JP3671799B2 - Control method for cargo handling equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行レールに案内されて自走し、荷を搬送する自走台車を備えた荷搬送設備の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の荷搬送設備においては、特許第2553912号公報に開示されているように、自走台車の前面に、前方特定領域の物体の有無を検出する光電スイッチと光センサ受光器を設け、また自走台車の後面に、後方に扇上で中央部が突出し、かつ前記光電スイッチの検出領域より広い領域に光を投光する光センサ投光器を設け、自走台車は、前記光電スイッチの動作により追突防止制御を行い、前記光センサ受光器の検出信号に基づいて自走台車の速度制御を行っている。
【0003】
また自走台車の行き先や移載の制御を行う地上コントローラを設け、また走行レールに沿って、地上コントローラと接続されたフィーダ線を設置し、各自走台車にモデムを設け、自走台車と地上コントローラ間のデータ伝送を、これらフィーダ線とモデムを介して行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、荷搬送設備では、自走台車は光センサ受光器の検出信号に基づいて速度制御を行っており、光センサ投光器から投光する領域以外に位置する後続の自走台車は、前方の自走台車の位置を把握できなく、光センサ投光器の投光距離の関係で走行速度を上げることができず、最適な車間距離での搬送ができなかった。その理由は、光センサ受光器の検出信号で減速・停止を開始しているおり、この開始時の「高速」走行速度を大きくすると、光センサ投光器の投光距離を速度の2乗に比例して延長する必要があるが、この投光距離には限度があることから、比較的高い速度から減速することができず、「高速」走行最高速度アップの妨げとなっている。
【0005】
常に自走台車間の車間距離を最適な距離に制御するように走行制御(車間制御)を行えば、搬送径路全体に渡って走行できる自走台車の数を多くすることができ、搬送効率を改善できることが知られている。
【0006】
そこで、本発明は、光センサ投光器から投光する領域以外に位置する後続の自走台車においても前方の自走台車の位置を把握でき、車間制御を可能とした荷搬送設備の制御方法を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、走行レールに案内されて自走し、荷を搬送する複数台の自走台車と、これら自走台車の行先などの制御を行う地上コントローラと、各自走台車と地上コントローラ間のデータの伝送を行う伝送手段を備え、各自走台車に、所定位置からの走行距離を検出する検出手段と、前後の自走台車間で、前記検出手段により検出された走行距離のデータの送受信を行う光センサ送信器および受信器を設けた荷搬送設備の制御方法であって、
各自走台車は、前記検出手段により検出された走行距離のデータより現在走行中の走行区間を認識し、この走行区間のデータを前記伝送手段および地上コントローラを介して後続の自走台車へ伝送し、前記光センサ送信器と受信器との通信エリア内では、前記光センサ送信器から送信された前方の自走台車からの走行距離のデータと自身の走行距離のデータにより演算される前方の自走台車との車間距離により走行速度制御を行い、前記通信エリア外では、前記伝送手段を介して入力される前方の自走台車の走行区間のデータと自身の走行区間のデータにより演算される前方の自走台車との車間距離により走行速度制御を行うことを特徴とするものである。
【0008】
上記方法によれば、各自走台車は光センサ送信器と受信器との通信エリア外でも前方の自走台車との車間距離を把握することが可能となり、常に最適な車間制御を行うことが可能となる。
【0009】
また請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明であって、走行レールに沿って自走台車と荷の移載を行う複数のステーションが配置された荷搬送設備において、各自走台車は、光センサ送信器と受信器との通信エリア外で、かつ前記ステーションが配置された走行区間を走行中、前方の自走台車の走行区間のデータによる走行速度制御をロックすることを特徴とするものである。
【0010】
荷の移載を行うステーションが配置された走行区間ではステーションへの停止制御を行う必要上、制御負荷が重くなる。上記方法によれば、光センサ送信器と受信器との通信エリア外で、かつステーションが配置された走行区間を走行中、前方の自走台車の走行区間データによる走行速度制御をはずすことにより、自走台車の制御負荷を軽くすることができる。
【0011】
また請求項3に記載の発明は、上記請求項1または請求項2に記載の発明であって、各自走台車は、光センサ送信器と受信器との通信エリア内と外では、走行レールの直線部の走行速度上限値を切り換えることを特徴とするものである。
【0012】
上記方法によれば、光センサ送信器と受信器との通信エリア内外、すなわち前方の自走台車との十分な距離の有無により、走行レールの直線部の走行速度上限値を切り換えることで、車間距離を最適な距離にすることが可能となる。
【0013】
また請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明であって、前方の自走台車との車間距離を、前方の自走台車の現在走行距離のデータを微分して前方の自走台車の走行速度を演算し、自身の現在走行距離のデータを微分して自身の走行速度を演算し、両自走台車が現在の走行速度より通常に停止したときの距離の差を演算することにより求めることを特徴とするものである。
【0014】
上記方法によれば、単なる走行距離でなく、両自走台車の走行速度を考慮した車間距離が求められ、車間距離を最適な距離にすることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態における荷搬送設備の要部構成図である。
【0016】
図1において、1はフロア2に設置された一対の走行レールであり、3はこの走行レール1に案内されて自走し、荷を搬送する4輪の自走台車である。また4は、走行レール1の外方側面に走行方向に沿って全長に布設され、アンテナとして使用されるフィーダ線である。また走行レール1の直線部の内方側面にはマグネットから形成された走行位置の原点5が設けられている。
【0017】
