JP3662697B2 - Image reading apparatus, image forming apparatus, and image reading method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、設定される所定の読取倍率に従い原稿画像を読み取る画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機能及びファクシミリ機能等の複数の機能を備えた画像形成装置(複合機)が登場し始めている。このような画像形成装置における読取装置の場合、複写機としての読取解像度とファクシミリとしての最高解像度の読取解像度は同じであり、等倍時の読取倍率は、両者どちらも100%である。
【0003】
このような画像形成装置では、ファクシミリ側の規格である等倍時の誤差100±1%を満足するためには、複写機側の規格も誤差をファクシミリ側の規格に合わせることで実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような従来の画像形成装置では、等倍時の読取倍率が複写機とファクシミリの両機能で同じであるため、等倍時の誤差は、例えば主走査方向については、通常読取装置の読取素子の有する解像度をそのまま出力したときの倍率を100%とし、そのときの機構系の誤差を満足するように設計されている。また、副走査方向については、通常は原稿の搬送速度調整によって解像度を100%にしたときの機構系誤差を満足するように設計されている。
【0005】
しかし、このような従来の画像形成装置において、複写機の読取解像度がファクシミリの最高解像度の読取解像度と異なる場合には、読取装置に設定する等倍時の設定倍率が異なってしまう。即ち、主走査方向の読取素子の解像度は予め決定されているため、解像度の高い方を基準に素子が選択されることになる。同様に、副走査方向の搬送速度は解像度の高い方を基準に調整される。この時、解像度の低い方の等倍は縮小処理を行う必要がある。
【0006】
この縮小処理は、複写機の有する拡大/縮小機能を使用すれば良いが、通常複写機の有する拡大/縮小は、設定値がN%ステップ刻みである。このNの値は整数値であることが多い。この場合、解像度の高い読取画像を低い解像度に変換する際に、解像度変換倍率計算値が整数値でなかった場合には倍率設定誤差が発生する。この倍率設定誤差を小さくする方法として、前記N%ステップ設定のステップ数を細かくする方法が考えられるが、縮小回路の大規模な変更が必要となる等の問題が生じる。
【0007】
この発明の目的は、上記したような事情に鑑み成されたものであって、解像度変換のために必要とされる理想的な変換倍率理論値に対するこの変換倍率理論値を実行可能な値に補正した変換倍率設定値の誤差を低減できる画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、
この発明によれば、
原稿画像を読み取る読取倍率としての理想的な倍率理論値を設定する第1の設定手段と、
この第1の設定手段により設定された倍率理論値をM(M:整数)倍して得られるM倍倍率理論値と、このM倍倍率理論値を実行可能な値に補正したM倍倍率実行値とを比較して、このM倍倍率理論値に対するこのM倍倍率実行値の誤差が所定値以下となるようなMの値により得られる前記M倍倍率実行値を読取倍率として設定する第2の設定手段と、
この第2の設定手段により設定されたM倍倍率実行値に従い、原稿画像を読み取り、この原稿画像に相当する画像データを出力する読取手段と、
この読取手段により出力される画像データに対して1/M間引き処理を施して出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする画像読取装置が提供される。
【0009】
また、この発明によれば、
原稿画像を読み取る読取倍率をN%刻みで設定可能な画像読取装置において、
原稿画像を読み取る読取倍率としての理想的な倍率理論値を設定する第1の設定手段と、
この第1の設定手段により設定された倍率理論値をM(M:整数)倍して得られるM倍倍率理論値と、このM倍倍率理論値を実行可能なN%刻みの値に補正したM倍倍率実行値とを比較して、このM倍倍率理論値に対するこのM倍倍率実行値の誤差が所定値以下となるようなMの値により得られる前記M倍倍率実行値を読取倍率として設定する第2の設定手段と、
この第2の設定手段により設定されたM倍倍率実行値に従い、原稿画像を読み取り、この原稿画像に相当する画像データを出力する読取手段と、
この読取手段により出力される画像データに対して1/M間引き処理を施して出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする画像読取装置が提供される。
【0010】
さらに、この発明によれば、
複写機能及びファクシミリ機能を備え、複写機能実行時の読取解像度を基準とするものであり、原稿画像を読み取る読取倍率をN%刻みで設定可能な画像形成装置において、
ファクシミリ機能実行時の理想的な読取解像度を得るための読取倍率の理想的な倍率理論値を設定する第1の設定手段と、
この第1の設定手段により設定された倍率理論値をM(M:整数)倍して得られるM倍倍率理論値と、このM倍倍率理論値を実行可能なN%刻みの値に補正したM倍倍率実行値とを比較して、このM倍倍率理論値に対するこのM倍倍率実行値の誤差が所定値以下となるようなMの値により得られる前記M倍倍率実行値を読取倍率として設定する第2の設定手段と、
この第2の設定手段により設定されたM倍倍率実行値に従い、原稿画像を読み取り、この原稿画像に相当する画像データを出力する読取手段と、
この読取手段により出力される画像データに対して1/M間引き処理を施して出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
【0011】
またさらに、この発明によれば、
原稿画像を読み取る読取倍率としての理想的な倍率理論値を設定し
この設定された倍率理論値をM(M:整数)倍して得られるM倍倍率理論値と、このM倍倍率理論値を実行可能な値に補正したM倍倍率実行値とを比較して、このM倍倍率理論値に対するこのM倍倍率実行値の誤差が所定値以下となるようなMの値により得られる前記M倍倍率実行値を読取倍率として設定し
この設定されたM倍倍率実行値に従い、原稿画像を読み取り、
この読み取りにより得られた画像データに対して1/M間引き処理を施して出力する、
ことを特徴とする画像読取方法が提供される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態に係る画像読取装置について図面を参照して説明する。
この発明の画像読取装置は、例えば原稿画像を複写する複写機能、通信回線を介して画像データを送受信するファクシミリ機能を備えた画像形成装置、即ち複合型デジタル複写装置(以下、複写装置と略称する)を構成するものである。
【0013】
図1は、この複写装置の内部構造を概略的に示す断面図である。
図1に示したように、この発明の画像形成装置、例えば電子写真式ディジタル複写装置2は、画像読取部4、及び画像形成部6を有している。また、複写装置2は、この画像読取部4の上部に、画像読取部4の後述する原稿台に対して開閉可能に形成されて読取対象物としての原稿Dを原稿台に向けて1枚ずつ給送するとともに、原稿台に載置された原稿Dを原稿台に密着させる原稿押さえとして機能する原稿自動給送装置8を備えている。
【0014】
画像読取部4は、その上部に、閉じた状態にある原稿自動給送装置8に対向されるとともに原稿Dがセットされる透明なガラスからなる原稿テーブル11と、原稿テーブル11の一端に配置されるとともに原稿テーブル11に原稿Dをセットすべき位置を示す原稿スケール12と、を有している。
【0015】
原稿テーブル11の下方には、原稿テーブル11に載置された原稿Dを照明する露光ランプ13、露光ランプ13からの光ビームを原稿Dに集光させるための補助反射板14、及び、原稿Dからの反射ビームを図中左方向に折曲げる第1ミラー15などが配置されている。露光ランプ13、補助反射板14および第1ミラー15は、第一キャリッジ16に固定されており、第一キャリッジ16の移動にともなって原稿テーブル11と平行に移動可能に配置されている。なお、第一キャリッジ16は、図示しない歯付きベルト等を介して図示しないパルスモータの駆動力が伝達されて、原稿テーブル11に沿って平行に移動される。
【0016】
原稿テーブル11の図中左方、すなわち第1ミラー15により反射された反射ビームが案内される方向には、第二キャリッジ20が配設されている。
第二キャリッジ20には、第1ミラー15により案内される原稿Dからの反射ビームを下方に折曲げる第2ミラー21、および図中右方に折り曲げる第3ミラー22が互いに直角に配置されている。第二キャリッジ20は、第一キャリッジ16を駆動する図示しない歯付きベルトなどにより第一キャリッジ16に従動されるとともに、第一キャリッジ16に対して1/2の速度で原稿テーブル11に沿って平行に移動される。
【0017】
第一キャリッジ16の下方であって、第二キャリッジ20を介して折返されたビームの光軸を含む面内には、第二キャリッジ20からの反射ビームを所定の倍率で結像させる結像レンズ23、及び、結像レンズ23により集束性が与えられた反射ビームを電気信号すなわち画像データに変換するCCDイメージセンサ24が配置されている。
【0018】
画像形成部6は、複写装置2のほぼ中央に回転自在に位置された感光体ドラム30を有している。感光体ドラム30は、図示しないモータにより所定の回転速度で回転される。
