JP3689214B2 - Frequency error correction circuit - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、FSK(Frequency Shift Keying)等の変調方式を使用する通信システム、特にその受信機にて使用される周波数誤差補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】
例えばページャーシステムでは変調方式としてFSKを用いている。ページャーの受信機では、FSK変調された信号を受信し、周波数変換、増幅、帯域制限等の処理を施した上で受信信号を検波器に入力する。検波器にて得られる検波後電圧(いわゆるディスクリ検波出力)は、検波器への入力信号の周波数に応じた値を有しており、後段の符号判定器に入力される。符号判定器では、検波後電圧の値が周波数に対応していることを利用して、受信信号にて搬送された符号を判定する。ここで、理想的な検波後電圧が図8(b)に示すような波形であり、符号値=“1”に相当するタイミングでは基準値Vr1、符号値=“0”に相当するタイミングでは基準値Vr0と等しい値を有するとする。このような波形を有する検波後電圧に基づき符号を判定するには、基準値Vr1及びVr0の中間例えば(Vr1+Vr0)/2に判定しきい値を設定しておき、図8(a)に示す判定タイミングにて検波後電圧の値が判定しきい値より大ならば符号値=“1”、小ならば符号値=“0”と判定するようにすればよい。実際には、周波数変換の際の局部発振信号の周波数オフセットや、伝送路その他で重畳するノイズが存在しているため、図8(b)に示すような理想波形は通常は得られず、検波後電圧の波形は図8(c)に示されるような波形となる。同図中、Ve0、Ve1、Ve2、Ve3、…は各判定タイミングにおける検波後電圧の瞬時誤差を表しており、Veはその平均値
【数1】
【0003】
ところで、平均値Veを求める際に基礎とするサンプル数n(以下、本願では「平均期間」等とも呼ぶ)は、周波数オフセット補償をより正確に行うためにはできるだけ大きな値に設定するのが望ましい。しかし、サンプル数nを大きくすると、周波数引込に要する時間即ち初期的に判定対象たる電圧を安定させるのに要する時間が長くなってしまう。
【0004】
【発明の概要】
本発明の目的の一つは、周波数引込等の段階ではできるだけ迅速に周波数オフセット補償ができるようにすると共に通常動作の段階ではできるだけ正確な周波数オフセット補償ひいては周波数補正の安定性を実現することにあり、本発明においてはこの目的を平均期間nの切換により達成している。本発明の目的の他の一つは、平均期間nの切換を適切なタイミングで実行可能にすることにあり、本発明においてはこの目的を同期検出や周波数引込検出及びその結果の利用により達成している。本発明の目的の更に他の一つは、ノイズ等の影響を除去し周波数引込検出を正確に実行可能にすることにあり、本発明においてはこの目的を瞬時誤差Veiの積算値Siのフィルタリングや瞬時誤差Veiに関する判定結果の計数により達成している。
【0005】
本発明の好適な実施形態に係る周波数誤差補正回路は、周波数変換された受信信号を検波器にて検波し、それにより得られる検波後電圧をしきい値判定することにより、当該受信信号にて搬送された符号を判定する受信機にて使用される。本実施形態に係る周波数誤差補正回路は、瞬時誤差検出回路、周波数オフセット検出回路、オフセット補償回路及び平均期間切換回路を備える。これらのうち瞬時誤差検出回路は、符号判定結果に応じて選択される基準値Vrと比較することにより検波後電圧Vd(ここではオフセット補償後の値V=Vd−Ve)の瞬時誤差Veiを検出する。周波数オフセット検出回路は、瞬時誤差Veiの検出値を所定期間nに亘って平均化することにより周波数変換の際の局部発振信号の周波数オフセット(Veに相当)を検出する。オフセット補償回路は、周波数オフセットの検出値に応じて検波後電圧Vdに補正を施すことにより、検波後電圧Vdの瞬時誤差Veiのうち上記周波数オフセットに相当する誤差成分Veを補償する。
【0006】
本実施形態の特徴の一つである平均期間切換回路は、周波数オフセット検出回路における平均期間nを切り換える。これにより、本実施形態においては、例えば周波数引込の段階での迅速な周波数オフセット補償(ひいては短時間での周波数引込の実現)及び通常動作の段階での正確な周波数オフセット補償(ひいては後段の回路の安定な動作)を、両立させることが可能になる。また、平均期間切換回路の例としては、同期検出を利用する回路と周波数引込検出を利用する回路とを掲げることができる。前者は、受信信号中の同期信号を検出した時点で、平均期間nを、それ以前の比較的短い期間からより長い期間へと切り換える。後者は、周波数オフセットが所定程度以下に抑圧された時点で、平均期間nを、それ以前の比較的短い期間からより長い期間へと切り換える。同期検出を利用する例は、符号判定後段の同期検出回路の出力を利用できるため、従来回路へ大きな改変を施さずに実現できる。周波数引込検出を利用する例は、周波数引込検出の原理次第ではノイズ影響排除等の付加的な効果を獲得できる他、応用対象システムで使用している同期信号フォーマットに平均期間切換の精度が依存しないという利点を有している。