自走台車3は、荷の移載・載置装置(たとえば、ローラコンベヤやチェンコンベヤ)(図示せず)が設けられる車体11と、車体11の下部に取付けられた、車体11を一方の走行レール1に対して支持するとともに走行レール1の曲がり形状に追従自在な2台の旋回式従動車輪装置13および車体11を他方の走行レール1に対して支持するとともに走行レール1の曲がり形状に追従自在でかつ従動車輪装置13に対してそれぞれ遠近移動自在(スライド自在)な2台の旋回・スライド式駆動車輪装置14を備え、2台の旋回式駆動車輪装置14の走行モータ17の駆動により、自走台車3は走行レール1に案内されて自走する。このとき、2台の旋回式従動車輪装置13により走行レール1に対する位置決めが行われ、2台の旋回・スライド式駆動車輪装置14を旋回・スライド自在な構造とすることにより、カーブ部での自走台車3の走行が何ら支障なく円滑に行われ、本体11が左右方向に振れることが防止されている。
【0018】
また自走台車3には、図1および図2に示すように、フィーダ線4に接近対向して、ワイヤレスモデム18が設置され、また原点5を検出する磁気センサからなる原点検出器19が設けられ、さらに前後の自走台車3間でデータの送受信を行うためのデータ送受信手段として、自走台車3の中央の後方と前方にそれぞれ光センサ送信器21と受信器22が設けられている。
【0019】
またこれら光センサ送信器21と受信器22の取付け位置を、走行レール1の上面レベルと下面レベルとの間としており、光センサ送信器21から水平方向に照射される光が一対の走行レール1に遮断されて左右の走行レール1の外方へ漏れることを防止し、後続の他の自走台車以外の自走台車3、特にカーブ部を走行中の他の自走台車3、あるいは走行レール1に沿って配置された他の装置への誤入力を防止している。
【0020】
また図3に示すように、光センサ送信器21から照射される光のエリア(通信エリア)を、中央で20゜の角度分が重なり、それぞれ80゜の角度で広がる2つの側方エリア28A,28Bと、後方中心で4゜の角度で広がる中心エリア29からなる、140゜の広角エリアとし、走行レール1のカーブ部において、前後の自走台車3間のデータの送受信を可能としており、光のエリアを、走行レール1の左カーブ部では側方エリア28B、右カーブ部では側方エリア28A、直線部では中心エリア29に切り換え可能な構成としている。このように走行レール1の左カーブ部、右カーブ部、直線部で切り換えることにより、無駄な方向への投光がなくなり、さらに無関係な他の自走台車3への誤入力を防止している。
【0021】
また各自走台車3には、図2に示すように、センサとして、荷移載・載置装置上の荷の有無、荷の定位置を検出する光電スイッチからなる移載部検出器24と、追突を検出するバンパスイッチ25が設けられ、また1台のモータ17の駆動軸にモータ17の回転数を検出するエンコーダ26が設けられている。
【0022】
また図2において、31はマイクロコンピュータからなり、複数の自走台車3を総括して制御する地上の制御手段である地上コントローラであり、自走台車3が走行する走行レール1に沿って散在し、荷の移載を行うステーションや上位のホストコンピュータ(いずれも図示せず)からの荷の移載信号および後述する地上モデム32からの各自走台車3毎のフィードバック信号、たとえば走行距離や現在位置の走行区間のアドレスや荷の有無などの信号を入力して判断し、各自走台車3毎に走行する行先や移載を行うかどうかなどの制御を行っている。
【0023】
地上コントローラ31は自走台車3との信号の伝送を、送受信機に相当する地上モデム32およびこの地上モデム32に接続されたアンテナとしての前記フィーダ線4を介して行っている。伝送手段は、前記ワイヤレスモデム18とフィーダ線4と地上モデム32により構成される。
【0024】
自走台車3の本体コントローラ33は、フィーダ線4に接近対向して設置された前記ワイヤレスモデム18を介して地上コントローラ31とのデータの伝送を行っている。また本体コントローラ33には、上記センサと送受信手段、すなわち移載部検出器24とバンパスイッチ25とエンコーダ26とワイヤレスモデム18と原点検出器19と光センサ送信器21と受信器22が接続されており、各センサからの信号およびワイヤレスモデム18から入力した地上コントローラ31からの制御信号などにより判断し、インバータ36、切換スイッチ37を介して前記走行モータ17あるいは切換スイッチ37にて切替えて荷移載・載置装置の移載モータ38を制御して自走台車3の走行および自走台車3からの荷の移載を制御している。
【0025】
また本体コントローラ33には、予め原点5からの走行距離に対応する走行区間のアドレスが記憶されており、原点検出器19により原点5を検出した時点よりエンコーダ26から出力されるパルスをカウントすることにより現在の原点5からの走行距離Mとこの走行距離Mに対応する走行区間のアドレスAを認識しており、この現在の走行距離Mを後続の自走台車3に対して光センサ送信器21により送信し、また現在位置の走行区間のアドレスAに台車特有の番号を付したデータ(「台車番号+走行区間のアドレスA」からなる位置データ)をワイヤレスモデム18、フィーダ線4および地上モデム32を介して地上コントローラ31へ送信している。
【0026】
地上コントローラ31は受信した各自走台車3の「台車番号+走行区間のアドレス」からなる位置データを、全自走台車3に対して地上モデム32、フィーダ線4を介して送信している。これにより各自走台車3において認識された走行区間のアドレス(データ)は前記伝送手段および地上コントローラ31を介して後続の自走台車3へ伝送され、各自走台車3は、受信した位置データの台車番号より前方を走行している自走台車3の走行区間のアドレスAを認識することができる。
【0027】
上記本体コントローラ33の走行制御について、図4および図5のフローチャートにしたがって詳細に説明する。なお、本体コントローラ33には、荷を移載する各ステーション毎に走行区間のアドレスBおよび原点5からの距離Zが予め設定され(記憶され)、また走行区間のアドレスにより走行区間のレール1の曲がり形状、すなわち走行区間が直線部か、左カーブ部か、右カーブかが予め設定されて(記憶されて)いるものとする。
【0028】
まず、地上コントローラ31より荷の移載を行う目的のステーションSTのアドレスBを入力したかどうかを確認し(ステップ−1)、確認すると、目的のステーションのアドレスBによりその原点5からの距離Zを求め、この距離ZをステーションのアドレスBとともに記憶し(ステップ−2)、次に現在の自身の走行距離Mとの差、すなわちアドレス入力時点のステーションまで自走台車3が移動しなければならない移動距離Kを演算(K=Z−M)する(ステップ−3)。この入力時点の移動距離Kにより走行指令の有無を検出する。
【0029】
移動距離K=0のとき走行指令なしと判断し(ステップ−4)、走行停止とするように自走台車3の走行速度を“0”に設定し(ステップ−5)、走行速度を走行モータ17の回転数指令値へ変換し、インバータ36へ出力する(ステップ−6)。
