[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP3677790B2 - ヌクレオシド誘導体とその製造方法 - Google Patents

ヌクレオシド誘導体とその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3677790B2
JP3677790B2 JP18010994A JP18010994A JP3677790B2 JP 3677790 B2 JP3677790 B2 JP 3677790B2 JP 18010994 A JP18010994 A JP 18010994A JP 18010994 A JP18010994 A JP 18010994A JP 3677790 B2 JP3677790 B2 JP 3677790B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
carbon atoms
general formula
halogen atom
optionally protected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18010994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0797391A (ja
Inventor
聡 高松
浩 白神
裕美子 内田
邦輔 井澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ajinomoto Co Inc filed Critical Ajinomoto Co Inc
Priority to JP18010994A priority Critical patent/JP3677790B2/ja
Priority to DE69421224T priority patent/DE69421224T2/de
Priority to EP94112043A priority patent/EP0638586B1/en
Priority to US08/285,697 priority patent/US5633366A/en
Publication of JPH0797391A publication Critical patent/JPH0797391A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3677790B2 publication Critical patent/JP3677790B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H19/00Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof
    • C07H19/02Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof sharing nitrogen
    • C07H19/04Heterocyclic radicals containing only nitrogen atoms as ring hetero atom
    • C07H19/06Pyrimidine radicals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • A61P31/14Antivirals for RNA viruses
    • A61P31/18Antivirals for RNA viruses for HIV

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • AIDS & HIV (AREA)
  • Tropical Medicine & Parasitology (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、抗ウィルス剤等として有用な3’−アジド−3’−デオキシチミジン(アジドチミジン、AZT、ジドブジン)と関連化合物の新規な製造方法および製造中間体を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
3’−アジド−3’−デオキシチミジンはヒト免疫不全ウイルス(HIV)に対して強力な抗ウイルス活性を示し、後天性免疫不全症候群(エイズ)の治療に大きな効果があることが報告され(R. Yarchoan 等、The Lancet、1(8481)、575−580頁、1986年3月15日)、現在エイズおよびエイズ関連症候群(ARC)の治療に用いられている化合物である。
【0003】
実験室規模で3’−アジド−3’−デオキシチミジンを合成する方法は大きく分けて2通りある。1つはチミジンを出発原料とし、3’位にアジド基を導入する方法(R. Glinski 等、J.Chem. Soc. D、(15)、915−916頁、1970年、R. Glinski 等、J. Org. Chem.、38(25)、4299−4305頁、1973年)、もう1つはアジド基を導入した糖部を核酸塩基部位と結合させる方法(N. Dyatkina 等、Bioorg. Khim.、12(8)、1048−1053頁、1986年、G. Fleet 等、Tetrahedron Lett.、28(31)、3615−3618頁、1987年、G. Fleet 等、Tetrahedron 、44(2)、625−636頁、1988年、C. Chu 等、Tetrahedron Lett.、29(42)、5349−5352頁、1988年)である。前者の方法は工業的にも使用され得る方法であるが、高価で産業的に入手が制限されるチミジンを原料物質として使用しているという問題点がある。また後者の方法は、アジド基を導入した糖部を合成することが困難な上、糖部と核酸塩基部位を結合させる場合にα体とβ体が両方とも生成するためにその後の分離操作が必要であり、産業的に有用な方法とは言い難い。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、3’−アジド−3’−デオキシチミジンと関連化合物の製造において出発原料として高価で大量に入手が困難であるチミジン以外の化合物を用い、工業的に有用な製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らはチミジン以外の出発原料を用いた3’−アジド−3’−デオキシチミジンと関連化合物の新規な合成法を鋭意研究してきた結果、5−メチルウリジンを出発原料とすることにより、容易に3’−アジド−3’−デオキシチミジンと関連化合物に変換可能な合成中間体である5’位の保護されたチミジンを合成し得ることを発見し、この知見に基づき本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち本発明は第一に3’−アジド−3’−デオキシチミジンと関連化合物に変換可能な合成中間体である下記式(2)で表される化合物。
