JP3659055B2 - Electric motor rotor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロータ内に永久磁石を埋め込んだ電動機のロータの構造に関し、特に、スキュー(傾き)などを用いることなく、コギングトルクを低減することができるものである。
【0002】
【従来の技術】
磁石型同期モータ(電動機)として、ロータ内に永久磁石を埋め込んだIPMモータ(埋込み磁石型モータ)がある。このモータは、高効率、小型化可能、高回転化可能という特徴を有するため、電気自動車などに適したモータとして、現在広く採用されている。
【0003】
ところが、このような永久磁石を用いたモータにおいては、鉄心によるリラクタンス変化に伴ってステータとロータの間の吸引力が変動し、この変動によってコギングトルクまたはトルクリプルなどと呼ばれる角速度変化を伴う周期的なトルク変動(以下、ここではコギングトルクと呼ぶ)が発生する。このコギングトルクは回転の円滑を損ない、振動や異音の発生の原因ともなるので、小さく抑えることが望まれる。
【0004】
そのため、従来より、コギングトルク低減のための工夫がいろいろなされている。マグネットロータの磁極(永久磁石)にスキュー(傾き)を設けるのもその一つである(例えば、特開昭63−140645号公報)。また、永久磁石の着磁方向を斜めにして、ロータにスキュー効果をもたらすものも開示されている(特開平5−168181号)。
【0005】
また、スキュー以外の方法によるものとしては、例えば、永久磁石の幅を中心角で所定の値(または範囲)に決めるもの(特開平3−98445号公報)、磁路を分割するようにロータコアに複数個の空隙を設けてロータ形状を非円形としたもの(実開平5−9147号公報)、積層してロータを構成する鉄心片の外周形状を積層方向に進むに従って変えてロータコア形状を変えたもの(実開平3−106851号公報)などが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、マグネットロータの磁極にスキューを設ける方法にあっては、例えば、積層されたロータコアを永久磁石とともに積層方向に分割し、これら分割されたロータコアに永久磁石を挿入した後、一定角度ずつ階段状にずらせて軸に取り付ける必要があるため、工数が増大し、製作する手間と時間が増加し、コストアップにつながるという問題がある。また、永久磁石の着磁方向を斜めにしてスキュー効果を持たせる方法にあっても、着磁方向を斜めにするための特別の工程を必要とし、製作に手間と時間を要する。
【0007】
また、スキュー以外の方法によるものとして、まず、磁石の幅を決める方法にあっては、欲しい磁束の量は磁石の幅によって決まるが、この場合には磁石の幅を任意に決めることができず、コギングトルク低減のために欲しい磁束の量が得られないおそれがある。また、ロータ形状を非円形にしたりまたはロータコア形状を変えたりする方法にあっては、ロータまたはロータコアの形状が通常の円形ではないため、やはり製作に手間と時間がかかり、高価になりがちである。
【0008】
以上、いずれの方法にせよ、永久磁石自体に何らかの変更を加えたりまたはロータもしくはロータコアの形状それ自体を変更したりすることは、工数が増加し、製作に手間と時間を要し、コストアップは避けられない。
【0009】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、スキューなどを用いることなくコギングトルクを低減することができ、しかも少ない工数で製作が容易で安価な電動機のロータを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
【0011】
(1)本発明に係る電動機のロータは、ロータコアの内部に複数個の永久磁石を配置してなる電動機のロータにおいて、前記複数の永久磁石を前記ロータコアの外周部の円周方向に配置し、前記ロータコアの前記各永久磁石の円周方向端面側の外周部に略径方向の磁束遮断部を設け、該磁束遮断部の外周側端部には前記永久磁石の側に突き出た突出部が設けられ、前記突出部と前記永久磁石の間には鉄心が存在することを特徴とする。
【0012】
(2)前記磁束遮断部は、前記永久磁石の円周方向端面に接している。
【0013】
(3)前記突出部の先端位置と前記永久磁石の中心とが前記ロータコアの中心を挟む角度は、電気角で54〜59°である。
【0014】
(4)前記永久磁石は、板状の磁石である。
【0015】