【0030】
走行指令有り(K>0)の場合は、現在の自身の走行区間のアドレスAにより走行レール1の直線部、左カーブ部およびその入口と出口付近、あるいは右カーブ部およびその入口と出口付近にいるかを判断する(ステップ−7)。
【0031】
走行レール1の直線部にいると判断すると、光センサ送信器21から送信する光のエリアとして中心エリア29を選択し(ステップ−8)、走行速度の上限値を高速1、たとえば100m/minに設定し(ステップ−9)、走行レール1の左カーブ部およびその入口と出口付近にいると判断すると、側方エリア28Bを選択し(ステップ−10)、走行速度の上限値を低速1、たとえば40m/minに設定し(ステップ−11)、右カーブ部およびその入口と出口付近にいると判断すると、側方エリア28Aを選択し(ステップ−12)、走行速度の上限値を低速2、たとえば45m/minに設定する(ステップ−13)。
【0032】
次に、光センサ受信器22により前方の自走台車3よりデータを受信しているかどうかを確認する(ステップ−14)。
光センサ受信器22が受信しているとき、光センサ受信器22により受信している前方の自走台車3の現在走行距離Pと自身の現在走行距離Mにより車間距離Lを演算する(ステップ−15)。
【0033】
まず、前方の自走台車3の現在走行距離Pを微分して前方の自走台車3の走行速度vを演算する。次に、自身の現在走行距離Mを微分して自身の走行速度voを演算し、この速度vを微分して加速度bを演算する。なお、自走台車3に予め設定された通常の停止減速度をαとする。
【0034】
次に、前方の自走台車3の停止距離と自身の停止距離との差を演算して第1車間距離L1を求める(式1)。この第1車間距離L1は、図6(a)に示すように、両自走台車3が現在の走行速度より通常に停止したときの距離の差に相当する。
【0035】
次に、図6(b)に示すように、自身の走行速度voが前方の自走台車3の走行速度vより高速で、両自走台車3が現在の走行速度より通常に停止したとき結果的には車間距離L1(>0)が存在するが、途中で前方の自走台車3を一旦追い越して停止し、続いて追い越される場合を想定すると、速度が同一となったときの両自走台車3の現在からの走行距離の差S(式2){図6(c)参照}が、現在の走行距離の差(=P−M)より大きい(S>P−M)と追突する。なお、速度が同一となった以降は、自身の走行速度が前方の自走台車3の走行速度より遅くなるので、追突する恐れはない。
【0036】
S=(v−vo)2/2/(α−b) …(2)
このような事態を想定し、現在から所定時間後(たとえば1秒後)の第2車間距離L2を求める(式3)。
【0037】
次に、これら第1車間距離L1と第2車間距離L2の短い方を車間距離Lとする(式4)。
【0038】
車間距離L=min(L1,L2) …(4)
前記車間距離Lが所定の最低距離Lminより短いかを判断する(ステップ−16)。車間距離Lが所定の最低距離Lminより短いとき、自走台車3間が接近したと判断して、ステップ−5,6により走行停止とする。
【0039】
またステップ−14において、光センサ受信器22によりデータを受信していないとき、ステップ−2において記憶した目的のステーションのアドレスBと現在の自身の走行区間のアドレスAが一致しているかどうか、すなわち前方の自走台車1との距離が十分に有り、かつ荷の移載を行うステーションが配置された走行区間を走行中かを判断する(ステップ−17)。
【0040】
ステーションのアドレスBと現在の自身の走行区間のアドレスAが一致していないとき、現在の走行区間のアドレスAにより走行レール1の直線部にいるかを判断し(ステップ−18)、直線部にいると判断すると、高速の走行速度の上限値を高速2、たとえば150m/minに再設定する(ステップ−19)。
【0041】
次に、ワイヤレスモデム18を介して受信した全自走台車3の位置データより前方を走行する自走台車3の位置データ、すなわち走行区間のアドレスを入力し(ステップ−20)、この前方を走行する自走台車3の走行区間のアドレスと自身の走行区間のアドレスAから、前方の自走台車3との第1車間距離L1(式1)を演算する(ステップ−21)。
【0042】
続いて、あるいはステップ−16において第1車間距離L1が所定の最低距離Lminより短くないとき、目的のステーションのアドレスBにより求めた距離Zと、現在走行距離Mとの現時点の差Rを演算する(ステップ−22)。
【0043】
この差Rが一定距離g未満となると、すなわち目標の停止位置に近づくと(ステップ−23)、走行速度の上限値を停止前の低速3、たとえば20m/minに設定する(ステップ−24)。さらに前記距離の差Rが一定距離k(<g)未満となると、すなわち目標の停止位置の直前となると(ステップ−25)、ステップ−5,6により走行停止とする。
【0044】
前記距離の差Rが一定距離g以上のとき、上記演算した車間距離Lをフィードバックしながら、所定の最適車間距離を目標値した走行制御により、走行速度を演算し(ステップ−26)、この走行速度を上記ステップ−9または11または13または19または24において設定した上限値により制限し(ステップ−27)、ステップ−6において、この制限した走行速度を走行モータ17の回転数指令値へ変換し、インバータ36へ出力し、この走行速度で自走台車3を走行させる。
【0045】
上記ステップ−17において、ステーションのアドレスBと現在の自身の走行区間のアドレスAが一致したとき、目的のステーションのアドレスBにより求めた距離Zと、現在走行距離Mとの現時点の差Wを演算し(ステップ−28)、この距離差Wにより一定の走行速度を設定する(ステップ−29)。
【0046】
すなわち距離差Wが、一定距離g以上のとき、中速の走行速度、たとえば60m/minに設定し(ステップ−30)、一定距離k以上でかつ一定距離g未満のとき、低速の走行速度、たとえば20m/minに設定する(ステップ−31)。さらに前記距離差Wが一定距離k(<g)未満のとき、ステップ−5において走行速度を“0”に設定する。続いてステップ−6において、これら設定した走行速度を走行モータ17の回転数指令値へ変換し、インバータ36へ出力し、この走行速度で自走台車3を走行させる。
【0047】
