JP3663288B2 - Igniter - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作部材の操作によって噴出ノズルから炎を噴出する着火器において、通常は操作部材の点火操作をロックする一方、使用に際してロックを解除して連続的な点火操作をも可能とするようにした着火器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、特開平7−293878号等に示されるように、ライター、点火棒等の着火器において、点火操作を行う操作部材の操作をロックするロック部材を設け、このロック部材の非操作時には操作部材の点火操作をロックし、ロック部材の解除操作に伴って点火可能とする一方、前記ロック部材を点火操作に連係して自動復帰するように設けた点火ロック機能を付設した構造が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のような着火器においては、1回の点火操作毎にロック部材の解除操作を行う必要があり、1回の点火操作で点火しなかった場合の再点火操作が煩雑となっている。
【0004】
従って、点火操作を終了して着火器を保管する場合には、ロック部材の解除操作を行わない限り、自動的に点火ロック状態となって確実に点火規制を行うことと、点火操作時には、たまたま点火操作の際に着火できない時に着火の度毎にロック部材の解除操作を行わなくても、連続的な点火操作が行えるようにすることの両機能を確保できることが望ましい。
【0005】
本発明はこの点に鑑み、非使用状態における点火操作の規制状態に自動的に復帰すると共に連続点火操作が簡易に行えるようにした着火器を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決した本発明の着火器は、ガスを噴出する噴出ノズルを備え、ガスタンクと該ガスタンクから前記噴出ノズルへのガスの供給を開閉するバルブ機構と、点火用の放電電圧を発生する圧電ユニットと、前記バルブ機構と圧電ユニットとを駆動して点火操作を行う摺動自在に設置された操作部材と、該操作部材をロックするロック手段とを備え、該ロック手段のロックを解除することにより前記操作部材による点火操作を許容するよう構成されてなる着火器において、着火器の外面に前記ロック手段の位置とは異なる位置に、該ロック手段を規制する規制手段を配設し、この規制手段を規制位置から非規制位置に操作した上で、前記ロック手段を前記操作部材のロック位置から解除位置へ操作可能としたことを特徴とするものである。
【0007】
また、前記ロック手段の解除作動の継続により、操作部材の繰り返しての点火操作が行えるように設けるのが望ましい。
【0008】
前記規制手段は、非規制位置から規制位置に自動復帰するように設ける。その際、前記規制手段は、非規制位置から規制位置への復帰移動が途中で阻止され、前記ロック手段の解除位置からロック位置への作動で復帰途中状態から規制位置へ復帰するように設ける。
【0009】
例えば、前記規制手段を非規制位置に保持する保持手段と、操作部材の点火動作に連係して上記保持手段による規制手段の保持を解放する解放手段とを備える。また、規制手段を非規制位置に保持する保持手段と、ロック手段の解除操作に連係して上記保持手段による規制手段の保持を解放する解放手段とを備えるようにしてもよい。
【0010】
具体的には、操作部材の一部と干渉して点火操作をロックするロック部材と、上記ロック部材をロック位置に付勢する第1弾性手段と、規制位置で前記ロック部材の解除方向への移動を規制し、非規制位置でロック部材の解除方向への移動を許容する規制部材と、上記規制部材を規制位置の方向に付勢する第2弾性手段とを具備してなり、上記規制部材の規制位置から非規制位置への移動の後、前記ロック部材を第1弾性手段に抗して解除位置に移動させるように設けることが可能である。
【0011】
また、前記ロック手段は、外部から操作可能な作動部材と、操作部材の動作を阻止するロック部材とからなり、前記作動部材によりロック部材をロック位置から解除位置に移動させるようにしてもよい。
【0012】
さらに、前記規制手段は、それ自体の弾性力によって非規制位置を保持し、ロック手段の移動に伴って移動されて非規制位置での保持が解放され、自らの弾性力で規制位置に復帰するようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】
以上のような本発明の着火器によれば、規制手段を非規制位置に操作していない規制位置にあるか、ロック手段を解除位置に操作していないロック位置にある場合においては、操作部材による点火操作が行えず点火ロック状態となる一方、上記規制手段を規制位置から非規制位置に操作し、かつロック手段をロック位置から解除位置に操作することによって操作部材の点火操作が可能となり、その作動により燃料ガスを噴出しつつ点火することによって燃焼が開始でき、規制手段とロック手段との同時操作ではじめて点火燃焼が行えることで良好な点火制御機能が確保できる。
【0014】
また、ロック手段の解除操作の継続により操作部材の連続的な繰り返し点火が行えるために、1回の点火操作によっては点火燃焼が行えなかった場合の再点火操作が容易に行え、操作性に優れると共に、このロック手段のロック位置への移動に伴って点火ロック状態への復帰が行える。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の着火器の実施の形態を詳細に説明する。
【0016】
<第1の実施の形態>
図1は着火器の一例としての点火棒の要部断面図を示している。点火棒1は、本体部2と該本体部2から棒状に延びた延長先部3(先端部分は図示省略)とによって構成されている。上記本体部2は、外郭部分が合成樹脂によりほぼ中央で縦に分割されたケース5で形成され、各図ではその一方を図示している。
【0017】
前記本体部2の基端側には、ケース5内にブタンガス等の高圧ガスを収容する合成樹脂で成形されたガスタンク7が設置され、このガスタンク7の上壁部分にはガスの供給を開閉するバルブ機構8が配設されている。このバルブ機構8には、前記ガスタンク7内に挿入された芯9を経てガスが送給されるもので、そのガス通路にノズル部材10が介装されている。このノズル部材10の先端部分には、該ノズル部材10を開操作する回動レバー14の一端部が係合され、該回動レバー14の作動によりノズル部材10の前進移動によって通路が開かれガスの供給が行われたり、バルブ機構8内に配設したスプリングによる後退移動で通路が閉じてガスの供給が停止されたりする。なお、ガスの供給量すなわち炎の大きさは、調整スリーブ12に連接されて外部に突出した炎調整つまみ13の回動によって調整される。
【0018】
さらに、ノズル部材10の最先端部には、弾性材によるシールドパッキン15が装着されている。前記ノズル部材10の延長線上には、前記シールドパッキン15に接触するスリーブ部材16が設置され、このスリーブ部材16にはコネクタパイプ17の一端が接続され、該コネクタパイプ17の他端がガスパイプ18の一端に接続されている。そして、該ガスパイプ18は延長先部3の先端部にまで延びて、図示しない噴出ノズルに接続されガスを送給する。