(5)前記磁束遮断部は、貫通穴である。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、ロータコアに設ける磁束遮断部の外周側端部に永久磁石の側に突き出た突出部を設け、つまり、磁束遮断部を略L字形にし、永久磁石の両側の磁束遮断部(の突出部)の間隔が永久磁石の幅よりも短くなるようにしたので、永久磁石による磁束の分布が最適化され、スキューなどを用いずにコギングトルクを低減することができる。このとき、コギングトルク低減の効果はロータコアに設ける磁束遮断部の形状のみで与えられ、永久磁石自体を変更したりまたはロータもしくはロータコアの形状それ自体を変更したりする必要はなく、磁束遮断部の形状以外の点については通常のもので足りるため、工数が少なく、製作も容易で、安価である。また、前記磁束遮断部を突出部と永久磁石の間に鉄心が存在する形状にしたので、永久磁石の磁束を活かすことができるため、ステータコイルとロータの永久磁石とが反発、吸引することによるマグネットトルクを減少させずに、コギングトルクを低減することができる。
【0018】
また、実験によれば、前記磁束遮断部の突出部の先端位置と永久磁石の中心とがロータコアの中心を挟む角度(以下「磁束遮断部先端角」という)を電気角で54〜59°にした場合、コギングトルク率(=コギングトルク最大値/定格トルク)がモータ設計上の一般的な目標値である1.0%(コギングトルク率が1.0%以下になると回転数変動の低減により振動・異音が著しく改善されることが知られている)以下となり、望ましい結果が得られた。したがって、磁束遮断部先端角を電気角で54〜59°の範囲に設定するだけで、コギングトルクを有効に低減することができる。
【0019】
また、上記のように磁束遮断部の形状のみによる調整であり、磁石の形状や配置には大きな自由度があるため、永久磁石として製作の容易な板状の磁石を使用することができ、上記した簡単なロータ構造と相俟って、コスト的にもきわめて有利である。
【0020】
また、磁束遮断部が貫通穴である場合には、打抜き用の所定の型を用意するだけで足り、従来行われていた加工工程でそのまま対応できるため、この点でのコストアップはない。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を使って、本発明の実施の形態を説明する。
【0022】
図1は、本発明の電動機のロータの一例を示す要部正面図である。なお、ここでは、1つの磁極部分に関してのみ記載しており、その他の磁極部分は同一構成のため省略してある。
【0023】
この電動機は、ロータ10内に4個の永久磁石を埋め込んだ4極(2極対)のIPMモータ(埋込み磁石型モータ)である。このロータ10は、薄い(例えば、0.5mm厚)円形のけい素鋼板を複数枚積層してなるロータコア11と、該ロータコア11の中心にあるシャフト穴に圧入されたモータシャフト(図示せず)と、ロータコア11の外周部の円周方向に等間隔に配置された4個の永久磁石12とからなる。永久磁石12は、製作の容易な通常の板状磁石を使用する。
【0024】
また、ロータコア11の永久磁石12の円周方向端面側の外周部には、略径方向のフラックスバリア(磁束遮断部)13,14がそれぞれ設けられている。フラックスバリア13,14は、ロータコア11の長手方向に貫通する、磁束を通さない貫通穴である。このフラックスバリア13,14の外周側端部には、永久磁石12の側に突き出た突出部13a,14aが設けられている。すなわち、このフラックスバリア13,14は、略L字形の形状をしており、フラックスバリア13,14(の突出部13a,14a)の間隔Lが永久磁石12の幅Wよりも短くなるように配置されている。また、永久磁石12の磁束を活かすために、フラックスバリア13,14の突出部13a,14aと永久磁石12との間に隙間15(寸法d)を設けてその部分にも鉄心が存在する形状にしている。つまり、永久磁石12の表面には必ず鉄心が存在するようにしている。なお、永久磁石12およびフラックスバリア13,14は、永久磁石12の中心とロータコア11の中心とを結ぶ直線Aに関して対称である。
【0025】
図2は、フラックスバリア先端位置とコギングトルク率との関係を示す図面である。ここでは、フラックスバリア先端位置を、フラックスバリア13,14の突出部13a,14aの先端位置と永久磁石12の中心とがロータコア11の中心を挟む角度(以下「フラックスバリア先端角」という)、換言すれば、フラックスバリア13,14の突出部13a,14aの先端位置とロータコア11の中心とを結ぶ直線Bと、永久磁石12の中心とロータコア11の中心とを結ぶ直線Aとのなす角度を電気角で表現したもの(θF)によって示す。また、コギングトルク率は、下記の式、
コギングトルク率=コギングトルク最大値/定格トルク
によって定義される。
【0026】