上記走行制御により、走行レール1の曲がり形状により走行速度上限値が設定され、光センサ送信器21と受信器22との通信エリア内では、光センサ送信器21から送信された前方の自走台車3の走行距離Pと自身の走行距離Mにより演算される車間距離Lにより走行速度制御が行われ、また光センサ送信器21と受信器22との通信エリア外では、地上コントローラ31より前記伝送手段を介して入力される前方の自走台車3の走行区間のアドレスと自身の走行区間のアドレスAにより演算される第1車間距離L1により走行速度制御が行われる。さらに前方の自走台車1との距離が十分に有り、荷の移載を行うステーションが配置された走行区間を走行中と判断すると、車間距離Lによる走行速度制御をロックして目標のステーションまでの距離Wにより一定の走行速度を設定して走行させる。さらに車間距離Lにより自走台車3間が接近したと判断すると停止させる。
【0048】
このように、走行レール1の曲がり形状により走行速度上限値が設定されることにより、カーブ部における遠心力による脱輪あるいは荷崩れを防止できるとともに、光センサ送信器21と受信器22の通信エリア外でも前方の自走台車3との車間距離Lを常に把握できることにより、高速走行時においても予め減速を行うことができ、安全に前方の自走台車3へ接近でき、自走台車3間を最適な距離(車間距離)を確保して安全に走行させることができ、搬送効率を向上させることができる。またゾーンのアドレスのデータは、走行距離のデータよりデータ量が小さく、またこの送信間隔は光伝送による送信間隔より長くできるために、通信負荷を減少でき、本体コントローラ33の負荷を軽減することができる。
【0049】
また光センサ送信器21と受信器22の通信エリア外で、かつ本体コントローラ33の制御負荷の大きい区間、すなわち荷の移載を行うステーションが配置された走行区間を走行中には、フィードバック走行速度制御をロックすることで、本体コントローラ33の制御負荷を軽減でき、制御速度の低下を抑えることができ、正常に応答した制御を実行することができる。
【0050】
また光センサ送信器21と受信器22との通信エリア外では、すなわち前方の自走台車との距離が十分にあるとき、走行レール1の直線部の走行速度上限値をより高速に切り換えることで、前方の自走台車3へ追いつくことができ、車間距離を最適な距離にすることができる。
【0051】
以下、上記車体11と2台の旋回式従動車輪装置13と2台の旋回・スライド式駆動車輪装置14を備えた4輪の自走台車3の構造の一例を、図7〜図9に基づいて説明する。車体11上に荷の移載・載置装置(たとえば、ローラコンベヤやチェンコンベヤ)12が設置されている。
【0052】
車体11は、図9に示すように、2台の旋回式従動車輪装置13を縦軸心回りに旋回自在に支持する右フレーム41と、2台の旋回・スライド式駆動車輪装置14を縦軸心回りに旋回自在で、かつ左右方向(旋回式従動車輪装置13への遠近方向)に移動自在に支持する左フレーム42と、これら右フレーム41と左フレーム42の前後両端を固定する前後フレーム43,44と、これらフレーム41,42,43,44により形成される枠上に固定される箱体45(図7,図8)から構成され、この箱体45内に、上記荷移載・載置装置12が設置される。
【0053】
上記各旋回式従動車輪装置13は、上記右フレーム41に対して縦軸心回りに旋回自在な旋回体51と、この旋回体51の下面側に連結され、走行レール1の側面に対応した一対の脚部を有するブラケット52と、このブラケット52の両脚部の中央部にそれぞれ設けられたアクスル53と、このアクスル53に遊転自在に支持された遊転車輪54と、前記ブラケット52の両脚部の下方前後左右端にそれぞれ設けられ、走行レール1の両側面に接触する遊転自在な4個のガイドローラ(ガイド装置の一例)55から構成され、この4個のカイドローラ55により、走行レール1の曲がりに対応してブラケット52を介して縦軸心回りに旋回体51が回動することにより、遊転車輪54は走行レール1に対して位置決めされ、脱輪することなく走行レール1上を走行し得る。
【0054】
また各旋回・スライド式駆動車輪装置14は、上記左フレーム42に対して縦軸心回りに旋回自在で、かつ左右方向に移動自在な旋回体61と、この旋回体61の下面側に連結され、走行レール1の側面に対応した一対の脚部を有するブラケット62と、このブラケット62の両脚部の中央部にそれぞれ設けられたアクスル63と、このアクスル63に支持され、上記走行モータ17が連結された駆動車輪64と、前記ブラケット62の両脚部の下方前後左右端にそれぞれ設けられ、走行レール1の側面に接触する4個のガイドローラ(ガイド装置の一例)66とから構成され、4個のガイドローラ66により、走行レール1の曲がりに対応してブラケット62を介して縦軸心回りに旋回体61が回動し、かつ一対の走行レール1間の幅に対応してブラケット62を介して旋回体61が左右に移動することにより、車輪64は脱輪することなく走行レール1上を走行し得、またモータ17の駆動により車輪64が回動することにより、自走台車3は走行レール1に案内されて走行し得る。
【0055】
また一方の走行レール1の外方側面に走行方向に沿って全長に集電レール71が布設され、一方の旋回式従動車輪装置13のブラケット52の外方に集電子72が設置されている。また旋回・スライド式駆動車輪装置14のブラケット62の外方にフィーダ線4に接近対向して上記ワイヤレスモデム18が設置されている。
【0056】
また2台の旋回・スライド式駆動車輪装置14のモータ17間の空きスペースに、制御ボックス73と動力ボックス74が固定されている。制御ボックス73に、上記本体コントローラ33が収納され、動力ボックス74に、上記インバータ36と、切換スイッチ37と、集電子72に接続され自走台車3内の装置へ給電する電源装置(図示せず)が収納されている。
【0057】
また上記光センサ送信器21と受信器22用に、車体11の箱体45の下方で、かつ前後の中心位置にそれぞれ、光の下方への漏れを遮断する遮断部材を兼ねた平板75が設けられており、光センサ送信器21と受信器22はそれぞれ、後方と前方を向けて平板75上に取付けられている。このように、光センサ送信器21と光センサ受信器22を、遮断部材を兼ねた平板75上に取付けたことにより、上方へ広がる光センサ送信器21の光が、自走台車3(車体11)により上方へ漏れることを防止でき、かつ下方へ広がる光センサ送信器21の光が、平板75により下方に漏れることを防止でき、周囲の環境に与える影響をなくすことができる。
【0058】
なお、本実施の形態では、走行区間のレール1の曲がり形状、すなわち走行区間が直線部か、左カーブ部か、右カーブかが、走行区間のアドレスにより予め設定されているが、テスト走行中に学習して求めるようにしてもよい。
【0059】
走行区間のレール1の曲がり形状の学習の一例を図10〜図12に基づいて説明する。
自走台車3には新たに、図10および図11に示すように、自走台車3の前方の旋回・スライド式駆動車輪装置14のブラケット62の外方に、左側走行レール1の側面(外面)に接触して回動する検出ローラ81を有し、この検出ローラ81の回転に比例したパルスを出力する第2エンコーダ82が設けられ、この第2エンコーダ82の出力パルスが図12に示すように、本体コントローラ33に入力されている。
