JP3657820B2 - 自励式変換器の試験方法および装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数個のスイッチング素子をブリッジ接続して構成される自励式変換器の試験方法および装置に係り、特に小容量の試験設備で、スイッチング素子に実際の運転状態と等価な責務を与えた試験を行なえるようにした自励式変換器の試験方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、この種の従来の自励式変換器の試験方法を実施するための試験装置の構成例を示す回路図である。
【0003】
図3において、複数個のスイッチング素子を単相ブリッジ接続して、自励式変換器(単相インバータ)1が構成されている。
【0004】
自励式変換器1の直流側には、直流電力を供給する整流器2が接続され、また自励式変換器1の交流側には、負荷としてのリアクトル3が接続されている。
【0005】
さらに、リアクトル3に流れる電流(負荷電流)を計測する電流検出手段としての電流計測器4が備えられている。
【0006】
図3に示す試験装置では、整流器2から、自励式変換器1およびリアクトル3の損失分の直流電力を供給しながら、定格直流電圧を維持する。
【0007】
自励式変換器1は、定格運転状態、すなわち定格周波数、定格電流、定格出力電圧で運転される。
【0008】
リアクトル3には、定格出力電圧において定格電流が流れるインダクタンス値が選定される。
【0009】
図4は、自励式変換器1の1相分の構成例を示す回路図である。
【0010】
図4において、スイッチング素子5−1,5−2には、ダイオード6−1,6−2が逆並列に接続されており、さらにダイオードD−1,D−2とコンデンサC−1,C−2と抵抗R−1,R−2とからなるスナバ回路が並列に接続されている。
【0011】
図5は、従来の自励式変換器の試験装置の動作を説明するための波形図である。
【0012】
図5において、(a)は三角波の搬送波と電圧基準を示し、(b)は出力線間電圧を示し、(c)はリアクトル3に流れる電流を示し、(d)はスイッチング素子5−1,5−2を流れる電流を示す。
【0013】
スイッチング素子5−1のオン・オフは、三角波の搬送波と電圧基準値である正弦波との比較で決定され、電圧基準値の値が搬送波よりも大きい場合にはオンとなる。
【0014】
単相ブリッジ接続された自励式変換器1の場合には、任意の1相(第1相)に対して、残りの1相(第2相)は180度遅れた電圧基準値が与えられ、スイッチング素子のスイッチングが決定される。
【0015】
図5において、(d)はスイッチング素子5−1とダイオード6−1に流れる電流であり、正側はスイッチング素子5−1に流れる電流であり、負側はダイオード6−1に流れる電流である。
【0016】
かかる構成の自励式変換器1の試験装置による試験方法においては、リアクトル3を負荷としているため、負荷力率はゼロであり、電流は電圧から90度位相遅れとなる。
【0017】
従って、電流の2分の1はスイッチング素子5−1に流れ、残りの2分の1はダイオード6−1に流れる。
【0018】
このような方法によれば、少ない電力で自励式変換器1を定格状態で運転できるため、一般的に自励式変換器の試験方法として多く実施されてきている。
【0019】
特に、大容量の自励式変換器においては、電源系統に接続したり、定格容量の抵抗負荷を準備することが不可能であることから、製造者における試験方法として広く行なわれている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の自励式変換器の試験装置による試験方法においては、次のような問題点がある。
【0021】
本来、自励式変換器1が有効電力を出力している時のスイッチング素子5−1に流れる電流は、図6に示す通りである。
【0022】
すなわち、従来の試験方法における電流波形の方が明らかに楽になっている。このため、従来の試験方法では、実際の運転状態と等価な責務を与えた試験を行なっているとは言えない。
【0023】
また、電圧基準値を実際の運転状態に合わせるためには、リアクトル3のインダクタンス値を製品毎に準備する必要があり、非常に不経済である。
【0024】
さらに、従来の試験方法では、正弦波状の交流電流を通電することはできるが、直流電流、またはパルス状の短時間の直流電流の通電をすることは不可能であり、実機で正弦波以外の電流が流れる場合の評価試験を実施することができない。
【0025】