【0019】
また、前記本体部2のケース5には、前記バルブ機構8の側方に、該バルブ機構8の中心線と平行にスライド自在に操作部材20(点火ボタン)が配設され、該操作部材20の内方に前記ガスタンク7との間に圧電ユニット22が設置されている。
【0020】
前記操作部材20は、ケース5に摺動自在に支持された筒状部分20bを有し、該筒状部分20bの先端部に斜めに操作部20aが設けられ、一方の側面に後述の係止突起20cが設けられている。また、筒状部分20bのバルブ機構8側の端部には摺動方向に延長された脚部20dが連接されている。該脚部20dが点火移動時に前記回動レバー14の端部に連係してこれを回動させるように構成されている。
【0021】
すなわち、前記回動レバー14は略L字状に形成され、中間部分の支点を中心にして回動自在に支持され、前記操作部材20の脚部20dによって回動操作されるものであり、点火操作に伴う回動で前記バルブ機構8のノズル部材10を引き出すように移動させて開作動してガスを送給するものである。
【0022】
また、前記圧電ユニット22は放電電圧を給電するものであって、伸縮作動するスライド部22aが前記操作部材20の筒状部分20bに嵌合され、該操作部材20の後退作動に伴ってスライド部22aが没入移動し、放電電圧を発生するように構成されている。この圧電ユニット22の電極に接続されたリード線23(2本)は延長先部3内を先端部に延びて配設され、先端部分の図示しない噴出ノズルと放電電極に接続される。
【0023】
前記ケース5には、上記操作部材20の操作部20aの外側に指を挿入する空間を形成しつつ囲むガイド枠24が一体に形成されている。
【0024】
一方、上記のような構造の点火棒1に対し、前記操作部材20の点火操作を規制する点火制御機構が設置されている。
【0025】
この制御機構は、図2〜図7に示すように、前記操作部材20の点火操作を規制する規制手段26とロック手段27を備え、規制手段26を規制位置から非規制位置に操作すると同時に、または連続してロック手段27をロック位置から解除位置に操作した際に、操作部材20の点火操作を許容するように連係されている。
【0026】
つまり、前記ロック手段27は、前記操作部材20の内方におけるケース5の内側面に、該操作部材20の押し込み操作を阻止してロックするロック部材30と、外部から操作可能で上記ロック部材30をロック位置から解除位置に移動させる作動部材34とからなる。また、前記規制手段26は、上記ロック部材30の解除位置への移動を規制する規制部材32で構成され、この規制部材32を非規制位置に移動することでロック手段27の作動を可能とする。
【0027】
前記ロック手段27のロック部材30は、リンク状で中央部に長溝30aが開口され、この長溝30aにケース5内側面に突設されたガイド部材38が挿入され、左方のロック位置と右方の解除位置とに左右方向に移動自在とされている。上記ロック部材30の上下には、ケース5内面に内リブ5bが突設されている。
【0028】
また、前記ロック部材30の長溝30aの一端には、前記操作部材20の係止突起20cと干渉して該操作部材20の押し込み作動を阻止してロックする干渉突起30bが設けられ、また、上記長溝30a内には前記ガイド部材38の側面と干渉突起30bの側面との間にコイルスプリングによる第1弾性部材31(第1弾性手段)が縮装されて、上記ロック部材30をロック位置方向(左方)に付勢している。
【0029】
前記ロック手段27の作動部材34は、ケース5に揺動自在に保持されるもので、ケース5のガイド枠24の下方に連続する位置に配設され、基端34aがピン35によってケース5に回動自在に支持され、外部から使用者に操作される表側操作部34bがケース5表面から突出可能に設けられ、突出したロック位置とケース5表面と連続する解除位置とに揺動可能である。
【0030】
上記作動部材34の操作部34bからケース5内に延びる一方の側板の先端側内端の押圧部34cが、前記ロック部材30の一端部30dと当接可能である。
【0031】
上記作動部材34は、第1弾性部材31の付勢力でロック位置にあるロック部材30との当接によって操作部34bがケース5表面より突出する。そして、後述の規制部材32が非規制位置になったときに、作動部材34の押し込み動作に伴って、ロック部材30が第1弾性部材31に抗して右方向へロック位置から解除位置に移動するように設けられている。
【0032】
一方、前記規制手段26は、ケース5のガイド枠24と反対側に配設され、操作部材20の移動方向と平行に摺動自在な規制部材32を有する。この規制部材32の一部はケース5の開口5aから外部に露出し、使用者の指(主に親指)によってスライド操作される操作部32aを有し、この操作部32aと支持部32bとを連結する連結部32cがケース5の開口5aを摺動するもので、上記操作部32aと支持部32bとで上記ケース5を挟んで、下方の規制位置と上方の非規制位置とに摺動自在に保持される。
【0033】
前記支持部32bの内側には非規制位置保持手段となる係合爪32d(フック)が弾性変形可能に設けられ、さらに、支持部32bの後端部(下端部)には後方に突出する係止部32eが設けられ、この係止部32eが前記ロック部材30の他端部30cの前方に突出して解除方向への移動を阻止するようになっている。
【0034】
また、前記支持部32bの中央には突起状にスプリング受け32fが設けられ、一方、前記ケース5にはコ字状のスプリング受け5cが設けられ、両スプリング受け32f,5cの間にはコイルスプリングによる第2弾性部材33(第2弾性手段)が縮装され、規制部材32を規制位置の方向に付勢する。
【0035】
また、上記規制部材32の側方のケース5には、該規制部材32の摺動方向に沿って延びる平板状の壁部39が設けられ、この壁部39の先端係合部39aに規制部材32の非規制位置でその係合爪32dが係合可能であると共に、壁部39には規制部材32が規制位置にあるときの係合爪32dが挿入される切欠き39bが設けられている。上記係合爪32dは先端部が傾斜面に形成されて操作部材20の解放部20e(解放手段)が当接可能である。
【0036】
そして、上記規制部材32が後退した規制位置にあるときは、前記ロック部材30がロック位置にあって、係止部32eがロック部材30の他端部30cとの干渉位置に突出するようになっている。また、この規制部材32が前進した非規制位置になったときに、ロック部材30が前記作動部材34の解除移動に伴って解除位置に移動可能となる。
【0037】
以上のような点火棒1の点火制御機構についてその作用を説明する。まず、図2,図4,図5(A)に示す状態が、規制部材32が規制位置および作動部材34がロック位置(放置状態)で、操作部材20がガイド枠24内に突出している非操作状態であり、この状態ではロック部材30は左方のロック位置にあってその干渉突起30bが操作部材20の係止突起20cの前方に位置して干渉し、操作部材20の押し込み動作は不能で点火操作は行えない。また、ロック部材30の他端部30cの前方に規制部材32の係止部32eが突出して干渉し、該ロック部材30の移動が不能であることに伴い、その一端部30dを押圧する作動部材34は解除位置に操作不能である。