【0007】
周波数引込検出の方法としては、第1に、瞬時誤差Veiの積算値Siをフィルタリングする方法がある。例えば、瞬時誤差Veiの積算値Siの時間変動ΔSiを検出し当該時間変動ΔSiが所定程度以下となった時点で、周波数オフセットが所定程度以下に抑圧されたと判定するようにすれば、Veの挙動に即して正確に周波数オフセットを補償できる。周波数引込検出の方法としては、第2に、瞬時誤差Veiの値を判定しその結果を計数し更にその結果を判定する方法がある。例えば、瞬時誤差Veiが所定範囲内に収まる時点の個数を計数し当該計数の結果が所定値を上回った時点で、周波数オフセットが所定程度以下に抑圧されたと判定するようにしてもよいし、瞬時誤差Veiが正値をとる時点の個数と負値をとる時点の個数とを計数し両計数の結果が共に所定値を上回った時点で、周波数オフセットが所定程度以下に抑圧されたと判定するようにしてもよい。前者の場合、上記所定値を(切換前の)平均期間n以上の眺めの期間に設定しておけば、ノイズによって「周波数オフセットが所定程度以下に抑圧された」との誤判定が下される危険を回避又は低減できる。後者の場合、“十分に周波数引込が進んだ段階では瞬時誤差Veiに正負いずれかの側への偏りは現れにくい”という知見に基づいているため、一般に正負いずれかの側への偏りをもたらすノイズの影響を好適に排除できる。
【0008】
本発明は、これらの他、様々な実施形態を包含する。また、本発明は、「周波数誤差補正回路」のみならず、「周波数誤差補正方法」等としても表現できる。本発明は、受信信号に施す帯域制限が検波後電圧の瞬時誤差Veiに影響を及ぼす限り、FSK以外の変調方式にも適用できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態に関し図面に基づき説明する。
【0010】
図1に、本発明の第1実施形態に係る回路の構成を示す。この図に示す回路は、検波器10から供給される検波後電圧Vd入力するベースバンド回路例えばASIC(Application Specific Integrated Cicuit)等により実現することができる。回路の入力段に設けられている加算器12は、検波後電圧Vdから後述の平均値Veを減ずることにより電圧Vを生成し、符号判定器14及び加算器16に供給する。符号判定器14は、電圧Vをしきい値判定することにより符号を判定し、得られた符号を判定データとして同期検出回路18へ出力する。同期検出回路18は、受信信号ひいては判定データ中に含まれるはずの同期信号を検出する回路であり、同期信号を検出したときには同期検出信号を出力する。他方、加算器16は、電圧Vから基準値Vrを減ずることにより、検波後電圧Vdの瞬時誤差Veiを求める。
【0011】
ここで、基準値Vrは、基準設定部20において、符号判定器14における符号判定結果に応じて設定される。すなわち、符号判定器14において符号値=“1”と判定されたときには基準値VrとしてVr1が、また符号値=“0”と判定されたときにはVr0が、それぞれ用いられる。このように基準値Vrの値を切り換えることにより、図8(c)に示される原理に基づき、瞬時誤差Veiが得られる。加算器16により得られた瞬時誤差Veiは、積算部22において過去所定個数nのサンプルにわたって積算され、これにより得られる積算値Siは除算部24において平均化サンプル数(平均期間)nにより除せられる。このようにして得られる瞬時誤差Veiの移動平均値Veは、前述のように加算器12に供給される。
【0012】
本実施形態において特徴としているのは、積算部22及び除算部24において用いる平均化サンプル数nを、同期検出回路18から供給される同期検出信号に応じて、n切換部26が切り換えていることにある。すなわち、n切換部26は、同期検出回路18から同期検出信号が出力される以前は平均化サンプル数nをn1にしておき、同期検出信号が検出された後は平均化サンプル数nをn2に切り換える。ただし、n2>n1>0である。このように、平均化サンプル数nを、同期信号が検出されるまでは比較的小さな値n1としておき、検出された後はより大きな値n2に切り換えるようにしているため、本実施形態によれば、周波数引込み実行段階では平均値Veによる周波数オフセット補償を高速に実行でき従って周波数引き込みを高速化できると共に、一旦周波数引込みが終わり通常動作に移行した後には、大きな平均化サンプル数n2によるより安定なかつ高精度な周波数オフセット補償を実行できる。