【0007】
【化9】
Figure 0003677790
【0008】
第二に、下記一般式(3)
【0009】
【化10】
Figure 0003677790
【0010】
(式中のXはハロゲン原子を、R は炭素数1から7のアシル基を、R は炭素数1から6のアルキル基を、R は保護されていてもよい水酸基または保護されていてもよいアミノ基を、R は炭素数1から12のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子を示す。)で表される化合物を、ヒドラジン1水和物またはトリエチルアミンと反応させることを特徴とする下記一般式(1)の製造方法。
【0011】
【化11】
Figure 0003677790
(式中のXはハロゲン原子を、R1 は炭素数1から7のアシル基を、R は保護されていてもよい水酸基または保護されていてもよいアミノ基を、R4は炭素数1から12のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子を示す。)で表される化合物を、ヒドラジン1水和物またはトリエチルアミンと反応させることを特徴とする上記一般式(1)の製造方法。
【0012】
第三に上記一般式(1)で表される化合物を得た後、これを、水素供与体存在下パラジウム触媒もしくはニッケル触媒を用いて還元反応させ下記一般式(4)
【0013】
【化12】
Figure 0003677790
【0014】
(式中のR1 は炭素数1から7のアシル基を、R は保護されていてもよい水酸基または保護されていてもよいアミノ基を、R4は炭素数1から12のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子を示す。)で表される化合物を製造し、これをスルホニルハライドと反応させ下記一般式(5)
【0015】
【化13】
Figure 0003677790
【0016】
(式中のR1 は炭素数1から7のアシル基を、R は保護されていてもよい水酸基または保護されていてもよいアミノ基を、R4は炭素数1から12のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子を、Rはアリール基、アルキル基、またはハロゲノアルキル基を示す。)で表される化合物を製造し、これを塩基存在下閉環反応させて下記一般式(6)
【0017】
【化14】
Figure 0003677790
【0018】
(式中のR1 は炭素数1から7のアシル基を、R は保護されていてもよい酸素原子または保護されていてもよいアミノ基を、Rは炭素数1から12のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子を示す。)で表される化合物を製造し、これをアジドまたはシアナイド、フルオライドと開環反応させ、5−’位置のヒドロキシル保護基R1の除去を開環前または後に行い得ることを特徴とする一般式(7)
【0019】
【化15】
Figure 0003677790
【0020】
(式中のR3は保護されていてもよい水酸基または保護されていてもよいアミノ基を、R4は炭素数1から12のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子を、R6はアジド基またはシアノ基またはフルオロ基を示す。)
で表される化合物の製造方法である。
【0021】
本発明の上記一般式(1)の化合物の代表的な例として、2’−デオキシ−2’−ブロモ−5’−O−アセチル−5−メチルウリジンが挙げられる。この2’−デオキシ−2’−ブロモ−5’−O−アセチル−5−メチルウリジンは、上記一般式(7)で表される3’−アジド−3’−デオキシチミジン等へ容易に変換可能な重要中間体である。
【0022】
また、上記一般式(1)におけるXはハロゲン原子であれば良いが、具体的にはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素があげられる。上記一般式(1)におけるR1 は炭素数1から7のアシル基であればよいが、具体的にはアセチル基、ベンゾイル基等があげられる。またR3は保護されていてもよい水酸基または保護されていてもよいアミノ基であれば良いが、具体的にはヒドロキシル基、トリメチルシリルオキシル基、t−ブチルジメチルシリルオキシル基、アセチルオキシル基、ベンゾイルオキシル基、ベンジルオキシル基、アミノ基、アセチルアミノ基、ベンゾイルアミノ基、ベンジルアミノ基等があげられ、R4は炭素数1から12のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子であれば良いが、具体的にはR4は炭素数1から12のアルキル基としてメチル基、エチル基、イソプロピル基、ベンジル基、ビニル基、アリール基、エチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基等があげられ、ハロゲン原子としてフッ素、塩素、臭素、ヨウ素があげられるが、これらに限定されるものではない。
【0023】
本発明で出発物質となる、2’−デオキシ−2’−ブロモ−3’,5’−O−ジアセチル−5−メチルウリジンで代表される、下記一般式(3)
【0024】
【化16】
Figure 0003677790
【0025】