【0019】
感光体ドラム30の周囲の所定の位置には、ドラム表面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ31と、感光体ドラム30の表面に静電潜像を形成するレーザ露光装置32、静電潜像をトナーを含む現像剤で現像してトナー像を形成する現像装置33、後述する用紙カセットから供給された記録媒体としてのコピー用紙Pに感光体ドラム30に形成されたトナー像を転写するとともにトナー像が転写された用紙Pを感光体ドラム30から分離させるための転写・剥離チャージャ34、感光体ドラム30の表面からコピー用紙Pを剥離する剥離爪35、感光体ドラム30の表面に残留したトナーを清掃するクリーニング装置36、及び、感光体ドラム30の表面に残った電位を除電する除電装置37が、順に、配置されている。
【0020】
レーザ露光装置32は、画像データに基づいて変調されたレーザビームを発生する半導体レーザ素子、レーザビームを偏向する光偏向装置32a、偏向されたレーザビームを感光体ドラム30上に結像させる結像光学系32b、32c、32dなどを有している。そして、このレーザ露光装置32は、半導体レーザ素子から発生されたレーザビームを感光体ドラム30の軸線方向に沿って感光体ドラム30の表面に照射することにより感光体ドラム30の表面に静電潜像を形成する。
【0021】
現像装置33は、トナーと、トナーを所定の極性に摩擦帯電させるとともに磁気ブラシを形成するキャリアと、からなる現像剤を有している。また、現像装置33は、感光体ドラム30の表面上に現像剤を供給して静電潜像にトナーを付着させることにより所望の画像濃度で現像する現像ローラ33aを有している。
【0022】
感光体ドラム30の下方に位置される複写装置2の底部には、複写装置2の正面側より着脱自在に上下複数段に装着された多段給紙装置40が配置されている。
【0023】
多段給紙装置40は、さまざまな大きさのコピー用紙Pを複数種類収納するための上段カセット41、中段カセット42および下段カセット43を含んでいる。それぞれのカセット41,42および43は、たとえば、長手方向に沿って搬送されるよう置かれたA4サイズのコピー用紙、B4サイズのコピー用紙およびA3サイズのコピー用紙を、それぞれ、500枚程度収納可能に形成されている。
【0024】
上段カセット41、中段カセット42および下段カセット43の所定の位置には、それぞれのカセット41,42および43から用紙Pを1枚づつ取り出すピックアップローラ44a,44bおよび44cが配置されている。
【0025】
それぞれのピックアップローラ44a,44bおよび44cにより各カセット41,42および43から取り出された用紙Pの先端部が通過される位置には、用紙Pを1枚づつ分離するための搬送ローラ45a,45bおよび45cと、それぞれの搬送ローラと一体的に配置された分離ローラ46a,46bおよび46cが配置されている。分離ローラ46a,46bおよび46cは、それぞれ、相互に組み合わせられた搬送ローラに対して軸線が平行に、かつ、所定の圧力で接触するよう配置されるとともに、搬送ローラの回転方向と逆方向に回転されることで、各カセットから取り出された用紙Pの最も上の1枚のみを後述する搬送路へ送出する。
【0026】
多段給紙装置40の図中右方には、使用頻度の高いサイズの用紙、たとえば、A4サイズの用紙Pを3000枚程度収納可能に形成された大容量フィーダ47が設けられている。大容量フィーダ47の所定の位置には、大容量フィーダ47に収容された用紙Pを1枚づつ取り出すピックアップローラ48が配置されている。ピックアップローラ48と感光体ドラム30との間には、上下一対に組み合わせられた搬送ローラ49aおよび分離ローラ49bを含む分離機構49が配置されている。分離機構49は、分離ローラ49bを搬送ローラ49aが回転される方向に対して逆方向に回転させることで、ピックアップローラ48により大容量フィーダ47から取り出された用紙Pの最も上の1枚のみを後述する搬送路へ送出する。
【0027】
大容量フィーダ47の上部には、各カセット41,42,43および大容量フィーダ47とは独立に、コピー用紙Pを給送可能な手差しフィーダ50が形成されている。
【0028】
手差しフィーダ50と感光体ドラム30との間には、手差しフィーダ50に挿入された用紙Pを取り込む手差し用ピックアップローラ51、ピックアップローラ51により取り込まれた用紙Pをガイドする手差しガイド52、及び、手差しガイド52を介して感光体ドラム30に向かって案内される用紙Pを搬送する搬送ローラ53が設けられている。
【0029】
それぞれのカセット41,42および43ならびに大容量フィーダ47と感光体ドラム30との間には、各カセット41,42および43ならびに大容量フィーダ47から感光体ドラム30に向かって用紙Pを案内する搬送路54が形成されている。この搬送路54は、さらに、感光体ドラム30と転写・剥離チャージャ33との間に規定される転写領域を経て、複写装置2の外部まで延出されている。また、搬送路54には、いずれかのカセットまたは大容量フィーダもしくは手差しガイドから給送された用紙Pを、感光体ドラム30に向かって搬送するための複数の搬送ローラ55が設けられている。
【0030】
搬送路54の感光体ドラム30の近傍、かつ、上流側には、搬送路54を案内されたコピー用紙Pの傾きを補正するとともに、感光体ドラム30上のトナー像の先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム30の外周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを、転写領域へ給紙するアライニングローラ56が配設されている。また、アライニングローラ56の手前すなわち搬送ローラ55側には、アライニングローラ56へのコピー用紙Pの到達を検出するアライニングセンサ56aが設けられている。
【0031】
転写領域を通過された用紙Pが進行する方向には、用紙Pを搬送する搬送ベルト57が組み込まれている。搬送ベルト57により用紙Pが搬送される方向であって、感光体ドラム30に対して熱を与えにくい位置には、ローラ表面が互いに圧接されたヒートローラ対を含み、トナー像が転写された用紙Pを加熱することでトナー像を溶融させつつトナー像と用紙Pとを加圧して用紙Pにトナー像を定着させる定着装置58が設けられている。
【0032】
定着装置58に対向した複写装置2の側壁には、定着装置58によりトナー像が定着された用紙Pが排出されるフィニッシャ59が配置されている。
フィニッシャ59は、排紙ローラ62から排出されるコピー用紙Pをフェイスダウンするローラ対59a、ローラ対59aにより用紙Pが排紙される排紙トレイ59b、及びステープルソートモードの際に1部毎にステープルするステープラ74cを有している。
【0033】
定着装置58とフィニッシャ59との間には、定着装置58によりトナー像が定着されたコピー用紙Pを、後述する用紙反転部あるいはフィニッシャ59のいづれかに案内する排出切換ユニット60が配置されている。
【0034】
排出切換ユニット60は、定着装置58を通過された用紙Pを推進する第1および第2の排出ローラ61および62、及び、第1および第2の排出ローラ61および62の間に配置され、定着装置58を通過されたコピー用紙Pをフィニッシャ59あるいは後述する用紙反転部のいづれかに選択的に振り分ける振り分けゲート63を有している。
【0035】
反転機構64は、既に転写領域および定着装置58を通過されたコピー用紙Pを一時的に集積する一時集積部65、定着装置58を通過したコピー用紙Pの表裏を反転して一時集積部65に導く反転路66、一時集積部に集積されたコピー用紙Pを一枚づつ取り出すピックアップローラ67、一時集積部65に収容された用紙Pを再びアライニングローラ56に案内する搬送路68、及び、搬送路68に案内された用紙Pをアライニングローラ56に向かって給紙する給紙ローラ69を有している。
【0036】
原稿自動給送装置8は、自身の後端縁部が複写装置2の上面後端縁部に図示しないヒンジ装置を介して取付けられたカバー71を有し、必要に応じて原稿自動給送装置8全体を回動変位させることで、既に説明したように、画像読取部4の原稿テーブル11に対して開閉可能に形成されている。
【0037】
カバー71の上面のやや左方向部位には、複数枚の原稿Dを保持する原稿給紙台72が設けられている。原稿給紙台72の図中左方すなわち原稿自動給送装置8の一端側には、原稿給紙台72にセットされた原稿Dを順次一枚ずつ取出すとともに、図中左端側から画像読取部4の原稿テーブル11の一端側に供給するためのピックアップローラ73が配置されている。
【0038】
原稿給紙台72の所定の位置には、原稿給紙台72への原稿Dがセットされたか否かを検知する原稿検知センサとしてのエンプテイセンサ73が配設されている。なお、原稿給紙台72には、原稿テーブル11に原稿Dがセットされた位置を検知する原稿位置検知センサ17と同様に機能する図示しない原稿幅検知センサが配置されてもよい。
【0039】
ピックアップローラ73の原稿取出し方向には、ピックアップローラ73により取り出された原稿Dを原稿テーブル11に向けて送出する給紙ローラ74、及び、給紙ローラ74により給送された原稿Dの先端を整位するアライニングローラ75が配置されている。
【0040】
アライニングローラ75と給紙ローラ74との間には、原稿Dのアライニングローラ75への到達を検出するアライニングセンサ75aが配置されている。