本発明の目的は、小容量の試験設備で、スイッチング素子に実際の運転状態と等価な責務を与えた試験を行なうことが可能な、経済性および信頼性の高い自励式変換器の試験方法および装置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明では、複数個のスイッチング素子を単相ブリッジ接続して構成される自励式変換器の負荷側に、負荷としてのリアクトルを接続し、かつ当該リアクトルに流れる電流(負荷電流)を検出する電流検出手段を備えて、自励式変換器の試験を行なう方法において、自励式変換器の任意の1相(第1相)を所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、自励式変換器の残りの1相(第2相)を第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御する。
【0027】
また、請求項2の発明では、複数個のスイッチング素子を単相ブリッジ接続して構成される自励式変換器の試験を行なう装置において、自励式変換器の負荷側に接続された負荷としてのリアクトルと、リアクトルに流れる電流(負荷電流)を検出する電流検出手段と、自励式変換器の任意の1相(第1相)を所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、電流検出手段により検出された電流検出値に基づいて前記自励式変換器の残りの1相(第2相)を前記第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御する手段とを備えている。
【0028】
従って、請求項1および請求項2の発明の自励式変換器の試験方法および装置においては、単相ブリッジ接続された自励式変換器の第1相を所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、第2相を第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御することにより、第1相の通電電流を実際の運転状態と同じ状態に作り出すことができ、スイッチング素子に実際の運転と等価な責務を与えた試験を行なうことができる。
また、試験回路には、負荷としてリアクトルを備えるだけであるため、電力は、従来の自励式変換器の試験と同様に、自励式変換器の損失とリアクトルの損失分だけで済み、大きな電力を必要としない。
さらに、第2相の調整によって、リアクトルのインダクタンス値がどのような値でも必要な電流値に調整することが可能であるため、リアクトルのインダクタンス値を製品毎に調整する必要がなくなる。
さらにまた、リアクトルのインダクタンス値が小さくても定格電流になるように調整ができるため、リアクトルのインダクタンス値は小さなもので良く、試験設備を小さくすることができる。
【0029】
一方、請求項3の発明では、複数個のスイッチング素子を三相ブリッジ接続して構成される自励式変換器の負荷側に、負荷としてのリアクトルを接続し、かつ当該リアクトルに流れる電流(負荷電流)を検出する電流検出手段を備えて、自励式変換器の試験を行なう方法において、自励式変換器の任意の1相(第1相)を所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、自励式変換器の残りの2相のうちの1相(第2相)を第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御する。
【0030】
また、請求項4の発明では、複数個のスイッチング素子を三相ブリッジ接続して構成される自励式変換器の試験を行なう装置において、自励式変換器の負荷側に接続された負荷としてのリアクトルと、リアクトルに流れる電流(負荷電流)を検出する電流検出手段と、自励式変換器の任意の1相(第1相)を所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、電流検出手段により検出された電流検出値に基づいて自励式変換器の残りの2相のうちの1相(第2相)を第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御する手段とを備えている。
【0031】
従って、請求項3および請求項4の発明の自励式変換器の試験方法および装置においては、三相ブリッジ接続された自励式変換器の第1相を所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、第2相を第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御することにより、第1相の通電電流を実際の運転状態と同じ状態に作り出すことができ、スイッチング素子に実際の運転と等価な責務を与えた試験を行なうことができる。
また、試験回路には、負荷としてリアクトルを備えるだけであるため、電力は、従来の自励式変換器の試験と同様に、自励式変換器の損失とリアクトルの損失分だけで済み、大きな電力を必要としない。
さらに、第2相の調整によって、リアクトルのインダクタンス値がどのような値でも必要な電流値に調整することが可能であるため、リアクトルのインダクタンス値を製品毎に調整する必要がなくなる。
さらにまた、リアクトルのインダクタンス値が小さくても定格電流になるように調整ができるため、リアクトルのインダクタンス値は小さなもので良く、試験設備を小さくすることができる。
