JP3666607B2 - Plasma panel driving method, driving apparatus, and plasma panel - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、メモリ機能を有する表示素子により構成された表示パネルを駆動する高圧回路技術に係わり、特に、AC(交流)型プラズマパネル(Plasma Panel)を備えた表示装置における駆動回路間の電流経路を簡略化する技術に関する。
【0002】
現在、AC型プラズマパネルとしては、2本の電極で選択放電(アドレス放電)及び維持放電を行う2電極型と、第3の電極を利用してアドレス放電を行う3電極型とが存在する。
【0003】
2電極型であって階調表示を行うカラープラズマパネルでは、放電により発生した紫外線により、放電セル内に形成した蛍光体を励起する。蛍光体には放電により紫外線と同時に発生した正電荷のイオンが衝突するので、この衝撃により蛍光体は大きく損傷を受ける。2電極型は、放電により生じたイオンが蛍光体に直接衝突するような構成になっているため、蛍光体の寿命の低下を招く。これを回避するために、カラープラズマパネルとして、面放電を利用した3電極構造が一般に用いられている。
【0004】
3電極型のプラズマパネルには、維持放電を行う第1及び第2の電極とセルの選択を行う第3の電極とが配置される。3電極型のプラズマパネルのなかでも、維持放電が行われる第1及び第2の電極と同一基板に第3の電極を形成する型と、対向する基板に配置する型が存在する。また、同一基板に前記第3の電極を形成する場合でも、維持放電を行う第1及び第2の2本の電極上に第3の電極を配置する型と、その下に第3の電極を配置する型が存在する。
【0005】
一方、3電極型のプラズマパネルを表示方法から区分けすると、蛍光体から発せられ透過した可視光を見る透過型と、蛍光体から反射した光を見る反射型とが存在する。障壁(リブ、バリア)の用い方により区分けすると、放電するセル(以下、「放電セル」という。)を取り囲むように障壁を四方に設け完全密封する型と、障壁を一方の基板のみに設け、他方の基板に対し電極間のギャップ(距離)の適正化によって空間的結合を切る型等がある。なお、障壁は、放電を行う単位であるセルと隣接するセルとの空間的な結合を断ち切るために用いる。
【0006】
上記のように多数の型が開発されているプラズマパネルは、製造上の利点から大型のパネルに適する。しかし、パネルが大型になるとより大きな電流(電力)を扱う為配線の規模も増加する。
【0007】
そのため、プラズマパネルの大型化に対応して、パネル自体の性能を維持しつつ大型化に伴って発生する消費電流の増大等の弊害を防止する工夫がなされている。
【0008】
本発明は、3電極型で面放電を行うAC型プラズマパネルを表示デバイスとした表示装置を例に採り、各電極毎の駆動回路ブロック間の電源配線を簡略化し、装置の大型化及び集積を行うものである。
【0009】
【従来の技術】
従来の3電極型・面放電型・AC型プラズマパネルを図面に基づいて説明する。図13は従来のプラズマパネルの平面図であり、図14はこのプラズマパネルの断面図である。(A)はアドレス電極に水平な方向における断面図、(B)はアドレス電極に垂直な方向における断面図である。
【0010】
図13に示すように、3電極型のAC型プラズマパネルは、2本の維持電極(X電極とYn電極(1<n<N))に交互に維持パルス(サスティンパルス)を印加し、アドレス電極An(1<n<M)でセルを選択する。
【0011】
パネルPの断面構造としては、図14に示すように、パネルPは2枚のガラス基板40、49によって構成されている。第1の基板(前面ガラス基板)49には、平行する維持電極である第1(X電極)50及び第2の電極(Y電極)51を備えており、これらの電極はバス電極47と透明電極48とによって構成されている。透明電極48は蛍光体42からの反射光を透過させる役割があるため、ITO(酸化インジュームを主成分とする透明の導体膜)等によって形成される。また、バス電極47は電極抵抗による電圧ドロップを防ぐため、低い抵抗値の材料で形成する必要があるため、クロム(Cr)や銅(Cu)により形成される。これらを誘電体層(ガラス)46で被覆し、放電面には保護膜45としてMgO(酸化マグネシューム)膜を形成する。また、前記第1の基板49と向かい合う第2の基板40には、第3の電極(アドレス電極)54を維持電極50、51と直交する方向に設ける。アドレス電極54間には障壁53を形成し、障壁53の間にはアドレス電極54を覆うように赤、緑、青の発光特性を持つ蛍光体42を形成する。障壁53の尾根とMgO膜45が密着する形で2枚のガラス基板49、40が組み立てられいる。
【0012】
上記プラズマパネルPは、維持電極に維持電圧を印加することにより放電を持続し、蛍光体の発光を行う。
初めに高い電圧(書込電圧)のパルス(書込パルス)で放電させ壁電荷を生成する。放電によって発生した正電荷であるイオンは、負の電圧が印加されている電極上の絶縁層の表面に蓄積される。同様に負電荷である電子は、正の電圧が印加されている電極上の絶縁層の表面に蓄積される。次いで、アドレス電極An(1<n<M)に極性の異なる前回よりも低い電圧(維持電圧)のパルス(維持パルス)を印加すると、前に蓄積された壁電荷による電圧が加算される。その結果、放電空間に対する電圧は大きなものとなり、放電電圧のしきい値を越えて放電を開始する。一回の放電は、パルス印加直後の1μsから数μsの期間に終了する。つまり、一度書込放電を行い壁電荷を生成したセルは、その後、維持パルスを交互に逆極性で印加することで放電を持続するという特徴がある。この現象をメモリ効果又はメモリ機能と呼んでいる。一般に、AC型プラズマパネルはこのメモリ効果を利用して表示を行うものである。
【0013】
図15に、図13及び図14に示したプラズマパネルを駆動するための周辺回路を示す。
アドレス電極A1〜AMは1本毎にアドレスドライバ66に接続され、アドレスドライバ66によってアドレス放電時のアドレスパルスが印加される。また、Y電極Y1〜Ynは個別にスキャンドライバ68に接続される。スキャンドライバ68はY側共通ドライバ63に接続されており、アドレス放電時のパルスはスキャンドライバ63を経由して、Y電極Y1〜Ynに印加される。X側共通ドライバ61は、書込パルス、維持パルス等を発生する。
【0014】
これらのドライバ回路は、制御回路64によって制御される。制御回路64は、外部から同期信号や表示データ信号に基づいて動作する。
図16は、図13及び図14に示すプラズマパネルを図15に示す回路により駆動する場合の従来の駆動方法による駆動波形を示す。図16は、いわゆる従来の「アドレス/維持放電期間分離型・書込アドレス方式」における1サブフィールド期間の動作の概略を示している。
【0015】
図16から判るように、1サブフィールドはリセット期間とアドレス期間、さらに、維持放電期間に分離される。リセット期間においては、前のサブフィールドで点灯していたセルを消去させるため、細幅消去パルスを印加し消去放電を行っている。この細幅消去パルスに伴う消去放電によって、パネル内の全セルの状態が壁電荷のない均一な状態となる。
【0016】
次に、アドレス期間において、表示データに応じたセルのON/OFFを行うために、線順次でアドレス放電が行われる。まずY電極に−VYレベル(約マイナス150V)のスキャンパルスを印加する。同時に、アドレス電極中、維持放電を起すセル、すなわち、点灯させるべきセルに対応するアドレス電極に電圧Va(約50V)のアドレスパルスを選択的に印加する。点灯させるセルのアドレス電極とY電極との間で放電が起こる。これをプライミング(種火)としてX電極(電圧VX=50V)とY電極間の放電に即移行する。これにより、選択されたラインの選択されたセルにおいて、X電極とY電極上のMgO面とに維持放電が可能な量の壁電荷が蓄積する。
【0017】
以下、順次、他の表示ラインについても同様の動作が行われ、全表示ラインにおいて、新たな表示データの書き込みが行われる。
その後、維持放電期間になると、Y電極とX電極に交互に電圧がVs(約180V)である維持パルスが印加されて維持放電が行われ、1サブフィールドの画像表示が行われる。なお、かかる「アドレス/維持放電期間分離型・書込アドレス方式」においては、維持放電期間の長短、つまり維持パルスの回数によって輝度が決定される。
【0018】
