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JP3673090B2 - 録音・再生型音声カード及びマイクロフォン付きクリップ手段 - Google Patents

録音・再生型音声カード及びマイクロフォン付きクリップ手段 Download PDF

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JP3673090B2 JP25391298A JP25391298A JP3673090B2 JP 3673090 B2 JP3673090 B2 JP 3673090B2 JP 25391298 A JP25391298 A JP 25391298A JP 25391298 A JP25391298 A JP 25391298A JP 3673090 B2 JP3673090 B2 JP 3673090B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声を記録したり再生できる録音・再生型音声カード及びそれに使用するマイクロフォン付きクリップ手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の音声記録カードとしては、カードに内蔵する音声メモリに予め記録しておいたカードの記録情報に関する音声データを、所定の音声カード再生手段の音声データ読取部にて読み取り、読み取られた音声データを音声変換部にて音声出力用の電気信号に変換した後、所定のスピーカーにて、そのカードの記録情報を音声として再生出力するようにしたものがある。
【0003】
このような従来の音声カードは、記録されている音声データを音声として再生出力するには、カード所有者が音声カードを専用の音声再生手段にて読み取り再生する必要があり、また、この音声カードにカード所有者本人などの音声を記録するには、カード所有者が音声カードを専用の音声データ記録手段にて録音する必要があった。
【0004】
そのため、音声カード所有者は、所有者本人が携帯し得ない専用の音声再生手段や音声データ記録手段の設置されている特定の場所に出向いて、カードに記録されている音声を再生したり録音したりする必要があった。
【0005】
また、音声カードを携帯する所有者本人が、音声カードにコメントやメッセージやメモすべき情報を、個人でいつでも手軽に自由に音声を記録するということはできなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、音声カード所有者が、専用の音声再生手段や音声データ記録手段の設置されている特定の場所に出向いて、音声カードに記録されている音声を再生したり録音したりすることなく、音声カードを携帯する所有者本人が、コメントやメッセージやメモすべき情報を、いつでも手軽に自由に音声を記録できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の発明は、少なくともマイクロフォン接続用外部端子と薄型電池とメモリを含む音声合成LSI実装モジュールとスピーカーとを電気配線にて接続して組み立てた平板型音声データ記録ユニットがカード基板に一体に取り付けられている録音・再生型音声カードであって、互いに対向する第1基材と第2基材とが開閉可能に開閉支点部にて軸支され且つその両基材の一端側が閉鎖方向に付勢され前記第1基材又は第2基材のいずれか一方の基材の対向内面側に設けた少なくともマイクロフォン外部端子と対向外面側に設けた少なくともマイクロフォンとを電気配線にて接続して組み立てた平板型マイクロフォンユニットを備えたマイクロフォン付きクリップ手段により、録音・再生型音声カードの表裏面を挟み付けることにより、マイクロフォン接続用外部端子を前記マイクロフォン付きクリップ手段のマイクロフォン外部端子に押圧接触させて接続可能にしたことを特徴とする録音・再生型音声カードである。
【0008】