【0038】
次に点火棒1を使用する場合には、図5(B)に示すように、規制部材32の操作部32aを第2弾性部材33の付勢力に抗して上方の非規制位置にスライド操作すると、この規制部材32が摺動して係合爪32dが壁部39の先端係合部39aに係合して非規制位置が保持される。また、規制部材32の後端係止部32eは、ロック部材30の前方から干渉しない位置に移動して、その解除方向への移動が許容される。
【0039】
続いて、図6(A)に示すように、作動部材34の操作部34bを押し込むように操作すると、その押圧部34cがロック部材30の一端部30dを押圧して第1弾性部材31に抗してこのロック部材30を解除方向に移動させ、その干渉突起30bが操作部材20の係止突起20cの前方の干渉位置から解除位置に移動し、操作部材20の押し込み点火操作が可能となる。
【0040】
そして、操作部材20を点火操作すると、操作部材20の移動に伴って回動レバー14を介してノズル部材10を引き出しバルブ機構8を開作動してガスパイプ18を通して噴出ノズルへガスを供給する。また、操作部材20の操作に伴って圧電ユニット22から放電電圧(交流電圧)が発生され、延長先部3の放電電極と噴出ノズルとの間に印加され、噴出ガスへの点火が行われる。
【0041】
上記操作部材20の押し込み動作に伴い、まず図6(B)に示すように、操作部材20の解放部20eが規制部材32の係合爪32dの傾斜面に当接して、これを弾性変形させて先端係合部39aとの係合を外し、規制部材32はその第2弾性部材33の付勢力によって後退する復帰方向に移動し、図7(A)のように、後端の係止部32eがロック部材30の他端部30c側面に当接した状態の復帰途中で停止する。
【0042】
そして、この図7(A)に示した作動部材34を押し込み続けることによる解除位置への操作を継続すると、前記ロック部材30は解除位置に保持されたままとなり、操作部材20は繰り返して点火操作が行える。
【0043】
使用を終了するために操作部材20および作動部材34から手を離すと、圧電ユニット22内のスプリングの弾発力により操作部材20は突出移動して初期の位置に戻ると共に、図7(B)に示すように、作動部材34はロック部材30の第1弾性部材31の弾性力によって、操作部34bが突出するように回動し、ロック部材30はロック位置に移動してその干渉突起30bが操作部材20の係止突起20cとの干渉位置に移動する。このロック部材30の移動に伴って規制部材32も規制位置に戻ることによりロック部材30の移動も不能となり、操作部材20の押し込みを阻止する図5(A)のロック状態に自動的に復帰するものである。
【0044】
<第2の実施の形態>
本例は図8〜図11に示し、点火制御機構が第1の実施の形態とは異なるものであり、点火棒1(着火器)の基本構造は同様である。
【0045】
この例の制御機構は、前例同様の操作部材20の点火操作を阻止してロックするロック手段127と、該ロック手段127の動作を規制する規制手段126を備え、規制手段126を規制位置から非規制位置に操作すると、ロック手段127がロック位置から解除位置に移動可能となり、このロック手段127を解除位置に操作した際に、前記操作部材20による連続点火操作を許容するように連係されている。
【0046】
前記ロック手段127は、ケース5に揺動自在に支持されたロック部材130で構成され、その内部側方に連係して規制手段126を構成する規制部材132が設置されている。
【0047】
前記ロック手段127のロック部材130は、下部側の基端130cがピン135によってケース5に回動自在に支持され、使用者に操作される表側操作部130dがケース5表面から突出可能に設けられ、突出したロック位置とケース表面と連続する解除位置とに揺動可能である。
【0048】
上記ロック部材130の操作部130dからケース5内に延びる内板130eの上部先端に、前記操作部材20の係止突起20cと干渉して該操作部材20の押し込み操作をロックするロック部130aがブロック状に設けられると共に、このロック部130aの下部に段状に解除部130bが設けられている。また、このロック部材130は、前記ピン135を中心とした板ばねによる第1弾性部材131(第1弾性手段)の付勢力で操作部130dがケース5表面より突出するロック位置の方向に付勢される。第1弾性部材131の他端はケース5の突起5dに係止される。
【0049】
そして、上記ロック部材130が突出したロック位置にあるときには、そのロック部130aは前記操作部材20の係止突起20cと干渉して該操作部材20の押し込み作動を阻止するように設けられ、前記解放部130bは後述の非規制位置に移動した規制部材132の規制突起132bに当接可能に設けられている。
【0050】
一方、規制部材132は、図9に示すように、平板状の操作部132aの裏面に規制突起132bが立設され、ケース5に開口した鍵状の摺動溝136に対し、上記操作部132aがケース5外面に露出し、規制突起132bがケース5内方に突出するように装着され、該摺動溝136に沿って規制部材132が上方の規制位置と下方の非規制位置とに上下方向に移動自在とされている。規制位置にある規制部材132の規制突起132bは、前記ロック部材130のロック部130aの側方に位置し、その解除方向への作動を規制するような配置となっている。
【0051】
上記摺動溝136は、上端の規制位置から下端の非規制位置に略長溝状に延び、その非規制位置側の側部に段状に保持部136aが連接されて、前記規制部材132を非規制位置に保持する保持手段となり、この保持状態を前記ロック部材130の解放部130b(解放手段)が押圧して解放するようになっている。なお、規制部材132の規制突起132bは、頭部が摺動溝136の幅より大きく根元部が狭く形成され、根元部分が摺動溝136内を移動するように設けられている。
【0052】
また、前記摺動溝136の下方延長部分のケース5内面にはスプリング受け5eが設けられ、このスプリング受け5e内に縮装されたコイルスプリングによる第2弾性部材133(第2弾性手段)の他端が前記規制部材132の規制突起132bに係止し、この規制部材132を規制位置の方向に付勢する。
【0053】
本例の点火制御機構についてその作用を説明する。まず、図8に示す状態が、ロック部材130がロック位置で、規制部材132が規制位置(放置状態)で、操作部材20がガイド枠24内に突出している非操作状態であり、この状態ではロック部材130は操作部材20と干渉し、操作部材20の点火操作は行えない。その際、前記ロック部材130は、そのロック部130aが規制位置にある規制部材132と干渉して解除操作不能である。
【0054】
次に点火棒を使用する場合には、図10(A)に示すように、規制部材132の操作部132aを第2弾性部材133の付勢力に抗して下方の非規制位置にスライド操作すると、この規制部材132は摺動溝136内を移動して端部の保持部136aに係合して非規制位置が保持される。この規制部材132が非規制位置へ移動するのに伴い、ロック部材130は移動が可能となり解除方向への操作が許容される。
【0055】
