JP3657512B2 - Image forming apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光走査系の駆動手段として安定回転までに立ち上がり時間を要する駆動モータを用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、画像形成装置としては、電気信号で変調されたレーザービームなどの光ビームで感光体を走査することにより、感光体へ所望する静電画像を潜像し、トナー等の現像材にて静電画像を現像し、最終転写媒体へ転写することによりプリント画像を形成し得るようにしたものが知られている。
【0003】
この画像形成装置の光走査系では、回転多面鏡(ポリゴンミラー)等を駆動モータにて回転駆動させ、回転多面鏡に照射したレーザービームを偏向する方法が一般的に行われている。
【0004】
さらに、像担持体上に正常な画像形成が不可能な継ぎ目の位置を避けて画像形成を行う場合、印字開始指示後に回転多面鏡の駆動モータを安定回転させる立ち上げ動作を行い、かつ、上記像担持体の継ぎ目の位置を位置検知手段にて検知した後に、潜像開始しなければならないことになる。したがって、このような画像形成装置では、印字開始から最初の画像を得るまでに要する時間(ファーストプリント時間)を短縮させることが必要となる。
【0005】
そこで、画像形成装置として、例えば特開平1−267668号公報に開示されるように、無端移動可能な像担持体を使用し、かつ光走査系の立ち上げ時の回転速度をエンコーダ等の速度検知手段で検知し、所定の速度に達すると同時に像担持体の周動を開始させるように制御するものがある。さらに、光走査系の駆動モータの立ち上げ動作開示後のある所定時間経過時に像担持体の周動を開始するようにしている。
【0006】
また、その他の画像形成装置においては、例えば特開平8−65466号公報に開示されるように、原稿を読み取る読み取り手段の走査開始時点と光走査系の駆動モータの立ち上がりに要する所定時間とに基づいて、光走査系の駆動開始タイミングを決定して光走査系の駆動モータを回転させ、この駆動モータの立ち上がりが終了すると同時に画像形成を開始するように制御するようにしている。さらに、読み取り手段の走査開始後に読み取りデータ処理が画像形成可能となる時点、あるいはそれ以前に、駆動モータが立ち上がるように制御し、画像形成を開始するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、像担持体はコスト面から継ぎ目のあるものが利用しやすく、この場合には、正常な画像形成が不可能な継ぎ目の位置を避けて画像形成を行うために、継ぎ目の位置を直接的あるいは間接的に検知する手段を設ける必要がある。また、継ぎ目のない場合でも、複数回の重ね合わせ転写によりカラー画像を得る画像形成装置においては、像担持体の所定の位置を検知する検知手段を設けて精度よく色重ねを行う必要がある。
【0008】
このような画像形成装置においては、光走査系の駆動モータ立ち上げ完了後に少なくとも1回の像担持体の所定位置を検知してから後に画像形成を開始しなければならず、駆動モータの立ち上がり時間によってファーストプリント時間が左右されていた。
【0009】
例えばプロセススピード85mm/sec(像担持体の表面速度)で600DPIのドット密度とするとき、6面からなる回転多面鏡の回転数は約20079rpmとなる。このときの回転多面鏡の駆動モータの立ち上がり時間(安定回転までに有する時間)は3.5〜4秒であった。しかしながら、駆動モータの立ち上がり時間は環境温度で大きく変わり、環境温度が低ければ立ち上がり時間は増大する。(10℃以下で6〜8秒となる)。さらには、プロセス速度が上がれば必要となる駆動モータの回転数も上がるため立ち上がり時間は増大する。かかる点で、駆動モータの立ち上がり時間を短くする工夫がなされているが、立ち上げ時に多くの電流を消費するため発熱量が多くなってしまったり、立ち上げ時の駆動モータの騒音や振動が大きくなってしまうという新たな問題も生起することになる。
【0010】
このような問題に対して上述した公報のものでは、起動時の駆動モータの回転速度を計測して、駆動モータが立ち上がるであろう時間を予測して像担持体の周動を開始させることによって、シーケンス上無駄な時間を縮小することが行われている。または、あらかじめ光走査系の駆動モータの立ち上がり時間を固定値として制御シーケンスを構築することが行われている。
【0011】
しかしながら、駆動モータの速度を計測するためにはエンコーダ等の装置が必要となり、また低温環境下においては駆動モータの立ち上がり時間が増大するため、これらを考慮して制御シーケンスを構築しなければならない。
【0012】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、より簡潔な機構と容易な制御にて画像形成指令後から画像形成終了までの時間(ファーストプリント時間)を最大限に短縮することができる画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、光源から出射された光ビームを回転多面鏡への照射によって偏向する光走査系を有し、この光走査系で偏向された光ビームにより像担持体上に画像イメージを潜像して最終記録媒体に対し画像形成を行うようにした画像形成装置を前提とし、上記光走査系に、回転多面鏡を回転させる駆動モータと、この駆動モータの停止状態から安定回転状態となるまでの立ち上がり時間を測定する制御系を設ける。そして、上記制御系を、その測定された駆動モータの立ち上がり時間に応じて像担持体の停止位置を制御するようにしている。
【0014】
この特定事項により、重ね合わせ転写が必要な画像形成装置、あるいは、像担持体上に正常な画像形成が不可能となるような継ぎ目がある場合、次回画像形成時の光走査系の駆動モータの立ち上げ動作完了タイミングと、画像形成が不可能となる場所(継ぎ目)を避けて像担持体の所望する所定位置への画像形成開始タイミングが調整されることになる。したがって、光走査系の駆動モータの立ち上がり時間に基づいて像担持体の停止位置を制御し、駆動モータの立ち上げ動作完了タイミングと像担持体の画像形成開始タイミングを調整することにより、所望するファーストプリント時間を得ることが可能となる。
【0015】
さらに、光走査系の駆動モータ立ち上がり時間の個体ばらつきが制御系によって吸収されることになり、個々の画像形成装置で最短時間のファーストプリントを実現することが可能となる。
【0016】
特に、ファーストプリント時間の短縮を安全に実現し得るものとして、以下の構成が掲げられる。
【0017】
つまり、前回までに測定された駆動モータの立ち上がり時間を記憶する記憶手段を設け、制御系によって、駆動モータの立ち上がり時間を測定し、その測定時間と、上記記憶手段に記憶された前回までの駆動モータの立ち上がり時間とが異なっているときに、記憶内容を更新するか否かを判断し、前回までの駆動モータの立ち上がり時間に応じて像担持体の停止位置を制御するようにしている。
【0018】
この特定事項により、駆動モータの経時劣化や回転多面鏡を支持する軸受け等の経時磨耗等による劣化に伴って駆動モータの立ち上げに要する時間が増えてきても、記憶手段により駆動モータの立ち上がり時間の記憶内容を適時更新することによって、経時において常にその時点での最短のファーストプリント時間を得ることが可能となる。
【0019】
また、駆動モータの立ち上がり時間の測定精度等によるばらつきを考慮して記憶手段の記憶内容の変更するか否かを判断することにより、記憶する時間値にあるマージンを持たせることが可能となる。このため、仮に毎回の立ち上げ時間がばらついていても、立ち上げ終了後に画像形成が行えるような像担持体の所定位置に像担持体を停止することが可能となり、安全にファーストプリント時間の短縮を実現させることが可能となる。
【0020】
特に、駆動モータの立ち上がり時間を予測するものとして、以下の構成が掲げられる。
【0021】
つまり、画像形成装置内の温度を検知する装置内温度検知手段を設け、制御系によって、上記装置内温度検知手段により検知された温度に基づいて光走査系の駆動モータの立ち上がり時間に応じた像担持体の停止位置の制御を補正するようにしている。
【0022】
この特定事項により、画像形成装置内の温度が検知されるため、駆動モータの立ち上がり時間を予測することが可能となる。
【0023】
しかも、環境温度によって変動する光走査系の駆動モータの立ち上がり時間に対して、像担持体の停止位置を変化させることが可能となり、例えば立ち上げ時間が長くなる低温環境下においてもその環境で最高速度のファーストプリントを実現することが可能となる。
【0024】
また、温度領域に幅を持たせ、例えば3°C刻みで記憶する場所を変更するなどし、記憶手段に記憶する値(駆動モータの立ち上がり時間)にあるマージンを持たせることで、記憶容量を小さくしつつ、所望するファーストプリン卜時間の実現が可能となる。
【0025】
特に、駆動モータの立ち上がり時間をさらに精度良く予測するものとして、以下の構成が掲げられる。
【0026】
つまり、光走査系の温度を直接あるいは間接的に検知する光走査系温度検知手段を設け、制御系によって、上記光走査系温度検知手段により検知された温度に基づいて像担持体の停止位置を制御するようにしている。
【0027】
この特定事項により、直接光走査系の温度が測定されるため、さらに精度よく駆動モータの立ち上がり時間を予測することが可能となる。
【0028】
特に、次回のファーストプリント時間を最短にするものとして、以下の構成が掲げられる。
【0029】
つまり、装置本体の待機時に装置本体内温度あるいは光走査系の温度を検知する温度検知手段を設け、制御系によって、上記温度検知手段により検知された温度に基づいて像担持体の駆動系を周動させることにより該像担持体の停止位置を移動させるようにしている。
【0030】
この特定事項により、前回の画像形成終了後、装置を停止するときに採用した駆動モータの立ち上がり時間に対し、停止時に次回の画像形成時に要する駆動モータ立ち上げ時間が変化したと計算される場合に、像担持体の停止位置を変化させて、次回のファーストプリント時間を最短にすることが可能となる。
【0031】
特に、ファーストプリント時間を効率よく稼ぐようにするものとして、以下の構成が掲げられる。
【0032】
つまり、像担持体上の所定位置を検知する位置検知手段を設け、画像形成停止状態からの画像形成開始後に位置検知手段によって像担持体上の所定位置を検知するまでに要する検知時間を、画像形成開始から光走査系の駆動モータの立ち上がり時間よりも小さくなるように設定している。
【0033】
この特定事項により、駆動モータの立ち上げ処理中に、像担持体の所望する画像形成位置を知ることが可能となり、駆動モータの立ち上げ完了時点までに、画像データを光走査系へ出力する準備等の処理が行える上、駆動モータの立ち上げ完了後にすぐに画像形成の処理が行えることになり、ファーストプリント時間を効率よく稼ぐことが可能となる。
