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JP3686897B2 - オーディオ用アルミニウムケーブル - Google Patents

オーディオ用アルミニウムケーブル Download PDF

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JP3686897B2
JP3686897B2 JP2003003245A JP2003003245A JP3686897B2 JP 3686897 B2 JP3686897 B2 JP 3686897B2 JP 2003003245 A JP2003003245 A JP 2003003245A JP 2003003245 A JP2003003245 A JP 2003003245A JP 3686897 B2 JP3686897 B2 JP 3686897B2
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慎一郎 石塚
浩 遠藤
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HANO MANUFACTURING CO., LTD.
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HANO MANUFACTURING CO., LTD.
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルミニウムを芯材に選択したオーディオ用ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
オーディオに用いられるケーブルは従来より銅材を芯材として使用しているが、その中でも無酸素銅等の不純物を含まない銅材が音質を向上させるものとして好まれて使用されてきた。
通常使用されているオーディオ用ケーブルは、図1に示すように、銅等の導体から成る芯線1aの表面を絶縁体2で直接被覆している。芯線1aは1本の太線とすることもあるが、通常は図に示すように細線の素線を多数撚合わせたものが用いられている。絶縁体2の半径方向外側には緩衝材3、次いで金属箔のシールド4、更にその外側にチューブシールド5が配置されている。緩衝材3の材質としてはシルク等が、金属箔シールド4の材質としては通常銅が用いられている。オーディオシステムにおいては、原音を忠実に再生するために、音の信号となる電流をスムーズに流し、ノイズの影響をできる限り取り除くことが重要になる。このため、銅材の純度に拘わったり、図1に示したように芯線1aの周囲を絶縁物質2で被覆したり、細い銅線を編み込む等した構造としたり、コスト的に高価なものになってしまっていた。しかし、このような高価なケーブルをオーディオ用のケーブルとして使用しても楽器の生演奏時に得られるような音の余韻と響きが十分に得られるわけではなく、原音再生の域まで達していないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記説明してきたような従来技術によれば、銅材や金のケーブルを使用した場合、構造的に複雑で高価なケーブルを使用したにも拘らず、スピーカーから聞こえる音の明瞭度、強弱、響き、奥行、余韻等において価格に見合った十分に満足できるものではないという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
音の信号となる電流は芯材を流れる自由電子によって伝達される。自由電子は細い線が集まった芯材の素線内を流れるよりも太線の単芯素線内を流れる方が抵抗なく流れて音の信号を伝達しやすくなることが推測される。 また、音の情報を芯材を伝わる波動と考えれば、音の情報量を失うことなく伝えるためには芯材表面を絶縁物質で直接被覆して抑え込むのではなく自由に振動させる方が良いと考える。
これらのことから、本発明ではケーブルの構造を多数の細線から成る撚線でなく1本の太線から成る単芯構造とし、芯材を直接被覆せず絶縁物質との間に空気層から成る間隙を設けて芯材が自由に振動できる構造とした。また、芯材についても、従来、電気及び熱伝導性の良い銅が用いられてきたが、銅では密度が大きいことにより慣性が大であるので、電気伝導性が良く且つ密度が小さいアルミニウムを選択した。
【0005】
アルミニウム芯線には線材とするための加工を施しただけのアルミニウム線又はこれに表面処理例えばアルマイト処理を施したアルミニウム線を用いる。
【0006】
空気層から成る間隙の間隙幅は、約0.1mm以下では実質的に芯線表面を直接被覆したものと大差ないので好ましくないが、それ以上であれば任意に設定できる。しかし、あまり広げても音質の向上に寄与しないので、実用的には0.5〜2.0mm程度が好適である。