具体的には、図16に示すように、多階調表示(256階調表示)が行われる。例えば、この例では、1フレームは8個のサブフィールド:SF1、SF2、SF3、SF4、SF5、SF6、SF7、SF8に区分される。これらのサブフィールドSF1〜SF8においては、リセット期間とアドレス期間はそれぞれ同一の長さとなる。また、維持放電期間の長さは、1:2:4:8:16:32:64:128の比率となる。したがって、点灯させるサブフィールドを選択することで、0から255までの256階調の輝度の違いを表示できる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のプラズマパネルの駆動方法を用いてパネルを大型化しようとすると、ロジックの誤動作を引き起こすおそれが高いという第1の問題、配線パターンの増加によりパネルの駆動に必要な回路を設けることが困難になるという第2の問題、さらに、動作電圧のマージンを狭くするといった第3の問題が生じていた。
【0020】
かかる従来例における課題を図17に基づいて説明する。
図17(A)は、維持パルスをX電極及びY電極に印加するための駆動手段及び駆動手段間の電源及びGNDの配線パターンを概略的に示した図である。また、(B)は駆動手段の回路機能と維持放電時の電流回路を概略的に示した図であり、(C)は維持パルスを印加した場合に電流が流れるタイミングを示した図である。
【0021】
AC型のプラズマパネルは、2本の維持電極間に交互に維持電圧を印加して維持放電を行い、蛍光体を発光させる。この場合の電流を考えると(図17(B)参照)、まずX電極に電圧Vsからなる維持パルスが印加されると、電源→X側駆動手段71(アップサイドSW78)→パネルPのX電極→各セルにおける放電電流→パネルPのY電極→Y側駆動手段72(ダウンサイドSW77)→GNDへと電流が流れる。また、パルスを取り去る場合に流れる電流の方向はこの逆である。
【0022】
一方、Y電極に電圧Vsからなる維持パルスが印加されると、電源→Y側駆動手段72(アップサイドSW76)→パネルPのY電極→各セルの放電電流→パネルPのX電極→X側駆動手段71(ダウンサイドSW79)→GNDへと電流が流れる。同様に、パルス除去する場合は逆の方向で電流が流れる。
【0023】
上記動作における電流波形を図17(C)に示す。
X電極に維持パルスが印加された場合には、電極間の容量を充電する容量に対する充電電流(T1)、ガス放電による放電電流(T2)、維持パルスを取り除く場合に流れる容量に対する放電電流(T3)が流れる。さらに、Y電極に維持パルスが印加されると、電極間の容量を充電する容量に対する充電電流(T4)、ガス放電による放電電流(T5)、維持パルスを取り除く場合に流れる容量に対する放電電流(T6)が流れる。
【0024】
ここで着目しなければならない点は、X側とY側の駆動手段間に大電流経路が電源ラインとGNDラインの2系統からなることである。特に、プラズマパネルの大型化に伴って、X側の駆動手段71はX電極の引き出し端子寄りに、Y側の駆動手段72がY電極の引き出し端子寄りにそれぞれ配置するため、その間を結ぶ経路はより長いものとなる。さらに、パネルが大型化すると、駆動手段が取り扱う電流量が多くなる。
【0025】
このため、経路のインピーダンスが十分低くない限りは、ロジック系の基準電位となるGND電位が場所によって異なるため、ロジックの誤動作を引き起こす可能性が生ずるのである(第1の問題)。
【0026】
また、パネルの裏面には、コントロール回路(ロジック回路)、インターフェース回路(ビデオ信号をデジタル信号に変換するもの)及びAC電源からパネルの駆動に必要なDC電源を作り出す回路等を搭載する必要がある。よって、この部分に大面積を必要とする2系統の電源パターンを配線することは、各種回路の実装面積を確保する上で大きな問題となる(第2の問題)。
【0027】
さらに、アドレス放電を行うアドレス電極とY電極間の壁電荷の蓄積状態は、アドレス期間に入る直前のタイミングでは、いずれのセルにおいても均一な状態になっている必要がある。しかし、維持放電を行うと、アドレス電極側には何らかの壁電荷が蓄積される。この壁電荷は、リセット期間において用いる細幅パルスによっても完全に消去することができない。細幅消去パルスは、X電極とY電極間の電荷を消去するものだからである。したがって、アドレス電極側に蓄積された壁電荷を完全に消去することが困難なので、動作電圧マージンが狭くなるのである(第3の問題)。
【0028】
上記問題点に鑑み、本発明は、誤動作がなく、配線面積が少なく、且つ、動作電圧のマージンの広いプラズマパネル駆動方法、駆動装置及び画像表示装置を提供することを課題とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】
図1に、第1の原理に係る発明の構成を示す。
図2に、第2の原理に係る請求項1に記載した発明の構成を示す。
請求項1に記載のプラズマパネルの駆動装置101は、少なくとも維持放電を実施するため互いに並行に配置された一対の電極と、表示データを供給するため当該一対の電極と交差するように配置されたアドレス電極と、を備えたプラズマパネルの駆動装置であって、基準電位に対して正極性の振幅を有する正側維持パルス信号を前記一対の電極の一方に対して供給する第1の信号ラインと、前記基準電位に対して負極性の振幅を有する負側維持パルス信号を前記一対の電極の一方に対して供給する第2の信号ラインと、を備え、前記正側維持パルス信号を供給する際には、前記第2の信号ラインを接地するとともに、前記第1の信号ラインから前記正側維持パルス信号を前記一対の電極の一方に供給し、前記負側維持パルス信号を供給する際には、前記第1の信号ラインを接地するとともに、前記第2の信号ラインから前記負側維持パルス信号を前記一対の電極の一方に供給するように構成される。
【0034】
図3に、第3の原理に係る請求項2に記載した発明の構成を示す。
請求項2に記載のプラズマパネルの駆動装置102は、請求項2記載のプラズマパネルの駆動装置において、前記正側維持パルス信号を前記一対の電極の一方に対して供給する第1の信号ラインと、前記負側維持パルス信号を前記一対の電極の一方に対して供給する第2の信号ラインと、前記第1及び第2の信号ラインの間に設けられたコンデンサと、を備え、前記第1の信号ラインの側から前記コンデンサに電荷を蓄積し、前記維持放電期間において前記正側維持パルス信号を供給する際には、当該供給に先立って前記第2の信号ラインを接地し、且つ、前記第2の信号ラインの側から前記コンデンサに電荷を蓄積し、前記維持放電期間において前記負側維持パルス信号を供給する際には、当該供給に先立って前記第1の信号ラインを接地し、前記コンデンサに蓄積された電荷を用いて、前記正側維持パルス信号又は前記負側維持パルス信号を、前記一対の電極の一方に供給するように構成される。
【0035】
請求項3に記載のプラズマパネルは、維持放電を行う第1及び第2の電極を互いに平行に配置した第1基板と、当該第1基板に対向して設置され放電セルを選択するための第3の電極を前記第1の電極及び第2の電極と直交させて配置した第2基板と、を備えたプラズマパネルであって、前記第1の電極及び前記第3の電極の交差する部分に対応する前記第3の電極を被覆する絶縁層の厚さが、前記第2の電極及び前記第3の電極の交差する部分に対応する前記第3の電極を被覆する絶縁層の厚さよりも厚く、前記第1及び前記第2の電極の一方に対し、基準電位に対して正極性の振幅を有する正側維持パルス信号と、前記基準電位に対して負極性の振幅を有する負側維持パルス信号と、が交互に供給されるように構成されている。
【0045】
【作用】
請求項1に記載の発明によれば、正側維持パルス信号を一対の電極の一方に対して供給する第1の信号ラインと、負側維持パルス信号を一対の電極の一方に対して供給する第2の信号ラインと、を備え、維持放電期間において、正側維持パルス信号を供給する際には、第2の信号ラインを接地するとともに、第1の信号ラインから正側維持パルス信号を一対の電極の一方に供給し、負側維持パルス信号を供給する際には、第1の信号ラインを接地するとともに、第2の信号ラインから負側維持パルス信号を一対の電極の一方に供給する。
【0046】
請求項2に記載の発明によれば、維持放電期間において、一対の電極の一方に対し、基準電位に対して正極性の振幅を有する正側維持パルス信号と、負極性の振幅を有する負側維持パルス信号とが、交互に供給されるよう制御する。このとき、正側維持パルス信号を一対の電極の一方に対して供給する第1の信号ラインと、負側維持パルス信号を一対の電極の一方に対して供給する第2の信号ラインと、第1及び第2の信号ラインの間に設けられたコンデンサと、を備え、第1の信号ラインの側からコンデンサに電荷を蓄積し、維持放電期間において正側維持パルス信号を供給する際には、当該供給に先立って第2の信号ラインを接地し、且つ、第2の信号ラインの側からコンデンサに電荷を蓄積し、維持放電期間において負側維持パルス信号を供給する際には、当該供給に先立って第1の信号ラインを接地し、コンデンサに蓄積された電荷を用いて、正側維持パルス信号又は負側維持パルス信号を、一対の電極の一方に供給する。