【0013】
図2に、本発明の第2実施形態に係る回路の構成を示す。この実施形態においては、同期検出回路18に代えて周波数引込検出回路28が用いられている。周波数引込検出回路28は、瞬時誤差Vei又はその積算値Siに基づき、周波数引込みが概ね終了したか否か、すなわち局部発振信号の周波数オフセットが十分補償され符号判定器14において好適に用いうる電圧Vが得られるに至ったか否かを判定し、周波数引込みが概ね達成されたときにはその旨を示す信号をn切換部26に供給する。n切換部26においては、周波数引込み検出前は平均化サンプル数nをn1、検出後はn2にそれぞれ設定する。このようにしても、前述の第1実施形態と同様の作用効果が得られる。更に、この実施形態では、同期検出回路18からの同期検出信号を利用していないため、符号の対象たる通信システムでの信号フォーマット(特に同期信号のフォーマット)によって、n切換のタイミングや精度が左右されることもない。また、符号判定器14から判定データが得られるのを待つ必要がないため、第1実施形態に比べ動作は高速である。ただし、周波数引込検出回路28を設ける必要があるため、従来回路に施すべき改変は第1実施形態に比べ大きなものとなる。
【0014】
図3に、周波数引込検出回路28の一例構成を示す。この図の例は、瞬時誤差Veiの積算値Siをフィルタリングすることにより、周波数引込判定のための判定量Tiを生成する例である。すなわち、積算部22により得られる積算値Siは、一方では遅延器30により1サンプル分遅延された上で、他方では直接に、加算器32に入力され、これにより積算値の時間変動の瞬時値ΔSi=Si-1−Siが求められる。得られた時間変動の瞬時値ΔSiは後段の積算部34において過去mサンプル分積算され、得られた積算値は続く除算部36においてmにより除せられる。その結果得られる判定値Tiが所定のしきい値aを上回っているときには、周波数引込判定部38はまだ周波数引込みが終了していないと判定し、逆に判定値Tiがしきい値a以下であるときには周波数引込みが完了したと判定する。周波数引込みが完了したときには、周波数引込判定部38は、周波数引込みが完了した旨を示す周波数引込検出信号を前述のようにn切換部26に出力する。このような構成を採用することにより、周波数引込み判定を正確に実行することが可能になる。
【0015】
図4に、周波数引込検出回路28の他の一例構成を示す。この図の上では、検波後電圧Vdの瞬時誤差Veiが、判定部40において所定のしきい値dと比較される。判定部40において−b<Vei<bと判定されたときには、瞬時的にではあれ、電圧Vが符号判定器14における符号判定に適する電圧になったと見なせるため、判定部40の後段に設けられているカウンタ42がカウントアップ動作を実行する。周波数引込判定部44は、カウンタ42による計数値が所定のしきい値c以下である間は周波数引込みがまだ完了していないと判定する。カウンタ42による計数値がしきい値cを上回るに至ると、周波数引込判定部44は、周波数引込検出信号をn切換部26に出力すると共に、カウンタ42による計数値をリセットする。このような構成によっても、前述の図3の構成と同様の作用効果が得られる。加えて、周波数引込判定部44にて用いるしきい値cを、周波数引込み動作実行時の平均期間n1以上としておけば、検波後電圧Vdに重畳しているノイズの影響が電圧Vに残存することを、ある程度回避することができる。
【0016】
図5に、周波数引込検出回路28の更に他の一例構成を示す。この図に示す例では、検波後電圧Vdの瞬時誤差Veiが判定部46及び48に各々入力されている。判定部46は瞬時誤差Veiが0以上であるか否かを、また判定部48は0未満であるか否かをそれぞれ判定する。判定部46に於ける判定条件が成立したときには第1のカウンタ50がカウントアップ動作を実行し、判定部48における判定条件が成立したときには第2のカウンタ52がカウントアップ動作を実行する。周波数引込判定部54は、第1のカウンタ50の計数値がしきい値cを上回りかつ第2のカウンタ52の計数値もしきい値cを上回っているときに、周波数引込動作が完了したと判定し周波数引込検出信号を出力すると共に、カウンタ50及び52による計数値をリセットする。このように、図5に示される例では、周波数引込が概ね完了した時点では瞬時誤差Veiは正負の何れかへの偏りを示さない、という事実を利用しているため、一般に正負何れかへの偏りを発生させるノイズの影響を排除することができる。従って、この図に示される例は、特に、低品質の伝送路を用いるシステムに本実施形態を適用するに際して有効である。
【0017】