【0034】
特に、光走査系を複数有する場合において次回のファーストプリント時間を常に最速にし得るものとして、以下の構成が掲げられる。
【0035】
つまり、複数色のトナーにより画像形成がなされる2つ以上の光走査系と、これらの光走査系の駆動モータの立ち上がり時間を個々に測定する制御系とを設け、この制御系によって、最も立ち上がりの遅い駆動モータの立ち上がり時間に基づいて像担持体の停止位置を制御するようにしている。
【0036】
この特定事項により、光走査系を複数有する場合においても、そのうちの最も立ち上がり時間の遅い光走査系の駆動モータに注目し、簡単な計算を行って像担持体を停止する位置を決定することにより、次回画像形成時のファーストプリント時間を常に最速とすることが可能となる。例えば、カラープリンタにおいてはブラックの使用頻度が多くなることから、経時的な使用により、ブラックの画像を潜像する光走査系の駆動モータの立ち上がり時間は他の光走査系の駆動モータより遅くなることから、このような場合にも、その時点で実現可能な最速のファーストプリント時間でもって装置を稼動することが可能となる。
【0037】
特に、複数の光走査系の駆動モータを順に立ち上げる場合において常に最速のファーストプリント時間を実現し得るものとして、以下の構成が掲げられる。
【0038】
つまり、制御系によって、複数の光走査系の駆動モータを順次立ち上げるときにすべての駆動モータが立ち上がるまでの時間を測定し、その測定時間に基づいて像担持体の停止位置を制御するようにしている。
【0039】
この特定事項により、時間差を設けて複数の光走査系を立ち上げ処理していく場合においても、すべての光走査系の駆動モータの立ち上げに要する時間を測定して記憶することで、常に最速のファーストプリント時間を実現することが可能となる。
【0040】
また、最初に駆動開始する光走査系の駆動モータの立ち上げ開始時点にて測定を開始し、最後に駆動開始した光走査系の駆動モータの立ち上げ完了時点で測定を終了することで、複数の光走査系のすべての駆動モータが立ち上がるまでの時間の測定を単一の制御系によって測定を行うことが可能となる。
【0041】
特に、複数の光走査系を順次立ち上げる場合において像担持体の停止位置を制御し得るものとして、以下の構成が掲げられる。
【0042】
つまり、制御系によって、複数の光走査系を順次立ち上げるときに最後に立ち上げられる光走査系の駆動モータの立ち上がり時間を測定し、その測定時間に基づいて像担持体の停止位置を制御するようにしている。
【0043】
この特定事項により、複数の光走査系の立ち上げ時間にばらつきがあっても、順次立ち上げる場合においては、その立ち上げた順に立ち上げが終了することから、前記ばらつきは無視できることとなる。したがって、最後に立ち上げた光走査系の立ち上がり時間のみを測定し、その測定時間に基づいて像担持体の停止位置を制御することが可能となる。
【0044】
特に、複数の光走査系を順次立ち上げる場合において常に所望のファーストプリントを実現し得るものとして、以下の構成が掲げられる。
【0045】
つまり、制御系によって、最も立ち上がり時間を要する光走査系の駆動モータを最後に立ち上げてその駆動モータの立ち上がり時間を測定し、その測定時間に基づいて像担持体の停止位置を制御するようにしている。
【0046】
この特定事項により、立ち上がり時間を最も必要とする光走査系を最後に立ち上げ、この立ち上げ時間を測定することのみで、像担持体の停止位置を変化させて常に所望のファーストプリントを実現させることが可能となる。例えば、カラー画像形成装置装置において、ブラックのみ使用頻度が高いことから耐久力を上げるため光走査系の駆動系を他の色のものとは異なる構造をとった結果、駆動モータの立ち上がり時間が他の色の光走査系のものよりも大きくなったとしても、ブラックの光走査系のみに着目することで容易にファーストプリントの短縮を図ることが可能となる。
【0047】
これに対し、制御系によって、最も使用頻度が多い光走査系の駆動モータを最後に立ち上げてその駆動モータの立ち上がり時間を測定し、その測定時間に基づいて像担持体の停止位置を制御するようにしている場合には、使用頻度が多く経時による立ち上がり時間の増加が予想される光走査系を最後に立ち上げ、この立ち上げ時間を測定することのみで、像担持体の停止位置を変化させ常に所望のファーストプリントを実現させることが可能となる。例えば、カラー画像形成装置においてはブラックの使用頻度が高くなるため、ブラック画像を形成するための光走査系を最後に立ち上げて、上記制御を行うことが可能となる。
【0048】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明する。
【0049】
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施形態に係わる画像形成装置Xの概略構成図を示している。
【0050】
この図1において、画像形成装置X内には、上下一対の搬送ローラ2a,2a間に掛け渡された像担持体としての感光体ベルト2が設けられ、この感光体ベルト2は、矢印R方向に周動するようになされている。
【0051】
感光体ベルト2は、感光層を一様に帯電するための帯電部材5と、帯電した感光体ベルト2上に静電潜像を行うためのレーザー書き込み手段である光走査系としてのLSU1と、潜像された静電画像を可視画像化する第1〜第4の画像形成ステーションS1〜S4と、各ステーションごとに色の異なるトナー(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を収容する現像器4a〜4dと、第1転写後の残留トナーを回収するためのクリーニング装置6と、感光体ベルト2上において正常な画像を得られない感光体ベルト2の継ぎ目3と、この継ぎ目3を検知するための手段である継ぎ目検知器12とを備えている。この場合、継ぎ目検知器12は継ぎ目3を直接検知するものであっても、あるいは図示しないが、継ぎ目3に対して感光体ベルト2上で所定の距離だけ離れた位置に設けられた検知用マークや穴を検知して、継ぎ目の位置を画像形成領域から回避する上で間接的に検知するものであってもよい。また、他の理由により感光体ベルト2上の所定の位置に画像形成を行う必要がある場合には、その所定位置を判断できる手段が用いられていてもよい。
【0052】
上記感光体ベルト2の下方には、左右一対の搬送ローラ7a,7a間に掛け渡された像担持体としての中間転写ベルト7が設けられ、この中間転写ベルト7は、矢印P方向に周動するようになされている。
【0053】
中間転写ベルト7は感光体ベルト2とその転写位置で接触している。感光体ベルト上に形成されたトナー像は、転写位置近傍に配置された第1転写ローラ8に印加された電圧により中間転写ベルト7上に順次重ね合わせ転写され、用紙経路11で搬送される最終転写媒体に対し、第2転写ローラ10に印加される電圧によって一括転写される。また中間転写ベルト7には第2転写後の残留トナーをクリーニングして回収するためのクリーニング装置9が設置されている。一括転写後、図示されない定着装置により、トナーは溶融され最終転写媒体上に定着しプリント画像を得ることができる。
【0054】
LSU1内には、回転多面鏡であるボリゴンミラー21と、このボリゴンミラー21を回転駆動する駆動モータ22とが設けられている。駆動モータ22とポリゴンミラー21とは回転軸23で連結されており、この回転軸23の軸受けとしては流体軸受けが採用されている。なお、24は光源としての半導体レーザー、25および26は、上記半導体レーザー24より発生したレーザビームを集光および感光体ベルト2上へ結像させるための結像レンズ群である。
【0055】
また、図2に示すように、上記駆動モータ22を駆動するためのモータドライバーとしては、PLL(位相制御)IC27が用いられている。このIC27の概略機能を説明しておくと、所定の駆動モータ22の最終速度に対応したパルスをIC27へ入力し駆動指令信号を与えると、駆動モータ22の回転数を速度制御し、所定速度への立ち上げ動作を行う。所定速度に達したとき、すなわち、与えている所定のパルスと駆動モータ22の駆動パルスとが一致したとき、駆動モータ同期信号がアクティブ出力される。したがって、駆動モータ22を立ち上げ開始時の時間を0とし、駆動モータ22の同期信号がアクティブとなるまでの時間を測定することにより、駆動モータ22の立ち上げ時間が測定されることになる。
【0056】
そして、上記駆動モータ22の立ち上げ時間の測定は、制御系としてのCPU28のタイマー割り込み処理によって行われる。また、CPU28では他の処理、例えば、画像形成装置Xのメインモータ駆動系の制御、用紙搬送系の制御および現像高圧系の制御なども同時に行われる。図2にその構成概念を、図3にその処理のタイミングチャートを示す。
【0057】
図3の(a)のフローチャートは、CPU28のメイン処理部での制御の流れを示すものであり、このフローチャートのステップST1において、メイン処理ルーチン内で駆動モータ駆動信号をアクティブにすると同時に駆動モータ22の立ち上がり時間測定用の変数時間Tをクリアし、かつ、割り込みルーチンの動作を許可するためのフラグAをクリアする。一方、図3の(b)のフローチャートは、CPU28のタイマー処理部での割り込み処理ルーチンを示すものであり、このフローチャートのステップST2において、フラグAがクリアされているか否かを判定する。そして、フラグAがクリアされている場合には、ステップST3において、駆動モータ22が規定回転に達したかどうかをチェックし、ステップST4で、駆動モータ22が立ち上がるまでの時間Tを計測する。次いで、ステップST5において、駆動モータ22が立ち上がったらフラグAをセットして割り込みルーチンの動作を停止し、時間Tの計測を終了する。このとき、計測された時間Tは、記憶手段としての不揮発性の記憶RAM29に記憶することができ、また、記憶内容は適時呼び出すことができるようになっている。
【0058】
この構成のように、CPU28のタイマー機能を用いることで、容易に駆動モータ22の立ち上げ時間を測定することができる。なお、CPU28のタイマー割り込みスピードはそれほど早くする必要はなく、最終の目的である感光体ベルト2および中間転写ベルト7の停止位置の要求精度で決定すればよい。本実施形態では、上記駆動モータ22の立ち上げ時間が常温環境で3.6〜3.8秒程度であり、CPU28のタイマーの最小割り込みレートを10msecとし、感光体ベルト2および中間転写ベルト7の停止位置の制御最小値を10msec間隔で行った。また、他の駆動系等の制御は1msecの精度で実施させたが、上記割り込み処理の重みは他の制御の10分の1程度としたため、CPU28の負荷はなく正常に他の処理を行わせることができた。
【0059】
図4および図5は、本発明の実施形態をさらに詳細に説明するための制御フローチャートおよびタイミングチャートである。ここでは、駆動モータ22の立ち上げ時間Tはある一定値であるものとして説明する。実際には時間Tは後述する制御方法によって決定されるものである。