【0032】
以上により、小容量の試験設備で、スイッチング素子に実際の運転状態と等価な責務を与えた試験を行なうことが可能となり、経済性および信頼性を向上させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0034】
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態による自励式変換器の試験方法を実施するための試験装置の構成例を示すブロック図であり、図3および図4と同一要素には同一符号を付して示している。
【0035】
図1において、複数個のスイッチング素子を単相ブリッジ接続して、自励式変換器(単相インバータ)1が構成されている。
【0036】
自励式変換器1の直流側には、直流電力を供給する整流器2が接続され、また自励式変換器1の交流側には、負荷としてのリアクトル3が接続されている。
【0037】
さらに、リアクトル3に流れる電流(負荷電流)を計測する電流検出手段としての電流計測器4が備えられている。
【0038】
一方、試験素子である任意の1相(第1相)の電圧基準7と搬送波8とを比較するコンパレータ9−1と、電流指令10と電流計測器4により計測された電流計測値と、試験素子である相の電圧基準7とを入力とし、電流計測値が電流指令10に追従するように、残りの相(第2相)の電圧基準を決定する電流制御部11と、電流制御部11により決定された電圧基準と搬送波8とを比較するコンパレータ9−2とが備えられている。
【0039】
図2は、電流制御部11の構成例を示す回路図である。
【0040】
すなわち、電流指令10と電流計測値との差分に、比例ゲインKpを乗算回路12により乗算し、乗算回路12からの出力とU相の電圧基準7とを加算してV相の電圧基準とする。本電流制御により、負荷電流を電流指令10に追従させるようにしている。
【0041】
次に、以上のように構成した自励式変換器1の試験装置による試験方法について説明する。
【0042】
以下、ここでは、U相(第1相)のスイッチング素子5の試験を行なう場合を例として説明する。
【0043】
本実施の形態では、単相ブリッジ接続された自励式変換器1の任意の1相(第1相)を、所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、自励式変換器1の残りの1相(第2相)を、上記第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御する。
【0044】
すなわち、図1に示すように、試験素子(U相のスイッチング素子5)であるU相の電圧基準7を実機の電圧基準と同等の模擬波形とし、このU相の電圧基準7と搬送波8とをコンパレータ9−1で比較する。
【0045】
コンパレータ9−1は、U相の電圧基準7が搬送波8に比較して大きければ1を出力し、逆に小さければ0を出力する。
【0046】
コンパレータ9−1が1を出力した時にU相をオンし、0を出力した時にX相をオンすることにより、U相、X相のスイッチングパターンを決定する。
【0047】
また、試験素子であるU相の通電電流が実機相当の電流となるように、電流指令10を設定する。
【0048】
この電流指令10と、電流計測器4により計測した電流計測値と、U相の電圧基準7とを入力とし、電流計測値が電流指令10に追従するように、電流制御部11によりV相(第2相)の電圧基準を決定する。
【0049】
このV相の電圧基準と搬送波8とをコンパレータ9−2で比較することにより、V相、Y相のスイッチングパターンを決定する。
【0050】
かかる電流制御により、負荷電流を電流指令10に追従させることができる。
【0051】
以上のように電流制御することにより、U相のスイッチング素子5に流れる電流を自由に変えることができる。
【0052】
上述したように、本実施の形態の自励式変換器1の試験方法では、試験素子であるU相(第1相)の残りの相のV相(第2相)で負荷電流を制御することにより、試験素子であるU相に通電する電流を自由に調整することができ、U相のスイッチング素子5には、実際の運転状態と等価な責務を与えた試験を行なうことが可能となる。
【0053】
また、自励式変換器1は有効電力を出力していないため、整流器2が供給する電力は、従来と同じく自励式変換器の損失分とリアクトル3の損失分だけで済み、大きな電力を必要としない。
【0054】
さらに、V相(第2相)の調整によって、リアクトル3のインダクタンス値がどのような値でも必要な電流値に調整することができるため、リアクトル3のインダクタンス値を製品毎に調整する必要がなくなる。
【0055】
さらにまた、リアクトル3のインダクタンス値は小さなもので良く、試験設備を小さくすることが可能となる。
【0056】
