JP3687726B2 - バッテリ充電装置及び満充電検出方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はバッテリ充電装置及び満充電検出方法に係わり、特に、バッテリの満充電状態を検出する満充電検出手段を備えたバッテリ充電装置及び、バッテリの満充電状態を検出するための満充電検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両に搭載された車載バッテリ等のバッテリは、満充電状態(=バッテリの残存容量100%)にも拘わらず充電し続けると、バッテリが劣化してしまう。従って、上述した過充電によるバッテリの劣化を防止するためにバッテリの満充電状態を検出し、満充電状態であるときはその旨を伝える警報を発生したり、自動的に充電を停止する必要がある。
【0003】
そこで、従来より図7に示すようなバッテリ充電装置を組み込んだ充放電回路が考えられている。同図において、バッテリ充電装置1は直流電源としてのAC/DC変換器10(交流/直流変換手段)と、満充電検出手段としての満充電検出装置11とを備える。また、満充電検出装置11は、電流センサ101と、電流センサ102と、マイクロコンピュータ(以下、マイコン)103とを備える。
【0004】
上述したAC/DC変換器10は、車載バッテリBの充電中、図示しないオルタネータからの交流電源を直流に変換すると共に、車載バッテリBに対して充電電流Icを供給する。この充電電流Icは車載バッテリBに供給されると共に、車載バッテリBと直列に接続された電流センサ101に対しても供給される。一方、車載バッテリBの放電中、車載バッテリBからの放電電流Ioが負荷12に供給されると共に、上述した電流センサ101に対しても供給される。
【0005】
電流センサ101は、車載バッテリBに対して供給される充電電流Ic及び放電電流Ioを検出すると共に、その検出値をマイコン103に対して供給する。このマイコン103にはまた、車載バッテリBに並列に接続された電圧センサ102が検出した車載バッテリBの端子電圧(以下端子電圧VB)の検出値が供給されている。
【0006】
上述したマイコン103は、予め定めた制御プログラムに従って動作するCPU103aと、該CPU103aの制御プログラム及び予め定めた満充電容量を保持するROM103bと、CPU103aの演算実行時に必要なデータを一時的に保存するRAM103cとから構成される。
【0007】
上述した構成のバッテリ充電装置を組み込んだ充放電回路の動作を以下説明する。まず、車載バッテリBの充電中においてCPU103aは、電流センサ101により検出された充電電流Ic及び電圧センサ102により検出された端子電圧VBを逐次取り込み、両者から電力量(=Ic*VB)を計算し、該計算した電力量(=Ic*VB)を積算した積算値を残存容量として検出する。一方、車載バッテリBの放電中においてCPU103aは、電流センサ101により検出された放電電圧Io及び電圧センサ102により検出された端子電圧VBを逐次取り込み、両者から電力量(=Io*VB)を計算し、残存容量から計算した電力量(=Io*VB)を減算していく。
【0008】
また、CPU103aは上述した電力積算方式により車載バッテリBの残存容量を逐次検出し、該検出した残存容量がROM103bに保持された予め定めた満充電容量を越えたとき、車載バッテリBが満充電状態になったことを検出して、充電停止信号S1をAC/DC変換器10に対して出力する。この充電停止信号S1が出力されるとAC/DC変換器10は、車載バッテリBに対する充電電流Icの供給を停止する。つまり、車載バッテリBが満充電状態となると、AC/DC変換器10から出力される充電電流Icの供給が停止されるため、過充電による車載バッテリBの劣化を防止することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般に、バッテリは充電と放電とを繰り返すうちに次第に劣化して、満充電容量が次第に低下していく特性がある。特に、電気自動車に搭載される電気自動車用バッテリとして用いられるニッケル系電池の場合には、このような劣化による満充電容量のばらつきが大きい。
【0010】
しかしながら、上述した従来のバッテリ充電装置を組み込んだ充放電回路は、検出した残存容量が予め定めた満充電容量を越えたとき、バッテリの満充電状態を検出すると同時に充電を停止させるため、バッテリの劣化が進んで実際の満充電容量が低下すると、実際の満充電容量より予め定めた満充電容量が大きくなってしまい、正確にバッテリの満充電状態を検出することができない。このため、バッテリが劣化すると満充電状態にあるにも拘わらず、満充電時の残存容量が予め定めた満充電容量を越えることがなく充電し続けてしまうため、バッテリの劣化が進んでしまう。
