JP3662397B2 - 包装シートの集積包装用搬送装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は包装シートを集接して包装する集積包装に使用するのに適した搬送装置に関し、詳しくは1台の装置で異なる包装形態に対応できるようにした集積包装用般送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
包装シートを複数枚集積して包装するいわゆるピロー包装においては、例えば被包装物品が錠剤のような場合には、薬剤の種類により、バラの包装シートを10枚だき合わせてピロー包装する方式や、複数枚の包装シートをバンド結束した結束シートを複数個まとめてピロー包装する方式等がある。かかる包装形態の相違によりピロー包装される包装シート或いはその集合体の搬送方法が異なってくるが、従来では、各包装方式に対してそれぞれ別個の搬送装置を用意していたため、多品種少量生産する場合には、包装方式を変更する毎にそれに対応した搬送装置を準備しなければならない問題がある。なお、この明細書中で「バラ」とは複数の包装シートがバンド、テープ等により結束されていない状態を言う。
【0003】
すなわち、例えば10枚のバラの包装シートを無結束でピロー包装する場合には、搬送途中で包装シートの積み重ねが崩れるのを防止するために、ピロー取り入れコンベアへの包装シートの供給は、移送を確実にするために、10枚集積した包装シートを転送装置の旋回移動可能なチャックにより把持した状態で受け渡しを行っているが、所定枚数の包装シートを結束して結束シートを形成した後、その結束シートを複数個まとめてピロー包装する場合には、結束バンド機を転送装置の下流側に設ける必要がある。このため、上記の異なる包装方式に対処するために、搬送装置はそれぞれ専用のライン構成を有する構造になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、複数枚の無結束の包装シートをピロー包装する場合と包装シートをバンド結束してできた結束シートを複数個ピロー包装する場合のように、包装方式の相違に1台で対応できる包装シートの集積包装用の搬送装置及びそのような装置に使用するコンベアを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による集積包装用の搬送装置は、バラになった包装シートを所定枚数毎に分けて間欠移送するバラシートコンベアと、該バラシートコンベアの第1の取り出し部に隣接して設けられていて、該バラシートコンベアによって送られた所定枚数の包装シートをバンド結束して結束シートにするバンド結束機構と、上流端を該バラシートコンベアの第2の取り出し部に隣接させて配置されていて、該バラシートコンベアによって送られた所定枚数の無結束の包装シートを搬送する第1の搬送経路及びバンド結束された結束シートを複数個搬送する第2の搬送経路を有する取り入れコンベアと、該バンド結束機構の下流側に配置されていて、該バンド結束機構によってバンド結束された結束シートを複数個まとめる結束シートまとめ機構と、該取り入れコンベアの第2の搬送経路の後部に設けられていて、該第2の搬送経路を通して送られた複数個の結束シートを該取り入れコンベアの第1の搬送経路内に搬入する搬入機構とを備えて構成されている。
本発明による包装装置用コンベアは、所定の経路にしたがって巡回移動する無端可撓体と、該無端可撓体に所定の間隔で取り付けられた多数の送り部材であって、上下方向に伸びる第1の送り部分と左右方向に伸びる第2の送り部分とを有する送り部材と、該送り部材の移動経路に沿って設けられていて、該第1の送り部分が通る通路を画成しかつ上にバラの重ねられた包装シートを案内するバラシート案内と、該バラシート案内と直列に整合して配置された共通シート案内であって、送り爪が通る通路を画成しかつ上にバラの重ねられた包装シートを案内する共通シート案内と、該バラシート案内の下側の位置において該送り部材の移動経路に沿って設けられていて、結束シートを案内する結束シート案内と、結束シート案内の終端部に隣接して配置されていて結束シート案内から送られた結束シートを共通シート案内に搬入する搬入機構と、を備え、該バラシート案内の該共通シート案内側の一部分が取り外し可能に構成されている。
【0006】