続いて、図10(B)に示すようにロック部材130の操作部130dを第1弾性部材131に抗して押し込むように操作すると、そのロック部130aは操作部材20の係止突起20cとの干渉位置から解除位置に移動し、操作部材20の押し込み点火操作が可能となる。
【0056】
その際、上記ロック部材130の押し込み動作に伴い、その解放部130bが規制部材132の規制突起132bに当接して、これを移動させて摺動溝136の保持部136aとの係合を外し、規制部材132は第2弾性部材133の付勢力によって上方の復帰方向に移動するが、この規制突起132bは前記ロック部130aの下面に当接し復帰途中で停止する。
【0057】
そして、この図10(B)に示したロック部材130を押し込み続けることによる解除位置への操作を継続すると、操作部材20は繰り返して点火操作が行える。
【0058】
続いて、ロック部材130の押し込みを解放すると、該ロック部材130は第1弾性部材131の付勢力によってロック位置に移動し、操作部材20の押し込みを阻止する初期のロック状態に自動的に復帰する。また、これに伴い規制部材132は第2弾性部材133の付勢力によって復帰途中位置から摺動溝136の上端部の規制位置に移動して、再びロック部材130の解除方向への移動を規制する初期の規制位置に自動的に復帰する。
【0059】
<第3の実施の形態>
本例は図11〜図13に示し、点火制御機構のさらに他の実施の形態を示している。
【0060】
この制御機構は、操作部材220の点火操作をロックする押し込み操作式のロック部材230によるロック手段227と、このロック手段227の操作を規制するスライド操作式の規制部材232による規制手段226とを備え、規制部材232をケース5の外面に沿って操作部材220の点火操作と逆方向(図11で上方)に規制位置から非規制位置にスライド移動させた後、ロック部材230をケース5内に押し込み移動させて該ロック部材230をロック位置から解除位置に移動させた際に、操作部材220の点火操作を許容するように連係されている。
【0061】
本例の操作部材220は、図12に示すように、ケース5に摺動自在に支持される筒状部分220bを有し、該筒状部分220bの先端部に斜めに操作部220aが設けられ、筒状部分220bの両側面には側方に突出する突起部220cが連接され、この突起部220cは、ケース5の内面に当接して操作部材220の突出位置が規制される。また、前記筒状部分220bの下端部には摺動方向に延長された脚部220dが連接されている。この脚部220dと操作部220aとの間の側面には、操作部材220の移動方向に沿う縦溝220eが形成されると共に、該縦溝220eの端部にこれと直交する係止溝220fが形成されている。
【0062】
前記ロック手段227のロック部材230は、ケース5に対して、その軸方向すなわち操作部材220の移動方向と略直交する交差方向に摺動可能に、ケース5を横方向に貫通して配設されている。このロック部材230には、図12(A)にも示すように、棒状の基部230bの先端両側に鍵状に突出する係止部230cが設けられ、他方の端部には操作ボタン230aがケース5の開口5fから突出するように設けられている。
【0063】
そして、上記ロック部材230の係止部230cは、ケース5の挿通孔5gを通って、操作部材220の係止溝220fに進入して干渉可能であり、図11に示すロック位置では係止状態にあり、操作部材220が押し下げられても、係止溝220fの溝面が係止部230cの面に当接して操作部材220の移動が不能となる。また、このロック部材230が操作ボタン230aの押し込み作動によって解除位置に移動されると、上記係止部230cは係止溝220fから操作部材220の内部に移動し、係止部230cに続く軸状基部230bが操作部材220の縦溝220eを摺動可能で、操作部材220の移動が許容できる形状にそれぞれ設けられている。
【0064】
また、前記ロック部材230には、コイルスプリングによる第1弾性部材231(第1弾性手段)の一端を支持するスプリング受け230eが連接されている。この第1弾性部材231の他端はケース5内面に当接して縮装され、上記ロック部材230を操作ボタン230aが突出する方向のロック位置に向けて付勢している。
【0065】
さらに、前記ロック部材230の操作ボタン230aの根元部には、横方向に溝状の切欠き230dが形成され、この切欠き230dに後述の規制部材232の規制部232cが係止可能である。
【0066】
一方、前記規制部材232は、図12(B)にも示すように、操作部を兼ねる平板状の基部232aが設けられ、その略中央部には開口232bが設けられ、この開口232b内に、前記ロック部材230の操作ボタン230aが挿通される。上記開口232bの上端縁は直線状に形成され、前記ロック部材230の切欠き230dに係合可能な規制部232cに設けられている。なお、ロック部材230が押し込まれたときには、操作ボタン230aの頭部は、上記規制部材232の規制部232cと干渉可能な高さにある。
【0067】
上記規制部材232の裏面側にはケース5内に突出して突起状のスプリング受け232dが連接され、このスプリング受け232dは規制部材232を規制位置の方向(下方向)に付勢するコイルスプリングによる第2弾性部材233(第2弾性手段)の一端を支持するもので、他端はケース5の内面に形成されたスプリング受け5hに縮装支持されている。
【0068】
さらに、基部232aの裏面には、非規制位置保持手段となる係合爪232e(フック)が弾性変形可能に設けられ、この係合爪232eの先端はテーパ面に形成され、前記ケース5の斜面5kを越えて円形開口5fの下端部に係止可能である。また、この係止爪232eには前記ロック部材230の操作ボタン230aの内側端面が当接可能で、その押し込み操作に応じて変形して係止が外れる。
【0069】
上記規制部材232が設置されるケース5の部分には、前記ロック部材230の操作ボタン230aが挿通される円形の開口5fの上下に操作部材220の移動方向に延びてスリット溝5jが開口され、このスリット溝5jから内方に前記規制部材232のスプリング受け232dおよび係合爪232eが挿入されて、規制部材232が操作部材220の移動方向と平行に下方の規制位置と上方の非規制位置とに摺動自在に保持されている。
【0070】
本例の点火制御機構についてその作用を説明する。まず、図11に示す状態が、規制部材232が第2弾性部材233によって後退した初期位置(規制位置)にあり、ロック部材230は第1弾性部材231によってロック位置にあって、その係止部230cが操作部材220の係止溝220fに進入し、操作部材220の押し込みが阻止されて点火操作不能である。
【0071】
その際、前記ロック部材230の操作ボタン230aの切欠き230dに規制部材232の規制部232cが挿入係止しており、ロック部材230の解除位置への押し込み操作は不能で、点火ロック状態が保持される。
【0072】