カバー71の内側であって、原稿自動給送装置8が閉じられた状態で画像読取部4の原稿テーブル11と対向される位置には、原稿テーブル11のほぼ全体を覆う大きさが与えられ、ピックアップローラ73、給紙ローラ74およびアライニングローラ75を介して原稿給紙台72から搬送された原稿Dを原稿テーブル11の所定の位置に搬送する搬送ベルト76が配置されている。搬送ベルト76は、図中左右一対に配置されたベルトローラ77に掛渡され、図示しないベルト駆動機構によって、図中右側および図中左側の両方向に向けて回転される。
【0041】
原稿自動給送装置8の右側部位には、搬送ベルト76により図中左側から図中右側に移動される原稿Dをカバー71の外側に向けて送出する反転ローラ78、反転ローラ78に原稿Dを押し付けるピンチローラ79、反転ローラ78とピンチローラ79により搬送される原稿Dを、再び搬送ベルト76へ戻すか所定の排出位置すなわちカバー71上に排出させるかを切り換えるフラッパ80、フラッパ80が排出側に切り換えられている場合に、反転ローラ78により搬送された原稿Dを排出させる排紙ローラ81、及び、反転ローラ78の近傍での原稿のジャムを検知するジャムセンサ82などが配置されている。
【0042】
また、装置本体2の前面上部には、図2に示すように、様々な複写条件並びに複写動作を開始させる複写開始信号などを入力するコントロールパネル200が設けられている。
【0043】
図2に示すように、コントロールパネル200には、複写機能を実行するための複写モードを設定する複写ボタン202、ファクシミリ機能を実行するためのFAXモードを設定するFAXボタン204、及びプリンタ機能を実行するためのプリンタモードを設定するプリンタボタン206が設けられている。
【0044】
また、コントロールパネル200には、複写モードにおいて複写枚数などの数値を入力するためのテンキー208、複写の開始を指示する複写ボタン210、複写枚数を訂正するときや複写動作を停止させるときなどに使用されるクリア/ストップボタン212、選択したモードや各種設定した条件等をすべてクリアするオールクリアボタン214、及び、複写倍率(読取倍率)を設定するための倍率設定ボタン216が設けられている。
【0045】
さらに、コントロールパネル200には、画像を形成したい用紙のサイズを選択設定するための用紙サイズボタン218、原稿台に載置された原稿のサイズを検知して自動的に用紙サイズを設定する自動用紙選択ボタン220、原稿サイズを設定するための原稿サイズボタン222、及び、用紙サイズボタン218によって設定された用紙サイズと検知した原稿サイズとに基づいて自動的に複写倍率を設定する自動倍率選択ボタン224が設けられている。
【0046】
これらの各種設定ボタンの他に、さらに、設定されたモードの内容や操作手順などの案内情報を表示させる操作ガイドボタン226、予熱状態を設定する予熱ボタン228、プリンタ部の動作中に割り込みを指示する割り込みボタン230などが設けられている。
【0047】
そして、このコントロールパネル200の略中央には、装置の状態、操作手順、及び、ユーザに対して各種のメッセージを文字や図形で表示するタッチパネル式の液晶表示装置(LCD)によって構成された表示パネル240が設けられている。この表示パネル240は、各機能毎にその操作が画面を表示するものである。
【0048】
次に、図3を参照して複写装置の制御系について説明する。この図3は、複写装置の概略構成を機能的に示す図である。
複写装置は、この複写装置全体を統括制御する主制御部301、上記説明したコントロールパネル200、上記説明した画像読取部4、上記説明した画像形成部6、通信制御部304、モデム5、NCU6、画像処理部371等を備えている。
【0049】
主制御部301は、マイクロコンピュータ等により構成されている。画像読取部4は、送信原稿を読み取るための上記した露光ランプ13、光電変換素子としての上記したCCDセンサ24、このCCDセンサ24からのビデオ信号レベルを調整するための図示しないゲイン調整回路等により構成されている。画像形成部6は、複写機能実行時において獲得された画像データ、及びファクシミリ機能実行時において獲得された画像データを出力する。通信制御部304は、発呼時のダイヤル送出制御及び着信検出制御並びに送受信データの通信手順等を制御し、通信データの送受信を行う。モデム305は、送受信データの変調及び復調を行う。NCU306は、回線の捕捉及び開放を行うための網終端回路である。
【0050】
続いて画像処理部371を詳細に説明し、合わせて複写装置のその他の機能について説明する。画像処理部371は、画像読取部9からのA/D変換された多値デジタル信号を複写機読取データ又はファクシミリ送信のための2値ディジタル信号に変換するための処理部である。この画像処理部371は、前処理部372、第1ラインメモリ373、2値化部374、中間調処理部375、第3ラインメモリ376、メモリ管理部377、画像編集メモリ378、拡大縮小部379、第2ラインメモリ380、主走査副走査間引き部381、入出力IF382を備えている。
【0051】
前処理部372は、シェーディング補正や原稿下地除去、解像度補償(細線強調)等のフィルタ処理、階調補正(γ補正)等を行う。第1ラインメモリ373は、シェーディング補正処理時の基準データやフィルタ処理時の前ラインデータを格納するための読み書き可能メモリである。主走査拡大縮小部379は、前処理部からの多値データに対する主走査方向倍率を決定する。この実施形態では、この倍率は1%ステッブで可変であり、可変範囲は読取素子の解像度に対して50〜400%である。2値化部374は、主走査拡大縮小部379で処理された多値データを任意の閾値で白黒の2値データに変換する。中間調処理部375は、主走査拡大縮小部379で処理された多値データを疑似中間調パターン処理し、2値化する。第3ラインメモリ376は、中間調パターン処理時、前ラインを並列処理するために使用する読み書き可能メモリである。主走査副走査間引き部381は、2値化部374又は中間調処理部375からの出力2値データに対して間引き処理を施すもので、間引き処理設定は1/M(M:整数)にて行う。例えば、M=1の時は、間引き処理が行われず、M=2の時は1/2間引き処理、即ち50%縮小を行うことができる。第2ラインメモリ380は、主走査副走査出力間引き部381で行う縮小処理時に使用する前ラインデータを保管するために使用する。画像編集メモリ378は、2値化部374又は中間調処理部375で2値化されたデータを格納しておくための読み書き可能な頁メモリである。メモリ管理部377は、前記画像編集メモリ378への入出力開始・終了アドレスを管理する。入出力IF382は、画像処理部371で処理された2値データを装置の他のデバイスと送受するためのIF部であり、この実施形態では、画処理内部で画素単位で処理された2値データを8/16ビット単位のパラレルデータに変換するためのシリアル/パラレル変換処理も行う。
【0052】
また、副走査モータパルス出力部312は、固定式原稿読取時の画像読取部4の図示しない搬送ステッピングモータへ駆動パルスを出力する。副走査拡大縮小部313は、前記副走査モータパルス出力部312へ出力するパルス数を調整し、モータの速度を可変にすることにより副走査読取倍率を決定する。この実施形態では、その可変範囲は主走査と同じ50〜400%である。符合化/復号化部310は画像処理部371から出力される2値データの符合化や受信符号データの復号化を行う。画像メモリ311は、符合化/複合化部310で符合化処理された読取データ又はファクシミリ受信データを蓄えておくためのものである。
【0053】
上記説明したような構成の複写装置における解像度変換処理について説明する。
ここで、前提事項としてこの実施形態では、複写時の読取解像度を主走査600dpi、副走査600dpiとする。また、画像読取部9で画像読取素子として使用されるCCDイメージセンサ24の読み取りは縮小光学系を使用する。さらに、副走査の搬送は、CCDイメージセンサ24を駆動して原稿を読み取る固定走査方式であり、その駆動は図示しないステッピングモータによる駆動により行われる。なお、読取系の等倍時の主走査及び副走査の機構系の誤差は、±0.50%以内に調整されているものとする。
【0054】
さらにここで、この実施形態における複写装置の満足すぺき読取倍率誤差仕様を簡単に説明すると、複写装置としての読取倍率誤差規格は±1%以内とされている。等倍時には、前述の如く読取系の主走査及び副走査の機構系の誤差は、±0.5%以内に調整されているため、仕様±1%以内は満足している。ファクシミリについては、読取倍率誤差規格値(ITU−TのT4勧告)は、±1%以内と規定されており、この規格を満足しなければならない。ここで、ファクシミリ側の読取仕様は、読取解像度が規格で予め決定されているため、ファクシミリとして必須で必要となる読取解像度、主走査8dot/mm又は16dot/mm、副走査15.4l/mm、7.7l/mm、3.85l/mmを実現するために、主走査と副走査で必要な変換倍率理論値(少数点以下4桁四捨五入)は夫々下記の通りになる。
【0055】
[主走査]
・600dpi→16dot/mm変換=67.733%:理論値1
・600dpi→ 8dot/mm変換=33.887%:理論値2
[副走査]
・600dpi→15.4l/mm変換=65.193%:理論値3
・600dpi→ 7.7l/mm変換=32.597%:理論値4
・600dpi→3.85l/mm変換=16.298%:理論値5