上記バラシート案内及び結束シート案内が、それぞれ、該送り部材の第1の送り部分の通る通路を画成する下ガイドプレートと、該下ガイドプレートに位置調整可能に取り付けられていて搬送する包装シート又は結束シートを案内する側部案内部材とを備えていてもよい。
上記搬送装置において、バラの包装シートの搬送と、結束シートの搬送をと装置の一部の部品の配置を変更するだけで容易に選択的に行えるので、少量多品種の包装シートをピロー包装を行う場合の包装形態の変更にも敏速に対処できる。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図1は、本実施例による包装シートの集積包装用の搬送装置1の各機構の配置を示す概略平面図である。図1に示されるように、搬送装置1は、ブリスタ包装機によりつくられて送られて来た包装シートを所定枚数ずつ受け取って所定の移送経路に沿って間欠移送するバラシートコンベア2と、バラシートコンベア2の第1の取り出し部201に隣接して設けられていてそのバラシートコンベアによって送られてきた所定枚数の包装シートをバンド結束するバンド結束機構3と、バラシートコンベア2の第2の取り出し部202に隣接して設けられていてそのバラシートコンベアによって送られてきた所定枚数の包装シートを重ねた状態で第1の搬送経路を通して搬送する取り入れコンベア4と、バンド結束機構3の下流側に配置されていて、該バンド結束機構によって結束された結束シートを複数個まとめる結束シートまとめ機構5と、取り入れコンベア4内に設けられていて、取り入れコンベアの第2の搬送経路を通して送られた結束シートを第1の搬送経路に送る搬入機構6と備え、それらは図1に示される位置関係に配置されている。
【0008】
7a及び7bはバンド結束された結束シートBSを1個ずつ結束シートまとめ機構5まで送るコンベアであり、7cは、結束シートまとめ機構5によりまとめられた複数個(この実施例では5個)の結束シートを取り入れコンベアの近くまで送るコンベアである。なお、バラシートコンベア2は、所定の経路を巡回移動するベルト或いはチエーン等の無端可撓体20に所定の間隔で取り付けられた把持チャック21を備え、その把持チャックにより上下に重ねられた複数枚(例えば10枚)のバラのシートを把持して搬送するようになっている。このバラシートコンベア2は、取り入れ部203で上流側から重ねられた状態で供給された所定枚数(例えば5枚又は10枚)のバラの包装シートSを、把持チャック21で把持して、無端可撓体20の移動方向に巡回移動させ、第1及び第2の取り出し部201及び202に順次送るようになっている。このバラシートコンベアは公知の構造のものでよいので、構造及び動作についての詳細な説明は省略する。また、コンベア7a及び7cは公知の構造のベルトコンベアでよいのでその構造及び動作の詳細な説明は省略する。更に、バラシートコンベア2からバンド結束機構3内への及び取り入れコンベア4上への複数枚の包装シートの転送は、公知の構造の転送装置で行えばよいので、それらに付いての説明は省略する。更に、バンド結束機構3及び結束シートまとめ機構5は、公知の構造のものを適用できるので、この明細書では、その構造及び動作に付いての詳細な説明は省略する。
【0009】
図2及び図3において、コンベア7bは、水平に配置された回転軸710bを有していて公知の構造の駆動機構によって間欠回転される駆動輪(この実施例では駆動歯付きベルト車で、以下においては駆動ベルト車と呼ぶ)71bと、同じく水平に配置された回転軸を有する従動輪(この実施例では従動歯付きベルト車、以下においては従動ベルト車と呼ぶ)72bと、駆動ベルト車71b及び従動ベルト車72bに掛けられた無端可撓体(この実施例では無端の歯付きベルト、以下においてはベルトと呼ぶ)73bとを備えている。ベルト73bには、複数対の搬送プレート74bが所定の間隔で取り付けられている。このコンベア7bは、取り入れ位置で上流側から対の搬送プレート74b間に供給された結束シートBSを、その搬送プレートで挟むようにして、しかも結束シートBSの下側をガイドプレート75bで支えるようにして、ベルトの移動方向に巡回移動させ、取り出し位置に順次送るようになっている。
【0010】