次に、本発明の第2の発明は、互いに対向する第1基材と第2基材とが開閉可能に開閉支点部にて軸支され且つその両基材の一端側が閉鎖方向に付勢されているクリップ手段であって、前記第1基材又は第2基材のいずれか一方の基材の対向内面側に設けた少なくともマイクロフォン外部端子と対向外面側に設けた少なくともマイクロフォンとを電気配線にて接続して組み立てた平板型マイクロフォンユニットを備え、少なくとも、マイクロフォン接続用外部端子と薄型電池とメモリを含む音声合成LSI実装モジュールとスピーカーとを電気配線にて接続して組み立てた平板型音声データ記録ユニットがカード基板に一体に取り付けられている録音・再生型音声カードの表裏面を挟み付けることにより、前記マイクロフォン外部端子を、該録音・再生型音声カードのマイクロフォン接続用外部端子に押圧接触させて接続可能にしたことを特徴とするマイクロフォン付きクリップ手段である。
【0009】
本発明の第3の発明は、少なくともマイクロフォン接続用外部端子と薄型電池とメモリを含む音声合成LSI実装モジュールとスピーカーとを電気配線にて接続して組み立てた平板型音声データ記録ユニットがカード基板に一体に取り付けられている録音・再生型音声カードと、互いに対向する第1基材と第2基材とが開閉可能に開閉支点部にて軸支され且つその両基材の一端側が閉鎖方向に付勢されているクリップ手段であって前記第1基材
又は第2基材のいずれか一方の基材の対向内面側に設けた少なくともマイクロフォン外部端子と対向外面側に設けた少なくともマイクロフォンとを電気配線にて接続して組み立てた平板型マイクロフォンユニットを備えたマイクロフォン付きクリップ手段とにより構成され、該録音・再生型音声カードの表裏面をマイクロフォン付きクリップ手段にて挟み付けることにより、該録音・再生型音声カードのマイクロフォン接続用外部端子を、マイクロフォン付きクリップ手段のマイクロフォン外部端子に押圧接触させて接続可能にしたことを特徴とする録音・再生型音声カードである。
【0010】
【発明の実施の形態】
第1の発明の録音・再生型音声カードを、実施の形態にしたがって以下に詳細に説明する。
【0011】
図1(a)は第1の発明の録音・再生型音声カードの表面側から見た記録ユニットの配線図であり、1はカード基材、11はマイクロフォン接続用外部端子、12はボタン型電池、コイン型電池など薄型電池、13はメモリを含む音声合成LSI実装モジュール、14はピエゾスピーカーあるいは薄型ダイナミックスピーカーなどのスピーカー、15は必要に応じて設けた起動スイッチであり、後述する回路図に示すような電気配線によってそれぞれ電気的に接続されている。
【0012】
それぞれマイクロフォン接続用外部端子11、薄型電池12、メモリを含む音声合成LSI実装モジュール13、スピーカー14、必要に応じて設けた起動スイッチ15は、カード基材1に対して、そのカード基材1をくり抜いて形成された孔設部内に嵌合するように埋設されて搭載され、又はカード基材1の表面上又は/及び裏面上に取り付け固定されて搭載され、平板型の音声データ記録ユニット10となって組み立てられている。
【0013】
図1(b)は録音・再生型音声カードを裏面から見た平面図であり、マイクロフォン接続用外部端子11は図示するように裏面側(又は表面側)にパターン状に露呈していて、また起動スイッチ15も図示するように裏面側(又は表面側)に露呈していて、起動スイッチ15はカード裏面(又はカード表面)より押圧することにより音声データ記録ユニット10をON、OFF動作できるようになっている。
【0014】
また、カード基材1に搭載した前記マイクロフォン接続用外部端子11、薄型電池12、メモリを含む音声合成LSI実装モジュール13、スピーカー14、必要に応じて設けた起動スイッチ15及び回路パターンは、そのカード基材1の裏面上に、合成樹脂製若しくは金属製の裏面シール用シート3を被覆することにより隠蔽されている。
なお、起動スイッチ15の構造は、本発明においては特に限定されず、例えばメンブレイン(膜状)式スイッチ、押圧式スイッチ、押しボタン式スイッチ、レバー切換式スイッチなどいずれの構造でもよい。
【0015】
