JP3667811B2 - Metal carrier - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車エンジン等の内燃機関から排出される排ガスを浄化するためのメタル担体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来排気ガスを浄化するための触媒コンバータにはセラミックスメタル担体が使用されたが、耐熱性、低圧損および搭載性の点より最近はメタル担体の使用が増加している。
【0003】
メタル担体は厚さ50μm程度の耐熱性のあるフェライト系ステンレス鋼等の金属よりなる平箔と、この平箔をコルゲート加工した波箔とを渦巻状に巻回してハニカム体を形成し、これを同じく耐熱性のあるフェライト系ステンレス鋼等の耐蝕、耐熱性金属で製造された外筒に収納し、ロウ付け等により相互に接合して構成されている。
【0004】
このメタル担体は白金、パラジウム、ロジウム等の排ガス浄化用の触媒を担持された後、例えば自動車エンジンの排ガス系に搭載使用される。
そのため、本メタル担体は運転状況の変化に伴う激しい温度変化、振動を受けるが、もし損傷すると浄化性能が落ちるばかりか、排気系の閉鎖あるいはエンジン損傷を引き起こすため特に高い耐久性が要求される。
【0005】
メタル担体に作用する熱応力は、温度差の大きい外筒とハニカム体間では特に大きく従来からその応力を緩和するため、様々な接合構造が提案されている。
例えば、特開平4−148016号公報に示されるように、ハニカム体内部の接合構造およびハニカム体と外筒の接合箇所を特定し、熱変形に対する自由度を上げ、いわゆる柔構造とし、熱応力を下げる方法、あるいは、特開平3−157139号公報、特開平2−298620号公報に示されるように、筒状の中間体をハニカム体と外筒の間に配置し、内側でハニカム体と、外側で外筒と接合するが、その両接合箇所を軸方向に一致させないことにより、同じく熱変形に対する自由度を上げる方法がある。
【0006】
従来の方法は、ハニカム体内部および外筒とハニカム体間の接合構造を合理化したり、また中間体を設けることにより、熱変形に対する自由度を高め、良好な耐久性を確保しているが、製造が複雑で生産性が低くなり、コスト高になる問題があった。またハニカム体を拡散接合する場合は、特別な対策を講じなければ平箔と波箔の接触箇所は全て接合されるが、このようにハニカム体が全体接合された場合は、外筒とハニカム体間の変形に対する自由度をさらに高める必要があるが、従来の方法では不足し、ハニカム体支持部が破損し終わりには、ずれてしまう問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、メタル担体のハニカム体が全体接合されたり、排気ガスの温度変化が大きく、従来の方法ではハニカム体と外筒間の変形に対する自由度が不足するため、高い耐久性が得られない場合、外筒とハニカム体間に中間を設けることにより高い自由度を簡便な方法で付与したメタル担体を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、耐久性のあるメタル担体として、
(1)平箔と波箔を交互に巻回あるいは積層したハニカム体を形成した後、その外側に箔と同じあるいはそれよりも厚い薄板を2回以上巻回して中間体を形成し、その中間体の内面とハニカム体外面とは連続的に一周しかも軸方向に全長接合し、中間体の外面においては外筒と一周以内しかも軸方向に全長接合し、さらに中間体内部においては一周以上の非接合層を設けたことを特徴とするメタル担体、
(2)ハニカム体内部を全体接合したことを特徴とする前(1)項記載のメタル担体、 (3)中間体をコルゲート加工していない平板とすることを特徴とする前(1)あるいは(2)項記載のメタル担体、
(4)中間体をコルゲート加工した波板とすることを特徴とする前(1)あるいは(2)項記載のメタル担体、である。
【0009】
以下本発明を詳細に説明する。
図1は本発明のメタル担体1の外観図である。平箔2と波箔3を巻回あるいは積層して形成されたハニカム体4の外側に、2回以上巻回した中間体5が、さらにその外側に外筒6が配置されている。同構成においてハニカム体4は中間体5の内面と接合し、また中間体5の外面は、外筒6の内面と接合されている。しかし、多重に巻回されている中間体5の内部は接合されていない。
【0010】
また中間体5の板厚は、外筒6より薄く、ハニカム体を構成している平箔2、波箔3より厚く設定されている。