上記変換倍率理論値1〜5に対する読取系の誤差(設定誤差及び機構系誤差全て)が±1%以内に収まっていなければならない。前述の如く、読取系の機構系の度差が±0.5%以内であるとすると、読取変換倍率許容誤差は±0.5%以内に納める必要があるが、画像処理部371の主走査拡大縮小部379及び副走査拡大縮小部313の倍率設定ステップ数が1%刻み以下が不可能である場合、変換倍率設定値は上記変換倍率理論値を四捨五入して求めた整数値となるため、上記変換倍率理論値に対する変換倍率設定値の誤差(以下、設定誤差と称する)が0.5%を超えてしまうことがある。
【0056】
実際に、設定誤差を計算すると下記の通りになる。
[主走査]
理論値1:68/67.733=100.39%(設定誤差 0.39%)
理論値2:34/33.887=100.33%(設定誤差 0.33%)
[副走査]
理論値3:65/65.193= 99.70%(設定誤差−0.30%)
理論値4:33/32.597=101.24%(設定誤差 1.24%)
理論値5:16/16.298= 98.17%(設定誤差−1.83%)
上述のケースでは、変換倍率理論値4及び5の場合に設定誤差が0.5%以内に収まっていない。そこで、以下のような方法により設定誤差を小さくする。
【0057】
まず、単純に設定誤差を小さくする方法として、読取時の倍率をM(M:整数)倍するため、主走査方向は画像処理部371の主走査拡大縮小部379への設定倍率をM倍する。副走査方向も同様にして、副走査拡大縮小部313への設定倍率をM倍する。その後の設定誤差が、0.5%以内に収まっていなければ更にMの値を1加算して、再度計算する。
【0058】
この方法では、下記の計算に示すように、設定倍率が100%を超えるまでMの値の選択/設定を行えば、必ず0.5%以内の誤差範囲に収まることになる。
{1−X/(X+0.5)}×100<0.5% X:設定倍率
この式を解くと、X>99.5%
つまり、上記を満たす整数値のX=100となる。
【0059】
ここで、上記方法により実際に変換倍率理論値4を0.5%以内に納める。因みに、変換倍率理論値をM倍したものをM倍変換倍率理論値とし、このM倍変換倍率理論値を1%刻みに補正したもの(M倍変換倍率理論値を四捨五入したもの)をM倍変換倍率設定値とする。
【0060】
変換倍率理論値4=32.597%
M=2とすると、M倍変換倍率理論値=65.194%、M倍変換倍率設定値=65%となる。
【0061】
従って、
【0062】
上記方法により倍率をM倍にして画像を読み取った場合には、出力時に主走査副走査間引き部81により1/Mに間引きして出力する。
さらに、図4及び図5のフローチャートを参照して、ファクシミリ送信処理について説明する。図4は、ファクシミリ送信処理の全体を説明するフローチャートである。図5は、読取解像度Y実現のためのM倍変換倍率設定値算出処理を説明するフローチャートである。
【0063】
ユーザにより原稿がセットされ、コントロールパネル200によりファクシミリ送信が指示されると、主制御部301の制御のもとファクシミリ送信処理が開始される(ST1)。ファクシミリ送信処理が開始されるとまず、送信先(受信機)から送信される能力宣言が受信される(ST2)。この能力宣言から送信先の解像度がチェックされ(ST3)、送信先の解像度に合わせた原稿の読取解像度Yが用意される。
【0064】
つまり、送信先の解像度が16×15.4l/mmの場合には(ST4、YES)、複写装置で必要とされる読取解像度Yも同様に16×15.4l/mmとなる(ST5)。送信先の解像度が8×15.4l/mmの場合には(ST6、YES)、複写装置で必要とされる読取解像度Yも同様に8×15.4l/mmとなる(ST7)。送信先の解像度が8×7.7l/mmの場合には(ST8、YES)、複写装置で必要とされる読取解像度Yも同様に8×7.71l/mmとなる(ST9)。送信先の解像度が8×3.85l/mmの場合には(ST10、YES)、複写装置で必要とされる読取解像度Yも同様に8×3.85l/mmとなる(ST11)。
【0065】
次に、上記した複写装置で必要とされる読取解像度Yを実現するためのM倍変換倍率設定値算出処理が実行され(ST12)、この処理で算出されたM倍変換倍率設定値に従い、画像読取部9により画像読取処理が実行される(ST13)。さらに、このM倍変換倍率設定値に従って読み取られた画像データに対して、主走査副走査間引き部81により1/M間引き処理が施され出力される(ST14)。なお、M倍変換倍率設定値算出処理は、主制御部301により実行される。
【0066】
続いて、主制御部301で実行される読取解像度Y実現のためのM倍変換倍率設定値算出処理について図5のフローチャートを参照して説明する。まず、読取解像度Y実現のための変換倍率理論値X1が設定される(ST12−1)。この変換倍率理論値X1は、例えば上記説明した変換倍率理論値1〜5のいずれかに該当するものとする。仮に、変換倍率理論値X1として16.298%が設定されたとして以下の説明を続ける。
【0067】
まず、変換倍率理論値X1に対する倍率Mの値がM=1として設定される(ST12−2)。この場合、M倍変換倍率理論値X2=X1×M=X1×1となる(ST12−3)。つまり、M倍変換倍率理論値X2は16.298%となる。従って、M倍変換倍率設定値は16%となる(ST12−4)。このとき、設定誤差={(X3/X2)×100}−100=({16/16.298)×100}−100=−1.83%となる。よって、設定誤差<±0.5の条件を満たさないため(ST12−6、NO)、倍率Mの値が1加算される(ST12−7)。
【0068】
この場合、M倍変換倍率理論値X2=X1×M=X1×2となる(ST12−3)。つまり、M倍変換倍率理論値X2は32.597%となる。従って、M倍変換倍率設定値は33%となる(ST12−4)。このとき、設定誤差={(X3/X2)×100}−100=({33/32.597)×100}−100=1.24%となる。よって、設定誤差<±0.5の条件を満たさないため(ST12−6、NO)、倍率Mの値がさらに1加算される(ST12−7)。
【0069】
この場合、M倍変換倍率理論値X2=X1×M=X1×3となる(ST12−3)。つまり、M倍変換倍率理論値X2は65.193%となる。従って、M倍変換倍率設定値は65%となる(ST12−4)。このとき、設定誤差={(X3/X2)×100}−100=({65/65.193)×100}−100=−0.30%となる。よって、設定誤差<±0.5の条件を満足するため(ST12−6、YES)、M倍変換倍率設定値X3の設定が完了する(ST12−8)。このときのM倍変換倍率設定値は65%(M=3)となる。これで、算出処理は終了となる。
【0070】
その後、算出されたM倍変換倍率設定値(65%、M=3)により画像読取処理が実行され、さらにこのM倍変換倍率設定値に従って読み取られた画像データに対して1/M(M=3)間引き処理が施され出力される。
【0071】
上記実施形態による作用効果をまとめると次の通りである。
この発明の画像読取装置は、上記説明したように原稿画像を読み取る読取倍率としての理想的な変換倍率理論値を設定し、この設定された変換倍率理論値をM倍して得られるM倍変換倍率理論値と、このM倍変換倍率理論値を実行可能な値に補正したM倍変換倍率設定値とを比較して、このM倍変換倍率理論値に対するこのM倍変換倍率設定値の設定誤差が所定値以下となるようなMの値により得られる前記M倍変換倍率設定値を読取倍率として設定し、この設定されたM倍変換倍率設定値に従い、原稿画像を読み取り、この読み取りにより得られた画像データを1/Mに縮小して出力するので、所定値以下の設定誤差で変換倍率理論値による画像読取処理が実現される。これにより、理想的な解像度変換が実現できる。
【0072】
また、この発明では、複写機能及びファクシミリ機能を備えた画像形成装置が標準的に有する主走査副走査間引き部81、及びN%ステップの主走査拡大縮小部79並びに副走査拡大縮小部13を組み合わせて使用するので、大幅な回路変更なしで設定誤差を低減することができる。
【0073】
【発明の効果】
この発明によれば、大幅な回路変更なしで倍率理論値に対する倍率設定値の誤差を低減できる画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態に係る画像形成装置の内部構造を概略的に示す断面図。
【図2】図1に示す画像形成装置に設けられたコントロールパネルを概略的に示す上面図。
【図3】図1に示す画像形成装置を機能的に示すブロック図。
【図4】ファクシミリ送信処理の全体を説明するフローチャート。
【図5】読取解像度Y実現のためのM倍変換倍率設定値算出処理を説明するフローチャート。
【符号の説明】
4…画像読取部
6…画像形成部
301…主制御部
304…通信制御部
305…モデム
306…NCU
310…符号化/復合化部
311…画像メモリ
312…副走査モータパルス部
313…副走査拡大縮小部
371…画像処理部
372…前処理部
374…2値化部
375…中間調処理部
379…主走査拡大縮小部
381…主走査副走査間引き部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image reading apparatus , an image forming apparatus, and an image reading method for reading a document image according to a predetermined reading magnification that is set.