【0060】
本体コントローラ33は、自走台車3が走行モータ17の駆動により走行しているとき、前記エンコーダ26の出力パルスにより検出される原点5からの距離、すなわちアドレスを求め、また前記エンコーダ26の出力パルスにより検出される走行モータ17が連結された駆動車輪64の速度と、第2エンコーダ82の出力パルスにより検出される左側走行レール1における速度を比較することにより、走行中の走行レール1のアドレスの径路形状が直線部、左カーブ部、右カーブ部のいずれであるかを認識している。
【0061】
すなわち、前記駆動車輪64の速度と左側走行レール1における速度の速度偏差eを演算し、この速度偏差eが所定値α(>0)より大きいとき、すなわち駆動車輪64の速度が左側走行レール1における速度より速いとき、左カーブ部を走行中と判断し、速度偏差eが所定値αの絶対値より小さいとき、すなわち駆動車輪64の速度と左側走行レール1における速度がほぼ同じとき、直線部を走行中と判断し、速度偏差eが所定値(−α)より小さいとき、すなわち左側走行レール1における速度が駆動車輪64の速度より速いとき、右カーブ部を走行中と判断する。
【0062】
これら判断を、アドレスの走行レール1の径路形状として記憶することで学習することができる。
また本実施の形態では、自走台車3を4輪としているが、3輪とすることもできる。
【0063】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、光センサ送信器と受信器との通信エリア外でも車間距離を把握することが可能となり、常に最適な車間距離を確保して走行させることができ、搬送効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における荷搬送設備の要部構成図である。
【図2】同荷搬送設備の自走台車の制御ブロック図である。
【図3】同荷搬送設備の光センサ送信器の光エリアの説明図である。
【図4】同荷搬送設備の本体コントローラの走行制御のフローチャート図である。
【図5】同荷搬送設備の本体コントローラの走行制御のフローチャート図である。
【図6】同荷搬送設備の本体コントローラの走行制御の説明図である。
【図7】同荷搬送設備の走行レールおよび自走台車の側面図である。
【図8】同荷搬送設備の走行レールの断面および自走台車の要部正面図である。
【図9】同荷搬送設備の自走台車の一部平面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態における荷搬送設備の走行レールおよび自走台車の側面図である。
【図11】同荷搬送設備の走行レールの断面および自走台車の要部正面図である。
【図12】同荷搬送設備の自走台車の制御ブロック図である。
【符号の説明】
1 走行レール
2 フロア
3 自走台車
4 フィーダ線
5 原点
13 旋回式従動車輪装置
14 旋回・スライド式駆動車輪装置
17 走行モータ
18 ワイヤレスモデム
19 原点検出器
21 光センサ送信器
22 光センサ受信器
26 エンコーダ
31 地上コントローラ
33 本体コントローラ
82 第2エンコーダ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for controlling a load carrying facility provided with a self-propelled carriage that is guided by a traveling rail and that self-propels and conveys a load.
[0002]
[Prior art]
In the conventional load transport equipment, as disclosed in Japanese Patent No. 2553912, a photoelectric switch and an optical sensor receiver for detecting the presence or absence of an object in a specific front area are provided on the front surface of the self-propelled carriage. An optical sensor floodlight is provided on the rear surface of the running carriage so that the central portion protrudes backward on the fan and projects light in a wider area than the detection area of the photoelectric switch. Prevention control is performed, and the speed control of the self-propelled carriage is performed based on the detection signal of the optical sensor receiver.
[0003]
In addition, a ground controller is provided to control the destination and transfer of the self-propelled carriage, and a feeder line connected to the ground controller is installed along the traveling rail, and a modem is provided for each self-propelled carriage. Data transmission between controllers is performed via these feeder lines and modems.