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JP3670094B2 - 車両用ワイパ制御装置 - Google Patents

車両用ワイパ制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は車両用ワイパ制御装置に係り、詳しくは、車間距離に応じてワイパの間欠動作周期を可変できるようにした車両用ワイパ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車速に応じてワイパの間欠動作周期を可変するようにしたワイパ制御装置は、特開昭49−32329号公報、特開昭53−34221号公報、特開昭55−156738号公報等で知られている。
【0003】
特開昭56−47338号公報には、停車時と走行時とで間欠ワイパの作動間隔時間を変えるとともに、走行開始時に直ちにワイパーを1回動作させるようにした車両用ワイパ制御装置が記載されている。
【0004】
特開平8−20311号公報には、車速変化に伴うフロントガラスへの雨当り量の変化に応じてワイパの間欠休止時間を可変するようにした車速感応型間欠ワイパ装置が提案されている。
【0005】
ワイパの間欠動作周期を多段階切り替えスイッチやボリューム等の操作によって調節できるようにしたものも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のワイパ制御装置は、車速に基づいてワイパの間欠動作周期を制御しているため、車速以外の周辺の状況の変化、特に車両前方の状態の変化によってワイパの間欠動作周期が必ずしも適正とはならないことがある。
【0007】
例えば、降雨時などで路面が濡れているときに自車の前方に他車両が走行していた場合、その前車による水はねが自車のフロントガラスに飛散することがある。この場合、運転者は通常よりもワイパの間欠動作時間が短くなるように間欠動作周期調整用のボリューム等を操作している。また、車間が開いたり前車がいなくなった場合は、間欠動作周期調整用のボリューム等を操作して単位時間当りのワイピング回数を再度調整している。
【0008】
このように、自車の車速が一定の場合でも、前車の有無、車間距離の変化に応じて運転者はワイパーの間欠動作周期を頻繁に調整しなければならず、その操作が煩雑である。
【0009】
この発明はこのような課題を解決するためなされたもので、車間距離の変化に応じてワイパーの間欠動作周期を自動的に調整できるようにした車両用ワイパ制御装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するためこの発明に係る車両用ワイパ制御装置は、自車と前走行車との車間距離を測定する車間距離測定部と、自車の車速を検出する車速検出部と、ワイパの休止時間を連続的に調整できるように休止時間設定値を出力する間欠休止時間設定部と、ワイパの間欠休止時間を可変する間欠休止時間可変部とを有する車両用ワイパ制御装置であって、間欠休止時間可変部は、車間距離測定部と、車速検出部とから、予め設定された閾値に基づいて前車有りモード、または前車無しモードを判定する前車有無判定部と、前車有りモード、前車無しモード、および、停車モードの走行状態に応じた間欠休止時間設定特性を備えたワイパ休止時間制御マップを有し、車速と、判定結果から走行状態を決定し、その決定された走行状態に応じた間欠休止時間設定特性と前記休止時間設定値とから休止時間を演算する休止時間演算部とを有するとともに、休止時間演算部は、車速が所定の閾値以下であるときは、自車が停車であると決定し、その停車モードに応じた休止時間設定特性に従ってワイパの休止時間を演算することを特徴とする。
【0011】
この発明に係る車両用ワイパ制御装置は、休止時間演算部は、前車無しモードに応じた間欠休止時間設定特性を走行時における基準とし、基準に対して、前車有りモードの間欠休止時間設定特性を予め設定した定数と、車速と車間距離との比に応じて設定し、前車有りモードと判定された場合は設定した間欠休止時間設定特性に基づいて休止時間を演算することを特徴とする。