【0011】
そこで、劣化の進行はバッテリの使用期間に比例するため、使用期間に応じた複数の満充電容量のマップデータを作成して、使用期間に応じたデータを満充電容量としても良いが、複数の満充電容量を記憶する大きな容量のメモリーを使用しなくてはならないためコスト的に問題がある。
【0012】
また、一般に、バッテリは、バッテリ温度が低下すると満充電容量も低下し、バッテリ温度が上昇すると満充電容量も増加するという特性を有する。つまり、バッテリの満充電容量は、バッテリ温度の劣化に依存して変動する。しかしながら、上述した従来のバッテリ充電装置では、バッテリ温度に応じて実際の満充電容量が変動し、実際の満充電容量と予め定めた満充電容量とが異なってしまい、正確にバッテリの満充電状態を検出することができない。
【0013】
つまり、雰囲気温度が高いところでバッテリを使用し続けると、バッテリ温度の上昇に伴って、実際の満充電容量も増加するため、バッテリが満充電状態になっていないにも拘わらず、残存容量が予め定めた満充電容量を越えてしまい充電を停止してしまう(∵予め定めた満充電容量<実際の満充電容量)。一方、雰囲気温度が低いところでバッテリを使用し続けると、バッテリ温度の低下に伴って、実際の満充電容量も低下するため、バッテリが満充電状態であるにも拘わらず、残存容量が予め定めた満充電容量を越えず直流電源により充電し続けてしまうため、バッテリの劣化が進んでしまう(∵予め定めた満充電容量>実際の満充電容量)。
【0014】
満充電容量は上述したようにバッテリの劣化及びバッテリ温度の両方に依存して変動する。従って、その変動分の補正を行うためにはバッテリの使用期間及びバッテリ温度を計測して、両者の計測値に基づいて満充電容量を求めなくてはならず複雑な制御及び計算を必要とする。
【0015】
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、バッテリの劣化に依存して満充電容量が変動してもバッテリの満充電状態を正確に検出することができるバッテリ充電装置及び、バッテリの劣化に依存して満充電容量が変動してもバッテリの満充電状態を正確に検出することができる満充電検出方法を提供することを第1の課題とする。
【0016】
本発明は、また、バッテリの劣化及びバッテリ温度に依存して満充電容量が変動しても、バッテリの満充電状態を正確に検出することができるバッテリ充電装置及び、バッテリの劣化及びバッテリ温度により満充電容量が変動してもバッテリの満充電状態を正確に検出することができる満充電検出方法を提供することを第2の課題とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、バッテリBの満充電状態を検出する満充電検出手段11を備えるバッテリ充電装置において、前記満充電検出手段は、バッテリが定電圧充電中に直流電源10から供給される充電電流を検出する充電電流検出手段101と、前記直流電源の充電電圧及び前記充電電流検出手段により検出された充電電流に基づいて内部インピーダンスを逐次算出する内部インピーダンス算出手段105a−1とを有し、前記内部インピーダンス算出手段が逐次算出した内部インピーダンスに基づいて、前記バッテリの内部インピーダンスの変動がないことを検知したとき満充電を検出することを特徴とするバッテリ充電装置に存する。
【0025】
請求項1記載の発明によれば、満充電検出手段11において、充電電流検出手段101がバッテリ定電圧充電中に直流電源10から供給される充電電流を検出し、内部インピーダンス算出手段105a−1が直流電源10の充電電圧及び充電電流検出手段101により検出された充電電流に基づいて内部インピーダンスを逐次算出し、内部インピーダンス算出手段105a−1が逐次算出したバッテリBの内部インピーダンスに基づいて、バッテリBの内部インピーダンスの変動がないことを検知したときバッテリBの満充電を検出する。
【0026】