【0047】
請求項3に記載の発明によれば、第1の電極及び第3の電極の交差する部分に対応する第3の電極を被覆する絶縁層の厚さが、第2の電極及び第3の電極の交差する部分に対応する第3の電極を被覆する絶縁層の厚さよりも厚いように構成され、これに加えて、第1及び第2の電極の一方に対し、正側維持パルス信号と負側維持パルス信号とが交互に供給される。
【0059】
【実施例】
本発明の装置に係る好適な実施例を図面を参照して説明する。
(I)第1実施例
第1実施例は、第1の原理(図1参照)を適用したものである。
【0060】
図4に第1実施例のプラズマパネル駆動装置を示す。(A)は表示装置全体における駆動回路の配置図であり、(B)はそのブロック図である。
図4(A)に示すように、本実施例の駆動回路200は大きくアドレス側駆動回路9、X側駆動回路7a及びY側駆動回路8に分割される。各駆動回路の駆動タイミングは制御回路10により制御される。本実施例では、強固なグランドパターンが設けられる。維持期間では、この強固なグランドパターンを通して、電源、駆動系及び両電極間に大電流を流すことができる。
【0061】
図4(B)に示すように、アドレス側駆動回路9は、アドレスの選択のための電位Vaを供給するアドレス電源17と、プラズマパネルPのアドレス電極にアドレス信号を供給するアドレスドライバ16と、アドレス期間におけるX電極の電位VaXを生成するVaX回路18とを備える。
【0062】
X側駆動回路7aは、所定の電圧を出力する電源VO と、当該電源VO からの電源電圧に基づいてプラズマパネルPのX電極を駆動するX側維持パルス(サスティンパルス)信号を生成して出力するX側サステナ11とを備える。
【0063】
Y側駆動回路8は、アドレス期間の非選択時に印加する非選択電源(−VSC)を供給する非選択電位電源13と、選択時に印加する選択電位(−VY)を供給する選択電位電源14と、維持期間にY電極を接地するためのスイッチ15と、アドレス期間に選択信号(スキャンパルス信号)をパネルPに供給するスキャンドライバ12とを備える。
図5に、第1実施例におけるX側駆動回路7aの詳細な構成を示す。当該回路は本発明の第1原理図(図1参照)のX側駆動手段1aに対応するものである。
【0064】
本実施例のX側駆動回路7aは、スイッチング素子として動作するトランジスタ(MOS−FET等)により構成される。トランジスタT12は図4のVaX回路18に相当し、アドレス期間にX電極に印加する電位Vaを供給する。トランジスタT10及びT11は維持期間にX電極に供給する維持パルス信号を一時的に接地電位に戻す。ダイオードD1〜D3は電流の逆流を防止する。トランジスタT8は図1の上側スイッチ3に相当し、維持期間に正電位(+Vs)をX電極に供給する期間導通する。トランジスタT9は図1の下側スイッチ4に相当し、維持期間に負電位(−Vs)をX電極に供給する期間導通する。各トランジスタのゲートは、制御回路10(図4(A)参照)から供給される。電源回路VO は接地電位を中心に正電位として+Vsを、負電位として−VsをそれぞれX側サステナ11に供給する。
【0065】
図6(A)に、Y側駆動回路8の詳細な構成を示す。当該回路は本発明の第1原理図(図1)のY側駆動手段2に対応するものである。
スキャンドライバ12はトランジスタT1及びT2によりプシュプル回路を構成される。プラズマパネルPの走査ラインの数(Nとする。)だけ1ライン毎に設けられる。トランジスタT3は非選択電位電源13(図4(B))に相当する。トランジスタT4は選択電位電源14(図4(B))に相当する。トランジスタT5はスイッチ15に相当する。ダイオードD5は、接地電位に対して逆バイアスとなるよう設けられ、Y電極が0Vに接地された際、非選択電位電源へ電流が流れ込むのを防いでいる。この構成により、アドレス期間では、スキャンドライバ20の高電位側入力端子に非選択電位(−VSC)が、低電位側入力端子に選択電位(−VY)が与えられる。所定の走査ラインのY電極を選択するときはトランジスタT2が、非選択とするときはトランジスタT1が各々オン状態となる。維持期間には、トランジスタT5が開くことにより、スキャンドライバ20内のトランジスタT2に並列接続されたダイオードを介して、接地電位からY電極に電流を流し込む。また、トランジスタT1に並列接続されたダイオードを介して接地電位に電流を流し込むこともできる。すなわち、Y電極に流れる電流は全て接地電位に流れ、また、接地電位から流れ込むので、ダイオードの順方向電圧降下を無視すれば、Y電極は維持期間に接地状態となっているといえる。
【0066】
図6(B)にアドレス駆動回路9の詳細な構成を示す。
このアドレス駆動回路9にて必要とされる電源は、接地電位に対して+Vaの電位を供給する電源である。
【0067】
アドレスドライバ16は、トランジスタT6及びT7のプッシュプル回路で構成される。アドレスドライバ16はアドレス電極の数だけ(M個)設ける。アドレス期間にトランジスタT6がオンされ、アドレス電位がパネルPのアドレス電極に印加される。アドレス期間以外に期間にはトランジスタT7がオンされ、アドレス電極は接地される。
【0068】
次に、第1実施例の動作を図7の駆動波形図を参照しながら説明する。
本実施例におけるサブフィールド内のリセット期間は、細幅消去パルスを使用している。リセット期間において、前回のサブフィールドで点灯(放電)していたセルは、細幅消去パルスによって消去放電が行われる(時刻t0 )。アドレス期間(時刻t1 〜t2 )では、従来例と同様に、選択的にY電極に−VYのスキャンパルス信号が印加され、アドレス放電が実行される。この時、X電極の電位はVaであるため、即、X電極とY電極間の放電に移行し、維持放電を行なうために必要な壁電荷を蓄積して放電を終了する。このように順次、アドレス選択が実行される。
【0069】
次の維持期間(時刻t3 〜t4 )では、段階でパネルの全X電極に交互に極性の異なる維持パルスが印加され維持放電が実行される。この時、Y電極の電位は0Vに固定される。
【0070】
ここで、パルスの電圧特性と印加電圧の関係を述べる。
維持放電時に印加する維持パルス信号の絶対値であるVsは、X電極とY電極間のn個のセルの最小維持電圧のなかでの最大値(Vsmn:nはn個のセルを対象とした場合を示している)以上であり、且つ、最小放電開始電圧(Vf1)未満である。さらに、Vsはアドレス電極とX電極間の最小放電開始電圧(VfAX1:1はY電極の番号)を越えない値となっている。アドレス放電とX電極間で放電を開始しないような電圧値に制限するのである。
【0071】
また、アドレスパルスの電圧(Va)とスキャンパルス(−VY)の電位差(Va+VY)は、アドレス電極とY電極の最大放電開始電圧(VfAYn:nはn個のセルを対象としていることを示している)を越える値である。さらに、スキャンパルスのみ、またはアドレスパルスのみの印加(半選択)状態で放電を開始することのないように、Va+Vsc及びVYがアドレス電極とY電極間の最小放電開始電圧(VfAY1)を越えないことが必要である。
【0072】
具体的な印加電圧の一例を述べると、Vs=170V、Va=50V、−VY=−150V、−Vsc=−50Vという電圧値が挙げられる。また、パネルの特性を示す電圧としては、Vsmn=150V、Vf1=220V、VfAY1=VfAY1=180V、VfAYn=190Vである。
【0073】
上記の如く、本第1実施例によれば、MOSトランジスタとダイオードを組み合わせただけで本発明の駆動回路が構成されるので、集積回路により本回路を構成する場合に好ましい。
(II)第2実施例
本発明の第2実施例は、第2の原理に関する本発明(図2参照)を適用したものである。
【0074】
本第2実施例の構成は、X側駆動回路の構成を除き、第1実施例(図4及び図6)と同様なので、その説明は省略する。
図8に、第2実施例のX側駆動回路7bの構成を示す。
【0075】
電源VO ’は、第1実施例と異なり、一つの電位Vsを供給する。コンデンサCはノイズを防止するために挿入する。トランジスタT10’及びT11’は、電源の接地電位に対する絶対電位を定める構成であり、図2に示す第2原理図における電源電位固定手段5aに相当する。トランジスタT8及びT9は、パネルPのX電極に維持電圧を供給する構成であり、図2に示す第2原理図におけるX側駆動手段1bに相当する。トランジスタT12はアドレス期間にX電極の電位を与えるVaX回路18である。