実験の結果、図2に示すように、コギングトルク率は、フラックスバリア先端角θF に依存しており、コギングトルクの低減に有効な望ましい範囲が存在することがわかる。同図によれば、モータ設計上のコギングトルク率の一般的な目標値が1.0%であることを考慮すると、コギングトルク率が1.0%以下となる54〜59°(電気角)の範囲が、フラックスバリア13,14(の突出部13a,14a)の形状または寸法として望ましい範囲である。特に、フラックスバリア先端角θF が57°(電気角)またはその近傍のとき、コギングトルク低減の効果が最大となり、最も望ましい。なお、フラックスバリア先端角θF が61°(電気角)の場合は、図3に示すように、フラックスバリア13,14に突出部が存在しない場合である。
【0027】
したがって、本実施の形態によれば、ロータコア11に設けるフラックスバリア13,14の外周側端部に永久磁石12の側に突き出た突出部13a,14aを設け、つまり、フラックスバリア13,14を略L字形にし、永久磁石12の両側のフラックスバリア13,14(の突出部13a,14a)の間隔Lが永久磁石12の幅Wよりも短くなるようにしたので、永久磁石12による磁束の分布が最適化され、スキューなどを用いることなくコギングトルクを低減することができる。このとき、コギングトルク低減の効果はロータコア11に設けるフラックスバリア13,14の形状のみで与えられ、永久磁石自体を変更したりロータもしくはロータコアの形状それ自体を変更する必要はなく、フラックスバリア13,14の形状以外の点については通常のもので足りるため、例えば、永久磁石12として板状の磁石を使用でき、ロータ10またはロータコア11の形状も円形でよいため、工数が少なく、製作も容易で、安価である。
【0028】
また、フラックスバリア13,14の突出部13a,14aと永久磁石12の間に鉄心が存在する形状にしたので、永久磁石12の表面には必ず鉄心が存在することになり、永久磁石12の磁束を活かすことができるため、ステータコイルとロータ10の永久磁石12とが反発、吸引することによるマグネットトルクを減少させることなく、コギングトルクを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電動機のロータの一例を示す要部正面図である。
【図2】 フラックスバリア先端位置とコギングトルク率との関係を示す図面である。
【図3】 フラックスバリア先端角が61°(電気角)の場合におけるフラックスバリアの形状を示す図1の対応図面である。
【符号の説明】
10…ロータ、
11…ロータコア、
12…永久磁石、
13,14…フラックスバリア(磁束遮断部)、
13a,14a…突出部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to the structure of a rotor of an electric motor in which a permanent magnet is embedded in the rotor, and in particular, can reduce cogging torque without using skew or the like.
[0002]
[Prior art]
As a magnet type synchronous motor (electric motor), there is an IPM motor (embedded magnet type motor) in which a permanent magnet is embedded in a rotor. Since this motor has the characteristics of high efficiency, miniaturization, and high rotation speed, it is currently widely used as a motor suitable for electric vehicles and the like.
[0003]
However, in a motor using such a permanent magnet, the attractive force between the stator and the rotor fluctuates with a change in reluctance due to the iron core, and this fluctuation causes a periodic change with an angular velocity called cogging torque or torque ripple. Torque fluctuations (hereinafter referred to as cogging torque) occur. This cogging torque impairs the smoothness of rotation and causes vibration and abnormal noise, so it is desirable to keep it small.