中間体5は、ハニカム体4とは連続的にあるいは間欠的に一周分で接合し、外筒6とは一周分以内で、連続的あるいは間欠的に接合されている。
【0011】
従って、本発明のメタル担体1の中間体5は、熱応力的には内周でハニカム体4を保持し、その外面で外筒6に結合しているコイルバネのような役割を有し、半径方向の変位に対して容易に追従でき、また熱伝導的には、中間体5内部の非接合層が断熱層として作用し、ハニカム体4と中間体5の温度差が小さくなり、同時に中間体5と外筒6間の温度差も小さくなり、ハニカム体4と外筒6間で発生する応力を小さくできる。
【0012】
ハニカム体4には、触媒が塗布されているので、その反応熱が発生し軸方向に熱応力が発生する。しかし、ハニカム体4が全体接合されているため、その軸方向の変位は、強制的に拘束されるので変位量が小さくなり、良好な耐久性を確保できる。
【0013】
図2は本発明のメタル担体1の構成を示す図である。(a)図には平箔2と波箔3が巻回され形成されたハニカム体4の外観を示し、(b)図にそのハニカム体4を巻き込み包む中間体5の外観を示すが、2回以上カールされている。また図2では中間体は平坦な薄板で示しているが、コルゲート加工した波箔を同様に2回以上カールしても良い。(c)図にはハニカム体4と中間筒5を収納する外筒6の外観を示す。これらの接触面には、例えばロウ付けする場合は相互に接合するためのロウ材、あるいは拡散接合する場合は界面接合を清浄にし接合できる準備がなされ、また逆に接合しない部位については接合防止剤等が塗布された後、必要な加圧力が付加され密着するように組み立てられる。
【0014】
以下本発明のメタル担体における各種の接合構造を示す。
図3から図5までは、メタル担体縦断面における接合構造の実施例を示し、図6から図9は各メタル担体横断面の接合構造を示す。なお、これらの縦断面の接合構造と横断面の接合構造は、特定の組み合わせはなく、適宜、組み合わせて使用できるものである。
【0015】
図3は、ハニカム体4は斜線で示す範囲が例えば拡散接合あるいはロウ付けにより、平箔と波箔の全ての接点が、原則的に接合されている。5は中間体であるが、その内面のハニカム体4の外面と接するの部位7(点で示している範囲の部位)は軸方向に全長接合している。同様に中間体5の外面と外筒6の内面と接する部位8(点で示している範囲の部位)は軸方向に全長接合している。しかし、中間体5の内外面以外の、中間層9は接合されない。
【0016】
図4は、例えば中間体5のハニカム体4および外筒6との接合部を、高温の排気ガスから保護する場合に採用するが、ハニカム体4は斜線で示す範囲が例えば拡散接合あるいはロウ付けにより、平箔と波箔の全ての接点が、原則的に接合されている。中間体5の内面のハニカム体4の外面と接する部位7は軸方向に、例えば排気ガスの出側の特定範囲を接合し、外筒6の内面と接する部位8は軸方向に、例えば排気ガス出側の特定範囲を接合している。しかし、同じく中間体5の内外面以外の、中間層9は接合されない。なお中間体5の長さは、図4では接合範囲に留めているが、接合長よりも長くしても支障ない。
【0017】
図5は、例えばハニカム体5の長さが短いため、使用中に外筒6の中で傾くのを防止する場合に採用する。同図においてハニカム体4の長さは短いが、中間体5および外筒6は、ハニカム体4より長く、使用中に変形が発生しても、その姿勢を維持できる長さを有している。ハニカム体4は、上記と同様に斜線で示す範囲が例えば拡散接合あるいはロウ付けにより、平箔と波箔の全ての接点が、原則的に接合されている。中間体5の内面のハニカム体4の外面と接する部位7は軸方向に、例えば全長接合し、外筒6の内面と接する部位8は軸方向に、例えば全長接合している。しかし、同じく中間体5の内外面以外の中間層9は接合されない。
【0018】
図6において、ハニカム体4は斜線で示す範囲の平箔と波箔の接点が全て接合され、中間体5の内面とは全周(点で示される範囲の部位)で接合され、また中間体5の外面は外筒6と全周(点で示される範囲の部位)で接合されている。しかし、中間体5の中間層9は接合されていない。
【0019】
図7においては、中間体5と外筒6は、ハニカム体4の箔よりも厚いため全周接合する必要がない場合に採用する接合構造である。ハニカム体4内部の接合およびハニカム体4と中間体5との接合は図6の場合と同じであるが、中間体5の外面と外筒6の内面は全周でない、一部に留め、他の点で示していない範囲の部位は接合されていない。なおこの場合、中間体5の非接合部が1周以上必要ない場合は、本発明の応用として中間体5のカールする範囲を2周以下とし、中間体5を節約することができる。