【0076】
上記構成において、維持期間において正電位の維持パルス信号を印加する時に、トランジスタT11’は、ゲートに制御回路10より制御信号が加えられてオンし、電源VO ’の低電位側端子(マイナス端子)を接地する。次いでトランジスタT8がオンし、接地電位に対して+Vsの振幅を有する正電位の維持パルス信号をパネルPのX電極に印加する。
【0077】
また、負電位の維持パルス信号を印加する時に、トランジスタT10’は、制御信号によりオンし、電源VO ’の高電位側端子(プラス端子)を接地する。次いでトランジスタQ9がオンし、接地電位に対して−Vsの振幅を有する負電位の維持パルス信号をX電極に印加する。
【0078】
維持期間が続く限り、維持パルス信号を印加する毎に、トランジスタT10’とT11’とを交互にオンオフし、電源VO ’の正電位側端子又は負電位側端子のいずれか一方を接地する動作を繰り返す。したがって、X電極に対しては実質的に+Vsの電源と−Vsの電源から電圧が供給されたのと等価な状態になる。
【0079】
以上の動作でパネルPに供給される信号は、第1実施例において図7に基づいて説明した駆動波形と同じになる。
以上の如く、本第2実施例によれば、単一の電源から正負の維持パルス信号が生成でき、経済的である。また、本実施例の回路は集積回路で構成するのにも適する。
(III)第3実施例
本発明の第3実施例は、第3の原理に関する本発明(図3参照)を適用したものである。
【0080】
本第3実施例の構成は、X側駆動回路の構成を除き、第1実施例(図4及び図6)と同様なので、その説明は省略する。
図9に、第3実施例のX側駆動回路7cの構成を示す。
【0081】
本第3実施例の特徴は、第2実施例のように±Vsの電源を維持パルス信号を供給する度に接地するのではなく、コンデンサC1とC2とに電荷を蓄積し、見かけ上+Vsの電源と−Vsの電源が存在するように構成している点にある。トランジスタT10とT11は、極性の異なる維持パルス信号を交互に供給する際、その極性の変化点で一旦X電位を接地する。
【0082】
さて、上記構成において、アドレス期間に、トランジスタT13及びT14はある程度長い周期でオンし、コンデンサC1及びC2に電荷を蓄積させる。例えば、アドレス期間の前半は、トランジスタT13がオンしてコンデンサC2にVsの電圧を充電する。このとき、ダイオードD11はコンデンサC2からの電流のリークを防止する。よって、ダイオードD11のカソードは+Vsの電位を維持する。
【0083】
一方、アドレス期間の後半は、トランジスタT14がオンしてコンデンサC1にVsの電圧を充電する。このとき、ダイオードD12はコンデンサC2からの電流のリークを防止する。よって、ダイオードD12のアノードは−Vsの電位を維持する。
【0084】
トランジスタT13及びT14は、上記のように、アドレス期間を前半と後半とに分けて充電するか、又は、維持期間は維持パルス信号の周期の1倍から数倍の周期でこの動作を行ってもよい。また、コンデンサC1及びC2の容量は、1回の維持パルス信号で消費される電荷量に対して十分な電荷蓄積能力を備えることが望ましい。電荷蓄積能力が高い程、維持期間におけるトランジスタ13及び14オンオフによるコンデンサC1及びC2への充電時間は少なくてもよい。
【0085】
上記の如く本第3実施例によれば、コンデンサが維持期間に必要な電荷を蓄積するので、電源の端子を維持パルスの極性が反転する毎に切り換える必要がない。また、コンデンサに充電するためのトランジスタの切換タイミングも厳格な時間管理が必要なく簡単である。
(IV)第4実施例
本発明の第4実施例は、上記各実施例において使用するに適するプラズマパネルの構造に関する。
【0086】
本第4実施例のプラズマパネル300は、図10に示すように、X電極30に近いアドレス電極21の上に、Y電極側よりも厚く誘電体層(IF層)23を設ける。この構造により、X電極とアドレス電極間の放電開始電圧が従来よりも高くなる。
【0087】
例えば、X電極30の上の厚い誘電体層23をY電極の上部よりも10ミクロン程厚くすると、アドレス電極21とY電極31間の最小放電開始電圧(VfAX1)は200〔V 〕程度になる。これは従来より20〔V 〕程度も高い電圧である。
【0088】
したがって、維持電圧Vsは200〔V〕近くまで印加することができる。
(V)第5実施例
本発明の第5実施例は、第4実施例と同様に、第1から第3実施例に使用するのに適するプラズマパネルの構造に関する。
【0089】
本第5実施例のプラズマパネル301は、図11に示すように、X電極33に近いアドレス電極35の幅をY電極34側より細くする。このため、X電極33とアドレス電極35間の放電開始電圧は従来より高くなる。
【0090】
例えば、X電極の部分のアドレス電極35をY電極34の部分より30ミクロン程度細くすると、アドレス電極35とX電極33間の最小放電開始電圧(VfAX1)は190〔V 〕と、従来より10〔V 〕程度高くすることができる。したがって、維持電圧Vsは、190〔V 〕近くまで印加することができる。
【0091】
【発明の効果】
請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、信号供給用の配線パターンを省略できるので、長距離の配線に伴って生ずる誤動作が生じにくい。また、配線パターンの省略により、配線面積が少なくなる。
【0092】
特に、請求項1に記載の発明によれば、単一の電源で正負の両極性の維持パルス信号を生成できるので、電源構成を単純化できる。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、上記効果に加え、電源入力端子を接地する動作と維持パルス信号を供給する動作とを連動させる必要がなく、維持パルス信号の供給動作にのみ時間管理を行えばよいので、処理を単純化できる。
【0093】
請求項3に記載の発明によれば、放電開始までのマージンが広いので、請求項1乃至請求項3に記載の発明に適するプラズマパネルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理を示す説明図である。
【図2】本発明の第2の原理を示す説明図である。
【図3】本発明の第3の原理を示す説明図である。
【図4】第1実施例のプラズマパネル駆動装置の構成図である。
【図5】第1実施例のX側駆動回路の構成図である。
【図6】Y側駆動回路及びアドレス駆動回路の構成図である。
【図7】実施例の駆動波形図である。
【図8】第2実施例のX側駆動回路の構成図である。
【図9】第3実施例のX側駆動回路の構成図である。
【図10】第4実施例のプラズマパネルの断面図である。
【図11】第5実施例のプラズマパネルの平面図である。
【図12】3電極・面放電・AC型プラズマパネルの平面図である。
【図13】3電極・面放電・AC型プラズマパネルの断面図である。
【図14】プラズマ回路の周辺回路の構成図である。
【図15】従来の駆動波形図である。
【図16】アドレス/維持放電型のタイムチャートである。
【図17】従来例における問題点の説明図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c、7a、7b、7c…X側駆動回路(手段)
2…Y側駆動回路(手段)
3…上側スイッチ
4…下側スイッチ
5a、5b…電源電位固定手段
8…Y側駆動回路
9…アドレス駆動回路
10…制御回路
11…X側サステナ
12…スキャンドライバ
13…非選択電位電源
14…選択電位電源
15…スイッチ
16…アドレスドライバ
17…アドレス電源
18…VaX回路[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a high-voltage circuit technology for driving a display panel constituted by a display element having a memory function, and in particular, a current path between drive circuits in a display device including an AC (alternating current) type plasma panel. It is related with the technology which simplifies.