以上により、小容量の試験設備で、スイッチング素子に実際の運転状態と等価な責務を与えた試験を行なうことが可能となり、経済性および信頼性を向上させることができる。
【0057】
(第2の実施の形態)
本実施の形態では、前述した第1の実施の形態における自励式変換器1を、複数個のスイッチング素子を三相ブリッジ接続して構成されたもの(三相インバータ)としている以外は、その基本的な考え方は、前述した単相ブリッジ接続された自励式変換器1の場合と同様であり、異なるのは第3相の取り扱いである。
【0058】
本実施の形態では、自励式変換器1の試験を次のようにして行なう。
【0059】
すなわち、三相ブリッジ接続された自励式変換器(三相インバータ)1の任意の1相(第1相:本例では前述と同様にU相)を、所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、自励式変換器1の残りの2相のうちの1相(第2相:本例では前述と同様にV相)を、上記第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御する。
【0060】
すなわち、第1相(U相)の電圧基準値7を定格運転状態に設定しておき、第2相(V相)にて負荷電流を制御する。そして、残りの2相のうちの他の1相 (第3相:本例ではW相)は、停止状態にするか、第2相と同じ電圧基準で運転する。
【0061】
これにより、前述した単相ブリッジ接続された自励式変換器1の場合と同様の作用を奏することができる。
【0062】
上述したように、本実施の形態の自励式変換器1の試験方法でも、前述した第1の実施の形態の場合と同様の効果を得ることが可能であり、従来と同じ電力でスイッチング素子に実際の運転状態と等価な責務を与えた試験を行なうことが可能で、またリアクトル3も小さくて済み、経済性および信頼性の高い試験を行なうことができる。
【0063】
(他の実施の形態)
前記各実施の形態では、単相ブリッジ接続された自励式変換器(単相インバータ)、または三相ブリッジ接続された自励式変換器(三相インバータ)に、本発明を適用した場合について説明したが、自励式変換器の接続方式にはよらず、どんな接続方式の自励式変換器についても、本発明を前述の場合と同様に適用して同様の効果を得ることが可能である。
【0064】
例えば、多レベルインバータ方式であってもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自励式変換器の試験方法および装置によれば、小容量の試験設備で、スイッチング素子に実際の運転状態と等価な責務を与えた試験を行なうことができ、経済性および信頼性を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自励式変換器の試験方法を実施するための試験装置の第1の実施の形態を示すブロック図。
【図2】同第1の実施の形態の試験装置における電流制御部11の構成例を示すブロック図。
【図3】従来の自励式変換器の試験方法を実施するための試験装置の構成例を示す回路図。
【図4】単相インバータの1相分の構成例を示す回路図。
【図5】同従来の自励式変換器の試験方法を実施するための試験装置の動作を説明するための波形図。
【図6】自励式変換器が有効電力を出力している時にスイッチング素子に流れる電流波形図。
【符号の説明】
1…自励式変換器
2…整流器
3…リアクトル
4…電流計測器
5−1,5−2…スイッチング素子
6−1,6−2…ダイオード
7…電圧基準
8…搬送波
9−1,9−2…コンパレータ
10…電流指令
11…電流制御部
12…乗算回路。
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数個のスイッチング素子をブリッジ接続して構成される自励式変換器の試験方法および装置に係り、特に小容量の試験設備で、スイッチング素子に実際の運転状態と等価な責務を与えた試験を行なえるようにした自励式変換器の試験方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は、この種の従来の自励式変換器の試験方法を実施するための試験装置の構成例を示す回路図である。
【0003】
図3において、複数個のスイッチング素子を単相ブリッジ接続して、自励式変換器(単相インバータ)1が構成されている。
【0004】
自励式変換器1の直流側には、直流電力を供給する整流器2が接続され、また自励式変換器1の交流側には、負荷としてのリアクトル3が接続されている。
【0005】
さらに、リアクトル3に流れる電流(負荷電流)を計測する電流検出手段としての電流計測器4が備えられている。
【0006】
図3に示す試験装置では、整流器2から、自励式変換器1およびリアクトル3の損失分の直流電力を供給しながら、定格直流電圧を維持する。
【0007】
自励式変換器1は、定格運転状態、すなわち定格周波数、定格電流、定格出力電圧で運転される。
【0008】
リアクトル3には、定格出力電圧において定格電流が流れるインダクタンス値が選定される。