図1(c)は録音・再生型音声カードを表面から見た平面図であり、カード基材1に搭載した前記マイクロフォン接続用外部端子11、薄型電池12、メモリを含む音声合成LSI実装モジュール13、スピーカー14、必要に応じて設けた起動スイッチ15及び回路パターンは、そのカード基材1の表面上に、合成樹脂製若しくは金属製の表面シール用シート2を被覆することにより隠蔽されている。
【0016】
図1(d)は録音・再生型音声カードの側断面図であり、図1(a)に示したカード基材1及び該カード基材1に搭載した前記マイクロフォン接続用外部端子11、薄型電池12、メモリを含む音声合成LSI実装モジュール13、スピーカー14、必要に応じて設けた起動スイッチ15及び回路パターンの裏面側に、合成樹脂製若しくは金属製の裏面シール用シート3がカード基材1に対して貼り合わされ被覆シールされている。なお、裏面シール用シート3を被覆シールする場合には、図1(b)の裏面から見た平面図に示すように、裏面シール用シート3の一部にパターン状に切欠部3aを設けて、裏面側に露呈すべき部品が被覆されないようにされている。
【0017】
また、同図1(d)に図示するように、必要に応じて表面側には、合成樹脂製若しくは金属製の表面シール用シート2がカード基材1に対して貼り合わされ被覆シールされている。
【0018】
次に、上記の第1の発明の録音・再生型音声カードに使用される第2の発明のマイクロフォン付きクリップ手段を、実施の形態にしたがって以下に詳細に説明する。
【0019】
図2(a)は第2の発明のマイクロフォン付きクリップ手段の表面側から見た平面図、図2(b)はその側面図であり、21は第1基材、22は第2基材、23は基材の中間に設けた開閉支点部である。
【0020】
互いに対向する該第1基材21と第2基材22とは、開閉可能に開閉支点部23にて軸支されていて、その両基材21、22の一端側が閉鎖方向に付勢されていて全体にクリップ手段28を構成している。
【0021】
両基材21、22の一端側を閉鎖方向に付勢する付勢手段は、本発明においては特に限定されるものではなく、例えば、開閉支点部23における支軸23aを装通する第1基材21側の支点ブラケット21aと第2基材22側の支点ブラケット22aとにそれぞれ巻回係合するコイルバネであってもよいし、あるいは両基材21、22の他端側を離反方向に付勢する板状バネ若しくは螺旋状バネなどであってもよい。
【0022】
図2(a)〜(b)図中、25は前記第1基材21又は第2基材22のいずれか一方の基材の対向内面側に設けたマイクロフォン外部端子、26はその対向外面側に設けたマイクロフォン、27は前記マイクロフォン外部端子25を設けた基材側の対向外面若しくは内面に必要に応じて設けたマイクロフォンスイッチであり、後述する回路図に示すような電気配線によってそれぞれ電気的に接続されて平板型のマイクロフォンユニット29となって組み立てられている。なお、マイクロフォンスイッチ27はクリップ手段27をバネ力にて閉鎖した際に、その閉鎖押圧力によりON動作するように構成されていてもよい。
【0023】
図(c)は上記第2の発明のマイクロフォン付きクリップ手段の正面図、図2(d)は上記第2の発明のマイクロフォン付きクリップ手段の裏面から見た平面図であり、例えばマイクロフォン26は1乃至複数の音孔を介して外面側に露呈した構造であり、マイクロフォンスイッチ27も外面側に露呈した構造となっている。なお、マイクロフォンスイッチ27の構造は、本発明においては特に限定されず、例えばメンブレイン(膜状)式スイッチ、押圧式スイッチ、押しボタン式スイッチ、レバー切換式スイッチなどいずれの構造でもよい。
【0024】
次に第3の発明の録音・再生型音声カードを、実施の形態にしたがって以下に詳細に説明する。
【0025】
第3の発明の録音・再生型音声カードは、第1の発明である録音・再生型音声カードA(図1(a)〜図1(d)参照)と、第2の発明であるマイクロフォン付きクリップ手段Bとの組み合わせにより構成される。
【0026】
図3は第3の発明の録音・再生型音声カードを表面から見た平面図であり、マイクロフォン付きクリップ手段Bの第1基材21と第2基材22との対向押圧端部と反対側の開放用端部を指で摘んで閉鎖することにより開放したマイクロフォン付きクリップ手段Bの対向押圧端部に、録音・再生型音声カードAのマイクロフォン接続用外部端子11の形成された部分を挿入する。