ところで、直流電源10がバッテリBを一定の充電電圧で充電しているとき、バッテリBの内部インピーダンスは充電時間に応じて増加し、充電し続けた結果バッテリBが満充電状態になると以降充電しても増加することはない。つまり、満充電時のバッテリBの内部インピーダンスは、バッテリBの劣化及びバッテリ温度に関わることなく必ず一定となる。従って、内部インピーダンス算出手段105a−1が逐次算出したバッテリBの内部インピーダンスに基づいて、バッテリBの内部インピーダンスの変動がないことを検知したときバッテリBの満充電を検出することにより、バッテリBの劣化及びバッテリ温度に依存して満充電容量が変動してもバッテリBの満充電状態を正確に検出することができる。
【0033】
請求項2記載の発明は、バッテリ電圧より高い充電電圧で急速充電が行われているバッテリの満充電状態を検出する満充電検出方法であって、充電電流検出手段によりバッテリが定電圧充電中に直流電源から供給される充電電流を検出し、内部インピーダンス算出手段により前記直流電源の充電電圧及び前記充電電流検出手段が検出した充電電流に基づいて内部インピーダンスを算出し、前記内部インピーダンス算出手段が算出した内部インピーダンスが所定値と等しくなったとき満充電を検出し、前記所定値は、満充電時の前記バッテリの内部インピーダンスと等しい値に定められていることを特徴とする満充電検出方法に存する。
【0036】
請求項2記載の発明は、充電電流検出手段によりバッテリが定電圧充電中に直流電源から供給される充電電流を検出し、内部インピーダンス算出手段により前記直流電流の充電電圧及び前記充電電流検出手段が検出した充電電流に基づいて内部インピーダンスを逐次算出し、内部インピーダンス算出手段が逐次算出した内部インピーダンスに基づいて前記バッテリの内部インピーダンスの変動がないことを検知したとき満充電を検出することを特徴とする満充電検出方法に存する。
【0037】
請求項2記載の発明によれば、内部インピーダンス算出手段により直流電流の充電電圧及び充電電流検出手段が検出した充電電流に基づいて逐次算出された内部インピーダンスに基づいてバッテリの内部インピーダンスの変動がないことを検知したとき満充電を検出する。
【0038】
ところで、直流電源がバッテリを一定の充電電圧で充電しているとき、バッテリの内部インピーダンスは充電時間に応じて増加し、充電し続けた結果バッテリが満充電状態になると以降充電しても増加することはない。つまり、満充電時のバッテリの内部インピーダンスは、バッテリの劣化及びバッテリ温度に関わることなく必ず一定となる。従って、内部インピーダンス算出手段が逐次算出したバッテリの内部インピーダンスに基づいて、バッテリの内部インピーダンスの変動がないことsを検知したときバッテリの満充電を検出することにより、バッテリの劣化及びバッテリ温度に依存して満充電容量が変動してもバッテリの満充電状態を正確に検出することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
第1実施例
以下、本発明のバッテリ充電装置を図面に基づいて説明する。図2はこの発明によるバッテリ充電装置を組み込んだ充放電回路の一実施の形態を示し、同図において、図7に付いて上述した従来の装置と同等の部分には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0040】
同図において、バッテリ充電装置1は、車載バッテリBを該車載バッテリBの両端電圧とほぼ等しい一定電圧(以下、充電電圧Vc)で充電する定電圧充電を行うAC/DC変換器10と、満充電検出手段としての満充電検出装置11とを備える。上述した満充電検出装置11は、充電電流検出手段としての従来と同様の電流センサ101と、マイコン105と、車載バッテリBが満充電になった旨を伝える警報発生手段としてのブザー106とを有する。
【0041】
このマイコン105は、電流センサ101により検出された充電電流Icの検出値を逐次取り込んでアナログ/ディジタル変換する図示しないA/D変換部と、予め設定される制御プログラムに従って動作するCPU105aと、該CPU105aの制御プログラムを予め保持するROM105bと、CPU105aの演算実行時に必要なデータを一時的に保存するRAM105cとから構成される。マイコン105を構成するCPU105aは、A/D変換部により変換された電流センサ102から供給される検出値のディジタル値から充電電流Icを求め、以下に示す式(1)に代入して充電電流Icから車載バッテリBの内部インピーダンスRBを求める。
【0042】
RB=Vc/Ic …(1)
【0043】
そして、求めた内部インピーダンスRBに基づいて車載バッテリBの満充電状態(残存容量100%)を検出すると同時に、AC/DC変換器10からの充電電流Icの供給を停止する充電停止信号S1及びブザー106に車載バッテリBの満充電状態を伝えるための警報を発生させる警報信号S2を出力して過充電による車載バッテリBの劣化を防止する。