【0020】
図8は、中間体5と外筒6間の接合材を節約する場合に採用する構造を示す。すなわち中間体5と外筒6間の点で示す範囲の部位は接合し、点で示されない範囲の接合しない部位を交互に配置する。中間体5の内部の層を接合しないのは上記と同じである。
【0021】
図9はさらにハニカム体4と中間体5間、および中間体5と外筒6間の接合材を節約する場合に採用する構造である。同図で点で示す範囲の部位は接合し、表示していない範囲の部位は接合しない。すなわちハニカム体4は全体的に接合し、ハニカム体4と中間体5とは間欠的に、また中間体5は外筒6とはその一部で接合している。
【0022】
上記の応用として、公知の内部の特定箇所に非接合部を設けたハニカム体を、本発明のメタル担体に採用することは、耐久性をさらに向上し可能である。しかし製造コストから本発明のように、全体的に接合したハニカム体を採用した方が有利である。
【0023】
本発明のメタル担体1は、従来の公知のメタル担体と同様に、例えば排気ガス浄化用の白金、パラジウム、ロジウム等の貴金属を担持された後、例えば自動車の排気系に取り付け使用される。同箇所ではメタル担体は激しい温度変化を受けるため、半径方向の大きい温度差が発生し、外筒6はハニカム体4に強い圧縮引張り力が作用する。
【0024】
ハニカム体4は熱膨張により、中間体5を介して外筒6に押し付けられるが、1回目の熱膨張により、ハニカム体4は外層が若干押し潰され外径が小さくなり、以降の熱膨張では圧縮応力は殆ど作用しなくなる。一方熱収縮による引張り力は、熱膨張と熱収縮が熱サイクル毎に繰り返され発生する。しかし、内部の層が接合されていない中間体5が配設されているので、変形が吸収されハニカム体4に発生する応力が大幅に低減される。さらに同中間体5の非接合層により、外筒と断熱されるため、ハニカム体に発生する温度分布が改善され、耐久性が向上する。
次に本発明の実施例について述べる。
【0025】
【実施例】
図3に本発明の実施例のメタル担体Aを示す。横断面の接合構造を図6に示す。外筒6は19Cr−0.4Nbを合金成分とするフェライト系ステンレス鋼で、外径は100mm、長さは110mm、厚さは1.5mmである。ハニカム体4は20Cr−5Aを合金成分とするフェライト系ステンレス鋼で、外径は96.4で、厚さ50μmの平箔4と波箔5で構成されている。ハニカム体4のセル密度は、400セル/平方インチである。中間体5は20Cr−5Alを合金成分とするフィライト系ステンレンス鋼で、その長さは100mmで、2回カールされ外径は97mmで、その厚さは150μmである。
【0026】
またハニカム体4の内部の接合はロウ付けあるいは拡散接合により、ハニカム体4と中間体5の接合および中間体5と外筒6の接合は、Niを主成分とするNiロウ材で接合されている。
【0027】
図4は本発明の別の実施例のメタル担体Cを示す。その横断面の接合構造は図6に示す。外筒6、長さが50mmとなった以外は中間体5も、ハニカム体4の材質、寸法および接合方法はメタル担体Aと同じである。中間体5はメタル担体の中央より出側に配置され、ハニカム体4と中間体5は軸方向に全長、中間体5と外筒6は軸方向に全長ロウ付けされている。
【0028】
図5は本発明の別の実施例のメタル担体Dを示す。その横断面の接合構造は図6に示す。外筒6、中間体5、ハニカム体4も長さが50mmとなった以外は材質、寸法および接合方法はメタル担体Aと同じである。ハニカム体4は担体の入側に配置され、ハニカム体4と中間体5は軸方向に全長、中間体5と外筒6は軸方向に全長ロウ付けされている。
【0029】
図10は、本発明のメタル担体と比較するための公知のメタル担体Eである。メタル担体各部の寸法、材質は同じであるが、ハニカム体4の外径は、中間体がないため、97mmである。ハニカム体10の内部は斜線の範囲がロウ付けで接合されている。ハニカム体10と外筒6は、メタル担体の出側近傍の点で示される範囲の部位11でロウ付けされており、温度変化の大きい排気ガスによる半径方向および軸方向の熱膨張収縮に対して、自由に変形できるので、ハニカム体10と外筒6の間に大きい熱応力が発生することは殆どなく、高い耐久性が確保される。しかし、ハニカム体10内部の接合を、図のようにパターン化するには複雑な製造工程が必要で、製造コストが掛かる問題がある。
【0030】