【0007】
【発明実施の形態】
【実施例】
本発明の実施の一形態を図2に基づいて説明する。図2は本実施例のオーディオ用アルミニウムケーブルの断面図である。
この図に示したように、本実施例のケーブルにおいては、電導体として1.5mmの単一のアルミニウム太線から成る芯線1bを使用した。なお、線材のアルミニウムは純度99.7%のものを用いた。
この芯線1bを絶縁体2で覆うのであるが、通常行なわれているように芯線1b表面を直接被覆するのではなく、絶縁体2の内径を2.5mmとして芯線1bとの間に空気層から成る間隙6を設けた。絶縁体2の外径は3.0mmとした。更に、チューブシールド5の内径を7.0mmとして、絶縁体2とチューブシールド5との間にも空気層から成る間隙7を設けた。チューブシールド5の外径は10.0mmとした。
【0008】
本実施例のオーディオ用ケーブルは従来のケーブルと比較してプレイヤー再生時にスピーカーから発生する音は楽器の音源が明確でSN比が高く、音の分解能、定位、強弱、余韻、響きが格段に原音に近い。
【0009】
【応用例】
本発明のオーディオ用ケーブル(実施例に記載のケーブル)を使用して、図3に示すような、CDプレイヤー8、アンプ9、左スピーカー10a、及び右スピーカー10bの各機器、並びに機器相互及び機器と電源とを接続するケーブル11a、11b、12、13、、及び14から成るオーディオシステムを構成した。ケーブルのうちプレイヤー8とアンプ9とを接続するRCAケーブル12並びにプレイヤー8及びアンプ9を電源に接続する電源ケーブル13及び14を実施例1に記載したケーブルとした。RCAケーブル12並びに電源ケーブル13及び14の長さは何れも1mとした。
【0010】
【比較例】
また、比較のため、市販のオーディオケーブル(金賞受賞品)を使用した以外は上記応用例と同じ構成のシステムを構成した。
【0011】
上記応用例及び比較例記載のオーディオシステムを用いて比較試験を行なった。
左右スピーカーの距離は2mとし、スピーカーから3mの位置で試聴した。
再生音の音質を比較する指標としては、音の明瞭度、強弱、響き、奥行、余韻を選択し、良い2点、普通1点、悪い0点の3段階で評価した。
試聴は、音楽を趣味とし、毎日音楽に接している者5人で行なった。
比較した結果を表1に示す。
【0012】
【表1】
Figure 0003686897
表1より明かなように、人間の聴覚で感じる音質としては、本発明のケーブルの方が格段に優れている。
【0013】
次に、オシロスコープを用いて上記応用例及び比較例記載のオーディオシステムによる再生音の波形の比較を行なった。
オシロスコープの端子をアンプのスピーカー出力端子に接続し、55Hzの低周波の音とそれより高い156Hzの音を録音したCDをCDプレイヤーで再生し、それぞれの音の波形をオシロスコープで計測した。計測結果を図4a及び図4bに示す。
図4a及び図4bから明らかなように、55Hzの音及び156Hzの音の双方について本発明のオーディオ用ケーブルの方が市販のオーディオケーブルよりもノイズが低い。つまり、再生音のSN比が高く、クリアな音が得られている。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、従来のオーディオケーブルに比し、再生音の音源が明確になり、音が明瞭でSN比が高く、音の余韻と響きが原音により近くなるなど、音質が飛躍的に向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来からの一般的なオーディオ用ケーブルの断面図である。
【図2】本発明のオーディオ用ケーブルの断面図である。
【図3】応用例及び比較例で使用したオーディオシステムの構成図である。
【図4】応用例及び比較例で使用したオーディオシステムで55Hzの音を再生した場合のオシロスコープによる波形図である。
【図5】応用例及び比較例で使用したオーディオシステムで156Hzの音を再生した場合のオシロスコープによる波形図である。
【符号の説明】
1a:芯線(導体)
1b:芯線(アルミニウム単芯導体)
2:絶縁体
3:緩衝材
4:金属箔シールド
5:チューブシールド
6,7:間隙(空気層)
8:CDプレイヤー
9:アンプ
10a,10b:スピーカー
11a,11b:スピーカーケーブル
12:RCAケーブル
13:CDプレイヤーの電源ケーブル
14:アンプの電源ケーブル

Claims (1)

  1. 芯線の芯材がアルミニウム又はアルマイト処理したアルミニウムであるオーディオ用ケーブルにおいて、芯線の構造を単芯構造とし、芯線とそれを囲遶する絶縁体との間に空気層から成る間隙を設けたことを特徴とするオーディオ用ケーブル。
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