【0009】
図4は、自励式変換器1の1相分の構成例を示す回路図である。
【0010】
図4において、スイッチング素子5−1,5−2には、ダイオード6−1,6−2が逆並列に接続されており、さらにダイオードD−1,D−2とコンデンサC−1,C−2と抵抗R−1,R−2とからなるスナバ回路が並列に接続されている。
【0011】
図5は、従来の自励式変換器の試験装置の動作を説明するための波形図である。
【0012】
図5において、(a)は三角波の搬送波と電圧基準を示し、(b)は出力線間電圧を示し、(c)はリアクトル3に流れる電流を示し、(d)はスイッチング素子5−1,5−2を流れる電流を示す。
【0013】
スイッチング素子5−1のオン・オフは、三角波の搬送波と電圧基準値である正弦波との比較で決定され、電圧基準値の値が搬送波よりも大きい場合にはオンとなる。
【0014】
単相ブリッジ接続された自励式変換器1の場合には、任意の1相(第1相)に対して、残りの1相(第2相)は180度遅れた電圧基準値が与えられ、スイッチング素子のスイッチングが決定される。
【0015】
図5において、(d)はスイッチング素子5−1とダイオード6−1に流れる電流であり、正側はスイッチング素子5−1に流れる電流であり、負側はダイオード6−1に流れる電流である。
【0016】
かかる構成の自励式変換器1の試験装置による試験方法においては、リアクトル3を負荷としているため、負荷力率はゼロであり、電流は電圧から90度位相遅れとなる。
【0017】
従って、電流の2分の1はスイッチング素子5−1に流れ、残りの2分の1はダイオード6−1に流れる。
【0018】
このような方法によれば、少ない電力で自励式変換器1を定格状態で運転できるため、一般的に自励式変換器の試験方法として多く実施されてきている。
【0019】
特に、大容量の自励式変換器においては、電源系統に接続したり、定格容量の抵抗負荷を準備することが不可能であることから、製造者における試験方法として広く行なわれている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の自励式変換器の試験装置による試験方法においては、次のような問題点がある。
【0021】
本来、自励式変換器1が有効電力を出力している時のスイッチング素子5−1に流れる電流は、図6に示す通りである。
【0022】
すなわち、従来の試験方法における電流波形の方が明らかに楽になっている。このため、従来の試験方法では、実際の運転状態と等価な責務を与えた試験を行なっているとは言えない。
【0023】
また、電圧基準値を実際の運転状態に合わせるためには、リアクトル3のインダクタンス値を製品毎に準備する必要があり、非常に不経済である。
【0024】
さらに、従来の試験方法では、正弦波状の交流電流を通電することはできるが、直流電流、またはパルス状の短時間の直流電流の通電をすることは不可能であり、実機で正弦波以外の電流が流れる場合の評価試験を実施することができない。
【0025】
本発明の目的は、小容量の試験設備で、スイッチング素子に実際の運転状態と等価な責務を与えた試験を行なうことが可能な、経済性および信頼性の高い自励式変換器の試験方法および装置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明では、複数個のスイッチング素子を単相ブリッジ接続して構成される自励式変換器の負荷側に、負荷としてのリアクトルを接続し、かつ当該リアクトルに流れる電流(負荷電流)を検出する電流検出手段を備えて、自励式変換器の試験を行なう方法において、自励式変換器の任意の1相(第1相)を所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、自励式変換器の残りの1相(第2相)を第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御する。
【0027】
また、請求項2の発明では、複数個のスイッチング素子を単相ブリッジ接続して構成される自励式変換器の試験を行なう装置において、自励式変換器の負荷側に接続された負荷としてのリアクトルと、リアクトルに流れる電流(負荷電流)を検出する電流検出手段と、自励式変換器の任意の1相(第1相)を所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、電流検出手段により検出された電流検出値に基づいて前記自励式変換器の残りの1相(第2相)を前記第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御する手段とを備えている。
【0028】