[0004]
For this reason, various devices for reducing cogging torque have been conventionally used. One of them is to provide a skew (inclination) in the magnetic pole (permanent magnet) of the magnet rotor (for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 63-140645). In addition, there is also disclosed one in which the magnetization direction of the permanent magnet is inclined to cause a skew effect on the rotor (Japanese Patent Laid-Open No. 5-168181).
[0005]
Further, as a method other than skew, for example, the width of the permanent magnet is determined to a predetermined value (or range) at the central angle (Japanese Patent Laid-Open No. 3-98445), and the rotor core is divided so as to divide the magnetic path. A rotor having a non-circular shape provided with a plurality of gaps (Japanese Utility Model Laid-Open No. 5-9147), and changing the outer core shape of the core pieces constituting the rotor in the stacking direction to change the rotor core shape. (Japanese Utility Model Laid-Open No. 3-106851) and the like are disclosed.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the method of providing a skew in the magnetic poles of the magnet rotor, for example, the laminated rotor core is divided together with the permanent magnets in the laminating direction, and the permanent magnets are inserted into the divided rotor cores, and then stepped by a certain angle. Since it is necessary to shift to the shaft, there is a problem that man-hours increase, labor and time for manufacturing increase, and the cost increases. Even in the method in which the magnetization direction of the permanent magnet is inclined and the skew effect is provided, a special process for making the magnetization direction oblique is required, and it takes time and effort to manufacture.
[0007]
As a method other than skew, first, in the method of determining the width of the magnet, the amount of magnetic flux desired is determined by the width of the magnet, but in this case the width of the magnet cannot be determined arbitrarily. The amount of magnetic flux desired for cogging torque reduction may not be obtained. Also, in the method of making the rotor shape non-circular or changing the rotor core shape, the shape of the rotor or rotor core is not a regular circle, so it is also time-consuming and time-consuming to manufacture, and tends to be expensive. .
[0008]
As described above, in any method, making any change to the permanent magnet itself or changing the shape of the rotor or rotor core itself increases man-hours, requires time and effort for production, and increases the cost. Unavoidable.
[0009]
The present invention has been made in view of such problems of the prior art, and it is possible to reduce the cogging torque without using a skew or the like. The purpose is to provide.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The above object of the present invention is achieved by the following means.
[0011]
(1) The rotor of the electric motor according to the present invention is a rotor of an electric motor in which a plurality of permanent magnets are arranged inside a rotor core, and the plurality of permanent magnets are arranged in a circumferential direction of an outer peripheral portion of the rotor core, A substantially radial magnetic flux blocking portion is provided on the outer peripheral portion of each rotor magnet on the circumferential end surface side of the rotor core, and a protruding portion protruding toward the permanent magnet is provided on the outer peripheral end portion of the magnetic flux blocking portion. And an iron core exists between the protrusion and the permanent magnet .
[0012]
(2) The said magnetic flux interruption | blocking part is in contact with the circumferential direction end surface of the said permanent magnet.
[0013]
(3) The angle between the tip position of the protrusion and the center of the permanent magnet sandwiching the center of the rotor core is an electrical angle of 54 to 59 °.
[0014]
(4) The permanent magnet is a plate-like magnet.
[0015]
(5) The magnetic flux blocking part is a through hole.
[0016]
【The invention's effect】
According to the present invention, the protruding portion protruding to the permanent magnet side is provided at the outer peripheral side end of the magnetic flux blocking portion provided in the rotor core, that is, the magnetic flux blocking portion is substantially L-shaped, and the magnetic flux blocking portions on both sides of the permanent magnet ( The distance between the protrusions) is shorter than the width of the permanent magnet, so that the distribution of magnetic flux by the permanent magnet is optimized, and the cogging torque can be reduced without using skew. At this time, the effect of reducing the cogging torque is given only by the shape of the magnetic flux shielding portion provided in the rotor core, and there is no need to change the permanent magnet itself or the shape of the rotor or rotor core itself. Since points other than the shape are sufficient, the number of man-hours is small, the manufacture is easy, and the cost is low. In addition, since the magnetic flux blocking portion has a shape in which an iron core exists between the protruding portion and the permanent magnet, the magnetic flux of the permanent magnet can be utilized, so that the stator coil and the permanent magnet of the rotor are repelled and attracted. The cogging torque can be reduced without reducing the magnet torque.