[0002]
Currently, there are two types of AC plasma panels: a two-electrode type that performs selective discharge (address discharge) and sustain discharge using two electrodes, and a three-electrode type that performs address discharge using a third electrode.
[0003]
In a two-electrode type color plasma panel that performs gradation display, a phosphor formed in a discharge cell is excited by ultraviolet rays generated by discharge. Since positively charged ions generated simultaneously with ultraviolet rays by the discharge collide with the phosphor, the phosphor is greatly damaged by this impact. The two-electrode type has a configuration in which ions generated by discharge directly collide with the phosphor, and thus the lifetime of the phosphor is reduced. In order to avoid this, a three-electrode structure using surface discharge is generally used as a color plasma panel.
[0004]
In the three-electrode type plasma panel, first and second electrodes for performing sustain discharge and a third electrode for selecting a cell are arranged. Among the three-electrode type plasma panels, there are a type in which the third electrode is formed on the same substrate as the first and second electrodes in which the sustain discharge is performed, and a type in which the third electrode is disposed on the opposite substrate. Further, even when the third electrode is formed on the same substrate, a mold in which the third electrode is disposed on the first and second electrodes for performing the sustain discharge, and the third electrode under the first electrode is disposed. There is a type to place.
[0005]
On the other hand, when the three-electrode type plasma panel is divided from the display method, there are a transmission type in which visible light emitted from the phosphor is transmitted and a reflection type in which light reflected from the phosphor is viewed. When divided according to how the barriers (ribs, barriers) are used, a type in which the barriers are provided in four directions so as to surround the cells to be discharged (hereinafter referred to as “discharge cells”) and completely sealed, and the barriers are provided only on one substrate, There is a type in which spatial coupling is cut by optimizing the gap (distance) between the electrodes with respect to the other substrate. The barrier is used to break a spatial coupling between a cell that is a unit for discharging and an adjacent cell.
[0006]
The plasma panel in which many types are developed as described above is suitable for a large panel because of manufacturing advantages. However, as the panel becomes larger, the scale of wiring increases because it handles a larger current (electric power).
[0007]
Therefore, in response to the increase in the size of the plasma panel, a contrivance has been made to prevent adverse effects such as an increase in current consumption accompanying the increase in size while maintaining the performance of the panel itself.
[0008]
The present invention takes an example of a display device using an AC plasma panel that performs surface discharge with a three-electrode type as a display device, simplifies power supply wiring between drive circuit blocks for each electrode, and increases the size and integration of the device. Is what you do.
[0009]
[Prior art]
A conventional three-electrode type / surface discharge type / AC type plasma panel will be described with reference to the drawings. FIG. 13 is a plan view of a conventional plasma panel, and FIG. 14 is a cross-sectional view of the plasma panel. (A) is a cross-sectional view in a direction horizontal to the address electrodes, and (B) is a cross-sectional view in a direction perpendicular to the address electrodes.
[0010]
As shown in FIG. 13, a three-electrode AC plasma panel applies sustain pulses (sustain pulses) alternately to two sustain electrodes (X electrode and Yn electrode (1 <n <N)), and addresses A cell is selected by the electrode An (1 <n <M).
[0011]
As a cross-sectional structure of the panel P, as shown in FIG. 14, the panel P is constituted by two glass substrates 40 and 49. The first substrate (front glass substrate) 49 includes a first (X electrode) 50 and a second electrode (Y electrode) 51 which are parallel sustain electrodes, and these electrodes are transparent to the bus electrode 47. An electrode 48 is used. Since the transparent electrode 48 has a role of transmitting the reflected light from the
[0012]
The plasma panel P sustains discharge by applying a sustain voltage to the sustain electrodes, and emits phosphors.
First, wall charges are generated by discharging with a high voltage (write voltage) pulse (write pulse). Ions that are positive charges generated by the discharge are accumulated on the surface of the insulating layer on the electrode to which a negative voltage is applied. Similarly, negatively charged electrons are accumulated on the surface of the insulating layer on the electrode to which a positive voltage is applied. Next, when a pulse (sustain pulse) having a voltage (sustain voltage) lower than the previous one having a different polarity is applied to the address electrode An (1 <n <M), the voltage due to the wall charges accumulated before is added. As a result, the voltage with respect to the discharge space becomes large, and discharge is started beyond the threshold value of the discharge voltage. One discharge ends in a period of 1 μs to several μs immediately after the pulse application. In other words, a cell that has once written discharge and generated wall charges has a feature that it continues discharge by alternately applying sustain pulses with opposite polarity. This phenomenon is called a memory effect or a memory function. In general, an AC plasma panel performs display using this memory effect.
[0013]
FIG. 15 shows a peripheral circuit for driving the plasma panel shown in FIGS.
Each of the address electrodes A1 to AM is connected to an
[0014]
These driver circuits are controlled by the
FIG. 16 shows driving waveforms according to the conventional driving method when the plasma panel shown in FIGS. 13 and 14 is driven by the circuit shown in FIG. FIG. 16 shows an outline of the operation in one subfield period in the so-called “address / sustain discharge period separated type / write address system”.
[0015]
As can be seen from FIG. 16, one subfield is divided into a reset period, an address period, and a sustain discharge period. In the reset period, an erase discharge is performed by applying a narrow erase pulse in order to erase the cells that have been lit in the previous subfield. Due to the erase discharge accompanying this narrow erase pulse, the state of all cells in the panel becomes uniform with no wall charges.
[0016]
Next, in the address period, address discharge is performed line-sequentially in order to turn on / off the cells according to the display data. First, a scan pulse of −VY level (about −150 V) is applied to the Y electrode. At the same time, an address pulse of voltage Va (about 50 V) is selectively applied to the address electrode corresponding to the cell in the address electrode where sustain discharge occurs, that is, the cell to be lit. Discharge occurs between the address electrode and the Y electrode of the cell to be lit. This is used as priming, and the process immediately shifts to discharge between the X electrode (voltage VX = 50 V) and the Y electrode. As a result, in the selected cell of the selected line, wall charges of an amount capable of sustain discharge accumulate on the X electrode and the MgO surface on the Y electrode.
[0017]
Thereafter, the same operation is sequentially performed on the other display lines, and new display data is written on all the display lines.
Thereafter, during the sustain discharge period, a sustain pulse having a voltage of Vs (about 180 V) is alternately applied to the Y electrode and the X electrode to perform a sustain discharge, and an image display of one subfield is performed. In the “address / sustain discharge period separation type / write address system”, the luminance is determined by the length of the sustain discharge period, that is, the number of sustain pulses.
[0018]
Specifically, as shown in FIG. 16, multi-gradation display (256 gradation display) is performed. For example, in this example, one frame is divided into eight subfields: SF1, SF2, SF3, SF4, SF5, SF6, SF7, and SF8. In these subfields SF1 to SF8, the reset period and the address period have the same length. The length of the sustain discharge period is a ratio of 1: 2: 4: 8: 16: 32: 64: 128. Accordingly, by selecting a subfield to be lit, a difference in luminance of 256 gradations from 0 to 255 can be displayed.