また、上述した第1及び第2実施形態に、受信信号上のノイズへの対策として、図6又は図7に示す変形を施すことも可能である。図6に示す回路においては、検波器10の前段に設けられているリミッタアンプ56からRSSI(Receiving Signal Strength Indicator)信号を入力し、これに基づき係数化部58が生成する補正係数kを、積算部22の前段に設けられている乗算部60において瞬時誤差Veiに乗じている。また、図7に示す回路では、符号判定器14の後段に設けられている復号器62にて誤り訂正符号に基づき検出されたビットエラーを、カウンタ64にて計数し、図6同様係数化部58により補正係数kを生成している。これらの図に示す変形例にて用いているRSSI信号及びビットエラーの個数は、いずれも、受信信号のS/Nを現す信号又は量である。従って、補正係数kを用いた瞬時誤差Veiの補正は、受信信号のS/Nの違いに伴う検波後電圧Vdの現れ方の違い(図9参照)を補うものである。すなわち、検波器10への入力に先立ち一般に帯域制限される受信信号のスペクトルは、図10(a)に示されるように信号本体のスペクトルと帯域制限されたノイズのスペクトルを含んでいるから、両者を合成した等価的な信号スペクトルの中心は図10(b)に示されるように信号本体のスペクトルに比べ制限帯域の中心側へとシフトした周波数位置に現れる。これによって生じる現象すなわち図9に示すようなS/Nによる検出感度低下を補う上で、図6及び図7に示す変形が有効である。なお、図7に示す変形は、RSSI信号のように妨害波の影響を受ける信号を用いた図6の変形に比べ、妨害波の影響を受けにくいという利点を有してる反面で、判定データを待たねば補正係数kを設定できないため図6に示す変形に比べリアルタイム性に若干欠けるという一長一短を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る回路の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第2実施形態に係る回路の構成を示すブロック図である。
【図3】 周波数引込検出回路の一例構成を示すブロック図である。
【図4】 周波数引込検出回路の一例構成を示すブロック図である。
【図5】 周波数引込検出回路の一例構成を示すブロック図である。
【図6】 第1及び第2実施形態の変形例を示すブロック図である。
【図7】 第1及び第2実施形態の変形例を示すブロック図である。
【図8】 周波数オフセットの補償原理を示す図であり、特に(a)は符号の判定タイミングを、(b)は検波後電圧の理想的な波形を、(c)は実際の波形を、それぞれ示すタイミングチャートである。
【図9】 受信信号のS/Nによる平均値Veの値の相違を示す図である。
【図10】 図9に示すずれが発生する原理を示す図であり、特に(a)は帯域制限された信号及びノイズのスペクトルを、(b)は帯域制限されたノイズによって生じる等価的な信号スペクトルのシフトをそれぞれ示す図である。
【符号の説明】
10 検波器、12,16,32 加算器、14 判定器、18 同期検出回路、20 基準設定部、22,34 積算部、24,36 除算部、26 n切換部、28 周波数引込検出回路、30 遅延器、38,44,54 周波数引込判定部、40,46,48 判定部、42,50,52 カウンタ。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a communication system using a modulation scheme such as FSK (Frequency Shift Keying), and more particularly to a frequency error correction circuit used in the receiver.
[0002]
[Prior art and its problems]
For example, the pager system uses FSK as a modulation method. The pager receiver receives the FSK-modulated signal, and performs processing such as frequency conversion, amplification, and band limitation, and inputs the received signal to the detector. The post-detection voltage obtained by the detector (so-called discrete detection output) has a value corresponding to the frequency of the input signal to the detector and is input to the subsequent code determination unit. The code determiner