【0012】
この発明に係る車両用ワイパ制御装置は、前車の有り無し判定部に設けられる閾値は、車速と車間距離とから前車有りモード、または前車無しモードの判定のための制御マップを備えるとともに、該制御マップは、前車有りモード、または前車無しモードとの判定についてヒステリシス特性を有することを特徴とする。
【0013】
この発明に係る車両用ワイパ制御装置は、前車の有無、車間距離の変化に応じてワイパの間欠休止時間を自動的に可変することができる。よって、運転者は、前車の有無,車間距離の変化に応じてワイパ休止時間を調整する操作から解放される。
【0014】
この発明に係る車両用ワイパ制御装置は、自車の車速と車間距離とに応じてワイパの間欠休止時間を自動的に調整することができる。よって、高速走行時は比較的大きな車間距離であってもワイパ休止時間を短くし、低速走行時は車間距離が少なくなったときにワイパ休止時間を短くすることができる。
【0015】
例えば、車速と車間距離の比が増加するにつれてワイパの間欠休止時間を減少させ、ワイパ休止時間を連続的に可変することで、運転者のワイパ動作に対する違和感を小さくすることができると共に走行状態により適したワイパの間欠動作制御とすることができる。
【0016】
例えば、間欠休止時間可変部は、前車有無判定用の車速−車間距離マップと、この車速−車間距離マップにより前記車速と前記車間距離とに基づいて前車有りモードと前車無しモードとを判定する前車有無判定部と、この前車有無判定部の判定結果に基づいてワイパの間欠休止時間を可変する休止時間演算部と、を備え、前車有無判定部は、前車有りモードと前車無しモードとの判定についてヒステリシス特性を有する構成とすることで、前車有りモードと前車無しモードの近傍においてワイパの間欠休止時間が頻繁に急激に変化して運転者に違和感を与えることを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る車両用ワイパ制御装置のブロック構成図である。この発明に係る車両用ワイパ制御装置1は、ワイパ動作モード設定部2と、間欠休止時間設定部3と、車間距離測定部4と、車速検出部5と、図示しないワイパを駆動するワイパモータ6、ワイパ動作制御部7とからなる。
【0018】
ワイパ動作モード設定部2は、オフ/間欠/低速/高速の4種類のワイパ動作モードの中からいずれか1つのモードを選択して設定できるよう構成している。このワイパ動作モード設定部2は、設定されたワイパ動作モードを示すモード情報2aをワイパ動作制御部7へ供給する。
【0019】
ワイパ動作モード設定部2は、4段階切り替えのスライドスイッチ等を用いて構成することができる。ワイパ動作モード設定部2は、4個の押しボタンスイッチとスイッチ押下検出回路とを備え、押下された押しボタンスイッチに対応するモード情報2aを出力する構成としてもよい。
【0020】
間欠休止時間設定部3は、間欠動作モードを選択した際にワイパ動作の休止時間を調整するためのものである。間欠休止時間設定部3は、休止時間設定用のボリューム(可変抵抗器)を備え、休止時間を連続的に調整できるようにしている。休止時間設定値(ボリューム値)VRは、ワイパ動作制御部7へ供給される。
【0021】
なお、間欠休止時間設定部3は、多段階切り替えのスライドスイッチを用いて、休止時間を段階的に設定できるようにしてもよい。また、アップボタンとダウンボタンを設けて、休止時間を所定の時間間隔で調整できるようにしてもよい。
【0022】
車間距離測定部4は、自車と前走行車との車間距離を測定し、車間距離dをワイパ動作制御部7へ供給する。車間距離測定部4は、車両の前方に取り付けられた送信部および受信部と、距離演算部とを備える。送信部から電波,超音波,光波等の信号波を車両の前方に向けて放射し、その反射波を受信部で受信する。距離演算部は、送信波と受信した反射波との時間差,位相差,周波数等に基づいて車間距離を演算する。なお、車間距離測定部4は、FM−CWレーダを用いて構成してもよい。