従って、請求項1および請求項2の発明の自励式変換器の試験方法および装置においては、単相ブリッジ接続された自励式変換器の第1相を所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、第2相を第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御することにより、第1相の通電電流を実際の運転状態と同じ状態に作り出すことができ、スイッチング素子に実際の運転と等価な責務を与えた試験を行なうことができる。
また、試験回路には、負荷としてリアクトルを備えるだけであるため、電力は、従来の自励式変換器の試験と同様に、自励式変換器の損失とリアクトルの損失分だけで済み、大きな電力を必要としない。
さらに、第2相の調整によって、リアクトルのインダクタンス値がどのような値でも必要な電流値に調整することが可能であるため、リアクトルのインダクタンス値を製品毎に調整する必要がなくなる。
さらにまた、リアクトルのインダクタンス値が小さくても定格電流になるように調整ができるため、リアクトルのインダクタンス値は小さなもので良く、試験設備を小さくすることができる。
【0029】
一方、請求項3の発明では、複数個のスイッチング素子を三相ブリッジ接続して構成される自励式変換器の負荷側に、負荷としてのリアクトルを接続し、かつ当該リアクトルに流れる電流(負荷電流)を検出する電流検出手段を備えて、自励式変換器の試験を行なう方法において、自励式変換器の任意の1相(第1相)を所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、自励式変換器の残りの2相のうちの1相(第2相)を第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御する。
【0030】
また、請求項4の発明では、複数個のスイッチング素子を三相ブリッジ接続して構成される自励式変換器の試験を行なう装置において、自励式変換器の負荷側に接続された負荷としてのリアクトルと、リアクトルに流れる電流(負荷電流)を検出する電流検出手段と、自励式変換器の任意の1相(第1相)を所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、電流検出手段により検出された電流検出値に基づいて自励式変換器の残りの2相のうちの1相(第2相)を第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御する手段とを備えている。
【0031】
従って、請求項3および請求項4の発明の自励式変換器の試験方法および装置においては、三相ブリッジ接続された自励式変換器の第1相を所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、第2相を第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御することにより、第1相の通電電流を実際の運転状態と同じ状態に作り出すことができ、スイッチング素子に実際の運転と等価な責務を与えた試験を行なうことができる。
また、試験回路には、負荷としてリアクトルを備えるだけであるため、電力は、従来の自励式変換器の試験と同様に、自励式変換器の損失とリアクトルの損失分だけで済み、大きな電力を必要としない。
さらに、第2相の調整によって、リアクトルのインダクタンス値がどのような値でも必要な電流値に調整することが可能であるため、リアクトルのインダクタンス値を製品毎に調整する必要がなくなる。
さらにまた、リアクトルのインダクタンス値が小さくても定格電流になるように調整ができるため、リアクトルのインダクタンス値は小さなもので良く、試験設備を小さくすることができる。
【0032】
以上により、小容量の試験設備で、スイッチング素子に実際の運転状態と等価な責務を与えた試験を行なうことが可能となり、経済性および信頼性を向上させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0034】
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態による自励式変換器の試験方法を実施するための試験装置の構成例を示すブロック図であり、図3および図4と同一要素には同一符号を付して示している。
【0035】
図1において、複数個のスイッチング素子を単相ブリッジ接続して、自励式変換器(単相インバータ)1が構成されている。
【0036】
自励式変換器1の直流側には、直流電力を供給する整流器2が接続され、また自励式変換器1の交流側には、負荷としてのリアクトル3が接続されている。
【0037】
さらに、リアクトル3に流れる電流(負荷電流)を計測する電流検出手段としての電流計測器4が備えられている。
【0038】
一方、試験素子である任意の1相(第1相)の電圧基準7と搬送波8とを比較するコンパレータ9−1と、電流指令10と電流計測器4により計測された電流計測値と、試験素子である相の電圧基準7とを入力とし、電流計測値が電流指令10に追従するように、残りの相(第2相)の電圧基準を決定する電流制御部11と、電流制御部11により決定された電圧基準と搬送波8とを比較するコンパレータ9−2とが備えられている。