determines the code carried by the received signal using the fact that the value of the post-detection voltage corresponds to the frequency. Here, the ideal post-detection voltage has a waveform as shown in FIG. 8B. The reference value Vr1 is used at the timing corresponding to the code value = “1”, and the reference is used at the timing corresponding to the code value = “0”. Suppose that it has a value equal to the value Vr0. In order to determine the sign based on the post-detection voltage having such a waveform, a determination threshold value is set in the middle of the reference values Vr1 and Vr0, for example, (Vr1 + Vr0) / 2, and the determination shown in FIG. If the value of the post-detection voltage at the timing is larger than the determination threshold value, the code value = “1” may be determined, and if it is small, the code value = “0” may be determined. Actually, since there is a frequency offset of the local oscillation signal at the time of frequency conversion and noise superimposed on the transmission line and the like, an ideal waveform as shown in FIG. The waveform of the post voltage is as shown in FIG. In the figure,
Represents. Since the average value Ve can be regarded as representing the frequency offset of the local oscillation signal, by subtracting the average value Ve from the post-detection voltage Vd, a component corresponding to the frequency offset is included among the error components included in the post-detection voltage Vd. Can be compensated for. Further, since correction is made not to the local oscillation frequency but to the post-detection voltage Vd, it can be processed in a baseband circuit (for example, ASIC).
[0003]
By the way, it is desirable to set the number of samples n (hereinafter also referred to as “average period” or the like in the present application) to be as large as possible in order to perform frequency offset compensation more accurately. . However, if the number of samples n is increased, the time required for frequency acquisition, that is, the time required for stabilizing the voltage to be initially determined becomes longer.