【0060】
まず、本発明の画像形成装置Xの制御例を図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0061】
図4(a)のフローチャートは、CPU28の画像形成装置Xの駆動処理部での制御の流れを示すものであり、このフローチャートのステップST6において、印字指示なき画像形成装置Xの待機状態より印字指示を受けると、ステップST7で、LSU1の駆動モータ22の駆動を開始すると共に感光体ベルト2および中間転写ベルト7の周動を開始させる。ステップST8において、駆動モータ22の立ち上げが完了し、ステップST9で、感光体ベルト2の継ぎ目3(位置検知マーク)の検知を終えると、印字可能状態となる。なお、図4(a)のフローチャートでは、ステップST8とステップST9とを順列で処理するとものとしているが、順序を逆にしたり、あるいは並列条件としても構わない。また、継ぎ目3の検知タイミングが、丁度、画像形成の開始タイミング(第1番目のライン)となるように、継ぎ目3および継ぎ目検知器12を配置している。このタイミングより継ぎ目3の検知タイミングが早くくるように継ぎ目3の位置あるいは継ぎ目検知器12の配置位置を変更することで、上述したステップST9での感光体ベルト2の継ぎ目3を検知するまでに要する時間T0が、ステップST8での駆動モータ22の立ち上げが完了するまでの時間Tよりも小さくなり、感光体ベルト2の継ぎ目3の検知を駆動モータ22の立ち上げ完了前に判断することが可能となる。すなわち、感光体ベルト2の無駄な空転を伴うことなく、画像形成の処理へと移行することができることになる。
【0062】
その後、ステップST10において、所望枚数の印字処理を実施した後、ステップST11で、次の印字指示がなければ、画像形成装置Xの停止処理を行う。そして、感光体ベルト2および中間転写ベルト7のクリーニング処理等を行った後、ステップST12において、継ぎ目3の検知時点からの経過時間tが、感光体ベルト2の周長および周動速度(プロセススピード)でからあらかじめ定められている感光体ベルト2の位置検知周期T0と、LSU1の駆動モータ22の立ち上げ時間Tとに対して、
t=T0−T
の関係が成立したときに、ステップST13で、感光体ベルト2の周動を停止し、画像形成装置Xを待機状態とする。
【0063】
また、図4(b)のフローチャートは、CPU28の位置検知処理部での制御の流れを示すものである。この場合、上記ステップST12における継ぎ目3の検知時点からの経過時間tはCPU28のタイマー処理にて一定期間ごとにインクリメントされる変数であることから、図4(b)のフローチャートのステップST14において、継ぎ目3を位置検知すると、ステップST15で、継ぎ目検知からの経過時間tを0クリアする。
【0064】
このように、LSU1の駆動モータ22の立ち上げ時間Tにより感光体ベルト2の停止位置を制御することで、次回印字指示時には、LSU1の駆動モータ22の立ち上げ完了時点で、すぐさま印字開始(潜像開始)することが可能となるため、ファーストプリント時間を最小とすることができる。
【0065】
ここで、図4(a)および(b)のフローチャートを図5に示すタイミングチャートに書き直して説明する。
【0066】
上述したように、感光体ベルト2の継ぎ目3の検知時点からの経過時間tがT0−Tのときに画像形成装置Xを待機状態とすることで、次回の印字起動時の印字開始までの所要時間が最短されることが本発明の特徴点である。
【0067】
そこで、本実施形態では、感光体ベルト2および中間転写ベルト7の周長を140πmmに、プロセススピードを85mm/secにそれぞれ設定した場合について説明する。これにより、感光体ベルト2の継ぎ目3の感知間隔T0(位置検知周期)は、
T0=140π/85=5174msec
となる。LSU1の駆動モータ22の立ち上げに要する時間Tは駆動モータ1個1個で、または環境によってもばらつきが生じるが、それらすべての状態において3800msecあれば必ず立ち上げ動作が完了していることが保証されるため、T=3800msecとし、t=T0−Tのタイミングで画像形成装置を待機状態(停止)にすることができる。
【0068】
以上、説明したように、画像形成装置XにおいてLSU1の駆動モータ22の立ち上げ時間を測定しその測定値をCPU28へ関連付けることにより、印字開始のための画像形成装置Xの駆動開始時点から画像形成開始時までに、立ち上げ処理時間を最も必要とするLSU1の駆動モータ22の立ち上げ処理を終了させ、かつ印字開始時点から画像形成開始までの時間を最小となるように制御することができる。さらに、感光体ベルト2などの無駄な周動も抑えることができる。
【0069】
なお、本実施形態では、継ぎ目3および継ぎ目検知器12を感光体ベルト2上に設けたが、中間転写ベルト7の継ぎ目を継ぎ目検知器により検知するようにしてもよいのはもちろんである。
【0070】
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施形態を図6に基づいて説明する。
【0071】
本実施形態では、LSU1の駆動モータ22の立ち上がり時間を測定し、かつ、その時間を記憶手段(不揮発性メモリ等)内に適時記憶することにより、LSU1の駆動モータ22の立ち上げ時間Tを固定値として扱うことなく、上記記憶手段に記憶されている記憶内容値に応じて駆動モータ22の立ち上げ時間Tを制御するようにしている。
【0072】
具体的には、LSU1の駆動モータ22の立ち上がり時間Tには個体固有のばらつきがある。すなわち、画像形成装置Xごとに達成可能なファーストプリント時間に差がある。また、駆動モータ22の立ち上がり時間Tは、回転軸23の軸受けなどの経時的な劣化が起因して、次第に増加する傾向にある。これらを吸収して、その時点で常に最速のファーストプリント時間を実現する上で、記憶手段に記憶されている記憶内容値に応じて駆動モータ22の立ち上げ時間Tを制御するものである。この場合、LSU1の駆動モータ22の立ち上げ時間Tを、上述した図3のCPU28のタイマー割り込み処理のタイミングチャートに基づいて毎回の印字起動時に測定しておき、条件によって上記駆動モータ22の立ち上げ時間Tを不揮発性の記憶手段(記憶RAM29)に記憶させ、記憶内容に応じて印字終了後の感光体ベルト2の停止位置を制御するようにCPU28を構成する。
【0073】
すなわち、上述した図4に示すフローチャートのステップST11で、印字指示がなく、画像形成装置Xの停止処理を行った後、図6のフローチャートのステップST16において、印字開始時に測定した今回の駆動モータ22の立ち上がり時間T´と記憶RAM29内に記憶されている前回の駆動モータ22の立ち上がり時間Tとを比較する。そして、今回の駆動モータ22の立ち上がり時間T´の方が大きくなっている場合には、ステップST17において、記憶RAM29の内容を今回の駆動モータ22の立ち上がり時間T´に置換し、ステップST18で、本値をもって感光体ベルト2の停止位置を決定した後、上述した図4のステップST12に進む。
【0074】
このように制御することで、経時的な変化によって今回の駆動モータ22の立ち上がり時間Tが徐々に長くなっても、それに応じて、印字待機時の感光体ベルト2の停止位置が徐々に変化して、常にその時点での最速のファーストプリント時間を実現することができる。
【0075】
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
【0076】
この実施形態では、駆動モータ22の立ち上がり時間Tに使用するCPU28のタイマーの割り込み優先順位を、他の処理に影響を与えないように、優先順位を落としてCPU28を構成している。この場合、測定値の実精度としては20〜30msec程度となった。これらを考慮して本実施例では、図6のステップST16の処理を次のように改良している。
【0077】
すなわち、記憶RAM29の内容の更新は、現時点での駆動モータ22の立ち上がり時間Tが記憶RAM29内の時間より30msec大きくなった場合にのみ更新し、かつ、更新内容は駆動モータ22の立ち上がり時間Tに30msecを加えた値とする。
【0078】
これにより、停止位置に常にマージンを与えることができ、立ち上げ時間測定の測定値のばらつきを吸収することができる。
【0079】
<第4の実施の形態>
次に、本発明の第4の実施形態を図7に基づいて説明する。
【0080】
本実施形態は、LSU1の駆動モータ22の立ち上がり時間が環境温度に左右されることに着目している。
【0081】
すなわち、本実施形態では、環境温度が低ければ駆動モータ22の立ち上がり時間は長くなるため、装置停止位置を通常よりも手前にする必要が生じてくる。さらに言えば、駆動モータ22の回転軸23の軸受けの温度に強く依存することが判明している。
【0082】
図7には、環境温度に対する駆動モータ22の立ち上がり時間Tの測定値を示している。図1に示すように、環境温度測定には負特性のサーミスタ41(温度検知手段)が用いられ、このサーミスタ41は、LSU1のユニット内部に設置されている。さらに、回転軸23の軸受けの温度を測定には、赤外線により非接触で温度を検知する光走査系温度検知手段としての非接触型のサーモパイル(図示せず)が用いられている。いずれの検知方法においても、温度を5°Cずつのエリアで区切り、各温度エリアに対応した駆動モータ22の立ち上がり時間Tを必要に応じて記憶RAM29へ格納し、その時間Tの値に基づいて、感光体ベルト2の停止位置を制御している。
【0083】
より具体的には、温度エリアは5°Cから10°C、11°C〜15°C、以下5°C刻みで設定している。また、記憶RAM29への書き込み値には各エリアで必ず本発明の目的が保証されるように補正値を加味している。これにより、環境温度変化に対応し、かつ、経時的な劣化などによる駆動モータ22の立ち上げ時間Tの増加に対応することができる。
【0084】
ここで、本実施形態の制御シーケンスを図8のフローチャートに基づいて説明する。
【0085】
上述した図4に示すフローチャートのステップST11で、印字指示がなく、画像形成装置Xの停止処理を行った後、図8のフローチャートのステップST19において、画像形成装置Xの停止を行うまでにサーミスタ41で測定される環境温度に対応する前回までの駆動モータ22の立ち上げ時間Tの平均値を記憶RAM29より読み出し、ステップST20で、今回の印字開始時に測定した駆動モータ22の立ち上げ時間Tと比較して測定値のばらつきおよび温度エリアにおける補正値αを加味して比較する。その後、上記ステップST20で比較した結果、記憶RAM29への書き換えが必要となる場合は、ステップST21において、記憶RAM29の温度エリアに対応した場所を書き換える。そして、ステップST22において、今回の駆動モータ22の立ち上がり時間Tに置換し、上述した図4のステップST12に進んで、今回の駆動モータ22の立ち上げ時間Tをもって感光体ベルト2の停止位置を制御する。
【0086】
なお、本実施形態では、LSU1内にサーミスタを設けたが、画像形成装置X内に設けて、装置内の温度を検出し、間接的にLSU1の温度を測定してもよい。