【0044】
以下、上述した構成のバッテリ充電装置を組み込んだ充放電回路の動作を説明する。ところで、一般に車載バッテリBを定電圧充電すると、車載バッテリBの内部インピーダンスRBは充電時間に応じて図3に示すよな特性を持つ。同図(a)は、劣化が進行した車載バッテリBを定電圧充電したときの充電時間に応じた内部インピーダンスRBの変化を示し、同図(b)は新品の車載バッテリBを定電圧充電したときの充電時間に応じた内部インピーダンスRBの変化を示すタイムチャートである。
【0045】
同図に示すように、内部インピーダンスRBは、車載バッテリBの内部インピーダンスRBは充電時間に応じて増加し、増加し続けた結果車載バッテリBが満充電状態になると以降充電しても増加することはなく、満充電時のバッテリの内部インピーダンスRB1は車載バッテリBの劣化に依存して変動することがない。従って、CPU105aは、求めた内部インピーダンスRBが満充電時の車載バッテリBの内部インピーダンスRB1より小さい所定値(RB1−ΔR)を越えたとき、満充電状態を検出して、AC/DC変換器10からの充電電流Icの供給を停止する充電停止信号S1を出力する。なお、上述した所定値(RB1−ΔR)は予め定められROM105b内に記憶されている。
【0046】
上述したバッテリ充電装置を組み込んだ充放電回路の動作の詳細を図4に示すCPU105aの処理手順を示すフローチャートを参照して以下説明する。まず、CPU105aは、AC/DC変換器10が定電圧充電中であるか否かを判定する。(ステップSP1)定電圧充電中であれば、(ステップSP1でY)電流センサ101により検出された充電電流Icのディジタル値を図示しないA/D変換部から取り込むことにより充電電流Icを求める(ステップSP2)。
【0047】
次に、内部インピーダンス算出手段として働き、電圧VcとステップSP2で求めた充電電流Icとに基づいて車載バッテリBの内部インピーダンスRB(=Vc/Ic)を求める(ステップSP3)。求めた内部インピーダンスRBがROM105b内に保持されている所定値(RB1−ΔR)を越えていれば(ステップSP4でY)、充電停止手段として働き、車載バッテリBが満充電状態であると判断してAC/DC変換器10に対して充電停止信号S1を出力する(ステップSP5)と共に、ブザー106に対して警報発生信号S2を出力する(ステップSP6)。
【0048】
充電停止信号S1が出力されると、AC/DC変換器10は車載バッテリBに対する充電電流Icの供給を停止して、過充電を防止する。また、警報発生信号S2が出力されるとブザー106は、車載バッテリBが満充電状態となった旨の警報音を発生する。この警報音によりユーザーは、車載バッテリBに対する充電電流Icの供給停止が、AC/DC変換器10の故障ではなく、車載バッテリBが満充電となったため行われたと判断することができる。そして、その後ステップSP1へ戻る。一方、車載バッテリBが定電圧充電中でないときは(ステップSP1でN)、放電中であり満充電状態でないと判断して充電停止信号S1が出力されていればその出力を停止して(ステップSP7)、再びステップSP1へ戻る。
【0049】
図3に示すように、満充電時の車載バッテリBの内部インピーダンスRB1は車載バッテリBの劣化に依存して変動することがないので、CPU105aが算出した内部インピーダンスRBと所定値(RB1−ΔR)とを比較して満充電を検出するようにすれば、車載バッテリBの劣化に依存して満充電容量が変動してもバッテリの満充電状態を正確に検出することができる。
【0050】
なお、上述した第1実施例では、車載バッテリBの両端電圧にほぼ等しい充電電圧Vcで定電圧充電したとき、CPU105aが算出した内部インピーダンスRBが、満充電時の内部インピーダンスRB1より小さい値に定められた所定値(RB1−ΔR)を越えたとき満充電を検出していた。
【0051】
しかしながら、例えば、急速充電などの車載バッテリBの両端電圧に対し、十分高い充電電圧Vc(車載バッテリBの両端電圧の1.3倍以上)で定電圧充電を行う場合、内部インピーダンスRBは満充電に近い状態となると満充電時の車載バッテリBの内部インピーダンスRB1と等しくなり以降変動しない。このため、算出した内部インピーダンスRBが、満充電時の内部インピーダンスRB1に定められた所定値(=RB1)と等しくなったとき、満充電を検出するようにしてもよい。この場合、満充電になる前に、より満充電に近い状態で満充電を検出することができるため、過充電を確実に防止することができる。
