step S3, it is determined whether or not the detected temperature TR of the inside
[0022]
In step S4, a predetermined value T1 to be compared with a detected temperature TW of the
[0023]
Subsequently, the process proceeds to step S6, and it is determined whether or not the detected temperature TW of the
[0024]
On the other hand, in step S8, immediately after the
Hereinafter, the operation from step S3 to step S8 will be described. First, in the above-described conventional apparatus, the predetermined value T1 is always set to be constant. Therefore, when the vehicle is parked under hot weather, the engine cooling water temperature rises (does not decrease) due to the influence of solar radiation. When the
[0025]
Thereby, in the said conventional apparatus, since engine cooling water rises by solar radiation as mentioned above, this control data and the actual outside temperature largely shift | deviate.
Therefore, in this embodiment, when the detected temperature TR of the inside
[0026]
Thus, in the present embodiment, when the engine coolant temperature Tw rises (when it does not decrease) due to the influence of solar radiation, it is noted that the temperature TR in the vehicle interior also increases due to solar radiation. Since the predetermined value is set higher as the temperature of the engine increases, the outside air temperature CTAM immediately before the engine stops without being affected by solar radiation at the time of engine start, and the outside air temperature TAM actually detected by the outside
[0027]
Then, the process proceeds to step S12, where 1 is set in the flag F, once exits this flowchart, and again proceeds to step S2. Then, it determines with NO at step S2, and progresses to step S9-11.
In steps S9 to S11, after delay correction for delaying the rise in the detected temperature TAM of the outside
[0028]
Hereinafter, the case where TAM was used for the control data ATAM in the previous step S8 will be described first.
In this case, in step S9, it is determined whether or not the control data ATAM used last time is higher than the outside air temperature TAM detected by the outside
Accordingly, when the previous control data ATAM is lower than the current outside air temperature TAM, the process proceeds to step S11 and the current outside air temperature TAM is used as the latest control data BTAM.
[0029]
As an example of such a case (1), when the engine is started and the vehicle is stopped, the outside
[0030]
Further, in step S9, when the control data ATAM used last time becomes higher than the current outside air temperature TAM, the process proceeds to step S10 and delay correction is performed. In addition, when the control data ATAM used last time is higher than the current outside air temperature TAM in the example (2), after the engine is started, it receives a slight amount of engine heat. This is when the detected temperature TAM of the outside
[0031]
Therefore, in step S10, by delaying the rise in the detected temperature TAM of the outside
Specifically, in this embodiment, when the detected temperature TAM of the outside
[0032]
Therefore, in step S11, when the above-mentioned temperature rise is higher than 2 ° C., the latest control data BTAM is obtained by adding ΔT to the previous control data ATAM as shown in FIG. On the other hand, when the increase in temperature detected by the outside
[0033]
Next, the case where CTAM was used for the control data ATAM in the previous step S7 will be described.
In this case, in step S9, the control data ATAM (CTAM) used last time is stored just before the engine is stopped and may be different from the actual outside air temperature when the engine is restarted. Therefore, in steps S9 to S11, the control data is gradually brought closer to the actual outside air temperature.
[0034]
That is, in step S9, it is determined whether or not the previous control data ATAM (CTAM) is higher than the outside air temperature TAM detected by the outside
If the previous control data ATAM (CTAM) is lower than the current outside air temperature TAM, the process proceeds to step S11, and the current outside air temperature TAM is used as the latest control data BTAM. An example in which such a thing occurs is the same as (1) described above.
[0035]
In step S9, if the control data ATAM (CTAM) used last time becomes higher than the current outside air temperature TAM, the process proceeds to step S10 and the above-described delay correction is performed. In this case, in addition to the above (2), since the previous control data ATAM (CTAM) may be actually lower than the actual outside air temperature, the above-described delay correction is performed. As a result, every time the process proceeds to
[0036]
(Other embodiments)
In the above embodiment, the predetermined value T1 is set higher as the detected temperature TR of the inner
[0037]
In the above embodiment, the predetermined value T1 is set in two stages according to the detected temperature TR of the internal
In the above embodiment, the outside air temperature TAM detected by the outside
[0038]
Further, in the above embodiment, the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram of an air conditioner according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a flowchart in the embodiment.
FIG. 3 is a relationship diagram showing a relationship between an internal air temperature TR and a predetermined value T1 in another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記エンジンの始動時における前記冷却水温検出手段(16)が検出する前記冷却水温度(Tw)が所定値(T1)より高いとき、所定の間、前記記憶手段(11)に記憶された前記外気温度(CTAM)を制御用データ(ATAM)とするように構成された車両用外気温検出装置であって、
前記エンジン始動時における前記車両の車室内の温度(TR 、Te)を検出可能な温度検出手段(13、15)を有し、
前記エンジン始動時における前記温度検出手段(13、15)が検出した前記車室内の温度が高くなるほど、前記所定値(T1)を高めに設定することを特徴とする車両用外気温検出装置。Outside air temperature detecting means (12) for detecting the outside air temperature (TAM), cooling water temperature detecting means (16) for detecting the cooling water temperature of the engine of the vehicle, and the outside air temperature detecting means (12) immediately before stopping the engine. Storage means (11) for storing the outside air temperature (CTAM) detected by
When the cooling water temperature (Tw) detected by the cooling water temperature detection means (16) at the time of starting the engine is higher than a predetermined value (T1), the outside air stored in the storage means (11) for a predetermined time. An outside air temperature detecting device for a vehicle configured to set temperature (CTAM) as control data (ATAM),
Temperature detecting means (13, 15) capable of detecting the temperature (TR, Te) of the vehicle interior of the vehicle at the time of starting the engine;
The vehicle outside temperature detecting device, wherein the predetermined value (T1) is set higher as the temperature in the vehicle compartment detected by the temperature detecting means (13, 15) at the time of starting the engine becomes higher.
前記温度検出手段(15)は、前記冷却用熱交換器(4)を通過した直後の温度を検出する冷却後温度センサ(15)であることを特徴とする請求項2記載の車両用外気温検出装置。A cooling heat exchanger (4) for cooling the air passing therethrough is disposed in the air conditioning case (2) of the vehicle air conditioner (1),
The vehicle outside air temperature according to claim 2, wherein the temperature detecting means (15) is a post-cooling temperature sensor (15) for detecting a temperature immediately after passing through the cooling heat exchanger (4). Detection device.
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JP30813796A JP3690008B2 (en) | 1996-11-19 | 1996-11-19 | Outside air temperature detection device for vehicles |
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JPH10147125A JPH10147125A (en) | 1998-06-02 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1996
- 1996-11-19 JP JP30813796A patent/JP3690008B2/en not_active Expired - Fee Related
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CN102632789A (en) * | 2012-05-03 | 2012-08-15 | 浙江大学 | Solar-aided automotive air-conditioning system |
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