【0087】
<第5の実施の形態>
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
【0088】
本実施形態は、印字待機時に感光体ベルト2の周動を行って停止位置を変化させる制御を行うようにしている。
【0089】
すなわち、本実施形態では、印字待機時にも上記環境温度の測定を行っておき、現在の停止位置では立ち上がり後すぐに画像形成を行うことができなくなる場合、つまり駆動モータ22の立ち上がりが前回印字時のその時間より長くなると判定できる場合、および逆により時間が短くなると判定できる場合に、印字待機時に感光体ベルト2の周動を行って停止位置を変化させる制御を行っている。
【0090】
これにより、例えば、長時間放置時におけるLSU1の駆動モータ22の温度低下による駆動モータ22の初期の立ち上がり時間の増加の問題を克服することができる。
【0091】
なお、上記判定および感光体ベルト2の停止位置の変更は逐次行う必要はなく、任意の期間ごとに行えばよい。例えば本実施形態では、停止後30分経過した後に低電力モードに入るため、10分おきに判定を行うようにした。低電力復帰後は画像形成装置Xの印字準備のためのウォーミングアップ動作が入るため、上記ウォーミングアップ動作終了時に改めて感光体ベルト2の停止位置を制御すればよい。
【0092】
<第6の実施の形態>
次に、本発明の第6の実施形態を図9に基づいて説明する。
【0093】
この実施形態では、図9に示すように、ブラック(BK)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色トナーによるタンデム中間転写方式の画像形成装置X´を構成している。この画像形成装置X´は、潜像された静電画像を可視画像化する第1〜第4の画像形成ステーションS5〜S8と、各ステーションごとに色の異なるトナー(ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)を収容する現像器50a〜50dと、各ステーションS5〜S8ごとに設けられた各色の像担持体としての感光体ドラム51,…と、この各感光体ドラム51に対し摺接するように左右一対の搬送ローラ52a,52a間に掛け渡された像担持体としての中間転写ベルト52と、この中間転写ベルト52上に設けられ、画像形成を避けなければならないベルト生成上の継ぎ目53と、この継ぎ目53を検知するための手段である継ぎ目検知器54とを備えている。各ステーションS5〜S8のLSU55には、図示しないが安定回転までに時間を要する回転多面鏡の駆動モータが設けられている。上記各ステーションS5〜S8のLSU55,…は同じ仕様であるものの、各々のLSU55の駆動モータの立ち上がり時間には差が生じている。各LSU55の内部には、そのLSU55内の温度をそれぞれ個別に直接的に検知する光走査系温度検知手段としての温度検出器56,…が設けられている。なお、画像形成装置X´内に温度検出器を設置し、画像形成装置X´内の温度を検出することによって間接的に各LSUの概略温度を測定するようにしてもよい。
【0094】
画像形成装置X´の印字待機状態中に印字開始を受けたとき、4つのLSU55,…を同時に駆動開始させ、各ステーションS5〜S8のLSU55の駆動モータが立ち上がってから後に、中間転写ベルト52上の継ぎ目53を避けて画像形成しなければならないことから、各LSU55の駆動モータの立ち上がり時間を各々測定する制御系としてのCPU(図示せず)、具体的には4つのCPUタイマーを用いることによって、各ステーションS5〜S8のLSU55,…を同時に駆動開始した時点から、最も立ち上がり時間が遅くなるLSU55の駆動モータの立ち上げ終了時点までの時間を測定し、その測定時間に基づいて、中間転写ベルト52の停止位置を制御することで、次回印字指示時には、最も立ち上がり時間が遅くなるLSU55の駆動モータの立ち上げ完了時点で、すぐさま印字開始(潜像開始)することが可能となるため、ファーストプリント時間を最小とすることができる。
【0095】
<第7の実施の形態>
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。
【0096】
本実施形態では、上記第6の実施形態において、時間測定のために4つCPUタイマーを必要とし、4つのLSU55を同時に駆動開始させたとき、瞬間的な電源電圧の降下が生じ、他に影響を与えることが問題となったために以下のように制御方法を改良している。
【0097】
すなわち、LSU55は4つ同時ではなく、少し時間をずらして順次立ち上げるようにしている。そして、時間測定用のCPUのタイマーは1つのみとし、タイマーのクリアタイミングは一番初めに立ち上げるLSU55を駆動開始時点とし、計測終了のタイミングは4つ目のLSU55の立ち上がり時間としている。4つのLSU55の立ち上がり時間はばらつきがあるものの、そのばらつき以上の時間差をもって順次立ち上げることによって、立ち上げた順に立ち上がり処理終了が保証されるため、測定用タイマー1つでCPUを構成することができる。そして、この測定値に基づいて中間転写ベルト52の停止位置を制御することで、時間差を設けて4つのLSU55のく動モータを立ち上げ処理していく場合においても、すべての駆動モータの立ち上げに要する時間を測定して記憶することで、
4つのLSU55,…を備えた画像形成装置X´に対してもファーストプリント時間の短縮を図ることができる。
【0098】
さらに、立ち上げた順に立ち上がり処理が終了することが保証されるため、一定時間おきに4つのLSU55,…を立ち上げた場合には、最終に立ち上げるLSUの立ち上がり時間を測定するだけで十分となる。
【0099】
したがって、4つのLSU55,…の内、最も使用頻度が高く経時的な立ち上がり時間の変化が顕著に遅くなるLSU55を備えたカラー画像形成装置ではブラック色に関係するLSU55を最後に立ち上げるようにし、その立ち上がり時間に応じて中間転写ベルト52の停止位置を制御することができる。
【0100】
また、あるLSU55のみ他のLSU55と比較して初期的に立ち上がり時間が長くなるような場合、たとえば前述のブラック用のLSU55に対して経時変化による立ち上がり時間の増加を防ぐため、あるいは寿命を延ばすために、構造上の対策を講じる場合などは、そのLSU55の駆動モータを最後に立ち上げ処理しその駆動モータの立ち上がり時間に応じて中間転写ベルト52の停止位置を制御して、常に所望のファーストプリントを実現させることができることになる。
【0101】
以上、説明したように、画像形成装置X´においてLSU55の駆動モータの立ち上げ時間を測定しその測定値をCPUへ関連付けることにより、印字開始のための画像形成装置X´の駆動開始時点から画像形成開始時までに、立ち上げ処理時間を最も必要とするLSU55の駆動モータの立ち上げ処理を終了させ、かつ、印字開始時点から画像形成開始までの時間を最小となるように制御することができる。さらに、中間転写ベルト52などの無駄な周動も抑えることができる。
【0102】
【発明の効果】
以上のように、光走査系の駆動モータの立ち上がり時間に応じて像担持体の停止位置を制御系によって制御することで、重ね合わせ転写の必要な画像形成装置、または像担持体上に継ぎ目のある場合に、光走査系の駆動モータの立ち上がり時間に基づいて像担持体の停止位置を制御し、駆動モータの立ち上げ動作完了タイミングと像担持体の画像形成開始タイミングを調整することによって、所望するファーストプリント時間を得ることができる。しかも、光走査系の駆動モータの立ち上がり時間の個体ばらつきを制御系によって吸収し、個々の画像形成装置で最短時間のファーストプリントを実現することができる。
【0103】
特に、駆動モータの立ち上がりの測定時間と、記憶手段に記憶した前回までの駆動モータの立ち上がり時間とが異なっているときに、前回までの駆動モータの立ち上がり時間に応じて像担持体の停止位置を制御することで、駆動モータの経時劣化や回転多面鏡を支持する軸受け等の経時磨耗等による劣化に伴って記憶手段による駆動モータの立ち上がり時間の記憶内容を適時更新し、経時において常にその時点での最短のファーストプリント時間を得ることができる。しかも、駆動モータの立ち上がり時間の測定精度等によるばらつきを考慮して記憶手段の記憶内容の変更するか否かを判断することで、記憶する時間値にあるマージンを持たせて、立ち上げ終了後に像担持体の所定位置に像担持体を停止することができ、安全にファーストプリント時間の短縮を実現させることができる。
【0104】
特に、装置内温度検知手段により検知した画像形成装置内の温度に基づいて光走査系の駆動モータの立ち上がり時間に応じた像担持体の停止位置の制御を補正することで、駆動モータの立ち上がり時間を予測することができる。しかも、環境温度によって変動する光走査系の駆動モータの立ち上がり時間に対して像担持体の停止位置を変化させることができ、低温環境下においてもその環境で最高速度のファーストプリントを実現することができる。また、温度領域に幅を持たせ、記憶手段に記憶する値にあるマージンを持たせることで、記憶容量を小さくしつつ、所望するファーストプリン卜時間を実現させることができる。
【0105】
特に、光走査系温度検知手段により直接あるいは間接的に検知した光走査系の検知温度に基づいて像担持体の停止位置を制御することで、光走査系の温度を測定し、さらに精度よく駆動モータの立ち上がり時間を予測することができる。
【0106】
特に、温度検知手段により検知した装置本体待機時の装置本体内温度あるいは光走査系の温度に基づいて像担持体の駆動系を周動させて像担持体の停止位置を移動させることで、前回の画像形成終了後に次回の画像形成時に要する駆動モータ立ち上げ時間が変化したと計算されれば、像担持体の停止位置を変化させて次回のファーストプリント時間を最短にすることができる。
【0107】
特に、画像形成停止状態からの画像形成開始後に位置検知手段によって像担持体上の所定位置を検知するまでに要する検知時間を、画像形成開始から光走査系の駆動モータの立ち上がり時間よりも小さく設定することで、駆動モータの立ち上げ完了時点までに画像データの処理を行える上、駆動モータの立ち上げ完了後にすぐに画像形成の処理を行えて、ファーストプリント時間を効率よく稼ぐことができる。
【0108】
特に、2つ以上の光走査系の駆動モータの立ち上がり時間を個々に測定し、最も立ち上がりの遅い黒色などの光走査系の駆動モータの立ち上がり時間に基づいて像担持体の停止位置を制御することで、簡単な計算を行って像担持体を停止する位置を決定し、次回画像形成時のファーストプリント時間を常に最速とすることができる。
【0109】
特に、複数の光走査系の駆動モータを順次立ち上げるときにすべての駆動モータの立ち上げ時間に基づいて像担持体の停止位置を制御することで、時間差を設けて複数の光走査系を立ち上げ処理していく場合にも、常に最速のファーストプリント時間を実現することができる。また、最初に駆動開始する光走査系の駆動モータの立ち上げ開始時点にて測定を開始し、最後に駆動開始した光走査系の駆動モータの立ち上げ完了時点で測定を終了することで、複数の光走査系のすべての駆動モータの立ち上げ時間の測定を単一の制御系によって測定することができる。