【0027】
そして、該カードAをマイクロフォン付きクリップ手段Bの対向押圧端部により挟み付けることにより、該カードAのマイクロフォン接続用外部端子11(例えば6個の端子により構成される)と、該クリップ手段Bの互いに対向する第1基材21と第2基材22のいずれか一方の基材の対向内面に形成されたマイクロフォンが外部端子25(例えば6個の端子により構成される)とを押圧接触させることにより電気的に接続して使用するものである。そして不使用時にはクリップ手段BはカードAから取り外しておくことができる。
【0028】
なお、マイクロフォン付きクリップ手段Bの第1基材21と第2基材22の両方又はいずれか一方の基材の対向押圧端部と反対側の開放用端部には、図3に示すように四角形状、円形状など適宜な形状の装飾が施された装飾板や表示板など開放用掴み部Cを設けることは可能である。
【0029】
図4は上記第1の発明の録音・再生型音声カードAと、上記第2の発明のマイクロフォン付きクリップ手段Bの電気回路図の一例である。
【0030】
まず、第1の発明の録音・再生型音声カードAの電気回路について以下に説明すれば、録音・再生型音声カードAに搭載した音声合成LSI実装モジュール13は、駆動電力供給用のVCCD 端子とVSSD 端子、マイクロフォン26を駆動させる電力供給用のVCCA 端子とVSSA 端子、スピーカー14を接続するSP 端子、マイクロフォン26による音声信号を入力するための音声入力用のMIC端子とMICREF端子、マイクロフォンの音声信号増幅率を安定化するためのAGC端子を備える。
【0031】
また、前記音声合成LSI実装モジュール13は、音声の再生動作を始動させる指示信号入力用のPLAY端子、音声の記録動作(録音)を始動させる指示信号入力用のREC端子、クロック信号を発生させ且つサンプリング周波数を決定させる抵抗制御発振器(ROSC;リンクオシレータ)の端子、TEST端子、クロック信号出力用のXCLK端子を備えている。
【0032】
録音・再生型音声カードAに搭載した薄型電池12の正電極は、音声合成LSI実装モジュール13の駆動電力供給用のVCCD 端子、再生スタートスイッチ15を介して再生始動用のPLAY端子にそれぞれ接続されている。
【0033】
前記薄型電池12の負電極は、駆動電力供給用のVSSD 端子、クロック信号形成用のXCLK端子、TEST端子、抵抗R1 を介して発振器(ROSC)端子にそれぞれ接続されている。なお、駆動電力供給用のVCCD 端子とVSSD 端子との間にはコンデンサーC1 が接続されて、VCCD 端子とVSSD 端子との間は薄型電池12の直流電流が遮断されるようになっている。
【0034】
録音・再生型音声カードAは6個のマイクロフォン接続外部端子11を備え、音声記録(録音)起動用のREC端子は、6個のマイクロフォン接続外部端子11のうちの第1の外部端子であるREC外部端子11REC を構成しており、REC端子と薄型電池12の負電極との間にはコンデンサC2 が接続されている。
【0035】
音声合成LSI実装モジュール13のVCCA 端子とVSSA 端子は、マイクロフォン付きクリップ手段Bのマイクロフォン26により音声信号を形成するためのマイクロフォン駆動用電力供給端子であり、6個のマイクロフォン接続外部端子11のうちの第2、第3の外部端子であるそれぞれ電力供給外部端子11CCA 、11SSA を構成する。
【0036】
MICREF端子とMIC端子は、マイクロフォン付きクリップ手段Bのマイクロフォン26からの音声信号をカードA側に入力するためのマイクロフォン音声信号入力端子であり、6個のマイクロフォン接続外部端子11のうちの第4、第5の外部端子であるそれぞれマイクロフォン接続外部端子11MIC 、11MICRを構成する。
【0037】