次に点火棒1を使用する場合には、まず、図13(A)に示すように、規制部材232を第2弾性部材233の付勢力に抗して押し上げ上方にスライド操作すると、この規制部材232が上端部にまで摺動して、その係合爪232eがケース5の斜面5kを弾性変形しながら移動して開口5fの下端部に係止し、非規制位置が保持される。この規制部材232の規制位置から非規制位置への移動に伴い、その規制部232cがロック部材230の切欠き230dから外れ、このロック部材230は解放方向への押し込み操作が可能となる。
【0073】
そして、図13(B)に示すように、前記ロック部材230を第1弾性部材231の付勢力に抗して操作部材220の方向に押し込み操作してロック位置から解除位置に移動させ、その係止部230cと係止溝220fとの係合を外す。
【0074】
上記のようにロック部材230を解除位置に押し込んだままの状態で、操作部材220を点火操作するものである。また、ロック部材230を押し込み続けることによる解除位置への操作を継続すると、操作部材220は繰り返して点火操作が行える。
【0075】
また、前記ロック部材230を押し込む過程において、その操作ボタン232aの内端面が前記規制部材232の係合爪232eに当接して、この係合爪232eを弾性変形させて、その開口5fに対する係合保持すなわち非規制位置への保持を外して解放する。
【0076】
保持が解放された規制部材232は、第2弾性部材233の付勢力により規制位置の方向に後退移動を開始するが、その規制部232cが、解除位置に押し込まれたロック部材230の操作ボタン232aの頭部側面に当接して、規制部材232の復帰移動が途中で保持される。
【0077】
使用を終了するために操作部材220およびロック部材230から手を離すと、操作部材220は突出移動して初期の位置へと移動する。ロック部材230は第1弾性部材231の付勢力により突出移動し、その係止部230cが操作部材220の係止溝220fに進入してロック部材230は初期のロック位置に自動復帰する。
【0078】
上記ロック部材230の復帰移動に伴い、規制部材232も第2弾性部材233の付勢力によって復帰途中位置から後退移動し、その規制部232cが操作ボタン230aの切欠き230dに挿入係止し、この規制部材232も初期の規制位置に自動復帰する。
【0079】
<第4の実施の形態>
本例は図14〜図16に示し、点火制御機構の他の実施の形態を示している。
【0080】
この制御機構は、第3の実施の形態に類似した機構であり、操作部材220の点火操作をロックする押し込み操作式のロック部材330によるロック手段327と、このロック手段327の操作を規制するスライド操作式の規制部材332による規制手段326とを備え、規制部材332をケース5の外面に沿って操作部材220の点火操作と逆方向(図14で上方)に規制位置から非規制位置にスライド移動させた後、ロック部材330をケース5内に押し込み移動させて該ロック部材330をロック位置から解除位置に移動させた際に、操作部材220の点火操作を許容するように連係されている。
【0081】
本例の操作部材220は、第3の実施の形態のものと同様に、筒状部分220bの側面に縦溝220eと係止溝220fが形成されている。
【0082】
前記ロック手段327のロック部材330は、操作部材220の移動方向と交差する方向に摺動可能に、ケース5を横方向に貫通して配設されている。このロック部材330は、棒状の基部330bの先端両側に鍵状に突出する係止部330cが設けられ、他方の端部にケース5の開口5f内を摺動する断面が横長長円形状の軸部330dを介して、円板状の操作ボタン330aがケース5の外部に突出するように設けられている。
【0083】
そして、上記ロック部材330の係止部330cは、前例同様にケース5の挿通孔5gを通って、操作部材220の係止溝220fに進入して干渉可能で、操作部材220の押し下げを阻止してロックし、ロック部材330の押し込み作動によって操作部材220の内部に移動すると、軸状基部330bが操作部材220の縦溝220eを摺動して操作部材220の点火操作が許容できるようになっている。
【0084】
また、前記ロック部材330には、コイルスプリングによる弾性部材331の一端を支持するスプリング受け330eが連接され、この弾性部材331の縮装によりロック部材330がロック位置の方向に付勢される。
【0085】
さらに、前記ロック部材330における操作ボタン330aの根元部の軸部330dの外周上部には突起部330fが形成され、この突起部330fが後述の規制部材332の規制部332cと干渉可能である。また、上記突起部330fと反対側の下部には、操作ボタン330aの下端部から軸部330dの底部にかけて傾斜した斜面330gが設けられている。
【0086】
一方、前記規制部材332は、操作部を兼ねる平板状の基部332aが設けられ、その略中央部には前記ロック部材330の軸部330dが挿通される開口332bが設けられ、この開口332bは上下方向に長く中間部の両側に突起332dが形成されてまゆ形に設けられると共に、基部332aの上端部は上記開口332bにつながるスリット332eが形成されて分離され、開口332bの上部両側が左右方向に開くように弾性変形可能に設けられている。上記スリット330eの両側の表面部分が、前記ロック部材330の突起部330fの先端面とが当接可能な規制部332cに設けられている。
【0087】
なお、前記規制部材232の開口332bにおける両側の突起332dは保持手段となるもので、ロック部材330の軸部330dの幅より開口幅が狭くなるように突出し、上記スリット330eが開くように変形した状態で突起332dが上記軸部330dを越えられるようになっている。この突起332dが軸部330dを越えるように規制部材332が規制位置から非規制位置に移動した際には、上記開口332bの下端部がロック部材330の斜面330g(解放手段)に当接するように設けられている。
【0088】
上記規制部材332が設置されるケース5の部分には、前記ロック部材330の軸部330dが挿通される開口5fの左右両側に上下方向に延びるガイド部51が設けられ、これに規制部材332の両側部が案内されて下方の規制位置と上方の非規制位置とに摺動自在に保持されている。
【0089】
本例の点火制御機構についてその作用を説明する。まず、図14に示す状態が、規制部材332が初期位置(規制位置)にあり、ロック部材330はロック位置にあって、その係止部330cが係止溝220fに進入して操作部材220の移動を阻止して点火操作不能である。
【0090】
その際、前記ロック部材330の突起部330fが規制部材332の規制部332cに当接干渉して、ロック部材330の解除位置への押し込み操作は不能で、点火ロック状態が保持される。
【0091】
次に点火棒1を使用する場合には、まず、図16(A)に示すように、規制部材332を上方に押し上げると、開口332bの突起332dが軸部330dの外周との接触によってスリット330eが開くように規制部材332が弾性変形し、軸部330dが突起332dを越えて開口332bの下部に嵌合するようになり、規制部材332が上端部にまで摺動して、上記突起332dが軸部330dを弾性力によって挟持して非規制位置を保持する。
【0092】