【0052】
しかしながら、満充電時の車載バッテリBの内部インピーダンスRB1はわずかなバッテリ温度の変化によっても変動してしまうため正確に内部インピーダンスRB1を定めることが難しい。このため、例えば、バッテリ温度が低下し、実際の満充電時の内部インピーダンスが予め定めた所定値(=RB1)より小さくなった場合は、算出した内部インピーダンスRBが所定値と等しくなることはなく、満充電を検出することはできない。
【0053】
従って、第1実施例で示したようにCPU105aが算出した内部インピーダンスRBが所定値(RB1−ΔR)<RB1を越えたとき満充電を検出すれば、バッテリ温度に依存して実際の満充電時の内部インピーダンスが多少変動しても、所定値(RB1−ΔR)より小さくならない程度の変動であれば、満充電状態を検出することができるので、より確実にバッテリの満充電状態を検出することができる。
【0054】
上述した第1実施例のバッテリ充電装置は、雰囲気温度が安定していて、バッテリ温度の変動があまりないところで使用するのが適している。
【0055】
第2実施例
ところで、一般に車載バッテリBを定電圧充電すると、車載バッテリBの内部インピーダンスは、バッテリ温度に依存して図5に示すように変動する。同図(a)は、バッテリ温度が常温(=20[℃])の車載バッテリBを定電圧充電したときの充電時間に応じた内部インピーダンスRBの変化を示し、同図(b)はバッテリ温度が低温(=−20[℃])の車載バッテリBを定電圧充電したときの充電時間に応じた内部インピーダンスRBの変化を示すタイムチャートである。
【0056】
同図に示すように常温時の内部インピーダンスRBは、充電時間に応じて2次関数的に増加し、満充電状態(残存容量100%)になると、以降充電し続けても所定値RB1を保つようになる。一方、低温時の内部インピーダンスRBは、充電時間に応じて2次関数的に増加し、満充電状態になると所定値RB1より小さい所定値RB2を保つようになる。つまり、満充電時の車載バッテリBの内部インピーダンスRBは、バッテリの劣化及びバッテリ温度に関わることなく必ず一定となる。そこで、第2実施例では、マイコン105が、第1の実施例と同様に車載バッテリBの内部インピーダンスRBを逐次求め、求めた内部インピーダンスRBの変化量ΔRBが所定値以下となり車載バッテリBの内部インピーダンスRBの変動がないことを検知したとき車載バッテリBの満充電を検出して、AC/DC変換器10からの充電電流Icの供給を停止する充電停止信号S1を出力する。
【0057】
第2実施例は上述した第1実施例と同様の構成となり、以下上述した第2実施例のバッテリ充電装置を組み込んだ充放電回路の動作の詳細を図6に示すCPU105aの処理手順を示すフローチャートを参照して以下説明する。同図において、図4に付いて上述した第1実施例と同じ動作を行うステップについては同一符号を付してその詳細な説明を省略する。先ず、CPU105aは、ステップSP1〜3まで上述した第1実施例と同様に動作する。次に、ステップSP3で求めた内部インピーダンスRBから前回のステップSP3で求めた内部インピーダンスRBを減算することにより内部インピーダンスRBの変化量ΔRBを算出する(ステップSP8)。
【0058】
算出した変化量ΔRBが予め定めた所定変化量以下であれば、車載バッテリBが満充電状態になったため内部インピーダンスRBの変動がなくなり安定したとして(ステップSP9でY)、ステップSP5へ進む。一方、算出した変化量ΔRBが所定変化量より大きければ(ステップSP8でN)、車載バッテリBが満充電状態にないとしてステップSP1へ再び戻る。
【0059】
図5に示すように満充電時のバッテリの内部インピーダンスRBは、車載バッテリBの劣化及びバッテリ温度に関わることなく必ず一定となる。従って、CPU105aが逐次算出した車載バッテリBの内部インピーダンスRBに基づいて、車載バッテリBの内部インピーダンスRBの変動がないことを検知したとき車載バッテリBの満充電を検出することにより、バッテリの劣化及びバッテリ温度に依存して満充電容量が変動してもバッテリの満充電状態を正確に検出して、確実に過充電を防止することができる。
【0060】