【0110】
特に、複数の光走査系を順次立ち上げるときに最後に立ち上げる光走査系の駆動モータの立ち上がり時間に基づいて像担持体の停止位置を制御することで、順次駆動モータを立ち上げても立ち上げた順に立ち上げ終了するためにばらつきを無視でき、最後に立ち上げた光走査系の立ち上がり時間に基づいて像担持体の停止位置を制御することができる。
【0111】
特に、最も立ち上がり時間を要する光走査系の駆動モータを最後に立ち上げ、その駆動モータの立ち上がり時間に基づいて像担持体の停止位置を制御することで、立ち上がり時間の最も必要な駆動モータの立ち上げ時間を測定することのみで、像担持体の停止位置を変化させて常に所望のファーストプリントを実現させることができる。
【0112】
これに対し、最も使用頻度が多い黒色などの光走査系の駆動モータを最後に立ち上げ、その駆動モータの立ち上がり時間に基づいて像担持体の停止位置を制御することで、使用頻度の多いために経時的な立ち上がり時間の増加を予想できる光走査系を最後に立ち上げて、像担持体の停止位置を変化させ常に所望のファーストプリントを実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる画像形成装置の概略構成図である。
【図2】同じく画像形成装置の各構成要件を示すブロック構成図である。
【図3】(a)は同じくCPUのメイン処理部での制御の流れを示すフローチャート図である。(b)は同じくCPUのタイマー処理部での制御の流れを示すフローチャート図である。
【図4】(a)は同じくCPUの画像形成装置の駆動処理部での制御の流れを示すフローチャート図である。(b)は同じくCPUの位置検知処理部での制御の流れを示すフローチャート図である。
【図5】同じくCPUの画像形成装置の駆動処理部での制御および位置検知処理部での制御の流れを示すタイミングチャート図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係わるCPUの制御シーケンスを図4(b)のステップST11とステップST12との間に挿入して説明するフローチャート図である。
【図7】本発明の第4の実施形態に係わるCPUの制御シーケンスにおいて環境温度に対する駆動モータ22の立ち上がり時間Tの測定値の特性を示す特性図である。
【図8】同じくCPUの制御シーケンスを図4(b)のステップST11とステップST12との間に挿入して説明するフローチャート図である。
【図9】本発明の第6の実施形態に係わる画像形成装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1,55 LSU(光走査系)
2 感光体ベルト(像担持体)
7,52 中間転写ベルト(像担持体)
21 ポリゴンミラー(回転多面鏡)
22 駆動モータ
24 半導体レーザー(光源)
28 CPU(制御系)
29 RAM(記憶手段)
41 サーミスタ(温度検知手段)
56 温度検出器(光走査系温度検知手段)
X,X´ 画像形成装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an image forming apparatus using a drive motor that requires a rise time until stable rotation as a drive unit of an optical scanning system.
[0002]
[Prior art]
In general, an image forming apparatus scans a photosensitive member with a light beam such as a laser beam modulated by an electric signal, thereby forming a desired electrostatic image on the photosensitive member and statically using a developer such as toner. It is known that an electric image is developed and a print image can be formed by transferring it to a final transfer medium.
[0003]
In the optical scanning system of this image forming apparatus, a method is generally used in which a rotary polygon mirror (polygon mirror) or the like is rotated by a drive motor to deflect a laser beam irradiated to the rotary polygon mirror.
[0004]
Further, when image formation is performed while avoiding the position of a joint where normal image formation is impossible on the image carrier, a startup operation is performed to stably rotate the drive motor of the rotary polygon mirror after the print start instruction, and The latent image must be started after the position detecting means detects the position of the joint of the image carrier. Therefore, in such an image forming apparatus, it is necessary to shorten the time (first print time) required from the start of printing until the first image is obtained.
[0005]
Therefore, as an image forming apparatus, for example, as disclosed in JP-A-1-267668, an endlessly movable image carrier is used, and the rotation speed when the optical scanning system is started up is detected by an encoder or the like. Some of them are detected by means and controlled to start the peripheral movement of the image carrier as soon as a predetermined speed is reached. Further, the rotation of the image carrier is started when a predetermined time elapses after the start-up operation of the drive motor of the optical scanning system is disclosed.
[0006]
In other image forming apparatuses, as disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 8-65466, based on a scanning start time of a reading unit that reads a document and a predetermined time required for a drive motor of an optical scanning system to rise. Thus, the driving start timing of the optical scanning system is determined and the driving motor of the optical scanning system is rotated, and control is performed so as to start image formation at the same time as the start-up of the driving motor is completed. Further, the image forming is started by controlling the drive motor to start up at or before the time when the reading data processing becomes possible after the scanning of the reading means starts.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, it is easy to use an image carrier having a seam from the viewpoint of cost. In this case, in order to perform image formation while avoiding a seam position where normal image formation is impossible, the position of the seam is directly set. Alternatively, it is necessary to provide a means for detecting indirectly. Even in the case where there is no seam, in an image forming apparatus that obtains a color image by a plurality of times of superposition transfer, it is necessary to provide a detection unit that detects a predetermined position of the image carrier to perform color superposition with high accuracy.