上記規制部材332の規制位置から非規制位置への移動に伴い、その規制部332cが突起部330fの前方から外れ、この突起部330fは開口332b内に臨んでロック部材330は解放方向への押し込み操作が可能となる。
【0093】
そして、図16(B)に示すように、前記ロック部材330を弾性部材331の付勢力に抗して解除位置の方向に押し込み操作すると、その係止部330cと係止溝220fとの係合が外れ、操作部材220による点火操作を許容する。また、ロック部材330を押し込み続けることによる解除位置への操作を継続すると、操作部材220は繰り返して点火操作が行える。
【0094】
前記ロック部材330を押し込む過程において、その操作ボタン332aの下端の斜面330gが前記規制部材332の開口部332bの下端部に当接してこの規制部材332を下方に移動させるように作用し、ロック部材330を最後まで押し込んだ状態において、開口332bの突起332dが軸部330dの頂点を乗り越える位置まで規制部材332が下降移動され、非規制位置での保持が解放される。
【0095】
保持が解放された規制部材332は、それ自体の弾性力により突起332dが軸部30dの周面を移動して規制位置の方向に後退移動しようとするが、解除位置に押し込まれたロック部材330の突起部330fの上面に規制部332cの下面が当接して、規制部材332の復帰移動が途中で保持される。
【0096】
使用を終了するために操作部材220およびロック部材330から手を離すと、操作部材220は突出移動して初期の位置へと移動する一方、ロック部材330は弾性部材331の付勢力により突出移動し、初期のロック状位置に自動復帰する。また、ロック部材330の突起部330fが規制部材332より外側に移動すると、復帰途中で保持されていた規制部材332は自らの弾性力によって下方に移動し、その規制部332cが突起部330fの前方に位置し、この規制部材332も初期の規制位置に自動復帰する。
【0097】
なお、上記の各実施の形態における規制手段は、非規制位置への移動を保持手段によって保持するようにしているが、非規制位置への操作状態となっている間にロック手段を解除位置に操作するとそれ以後の保持は必要はないので、保持手段の設置を省略してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る着火器としての点火棒の要部を縦断面にして示す側面図
【図2】図1の点火制御機構に関連する部品のみの断面側面図
【図3】図2の分解斜視図
【図4】図2の組立状態の斜視図
【図5ないし図7】図1の作動状態を示す要部断面側面図
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る着火器における点火制御機構を示す要部断面斜視図
【図9】図8の分解斜視図
【図10】図8の作動状態を示す要部断面斜視図
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る着火器における点火制御機構を示す要部斜視図
【図12】ロック部材および規制部材の裏面側斜視図を併記した図11の分解斜視図
【図13】図11の作動状態を示す要部断面斜視図
【図14】本発明の第4の実施の形態に係る着火器における点火制御機構を示す要部斜視図
【図15】図14の分解斜視図
【図16】図14の作動状態を示す要部断面斜視図
【符号の説明】
1 点火棒(着火器)
2 本体部
5 ケース
7 ガスタンク
8 バルブ機構
20,220 操作部材
20a,220a 操作部
20c 係止突起
20e 解放部(解放手段)
220e 縦溝
220f 係止溝
26,126,226,326 規制手段
27,127,227,327 ロック手段
30,130,230,330 ロック部材
30b 干渉突起
130a ロック部
130b 解放部(解放手段)
130d 操作部
230a,330a 操作ボタン
230c,330c 係止部
230d 切欠き
330d 軸部
330f 突起部
330g 斜面(解放手段)
31,131,231 第1弾性部材(第1弾性手段)
32,132,232,332 規制部材
32a 操作部
32d 係合爪(保持手段)
32e 係止部
132b 規制突起
232b,332b 開口
232c,332c 規制部
232e 係合爪(保持手段)
332d 突起(保持手段)
332e スリット
33,133,233 第2弾性部材(第2弾性手段)
34 作動部材
34b 操作部
34c 押圧部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
According to the present invention, in an igniter in which a flame is ejected from an ejection nozzle by operation of an operation member, the ignition operation of the operation member is normally locked, and the lock is released during use to enable continuous ignition operation. It relates to the igniter.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, as disclosed in JP-A-7-293878, in an igniter such as a lighter or an ignition rod, a lock member that locks the operation of an operation member that performs an ignition operation is provided, and the lock member is not operated. Proposed structure is sometimes equipped with an ignition lock function that locks the ignition operation of the operation member so that it can be ignited with the release operation of the lock member, while the lock member automatically returns in conjunction with the ignition operation Has been.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described igniter, it is necessary to perform the unlocking operation of the lock member for each ignition operation, and the reignition operation when the ignition is not performed by one ignition operation is complicated. .