また、AGC端子は、マイクロフォン26により形成される音声信号の増幅率を安定化するためのマイクロフォン音声信号用の増幅安定用端子であり、6個のマイクロフォン接続外部端子11のうちの第6の外部端子であるマイクロフォン音声増幅安定化端子11AGC を構成する。
【0038】
次に、第2の発明のマイクロフォン付きクリップ手段Bの電気回路について、図4に基づいて以下に説明すれば、マイクロフォン付きクリップ手段Bに搭載したマイクロフォン26は、その両端電極のいずれか一方の電極には抵抗R2 とコンデンサーC3 が直列に接続され、他方の電極には抵抗R3 と抵抗R4 が接続され、前記コンデンサーC3 の一方の電極は前記抵抗R3 と抵抗R4 との間に接続されている。
【0039】
マイクロフォン付きクリップ手段Bは、前記録音・再生型音声カードAの外部端子に整合して対応する6個のマイクロフォン外部端子25を備え、前記抵抗R4 の一方の電極には、マイクロフォン起動スイッチ27を介して6個のマイクロフォン外部端子25のうちの音声記録始動用端子である第1のマイクロフォン外部端子25REC と、マイクロフォン駆動電力供給用端子である第2のマイクロフォン外部端子25CCA とが接続されている。
【0040】
この第1のマイクロフォン外部端子25REC は、カードA側の第1外部端子11REC に対して押圧接触して接続され、第2のマイクロフォン外部端子25CCA は、カードA側の第2外部端子11CCA に対して押圧接触して接続される。
【0041】
マイクロフォン付きクリップ手段Bの6個のマイクロフォン外部端子25のうちの第3のマイクロフォン外部端子25SSA は第6のマイクロフォン外部端子25AGC と接続しており、第3、第6のマイクロフォン外部端子25SSA 、25AGC 間には、コンデンサーC4 と抵抗R5 が互いに並列に接続されており、第3のマイクロフォン外部端子25SSA は、カード側の第3外部端子11SSA に対して押圧接触して接続され、第6のマイクロフォン外部端子25SSA は、カード側の第6外部端子11AGC に対して押圧接触して接続される。
【0042】
マイクロフォン付きクリップ手段Bに搭載したマイクロフォン26の両端電極には、それぞれコンデンサーC5 、C6 が直列に接続され、各々コンデンサーC5 、C6 の一方の電極に6個のマイクロフォン外部端子25のうちのマイクロフォン音声信号出力用端子である第4のマイクロフォン外部端子25MICRと第5のマイクロフォン外部端子25MIC が接続されている。
【0043】
【発明の効果】
本発明の録音・再生型音声カードは、平坦なカード基材にマイクロフォン接続用外部端子とコイン型電池などの薄型電池とメモリを含む音声合成LSI実装モジュールとスピーカーとを電気配線にて接続して組み立てた平板型音声データ記録ユニットが一体に取り付けられているものであり、特にマイクロフォン接続用外部端子を搭載してあるので、予めメモリに記録されているカード記録内容に関するデータを音声として再生することができるだけでなく、マイクロフォン外部端子を、このカードのマイクロフォン接続用外部端子に接続することによって、音声カード所有者が、専用の音声再生手段や音声データ記録手段の設置されている特定の場所に出向いて音声を録音したりすることなく、所有者本人がコメントやメッセージやメモすべき情報を、いつでも手軽に自由に音声として記録することができる効果がある。
【0044】
また、本発明のマイクロフォン付きクリップ手段は、録音・再生型音声カードをクリップ手段にて挟み付けることにより、カードのマイクロフォン接続用外部端子に対してマイクロフォン外部端子を押圧接触させることにより手軽に電気的に接続固定することができ、また、カードに対するマイクロフォンの取り付け取り外しが容易であるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1の発明の録音・再生型音声カードの記録ユニットの配置図、(b)はその録音・再生型音声カードを裏面から見た平面図、(c)はその録音・再生型音声カードを表面から見た平面図、(d)はその録音・再生型音声カードの側断面図。