[0018]
Further, according to experiments, an angle at which the tip position of the protrusion of the magnetic flux blocking portion and the center of the permanent magnet sandwich the center of the rotor core (hereinafter referred to as “tip angle of magnetic flux blocking portion”) is set to 54 to 59 ° in electrical angle. In this case, the cogging torque rate (= cogging torque maximum value / rated torque) is 1.0%, which is a general target value in motor design (if the cogging torque rate is less than 1.0%, the rotational speed fluctuation is reduced. It is known that vibration and abnormal noise are remarkably improved), and desirable results were obtained. Therefore, the cogging torque can be effectively reduced only by setting the leading end angle of the magnetic flux interrupter to an electrical angle in the range of 54 to 59 °.
[0019]
Further, as described above, the adjustment is based only on the shape of the magnetic flux shielding part, and since there is a large degree of freedom in the shape and arrangement of the magnet, a plate-shaped magnet that is easy to manufacture can be used as a permanent magnet. Combined with this simple rotor structure, it is extremely advantageous in terms of cost.
[0020]
Further, when the magnetic flux blocking part is a through hole, it is only necessary to prepare a predetermined die for punching, and it can be dealt with as it is by a conventional process, so there is no increase in cost in this respect.
[0021]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0022]
FIG. 1 is a main part front view showing an example of a rotor of an electric motor of the present invention. Here, only one magnetic pole portion is described, and the other magnetic pole portions are omitted because they have the same configuration.
[0023]
This electric motor is a four-pole (two-pole pair) IPM motor (embedded magnet type motor) in which four permanent magnets are embedded in a
[0024]
Further, substantially radial flux barriers (magnetic flux blocking portions) 13 and 14 are provided on the outer peripheral portion of the
[0025]
FIG. 2 is a drawing showing the relationship between the flux barrier tip position and the cogging torque rate. Here, the tip position of the flux barrier is the angle at which the tip positions of the
Cogging torque ratio = cogging torque maximum value / rated torque
[0026]
As a result of the experiment, as shown in FIG. 2, the cogging torque rate depends on the flux barrier tip angle θ F , and it can be seen that there is a desirable range effective in reducing the cogging torque. According to the figure, considering that the general target value of the cogging torque rate in the motor design is 1.0%, the cogging torque rate is 54 to 59 ° (electrical angle) that is 1.0% or less. Is a desirable range as the shape or dimensions of the
[0027]
Therefore, according to the present embodiment, the protruding
[0028]
In addition, since the iron core is formed between the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of an essential part showing an example of a rotor of an electric motor of the present invention.
FIG. 2 is a drawing showing a relationship between a flux barrier tip position and a cogging torque rate.
3 is a corresponding drawing of FIG. 1 showing the shape of the flux barrier when the flux barrier tip angle is 61 ° (electrical angle).
[Explanation of symbols]
10 ... rotor,
11 ... Rotor core,
12 ... Permanent magnet,
13, 14 ... flux barrier (magnetic flux blocker),
13a, 14a ... protrusions.
Claims (5)
前記複数の永久磁石を前記ロータコアの外周部の円周方向に配置し、前記ロータコアの前記各永久磁石の円周方向端面側の外周部に略径方向の磁束遮断部を設け、該磁束遮断部の外周側端部には前記永久磁石の側に突き出た突出部が設けられ、前記突出部と前記永久磁石の間には鉄心が存在することを特徴とする電動機のロータ。In the rotor of an electric motor in which a plurality of permanent magnets are arranged inside the rotor core,
The plurality of permanent magnets are arranged in the circumferential direction of the outer peripheral portion of the rotor core, and a substantially radial magnetic flux blocking portion is provided on the outer peripheral portion of the rotor core on the circumferential end surface side, and the magnetic flux blocking portion The rotor of the electric motor is characterized in that a projecting portion projecting toward the permanent magnet is provided at an outer peripheral side end portion, and an iron core exists between the projecting portion and the permanent magnet .
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