図4ないし図9において、取り出しコンベア4は、フレーム40に回転可能に支持された駆動軸410によって同時に回転されるようになっている一対の駆動輪(この実施例では駆動歯付きベルト車で、以下においては駆動ベルト車と呼ぶ)41と、フレーム40にそれぞれ支持された支持軸420に回転自在に支持された対の従動輪(この実施例では従動歯付きベルト車で、以下においては従動ベルト車と呼ぶ)42と、その駆動ベルト車41及び従動ベルト車42に掛けられた対の無端可撓体(この実施例では無端の歯付きベルト、以下においてはベルトと呼ぶ)43とを備えている。従動ベルト車42は、上記バラシートコンベア2の第2の取り出し位置202に隣接して配置されている。駆動軸410は公知の構造の駆動機構により連続又は間欠回転されるようになっている。
【0011】
対のベルト43には対のクランク形の取り付け具440を介して送り部材44が所定の間隔で多数固定されている。送り部材44は、対の取り付け具440間で伸びる水平ロッド部分441と、その水平ロッド部分441の中央部から鉛直に上に伸びる鉛直ロッド部分442とを備えていて、鉛直ロッド部分は溶接等により水平ロッド部分に一体的に固定されている。鉛直ロッド部分442は請求項に記載の発明の第1の送り部分を構成し、水平ロッド部分は請求項に記載の発明の第2の送り部分を構成する。フレーム40の上部で、送り部材44の水平ロッド部分441より上の位置には、鉛直ロッド部分442を挟んだ状態で一対の下ガイドプレート451が、取り入れコンベアの上流側の位置Aと駆動ベルト車41の位置Bとの間(図4において)に亙って取り付け部材450によって取り付けられている。同様に、位置Cと位置Dとの間には、図7に示されるように、対の下ガイドプレート461が取り付け部材460によって取り付けられている。対の下ガイドプレート451の間の間隙455は、鉛直ロッド部分442が通過する通路を形成しており、対の下ガイドプレート461の間の隙間465は後述する送り爪が通る通路を形成している。各下ガイドプレート451には側部案内部材452が取り付けられている。
【0012】
側部案内部材452は、止めねじのような固定具453によって、鉛直ロッド部分の中心位置0ー0からの距離L1を変更できるように、位置調整可能に取り付けられている。これは、搬送すべき包装シートの幅W1が変更された場合に対応して側部案内部材452の位置を調整するためである。下ガイドプレート461にも側部案内部材462が、止めねじのような固定具463によって位置調整可能に取り付けられている。これは、重ねられたバラの包装シートを搬送する場合に包装シートの幅W1が変更されることに対処するのみならず、バンド結束された結束シートを複数個並べて搬送する場合にその複数個の結束シートの幅W2(横並びの場合)又はW3(後述する縦並びの場合)に合わせて側部案内部材462の位置を調整するためである。下ガイドプレート451及び側部案内部材452等は、バラシート案内45を構成し、下ガイドプレート461及び側部案内部材462等は共通シート案内46を構成している。バラシート案内45及び共通シート案内46は取り入れコンベアの第1の搬送経路を構成している。なお、側部案内部材452及び462の位置を調節できるようにするには、下ガイドプレート451及び461に形成する固定具453及び463用のねじ孔を中心位置0ー0から異なる位置に複数個設けておいて、下ガイドプレートに関する固定具の取り付け位置を変えるようにすればよい。また、取り付け部材を、図5ないし図8の左右に示されるように取り替えて使用してもよい。
【0013】
図8に示されるように、下ガイドプレート461と同様の一対の下ガイドプレート471が、位置Bと位置Cとの間(図4において)に、取り外し可能に設けられている。この一対の下ガイドプレート471にも側部案内部材472が止めねじのような固定具473によって位置調整可能に取り付けられている。下ガイドプレート471側部案内部材472等は取り外し可能なバラシート案内47を構成し、このバラシート案内47も第1の搬送経路を構成している。この下ガイドプレート471及び側部案内部材472は、バラの包装シートをバラシート案内45から共通シート案内56に送る場合に設けられ、後述する結束シートを共通シート案内に送る場合には取り外される。
【0014】