[0008]
In such an image forming apparatus, after completion of the start-up of the drive motor of the optical scanning system, image formation must be started after detecting a predetermined position of the image carrier at least once, and the rise time of the drive motor The first print time was influenced by.
[0009]
For example, when the process speed is 85 mm / sec (surface speed of the image carrier) and the dot density is 600 DPI, the rotational speed of the 6-sided rotary polygon mirror is about 20079 rpm. At this time, the rise time of the drive motor of the rotary polygon mirror (the time required for stable rotation) was 3.5 to 4 seconds. However, the rise time of the drive motor varies greatly depending on the environmental temperature, and the rise time increases if the environmental temperature is low. (6-8 seconds at 10 ° C. or lower). Furthermore, if the process speed is increased, the required number of rotations of the drive motor is increased, so that the rise time is increased. In this respect, the drive motor has been devised to shorten the rise time, but it consumes a large amount of current during start-up, resulting in an increase in the amount of heat generated, and noise and vibration of the drive motor during start-up. The new problem of becoming will also arise.
[0010]
In the above-mentioned publication for such a problem, the rotational speed of the drive motor at the time of start-up is measured, the time that the drive motor will rise is predicted, and the peripheral movement of the image carrier is started. In order to reduce wasted time on the sequence. Alternatively, a control sequence is constructed in advance with the rising time of the drive motor of the optical scanning system as a fixed value.
[0011]
However, in order to measure the speed of the drive motor, an apparatus such as an encoder is required, and the rise time of the drive motor increases in a low temperature environment. Therefore, a control sequence must be constructed in consideration of these factors.
[0012]
The present invention has been made in view of such points, and the object of the present invention is to maximize the time (first print time) from the image formation command to the end of image formation with a simpler mechanism and easy control. An object of the present invention is to provide an image forming apparatus that can be shortened to the limit.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention has an optical scanning system for deflecting a light beam emitted from a light source by irradiating a rotary polygon mirror, and the light beam deflected by the optical scanning system is used on the image carrier. Assuming an image forming apparatus in which an image image is latently formed and forming an image on a final recording medium, the optical scanning system includes a drive motor for rotating a rotary polygon mirror, and a stop state of the drive motor. A control system is provided for measuring the rise time until a stable rotation state is reached. The control system controls the stop position of the image carrier according to the measured rise time of the drive motor.
[0014]
Due to this specific matter, when there is an image forming apparatus that requires superimposing transfer, or when there is a seam on the image carrier that makes normal image formation impossible, the drive motor of the optical scanning system at the next image formation The start-up operation completion timing and the image formation start timing at a desired predetermined position of the image carrier are adjusted so as to avoid a place (seam) where image formation is impossible. Therefore, by controlling the stop position of the image carrier based on the rise time of the drive motor of the optical scanning system and adjusting the start-up operation completion timing of the drive motor and the image formation start timing of the image carrier, a desired first Print time can be obtained.
[0015]
Furthermore, the individual variations in the rise time of the drive motor of the optical scanning system are absorbed by the control system, and it becomes possible to realize the first print with the shortest time in each image forming apparatus.
[0016]
In particular, the following configuration is listed as one that can safely shorten the first print time.
[0017]
In other words, storage means for storing the drive motor rise time measured until the previous time is provided, and the drive system rise time is measured by the control system, and the measurement time and the previous drive stored in the storage means are measured. When the rise time of the motor is different, it is determined whether or not the stored contents are updated, and the stop position of the image carrier is controlled according to the rise time of the drive motor up to the previous time.
[0018]
Even if the time required to start up the drive motor increases due to the deterioration of the drive motor over time or the wear of the bearings that support the rotary polygon mirror, etc. due to this specific matter, the rise time of the drive motor by the storage means By updating the stored contents in a timely manner, it is possible to always obtain the shortest first print time at that point in time.
[0019]
In addition, it is possible to provide a margin for the stored time value by determining whether or not to change the storage contents of the storage means in consideration of variations due to the measurement accuracy of the rise time of the drive motor. For this reason, even if the startup time varies every time, the image carrier can be stopped at a predetermined position on the image carrier where image formation can be performed after completion of the startup, and the first print time can be safely reduced. Can be realized.
[0020]
In particular, the following configuration is listed as a method for predicting the rise time of the drive motor.
[0021]
In other words, an in-apparatus temperature detecting means for detecting the temperature in the image forming apparatus is provided, and an image corresponding to the rise time of the drive motor of the optical scanning system based on the temperature detected by the in-apparatus temperature detecting means by the control system. The control of the stop position of the carrier is corrected.
[0022]
Due to this specific matter, the temperature in the image forming apparatus is detected, so that the rise time of the drive motor can be predicted.
[0023]
In addition, the stop position of the image carrier can be changed with respect to the rise time of the optical scanning system drive motor that varies depending on the ambient temperature. For example, even in a low temperature environment where the rise time is long, it is the highest in that environment. It becomes possible to realize the first print of the speed.
[0024]
In addition, the storage capacity can be increased by giving a margin to the value stored in the storage means (rising time of the drive motor) by giving the temperature region a width, for example, changing the storage location in increments of 3 ° C. The desired first printing time can be realized while reducing the size.
[0025]
In particular, the following configuration is listed as a means for predicting the rise time of the drive motor with higher accuracy.
[0026]
That is, an optical scanning system temperature detecting means for directly or indirectly detecting the temperature of the optical scanning system is provided, and the stop position of the image carrier is determined by the control system based on the temperature detected by the optical scanning system temperature detecting means. I try to control it.
[0027]
Due to this particular matter, the temperature of the direct optical scanning system is measured, so that it is possible to predict the rise time of the drive motor with higher accuracy.
[0028]
In particular, the following configuration is listed as a means for minimizing the next first print time.
[0029]
In other words, temperature detection means for detecting the temperature inside the apparatus main body or the temperature of the optical scanning system during standby of the apparatus main body is provided, and the drive system of the image carrier is rotated by the control system based on the temperature detected by the temperature detection means. By moving, the stop position of the image carrier is moved.
[0030]
Due to this specific matter, when it is calculated that the drive motor start-up time required for the next image formation at the time of stoppage changes compared to the drive motor start-up time that was used when the device was stopped after the end of the previous image formation. The next first print time can be minimized by changing the stop position of the image carrier.
[0031]
In particular, the following configuration is listed as a means for efficiently obtaining the first print time.
[0032]
In other words, a position detection unit that detects a predetermined position on the image carrier is provided, and the detection time required to detect the predetermined position on the image carrier by the position detection unit after the start of image formation from the image formation stop state It is set to be shorter than the rise time of the drive motor of the optical scanning system from the start of formation.
[0033]
This specific matter makes it possible to know the desired image forming position of the image carrier during the drive motor startup process, and prepares to output image data to the optical scanning system by the time when the drive motor startup is completed. In addition, the image forming process can be performed immediately after the start-up of the drive motor, and the first print time can be efficiently obtained.
[0034]
In particular, in the case where a plurality of optical scanning systems are provided, the following configuration is listed as a means that the next first print time can always be the fastest.
[0035]
In other words, two or more optical scanning systems in which an image is formed by toners of a plurality of colors and a control system that individually measures the rising times of the drive motors of these optical scanning systems are provided. The stop position of the image carrier is controlled based on the slow rise time of the drive motor.
[0036]
By this particular matter, even when there are a plurality of optical scanning systems, pay attention to the driving motor of the optical scanning system with the slowest rise time, and perform a simple calculation to determine the position to stop the image carrier The first print time at the next image formation can always be the fastest. For example, in a color printer, since the frequency of use of black increases, the rise time of the drive motor of the optical scanning system that latently images a black image becomes slower than the drive motors of other optical scanning systems due to the use over time. Therefore, even in such a case, the apparatus can be operated with the fastest first print time that can be realized at that time.
[0037]
In particular, in the case where a plurality of optical scanning system drive motors are sequentially started up, the following configuration is listed as one that can always achieve the fastest first print time.
[0038]
In other words, the control system measures the time until all the drive motors start up when sequentially starting the drive motors of the plurality of optical scanning systems, and controls the stop position of the image carrier based on the measurement time. ing.
[0039]
Due to this specific matter, even when multiple optical scanning systems are started up with a time difference, the time required to start up all the optical scanning system drive motors is measured and stored, so that it is always the fastest. It is possible to realize the first print time.
[0040]
In addition, the measurement is started at the start of start-up of the optical scanning system drive motor that starts driving first, and the measurement is completed when the start-up of the optical scanning system drive motor that starts driving last is completed. It is possible to measure the time until all the drive motors of the optical scanning system start up by a single control system.
[0041]
In particular, in the case where a plurality of optical scanning systems are sequentially started up, the following configuration is listed as one that can control the stop position of the image carrier.
[0042]
That is, the control system measures the rising time of the driving motor of the optical scanning system that is activated last when the optical scanning systems are sequentially activated, and controls the stop position of the image carrier based on the measurement time. I am doing so.