[0002]
[Prior art]
In recent years, image forming apparatuses (multifunction machines) having a plurality of functions such as a copying function and a facsimile function have started to appear. In the case of a reading apparatus in such an image forming apparatus, the reading resolution as a copying machine and the reading resolution of the highest resolution as a facsimile are the same, and the reading magnification at the same magnification is both 100%.
[0003]
In such an image forming apparatus, in order to satisfy an
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional image forming apparatus as described above, since the reading magnification at the same magnification is the same for both functions of the copying machine and the facsimile, the error at the same magnification is, for example, the reading of the normal reading device in the main scanning direction. The magnification is 100% when the resolution of the element is output as it is, and it is designed to satisfy the error of the mechanical system at that time. The sub-scanning direction is usually designed so as to satisfy a mechanical error when the resolution is set to 100% by adjusting the document conveying speed.
[0005]
However, in such a conventional image forming apparatus, when the reading resolution of the copying machine is different from the reading resolution of the highest resolution of the facsimile, the set magnification at the same magnification set in the reading apparatus is different. That is, since the resolution of the reading element in the main scanning direction is determined in advance, the element is selected based on the higher resolution. Similarly, the conveyance speed in the sub-scanning direction is adjusted based on the higher resolution. At this time, it is necessary to perform a reduction process for the same resolution of the lower resolution.
[0006]
For this reduction process, the enlargement / reduction function of the copying machine may be used, but the enlargement / reduction of the normal copying machine has a set value of N% steps. The value of N is often an integer value. In this case, when a read image with a high resolution is converted to a low resolution, if the resolution conversion magnification calculation value is not an integer value, a magnification setting error occurs. As a method of reducing the magnification setting error, a method of reducing the number of steps of the N% step setting can be considered, but there arises a problem that a large-scale change of the reduction circuit is required.
[0007]
The object of the present invention is made in view of the above circumstances, and corrects the theoretical conversion magnification value to an executable value for the ideal conversion magnification theoretical value required for resolution conversion. Another object of the present invention is to provide an image reading apparatus , an image forming apparatus, and an image reading method that can reduce the error of the conversion magnification setting value.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
This invention has been made on the basis of the above problems,
According to this invention,
A first setting means for setting an ideal magnification theoretical value as a reading magnification for reading a document image;
M-fold magnification theoretical value obtained by multiplying the theoretical magnification value set by the first setting means by M (M: integer) , and execution of M-fold magnification by correcting the theoretical value of M-fold magnification to an executable value A second magnification value is set as a reading magnification by comparing the value with the M value and obtaining the M magnification execution value obtained by the M value such that the error of the M magnification execution value with respect to the M magnification theoretical value is equal to or less than a predetermined value. Setting means,
Reading means for reading a document image and outputting image data corresponding to the document image according to the M-magnification execution value set by the second setting means;
An output means for performing a 1 / M thinning process on the image data output by the reading means;
An image reading apparatus is provided.
[0009]
Moreover, according to this invention,
In an image reading apparatus capable of setting a reading magnification for reading an original image in N% increments,
A first setting means for setting an ideal magnification theoretical value as a reading magnification for reading a document image;
The theoretical magnification value set by the first setting means is multiplied by M (M: integer) times, and the theoretical M magnification value obtained by multiplying the theoretical value by M (M: integer) and the theoretical value of M magnification is corrected to an executable value in N% increments. The M magnification execution value obtained by comparing the M magnification execution value with the M value such that the error of the M magnification execution value with respect to the M magnification theoretical value is equal to or less than a predetermined value is set as the reading magnification. A second setting means for setting;
Reading means for reading a document image and outputting image data corresponding to the document image according to the M-magnification execution value set by the second setting means;
An output means for performing a 1 / M thinning process on the image data output by the reading means;
An image reading apparatus is provided.
[0010]
Furthermore, according to the present invention,
In an image forming apparatus having a copying function and a facsimile function, which is based on the reading resolution at the time of executing the copying function, and can set a reading magnification for reading an original image in N% increments.
A first setting means for setting an ideal magnification theoretical value of a reading magnification for obtaining an ideal reading resolution when executing the facsimile function;
The theoretical magnification value set by the first setting means is multiplied by M (M: integer) times, and the theoretical M magnification value obtained by multiplying the theoretical value by M (M: integer) and the theoretical value of M magnification is corrected to an executable value in N% increments. The M magnification execution value obtained by comparing the M magnification execution value with the M value such that the error of the M magnification execution value with respect to the M magnification theoretical value is equal to or less than a predetermined value is set as the reading magnification. A second setting means for setting;
Reading means for reading a document image and outputting image data corresponding to the document image according to the M-magnification execution value set by the second setting means;
An output means for performing a 1 / M thinning process on the image data output by the reading means;
An image forming apparatus is provided.
[0011]
Still further, according to the present invention,
An ideal magnification theoretical value as a reading magnification for reading an original image is set, and the theoretical magnification value obtained by multiplying the set theoretical magnification value by M (M: integer) and the theoretical M magnification factor are obtained. The M-fold magnification obtained by the M value such that an error of the M-fold magnification execution value with respect to the M-fold magnification theoretical value is equal to or less than a predetermined value by comparing the M-fold magnification execution value corrected to an executable value. Set the magnification execution value as the scanning magnification, read the original image according to the set M magnification execution value,
1 / M thinning processing is performed on the image data obtained by this reading and output.
An image reading method is provided.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An image reading apparatus according to an embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings.
An image reading apparatus according to the present invention has, for example, an image forming apparatus having a copying function for copying a document image and a facsimile function for transmitting and receiving image data via a communication line, that is, a composite digital copying apparatus (hereinafter abbreviated as a copying apparatus). ).
[0013]
FIG. 1 is a sectional view schematically showing the internal structure of the copying apparatus.