[0019]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the panel is to be enlarged using the above conventional plasma panel driving method, the first problem is that there is a high risk of causing a malfunction of the logic, and a circuit necessary for driving the panel is provided due to an increase in wiring patterns. The second problem that it becomes difficult, and the third problem that the margin of the operating voltage is narrowed arise.
[0020]
The problem in this conventional example is demonstrated based on FIG.
FIG. 17A is a diagram schematically showing a driving means for applying a sustain pulse to the X electrode and the Y electrode, a power source between the driving means, and a GND wiring pattern. (B) is a diagram schematically showing the circuit function of the driving means and the current circuit during sustain discharge, and (C) is a diagram showing the timing of current flow when a sustain pulse is applied.
[0021]
In the AC type plasma panel, a sustain voltage is alternately applied between two sustain electrodes to perform a sustain discharge, thereby causing the phosphor to emit light. Considering the current in this case (see FIG. 17B), first, when a sustain pulse composed of the voltage Vs is applied to the X electrode, the power source → the X side driving means 71 (upside SW 78) → the X electrode of the panel P → Discharge current in each cell → Y electrode of panel P → Y side driving means 72 (downside SW 77) → Current flows to GND. The direction of the current that flows when the pulse is removed is the opposite.
[0022]
On the other hand, when a sustain pulse consisting of the voltage Vs is applied to the Y electrode, the power source → the Y side driving means 72 (upside SW 76) → the Y electrode of the panel P → the discharge current of each cell → the X electrode of the panel P → the X side. Current flows from the drive means 71 (downside SW 79) to GND. Similarly, when removing pulses, current flows in the opposite direction.
[0023]
A current waveform in the above operation is shown in FIG.
When the sustain pulse is applied to the X electrodes, the charge current (T1) for the capacity for charging the capacity between the electrodes, the discharge current (T2) due to gas discharge, and the discharge current (T3) for the capacity that flows when the sustain pulse is removed. ) Flows. Further, when the sustain pulse is applied to the Y electrode, the charge current (T4) for the capacity for charging the capacity between the electrodes, the discharge current (T5) due to gas discharge, and the discharge current (T6) for the capacity that flows when the sustain pulse is removed. ) Flows.
[0024]
The point to be noted here is that the large current path is composed of two systems of the power supply line and the GND line between the driving means on the X side and the Y side. In particular, as the size of the plasma panel increases, the X-side drive means 71 is arranged closer to the X electrode lead-out terminal and the Y-side drive means 72 is placed closer to the Y-electrode lead-out terminal. It will be longer. Furthermore, when the panel is enlarged, the amount of current handled by the driving means increases.
[0025]
For this reason, unless the impedance of the path is sufficiently low, the GND potential that is the reference potential of the logic system varies depending on the location, which may cause a malfunction of the logic (first problem).
[0026]
Further, on the back surface of the panel, it is necessary to mount a control circuit (logic circuit), an interface circuit (which converts a video signal into a digital signal), and a circuit for generating a DC power source necessary for driving the panel from an AC power source. . Therefore, wiring two power supply patterns that require a large area in this portion is a big problem in securing a mounting area for various circuits (second problem).
[0027]
Furthermore, the wall charge accumulation state between the address electrode and the Y electrode for performing address discharge needs to be uniform in any cell at the timing immediately before the address period starts. However, when the sustain discharge is performed, some wall charges are accumulated on the address electrode side. This wall charge cannot be completely erased even by the narrow pulse used in the reset period. This is because the narrow erase pulse erases the electric charge between the X electrode and the Y electrode. Therefore, it is difficult to completely erase the wall charges accumulated on the address electrode side, so that the operating voltage margin is narrowed (third problem).
[0028]
In view of the above problems, it is an object of the present invention to provide a plasma panel driving method, a driving apparatus, and an image display apparatus that are free from malfunction, have a small wiring area, and have a wide margin of operating voltage.
[0033]
[Means for Solving the Problems]
FIG. 1 shows the configuration of the invention according to the first principle.
FIG. 2 shows a claim according to the second principle.1The structure of the invention described in 1 is shown.
Claim1The plasma panel driving apparatus 101 described in 1) includes at least a pair of electrodes arranged in parallel to perform a sustain discharge, and an address electrode arranged to cross the pair of electrodes to supply display data. A first signal line for supplying a positive sustain pulse signal having a positive polarity with respect to a reference potential to one of the pair of electrodes, and the reference A second signal line that supplies a negative sustain pulse signal having a negative polarity with respect to the potential to one of the pair of electrodes, and when supplying the positive sustain pulse signal, When grounding the second signal line and supplying the positive sustain pulse signal to one of the pair of electrodes from the first signal line and supplying the negative sustain pulse signal, With grounding the serial first signal line, and a second signal line so as to supply the negative sustain pulse signal to one of said pair of electrodes.
[0034]
FIG. 3 shows a claim according to the third principle.2The structure of the invention described in 1 is shown.
Claim2The plasma panel driving apparatus according to
[0035]
Claim3The plasma panel described in 1 is provided with a first substrate in which first and second electrodes that perform sustain discharge are arranged in parallel to each other, and a third electrode that is disposed to face the first substrate and selects a discharge cell. And a second substrate disposed perpendicular to the first electrode and the second electrode, and the plasma panel corresponding to a portion where the first electrode and the third electrode intersect The insulating layer covering the third electrode is thicker than the insulating layer covering the third electrode corresponding to the intersecting portion of the second electrode and the third electrode, A positive sustain pulse signal having a positive polarity with respect to a reference potential and a negative sustain pulse signal having a negative amplitude with respect to the reference potential with respect to one of the first and second electrodes. It is configured to be supplied alternately.
[0045]
[Action]
Claim1The first signal line for supplying the positive sustain pulse signal to one of the pair of electrodes and the second signal line for supplying the negative sustain pulse signal to one of the pair of electrodes. When supplying the positive sustain pulse signal during the sustain discharge period, the second signal line is grounded, and the positive sustain pulse signal is sent from the first signal line to the pair of electrodes. When the negative sustain pulse signal is supplied to one side, the first signal line is grounded and the negative sustain pulse signal is supplied to one of the pair of electrodes from the second signal line.
[0046]
Claim2According to the invention described inIn the sustain discharge period, a positive sustain pulse signal having a positive polarity with respect to the reference potential and a negative sustain pulse signal having a negative amplitude are alternately supplied to one of the pair of electrodes. Control as follows. At this time,A first signal line for supplying a positive sustain pulse signal to one of the pair of electrodes; a second signal line for supplying a negative sustain pulse signal to one of the pair of electrodes; A capacitor provided between the two signal lines, and when charge is accumulated in the capacitor from the first signal line side and the positive sustain pulse signal is supplied during the sustain discharge period, When the second signal line is grounded in advance and electric charge is accumulated in the capacitor from the second signal line side and the negative sustain pulse signal is supplied in the sustain discharge period, the second signal line is supplied prior to the supply. One signal line is grounded, and a positive sustain pulse signal or a negative sustain pulse signal is supplied to one of the pair of electrodes using the charge accumulated in the capacitor.
[0047]
Claim3According to the invention described in (2), the thickness of the insulating layer covering the third electrode corresponding to the intersecting portion of the first electrode and the third electrode intersects the second electrode and the third electrode. And a positive sustain pulse signal and a negative sustain pulse for one of the first and second electrodes, in addition to the thickness of the insulating layer covering the third electrode corresponding to the portion. Signals are supplied alternately.
[0059]
【Example】
A preferred embodiment of the apparatus of the present invention will be described with reference to the drawings.
(I) First embodiment
FirstOne embodiment is the first sourceReason ((See FIG. 1).
[0060]
FIG. 4 shows the plasma panel driving apparatus of the first embodiment. (A) is a layout diagram of drive circuits in the entire display device, and (B) is a block diagram thereof.