【図2】(a)は第2の発明のマイクロフォン付きクリップ手段を表面から見た平面図、(b)はそのマイクロフォン付きクリップ手段の側面図、(c)はそのマイクロフォン付きクリップ手段の正面図、(d)はそのマイクロフォン付きクリップ手段を裏面から見た平面図。
【図3】第3の発明の録音・再生型音声カードとマイクロフォン付きクリップ手段との組み合わせによる録音・再生型音声カードを表面から見た平面図。
【図4】本発明の録音・再生型音声カードとマイクロフォン付きクリップ手段の電気回路の一例を示す回路図。
【符号の説明】
A…録音・再生型音声カード B…マイクロフォン付きクリップ手段
C…開放用掴み部
1…カード基板 2…表面シール用シート 3…裏面シール用シート
10…平板型音声データ記録ユニット 11…マイクロフォン接続外部端子
12…薄型電池 13…音声合成LSI実装モジュール 14…スピーカー
15…音声再生起動用スイッチ
21…第1基材 22…第2基材 23…開閉支点部 24…搭載用基板
25…マイクロフォン外部端子 26…マイクロフォン
27…マイクロフォン始動用スイッチ 28…クリップ手段
29…平板型マイクロフォンユニット

Claims (3)

  1. 少なくともマイクロフォン接続用外部端子と薄型電池とメモリを含む音声合成LSI実装モジュールとスピーカーとを電気配線にて接続して組み立てた平板型音声データ記録ユニットがカード基板に一体に取り付けられている録音・再生型音声カードであって、互いに対向する第1基材と第2基材とが開閉可能に開閉支点部にて軸支され且つその両基材の一端側が閉鎖方向に付勢され前記第1基材又は第2基材のいずれか一方の基材の対向内面側に設けた少なくともマイクロフォン外部端子と対向外面側に設けた少なくともマイクロフォンとを電気配線にて接続して組み立てた平板型マイクロフォンユニットを備えたマイクロフォン付きクリップ手段により、該録音・再生型音声カードの表裏面を挟み付けることにより、マイクロフォン接続用外部端子を、前記マイクロフォン付きクリップ手段のマイクロフォン外部端子に押圧接触させて接続可能にしたことを特徴とする録音・再生型音声カード。
  2. 互いに対向する第1基材と第2基材とが開閉可能に開閉支点部にて軸支され且つその両基材の一端側が閉鎖方向に付勢されているクリップ手段であって、前記第1基材又は第2基材のいずれか一方の基材の対向内面側に設けた少なくともマイクロフォン外部端子と対向外面側に設けた少なくともマイクロフォンとを電気配線にて接続して組み立てた平板型マイクロフォンユニットを備え、少なくとも、マイクロフォン接続用外部端子と薄型電池とメモリを含む音声合成LSI実装モジュールとスピーカーとを電気配線にて接続して組み立てた平板型音声データ記録ユニットがカード基板に一体に取り付けられている録音・再生型音声カードの表裏面を挟み付けることにより、前記マイクロフォン外部端子を、該録音・再生型音声カードのマイクロフォン接続用外部端子に押圧接触させて接続可能にしたことを特徴とするマイクロフォン付きクリップ手段。
  3. 少なくともマイクロフォン接続用外部端子と薄型電池とメモリを含む音声合成LSI実装モジュールとスピーカーとを電気配線にて接続して組み立てた平板型音声データ記録ユニットがカード基板に一体に取り付けられている録音・再生型音声カードと、互いに対向する第1基材と第2基材とが開閉可能に開閉支点部にて軸支され且つその両基材の一端側が閉鎖方向に付勢されているクリップ手段であって前記第1基材又は第2基材のいずれか一方の基材の対向内面側に設けた少なくともマイクロフォン外部端子と対向外面側に設けた少なくともマイクロフォンとを電気配線にて接続して組み立てた平板型マイクロフォンユニットを備えたマイクロフォン付きクリップ手段とにより構成され、該録音・再生型音
    声カードの表裏面を、マイクロフォン付きクリップ手段にて挟み付けることにより、該録音・再生型音声カードのマイクロフォン接続用外部端子を、マイクロフォン付きクリップ手段のマイクロフォン外部端子に押圧接触させて接続可能にしたことを特徴とする録音・再生型音声カード。
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