As shown in FIG. 1, the image forming apparatus of the present invention, for example, an electrophotographic
[0014]
The
[0015]
Below the document table 11, an exposure lamp 13 for illuminating the document D placed on the document table 11, an auxiliary reflector 14 for condensing the light beam from the exposure lamp 13 on the document D, and the document D A first mirror 15 that bends the reflected beam from the left side in the figure is arranged. The exposure lamp 13, the auxiliary reflector 14, and the first mirror 15 are fixed to the first carriage 16, and are arranged so as to be movable in parallel with the document table 11 as the first carriage 16 moves. The first carriage 16 is moved in parallel along the document table 11 by receiving a driving force of a pulse motor (not shown) via a toothed belt (not shown).
[0016]
A
In the
[0017]
An imaging lens that forms an image of the reflected beam from the
[0018]
The
[0019]
At a predetermined position around the
[0020]
The laser exposure device 32 includes a semiconductor laser element that generates a laser beam modulated based on image data, an optical deflection device 32 a that deflects the laser beam, and an image that forms an image of the deflected laser beam on the
[0021]
The developing device 33 includes a developer including toner and a carrier that frictionally charges the toner to a predetermined polarity and forms a magnetic brush. Further, the developing device 33 has a developing roller 33a that develops at a desired image density by supplying a developer onto the surface of the
[0022]
At the bottom of the
[0023]
The multi-stage
[0024]
At predetermined positions of the upper cassette 41, the middle cassette 42, and the
[0025]
Conveying
[0026]
On the right side of the multi-stage
[0027]
A
[0028]
Between the
[0029]
Between the
[0030]
In the vicinity and upstream of the
[0031]
A
[0032]
A
The
[0033]
Disposed between the fixing
[0034]
The
[0035]
The reversing
[0036]
The
[0037]
A document feeding table 72 that holds a plurality of documents D is provided at a position slightly leftward on the upper surface of the
[0038]
An
[0039]
With respect to the document take-out direction of the
[0040]
Between the aligning
At a position inside the
[0041]
On the right side portion of the
[0042]
Further, as shown in FIG. 2, a
[0043]
As shown in FIG. 2, the
[0044]
The
[0045]
Further, the
[0046]
In addition to these various setting buttons, the
[0047]
In the approximate center of the
[0048]
Next, the control system of the copying apparatus will be described with reference to FIG. FIG. 3 is a diagram functionally showing a schematic configuration of the copying apparatus.
The copying apparatus includes a
[0049]
The
[0050]
Next, the
[0051]
The
[0052]
The sub-scanning motor
[0053]
A resolution conversion process in the copying apparatus having the above-described configuration will be described.
Here, as a precondition, in this embodiment, the reading resolution during copying is set to 600 dpi for main scanning and 600 dpi for sub-scanning. The CCD image sensor 24 used as an image reading element in the
[0054]
Further, here will be briefly described the satisfactory reading magnification error specification of the copying apparatus in this embodiment. The reading magnification error standard as a copying apparatus is set within ± 1%. At the same magnification, the error in the main scanning and sub-scanning mechanism of the reading system is adjusted to within ± 0.5% as described above, so that the specification is within ± 1%. For facsimile, the reading magnification error standard value (ITU-T T4 recommendation) is defined within ± 1%, and this standard must be satisfied. Here, since the reading resolution on the facsimile side is determined in advance by the standard, the reading resolution that is essential and necessary for the facsimile,
[0055]
[Main scan]
600 dpi → 16 dots / mm conversion = 67.733%:
600 dpi → 8 dots / mm conversion = 33.887%:
[Sub-scan]
600 dpi → 15.4 l / mm conversion = 65.193%:
600 dpi → 7.7 l / mm conversion = 32.597%:
600 dpi → 3.85 l / mm conversion = 16.298%: theoretical value 5
The reading system errors (all setting errors and mechanism system errors) with respect to the conversion magnification
[0056]
Actually, the setting error is calculated as follows.
[Main scan]
Theoretical value 1: 68 / 67.733 = 100.39% (setting error 0.39%)
Theoretical value 2: 34 / 33.887 = 100.3% (setting error 0.33%)
[Sub-scan]
Theoretical value 3: 65 / 65.193 = 99.70% (setting error -0.30%)
Theoretical value 4: 33 / 32.597 = 101.24% (setting error 1.24%)
Theoretical value 5: 16 / 16.298 = 98.17% (setting error—1.83%)
In the above case, the setting error is not within 0.5% in the case of the conversion magnification
[0057]
First, as a method of simply reducing the setting error, the magnification at the time of reading is multiplied by M (M: integer), so that the magnification set in the main scanning enlargement /
[0058]
In this method, as shown in the following calculation, if the value of M is selected / set until the set magnification exceeds 100%, the error range is always within 0.5%.
{1-X / (X + 0.5)} × 100 <0.5% X: Set magnification When this equation is solved, X> 99.5%
That is, the integer value X satisfying the above becomes X = 100.
[0059]
Here, the conversion magnification
[0060]
Conversion magnification
When M = 2, M-fold conversion magnification theoretical value = 65.194% and M-fold conversion magnification setting value = 65%.
[0061]
Therefore,
It becomes.
[0062]
When the image is read with the magnification set to M by the above method, the image is thinned to 1 / M by the main scanning / sub-scanning thinning unit 81 at the time of output.
Further, the facsimile transmission process will be described with reference to the flowcharts of FIGS. FIG. 4 is a flowchart for explaining the entire facsimile transmission process. FIG. 5 is a flowchart for explaining the M-fold conversion magnification setting value calculation process for realizing the reading resolution Y.
[0063]
When a document is set by the user and facsimile transmission is instructed by the
[0064]
That is, when the resolution of the transmission destination is 16 × 15.4 l / mm (ST4, YES), the reading resolution Y required by the copying apparatus is also 16 × 15.4 l / mm (ST5). When the resolution of the transmission destination is 8 × 15.4 l / mm (ST6, YES), the reading resolution Y required by the copying apparatus is similarly 8 × 15.4 l / mm (ST7). When the resolution of the transmission destination is 8 × 7.7 l / mm (ST8, YES), the reading resolution Y required by the copying apparatus is similarly 8 × 7.71 l / mm (ST9). When the resolution of the transmission destination is 8 × 3.85 l / mm (ST10, YES), the reading resolution Y required by the copying apparatus is similarly 8 × 3.85 l / mm (ST11).
[0065]
Next, an M-fold conversion magnification setting value calculation process for realizing the reading resolution Y required by the above-described copying apparatus is executed (ST12), and an image is obtained according to the M-fold conversion magnification setting value calculated in this process. Image reading processing is executed by the reading unit 9 (ST13). Further, 1 / M thinning processing is performed on the image data read in accordance with the M-fold conversion magnification setting value by the main scanning / sub-scanning thinning unit 81 and outputted (ST14). The M-fold conversion magnification setting value calculation process is executed by the
[0066]
Next, an M-fold conversion magnification setting value calculation process for realizing the reading resolution Y executed by the
[0067]
First, the value of the magnification M with respect to the conversion magnification theoretical value X1 is set as M = 1 (ST12-2). In this case, M-fold conversion magnification theoretical value X2 = X1 × M = X1 × 1 (ST12-3). That is, the M-fold conversion magnification theoretical value X2 is 16.298%. Accordingly, the M-fold conversion magnification setting value is 16% (ST12-4). At this time, the setting error = {(X3 / X2) × 100} −100 = ({16 / 16.298) × 100} −100 = −1.83%. Therefore, since the condition of setting error <± 0.5 is not satisfied (ST12-6, NO), the value of the magnification M is incremented by 1 (ST12-7).
[0068]
In this case, M-fold conversion magnification theoretical value X2 = X1 × M = X1 × 2 (ST12-3). That is, the M-fold conversion magnification theoretical value X2 is 32.597%. Therefore, the M-fold conversion magnification setting value is 33% (ST12-4). At this time, setting error = {(X3 / X2) × 100} −100 = ({33 / 32.597) × 100} −100 = 1.24%. Therefore, since the condition of setting error <± 0.5 is not satisfied (ST12-6, NO), the value of the magnification M is further incremented by 1 (ST12-7).
[0069]
In this case, M-fold conversion magnification theoretical value X2 = X1 × M = X1 × 3 (ST12-3). That is, the M-fold conversion magnification theoretical value X2 is 65.193%. Therefore, the M-fold conversion magnification setting value is 65% (ST12-4). At this time, setting error = {(X3 / X2) × 100} −100 = ({65 / 65.193) × 100} −100 = −0.30%. Therefore, in order to satisfy the condition of setting error <± 0.5 (ST12-6, YES), the setting of the M-fold conversion magnification setting value X3 is completed (ST12-8). The M-fold conversion magnification setting value at this time is 65% (M = 3). This completes the calculation process.