(式中のXはハロゲン原子を、R1 は炭素数1から7のアシル基を、R2は炭素数1から6のアルキル基を、R3は保護されていてもよい水酸基または保護されていてもよいアミノ基を、R4は炭素数1から12のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子を示す。)で表される化合物は、特願平3−245290に開示されている方法で製造することができる。すなわち、5−メチルウリジンで代表される、下記一般式(8)
【0026】
【化17】
Figure 0003677790
【0027】
(式中のR1 は炭素数1から7のアシル基を、R3は保護されていてもよい水酸基または保護されていてもよいアミノ基を、R4は炭素数1から12のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子を示す。)で表される化合物を、酢酸中、オルト酢酸トリアルキル(MeC(OR)3)等の有機酸オルトエステルと反応させ、下記一般式(9)
【0028】
【化18】
Figure 0003677790
【0029】
(式中のR1 は炭素数1から7のアシル基を、R3は保護されていてもよい水酸基または保護されていてもよいアミノ基を、R4は炭素数1から12のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子を、R7、R8は炭素数1から6のアルキル基を示す。)で表される、2’,3’−O−アルコキシアルキリデン化合物に変換した後、単離するか、あるいは単離すること無く好ましくは減圧濃縮を行い、続いてハロゲン化水素のカルボン酸溶液、例えば臭化水素の酢酸溶液および/またはカルボン酸ハロゲン化物、例えば酢酸ブロマイドと反応させることにより得ることができる。
【0030】
本発明における上記一般式(3)より上記一般式(1)を製造するのに用いる弱塩基としては、ヒドラジン1水和物またはトリエチルアミンが望ましい。また以上のような塩基を用いて、適当な方法でpHを調製したバッファーを用いることもできる。用いる塩基の量は、化合物に対して1から10当量が適当であるが、過剰に用いても差し支えない。反応溶媒としてはメタノール等のアルコール溶媒やアセトニトリル、水等を用いることができる。反応系は脱水されていても、またされていなくてもかまわない。
【0031】
反応は40〜−40℃の範囲で行われる。反応時間は反応温度や用いる塩基の量により一定しないが、通常は0.5〜120時間である。単離するには塩酸などの酸やイオン交換樹脂によって塩基を中和後、濃縮し、酢酸エチルなどの有機溶媒を用いて通常の抽出操作で化合物を単離する事が可能である。反応混合物は反応終了後、生成物を単離すること無しに次の還元反応に用いることもできる。
【0032】
上記反応を行うことにより、3’位の保護基を選択的に脱離することが可能となり、本願の目的化合物である3’−アジド−3’−デオキシチミジン類の重要中間体となる上記一般式(1)で示される化合物を容易に入手することが可能となったと同時に、5−メチルウリジンを含む上記一般式(8)で示されるる安価な化合物を原料として用いることが可能となった。
【0033】
本発明における上記一般式(1)で表される化合物から、上記一般式(7)で表される化合物への変換は、一般式(1)で表される化合物の2’位のハロゲン原子の還元的脱離を行ない一般式(4)で表される化合物を製造し、引続き一般式(4)で表される化合物の3’位をスルホニル基やハロゲン基などの脱離基に置き換え、それに続いて2,3’無水物とし、アジド基などを求核試薬によって3’位に導入することにより、3’−アジド−3’−デオキシチミジンで代表される、一般式(7)で表される化合物を得ることができる。
【0034】
一般式(1)で表される化合物から一般式(4)で表される化合物への還元反応に用いるパラジウム触媒やニッケル触媒としては、例えば5〜20%のパラジウム−カーボン、パラジウム−硫酸バリウム、パラジウム−炭酸バリウム、ラネーニッケルが挙げられる。水素供与体として、シクロヘキセン、ヒドラジン、1,4−シクロヘキサジエン、蟻酸、蟻酸アンモニウムや水素ガス等を用いることができる。水素ガスを用いる場合、反応時の圧力は、通常やや加圧された状態が用いられるが、常圧でも差し支えない。反応は適当な溶媒中で行うことができるが、メタノール等のアルコールやアセトニトリル、水、ジメチルホルムアミド等の溶媒中で、またはそれらの混合溶媒中で行うことができる。また反応は塩の存在下で行うことができる。使用することのできる塩として、酢酸ナトリウム、酢酸アンモニウム、蟻酸アンモニウム、炭酸ナトリウムが挙げられる。
【0035】
反応は通常−40〜60℃の範囲で、1〜48時間の範囲で行われる。反応混合物は反応終了後、生成物を単離すること無しに、触媒をろ過して濃縮するだけで次の反応に用いることができる。単離するときには、触媒をろ過して濃縮後、残渣を水に溶かして、酢酸エチルなどの有機溶媒を用いて抽出するなど、通常の方法で化合物を単離する事が可能である。
なお本反応は一般式(3)で表される化合物より一般式(1)で表される化合物を製造し、それを単離すること無しに引続き行うことも可能である。前段階で用いた塩基に酸、例えば蟻酸や酢酸を加えて塩とし、パラジウム触媒またはニッケル触媒を加えて反応を行っても良い。
【0036】
一般式(4)で表わされる化合物を一般式(5)で表わされる化合物に変換するには、ピリジンなどの塩基性触媒の存在下や塩基性溶媒下、スルホニルハライドと反応させる。一般式(5)で表わされる化合物を単離するには、塩基性触媒を用いた場合には塩酸などの酸やイオン交換樹脂によって塩基を中和後、濃縮し、酢酸エチルなどの有機溶媒を用いて通常の抽出操作で化合物を単離する事が可能である。反応混合物は反応終了後、生成物を単離すること無しに次の反応に用いることもできる。
【0037】
一般式(5)で表わされる化合物を一般式(6)で表わされる化合物に変換するには、塩基存在下閉環反応を行う。閉環反応に使用する塩基として、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア、ナトリウムメチラート、カリウムフタルイミドなどがあげられる。使用する塩基の量は、一般式(5)で表わされる化合物に対して1から10モル当量の間で選ばれる。反応温度は−40〜60℃の範囲で選ぶことが出来る。反応終了後、一般式(6)で表わされる化合物は、通常の方法に於て処理し、単離することができる。