共通シート案内46の上には排出機構49が設けられている。この排出機構は、駆動スプロケット又はベルト車のような駆動輪491と、従動スプロケット又はベルト車のような従動輪492と、その駆動輪及び従動輪に掛けられたチェーン又はベルトのような無端可撓体493とを有していて、その無端可撓体が矢印Yの方向に連続的又は間欠的に移動するようになっている。無端可撓体には送り爪494が所定の間隔で多数取り付けられている。この送り爪494は、共通シート案内46でバラの包装シートを送る場合には図10[A]に示されるような捧状になっていて、先端が下ガイドプレート461間の隙間465内に入るようになっている。一方横に並べられた複数の結束シートを送る場合には図10[B]に示されるように逆T字状になっている。したがって、搬送する対象物に応じて送り爪を交換する。
【0015】
取り入れコンベア4には、また、図4において位置Eと位置Aの間でしかも水平ロッド部分441の移動経路より下側の位置に下ガイドプレート481が配置され、図示しない公知の方法によりフレーム40に固定されている。下ガイドプレート481の上には、一対の側部案内部材482が固定具を構成する止めねじ484により、中心0ー0からの距離L2を変更できるように、位置調整可能に取り付けられている。これは、結束シートを横に並べて搬送する場合及び縦に並べて搬送する場合のみならず、一つの結束シートの大きさが変更された場合に側部案内部材482の位置を調整するためである。側部案内部材を位置調整可能にする方法は、下ガイドプレート481に形成される固定具483用のねじ孔484を複数個中心0ー0から異なる位置に設けて、下ガイドプレートに関する固定具の固定位置を変更できるようにすればよい。一方の側部案内部材482(図9で左側)は、図4において位置Eと位置Bとの間でベルトの移動方向に沿って伸び、他方の側部案内部材482(図9で右側)は位置Fと位置Bとの間で伸びている。下ガイドプレート481及び側部案内部材482は結束シート案内48を構成し、この結束シート案内48は取り入れコンベアの第2の搬送経路を構成している。位置Iにおいて、一方のフレーム40には、図9に示される用に挿入口401が形成され、その挿入口に挿入ガイド402が設けられている。この挿入ガイドは、コンベア7cによって送られた5個横並びされた結束シートBSを挿入口を介して下ガイドプレート481上に送り込めるようにしている。結束シートの送り込みは、例えば流体シリンタ等により動かされるプッシャ(図示せず)等で行えばよい。
【0016】
取り入れコンベア4には、更に、搬入機構6が組み込まれている。搬入機構6は、駆動ベルト車42の位置に隣接して配置されている。この搬入機構6は、中心軸線が下ガイドプレート451又は461に関して角度θで傾斜された流体シリンダのようなアクチュエータ(以下流体シリンダと呼ぶ)61と、流体シリンダのシリンダ体611に固定された案内部材62によって流体シリンダの中心軸線に平行に移動可能に支持されたロッド631を有していて、流体シリンダ61のピストンロッド612に固定されたスライダ63とを備えている。スライダ63には、結束シート案内46により案内されて送り部材44により位置Aまで送られて来た結束シートが乗るようになっている搬入部材633設けられている。この搬入機構6は流体シリンダ61のピストンロッド612が図4に示されるように引っ込んでいてスライダ63のスライダ本体632の前面634が位置Mにある状態のとき、結束シート案内48から送られた結束シートを搬入部材633に乗せられるようになっている。そしてピストンロッド612が伸びて搬入部材633の前面634が位置Nに移動されると、搬入部材633の上面が共通シート案内46の下ガイドプレート461の上面と同じレベルになり、搬入部材633上の結束シートを下ガイドプレート上に移動できる。
【0017】
上記取り入れコンベア4は、対の駆動ベルト車41が連続回転することによって、ベルト43が図4で矢印X方向に、隣接する送り部材44間のピッチPごとに間欠移動される。そしてバラの包装シートを、例えば下流側のピロー包装機に搬送する場合には、まず位置Bと位置Cとの間にバラシート案内47が図4に示されるように設けられ、下ガイドプレート451上のバラの包装シートを下ガイドプレート461上に案内できるようにすると共に、搬入機構6の流体シリンダ61を動作させてスライダを位置Nの近くまで移動させて送り部材44の移動をスライダで妨げないようにしている。また、全ての側部案内部材452、462及び472は搬送されるバラの包装シートの幅に合わせて位置決めされている。このような状熊の下で従動ベルト車42の近くの位置でバラシート案内45の下ガイドプレート451の上にバラの包装シートSが例えば10枚一組として重ねて乗せられると、ベルト43と共に移動する送り部材44の第1の送り部分すなわち鉛直ロッド部分442が重ねられたバラの包装シートの後ろ側を押してその包装シートを図4において左側から右側にバラシート案内45、47の順で第1の搬送経路を通して送られる。