【0023】
車速検出部5は、自車の車速を検出し、検出した車速vをワイパ動作制御部7へ供給する。車速検出部5は、スピードメータ等のスピード表示装置を利用して構成してもよい。
【0024】
ワイパモータ6は、ワイパ動作制御部7から供給されるワイパ駆動出力7aに基づいて回転駆動される。これにより、図示しないフロントガラスに設けられたワイパによる払拭動作がなされる。
【0025】
ワイパ動作制御部7は、間欠休止時間可変部8と、ワイパ駆動部9と、図示しないオフ/低速/高速動作制御部とを備える。ワイパ動作制御部7は、ワイパ動作モード設定部2で設定されたワイパ動作モードにしたがってワイパの払拭動作を制御する。
【0026】
ワイパ動作制御部7は、オフモードが設定された場合、ワイパの払拭動作を停止させる。ワイパ動作制御部7は、低速モードならびに高速モードが設定された場合、ワイパを連続動作させる。ワイパ動作制御部7は、低速モードが設定された場合は、ワイパの払拭動作速度が低速になるようワイパモータ6を駆動する。ワイパ動作制御部7は、高速モードが設定された場合は、ワイパの払拭動作速度が高速になるようワイパモータ6を駆動する。
【0027】
間欠モードが設定された場合、ワイパ動作制御部7は、1回の払拭動作が終了した後に、間欠休止時間可変部8で設定した休止時間が経過した時点で、次の払拭動作を行なわせる。
【0028】
図2は間欠休止時間設定部の一具体例を示すブロック構成図である。間欠休止時間可変部8は、前車有無判定部10と、休止時間演算部11と、間欠動作制御部12とからなる。
【0029】
前車有無判定部10は、車間距離dと車速vとに基づいて、前車の水はねが自車のフロントガラスに飛散する可能性のある範囲に前車があるか否かを判定し、前車有無判定結果10aを休止時間演算部11へ供給する。
【0030】
図3は前車有無の判定を行なうための車速−車間距離マップである。前車有無判定部10は、図3に示す前車有無判定用の車速−車間距離マップを備えており、この車速−車間距離マップに基づいて前車有モードと前車無モードとの判定を行なう。車速が高速になるほど前車からの水はねが飛散する距離が長くなるため、前車有モードと前車無モードとの判定しきい値ラインTHを設定している。
【0031】
車速が大きいにもかかわらず前車との距離があまりない場合(図3中のハッチングを施した領域)、前車からの水はねの影響があるものと判断して、前車有モードへ移行する。車間距離があって車速があまり出でいない場合(図3中の非ハッチング領域)、前車からの水はねの影響がほとんどないと判断して、前車無モードへ移行する。
【0032】
なお、走行条件によっては、前車有モードと前車無モードとが頻繁に入れ替わり、これによってワイパの間欠休止時間が頻繁に変化して運転者に違和感を与えることになる。そこで、図3に示すように、前車有モードから前車無モードへ移行する際のしきい値ラインTH1と、前車無モードから前車有モードへ移行する際のしきい値ラインTH2とを設け、各しきい値ラインTH1,TH2の間をヒステリシスゾーンHZとすることで、モード切り替えにヒステリシス特性を持たせるようにしてもよい。
【0033】
図2に示す休止時間演算部11は、前車有無判定結果10aと車速vと休止時間設定値(ボリューム値)VRとに基づいてワイパ間欠動作時の休止時間を求めて、求めた休止時間11aを間欠動作制御部12へ供給する。間欠動作制御部12は、休止時間11aが経過する毎に間欠動作指令12aを、図1に示したワイパ駆動部9へ供給する。これにより、ワイパを休止時間経過毎に間欠的に動作させている。
【0034】
図4は各走行モードにおける休止時間設定値(ボリューム値)と休止時間との関係を示すワイパ休止時間の制御マップである。休止時間演算部11は、車速vが予め設定した停車状態判定しきい値以下である場合は、自車が停車状態にあるものと判断し、図4に示す停車モードでの休止時間設定特性に基づいて休止時間11aを設定する。停車モードでの休止時間設定特性は、走行時よりもワイパ休止時間が長くなるよう設定している。