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the load transport facility, the self-propelled carriage performs speed control based on the detection signal of the optical sensor receiver, and the subsequent self-propelled carriage located outside the area where the light is projected from the optical sensor projector projects the front autonomous carriage. The position of the carriage could not be grasped, the traveling speed could not be increased due to the light projection distance of the optical sensor projector, and the conveyance at the optimum inter-vehicle distance could not be performed. The reason is that deceleration / stop is started by the detection signal of the optical sensor receiver. If the “high speed” traveling speed at the start is increased, the projection distance of the optical sensor projector is proportional to the square of the speed. However, since the projection distance is limited, it is not possible to decelerate from a relatively high speed, which hinders the maximum speed of “high speed” travel.
[0005]
If traveling control (inter-vehicle control) is performed so that the inter-vehicle distance between the self-propelled trolleys is always controlled to the optimum distance, the number of self-propelled trolleys that can travel along the entire conveyance path can be increased, thereby improving the conveyance efficiency. It is known that it can be improved.
[0006]
Accordingly, the present invention provides a method for controlling a load transport facility that can grasp the position of a front self-propelled carriage even in a subsequent self-propelled carriage located outside a region where light is projected from an optical sensor projector, and enables inter-vehicle control. It is intended to do.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, the invention according to
Each self-propelled carriage recognizes the travel section currently running from the data of the travel distance detected by the detection means, and transmits the data of the travel section to the subsequent self-propelled carriage via the transmission means and the ground controller. In the communication area between the optical sensor transmitter and the receiver, the vehicle traveling forward calculated from the traveling distance data transmitted from the traveling optical vehicle and the traveling distance data transmitted from the optical sensor transmitter. The vehicle speed is controlled based on the distance between the vehicle and the traveling vehicle, and outside the communication area, the vehicle is calculated based on the data of the traveling region of the traveling vehicle and the data of its own traveling region that are input via the transmission means. The traveling speed control is performed based on the inter-vehicle distance from the self-propelled carriage.
[0008]
According to the above method, each self-propelled carriage can grasp the inter-vehicle distance from the front self-propelled carriage even outside the communication area between the optical sensor transmitter and the receiver, and can always perform optimum inter-vehicle distance control. It becomes.