【0038】
一般式(6)で表わされる化合物を一般式(7)で表わされる化合物に変換するには、アジドまたはシアナイド、フルオライドと開環反応を行う。反応に用いるアジドとして、例えばナトリウムアジド、リチウムアジドなどのアルカリ金属アジドやアンモニウムアジド、トリメチルシリルアジド等があげられる。反応に用いるシアナイドとして、例えばナトリウムシアナイド、リチウムシアナイドなどのアルカリ金属シアナイド等があげられる。反応に用いられるフルオライドとして、例えばフッ化水素、フッ化リチウム、フッ化カリウム、テトラブチルアンモニウムフルオライド、ジエチルアミノサルファートリフルオライド等があげられる。反応は、一般式(6)で表わされる化合物とアジドまたはシアナイド、フルオライド両者を溶解する溶媒中で行われる。反応に適当な溶媒として例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドがあげられる。
【0039】
5’位の保護基は、一般式(5)で表される化合物から、一般式(7)で表される化合物への変換反応中の任意の段階で、必要に応じアルカリを用いたケン化などの適当な方法で除去され得る。更に、吸着樹脂による精製や、晶析等の一般的な精製法により、3’−アジド−3’−デオキシチミジンで代表される、一般式(7)で表される化合物を単離することが出来る。
【0040】
【実施例】
以下、実施例により詳細に説明する。
【0041】
(参考例1) 5−メチルウリジンから2’−デオキシ−2’−ブロモ−3’,5’−O−ジアセチル−5−メチルウリジンの合成
85.7%純度の5−メチルウリジン75.3g(250mmol)の125mlの酢酸スラリー溶液に、オルト酢酸トリメチル42.5g(350mmol)を加え、50℃で1時間反応した。反応液を減圧下濃縮し、2’,3’−O−メトキシエチリデン−5−メチルウリジンを得た。得られた2’,3’−O−メトキシエチリデン−5−メチルウリジンに207mlのアセトニトリルを加えた。この溶液を50℃とし、30%臭化水素/酢酸202g(3当量)と酢酸ブロマイド30.8g(1当量)の混合物を2時間かけて滴下した。反応液を60℃としてさらに4時間反応した。この反応液を10℃に冷却し、水を125ml加え、さらに25%水酸化ナトリウム水溶液で中和し、アセトニトリル層を分離した。水層をさらにアセトニトリルで抽出し、有機層を合わせて減圧下濃縮した。残さをメタノールから再結晶し、2’−デオキシ−2’−ブロモ−3’,5’−O−ジアセチル−5−メチルウリジンを71.5g(176mmol)、5−メチルウリジンより70.6%の収率で得た。
【0042】
核磁気共鳴分析(1H,CDCl3
δ 1.95(3H,s,5Me),2.16(3H,s,5’OAc),2.19(3H,s,3’OAc),4.39(3H,m,5’H+4’H),4.54(1H,dd,J=6.0,6.0Hz,2’H),5.18(1H,dd,J=6.0,3.7Hz,3’H),6.23(1H,d,J=6.0Hz,1’H),7.19(1H,q,J=1.8Hz,6H),8.70(1H,br,3NH)
【0043】
(実施例1) 2’−デオキシ−2’−ブロモ−3’,5’−O−ジアセチル−5−メチルウリジンから2’−デオキシ−2’−ブロモ−5’−O−アセチル−5−メチルウリジンの合成1
2’−デオキシ−2’−ブロモ−3’,5’−O−ジアセチル−5−メチルウリジン16.2g(40.0mmol)に400mlのアセトニトリルと2.16gの水(3当量)を加え、攪拌した。この溶液を0℃に冷却し、ヒドラジン1水和物6.01g(3当量)を加え、そのままの温度で20時間反応した。反応混合物に100mlの水を加え、6規定塩酸でpHが6.8になるまで中和した。アセトニトリル層を分離して飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥してから減圧下濃縮して2’−デオキシ−2’−ブロモ−5’−O−アセチル−5−メチルウリジンを13.5g(純度81.8%)、76.0%の収率で得た。
【0044】
核磁気共鳴分析(1H,CDCl3
δ 1.95(3H,s,5Me),4.22(1H,t,J=5.0Hz,4’H),4.32−4.46(3H,m,5’H+3’H),4.53(1H,t,J=5.4Hz,2’H),6.18(1H,d,J=5.4Hz,1’H),7.26(1H,bs,6H),9.05(1H,bs,3NH)
核磁気共鳴分析(13C,CDCl3
δ 12.71,20.90,43.89,63.19,70.28,81.67,90.43,111.64,116.52,135.10,170.36
赤外分光分析(KBr)
cmー1 3434,3075,1670,1471,1385,1272,1236,1092,1042,784,565,490
紫外分光分析(H2O)
λmax 261.6nm
質量スペクトル分析(FABモード)
計算値(M+H+121662Br):363.0192 実測値:363.0193
【0045】
(実施例2) 2’−デオキシ−2’−ブロモ−3’,5’−O−ジアセチル−5−メチルウリジンから2’−デオキシ−2’−ブロモ−5’−O−アセチル−5−メチルウリジンの合成
2’−デオキシ−2’−ブロモ−3’,5’−O−ジアセチル−5−メチルウリジン405mg(1.0mmol)に10mlのアセトニトリルを加え、攪拌した。この溶液を0℃に冷却し、ヒドラジン1水和物100mg(2当量)を加え、そのままの温度で17.8時間反応した。反応混合物をHPLCで分析したところ、2’−デオキシ−2’−ブロモ−5’−O−アセチル−5−メチルウリジンがHPLCのエリア比で84.1%得られた。
【0046】
(実施例3) 2’−デオキシ−2’−ブロモ−3’,5’−O−ジアセチル−5−メチルウリジンから2’−デオキシ−2’−ブロモ−5’−O−アセチル−5−メチルウリジンの合成
2’−デオキシ−2’−ブロモ−3’,5’−O−ジアセチル−5−メチルウリジン405mg(1.0mmol)に10mlのアセトニトリルを加え、攪拌した。この溶液を0℃に冷却し、ヒドラジン1水和物100mg(2当量)と水90mg(5当量)を加え、そのままの温度で18.3時間反応した。反応混合物をHPLCで分析したところ、2’−デオキシ−2’−ブロモ−5’−O−アセチル−5−メチルウリジンがHPLCのエリア比で84.9%得られた。