【0035】
休止時間演算部11は、車速vが予め設定した停車状態判定しきい値を越えた場合は、前車有無判定結果10aが前車無であるときは前車無モードでの休止時間設定特性に基づいて、また、前車有無判定結果10aが前車有であるときは前車有モードでの休止時間設定特性に基づいて、休止時間11aを設定する。前車無モードでの休止時間設定特性は、停車時よりもワイパ休止時間を短く設定している。前車有モードでの休止時間設定特性は、前車無の状態よりもさらにワイパ休止時間を短く設定している。
【0036】
以上の構成であるからこの発明に係る車両用ワイパ制御装置1は、ワイパ動作モード設定部2で間欠モードを設定し、運転者等がワイパ間欠動作時の休止時間を間欠休止時間設定部3に設けられたボリュームを操作して設定すると、それ以降は車両の走行状態に応じてワイパ休止時間が自動的に可変される。
【0037】
例えば、前車の無い走行状態で現在の車速に適したワイパ休止時間を一度設定すれば、前車からの水はねの影響を受けるような状況になるとワイパ休止時間が自動的に短くなる。前車がいない状況や車間距離が十分にある場合は、ワイパ休止時間は先に設定した時間に戻る。停車した場合はワイパ休止時間は長くなり、走行を開始すると、前車の有無に応じた休止時間に変化する。よって、運転者は前車の有無に応じてワイパ休止時間を調整する操作から解放される。
【0038】
図5は間欠休止時間可変部の他の具体例を示すブロック構成図である。図5に示す間欠休止時間可変部18は、ワイパ間欠動作時の休止時間を車速と車間距離とに応じて連続的に可変できるようにしたものである。この間欠休止時間可変部18は、車速対車間距離比演算部13と、休止時間演算部14と、間欠動作制御部12とからなる。
【0039】
車速対車間距離比演算部13は、車速vと車間距離dとの比k(k=v/d)を求め、求めた比kを休止時間演算部14へ供給する。車速が一定であっても車間距離が短くなれば比kは大きくなる。車間距離が一定でも車速が大きければ比kは大きくなる。したがって、車速vと車間距離dとの比kが大きいほど、前車からの水はねによる影響が大きいことになる。
【0040】
図6は車速と車間距離との比に基づくワイパ休止時間の制御マップである。休止時間演算部14は、前車無モードでの休止時間設定特性を走行時基準ラインとして、この走行時基準ラインに対して、車速vと車間距離dとの比kに予め設定した定数Aを乗じた値k*Aだけ下方に平行移動したラインを走行時モードとして設定する。そして、休止時間演算部14は、比kに応じて設定した走行時モードの休止時間設定特性に基づいて休止時間14aを求め、求めた休止時間14aを間欠動作制御部12へ供給する。なお、休止時間演算部14は、休止時間14aが負の値になったときは、休止時間をゼロとする。
【0041】
このように、図5に示した間欠休止時間可変部18は、車速vと車間距離dとの比kに応じて休止時間を連続的に可変することができるので、走行状態により適したワイパの間欠動作制御を行なうことができる。
【0042】
以上、車速と車間距離とに基づいて間欠休止時間を変化させる例を示したが、車間距離のみ基づいて間欠休止時間を変化させるようにしてもよい。また、車速に応じて間欠休止時間を変化させた上で、さらに、車間距離が短くなった場合は間欠休止時間がより短くなるように変化させるようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明に係る車両用ワイパ制御装置は、車間距離測定部で測定した車間距離に基づいてワイパの間欠休止時間を設定する間欠休止時間可変部を設けたので、前車の有無、車間距離の変化に応じてワイパの間欠休止時間を自動的に可変することができる。よって、運転者は、前車の有無,車間距離の変化に応じてワイパ休止時間を調整する操作から解放される。
【0044】