[0009]
Further, the invention according to
[0010]
In the traveling section where the station for transferring the load is arranged, the control load becomes heavy because stop control to the station is necessary. According to the above method, while traveling outside the communication area between the optical sensor transmitter and the receiver and the traveling section where the station is arranged, by removing the traveling speed control based on the traveling section data of the front self-propelled carriage, The control load of the self-propelled carriage can be reduced.
[0011]
Further, the invention described in
[0012]
According to the above method, by switching the upper limit of the traveling speed of the straight portion of the traveling rail depending on whether there is a sufficient distance between the inside and outside of the communication area between the optical sensor transmitter and the receiver, that is, the front self-propelled carriage, It becomes possible to make the distance an optimum distance.
[0013]
The invention according to
[0014]
According to the above method, the inter-vehicle distance is calculated in consideration of the travel speed of both self-propelled carts, not just the travel distance, and the inter-vehicle distance can be set to an optimum distance.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a configuration diagram of a main part of a load carrying facility according to an embodiment of the present invention.
[0016]
In FIG. 1, 1 is a pair of traveling rails installed on the
[0017]
The self-propelled
[0018]
As shown in FIGS. 1 and 2, the self-propelled
[0019]
The mounting positions of the
[0020]
As shown in FIG. 3, the area of light irradiated from the optical sensor transmitter 21 (communication area) is overlapped by two
[0021]
Further, as shown in FIG. 2, each self-propelled
[0022]
In FIG. 2,
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
Also, the
[0026]
The
[0027]
The travel control of the
[0028]
First, it is confirmed whether or not the address B of the target station ST to which the load is transferred is input from the ground controller 31 (step-1), and if confirmed, the distance Z from the
[0029]
When the travel distance K = 0, it is determined that there is no travel command (step-4), the travel speed of the self-propelled
[0030]
When there is a travel command (K> 0), the address A of the current travel section is located near the straight portion of the
[0031]
If it is determined that the vehicle is in the straight portion of the traveling
[0032]
Next, it is confirmed whether or not data is received from the front self-propelled
When the
[0033]
First, the traveling speed v of the front self-propelled
[0034]
Next, the first inter-vehicle distance L1 is obtained by calculating the difference between the stop distance of the front self-propelled
[0035]
Next, as shown in FIG. 6B, the result when the own traveling speed vo is higher than the traveling speed v of the front self-propelled
[0036]
S = (v−vo) 2 / 2 // (α−b) (2)
Assuming such a situation, the second inter-vehicle distance L2 after a predetermined time (for example, after one second) from the present is obtained (Formula 3).
[0037]
Next, the shorter one of the first inter-vehicle distance L1 and the second inter-vehicle distance L2 is set as the inter-vehicle distance L (Formula 4).
[0038]
Inter-vehicle distance L = min (L1, L2) (4)
It is determined whether the inter-vehicle distance L is shorter than a predetermined minimum distance Lmin (step -16). When the inter-vehicle distance L is shorter than the predetermined minimum distance Lmin, it is determined that the self-propelled
[0039]
Further, in step -14, when data is not received by the
[0040]
When the address B of the station and the address A of the current traveling section do not match, it is determined by the address A of the current traveling section whether it is in the straight section of the traveling rail 1 (step -18) and is in the straight section. If it is determined, the upper limit value of the high traveling speed is reset to a high speed of 2, for example, 150 m / min (step-19).
[0041]
Next, the position data of the self-propelled
[0042]
Subsequently, or when the first inter-vehicle distance L1 is not shorter than the predetermined minimum distance Lmin in Step-16, the current difference R between the distance Z obtained from the address B of the target station and the current travel distance M is calculated. (Step-22).
[0043]
When the difference R is less than a certain distance g, that is, when the target R approaches the target stop position (step -23), the upper limit value of the traveling speed is set to a
[0044]
When the distance difference R is equal to or greater than a predetermined distance g, the traveling speed is calculated by traveling control with the predetermined optimum inter-vehicle distance as a target value while feeding back the calculated inter-vehicle distance L (step -26). The speed is limited by the upper limit value set in step-9 or 11 or 13 or 19 or 24 (step -27), and in step-6, the limited travel speed is converted into a rotational speed command value for the
[0045]
When the address B of the station coincides with the address A of the current travel section in the step-17, the current difference W between the distance Z obtained from the address B of the target station and the current travel distance M is calculated. (Step -28), and a constant traveling speed is set by the distance difference W (Step -29).
[0046]
That is, when the distance difference W is equal to or greater than a certain distance g, a medium traveling speed is set, for example, 60 m / min (step -30). For example, it is set to 20 m / min (step-31). Further, when the distance difference W is less than a certain distance k (<g), the travel speed is set to “0” in Step-5. Subsequently, in step-6, the set traveling speed is converted into a rotational speed command value of the traveling
[0047]
By the above traveling control, the traveling speed upper limit value is set by the curved shape of the traveling
[0048]
Thus, by setting the traveling speed upper limit value according to the curved shape of the traveling
[0049]
Also, when traveling in a section outside the communication area of the
[0050]
Further, outside the communication area between the
[0051]
Hereinafter, an example of the structure of the four-wheel self-propelled
[0052]
As shown in FIG. 9, the
[0053]
Each of the swivel driven
[0054]
Further, each turning / sliding
[0055]
In addition, a current collecting
[0056]
Further, a control box 73 and a
[0057]
Further, for the
[0058]
In this embodiment, the curved shape of the
[0059]
An example of learning of the bending shape of the
As shown in FIGS. 10 and 11, the self-propelled
[0060]
The
[0061]
That is, the speed deviation e of the speed of the
[0062]
These determinations can be learned by storing the determination as the path shape of the traveling
In the present embodiment, the self-propelled
[0063]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it becomes possible to grasp the inter-vehicle distance even outside the communication area between the optical sensor transmitter and the receiver, and it is possible to always travel while ensuring the optimum inter-vehicle distance. Efficiency can be improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a main part configuration diagram of a load carrying facility according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a control block diagram of a self-propelled carriage of the cargo transportation facility.