【0047】
(実施例4) 2’−デオキシ−2’−ブロモ−3’,5’−O−ジアセチル−5−メチルウリジンから2’−デオキシ−2’−ブロモ−5’−O−アセチル−5−メチルウリジンの合成
2’−デオキシ−2’−ブロモ−3’,5’−O−ジアセチル−5−メチルウリジン405mg(1.0mmol)に10mlのアセトニトリルを加え、攪拌した。この溶液を0℃に冷却し、ヒドラジン1水和物150mg(3当量)と水90mg(5当量)を加え、そのままの温度で2.1時間反応した。反応混合物をHPLCで分析したところ、2’−デオキシ−2’−ブロモ−5’−O−アセチル−5−メチルウリジンがHPLCのエリア比で71.3%得られた。
【0048】
(実施例5) 2’−デオキシ−2’−ブロモ−3’,5’−O−ジアセチル−5−メチルウリジンから2’−デオキシ−2’−ブロモ−5’−O−アセチル−5−メチルウリジンの合成
2’−デオキシ−2’−ブロモ−3’,5’−O−ジアセチル−5−メチルウリジン810mg(2.0mmol)に20mlのメタノールを加え、攪拌した。この溶液を0℃に冷却し、トリエチルアミン405mg(2当量)を加え、室温に戻して5日間反応した。反応混合物をHPLCで分析したところ、2’−デオキシ−2’−ブロモ−5’−O−アセチル−5−メチルウリジンがHPLCのエリア比で96.3%得られた。
【0049】
(実施例6) 2’−デオキシ−2’−ブロモ−5’−O−アセチル−5−メチルウリジンから5’−O−アセチルチミジンの合成
2’−デオキシ−2’−ブロモ−5’−O−アセチル−5−メチルウリジン12.47g(28.1mmol)を240mlのメタノールに溶解し、6.91g(3当量)の酢酸ナトリウムを加えた。この反応溶液に1.25gの5%パラジウム−硫酸バリウム触媒(0.1倍量)を加え、反応系を水素ガスで置換し、室温で24時間反応した。反応混合物から触媒を漉過し、100mlの水を加えた後、25%水酸化ナトリウム水溶液でpHが7.0になるまで中和した。この溶液を約100mlになるまで濃縮し、塩化ナトリウムを飽和になるまで加えた後、酢酸エチルで抽出した。抽出した有機層は飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮して白色結晶を得た。この結晶を少量の塩化メチレンで結晶洗浄し、5’−O−アセチルチミジンを3.04g(10.7mmol)、38.1%の収率で得た。
【0050】
核磁気共鳴分析(1H,CDCl3
δ 1.94(3H,d,J=1.4Hz,5Me),2.18(1H,m,2H’α),2.43(1H,ddd,J=4.5,6.2,13.5Hz,2’Hβ),4.13(1H,q,J=4.5Hz,4’H),4.30(1H,dd,J=3.5,12.3,5’Hα),4.39(1H,m,3’H),4.40(1H,dd,J=4.5,12.3Hz,5’Hβ),6.27(1H,t,J=6.5Hz,1’H),7.27(1H,q,J=1.4Hz,6H),8.21(1H,bs,3NH)
【0051】
(実施例7) 2’−デオキシ−2’−ブロモ−3’,5’−O−ジアセチル−5−メチルウリジンから5’−O−アセチルチミジンの合成
2’−デオキシ−2’−ブロモ−3’,5’−O−ジアセチル−5−メチルウリジン20.26g(50.0mmol)を500mlのアセトニトリルに溶解した。この溶液を0℃に冷却し、ヒドラジン1水和物5.01g(2当量)を加えて反応を開始した。11時間経過したところで、この反応溶液に9.21g(4当量)の蟻酸と3.34gの10%パラジウム−炭素触媒(60.7%−含水、0.1重量当量)、250mlのメタノールを加え、反応系を水素ガスで置換し、室温で反応を再開した。14時間後、反応混合物から触媒を漉過し、反応液を減圧下濃縮した。この残さを水に溶解して酢酸エチルで抽出し、抽出した有機層は飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下濃縮して5’−O−アセチルチミジンを27.3g得た。化合物は精製せずにそのまま次の反応に用いた。
【0052】
(実施例8) 5’−O−アセチルチミジンから5’−O−アセチル−3’−O−メタンスルホニルチミジンの合成
実施例3で得られた5’−O−アセチルチミジンを100mlのピリジンに溶解し、0℃に冷却した後に11.57g(2当量)のメタンスルホニルクロライドを加えた。0℃で1.5時間反応した後、さらに5.79g(1当量)のメタンスルホニルクロライドを加え、0℃で1.5時間反応した。この反応混合物を減圧下濃縮し、残さを塩化メチレンに溶かして不溶物を漉過した。有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で順に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後減圧下濃縮し、5’−O−アセチル−3’−O−メタンスルホニルチミジンを10.4g得た。化合物は精製せずにそのまま次の反応に用いた。
【0053】
核磁気共鳴分析(1H,CDCl3
δ 1.94(3H,d,J=1.1Hz,5Me),2.13(3H,s,5’OAc),2.33(1H,ddd,J=6.9,8.3,14.7Hz,2’Hα),2.68(1H,ddd,J=2.9,6.0,14.7Hz,2’Hβ),3.12(3H,s,3’OMs),4.37(2H,m,5’H),4.44(1H,m,4’H),5.27(1H,ddd,J=2.9,5.7,6.9Hz,3’H),6.26(1H,dd,J=6.0,8.3Hz,1’H),7.20(1H,d,J=1.1Hz,6H),8.85(1H,bs,3NH)
【0054】
(実施例9) 5’−O−アセチル−3’−O−メタンスルホニルチミジンから3’−アジド−3’−デオキシチミジンの合成
前の反応で得られた5’−O−アセチル−3’−O−メタンスルホニルチミジン10.4gに100mlのエタノールを加え、加熱還流させる。この溶液に、1.15gの水酸化ナトリウム(1当量)を10mlの水に溶解したものを45分に渡って滴下した。さらに45分間加熱した後、反応を室温に戻して減圧下濃縮した。この残さを50mlのジメチルホルムアミドに溶解し、2.11gのアジ化リチウム(1.5当量)を加え、120℃で16.5時間反応した。室温に戻した反応溶液のHPLC分析の結果、アジドチミジンが3.21g(12.0mmol)、2’−デオキシ−2’−ブロモ−3’,5’−O−ジアセチル−5−メチルウリジンから24.0%の収率で得られた。