【0018】
一方、結束シートを複数個(本実施例では5個横並びで)送る場合には、まず、位置BとCとの間の可動バラシート案内47を取り外され、搬入機構6のスライダ63は図4の示される位置で待機する。また共通シート案内46の一対の側部案内部材462は、それらの間で横に並べられた5個の結束シートを搬送できるように、位置調整される。この状態で、位置Iにおいて、下ガイドプレート481上に5個の結束シートBSが横に並べられて図示しない押し込み機構により挿入口401を介して押し込まれると、プッシャ486が動作して結束シートの後緑が位置Fになるまで移動する。その後、ベルト43の間欠移動により結束シートBSが送り部材44に押されて位置Aに向かって第2の搬送経路を通して送られる。そして、送り部材が位置Aに達すると結束シートは搬入部材433上に乗せられる。すると、搬入機構6の流体シリンダが動作してスライダが位置Nまで移動する。搬入部材上に乗せられた結束シートは共通シート案内46の下ガイドプレートと整合される。その後、排出機構49の送り爪494によって取り入れコンベアから排出される。
【0019】
次に、上記搬送装置の動作を全体を通して説明する。
まず、バラの包装シートを複数枚(この実施例では10枚)重ねた状態でピロー包装機に送る場合は、上記取り入れコンベア4のバラシート案内47を位置BとCとの間に図4に示されるように設置する。この状態で、バラシートコンベア2によって上下に10枚重ねられた包装シートSは第2の取り出し位置202から取り入れコンベア4の下ガイドプレート451の上に乗せられる。すると、ベルト43の矢印X方向の間欠移動による送り部材44の間欠移動により、第1の送り部分すなわち鉛直ロッド部分442に押されて位置Bに向かって間欠的に移送される。鉛直ロッド部分442が位置Bに到着すると、その鉛直ロッド部分によって押された包装シートSはバラシート案内47の下ガイドプレート471の上に乗せられる。すると排出機構49の送り爪494が包装シートをバラシート案内47から共通シート案内46を介して図示しない下流側の装置、例えばピロー包装機に送る。このようにバラの包装シートは第1の搬送経路を通して送られる。
【0020】
次に、複数枚(この実施例では10枚)の包装シートをバンド結束し、複数の結束シートBSを一度に下流側の装置に送る場合は、位置BとCとの間のバラシート案内47が取り外される。この状態で、第1の取り出し位置201からバンド結束機構3に取り込まれた10枚の包装シートはそのバンド結束機構により10枚一組としてバンド結束される。バンド結束された結束シートBSは、コンベア7a、7bを介して一つずつ結束シートまとめ機構5に送られ、その結束シートまとめ機構により5個を横に並べた状態でまとめられる。まとめたれた5個の結束シートはコンベア7cにより取り入れコンベアの挿入口401の位置近くまで送られる。そこに送られた5個の結束シートは、図示しないプッシャによって挿入口を介して結束シート案内48の下ガイドプレート481の上に挿入される。下ガイドプレート上に乗せられた結束シートは5個一組として、送り部材の第2の送り部分すなわち水平ロッド部分441により押されて位置Aまで第2の搬送経路を通して送られ、搬入機構6を介して第1の搬送経路を構成する共通シート案内46に送られ、排出機構49により排出される。
【0021】
図11において、搬送装置の変形例が示されている。この変形例の搬送装置1aでは、バラシートコンベア2、バンド結束機構3、取り入れコンベア4等は前記実施例の搬送装置のものと同じであるが、結束シートまとめ機構5aが、複数個(この実施例では5個)の結束シートBSを、取り入れコンベアの搬送方向に沿って縦に並べるように構成されている点で、結束シートまとめ機構5と相違する。なお、8a、8bは結束シートを1個ずつ結束シートまとめ機構5aに送るコンベアであり、8cは縦にまとめられた結束シートを取り入れコンベア4の挿入口401近くに送るコンベアである。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果を奏することが可能である。