[0004]
Therefore, when the ignition operation is finished and the igniter is stored, unless the lock member release operation is performed, the ignition lock state is automatically set and the ignition control is surely performed. It is desirable to be able to ensure both functions of enabling a continuous ignition operation without performing the unlocking operation of the lock member for each ignition when ignition cannot be performed during the ignition operation.
[0005]
In view of this point, the present invention intends to provide an igniter that automatically returns to a restricted state of ignition operation in a non-use state and that can easily perform continuous ignition operation.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
An igniter according to the present invention that has solved the above-described problem includes a gas nozzle and a valve mechanism that opens and closes a gas tank and a gas supply from the gas tank to the jet nozzle. When, Piezoelectric unit that generates discharge voltage for ignition When The ignition mechanism is operated by driving the valve mechanism and the piezoelectric unit. Slidably installed Operation member And a lock means for locking the operation member, and is configured to allow an ignition operation by the operation member by releasing the lock of the lock means. On the outer surface of the igniter. In a position different from the position of the locking means, A restricting means for restricting the lock means is provided, and the restricting means is moved from the restricting position to the non-regulating position. After operating Said locking means The operation member From locked position to released position operation Possible The It is characterized by this.
[0007]
Further, it is desirable to provide the operation member so that the ignition operation can be repeated by continuing the release operation of the lock means.
[0008]
The restriction means is provided so as to automatically return from the non-restricted position to the restricted position. At that time, the restricting means is provided so that the return movement from the non-restricted position to the restricted position is prevented in the middle, and the return from the halfway return state to the restricted position by the operation of the lock means from the release position to the locked position.
[0009]
For example, a holding means for holding the restricting means in a non-regulating position and a releasing means for releasing the holding of the restricting means by the holding means in association with the ignition operation of the operation member. Further, a holding means for holding the restricting means in the non-restricted position and a releasing means for releasing the holding of the restricting means by the holding means in association with the releasing operation of the locking means may be provided.
[0010]
Specifically, a lock member that interferes with a part of the operation member to lock the ignition operation, a first elastic means that urges the lock member to the lock position, and a locking position in the release direction of the lock member. A restriction member that restricts movement and allows movement of the lock member in the release direction at the non-restriction position; and second elastic means that biases the restriction member toward the restriction position. After the movement from the restricted position to the non-restricted position, the lock member can be provided to move to the release position against the first elastic means.
[0011]
Further, the locking means may be composed of an operating member that can be operated from the outside and a locking member that blocks the operation of the operating member, and the operating member may move the locking member from the lock position to the release position.
[0012]
Further, the restricting means holds the non-restricted position by its own elastic force, is moved along with the movement of the locking means to release the hold at the non-restricted position, and returns to the restricted position by its own elastic force. You may do it.
[0013]
【The invention's effect】
According to the igniter of the present invention as described above, when the restricting means is in the restricting position where the non-regulating position is not operated, or in the locked position where the locking means is not operated in the releasing position, the operation member Ignition operation by cannot be performed and the ignition lock state is achieved, while the operation of the operation member can be performed by operating the restriction means from the restriction position to the non-regulation position and operating the lock means from the lock position to the release position. Combustion can be started by igniting while ejecting fuel gas by the operation, and a good ignition control function can be ensured by performing ignition combustion only by simultaneous operation of the regulating means and the lock means.
[0014]
Further, since the operation member can be continuously and repeatedly ignited by continuing the unlocking operation of the lock means, the reignition operation can be easily performed when the ignition combustion cannot be performed by one ignition operation, and the operability is excellent. Along with this movement of the locking means to the lock position, the ignition lock state can be restored.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the igniter of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0016]
<First Embodiment>
FIG. 1 shows a cross-sectional view of a main part of an ignition rod as an example of an igniter. The
[0017]
On the base end side of the
[0018]
Further, a
[0019]
An operation member 20 (ignition button) is slidably provided on the
[0020]
The operating
[0021]
That is, the
[0022]
The
[0023]
A
[0024]
On the other hand, an ignition control mechanism for restricting the ignition operation of the
[0025]
As shown in FIGS. 2 to 7, the control mechanism includes a
[0026]
In other words, the locking means 27 is provided on the inner surface of the
[0027]
The locking
[0028]
In addition, an
[0029]
The actuating
[0030]
A
[0031]
The
[0032]
On the other hand, the restricting
[0033]
An
[0034]
Further, a
[0035]
Further, the
[0036]
When the restricting
[0037]
The operation of the ignition control mechanism of the
[0038]
Next, when the
[0039]
Subsequently, as shown in FIG. 6A, when the
[0040]
When the
[0041]
As the
[0042]
Then, when the operation to the release position by continuing to push the operating
[0043]
When the
[0044]
<Second Embodiment>
This example is shown in FIGS. 8 to 11, and the ignition control mechanism is different from that of the first embodiment, and the basic structure of the ignition rod 1 (igniter) is the same.
[0045]
The control mechanism of this example includes a
[0046]
The lock means 127 is constituted by a
[0047]
The
[0048]
A
[0049]
When the
[0050]
On the other hand, as shown in FIG. 9, the regulating
[0051]
The sliding
[0052]
Further, a
[0053]
The operation of the ignition control mechanism of this example will be described. First, the state shown in FIG. 8 is a non-operation state in which the
[0054]
Next, when using the ignition rod, as shown in FIG. 10A, when the operating portion 132a of the regulating
[0055]
Subsequently, when the
[0056]
At that time, with the pushing operation of the
[0057]
When the operation to the release position is continued by continuing to push the
[0058]
Subsequently, when the pushing of the
[0059]
<Third Embodiment>
This example is shown in FIGS. 11 to 13 and shows still another embodiment of the ignition control mechanism.