As shown in FIG. 4A, the driving circuit 200 of this embodiment is roughly divided into an address
[0061]
As shown in FIG. 4B, the address
[0062]
The X-side drive circuit 7a is a power supply V that outputs a predetermined voltage.OAnd the power supply VOAnd an X-side sustainer 11 that generates and outputs an X-side sustain pulse (sustain pulse) signal for driving the X electrode of the plasma panel P based on the power supply voltage.
[0063]
The Y
FIG. 5 shows a detailed configuration of the X-side drive circuit 7a in the first embodiment. This circuit corresponds to the X-side driving means 1a of the first principle diagram (see FIG. 1) of the present invention.
[0064]
The X-side drive circuit 7a of the present embodiment is configured by a transistor (such as a MOS-FET) that operates as a switching element. The transistor T12 corresponds to the
[0065]
FIG. 6A shows a detailed configuration of the Y-
The
[0066]
FIG. 6B shows a detailed configuration of the
The power source required for the
[0067]
The
[0068]
Next, the operation of the first embodiment will be described with reference to the drive waveform diagram of FIG.
A narrow erase pulse is used in the reset period in the subfield in this embodiment. In the reset period, the cells that have been lit (discharged) in the previous subfield are erased and discharged by the narrow erase pulse (time t0). Address period (time t1~ T2), A scan pulse signal of −VY is selectively applied to the Y electrode as in the conventional example, and address discharge is performed. At this time, since the potential of the X electrode is Va, the process immediately shifts to the discharge between the X electrode and the Y electrode, accumulates wall charges necessary for performing the sustain discharge, and ends the discharge. In this way, address selection is sequentially performed.
[0069]
Next maintenance period (time tThree~ TFour), Sustain pulses having different polarities are alternately applied to all X electrodes of the panel in a step, and a sustain discharge is executed. At this time, the potential of the Y electrode is fixed at 0V.
[0070]
Here, the relationship between the voltage characteristics of the pulse and the applied voltage will be described.
The absolute value Vs of the sustain pulse signal applied during the sustain discharge is the maximum value among the minimum sustain voltages of the n cells between the X electrode and the Y electrode (Vsmn: n is intended for n cells). (Shows the case) and is less than the minimum discharge start voltage (Vf1). Further, Vs is a minimum discharge start voltage (Vf between the address electrode and the X electrode).AX1: 1 is a value that does not exceed the Y electrode number). The voltage value is limited so as not to start the discharge between the address discharge and the X electrode.
[0071]
The potential difference (Va + VY) between the address pulse voltage (Va) and the scan pulse (−VY) is the maximum discharge start voltage (Vf) between the address electrode and the Y electrode.AYn: n indicates a value exceeding n cells). Further, Va + Vsc and VY are the minimum discharge start voltage (Vf) between the address electrode and the Y electrode so that the discharge is not started in a state where only the scan pulse or only the address pulse is applied (half-selected).AYIt is necessary not to exceed 1).
[0072]
Specific examples of applied voltages include voltage values of Vs = 170V, Va = 50V, −VY = −150V, and −Vsc = −50V. The voltage indicating the panel characteristics is Vsmn = 150V, Vf1 = 220V,
[0073]
As described above, according to the first embodiment, the drive circuit of the present invention is configured only by combining a MOS transistor and a diode, which is preferable when the circuit is configured by an integrated circuit.
(II) Second embodiment
The second embodiment of the present inventionThe secondRegarding the principle of 2The present invention(See FIG. 2).
[0074]
Since the configuration of the second embodiment is the same as that of the first embodiment (FIGS. 4 and 6) except for the configuration of the X-side drive circuit, the description thereof is omitted.
FIG. 8 shows the configuration of the
[0075]
Power supply VOUnlike the first embodiment, ′ supplies one potential Vs. The capacitor C is inserted to prevent noise. The transistors T10 'and T11' are configured to determine an absolute potential with respect to the ground potential of the power supply, and correspond to the power supply potential fixing means 5a in the second principle diagram shown in FIG. The transistors T8 and T9 are configured to supply a sustain voltage to the X electrode of the panel P, and correspond to the X-side drive unit 1b in the second principle diagram shown in FIG. The transistor T12 is a
[0076]
In the above configuration, when a sustain pulse signal having a positive potential is applied in the sustain period, the transistor T11 'is turned on when a control signal is applied to the gate from the
[0077]
Further, when applying the sustain pulse signal having a negative potential, the transistor T10 'is turned on by the control signal, and the power supply VOThe high potential side terminal (plus terminal) of ′ is grounded. Next, the transistor Q9 is turned on, and a sustain pulse signal having a negative potential having an amplitude of −Vs with respect to the ground potential is applied to the X electrode.
[0078]
As long as the sustain period continues, each time the sustain pulse signal is applied, the transistors T10 'and T11' are alternately turned on and off, and the power supply VOThe operation of grounding either the positive potential side terminal or the negative potential side terminal of 'is repeated. Therefore, the X electrode is substantially equivalent to a voltage supplied from the + Vs power source and the −Vs power source.
[0079]
The signal supplied to the panel P by the above operation is the same as the drive waveform described with reference to FIG. 7 in the first embodiment.
As described above, according to the second embodiment, positive and negative sustain pulse signals can be generated from a single power source, which is economical. Further, the circuit of this embodiment is also suitable for being constituted by an integrated circuit.
(III) Third embodiment
The third embodiment of the present inventionThe second3 principlesThe present invention ((See FIG. 3).
[0080]
Since the configuration of the third embodiment is the same as that of the first embodiment (FIGS. 4 and 6) except for the configuration of the X-side drive circuit, the description thereof is omitted.
FIG. 9 shows the configuration of the X-side drive circuit 7c of the third embodiment.
[0081]
Book number3The characteristic of the embodiment is that instead of grounding the power source of ± Vs as in the second embodiment every time the sustain pulse signal is supplied, charges are accumulated in the capacitors C1 and C2, and an apparently + Vs power source and − The configuration is such that a power source of Vs exists. When the sustain pulse signals having different polarities are alternately supplied, the transistors T10 and T11 once ground the X potential at the change point of the polarities.
[0082]
In the above configuration, in the address period, the transistors T13 and T14 are turned on with a somewhat long period, and charges are accumulated in the capacitors C1 and C2. For example, in the first half of the address period, the transistor T13 is turned on to charge the capacitor C2 with the voltage Vs. At this time, the diode D11 prevents current leakage from the capacitor C2. Therefore, the cathode of the diode D11 maintains the potential of + Vs.
[0083]
On the other hand, in the second half of the address period, the transistor T14 is turned on to charge the capacitor C1 with the voltage Vs. At this time, the diode D12 prevents current leakage from the capacitor C2. Therefore, the anode of the diode D12 maintains the potential of −Vs.
[0084]
As described above, the transistors T13 and T14 are charged by dividing the address period into the first half and the second half, or the sustain period may be performed in a cycle that is one to several times the cycle of the sustain pulse signal. Good. Further, it is desirable that the capacitors C1 and C2 have sufficient charge storage capability with respect to the amount of charge consumed by one sustain pulse signal. The higher the charge storage capability, the shorter the charging time for the capacitors C1 and C2 by turning on and off the
[0085]
As described above, according to the third embodiment, since the capacitor accumulates the charge necessary for the sustain period, it is not necessary to switch the terminal of the power source every time the polarity of the sustain pulse is inverted. In addition, the switching timing of the transistor for charging the capacitor is simple and does not require strict time management.
(IV) Fourth embodiment
Fourth embodiment of the present inventionIsThe present invention relates to a structure of a plasma panel suitable for use in each of the above embodiments.
[0086]
In the plasma panel 300 of the fourth embodiment, as shown in FIG. 10, a dielectric layer (IF layer) 23 is provided on the address electrode 21 close to the X electrode 30 to be thicker than the Y electrode side. With this structure, the discharge start voltage between the X electrode and the address electrode is higher than in the prior art.