【0055】
【発明の効果】
以上から明らかなように、本発明により、5−メチルウリジンのような安価な原料から効率良くAZTのような有用なヌクレオシド誘導体あるいはその中間体を製造することが出来る。従って本発明は産業上非常に有効である。

Claims (3)

  1. 下式(2):
    Figure 0003677790
    で表される化合物。
  2. 下記一般式(3):
    Figure 0003677790
    (式中のXはハロゲン原子を、R1は炭素数1から7のアシル基を、R2は炭素数1から6のアルキル基を、R3は保護されていてもよい水酸基または保護されていてもよいアミノ基を、R4は炭素数1から12のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子を示す。)
    で表される化合物を、ヒドラジン1水和物またはトリエチルアミンと反応させることを特徴とする下記一般式(1):
    Figure 0003677790
    (式中のXはハロゲン原子を、R1は炭素数1から7のアシル基を、R3は保護されていてもよい水酸基または保護されていてもよいアミノ基を、R4は炭素数1から12のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子を示す。)
    で表される化合物の製造方法。
  3. 請求項2記載の製造方法に従って、下記一般式(1):
    Figure 0003677790
    (式中のXはハロゲン原子を、R1は炭素数1から7のアシル基を、R3は保護されていてもよい水酸基または保護されていてもよいアミノ基を、R4は炭素数1から12のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子を示す。)
    で表される化合物を得た後、該化合物を水素供与体存在下パラジウム触媒もしくはニッケル触媒を用いて還元反応させ下記一般式(4):
    Figure 0003677790
    (式中のR1は炭素数1から7のアシル基を、R3は保護されていてもよい水酸基または保護されていてもよいアミノ基を、R4は炭素数1から12のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子を示す。)
    で表される化合物を製造し、これをスルホニルハライドと反応させ下記一般式(5):
    Figure 0003677790
    (式中のR1は炭素数1から7のアシル基を、R3は保護されていてもよい水酸基または保護されていてもよいアミノ基を、R4は炭素数1から12のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子を、R5はアリール基、アルキル基、またはハロゲノアルキル基を示す。)
    で表される化合物を製造し、これを塩基存在下閉環反応させて下記一般式(6):
    Figure 0003677790
    (式中のR1は炭素数1から7のアシル基を、R9は保護されていてもよい酸素原子または保護されていてもよいアミノ基を、R4は炭素数1から12のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子を示す。)
    で表される化合物を製造し、これをアジドまたはシアナイド、フルオライドと開環反応させ、5’−位置のヒドロキシル保護基R1の除去を開環前または後に行い得ることを特徴とする下記一般式(7):
    Figure 0003677790
    (式中のR3は保護されていてもよい水酸基または保護されていてもよいアミノ基を、R4は炭素数1から12のアルキル基、水素原子またはハロゲン原子を、R6はアジド基またはシアノ基またはフルオロ基を示す。)
    で表される化合物の製造方法。
JP18010994A 1993-08-04 1994-08-01 ヌクレオシド誘導体とその製造方法 Expired - Fee Related JP3677790B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18010994A JP3677790B2 (ja) 1993-08-04 1994-08-01 ヌクレオシド誘導体とその製造方法
DE69421224T DE69421224T2 (de) 1993-08-04 1994-08-02 Nukleosidderivate und Verfahren zu deren Herstellung
EP94112043A EP0638586B1 (en) 1993-08-04 1994-08-02 Nucleoside derivatives and methods for producing them
US08/285,697 US5633366A (en) 1993-08-04 1994-08-04 Pyrimidine nucleoside derivatives and methods for producing them

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19333293 1993-08-04
JP5-193332 1993-08-04
JP18010994A JP3677790B2 (ja) 1993-08-04 1994-08-01 ヌクレオシド誘導体とその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0797391A JPH0797391A (ja) 1995-04-11
JP3677790B2 true JP3677790B2 (ja) 2005-08-03

Family