[0004]
SUMMARY OF THE INVENTION
One of the objects of the present invention is to enable frequency offset compensation as quickly as possible at the stage of frequency pull-in and the like, and to realize frequency offset compensation and stability of frequency correction as accurate as possible at the stage of normal operation. In the present invention, this object is achieved by switching the average period n. Another object of the present invention is to enable the switching of the average period n at an appropriate timing. In the present invention, this object is achieved by detecting synchronization, detecting frequency pull-in, and using the result. ing. Still another object of the present invention is to eliminate the influence of noise and the like so that frequency pull-in detection can be accurately performed. In the present invention, this object is achieved by filtering the integrated value Si of the instantaneous error Vei, This is achieved by counting the determination result regarding the instantaneous error Vei.
[0005]
A frequency error correction circuit according to a preferred embodiment of the present invention detects a frequency-converted received signal with a detector and determines a threshold value of a post-detection voltage obtained thereby. Used in the receiver to determine the code carried. The frequency error correction circuit according to the present embodiment includes an instantaneous error detection circuit, a frequency offset detection circuit, an offset compensation circuit, and an average period switching circuit. Among these, the instantaneous error detection circuit detects the instantaneous error Vei of the post-detection voltage Vd (here, the value V = Vd−Ve after offset compensation) by comparing with the reference value Vr selected according to the sign determination result. To do. The frequency offset detection circuit detects the frequency offset (corresponding to Ve) of the local oscillation signal at the time of frequency conversion by averaging the detected value of the instantaneous error Vei over a predetermined period n. The offset compensation circuit corrects the error component Ve corresponding to the frequency offset in the instantaneous error Vei of the post-detection voltage Vd by correcting the post-detection voltage Vd according to the detected value of the frequency offset.
[0006]
The average period switching circuit which is one of the features of the present embodiment switches the average period n in the frequency offset detection circuit. As a result, in this embodiment, for example, rapid frequency offset compensation at the stage of frequency pull-in (and realization of frequency pull-in in a short period of time) and accurate frequency offset compensation at the stage of normal operation (and hence the circuit of the subsequent stage). It is possible to achieve both stable operation). As examples of the average period switching circuit, a circuit using synchronization detection and a circuit using frequency pull-in detection can be listed. In the former, when the synchronization signal in the received signal is detected, the average period n is switched from a relatively short period before that to a longer period. The latter switches the average period n from a relatively short period before to a longer period when the frequency offset is suppressed to a predetermined level or less. The example using the synchronization detection can be realized without making a major modification to the conventional circuit because the output of the synchronization detection circuit at the latter stage of the code determination can be used. The example using frequency lock-in detection can acquire additional effects such as noise effect exclusion depending on the principle of frequency lock-in detection, and the accuracy of switching the average period does not depend on the sync signal format used in the application target system. Has the advantage.
[0007]
As a method of frequency pull-in detection, first, there is a method of filtering the integrated value Si of the instantaneous error Vei. For example, if the time variation ΔSi of the integrated value Si of the instantaneous error Vei is detected and it is determined that the frequency offset is suppressed to a predetermined level or less when the time variation ΔSi becomes a predetermined level or less, the behavior of Ve is determined. The frequency offset can be accurately compensated for. As a method for detecting the frequency pull-in, secondly, there is a method for determining the value of the instantaneous error Vei, counting the result, and further determining the result. For example, the number of times at which the instantaneous error Vei falls within a predetermined range may be counted, and it may be determined that the frequency offset has been suppressed to a predetermined level or less when the result of the counting exceeds a predetermined value. The number of times when the error Vei takes a positive value and the number of times when the error Vei takes a negative value are counted, and it is determined that the frequency offset has been suppressed to a predetermined level or less when both count results exceed a predetermined value. May be. In the former case, if the predetermined value is set to a view period equal to or greater than the average period n (before switching), an erroneous determination that “the frequency offset has been suppressed to a predetermined level or less” due to noise is made. Risk can be avoided or reduced. In the case of the latter, since it is based on the knowledge that “the bias to the positive or negative side hardly appears in the instantaneous error Vei when the frequency pulling is sufficiently advanced”, noise that generally causes a bias to either the positive or negative side Can be suitably eliminated.