図11は、本発明のメタル担体と比較するための公知のメタル担体Fである。外筒6、ハニカム体4、中間体12の材質は同じである。外筒6のサイズはメタル担体Aと同じであるが、中間体12は厚さは150μmであるが、ハニカム体4の周りを一周しているのみである。ハニカム体4の内部は同様に斜線を施している範囲を拡散接合あるいはロウ付けで全体接合されているが、ハニカム体4と中間体12は担体の入側近傍部13で、中間体11と外筒6は出側近傍部14で接合されている。排気ガスの温度変化による、メタル担体Fのハニカム体4の半径方向の熱膨張収縮を、中間体12の撓みで逃げる構造となっている。
【0031】
これらの各種メタル担体の製造コストを相対比較すると共に、耐久性を評価するため排気量2000ccの、4サイクルエンジンの出側に取付け、図12のような熱サイクル試験を実施した。
同図で縦軸は温度、横軸は時間を表し、測温はメタル担体の上流側端面から20mmの位置で行い、Temp1 =150℃、Temp2 =900℃、T1 =10min 、T2 =10min である。達成すべき試験サイクル数は、1000サイクルであるが、耐久性を相対評価するため試験サイクル数を1500サイクルまで延長し評価した。
【0032】
その製造コスト比較と耐久試験結果を表1に示す。
外筒からハニカム体が外れるまでのサイクル数を示す。なお、判定は1000サイクル耐えれば合格とした。
【0033】
【表1】
【0034】
以上のように、本発明の各種メタル担体および比較の従来の各種メタル担体は何れも、耐久試験に合格したが、従来のメタル担体Fは中間体の変形自由度が不足し相対的に耐久度が低い。またメタル担体Eは良好な耐久性を示したが、製造プロセスが複雑なため、製造コストが高くなる短所がある。
それに比べ本発明のメタル担体A,C,Dは、耐久性および製造コストのバランスがとれ、従来のメタル担体より総合的に優秀である。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、メタル担体の構造を合理化することにより、低コストで耐久性の優れたメタル担体を供給できることが判明した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のメタル担体の外観を示す斜視図。
【図2】 本発明のメタル担体の各構成要素の一例を示す外観斜視図。
【図3】 本発明の実施例(メタル担体A)を示す断面図。
【図4】 本発明の実施例(メタル担体C)を示す断面図。
【図5】 本発明の実施例(メタル担体D)を示す断面図。
【図6】 本発明の実施例を示すメタル担体の横断面図。
【図7】 本発明の実施例を示すメタル担体の横断面図。
【図8】 本発明の実施例を示すメタル担体の横断面図。
【図9】 本発明の実施例を示すメタル担体の横断面図。
【図10】 本発明のメタル担体と比較するための公知のメタル担体Eの縦断面図。
【図11】 本発明のメタル担体と比較するための公知のメタル担体Fの縦断面図。
【図12】 各種メタル担体の耐久性を評価するための熱サイクルパターンを示す図。
【符号の説明】
1 メタル担体
2 平箔
3 波箔
4 ハニカム体
5 中間体
6 外筒
7 ハニカム体と中間体との接合部
8 中間体と外筒の接合部
9 中間体の非接合部
10 接合部位をパターン化したハニカム体
11 ハニカム体と外筒の接合部
12 中間体
13 ハニカム体と中間体の接合部
14 中間体と外筒の接合部[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a metal carrier for purifying exhaust gas discharged from an internal combustion engine such as an automobile engine.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a ceramic metal carrier has been used in a catalytic converter for purifying exhaust gas, but recently, the use of a metal carrier has been increased from the viewpoint of heat resistance, low pressure loss and mountability.