[0087]
For example, if the thick dielectric layer 23 on the X electrode 30 is made about 10 microns thicker than the upper part of the Y electrode, the minimum discharge start voltage (VfAX1) between the address electrode 21 and the Y electrode 31 is about 200 [V]. . This is a voltage about 20 [V] higher than the conventional voltage.
[0088]
Therefore, the sustain voltage Vs can be applied up to nearly 200 [V].
(V) Fifth embodiment
Fifth embodiment of the present inventionIsSimilar to the fourth embodiment, the present invention relates to a structure of a plasma panel suitable for use in the first to third embodiments.
[0089]
In the
[0090]
For example, when the address electrode 35 in the X electrode portion is made thinner by about 30 microns than the
[0091]
【The invention's effect】
Claim 1as well asClaim2According to the invention described in (1), since the signal supply wiring pattern can be omitted, malfunctions caused by long-distance wiring are less likely to occur. Further, the wiring area is reduced by omitting the wiring pattern.
[0092]
In particular, the claims1According to the invention described in (1), since a positive and negative sustain pulse signal can be generated with a single power supply, the power supply configuration can be simplified.
And claims2According to the invention described in (2), in addition to the above effect, it is not necessary to link the operation of grounding the power input terminal and the operation of supplying the sustain pulse signal, and time management may be performed only for the operation of supplying the sustain pulse signal. Therefore, processing can be simplified.
[0093]
Claim3According to the invention described in
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a first principle of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing a second principle of the present invention.
FIG. 3 is an explanatory diagram showing a third principle of the present invention.
FIG. 4 is a configuration diagram of the plasma panel driving apparatus of the first embodiment.
FIG. 5 is a configuration diagram of an X-side drive circuit according to the first embodiment.
FIG. 6 is a configuration diagram of a Y-side drive circuit and an address drive circuit.
FIG. 7 is a drive waveform diagram of the example.
FIG. 8 is a configuration diagram of an X-side drive circuit according to a second embodiment.
FIG. 9 is a configuration diagram of an X-side drive circuit according to a third embodiment.
FIG. 10 is a sectional view of a plasma panel according to a fourth embodiment.
FIG. 11 is a plan view of a plasma panel according to a fifth embodiment.
FIG. 12 is a plan view of a three-electrode / surface discharge / AC type plasma panel.
FIG. 13 is a cross-sectional view of a three-electrode, surface discharge, AC type plasma panel.
FIG. 14 is a configuration diagram of a peripheral circuit of a plasma circuit.
FIG. 15 is a conventional driving waveform diagram.
FIG. 16 is an address / sustain discharge type time chart;
FIG. 17 is an explanatory diagram of a problem in a conventional example.
[Explanation of symbols]
1a, 1b, 1c, 7a, 7b, 7c ... X side drive circuit (means)
2 ... Y side drive circuit (means)
3 ... Upper switch
4 ... Lower switch
5a, 5b ... Power supply potential fixing means
8 ... Y side drive circuit
9 ... Address drive circuit
10 ... Control circuit
11 ... X side sustainer
12 ... Scan driver
13 ... Non-selection potential power supply
14 ... Selection potential power supply
15 ... Switch
16 ... Address driver
17 ... Address power supply
18 ... VaX circuit
Claims (3)
基準電位に対して正極性の振幅を有する正側維持パルス信号を前記一対の電極の一方に対して供給する第1の信号ラインと、前記基準電位に対して負極性の振幅を有する負側維持パルス信号を前記一対の電極の一方に対して供給する第2の信号ラインと、を備え、
前記正側維持パルス信号を供給する際には、前記第2の信号ラインを接地するとともに、前記第1の信号ラインから前記正側維持パルス信号を前記一対の電極の一方に供給し、
前記負側維持パルス信号を供給する際には、前記第1の信号ラインを接地するとともに、前記第2の信号ラインから前記負側維持パルス信号を前記一対の電極の一方に供給することを特徴とするプラズマパネルの駆動装置。A plasma panel drive device comprising at least a pair of electrodes arranged in parallel to perform a sustain discharge and an address electrode arranged to cross the pair of electrodes to supply display data. And
A first signal line that supplies a positive sustain pulse signal having a positive polarity with respect to a reference potential to one of the pair of electrodes, and a negative sustain having a negative amplitude with respect to the reference potential A second signal line for supplying a pulse signal to one of the pair of electrodes,
When supplying the positive sustain pulse signal, the second signal line is grounded, and the positive sustain pulse signal is supplied to one of the pair of electrodes from the first signal line,
When supplying the negative sustain pulse signal, the first signal line is grounded, and the negative sustain pulse signal is supplied from one of the second signal lines to one of the pair of electrodes. A plasma panel drive device.
前記正側維持パルス信号を前記一対の電極の一方に対して供給する第1の信号ラインと、前記負側維持パルス信号を前記一対の電極の一方に対して供給する第2の信号ラインと、前記第1及び第2の信号ラインの間に設けられたコンデンサと、を備え、
前記第1の信号ラインの側から前記コンデンサに電荷を蓄積し、前記維持放電期間において前記正側維持パルス信号を供給する際には、当該供給に先立って前記第2の信号ラインを接地し、且つ、前記第2の信号ラインの側から前記コンデンサに電荷を蓄積し、前記維持放電期間において前記負側維持パルス信号を供給する際には、当該供給に先立って前記第1の信号ラインを接地し、
前記コンデンサに蓄積された電荷を用いて、前記正側維持パルス信号又は前記負側維持パルス信号を、前記一対の電極の一方に供給することを特徴とするプラズマパネルの駆動装置。 At least a pair of electrodes arranged in parallel with each other to perform a sustain discharge, an address electrode arranged to cross the pair of electrodes to supply display data, and an on state of a display cell corresponding to the display data An address period for performing the off-off operation, and a sustain discharge period for performing image display by performing a sustain discharge between the pair of electrodes. In the sustain discharge period, a reference is made with respect to one of the pair of electrodes. A plasma panel driving device that controls a positive sustain pulse signal having a positive polarity with respect to a potential and a negative sustain pulse signal having a negative amplitude to be supplied alternately,
A first signal line for supplying the positive sustain pulse signal to one of the pair of electrodes; a second signal line for supplying the negative sustain pulse signal to one of the pair of electrodes; A capacitor provided between the first and second signal lines,
When accumulating electric charge in the capacitor from the first signal line side and supplying the positive sustain pulse signal in the sustain discharge period, the second signal line is grounded prior to the supply, In addition, when charge is accumulated in the capacitor from the second signal line side and the negative sustain pulse signal is supplied during the sustain discharge period, the first signal line is grounded prior to the supply. And
With the charge accumulated in the capacitor, the positive sustain pulse signal or the negative sustain pulse signal, the drive characteristics and to pulp Razumapaneru to be supplied to one of the pair of electrodes.
前記第1の電極及び前記第3の電極の交差する部分に対応する前記第3の電極を被覆する絶縁層の厚さが、前記第2の電極及び前記第3の電極の交差する部分に対応する前記第3の電極を被覆する絶縁層の厚さよりも厚く、
前記第1及び前記第2の電極の一方に対し、基準電位に対して正極性の振幅を有する正側維持パルス信号と、前記基準電位に対して負極性の振幅を有する負側維持パルス信号と、が交互に供給されることを特徴とするプラズマパネル。A first substrate in which first and second electrodes for performing a sustain discharge are arranged in parallel to each other, and a third electrode that is placed opposite to the first substrate and selects a discharge cell are the first electrode and A second substrate disposed perpendicular to the second electrode, and a plasma panel comprising:
The thickness of the insulating layer covering the third electrode corresponding to the intersecting portion of the first electrode and the third electrode corresponds to the intersecting portion of the second electrode and the third electrode. Thicker than the insulating layer covering the third electrode,
A positive sustain pulse signal having a positive polarity with respect to a reference potential and a negative sustain pulse signal having a negative amplitude with respect to the reference potential with respect to one of the first and second electrodes. A plasma panel characterized by being supplied alternately.
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