【0039】
図2は、電流制御部11の構成例を示す回路図である。
【0040】
すなわち、電流指令10と電流計測値との差分に、比例ゲインKpを乗算回路12により乗算し、乗算回路12からの出力とU相の電圧基準7とを加算してV相の電圧基準とする。本電流制御により、負荷電流を電流指令10に追従させるようにしている。
【0041】
次に、以上のように構成した自励式変換器1の試験装置による試験方法について説明する。
【0042】
以下、ここでは、U相(第1相)のスイッチング素子5の試験を行なう場合を例として説明する。
【0043】
本実施の形態では、単相ブリッジ接続された自励式変換器1の任意の1相(第1相)を、所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、自励式変換器1の残りの1相(第2相)を、上記第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御する。
【0044】
すなわち、図1に示すように、試験素子(U相のスイッチング素子5)であるU相の電圧基準7を実機の電圧基準と同等の模擬波形とし、このU相の電圧基準7と搬送波8とをコンパレータ9−1で比較する。
【0045】
コンパレータ9−1は、U相の電圧基準7が搬送波8に比較して大きければ1を出力し、逆に小さければ0を出力する。
【0046】
コンパレータ9−1が1を出力した時にU相をオンし、0を出力した時にX相をオンすることにより、U相、X相のスイッチングパターンを決定する。
【0047】
また、試験素子であるU相の通電電流が実機相当の電流となるように、電流指令10を設定する。
【0048】
この電流指令10と、電流計測器4により計測した電流計測値と、U相の電圧基準7とを入力とし、電流計測値が電流指令10に追従するように、電流制御部11によりV相(第2相)の電圧基準を決定する。
【0049】
このV相の電圧基準と搬送波8とをコンパレータ9−2で比較することにより、V相、Y相のスイッチングパターンを決定する。
【0050】
かかる電流制御により、負荷電流を電流指令10に追従させることができる。
【0051】
以上のように電流制御することにより、U相のスイッチング素子5に流れる電流を自由に変えることができる。
【0052】
上述したように、本実施の形態の自励式変換器1の試験方法では、試験素子であるU相(第1相)の残りの相のV相(第2相)で負荷電流を制御することにより、試験素子であるU相に通電する電流を自由に調整することができ、U相のスイッチング素子5には、実際の運転状態と等価な責務を与えた試験を行なうことが可能となる。
【0053】
また、自励式変換器1は有効電力を出力していないため、整流器2が供給する電力は、従来と同じく自励式変換器の損失分とリアクトル3の損失分だけで済み、大きな電力を必要としない。
【0054】
さらに、V相(第2相)の調整によって、リアクトル3のインダクタンス値がどのような値でも必要な電流値に調整することができるため、リアクトル3のインダクタンス値を製品毎に調整する必要がなくなる。
【0055】
さらにまた、リアクトル3のインダクタンス値は小さなもので良く、試験設備を小さくすることが可能となる。
【0056】
以上により、小容量の試験設備で、スイッチング素子に実際の運転状態と等価な責務を与えた試験を行なうことが可能となり、経済性および信頼性を向上させることができる。
【0057】
(第2の実施の形態)
本実施の形態では、前述した第1の実施の形態における自励式変換器1を、複数個のスイッチング素子を三相ブリッジ接続して構成されたもの(三相インバータ)としている以外は、その基本的な考え方は、前述した単相ブリッジ接続された自励式変換器1の場合と同様であり、異なるのは第3相の取り扱いである。
【0058】
本実施の形態では、自励式変換器1の試験を次のようにして行なう。
【0059】
すなわち、三相ブリッジ接続された自励式変換器(三相インバータ)1の任意の1相(第1相:本例では前述と同様にU相)を、所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、自励式変換器1の残りの2相のうちの1相(第2相:本例では前述と同様にV相)を、上記第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御する。
【0060】
すなわち、第1相(U相)の電圧基準値7を定格運転状態に設定しておき、第2相(V相)にて負荷電流を制御する。そして、残りの2相のうちの他の1相 (第3相:本例ではW相)は、停止状態にするか、第2相と同じ電圧基準で運転する。
【0061】
これにより、前述した単相ブリッジ接続された自励式変換器1の場合と同様の作用を奏することができる。
【0062】