[0003]
A metal carrier is formed by winding a flat foil made of a metal such as ferritic stainless steel having a heat resistance of about 50 μm in thickness and a corrugated corrugated foil to form a honeycomb body. Similarly, they are housed in an outer tube made of corrosion-resistant and heat-resistant metal such as ferritic stainless steel having heat resistance, and are joined to each other by brazing or the like.
[0004]
This metal carrier is loaded and used, for example, in an exhaust system of an automobile engine after a catalyst for purifying exhaust gas such as platinum, palladium, rhodium, etc. is supported.
For this reason, the metal carrier is subjected to severe temperature changes and vibrations accompanying changes in operating conditions, but if it is damaged, not only the purification performance deteriorates but also the exhaust system is closed or the engine is damaged, so that particularly high durability is required.
[0005]
The thermal stress acting on the metal carrier is particularly large between the outer cylinder and the honeycomb body having a large temperature difference, and various joining structures have been proposed in order to alleviate the stress.
For example, as shown in Japanese Patent Laid-Open No. 4-148016, the joint structure inside the honeycomb body and the joint portion between the honeycomb body and the outer cylinder are specified, the degree of freedom with respect to thermal deformation is increased, and a so-called flexible structure is formed. A lowering method, or as disclosed in JP-A-3-157139 and JP-A-2-298620, a cylindrical intermediate body is disposed between the honeycomb body and the outer cylinder, and the honeycomb body and the outside However, there is a method of increasing the degree of freedom with respect to thermal deformation by not joining the two joints in the axial direction.
[0006]
The conventional method streamlines the joint structure between the honeycomb body and between the outer cylinder and the honeycomb body, or by providing an intermediate body, thereby increasing the degree of freedom against thermal deformation and ensuring good durability. There is a problem that the manufacturing is complicated, the productivity is low, and the cost is high. When the honeycomb body is diffusion-bonded, all the contact points between the flat foil and the corrugated foil are bonded unless special measures are taken. However, when the honeycomb body is bonded as a whole, the outer cylinder and the honeycomb body are bonded together. Although it is necessary to further increase the degree of freedom with respect to the deformation in the meantime, the conventional method is insufficient, and there has been a problem that the honeycomb body supporting portion is broken and shifted at the end.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In the present invention, the entire honeycomb body of the metal carrier is joined or the temperature change of the exhaust gas is large, and in the conventional method, the degree of freedom in deformation between the honeycomb body and the outer cylinder is insufficient, so high durability cannot be obtained. In this case, a metal carrier provided with a high degree of freedom by a simple method by providing an intermediate between the outer cylinder and the honeycomb body is provided.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention is a durable metal carrier,
(1) After forming a honeycomb body in which flat foil and corrugated foil are alternately wound or laminated, an intermediate body is formed by winding a thin plate that is the same as or thicker than the foil twice or more on the outside. The inner surface of the body and the outer surface of the honeycomb body are continuously joined in a full length in the axial direction, and the outer surface of the intermediate body is joined in a full length in the axial direction with the outer cylinder within one turn. A metal carrier characterized by providing a bonding layer;
(2) The metal carrier as set forth in (1) above, wherein the inside of the honeycomb body is entirely joined, (3) Before (1) or (), wherein the intermediate body is a flat plate not corrugated. 2) the metal carrier according to
(4) The metal carrier according to (1) or (2) above , wherein the corrugated intermediate plate is used as the intermediate.
[0009]
The present invention will be described in detail below.
FIG. 1 is an external view of a metal carrier 1 of the present invention. An
[0010]
The plate thickness of the
The
[0011]
Therefore, the
[0012]
Since the
[0013]
FIG. 2 is a diagram showing the configuration of the metal carrier 1 of the present invention. FIG. 2A shows the appearance of a
[0014]
Hereinafter, various joining structures in the metal carrier of the present invention are shown.
FIGS. 3 to 5 show an example of the joining structure in the vertical cross section of the metal carrier, and FIGS. 6 to 9 show the joining structure of the cross section of each metal carrier. In addition, the joining structure of these vertical cross sections and the joining structure of a cross section do not have a specific combination, and can be used combining them suitably.