ID=26499748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18010994A Expired - Fee Related JP3677790B2 (ja) 1993-08-04 1994-08-01 ヌクレオシド誘導体とその製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5633366A (ja)
EP (1) EP0638586B1 (ja)
JP (1) JP3677790B2 (ja)
DE (1) DE69421224T2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0827960A1 (en) * 1996-09-10 1998-03-11 Ajinomoto Co., Inc. Process for producing purine derivatives
US6090937A (en) * 1998-03-17 2000-07-18 Ajinomoto Co., Inc. Methods for producing nucleoside derivatives and intermediates therefor
CA2287645A1 (en) * 1998-11-02 2000-05-02 Naoko Hirose Process for producing nucleic acid derivatives
JP2005505536A (ja) * 2001-08-24 2005-02-24 コローニス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド ウイルス疾患の治療のための変異原性ヌクレオシド類似体
US20050188478A1 (en) * 2004-01-28 2005-09-01 Gregory Plos Composition for dyeing keratin fibers, comprising at least one alcohol oxidase and at least one sugar-based nonionic surfactant, and a process using this composition
US7214791B2 (en) * 2004-07-01 2007-05-08 Shenzhen Hande Technology Co., Ltd. Method for preparation of 2′-deoxy-2′, 2′-difluoro-β-cytidine or pharmaceutically acceptable salts thereof by using 1,6-anhydro-β-d-glucose as raw material
WO2007077952A1 (en) * 2005-12-28 2007-07-12 Canon Kabushiki Kaisha Method and device for determining a nucleic acid allele or base sequence
US8329011B2 (en) 2006-06-20 2012-12-11 Canon Kabushiki Kaisha Polymerase-immobilized electrode
WO2013067666A1 (zh) * 2011-11-07 2013-05-16 上海迪赛诺药业有限公司 制备齐多夫定及其中间体的方法
WO2013067664A1 (zh) * 2011-11-07 2013-05-16 上海迪赛诺药业有限公司 制备齐多夫定及其中间体的方法
CN105566421A (zh) * 2014-10-09 2016-05-11 江苏笃诚医药科技股份有限公司 一种β-胸苷的制备方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE279247C (ja) *
US3539550A (en) * 1967-01-23 1970-11-10 Syntex Corp Process for the preparation of 2'-halo-2'-deoxy pyrimidine nucleosides
DE2224380A1 (de) * 1972-05-18 1973-11-29 Henning Berlin Gmbh Verfahren zur herstellung von 2'-brom- oder 2'-jod-2'-desoxyuridin
US3873516A (en) * 1973-05-29 1975-03-25 Miles Lab Process for the preparation of 1-{8 {62 -D-2-substituted-2-deoxyribofuranosyl{9 -pyrimidines
US3870700A (en) * 1973-05-29 1975-03-11 Miles Lab 2-halogeno-2-deoxy-5-(substituted)uridines
US4762823A (en) * 1985-10-16 1988-08-09 Sloan-Kettering Institute For Cancer Research Nucleosides of 5-monofluoromethyluracil and 5-difluoromethyluracil
US4681933A (en) * 1986-05-01 1987-07-21 University Of Georgia Research Foundation, Inc. 2',3'-dideoxy-5-substituted uridines and related compounds as antiviral agents
DE3705794A1 (de) * 1987-02-24 1988-09-01 Bayer Ag Verfahren zur herstellung von 1-(3-azido-2,3-didesoxy-ss-d- erythropentofuranosyl)pyrimidinen sowie neue zwischenprodukte
FI881413A (fi) * 1987-03-25 1988-09-26 Wellcome Found Foerfarande foer framstaellning av 3'-azido-3'-deoxitymidin.