上述したように、本実施の形態の自励式変換器1の試験方法でも、前述した第1の実施の形態の場合と同様の効果を得ることが可能であり、従来と同じ電力でスイッチング素子に実際の運転状態と等価な責務を与えた試験を行なうことが可能で、またリアクトル3も小さくて済み、経済性および信頼性の高い試験を行なうことができる。
【0063】
(他の実施の形態)
前記各実施の形態では、単相ブリッジ接続された自励式変換器(単相インバータ)、または三相ブリッジ接続された自励式変換器(三相インバータ)に、本発明を適用した場合について説明したが、自励式変換器の接続方式にはよらず、どんな接続方式の自励式変換器についても、本発明を前述の場合と同様に適用して同様の効果を得ることが可能である。
【0064】
例えば、多レベルインバータ方式であってもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自励式変換器の試験方法および装置によれば、小容量の試験設備で、スイッチング素子に実際の運転状態と等価な責務を与えた試験を行なうことができ、経済性および信頼性を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自励式変換器の試験方法を実施するための試験装置の第1の実施の形態を示すブロック図。
【図2】同第1の実施の形態の試験装置における電流制御部11の構成例を示すブロック図。
【図3】従来の自励式変換器の試験方法を実施するための試験装置の構成例を示す回路図。
【図4】単相インバータの1相分の構成例を示す回路図。
【図5】同従来の自励式変換器の試験方法を実施するための試験装置の動作を説明するための波形図。
【図6】自励式変換器が有効電力を出力している時にスイッチング素子に流れる電流波形図。
【符号の説明】
1…自励式変換器
2…整流器
3…リアクトル
4…電流計測器
5−1,5−2…スイッチング素子
6−1,6−2…ダイオード
7…電圧基準
8…搬送波
9−1,9−2…コンパレータ
10…電流指令
11…電流制御部
12…乗算回路。
Claims (4)
- 複数個のスイッチング素子を単相ブリッジ接続して構成される自励式変換器の負荷側に、負荷としてのリアクトルを接続し、かつ当該リアクトルに流れる電流(負荷電流)を検出する電流検出手段を備えて、前記自励式変換器の試験を行なう方法において、
前記自励式変換器の任意の1相(第1相)を所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、
前記自励式変換器の残りの1相(第2相)を前記第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御することを特徴とする自励式変換器の試験方法。 - 複数個のスイッチング素子を単相ブリッジ接続して構成される自励式変換器の試験を行なう装置において、
前記自励式変換器の負荷側に接続された負荷としてのリアクトルと、
前記リアクトルに流れる電流(負荷電流)を検出する電流検出手段と、
前記自励式変換器の任意の1相(第1相)を所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、前記電流検出手段により検出された電流検出値に基づいて前記自励式変換器の残りの1相(第2相)を前記第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御する手段と、
を備えて成ることを特徴とする自励式変換器の試験装置。 - 複数個のスイッチング素子を三相ブリッジ接続して構成される自励式変換器の負荷側に、負荷としてのリアクトルを接続し、かつ当該リアクトルに流れる電流(負荷電流)を検出する電流検出手段を備えて、前記自励式変換器の試験を行なう方法において、
前記自励式変換器の任意の1相(第1相)を所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、
前記自励式変換器の残りの2相のうちの1相(第2相)を前記第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御することを特徴とする自励式変換器の試験方法。 - 複数個のスイッチング素子を三相ブリッジ接続して構成される自励式変換器の試験を行なう装置において、
前記自励式変換器の負荷側に接続された負荷としてのリアクトルと、
前記リアクトルに流れる電流(負荷電流)を検出する電流検出手段と、
前記自励式変換器の任意の1相(第1相)を所定の運転状態におけるスイッチング状態に設定し、前記電流検出手段により検出された電流検出値に基づいて前記自励式変換器の残りの2相のうちの1相(第2相)を前記第1相の通電電流が所定の電流となるように電流制御する手段と、
を備えて成ることを特徴とする自励式変換器の試験装置。
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