[0043]
Due to this specific matter, even if there are variations in the startup times of the plurality of optical scanning systems, in the case of sequential startup, the startup is completed in the order of startup, and thus the variation can be ignored. Therefore, it is possible to measure only the rising time of the optical scanning system that is last raised, and to control the stop position of the image carrier based on the measurement time.
[0044]
In particular, in the case where a plurality of optical scanning systems are sequentially started up, the following configurations are listed as those capable of always realizing a desired first print.
[0045]
In other words, the control system starts up the drive motor of the optical scanning system that requires the most rise time, measures the rise time of the drive motor, and controls the stop position of the image carrier based on the measurement time. ing.
[0046]
By this specific matter, the optical scanning system that requires the most rising time is started up last time, and the desired first print is always realized by changing the stop position of the image carrier only by measuring the rising time. It becomes possible. For example, in a color image forming apparatus, since only black is used frequently, the drive system of the optical scanning system is different from that of other colors in order to increase the durability. The first print can be easily shortened by paying attention only to the black optical scanning system, even if it becomes larger than that of the optical scanning system of the above color.
[0047]
On the other hand, the drive system of the optical scanning system that is used most frequently is finally started up by the control system, the rise time of the drive motor is measured, and the stop position of the image carrier is controlled based on the measurement time. In this case, the optical scanning system that is frequently used and expected to increase in rising time over time is started last, and the stop position of the image carrier is changed only by measuring this rising time. It is possible to always achieve a desired first print. For example, in a color image forming apparatus, since the frequency of use of black increases, it becomes possible to start up the optical scanning system for forming a black image last and perform the above control.
[0048]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0049]
<First Embodiment>
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of an image forming apparatus X according to the first embodiment of the present invention.
[0050]
In FIG. 1, in the image forming apparatus X, there is provided a
[0051]
The
[0052]
Below the
[0053]
The intermediate transfer belt 7 is in contact with the
[0054]
In the LSU 1, a
[0055]
As shown in FIG. 2, a PLL (phase control)
[0056]
The measurement of the start-up time of the
[0057]
The flowchart in FIG. 3A shows the flow of control in the main processing section of the
[0058]
By using the timer function of the
[0059]
4 and 5 are a control flowchart and a timing chart for explaining the embodiment of the present invention in more detail. Here, it is assumed that the startup time T of the
[0060]
First, a control example of the image forming apparatus X of the present invention will be described based on the flowchart of FIG.
[0061]
The flowchart of FIG. 4A shows the flow of control in the drive processing unit of the image forming apparatus X of the
[0062]
Thereafter, after a desired number of printing processes are performed in step ST10, if there is no next printing instruction in step ST11, the image forming apparatus X is stopped. Then, after performing the cleaning process of the
t = T0-T
In step ST13, the circumferential movement of the
[0063]
Further, the flowchart of FIG. 4B shows a control flow in the position detection processing unit of the
[0064]
In this way, by controlling the stop position of the
[0065]
Here, the flowcharts of FIGS. 4A and 4B will be described by rewriting the timing chart shown in FIG.
[0066]
As described above, when the elapsed time t from the detection time point of the joint 3 of the
[0067]
Therefore, in the present embodiment, a case will be described in which the circumferential lengths of the
T0 = 140π / 85 = 5174 msec
It becomes. The time T required to start up the
[0068]
As described above, in the image forming apparatus X, the start-up time of the
[0069]
In the present embodiment, the seam 3 and the
[0070]
<Second Embodiment>
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
[0071]
In the present embodiment, the rise time T of the
[0072]
Specifically, the rise time T of the
[0073]
That is, after there is no print instruction in step ST11 of the flowchart shown in FIG. 4 and the image forming apparatus X is stopped, the
[0074]
By controlling in this way, even if the current rise time T of the
[0075]
<Third Embodiment>
Next, a third embodiment of the present invention will be described.
[0076]
In this embodiment, the
[0077]
That is, the content of the
[0078]
As a result, a margin can always be given to the stop position, and variations in measurement values of the start-up time measurement can be absorbed.
[0079]
<Fourth embodiment>
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
[0080]
The present embodiment focuses on the rise time of the
[0081]
That is, in the present embodiment, if the environmental temperature is low, the rise time of the
[0082]
FIG. 7 shows measured values of the rise time T of the
[0083]
More specifically, the temperature area is set in increments of 5 ° C to 10 ° C, 11 ° C to 15 ° C, and the following 5 ° C. In addition, the correction value is added to the value written to the
[0084]
Here, the control sequence of this embodiment is demonstrated based on the flowchart of FIG.
[0085]
In step ST11 of the flowchart shown in FIG. 4 described above, after there is no print instruction and the stop process of the image forming apparatus X is performed, the
[0086]
Although the thermistor is provided in the LSU 1 in this embodiment, it may be provided in the image forming apparatus X to detect the temperature in the apparatus and indirectly measure the temperature of the LSU 1.
[0087]
<Fifth embodiment>
Next, a fifth embodiment of the present invention will be described.
[0088]
In the present embodiment, control for changing the stop position by rotating the
[0089]
That is, in the present embodiment, the environmental temperature is measured even during printing standby, and when the current stop position cannot form an image immediately after startup, that is, when the
[0090]
Thereby, for example, the problem of an increase in the initial rise time of the
[0091]
The determination and the change of the stop position of the
[0092]
<Sixth Embodiment>
Next, a sixth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
[0093]
In this embodiment, as shown in FIG. 9, a tandem intermediate transfer type image forming apparatus X ′ using four color toners of black (BK), cyan (C), magenta (M), and yellow (Y) is configured. Yes. The image forming apparatus X ′ includes first to fourth image forming stations S5 to S8 that make a latent electrostatic image visible, and toners (black, cyan, magenta, yellow) having different colors for each station. ), Photosensitive drums 51,... As image carriers for the respective colors provided for the stations S5 to S8, and a pair of left and right so as to be in sliding contact with the photosensitive drums 51. An
[0094]
When the printing start is received during the printing standby state of the image forming apparatus X ′, the driving of the four
[0095]
<Seventh embodiment>
Next, a seventh embodiment of the present invention will be described.
[0096]
In the present embodiment, in the sixth embodiment, four CPU timers are required for time measurement, and when the four
[0097]
That is, the four
The first print time can also be shortened for the image forming apparatus X ′ having four
[0098]
Furthermore, since it is guaranteed that the start-up process is completed in the order of start-up, when four
[0099]
Therefore, among the four
[0100]
Also, when only one
[0101]
As described above, in the image forming apparatus X ′, the rise time of the drive motor of the
[0102]
【The invention's effect】
As described above, the stop position of the image carrier is controlled by the control system in accordance with the rise time of the drive motor of the optical scanning system, so that the seam is formed on the image forming apparatus or the image carrier that requires overlay transfer. In some cases, a desired position can be obtained by controlling the stop position of the image carrier based on the rise time of the drive motor of the optical scanning system, and adjusting the start-up operation completion timing of the drive motor and the image formation start timing of the image carrier. You can get first print time. In addition, individual variations in the rise time of the drive motor of the optical scanning system can be absorbed by the control system, and the first print with the shortest time can be realized in each image forming apparatus.
[0103]
In particular, when the measurement time of the drive motor rise is different from the previous drive motor rise time stored in the storage means, the stop position of the image carrier is determined according to the drive motor rise time up to the previous time. By controlling, the content of the rise time of the drive motor by the storage means is updated in a timely manner as the drive motor deteriorates over time or due to wear over time such as the bearing that supports the rotating polygon mirror. The shortest first print time can be obtained. In addition, by determining whether or not to change the storage contents of the storage means in consideration of variations due to measurement accuracy of the rise time of the drive motor, a margin for the stored time value is given, and after the start-up is completed The image carrier can be stopped at a predetermined position of the image carrier, and the first print time can be shortened safely.
[0104]
In particular, the rise time of the drive motor is corrected by correcting the control of the stop position of the image carrier in accordance with the rise time of the drive motor of the optical scanning system based on the temperature in the image forming apparatus detected by the temperature detection means in the apparatus. Can be predicted. Moreover, the stop position of the image carrier can be changed with respect to the rise time of the drive motor of the optical scanning system that fluctuates depending on the environmental temperature, and the fastest first print can be realized even in a low temperature environment. it can. Further, by providing a width in the temperature region and a margin in the value stored in the storage means, it is possible to realize a desired first printing time while reducing the storage capacity.
[0105]
In particular, by controlling the stop position of the image carrier based on the detected temperature of the optical scanning system detected directly or indirectly by the optical scanning system temperature detecting means, the temperature of the optical scanning system is measured, and the driving is performed with higher accuracy. The rise time of the motor can be predicted.
[0106]
In particular, by moving the drive system of the image carrier based on the temperature inside the device main body during standby or the temperature of the optical scanning system detected by the temperature detection means, the stop position of the image carrier is moved, so that the previous time If it is calculated that the drive motor start-up time required for the next image formation has changed after the end of the image formation, the next first print time can be minimized by changing the stop position of the image carrier.
[0107]
In particular, the detection time required from the start of image formation to the detection of a predetermined position on the image carrier by the position detector after the start of image formation is set to be smaller than the rise time of the optical scanning system drive motor from the start of image formation. As a result, the image data can be processed before the drive motor startup is completed, and the image formation process can be performed immediately after the drive motor startup is completed, so that the first print time can be efficiently obtained.