[0060]
This control mechanism includes a
[0061]
As shown in FIG. 12, the
[0062]
The
[0063]
The locking
[0064]
The
[0065]
Further, a groove-shaped
[0066]
On the other hand, as shown in FIG. 12 (B), the restricting
[0067]
A projecting
[0068]
Further, an engaging
[0069]
In the portion of the
[0070]
The operation of the ignition control mechanism of this example will be described. First, the state shown in FIG. 11 is in the initial position (restricted position) where the restricting
[0071]
At that time, the restricting
[0072]
Next, when the
[0073]
Then, as shown in FIG. 13B, the
[0074]
As described above, the
[0075]
Further, in the process of pushing in the
[0076]
When the holding member is released, the regulating
[0077]
When the
[0078]
With the return movement of the
[0079]
<Fourth embodiment>
This example is shown in FIGS. 14 to 16 and shows another embodiment of the ignition control mechanism.
[0080]
This control mechanism is a mechanism similar to the third embodiment, and includes a lock means 327 by a push-in
[0081]
Similar to the third embodiment, the
[0082]
The
[0083]
The locking
[0084]
The
[0085]
Further, a
[0086]
On the other hand, the restricting
[0087]
The
[0088]
In the portion of the
[0089]
The operation of the ignition control mechanism of this example will be described. First, in the state shown in FIG. 14, the regulating
[0090]
At this time, the
[0091]
Next, when the
[0092]
With the movement of the
[0093]
As shown in FIG. 16B, when the
[0094]
In the process of pushing in the
[0095]
In the regulating
[0096]
When the
[0097]
Although the restricting means in each of the above embodiments is configured to hold the movement to the non-restricted position by the holding means, the lock means is set to the release position while in the operation state to the non-restricted position. Since the operation does not need to be held thereafter, the installation of the holding means may be omitted.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing a vertical section of a main part of an ignition rod as an igniter according to a first embodiment of the present invention.
2 is a cross-sectional side view of only parts related to the ignition control mechanism of FIG. 1;
FIG. 3 is an exploded perspective view of FIG.
4 is a perspective view of the assembled state of FIG. 2;
5 to 7 are main part cross-sectional side views showing the operating state of FIG. 1;
FIG. 8 is a cross-sectional perspective view of an essential part showing an ignition control mechanism in an igniter according to a second embodiment of the present invention.
9 is an exploded perspective view of FIG.
10 is a cross-sectional perspective view of the main part showing the operating state of FIG.
FIG. 11 is a perspective view of relevant parts showing an ignition control mechanism in an igniter according to a third embodiment of the present invention.
12 is an exploded perspective view of FIG. 11 together with a back side perspective view of a lock member and a regulating member.
13 is a cross-sectional perspective view of the main part showing the operating state of FIG.
FIG. 14 is a perspective view showing a main part of an ignition control mechanism in an igniter according to a fourth embodiment of the present invention.
15 is an exploded perspective view of FIG.
16 is a cross-sectional perspective view of main parts showing the operating state of FIG. 14;
[Explanation of symbols]
1 Ignition rod (igniter)
2 Body
5 cases
7 Gas tank
8 Valve mechanism
20,220 Operation member
20a, 220a Operation unit
20c Locking protrusion
20e Release part (release means)
220e vertical groove
220f Locking groove
26,126,226,326 Regulatory measures
27,127,227,327 Locking means
30,130,230,330 Lock member
30b Interference protrusion
130a Lock part
130b Release part (release means)
130d operation unit
230a, 330a Operation buttons
230c, 330c Locking part
230d cutout
330d shaft
330f Protrusion
330g slope (release means)
31,131,231 First elastic member (first elastic means)
32,132,232,332 Restriction member
32a Operation unit
32d engagement claw (holding means)
32e Locking part
132b Restriction protrusion
232b, 332b opening
232c, 332c Regulatory Department
232e engagement claw (holding means)
332d Protrusion (holding means)
332e slit
33,133,233 Second elastic member (second elastic means)
34 Actuating member
34b Operation unit
34c Pressing part
Claims (9)
該着火器の外面に、前記ロック手段の位置とは異なる位置に該ロック手段を規制する規制手段を配設し、
該規制手段を規制位置から非規制位置に操作した上で、前記ロック手段を前記操作部材のロック位置から解除位置へ操作可能としたことを特徴とする着火器。Comprising a jet nozzle for ejecting a gas, driving a valve mechanism for opening and closing the supply from the gas tank and the gas tank of the gas into the spray nozzle, and a piezoelectric unit for generating a discharge voltage for ignition, and the valve mechanism and the piezoelectric unit And an operation member that is slidably installed to perform an ignition operation and a lock unit that locks the operation member, and the ignition operation by the operation member is permitted by releasing the lock of the lock unit. In the igniter made,
The outer surface of該着firearms, disposed regulatory means to regulate the lock means to a position different from the position of said locking means,
After having operated in the non-restriction position from the regulating position to the regulating means, ignitor, characterized in that said locking means is a Ready ability to release position from the locked position of said operating member.
上記ロック部材をロック位置に付勢する第1弾性手段と、
規制位置で前記ロック部材の解除方向への移動を規制し、非規制位置でロック部材の解除方向への移動を許容する規制部材と、
上記規制部材を規制位置の方向に付勢する第2弾性手段とを具備してなり、
上記規制部材の規制位置から非規制位置への移動の後、前記ロック部材を第1弾性手段に抗して解除位置に移動させることを特徴とする請求項1に記載の着火器。A lock member that interferes with a part of the operation member and locks the ignition operation;
First elastic means for urging the lock member to the lock position;
A restriction member that restricts movement of the lock member in the release direction at the restriction position and allows movement of the lock member in the release direction at the non-restriction position;
Second elastic means for urging the regulating member toward the regulating position,
2. The igniter according to claim 1, wherein after the movement of the restriction member from the restriction position to the non-regulation position, the lock member is moved to the release position against the first elastic means.
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