(1)一部の部品の位置を変えたり又は変更するだけで1台の搬送装置で、異なる包装形態に対応できるので、包装コストを削減できる。
(2)異なる包装形態に体して1台の装置で対応できるので、包装装置全体のスペースを小さくできる。
【図面の価単な説明】
【図1】本発明の包装シートの集積包装用搬送装置の概略構成を示す平面図である。
【図2】 図1のコンベア7bの拡大平面図である。
【図3】 図2のコンベアの線J−Jに沿って見た断面図である。
【図4】取り入れコンベアの長手方向に沿った概略新面図である。
【図5】図4の位置Aの拡大断面図である。
【図6】図4の位置Bの拡大断面図である。
【図7】図4の位置Gの拡大断面図である。
【図8】図4の位置Hの拡大欧面図である。
【図9】図4の位置1の拡大駅面図である。
【図10】 搬送爪の異なる形状を示す図であって、[A]はバラの包装シート用の送り爪を示し、[B]は結束シート用の送り爪を示す。
【図11】本発明の包装シートの集積包装用搬送装置の変形例の概略構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1、1a 搬送装置 2 バラシートコンベア
3 バンド結束機構 4 取り入れコンベア
43 無端可撓体 44 送り部材
45 バラシート案内 46 共通シート案内
47 バラシート案内 48 結束シート案内
49 排出機構 441 第1の送り部分
442 第2の送り部分 451 下ガイドプレート
452 側部案内部材 561 下ガイドプレート
462 側部案内部材 471 下ガイドプレート
472 側部案内部村 481 下ガイドプレート
482 側部案内部材
5、5a 結束シートまとめ機構 6 搬入機構
Claims (3)
- バラになった包装シートを所定枚数毎に分けて間欠移送するバラシートコンベアと、該バラシートコンベアの第1の取り出し部に隣接して設けられていて、該バラシートコンベアによって送られた所定枚数の包装シートをバンド結束して結束シートにするバンド結束機構と、上流端を該バラシートコンベアの第2の取り出し部に隣接させて配置されていて、該バラシートコンベアによって送られた所定枚数の無結束の包装シートを搬送する第1の搬送経路及びバンド結束された結束シートを複数個搬送する第2の搬送経路を有する取り入れコンベアと、該バンド結束機構の下流側に配置されていて、該バンド結束機構によってバンド結束された結束シートを複数個まとめる結束シートまとめ機構と、該取り入れコンベアの第2の搬送経路の後部に設けられていて、該第2の搬送経路を通して送られた複数個の結束シートを該取り入れコンベアの第1の搬送経路内に搬入する搬入機構とを備えた包装シートの集積包装用搬送装置。
- 所定の経路にしたがって巡回移動する無端可撓体と、
該無端可撓体に所定の間隔で取り付けられた多数の送り部材であって、上下方向に伸びる第1の送り部分と左右方向に伸びる第2の送り部分とを有する送り部材と、
該送り部材の移動経路に沿って設けられていて、該第1の送り部分が通る通路を画成しかつ上にバラの重ねられた包装シートを案内するバラシート案内と、
該バラシート案内と直列に整合して配置された共通シート案内であって、送り爪が通る通路を画成しかつ上にバラの重ねられた包装シートを案内する共通シート案内と、
該バラシート案内の下側の位置において該送り部材の移動経路に沿って設けられていて、結束シートを案内する結束シート案内と、
結束シート案内の終端部に隣接して配置されていて結束シート案内から送られた結束シートを共通シート案内に搬入する搬人機構と、を備え、
該バラシート案内の該共通シート案内側の一部分が取り外し可能になっている集積包装用コンベア。 - 請求項2に記載の集積包装用コンベアにおいて、該バラシート案内及び結束シート案内が、それぞれ、該送り部材の第1の送り部分の通る通路を画成する下ガイドプレートと、該下ガイドプレートに位置調整可能に取り付けられていて搬送する包装シート又は結束シートを案内する側部案内部材とを備えている集積包装用コンベア。
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