FIG. 3 is an explanatory diagram of an optical area of an optical sensor transmitter of the cargo transportation facility.
FIG. 4 is a flowchart of travel control of a main body controller of the cargo transportation facility.
FIG. 5 is a flowchart of travel control of a main body controller of the cargo transportation facility.
FIG. 6 is an explanatory diagram of travel control of a main body controller of the cargo transportation facility.
FIG. 7 is a side view of a traveling rail and a self-propelled carriage of the cargo transportation facility.
FIG. 8 is a cross-sectional view of a traveling rail of the cargo transportation facility and a front view of the main part of the self-propelled carriage.
FIG. 9 is a partial plan view of a self-propelled carriage of the cargo transportation facility.
FIG. 10 is a side view of a traveling rail and a self-propelled carriage of a load carrying facility according to another embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a cross-sectional view of a traveling rail of the cargo transportation facility and a front view of a main part of the self-propelled carriage.
FIG. 12 is a control block diagram of a self-propelled carriage of the cargo transportation facility.
[Explanation of symbols]
1 Traveling rail
2 floors
3 Self-propelled cart
4 Feeder line
5 Origin
13 Swivel driven wheel device
14 Turning / sliding drive wheel system
17 Travel motor
18 Wireless modem
19 Origin detector
21 Optical sensor transmitter
22 Optical sensor receiver
26 Encoder
31 Ground controller
33 Main unit controller
82 Second encoder
Claims (4)
各自走台車に、所定位置からの走行距離を検出する検出手段と、前後の自走台車間で、前記検出手段により検出された走行距離のデータの送受信を行う光センサ送信器および受信器を設けた荷搬送設備の制御方法であって、
各自走台車は、
前記検出手段により検出された走行距離のデータより現在走行中の走行区間を認識し、この走行区間のデータを前記伝送手段および地上コントローラを介して後続の自走台車へ伝送し、
前記光センサ送信器と受信器との通信エリア内では、前記光センサ送信器から送信された前方の自走台車からの走行距離のデータと自身の走行距離のデータにより演算される前方の自走台車との車間距離により走行速度制御を行い、
前記通信エリア外では、前記伝送手段を介して入力される前方の自走台車の走行区間のデータと自身の走行区間のデータにより演算される前方の自走台車との車間距離により走行速度制御を行うこと
を特徴とする荷搬送設備の制御方法。A plurality of self-propelled carts that are guided by the traveling rail and transport the load, a ground controller that controls the destination of these self-propelled carts, and data transmission between each self-propelled cart and the ground controller A transmission means,
Each self-propelled carriage is provided with detection means for detecting a travel distance from a predetermined position, and an optical sensor transmitter and receiver for transmitting / receiving data of the travel distance detected by the detection means between the front and rear self-propelled carriages. A method for controlling a load carrying facility,
Each self-propelled carriage
Recognizing the travel section currently running from the data of the travel distance detected by the detection means, the data of the travel section is transmitted to the following self-propelled carriage via the transmission means and the ground controller,
In the communication area between the optical sensor transmitter and the receiver, the forward self-running calculated by the travel distance data from the forward self-propelled carriage and the travel distance data transmitted from the optical sensor transmitter. The running speed is controlled by the distance between the carriage and the vehicle,
Outside the communication area, the traveling speed control is performed based on the inter-vehicle distance between the traveling section data of the front traveling cart input through the transmission means and the traveling section data of the traveling section. A method for controlling a load carrying facility, characterized in that:
各自走台車は、光センサ送信器と受信器との通信エリア外で、かつ前記ステーションが配置された走行区間を走行中、前方の自走台車の走行区間のデータによる走行速度制御をロックすること
を特徴とする請求項1に記載の荷搬送設備の制御方法。In a load transport facility with multiple stations that transfer self-propelled carriages and loads along the traveling rail,
Each self-propelled carriage locks the traveling speed control based on the data of the traveling section of the front self-propelled carriage while traveling outside the communication area between the optical sensor transmitter and the receiver and in the traveling section where the station is arranged. The method for controlling a load carrying facility according to claim 1.
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の荷搬送設備の制御方法。3. The load transportation according to claim 1, wherein each self-propelled carriage switches a traveling speed upper limit value of a straight portion of the traveling rail in and out of a communication area between the optical sensor transmitter and the receiver. Equipment control method.
を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の荷搬送設備の制御方法。Calculate the travel speed of the front self-propelled cart by differentiating the current travel distance data of the front self-propelled cart with the distance between the front self-propelled cart and the own current travel distance data The vehicle travel speed is calculated, and the difference is calculated by calculating the difference in distance when both the self-propelled carriages normally stop from the current travel speed. Control method for cargo transportation equipment.
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