この発明に係る車両用ワイパ制御装置は、車間距離と自車の車速とに基づいてワイパの間欠休止時間を設定する間欠休止時間可変部を設けたので、自車の車速と車間距離とに応じてワイパの間欠休止時間を自動的に調整することができる。よって、高速走行時は比較的大きな車間距離であってもワイパ休止時間を短くし、低速走行時は車間距離が少なくなったときにワイパ休止時間を短くすることができる。
【0045】
更に、車速と車間距離の比が増加するにつれてワイパの間欠休止時間を減少させ、ワイパ休止時間を連続的に可変することで、運転者のワイパ動作に対する違和感を小さくしてドライバビリティを向上させることができると共に、走行状態により適したワイパの間欠動作制御を行うことができる。
【0046】
また、間欠休止時間可変部では、前車有無判定用の車速−車間距離マップによる前車有りモードと前車無しモードとの判定についてヒステリシス特性を有する構成とすることで、前車有りモードと前車無しモードの近傍においてワイパの間欠休止時間が頻繁に急激に変化して運転者に違和感を与えることを防止することができ、この点でドライバビリティを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る車両用ワイパ制御装置のブロック構成図である。
【図2】 間欠休止時間設定部の一具体例を示すブロック構成図である。
【図3】 前車有無の判定を行なうための車速−車間距離マップである。
【図4】 各走行モードにおける休止時間設定値(ボリューム値)と休止時間との関係を示すワイパ休止時間の制御マップである。
【図5】 間欠休止時間可変部の他の具体例を示すブロック構成図である。
【図6】 車速と車間距離との比に基づくワイパ休止時間の制御マップである。
【符号の説明】
1…車両用ワイパ制御装置、2…ワイパ動作モード設定部、3…間欠休止時間設定部、4…車間距離測定部、5…車速検出部、6…ワイパモータ、7…ワイパ動作制御部、8,18…間欠休止時間可変部、9…ワイパ駆動部、10…前車有無判定部、11,14…休止時間演算部、12…間欠動作制御部、13…車速対車間距離比演算部。

Claims (3)

  1. 自車と前走行車との車間距離を測定する車間距離測定部と、
    前記自車の車速を検出する車速検出部と、
    ワイパの休止時間を連続的に調整できるように休止時間設定値を出力する間欠休止時間設定部と、
    前記ワイパの間欠休止時間を可変する間欠休止時間可変部とを有する車両用ワイパ制御装置であって、
    前記間欠休止時間可変部は、
    前記車間距離測定部と、前記車速検出部とから、予め設定された閾値に基づいて前車有りモード、または前車無しモードを判定する前車有無判定部と、
    前車有りモード、前車無しモード、および、停車モードの走行状態に応じた間欠休止時間設定特性を備えたワイパ休止時間制御マップを有し、
    車速と、前記判定結果から走行状態を決定し、その決定された走行状態に応じた間欠休止時間設定特性と前記休止時間設定値とから休止時間を演算する休止時間演算部とを有するとともに、
    前記休止時間演算部は、前記車速が所定の閾値以下であるときは、自車が停車であると決定し、その停車モードに応じた休止時間設定特性に従ってワイパの休止時間を演算することを特徴とする車両用ワイパ制御装置。
  2. 前記休止時間演算部は、前車無しモードに応じた間欠休止時間設定特性を走行時における基準とし、
    前記基準に対して、
    前記前車有りモードの間欠休止時間設定特性を予め設定した定数と、車速と車間距離との比に応じて設定し、
    前車有りモードと判定された場合は設定した間欠休止時間設定特性に基づいて休止時間を演算することを特徴とする請求項1記載の車両用ワイパ制御装置。
  3. 前記前車の有り無し判定部に設けられる閾値は、
    車速と車間距離とから前車有りモード、または前車無しモードの判定のための制御マップを備えるとともに、
    該制御マップは、前車有りモード、または前車無しモードとの判定についてヒステリシス特性を有することを特徴とする請求項1または2記載の車両用ワイパ制御装置。
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