特に、車載バッテリBの場合は、過充電により劣化が進行して満充電容量が小さくなるとバッテリ上がりし易くなり走行に支障をきたすことがあるため、満充電が検出されたとき上述したように自動的に車載バッテリBに対する充電電流の供給を停止すれば、過充電による車載バッテリの劣化を防止して、過充電による車載バッテリBの劣化により車両の走行に支障をきたすことがない。
【0061】
なお、上述した第1実施例及び第2実施例では、車両に搭載された車載バッテリBに対して設けられたバッテリ充電装置1であるが、例えば、車載バッテリB以外の充放電可能な電池(バッテリ)に対してバッテリ充電装置を設けても、上述したような効果を得ることができる。この場合、ユーザーがAC/DC変換器(直流電源)から電池に供給される充電電流Icを停止できるものであれば、電池の満充電が検出されたとき、AC/DC変換器からの充電を自動的に停止させなくても、ブザー106により満充電状態である旨を知らせる警報音を発生させるだけでもよい。この警報音によりユーザーが電池に供給される充電電流Icを停止させて、過充電による電池の劣化を防止することができる。
【0062】
また、定電圧充電は車載バッテリBの残存容量が少ないときに充電すると大きな充電電流Icが流れてしまい車載バッテリBが劣化してしまう。これを防止するために、一般にバッテリ充電装置は、残存容量が少ない内は定電流充電を、残存容量が多くなると定電圧充電を行っている。この場合は、残存容量が多くなって定電流充電から定電圧充電になったときに図4及び図6のフローチャートをスタートさせればよい。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1及び2記載の発明によれば、満充電時のバッテリの内部インピーダンスは、バッテリの劣化及びバッテリ温度に関わることなく必ず一定となるので、バッテリの内部インピーダンスに基づいて、バッテリの内部インピーダンスの変動がないことを検知したときバッテリの満充電を検出することにより、バッテリの劣化及びバッテリ温度に依存して満充電容量が変動してもバッテリの満充電状態を正確に検出することができるバッテリ充電装置及び満充電検出方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバッテリ充電装置を組み込んだ充放電回路の基本構成図を示すブロック図である。
【図2】本発明によるバッテリ充電装置を組み込んだ充放電回路の一実施の形態を示す回路図である。
【図3】充電時間に応じた車載バッテリの内部インピーダンスの変化を示すグラフである。
【図4】図2のバッテリ充電装置を組み込んだ充放電回路を構成するCPUの第1実施例の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】充電時間に応じた車載バッテリの内部インピーダンスの変化を示すグラフである。
【図6】図2のバッテリ充電装置を組み込んだ充放電回路を構成するCPUの第2実施例の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】従来のバッテリ充電装置を組み込んだ充放電回路の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
B バッテリ
1 バッテリ充電装置
10 直流電源
11 満充電検出手段
101 充電電流検出手段
105a−1 内部インピーダンス算出手段
105a−2 充電停止手段
106 警報発生手段
Claims (2)
- バッテリの満充電状態を検出する満充電検出手段を備えるバッテリ充電装置において、
前記満充電検出手段は、バッテリが定電圧充電中に直流電源から供給される充電電流を検出する充電電流検出手段と、前記直流電源の充電電圧及び前記充電電流検出手段により検出された充電電流に基づいて内部インピーダンスを逐次算出する内部インピーダンス算出手段とを有し、
前記内部インピーダンス算出手段が逐次算出した内部インピーダンスに基づいて、前記バッテリの内部インピーダンスの変動がないことを検知したとき満充電を検出する
ことを特徴とするバッテリ充電装置。 - 充電電流検出手段によりバッテリが定電圧充電中に直流電源から供給される充電電流を検出し、
内部インピーダンス算出手段により前記直流電流の充電電圧及び前記充電電流検出手段が検出した充電電流に基づいて内部インピーダンスを逐次算出し、
内部インピーダンス算出手段が逐次算出した内部インピーダンスに基づいて前記バッテリの内部インピーダンスの変動がないことを検知したとき満充電を検出する
ことを特徴とする満充電検出方法。
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