[0108]
In particular, the rise times of two or more optical scanning system drive motors are individually measured, and the stop position of the image carrier is controlled based on the rise time of the slowest rise of the black or other optical scanning system drive motor. Thus, a simple calculation is performed to determine the position where the image carrier is stopped, and the first print time at the next image formation can always be the fastest.
[0109]
In particular, when the drive motors of a plurality of optical scanning systems are started up sequentially, the stop positions of the image carrier are controlled based on the startup times of all the drive motors, so that a plurality of optical scanning systems are started up with a time difference. The fastest first print time can always be realized even in the case of the finishing process. In addition, the measurement is started at the start of start-up of the optical scanning system drive motor that starts driving first, and the measurement is completed when the start-up of the optical scanning system drive motor that starts driving last is completed. Measurement of the start-up time of all the drive motors in the optical scanning system can be measured by a single control system.
[0110]
In particular, when a plurality of optical scanning systems are sequentially started up, the stop position of the image carrier is controlled based on the rising time of the driving motor of the optical scanning system that is started up last, so that even if the driving motors are started up sequentially, Since the start-up is completed in the ascending order, the variation can be ignored, and the stop position of the image carrier can be controlled based on the last rise time of the optical scanning system.
[0111]
In particular, the drive motor of the optical scanning system that requires the most rise time is started last, and the stop position of the image carrier is controlled based on the rise time of the drive motor, so that the drive motor that requires the most rise time is started. Only by measuring the raising time, the desired first print can always be realized by changing the stop position of the image carrier.
[0112]
On the other hand, the drive motor of the optical scanning system such as black that is most frequently used is started up lastly, and the stop position of the image carrier is controlled based on the rise time of the drive motor, so the use frequency is high. In addition, the optical scanning system capable of predicting an increase in the rise time with time can be started last, and the stop position of the image carrier can be changed to always realize a desired first print.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of an image forming apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a block configuration diagram showing each component of the image forming apparatus.
FIG. 3A is a flowchart showing a control flow in the main processing unit of the CPU. (B) is a flowchart figure which similarly shows the flow of control in the timer process part of CPU.
FIG. 4A is a flowchart showing the flow of control in the drive processing unit of the image forming apparatus of the CPU. (B) is a flowchart figure which similarly shows the flow of control in the position detection process part of CPU.
FIG. 5 is a timing chart showing a flow of control in the drive processing unit and control in the position detection processing unit of the image forming apparatus of the CPU.
FIG. 6 is a flowchart for explaining a CPU control sequence according to the second embodiment of the present invention by inserting it between step ST11 and step ST12 of FIG. 4B.
FIG. 7 is a characteristic diagram illustrating a characteristic of a measured value of a rise time T of a
FIG. 8 is a flowchart for explaining a CPU control sequence similarly inserted between step ST11 and step ST12 in FIG. 4B.
FIG. 9 is a schematic configuration diagram of an image forming apparatus according to a sixth embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1,55 LSU (optical scanning system)
2 Photosensitive belt (image carrier)
7,52 Intermediate transfer belt (image carrier)
21 Polygon mirror (rotating polygon mirror)
22 Drive motor
24 Semiconductor laser (light source)
28 CPU (control system)
29 RAM (storage means)
41 Thermistor (temperature detection means)
56 Temperature detector (optical scanning system temperature detection means)
X, X 'image forming apparatus
Claims (11)
上記光走査系は、
回転多面鏡を回転させる駆動モータと、
この駆動モータの停止状態から安定回転状態となるまでの立ち上がり時間を測定する制御系を備え、
上記制御系は、その測定された駆動モータの立ち上がり時間に応じて像担持体の停止位置を制御するようになされていることを特徴とする画像形成装置。An optical scanning system that deflects the light beam emitted from the light source by irradiating the rotary polygon mirror, and a latent image is formed on the image carrier by the light beam deflected by the optical scanning system, and the final recording medium In an image forming apparatus configured to perform image formation on
The optical scanning system is
A drive motor for rotating the rotary polygon mirror;
With a control system that measures the rise time from the stop state of this drive motor to the stable rotation state,
The image forming apparatus, wherein the control system controls a stop position of the image carrier in accordance with the measured rise time of the drive motor.
前回までに測定された駆動モータの立ち上がり時間を記憶する記憶手段を備え、
制御系は、駆動モータの立ち上がり時間を測定し、その測定時間と、上記記憶手段に記憶された前回までの駆動モータの立ち上がり時間とが異なっているときに、記憶内容を更新するか否かを判断し、前回までの駆動モータの立ち上がり時間に応じて像担持体の停止位置を制御するようになされていることを特徴とする請求項1に属する画像形成装置。In the image forming apparatus according to claim 1,
Comprising storage means for storing the rise time of the drive motor measured up to the previous time,
The control system measures the rise time of the drive motor. 2. The image forming apparatus according to claim 1, wherein the stop position of the image carrier is controlled in accordance with the determination and the rise time of the drive motor up to the previous time.
画像形成装置内の温度を検知する装置内温度検知手段を備え、
制御系は、上記装置内温度検知手段により検知された温度に基づいて、光走査系の駆動モータの立ち上がり時間に応じた像担持体の停止位置の制御を補正するようになされていることを特徴とする画像形成装置。In the image forming apparatus according to claim 1 or 2,
In-device temperature detection means for detecting the temperature in the image forming apparatus,
The control system is configured to correct the control of the stop position of the image carrier according to the rise time of the drive motor of the optical scanning system based on the temperature detected by the temperature detecting means in the apparatus. An image forming apparatus.
光走査系の温度を直接あるいは間接的に検知する光走査系温度検知手段を備え、
制御系は、上記光走査系温度検知手段により検知された温度に基づいて像担持体の停止位置を制御するようになされていることを特徴とする画像形成装置。In the image forming apparatus according to any one of claims 1 to 3,
Optical scanning system temperature detection means for directly or indirectly detecting the temperature of the optical scanning system,
An image forming apparatus, wherein the control system controls a stop position of the image carrier based on the temperature detected by the optical scanning system temperature detecting means.
装置本体の待機時に装置本体内温度あるいは光走査系の温度を検知する温度検知手段を備え、
制御系は、上記温度検知手段により検知された温度に基づいて像担持体の駆動系を周動させることにより該像担持体の停止位置を移動させるようになされていることを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 1, wherein:
Provided with temperature detecting means for detecting the temperature inside the apparatus main body or the temperature of the optical scanning system during standby of the apparatus main body,
The control system is configured to move the stop position of the image carrier by rotating the drive system of the image carrier based on the temperature detected by the temperature detecting means. apparatus.
像担持体上の所定位置を検知する位置検知手段を備え、
画像形成停止状態からの画像形成開始後に位置検知手段によって像担持体上の所定位置を検知するまでに要する検知時間が、画像形成開始から光走査系の駆動モータの立ち上がり時間よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする画像形成装置。In the image forming apparatus according to any one of claims 1 to 5,
A position detecting means for detecting a predetermined position on the image carrier,
The detection time required until the position detection unit detects a predetermined position on the image carrier after the start of image formation from the image formation stop state is made shorter than the rise time of the optical scanning system drive motor from the start of image formation. An image forming apparatus that is set.
複数色のトナーにより画像形成がなされる2つ以上の光走査系と、
これらの光走査系の駆動モータの立ち上がり時間を個々に測定する制御系とを備え、
この制御系は、最も立ち上がりの遅い駆動モータの立ち上がり時間に基づいて像担持体の停止位置を制御するようになされていることを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to any one of claims 1 to 6,
Two or more optical scanning systems on which an image is formed by a plurality of color toners;
A control system that individually measures the rise time of the drive motor of these optical scanning systems,
This control system controls the stop position of the image carrier on the basis of the rise time of the drive motor having the slowest rise.
制御系は、複数の光走査系の駆動モータを順次立ち上げるときにすべての駆動モータが立ち上がるまでの時間を測定し、その測定時間に基づいて像担持体の停止位置を制御するようになされていることを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 7, wherein
The control system measures the time until all the drive motors start up when the drive motors of the plurality of optical scanning systems are started up sequentially, and controls the stop position of the image carrier based on the measurement time. An image forming apparatus.
制御系は、複数の光走査系を順次立ち上げるときに最後に立ち上げられる光走査系の駆動モータの立ち上がり時間を測定し、その測定時間に基づいて像担持体の停止位置を制御するようになされていることを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to any one of claims 1 to 6,
The control system measures the rise time of the drive motor of the optical scanning system that is activated last when the plurality of optical scanning systems are sequentially activated, and controls the stop position of the image carrier based on the measurement time. An image forming apparatus characterized by being made.
制御系は、最も立ち上がり時間を要する光走査系の駆動モータを最後に立ち上げてその駆動モータの立ち上がり時間を測定し、その測定時間に基づいて像担持体の停止位置を制御するようになされていることを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 9, wherein
The control system is configured to start up the drive motor of the optical scanning system that requires the most rise time, measure the rise time of the drive motor, and control the stop position of the image carrier based on the measurement time. An image forming apparatus.
制御系は、最も使用頻度が多い光走査系の駆動モータを最後に立ち上げてその駆動モータの立ち上がり時間を測定し、その測定時間に基づいて像担持体の停止位置を制御するようになされていることを特徴とする画像形成装置。The image forming apparatus according to claim 9, wherein
The control system starts up the drive motor of the optical scanning system that is used most frequently, measures the rise time of the drive motor, and controls the stop position of the image carrier based on the measurement time. An image forming apparatus.
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