[0070]
Thereafter, an image reading process is executed with the calculated M-fold conversion magnification setting value (65%, M = 3), and 1 / M (M = M = M = M = M) for the image data read according to the M-fold conversion magnification setting value. 3) A thinning process is performed and output.
[0071]
The effects of the above embodiment are summarized as follows.
The image reading apparatus of the present invention sets an ideal conversion magnification theoretical value as a reading magnification for reading a document image as described above, and M-fold conversion obtained by multiplying the set conversion magnification theoretical value by M Comparison between the theoretical magnification value and the M-fold conversion magnification setting value obtained by correcting the M-fold conversion magnification theoretical value to an executable value, and setting error of the M-fold conversion magnification setting value with respect to the M-fold conversion magnification theoretical value The M-magnification conversion magnification setting value obtained by the value of M that is equal to or less than a predetermined value is set as a reading magnification, and an original image is read according to the set M-magnification conversion magnification setting value and obtained by this reading. Since the image data is output after being reduced to 1 / M, an image reading process based on a theoretical conversion magnification value is realized with a setting error of a predetermined value or less. Thereby, ideal resolution conversion is realizable.
[0072]
Further, according to the present invention, the main scanning sub-scanning thinning portion 81, the N% -step main scanning enlargement /
[0073]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to provide an image reading apparatus , an image forming apparatus, and an image reading method capable of reducing an error of a magnification setting value with respect to a theoretical magnification value without significant circuit change.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view schematically showing an internal structure of an image forming apparatus according to an embodiment of the present invention.
2 is a top view schematically showing a control panel provided in the image forming apparatus shown in FIG. 1. FIG.
3 is a block diagram functionally showing the image forming apparatus shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 4 is a flowchart illustrating an entire facsimile transmission process.
FIG. 5 is a flowchart for explaining M-fold conversion magnification setting value calculation processing for realizing a reading resolution Y.
[Explanation of symbols]
4 ...
310 ... Encoding / decoding unit 311 ...
Claims (10)
この第1の設定手段により設定された倍率理論値をM(M:整数)倍して得られるM倍倍率理論値と、このM倍倍率理論値を実行可能な値に補正したM倍倍率実行値とを比較して、このM倍倍率理論値に対するこのM倍倍率実行値の誤差が所定値以下となるようなMの値により得られる前記M倍倍率実行値を読取倍率として設定する第2の設定手段と、
この第2の設定手段により設定されたM倍倍率実行値に従い、原稿画像を読み取り、この原稿画像に相当する画像データを出力する読取手段と、
この読取手段により出力される画像データに対して1/M間引き処理を施して出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする画像読取装置。A first setting means for setting an ideal magnification theoretical value as a reading magnification for reading a document image;
M-fold magnification theoretical value obtained by multiplying the theoretical magnification value set by the first setting means by M (M: integer) , and execution of M-fold magnification by correcting the theoretical value of M-fold magnification to an executable value A second magnification value is set as a reading magnification by comparing the value with the M value and obtaining the M magnification execution value obtained by the M value such that the error of the M magnification execution value with respect to the M magnification theoretical value is equal to or less than a predetermined value. Setting means,
Reading means for reading a document image and outputting image data corresponding to the document image according to the M-magnification execution value set by the second setting means;
An output means for performing a 1 / M thinning process on the image data output by the reading means;
An image reading apparatus comprising:
原稿画像を読み取る読取倍率としての理想的な倍率理論値を設定する第1の設定手段と、
この第1の設定手段により設定された倍率理論値をM(M:整数)倍して得られるM倍倍率理論値と、このM倍倍率理論値を実行可能なN%刻みの値に補正したM倍倍率実行値とを比較して、このM倍倍率理論値に対するこのM倍倍率実行値の誤差が所定値以下となるようなMの値により得られる前記M倍倍率実行値を読取倍率として設定する第2の設定手段と、
この第2の設定手段により設定されたM倍倍率実行値に従い、原稿画像を読み取り、この原稿画像に相当する画像データを出力する読取手段と、
この読取手段により出力される画像データに対して1/M間引き処理を施して出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする画像読取装置。In an image reading apparatus capable of setting a reading magnification for reading an original image in N% increments,
A first setting means for setting an ideal magnification theoretical value as a reading magnification for reading a document image;
The theoretical magnification value set by the first setting means is multiplied by M (M: integer) times, and the theoretical M magnification value obtained by multiplying the theoretical value by M (M: integer) and the theoretical value of M magnification is corrected to an executable value in N% increments. The M magnification execution value obtained by comparing the M magnification execution value with the M value such that the error of the M magnification execution value with respect to the M magnification theoretical value is equal to or less than a predetermined value is set as the reading magnification. A second setting means for setting;
Reading means for reading a document image and outputting image data corresponding to the document image according to the M-magnification execution value set by the second setting means;
An output means for performing a 1 / M thinning process on the image data output by the reading means;
An image reading apparatus comprising:
原稿画像を読み取る読取倍率としての理想的な倍率理論値を設定する第1の設定手段と、
この第1の設定手段により設定された倍率理論値をM(M:整数)倍して得られるM倍倍率理論値と、このM倍倍率理論値の小数点以下を四捨五入して整数N%刻みの値に補正したM倍倍率実行値とを比較して、このM倍倍率理論値に対するこのM倍倍率実行値の誤差が所定値以下となるようなMの値により得られる前記M倍倍率実行値を読取倍率として設定する第2の設定手段と、
この第2の設定手段により設定されたM倍倍率実行値に従い、原稿画像を読み取り、この原稿画像に相当する画像データを出力する読取手段と、
この読取手段により出力される画像データに対して1/M間引き処理を施して出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする画像読取装置。In an image reading apparatus capable of setting a reading magnification for reading a document image in integer N% increments,
A first setting means for setting an ideal magnification theoretical value as a reading magnification for reading a document image;
The theoretical value of M times obtained by multiplying the theoretical value of magnification set by the first setting means by M (M: integer) and the fractional part of the theoretical value of M times of magnification are rounded off to the nearest N%. The M-fold magnification execution value obtained by comparing the value with the corrected M-fold magnification execution value to an M value such that an error of the M-fold magnification execution value with respect to the M-fold magnification theoretical value is not more than a predetermined value. Second setting means for setting as a reading magnification;
Reading means for reading a document image and outputting image data corresponding to the document image according to the M-magnification execution value set by the second setting means;
An output means for performing a 1 / M thinning process on the image data output by the reading means;
An image reading apparatus comprising:
前記所定の読取解像度と異なる読取解像度を得るための読取倍率の理想的な倍率理論値を設定する第1の設定手段と、
この第1の設定手段により設定された倍率理論値をM(M:整数)倍して得られるM倍倍率理論値と、このM倍倍率理論値を実行可能なN%刻みの値に補正したM倍倍率実行値とを比較して、このM倍倍率理論値に対するこのM倍倍率実行値の誤差が所定値以下となるようなMの値により得られる前記M倍倍率実行値を読取倍率として設定する第2の設定手段と、
この第2の設定手段により設定されたM倍倍率実行値に従い、原稿画像を読み取り、この原稿画像に相当する画像データを出力する読取手段と、
この読取手段により出力される画像データに対して1/M間引き処理を施して出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。In an image forming apparatus which is based on a predetermined reading resolution and can set a reading magnification for reading a document image in N% increments,
First setting means for setting an ideal magnification theoretical value of a reading magnification for obtaining a reading resolution different from the predetermined reading resolution;
The theoretical magnification value set by the first setting means is multiplied by M (M: integer) times, and the theoretical M magnification value obtained by multiplying the theoretical value by M (M: integer) and the theoretical value of M magnification is corrected to an executable value in N% increments. The M magnification execution value obtained by comparing the M magnification execution value with the M value such that the error of the M magnification execution value with respect to the M magnification theoretical value is equal to or less than a predetermined value is set as the reading magnification. A second setting means for setting;
Reading means for reading a document image and outputting image data corresponding to the document image according to the M-magnification execution value set by the second setting means;
An output means for performing a 1 / M thinning process on the image data output by the reading means;
An image forming apparatus comprising:
ファクシミリ機能実行時の理想的な読取解像度を得るための読取倍率の理想的な倍率理論値を設定する第1の設定手段と、
この第1の設定手段により設定された倍率理論値をM(M:整数)倍して得られるM倍倍率理論値と、このM倍倍率理論値を実行可能なN%刻みの値に補正したM倍倍率実行値とを比較して、このM倍倍率理論値に対するこのM倍倍率実行値の誤差が所定値以下となるようなMの値により得られる前記M倍倍率実行値を読取倍率として設定する第2の設定手段と、
この第2の設定手段により設定されたM倍倍率実行値に従い、原稿画像を読み取り、この原稿画像に相当する画像データを出力する読取手段と、
この読取手段により出力される画像データに対して1/M間引き処理を施して出力する出力手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。In an image forming apparatus having a copying function and a facsimile function, which is based on the reading resolution at the time of executing the copying function, and can set a reading magnification for reading an original image in N% increments.