[0008]
The present invention includes various embodiments in addition to these. Further, the present invention can be expressed not only as “frequency error correction circuit” but also as “frequency error correction method”. The present invention can be applied to modulation schemes other than FSK as long as the band limitation applied to the received signal affects the instantaneous error Vei of the post-detection voltage.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0010]
FIG. 1 shows a configuration of a circuit according to the first embodiment of the present invention. The circuit shown in this figure can be realized by a baseband circuit to which the post-detection voltage Vd supplied from the
[0011]
Here, the reference value Vr is set in the
[0012]
The feature of this embodiment is that the
[0013]
FIG. 2 shows a circuit configuration according to the second embodiment of the present invention. In this embodiment, a frequency pull-in
[0014]
FIG. 3 shows an example configuration of the frequency pull-in
[0015]
FIG. 4 shows another example configuration of the frequency pull-in
[0016]
FIG. 5 shows still another example configuration of the frequency pull-in
[0017]
Further, the first and second embodiments described above can be modified as shown in FIG. 6 or FIG. 7 as a countermeasure against noise on the received signal. In the circuit shown in FIG. 6, an RSSI (Receiving Signal Strength Indicator) signal is input from a
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a circuit according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block diagram showing a configuration of a circuit according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a block diagram showing an example configuration of a frequency pull-in detection circuit.
FIG. 4 is a block diagram showing an example configuration of a frequency pull-in detection circuit.
FIG. 5 is a block diagram showing an example configuration of a frequency pull-in detection circuit.
FIG. 6 is a block diagram showing a modification of the first and second embodiments.
FIG. 7 is a block diagram showing a modification of the first and second embodiments.
FIGS. 8A and 8B are diagrams illustrating a compensation principle of a frequency offset, in particular, FIG. 8A shows a code determination timing, FIG. 8B shows an ideal waveform of a voltage after detection, and FIG. 8C shows an actual waveform; It is a timing chart which shows.
FIG. 9 is a diagram illustrating a difference in average value Ve depending on S / N of a received signal.
FIG. 10 is a diagram illustrating the principle of occurrence of the deviation shown in FIG. 9, in which (a) is a band-limited signal and noise spectrum, and (b) is an equivalent signal generated by band-limited noise. It is a figure which shows the shift of a spectrum, respectively.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (6)
符号判定結果に応じて選択される基準値と比較することにより上記検波後電圧の瞬時誤差を検出する瞬時誤差検出回路と、
上記瞬時誤差の検出値を所定期間に亘って平均化することにより周波数変換の際の局部発振信号の周波数オフセットを検出する周波数オフセット検出回路と、
上記周波数オフセットの検出値に応じて上記検波後電圧に補正を施すことにより、上記検波後電圧の瞬時誤差のうち上記周波数オフセットに相当する誤差成分を補償するオフセット補償回路と、
上記平均化の期間を切り換える平均期間切換回路と、
を備えることを特徴とする周波数誤差補正回路。The frequency used in the receiver that detects the code carried by the received signal by detecting the threshold value of the post-detection voltage obtained by detecting the frequency-converted received signal with a detector. In the error correction circuit,
An instantaneous error detection circuit that detects an instantaneous error of the post-detection voltage by comparing with a reference value selected according to a sign determination result;
A frequency offset detection circuit that detects the frequency offset of the local oscillation signal at the time of frequency conversion by averaging the detected value of the instantaneous error over a predetermined period;
An offset compensation circuit that compensates for an error component corresponding to the frequency offset among instantaneous errors of the post-detection voltage by correcting the post-detection voltage according to the detected value of the frequency offset;
An average period switching circuit for switching the averaging period;
A frequency error correction circuit comprising:
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