[0015]
In FIG. 3, the
[0016]
FIG. 4 is employed when, for example, the joint between the
[0017]
FIG. 5 is employed when, for example, the
[0018]
In FIG. 6 , the contact points of the flat foil and the corrugated foil in the range indicated by diagonal lines are all bonded to the
[0019]
In FIG. 7 , the
[0020]
FIG. 8 shows a structure that is adopted when saving the bonding material between the
[0021]
FIG. 9 shows a structure that is employed when the bonding material between the
[0022]
As the above-mentioned application, it is possible to further improve the durability by adopting a known honeycomb body provided with a non-joined portion at a specific location inside the metal carrier of the present invention. However, from the manufacturing cost, it is more advantageous to adopt a honeycomb body bonded as a whole as in the present invention.
[0023]
The metal carrier 1 of the present invention is used, for example, after being loaded with a noble metal such as platinum, palladium or rhodium for purifying exhaust gas, for example, in the exhaust system of an automobile, in the same manner as a conventionally known metal carrier. At the same location, the metal carrier is subjected to a drastic temperature change, so that a large temperature difference occurs in the radial direction, and a strong compressive tensile force acts on the
[0024]
The
Next, examples of the present invention will be described.
[0025]
【Example】
FIG. 3 shows a metal carrier A according to an embodiment of the present invention. FIG. 6 shows a cross-sectional joining structure. The
[0026]
Also, the inside of the
[0027]
FIG. 4 shows a metal carrier C according to another embodiment of the present invention. The junction structure of the cross-section shown in FIG. Except for the
[0028]
FIG. 5 shows a metal carrier D according to another embodiment of the present invention. The junction structure of the cross-section shown in FIG. The material, dimensions, and joining method are the same as those of the metal carrier A except that the length of the
[0029]
FIG. 10 shows a known metal carrier E for comparison with the metal carrier of the present invention. Although the dimensions and materials of the respective parts of the metal carrier are the same, the outer diameter of the
[0030]
FIG. 11 shows a known metal carrier F for comparison with the metal carrier of the present invention. The materials of the
[0031]
The relative manufacturing costs of these various metal carriers were compared, and in order to evaluate the durability, they were mounted on the exit side of a 4-cycle engine with a displacement of 2000 cc, and a thermal cycle test as shown in FIG. 12 was performed.
In the figure, the vertical axis represents temperature, the horizontal axis represents time, and the temperature measurement is performed at a position 20 mm from the upstream end face of the metal carrier, Temp1 = 150 ° C., Temp2 = 900 ° C., T1 = 10 min, T2 = 10 min. . The number of test cycles to be achieved is 1000, but the test cycle number was extended to 1500 cycles for relative evaluation of durability.
[0032]
The production cost comparison and the durability test results are shown in Table 1.
The number of cycles until the honeycomb body is detached from the outer cylinder is shown. In addition, the determination was accepted if it could withstand 1000 cycles.
[0033]
[Table 1]
[0034]
As described above, each of the various metal carriers of the present invention and the conventional various metal carriers for comparison passed the durability test, but the conventional metal carrier F lacks the degree of freedom of deformation of the intermediate and is relatively durable. Is low. In addition, although the metal carrier E showed good durability, there is a disadvantage that the manufacturing cost is high because the manufacturing process is complicated.
In contrast, the metal carriers A 1 , C, and D of the present invention have a balance between durability and manufacturing cost, and are comprehensively superior to conventional metal carriers.
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it has been found that by rationalizing the structure of the metal carrier, it is possible to supply a metal carrier having excellent durability at low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an appearance of a metal carrier of the present invention.
FIG. 2 is an external perspective view showing an example of each component of the metal carrier of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing an embodiment (metal carrier A) of the present invention.
FIG. 4 is a sectional view showing an example of the present invention (metal carrier C).
FIG. 5 is a sectional view showing an example of the present invention (metal carrier D).
FIG. 6 is a cross-sectional view of a metal carrier showing an embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view of a metal carrier showing an embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a cross-sectional view of a metal carrier showing an embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a cross-sectional view of a metal carrier showing an embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a longitudinal sectional view of a known metal carrier E for comparison with the metal carrier of the present invention.
FIG. 11 is a longitudinal sectional view of a known metal carrier F for comparison with the metal carrier of the present invention.
FIG. 12 is a diagram showing a thermal cycle pattern for evaluating the durability of various metal carriers.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
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