A first setting means for setting an ideal magnification theoretical value of a reading magnification for obtaining an ideal reading resolution when executing the facsimile function;
The theoretical magnification value set by the first setting means is multiplied by M (M: integer) times, and the theoretical M magnification value obtained by multiplying the theoretical value by M (M: integer) and the theoretical value of M magnification is corrected to an executable value in N% increments. The M magnification execution value obtained by comparing the M magnification execution value with the M value such that the error of the M magnification execution value with respect to the M magnification theoretical value is equal to or less than a predetermined value is set as the reading magnification. A second setting means for setting;
Reading means for reading a document image and outputting image data corresponding to the document image according to the M-magnification execution value set by the second setting means;
An output means for performing a 1 / M thinning process on the image data output by the reading means;
An image forming apparatus comprising:
この設定された倍率理論値をM(M:整数)倍して得られるM倍倍率理論値と、このM倍倍率理論値を実行可能な値に補正したM倍倍率実行値とを比較して、このM倍倍率理論値に対するこのM倍倍率実行値の誤差が所定値以下となるようなMの値により得られる前記M倍倍率実行値を読取倍率として設定し、
この設定されたM倍倍率実行値に従い、原稿画像を読み取り、
この読み取りにより得られた画像データに対して1/M間引き処理を施して出力する、
ことを特徴とする画像読取方法。Set the ideal magnification theoretical value as the reading magnification to read the original image,
The M magnification theoretical value obtained by multiplying the set magnification theoretical value by M (M: integer) is compared with the M magnification actual value obtained by correcting the M magnification theoretical value to an executable value. The M magnification magnification execution value obtained by the value of M such that the error of the M magnification magnification execution value with respect to the M magnification magnification theoretical value is equal to or less than a predetermined value is set as a reading magnification.
The original image is read according to the set M-magnification execution value,
1 / M thinning processing is performed on the image data obtained by this reading and output.
An image reading method.
原稿画像を読み取る読取倍率としての理想的な倍率理論値を設定し、
この設定された倍率理論値をM(M:整数)倍して得られるM倍倍率理論値と、このM倍倍率理論値を実行可能なN%刻みの値に補正したM倍倍率実行値とを比較して、このM倍倍率理論値に対するこのM倍倍率実行値の誤差が所定値以下となるようなMの値により得られる前記M倍倍率実行値を読取倍率として設定し、
この設定されたM倍倍率実行値に従い、原稿画像を読み取り、
この読み取りにより得られた画像データに対して1/M間引き処理を施して出力する、
ことを特徴とする画像読取方法。In an image reading apparatus capable of setting a reading magnification for reading an original image in N% increments,
Set the ideal magnification theoretical value as the reading magnification to read the original image,
An M-fold magnification theoretical value obtained by multiplying the set magnification theoretical value by M (M: integer) , and an M-fold magnification execution value obtained by correcting the M-fold magnification theoretical value to an executable value in N% increments. And the M magnification execution value obtained by the M value such that the error of the M magnification execution value with respect to the M magnification theoretical value is equal to or less than a predetermined value is set as a reading magnification.
The original image is read according to the set M-magnification execution value,
1 / M thinning processing is performed on the image data obtained by this reading and output.
An image reading method.
原稿画像を読み取る読取倍率としての理想的な倍率理論値を設定し、
この設定された倍率理論値をM(M:整数)倍して得られるM倍倍率理論値と、このM倍倍率理論値の小数点以下を四捨五入してN%刻みの値に補正したM倍倍率実行値とを比較して、このM倍倍率理論値に対するこのM倍倍率実行値の誤差が所定値以下となるようなMの値により得られる前記M倍倍率実行値を読取倍率として設定し、
この設定されたM倍倍率実行値に従い、原稿画像を読み取り、
この読み取りにより得られた画像データに対して1/M間引き処理を施して出力する、
ことを特徴とする画像読取方法。In an image reading apparatus capable of setting a reading magnification for reading a document image in integer N% increments,
Set the ideal magnification theoretical value as the reading magnification to read the original image,
The M-fold magnification theoretical value obtained by multiplying the set magnification theoretical value by M (M: integer) and the M-fold magnification corrected to the value in N% increments by rounding off the decimal point of this M-fold theoretical value Compared with the actual value, the M-magnification magnification execution value obtained by the value of M such that the error of the M-magnification magnification actual value with respect to the theoretical value of M-magnification is equal to or less than a predetermined value is set as the reading magnification.
The original image is read according to the set M-magnification execution value,
1 / M thinning processing is performed on the image data obtained by this reading and output.
An image reading method.
前記所定の読取解像度と異なる読取解像度を得るための読取倍率の理想的な倍率理論値を設定し、
この設定された倍率理論値をM(M:整数)倍して得られるM倍倍率理論値と、このM倍倍率理論値を実行可能なN%刻みの値に補正したM倍倍率実行値とを比較して、このM倍倍率理論値に対するこのM倍倍率実行値の誤差が所定値以下となるようなMの値により得られる前記M倍倍率実行値を読取倍率として設定し、
この設定されたM倍倍率実行値に従い、原稿画像を読み取り、
この読み取りにより得られる画像データに対して1/M間引き処理を施して出力する、
ことを特徴とする画像読取方法。In an image forming apparatus which is based on a predetermined reading resolution and can set a reading magnification for reading a document image in N% increments,
Setting an ideal magnification theoretical value of the reading magnification for obtaining a reading resolution different from the predetermined reading resolution;
An M-fold magnification theoretical value obtained by multiplying the set magnification theoretical value by M (M: integer) , and an M-fold magnification execution value obtained by correcting the M-fold magnification theoretical value to an executable value in N% increments. And the M magnification execution value obtained by the M value such that the error of the M magnification execution value with respect to the M magnification theoretical value is equal to or less than a predetermined value is set as a reading magnification.
The original image is read according to the set M-magnification execution value,
The image data obtained by this reading is subjected to 1 / M thinning processing and output.
An image reading method.
ファクシミリ機能実行時における理想的な読取解像度を得るための読取倍率の理想的な倍率理論値を設定し、
この設定された倍率理論値をM(M:整数)倍して得られるM倍倍率理論値と、このM倍倍率理論値を実行可能なN%刻みの値に補正したM倍倍率実行値とを比較して、このM倍倍率理論値に対するこのM倍倍率実行値の誤差が所定値以下となるようなMの値により得られる前記M倍倍率実行値を読取倍率として設定し、
この設定されたM倍倍率実行値に従い原稿画像を読み取り、
この読み取りにより得られた画像データに対して1/M間引き処理を施して出力する、
ことを特徴とする画像読取方法。In an image forming apparatus having a copying function and a facsimile function, based on the reading resolution at the time of executing the copying function, and capable of setting a reading magnification for reading an original image in N% increments,
Set the ideal magnification theoretical value of the scanning magnification to obtain the ideal scanning resolution when executing the facsimile function,
An M-fold magnification theoretical value obtained by multiplying the set magnification theoretical value by M (M: integer) , and an M-fold magnification execution value obtained by correcting the M-fold magnification theoretical value to an executable value in N% increments. And the M magnification execution value obtained by the M value such that the error of the M magnification execution value with respect to the M magnification theoretical value is equal to or less than a predetermined value is set as a reading magnification.
The original image is read according to the set M magnification execution value,
1 / M thinning processing is performed on the image data obtained by this reading and output.
An image reading method.
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