US4965374A (en) * 1987-08-28 1990-10-23 Eli Lilly And Company Process for and intermediates of 2',2'-difluoronucleosides
FR2640267B2 (fr) * 1988-01-19 1992-02-14 Univ Paris Curie Procede de synthese de l'azido-3(prime)-desoxy-3(prime)-thymidine et analogues
US4914233A (en) * 1988-03-01 1990-04-03 Ethyl Corporation Synthesis of beta-thymidine
DD279247A1 (de) * 1989-01-01 1990-05-30 Akad Wissenschaften Ddr Verfahren zur herstellung von 1-beta-d-allofuranosylthyminnucleosiden
US5310895A (en) * 1989-12-21 1994-05-10 Ajinomoto Co., Inc. Method for production of nucleoside derivatives by selective hydrolysis
ATE138927T1 (de) * 1990-08-06 1996-06-15 American Cyanamid Co Verfahren zur herstellung von desoxynukleosiden
JP3042073B2 (ja) * 1991-06-19 2000-05-15 味の素株式会社 ヌクレオシド誘導体とその製造方法
JP3225545B2 (ja) * 1991-09-18 2001-11-05 味の素株式会社 非環状ヌクレオシド類の製造法

Also Published As

Publication number Publication date
DE69421224T2 (de) 2000-07-13
JPH0797391A (ja) 1995-04-11
EP0638586B1 (en) 1999-10-20
EP0638586A3 (en) 1995-05-03
DE69421224D1 (de) 1999-11-25
EP0638586A2 (en) 1995-02-15
US5633366A (en) 1997-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3677790B2 (ja) ヌクレオシド誘導体とその製造方法
JPH07206856A (ja) 5−メチルウリジンを用いる2’,3’−ジデヒドロ−3’−デオキシチミジン(d4T)の大量製造法
JP3042073B2 (ja) ヌクレオシド誘導体とその製造方法
JP3029806B2 (ja) コルヒチン誘導体をグリコシド化する方法、及びその生成物
KR100839322B1 (ko) B형 간염 치료제 클레부딘의 개선된 제조방법
JP2004323433A (ja) 5’−アシルオキシヌクレオシド化合物の製造方法
JPH0217199A (ja) 2’−デオキシ−β−アデノシンの製造方法
JP2666160B2 (ja) 5−o−ピリミジル−2,3−ジデオキシ−1−チオフラノシド誘導体,その製造方法及び用途
KR101259648B1 (ko) 2′,2′-디플루오로뉴클레오시드 및 중간체의 새로운 제조방법
JP4691101B2 (ja) 1−α−ハロ−2,2−ジフルオロ−2−デオキシ−D−リボフラノース誘導体及びその製造方法
JP2007513134A (ja) 2−置換アデノシンの改善された合成
IL117225A (en) Preparation of T4D from 5 methyluridine, and several intermediates for this
JPH07165785A (ja) 3′−フルオロピリミジンヌクレオシド類の製造方法
JPH06135988A (ja) ヌクレオシド誘導体
JPH01272595A (ja) 2’―デオキシ―5―フルオロウリジン―ジアシル誘導体の製造方法
JPH09241294A (ja) 2′−デオキシ−2′−ハロコホルマイシン又はその立体異性体の製造法
JP3499896B2 (ja) 2’−デオキシヌクレオシド類の製造方法
JPH0873488A (ja) 1−(2−デオキシリボフラノシル)ピリダジノン誘導体の製造法
JP2005538080A (ja) 2−デオキシ−l−リボースの合成方法
JP3023804B2 (ja) 3’−デオキシ−3’−フルオロチミジンの製造法
JPH01319496A (ja) ウラシル誘導体
JPH0892245A (ja) 3’−イソヌクレオシド類の製造方法
JPH06135989A (ja) ヌクレオシド誘導体
JPH01203399A (ja) チミン誘導体
JP2003306495A (ja) 核酸誘導体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050419

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090520

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090520

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100520

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100520

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees