JP3653916B2 - 沸騰冷却装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体素子等の発熱体を冷却する沸騰冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、冷媒の沸騰蒸発と凝縮液化の繰り返しによる熱伝達を利用して発熱体を冷却する沸騰冷却装置が知られている。
この沸騰冷却装置は、冷媒を収容する冷媒槽と、この冷媒槽の上部に設けられた放熱器とを備え、冷媒槽で発熱体の熱を吸収して沸騰した冷媒が冷媒槽から放熱器へ移動し、その放熱器で冷やされて凝縮液化した後、再び冷媒槽へ戻る様に構成されている。発熱体から発生した熱は、冷媒が放熱器で凝縮する際に凝縮潜熱として外部に放出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年、携帯端末等の需要により、あらゆる姿勢での使用に対応できる沸騰冷却装置が要求されているが、従来の沸騰冷却装置では、冷媒を如何に冷媒槽へ供給するかが問題となっている。例えば、沸騰冷却装置を天地方向に逆転した状態で使用する場合(冷媒槽が上で放熱器が下)、冷媒が放熱器内に溜まって冷媒槽へ供給できなくなるため、事実上、冷却装置として使用できない。
【0004】
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その第1の目的は、あらゆる姿勢での使用に対応できる沸騰冷却装置を提供することにある。
第2の目的は、第1の目的において更に製造コストを低減できる沸騰冷却装置を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明によれば、伝熱性を有する伝熱部材が沸騰冷却容器内の閉空間で受熱壁と放熱壁とに接触して設けられている。これにより、受熱壁が放熱壁より下方に位置する使用状態では、閉空間に封入されている冷媒が受熱壁の内壁面に接触しているため、発熱体の熱は、冷媒の沸騰と凝縮の繰り返しによって受熱壁から放熱壁へ伝達されるとともに、伝熱部材を通じても放熱壁へ伝達されて、放熱壁より外部へ放出される。更に、沸騰冷却容器は、押し出し形成されて両端部に開口部を有する押出容器と、押出容器の開口部を閉塞する閉塞部材とからなるため、その沸騰冷却容器を容易に形成でき、製造コストを低減できる。
【0006】
また、請求項1記載の発明によれば、伝熱部材である柱状部材を押出容器とともに一体的に押し出し形成するため、柱状部材を形成するための工程を省略することができる。このため、更に製造コストを低減できる。また、柱状部材を、柱状部材と閉塞部材との間に中空通路が形成されるように押出容器内に配置するため、中空通路を介して沸騰冷却容器内で冷媒が対流する。これにより沸騰冷却容器内での温度の偏りを低減し放熱性能を向上させる。
【0007】
請求項2記載の発明によれば、柱状部材は、押出容器の開口方向と同方向に延設され、この柱状部材における端部が押出容器における開口部よりも内側に設定されるため、中空通路を容易に形成することができる。請求項3記載の発明によれば、柱間伝熱材により複数の柱状部材が各々接続される。発熱体の熱を受熱壁で受熱し伝熱部材で放熱壁へ伝熱する際、柱状部材から直接放熱壁へ伝熱するだけでなく、柱間伝熱材を介しても放熱壁へ伝熱できるので、沸騰面積を増大するとともに、受熱壁と放熱壁との間の熱抵抗を低減して沸騰冷却容器内での温度の偏りを低減し放熱性能を向上させる。
【0008】
請求項4記載の発明によれば、固定領域に対応する領域の柱状部材を、対応しない領域の柱状部材に比べて密に配置することで、固定領域に対応する領域の伝熱部材の全断面積及び全表面積を大きくできる。固定領域に対応する領域は熱流束が大きいため、固定領域に対応する領域の伝熱部材の全断面積を大きくすることで受熱壁と放熱壁との間の熱抵抗を低減でき効率よく伝熱できる。また、伝熱部材の全表面積を増加させることで過度熱を小さくできるので熱抵抗を低減でき、放熱特性を向上できるとともにバーンアウトを生じにくくできる。
【0009】
請求項5記載の発明によれば、柱状部材は、受熱壁側より放熱壁側の方が太くなっている。この場合、受熱壁が放熱壁の上方側に配置される使用状態の時は、受熱壁が放熱壁の下方側に配置される使用状態の時より、閉空間に封入されている冷媒の液面が高くなる。これにより、発熱体の熱が受熱壁から柱状部材を通じて冷媒へ伝わる伝熱経路が短くなり、その分、熱抵抗を小さくできるため、冷媒液面が低く伝熱経路が大きい場合より放熱性能が向上する。
【0010】
請求項6記載の発明によれば、伝熱部材は押出容器内で受熱壁の内面及び放熱壁の内面に熱的に連結させた波板部材を有するため、伝熱部材の表面積を増加させることができる。これにより、バーンアウトを生じにくくできるとともに、熱抵抗を低減し放熱性能を向上できる。請求項7記載の発明によれば、受熱壁の内面、放熱壁の内面及び伝熱部材の表面の内の少なくとも一つは凹凸面を有する。凹凸面により表面積を増加させることができる。これにより、バーンアウトを生じにくくできるとともに、熱抵抗を低減し放熱性能を向上できる。
【0011】
請求項8記載の発明によれば、受熱壁が放熱壁より天地方向の上方側に配置されている。この場合、閉空間の冷媒が受熱壁の内壁面に接触していないため、発熱体の熱は受熱壁から伝熱部材に伝わり、この伝熱部材を通じて放熱壁へ伝達されるとともに、伝熱部材から冷媒へ伝達され、冷媒の沸騰と凝縮の繰り返しによって放熱壁へ伝熱される。これにより、受熱壁が放熱壁より天地方向の上方側に配置されている場合でも冷媒の沸騰と凝縮の繰り返しによる熱伝導が可能となり、発熱体の冷却装置として用いることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の沸騰冷却装置を図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態における沸騰冷却装置を示す図である。ここで、(a)は沸騰冷却装置を上面から見た図であり、(b)は(a)におけるI−I断面図である。また、図2は図1(a)におけるII−II断面図である。
【0013】
図1及び図2に示すように、本実施の形態の沸騰冷却装置1は、携帯端末に使用される半導体素子等を具備した発熱体2を冷却するもので、沸騰冷却容器3(下述する)、放熱ブロック4及び放熱フィン10から成る。
沸騰冷却容器3は、一定の間隔を保って対向する受熱壁5と放熱壁6とを有する筒状の押出容器30、押出容器30の両開口部を閉塞する2つのキャップ7(閉塞部材)、受熱壁5と放熱壁6との間に設けられた複数の柱状部材8(本発明の伝熱部材、柱状部材)より成り、受熱壁5、放熱壁6、及びキャップ7によって密閉された空間を形成して、その閉空間に所定量の冷媒Rが封入されている。
【0014】
この押出容器30は、押し出し形成された筒状部材からなり、例えばアルミニウム等の熱伝導性に優れる金属材料から構成されている。押出容器30は、横寸法及び縦寸法に対して高さ寸法(図1の上下方向の寸法)が小さい偏平な箱型(例えば縦:60〜70mm、横:60〜70mm、高さ:5〜10mm)に設けられている。そして、対向する2つの平面を有し、一方が発熱体2を固定する受熱壁5、他方が放熱壁6として構成されている。そして、押し出し形成された方向の両端部が開口部となっている。なお、押出容器30の材料としては、アルミニウム以外に銅、ステンレス等を使用しても良い。
【0015】
柱状部材8は、押出容器30と一体的に押し出し形成され受熱壁5の内面と放熱壁6の内面と連続的に接続される。柱状部材8は、押出容器30の押し出し方向と平行に延設された複数の部材からなり、その端部は押出容器30の端部と同一位置まで形成されている。各柱状部材8により押出容器30内が複数の小通路に区画されている。
【0016】
キャップ7は、プレス形成によりカップ状に形成され、押出容器30の両端部の開口部に嵌合される。キャップ内には、柱状部材8の端部の外側において各小通路同士を連通させる中空空間31が形成される。
冷媒Rは、容器3内に形成される閉空間の半分強程度(閉空間の容積の約6〜7割)の量が注入パイプ9を通じて注入されている(図1参照)。注入パイプ9は、キャップ7の一部に設けられた注入口(図示せず)に接続され、冷媒Rを注入した後、先端を封じ切って密閉される。
【0017】
発熱体2は、受熱壁5の表面略中央部の固定位置に配されて、図示しないボルト等の締め付けによって受熱壁5の表面に密着した状態で固定されている。
放熱ブロック4は、熱伝導性に優れるアルミニウム又は銅等で形成された複数の板状の部材を有し、断面が櫛歯形状をなしている。この放熱ブロック4は、放熱壁6の表面全体に渡って配され、図示しないボルト等の締め付けにより放熱壁6の表面に密着した状態で固定されている。
【0018】
放熱フィン10は放熱ブロック4の板状部材の相互間に配置され、放熱面積を増加させる働きをする。
次に、本実施の形態の作動を説明する。
a)沸騰冷却装置1を図1に示す姿勢(受熱壁5が放熱壁6の下方側に位置する)で使用する場合。
【0019】
発熱体2から発生した熱は、受熱壁5を通じて沸騰冷却容器3内に封入された冷媒Rに伝達されて冷媒Rを沸騰させる。但し、発熱体2から受熱壁5へ伝わる熱は、発熱体2の取付け部位から遠くなる程少なくなるため、容器3内の冷媒Rは、主に発熱体2の取付け部位に対応する領域(沸騰領域)で沸騰する。沸騰領域で沸騰した蒸気冷媒Rは、閉空間を水平方向(図1の左右方向)に拡がり、閉空間の沸騰領域から外れた領域(凝縮領域)で容器内壁面(放熱壁6、キャップ7、柱状部材8の各壁面)に凝縮して液化する。液化した冷媒Rは、凝縮領域から再び沸騰領域へ供給されて、上記サイクル(沸騰−凝縮−液化)を繰り返す。発熱体2から冷媒Rに伝達された熱は、蒸気冷媒Rが容器内壁面に凝縮する際に凝縮潜熱として放出され、その凝縮潜熱が放熱壁6全体に伝わり、放熱壁6から放熱ブロック4、放熱ブロック4から放熱フィン10を通じて大気に放出される。
【0020】
この場合、柱状部材8は、沸騰領域では放熱面積を増大し、凝縮領域では凝縮面積を増大させることができるため、その放熱面積及び凝縮面積の増大した分、放熱性能を向上させることができる。また、受熱壁5から直接、熱伝導により放熱壁へ伝熱させることもできる。
b)沸騰冷却装置1を図3に示す姿勢(受熱壁5が放熱壁6の上方側に位置する)で使用する場合。
【0021】
発熱体2から発生した熱は、受熱壁5から柱状部材8に伝達され、その柱状部材8を通じて放熱壁6に伝達されるとともに、柱状部材8に接触する冷媒Rに伝達されて冷媒Rを沸騰させる。但し、発熱体2の取付け部位から遠くなる程、柱状部材8の温度も低下するため、容器3内の冷媒Rは、発熱体2の取付け部位に配置された柱状部材8に接触する領域(沸騰領域)で主に沸騰する。沸騰した蒸気冷媒Rは、閉空間を水平方向(図3の左右方向)に拡がり、閉空間の沸騰領域から外れた領域(凝縮領域)で容器内壁面(受熱壁5、キャップ7、柱状部材8の各壁面)に凝縮して液化する。液化した冷媒Rは、凝縮領域から再び沸騰領域へ供給されて、上記サイクル(沸騰−凝縮−液化)を繰り返す。発熱体2から冷媒Rに伝達された熱は、蒸気冷媒Rが容器内壁面に凝縮する際に凝縮潜熱として放出され、その凝縮潜熱が放熱壁6全体に伝わり、放熱壁6から放熱ブロック4、放熱ブロック4から放熱フィン10を通じて大気に放出される。一方、柱状部材8を通じて放熱壁6に伝達された熱も、放熱壁6から放熱フィン4を通じて大気に放出される。
【0022】
(本実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、受熱壁5が放熱壁6の上方側に位置する使用状態の時でも、発熱体2から発生した熱を柱状部材8を通じて冷媒Rに伝達できるため、冷媒Rの沸騰/凝縮の繰り返しによる熱伝導によって発熱体2を冷却することができる。また、柱状部材8によって直接受熱壁5から放熱壁6へ熱伝導できるため、高い放熱性能を得ることができる。これにより、受熱壁5が放熱壁6より天地方向の上方側に配置されている場合でも冷媒Rの沸騰と凝縮の繰り返しによる熱伝導が可能となり、発熱体2の冷却装置として用いることができる。
【0023】
更に、沸騰冷却容器3は、押し出し形成されて両端部に開口部を有する押出容器30と、押出容器の開口部を閉塞するキャップ7とからなるため、その沸騰冷却容器3を容易に形成でき、製造コストを低減できる。
伝熱部材である柱状部材8を押出容器30とともに一体的に押し出し形成するため、柱状部材8を形成するための工程を省略することができる。このため、更に製造コストを低減できる。また、柱状部材を、柱状部材8とキャップ7との間に中空通路31が形成されるように押出容器30内に配置するため、中空通路31を介して沸騰冷却容器3内で冷媒が対流する。これにより沸騰冷却容器内での温度の偏りを低減し放熱性能を向上させる。
【0024】
なお、柱状部材8は、図2に示した構成の他に図4または図5に示すような構成としても良い。
すなわち、図4(a)のように柱状部材8の表面に凹凸面を形成しても良く、これにより、柱状部材8の表面積を増加させることができ、凹凸面から冷媒への伝熱を促進し冷媒を沸騰しやすくなる。なお、凹凸面を受熱壁の内面、放熱壁の内面及び伝熱部材の表面の内の少なくとも一つに形成することにより、凹凸面により表面積を増加させることができ、凹凸面から冷媒への伝熱を促進し冷媒を沸騰しやすくできる。
【0025】
また図4(b)のように、受熱壁5と放熱壁6とに略平行に形成されて、複数の柱状部材に各々接続する柱間伝熱材81を有しても良い。発熱体2の熱を受熱壁5で受熱し柱状部材8で放熱壁6へ伝熱する際、発熱体2に対応した領域の柱状部材8から直接放熱壁6へ伝熱するだけでなく、発熱体2に対応した領域の柱状部材から柱間伝熱材81を介して、発熱体2に対応しない領域の柱状部材8へ伝熱させ、その発熱体2に対応しない領域の柱状部材8からも放熱壁6へ伝熱できる。これにより沸騰冷却容器3内での温度の偏りを低減し放熱性能を向上させることができる。なお、この柱間伝熱材81も柱状部材8と同様、押出容器30と一体的に押し出し形成することで容易に形成できる。
【0026】
さらに図4(c)のように、押出容器30の開口方向と同方向に平行に複数形成される柱状部材8を、発熱体2の固定領域に対応する領域(中央部分)が、対応しない領域(周辺部分)に比べて密になるように配置しても良い。これにより、固定領域に対応する領域の柱状部材8の全断面積及び全表面積を大きくできる。固定領域に対応する領域は熱流束が大きいため、固定領域に対応する領域の柱状部材の全断面積を大きくすることでその熱を放熱壁6に効率よく伝熱できる。また、柱状部材6の全表面積を増加させることで冷媒Rに対しても効率よく伝熱できる。
【0027】
そして、図4(d)のように、押出容器30の開口方向と同方向に平行に複数形成される柱状部材8を、発熱体2の固定領域に対応する領域(中央部分)が、対応しない領域(周辺部分)に比べて太くなるように配置しても良い。これにより、固定領域に対応する領域の柱状部材8の全断面積を大きくできる。固定領域に対応する領域は熱流束が大きいため、固定領域に対応する領域の柱状部材の全断面積を大きくすることで、受熱壁5が放熱壁6の上方に位置する使用状態でも、その熱を放熱壁6に効率よく伝熱できる。また太くする分、固定領域に対応する部分の全表面積が減少するが、この部分の柱状部材8の表面を凹凸面とすることで、柱状部材6の全表面積の減少を補償することができる。
【0028】
また、図5(a)のように、柱状部材8は受熱壁5側より放熱壁6側の方が太くなっていても良い。この場合、図5(b)のように受熱壁5が放熱壁6の上方側に配置される使用状態の時は、受熱壁5が放熱壁6の下方側に配置される使用状態の時より、閉空間に封入されている冷媒Rの液面が高くなる。これにより、発熱体2の熱が受熱壁5から柱状部材8を通じて冷媒Rへ伝わる伝熱経路が短くなり、その分、熱抵抗を小さくできるため、冷媒R液面が低く伝熱経路が大きい場合より放熱性能が向上する。なお、受熱壁5側より放熱壁6側の方が太くなっている柱状部材8の形状としては、例えば円錐形状、あるいは受熱壁5側から放熱壁6側へ向かって段階的に太くなる段付き形状等が考えられる。
【0029】
(第2の実施の形態)
図6は第2の実施の形態における沸騰冷却装置を示す図である。ここで、(a)は沸騰冷却装置を上面から見た図であり、(b)は(a)におけるIII −III
断面図である。
本実施の形態は、図1に示した実施の形態とは沸騰冷却容器3が異なるものである。図6において、図1と同一作用をする部分には図1と同一符号を付し、その説明を簡略する。
【0030】
沸騰冷却容器3は、一定の間隔を保って対向する受熱壁5と放熱壁6とを有する筒状の押出容器30、押出容器30の両開口部を閉塞する2つのキャップ71(閉塞部材)、受熱壁5と放熱壁6との間に設けられた複数の柱状部材8(本発明の伝熱部材、柱状部材)より成り、受熱壁5、放熱壁6、及びキャップ7によって密閉された空間を形成して、その閉空間に所定量の冷媒Rが封入されている。
【0031】
この押出容器30は、押し出し形成された筒状部材からなり、例えばアルミニウム等の熱伝導性に優れる金属材料から構成されている。押出容器30は、横寸法及び縦寸法に対して高さ寸法(図1の上下方向の寸法)が小さい偏平な箱型(例えば縦:60〜70mm、横:60〜70mm、高さ:5〜10mm)に設けられている。そして、対向する2つの平面を有し、一方が発熱体2を固定する受熱壁5、他方が放熱壁6として構成されている。押し出し形成された方向の両端部が開口部となっている。なお、押出容器30の材料としては、アルミニウム以外に銅、ステンレス等を使用しても良い。
【0032】
柱状部材8は、押出容器30と一体的に押し出し形成され受熱壁5の内面と放熱壁6の内面と連続的に接続される。柱状部材8は、押出容器30の押し出し方向と平行に延設された複数の部材からなり、その端部は押出容器30の端部よりも距離Aだけ内側に設定されている。これは、柱状部材8を押出容器30とともに押し出し形成後、柱状部分8の端部を切削等により除去することで達成できる。ここで、各柱状部材8により押出容器30内が複数の小通路に区画されている。
【0033】
キャップ71は、アルミニウム等からなる板状部材であり、押出容器30の両端部にろう付け等の金属接合により接合され、押出容器30を閉塞している。そして柱状部材8を除去することにより形成された空間をキャップ71で囲うことにより中空空間31が形成される。この中空空間31により、沸騰冷却容器内の各小通路同士が連通される。キャップ71の一部に設けられた注入口(図示せず)に注入パイプ9が接続され、冷媒Rを注入した後、先端を封じ切って密閉される。
【0034】
本実施の形態における沸騰冷却装置も、図1に示した沸騰冷却装置の作用と同様な作用により高い放熱性能を得ることができる。
更に、沸騰冷却容器3は、押し出し形成されて両端部に開口部を有する押出容器30と、押出容器の開口部を閉塞するキャップ71とからなるため、その沸騰冷却容器3を容易に形成でき、製造コストを低減できる。この場合、柱状部材8における端部が押出容器30における開口部よりも内側に設定されるため、キャップとしてプレス形成しない平板材を用いても、中空通路31を容易に形成することができる。これによっても製造コストを低減できる。
【0035】
(第3の実施の形態)
図7は第3の実施の形態における沸騰冷却装置を示す図である。本実施の形態は、図1及び図2に示した実施の形態とは沸騰冷却容器3が異なるものである。図7において、図1及び図2と同一作用をする部分には図1と同一符号を付し、その説明を簡略する。
【0036】
沸騰冷却容器3は、一定の間隔を保って対向する受熱壁5と放熱壁6とを有する筒状の押出容器30、押出容器30の両開口部を閉塞する2つのキャップ7(図1参照)、受熱壁5と放熱壁6との間に設けられた複数の波形フィン82(本発明の伝熱部材、波板部材)より成り、受熱壁5、放熱壁6、及びキャップ7によって密閉された空間を形成して、その閉空間に所定量の冷媒Rが封入されている。
【0037】
波形フィン82は、アルミニウム等の材料から構成されて、押出容器30の受熱壁5の内面と放熱壁6の内面とろう付け等の金属接合により接合されている。波形フィン82はその開口方向が、押出容器30の押し出し方向と平行になるように延設されている。その波形フィン82の端部は押出容器30の端部と同一位置まで形成されている。各波形フィン82により押出容器30内が複数の小通路に区画されている。
【0038】
波形フィン82は、図7(b)、(c)に示すように隣り合った山と谷とが互いにずらされ、そのずらされた部分に通路83を備えている。ここで、図7(b)は波形フィン82の要部断面図、(c)は(b)の斜視図である。
本実施の形態によれば、図1に示した沸騰冷却装置と同様、受熱壁5が放熱壁6の上方側に位置する使用状態の時でも、発熱体2から発生した熱を波形フィン82を通じて冷媒Rに伝達できるため、冷媒Rの沸騰/凝縮の繰り返しによる熱伝導によって発熱体2を冷却することができる。また、波形フィン82によって直接受熱壁5から放熱壁6へ熱伝導できるため、高い放熱性能を得ることができる。これにより、受熱壁5が放熱壁6より天地方向の上方側に配置されている場合でも冷媒Rの沸騰と凝縮の繰り返しによる熱伝導が可能となり、発熱体2の冷却装置として用いることができる。
【0039】
更に、沸騰冷却容器3は、押し出し形成されて両端部に開口部を有する押出容器30と、押出容器の開口部を閉塞するキャップ7とからなるため、その沸騰冷却容器3を容易に形成でき、製造コストを低減できる。
また、伝熱部材は押出容器30内で受熱壁3の内面及び放熱壁6の内面に熱的に接触して設けられた波形フィン82を有するため、表面積を増加させることができる。これにより、バーンアウトを生じにくくするとともに、熱抵抗を低減して放熱性能を向上できる。そして通路83を介して沸騰冷却容器3内で冷媒が対流する。これにより沸騰冷却容器内での温度の偏りを低減し放熱性能を向上させる。
【0040】
なお、波形フィンとしては図8に示すように、押出容器30の一方の開口部側から他方の開口部側に向かって一枚の板からなり、山と谷との間に通路83を形成するものであっても良い。さらに、図9に示すように、押出容器30の一方の開口部側から他方の開口部側に向かって一枚の板からなり、山と谷との間に切り起こし形成された通路83を有するルーバフィンであっても良い。ここで、図9(a)はルーバフィンからなる波板フィン82を図7(a)と同じ方向から見た図、(b)は(a)における側面側(紙面における右側もしくは左側)から見た図である。
【0041】
また、図7(a)のように伝熱部材は、波形フィン82だけで構成される必要はなく、図10に示すように発熱体2の固定領域に対応する部分には柱状部材8を配置し、その周辺には波形フィン82を配置するようにしても良い。この場合、熱流束の大きい発熱体2の固定領域では、主に柱状部材8を介しての熱伝導により放熱壁6まで熱移動させ、熱流束の小さい部分で波形フィン82により放熱面積を増加させて冷媒の沸騰・凝縮作用により放熱壁6に熱伝導させる。これにより、受熱壁5が放熱壁6より天地方向の上方側に配置されている場合でも冷媒Rの沸騰と凝縮の繰り返しによる熱伝導を効率よく行わせることができる。
【0042】
(第4の実施の形態)
図11は第4の実施の形態における沸騰冷却装置を示す図である。ここで、(a)は沸騰冷却装置を上面から見た図であり、(b)は(a)におけるIV−IV断面図である。
本実施の形態は、図1に示した実施の形態とは沸騰冷却容器3が異なるものである。図11において、図1と同一作用をする部分には図1と同一符号を付し、その説明を簡略する。
【0043】
柱状部材8は、押出容器30と一体的に押し出し形成され受熱壁5の内面と放熱壁6の内面と連続的に接続される。柱状部材8は、押出容器30の押し出し方向と平行に延設された複数の部材からなり、その端部は押出容器30の端部と同一位置まで形成されている。各柱状部材8により押出容器30内が複数の小通路に区画されている。そして、各柱状部材8の幅は螺合手段としての雄ねじ32に対する雌ねじ部分が形成されるのに十分な幅を有している。
【0044】
放熱ブロック4は、熱伝導性に優れるアルミニウム又は銅等で形成された複数の板状の部材を有し、断面が櫛歯形状をなしている。この放熱ブロック4の板状部材は、雄ねじ32を締結する領域を外周に残して、放熱壁6の表面に形成される。
雄ねじ32は、放熱ブロック4の外周部分の柱状部材8に一致する位置において、放熱ブロック4と押出容器30とを螺合している。
【0045】
本実施の形態においては、図1に示した沸騰冷却装置の効果に加え、以下の効果がある。すなわち、放熱ブロック4と押出容器との材料が異なり、その熱膨張率が異なる場合、放熱ブロック4を押出容器30へろう付けや溶接等で接合するだけでは、熱膨張率差により両者が剥離する場合がある。しかしながら、螺合することによりその剥離を防止することができる。
【0046】
また、図12に示すように、押出容器30の開口方向と同方向に平行に複数形成される柱状部材8を、発熱体2の固定領域に対応する領域(中央部分)が、対応しない領域(周辺部分)に比べて密になるように配置し、更に放熱ブロック4を押出容器30へ固定する雄ねじ32のねじ穴部分に相当する柱状部材8、及び発熱体2を押出容器30へ固定する雄ねじ33のねじ穴部分に相当する柱状部材8を他の柱状部材8に比べて太くしても良い。これにより図4(c)に記載の沸騰冷却装置の効果と図11に示した沸騰冷却装置の効果に加え、発熱体2と押出容器30との間の熱膨張率差に起因する剥離も防止できる。
【0047】
上記実施の形態においては、放熱ブロック4と押出容器30とを別体形成した後、ろう付けや螺合により両者を結合させていたが、図13に示すように、放熱ブロック4を押出容器とともに一体的に押し出し形成せても良い。この場合、放熱ブロック4は押出容器30とともに一体的に押し出し形成されるため、熱伝導が滑らかに行われ放熱性能が向上する。また、押し出し材の経費自体は比較的安価のため、受熱壁5、放熱壁6及び柱状部材とともに放熱ブロック4を一体形成することで装置全体の製造コストを低減できる。
【0048】
またこの場合、放熱ブロックを構成する複数の板状部材は、発熱体2の固定領域に対応する部分が、対応しない部分に比べて密になるように配置させることが好ましい。以下に理由を説明する。柱状部材8が受熱壁5及び放熱壁6に接触しているため、放熱壁6としてはその柱状部材8の延設方向に高温部分が分布する。柱状部材8と放熱ブロック4の板状部材とを一体的に押し出し形成した場合、放熱ブロック4の板状部材は高温部分の分布に一致して配置されることになる。この場合、発熱体2の固定領域に対応する板状部材の一枚当たりの放熱量が大きくなり、対応しない板状部材の一枚当たりの放熱量は小さくなる。従って、発熱体2に対応する位置の板状部材を密にするように放熱ブロック4を形成することにより、各板状部材の放熱量が、各板状部材の放熱能力を上回ることを防止できる。
【0049】
なお、押し出し材を用いて沸騰冷却装置を製作する場合、上記効果に加え、更に以下のような効果がある。
(1)発熱体2取り付け面である受熱壁5と、放熱ブロック4取り付け面である放熱壁6との平面度を確保しやすくなる。このため、平面度を確保するために切削する等の余分な工程が不要となる。(平面度が悪いと接触熱抵抗が大きくなる。)
(2)様々な発熱量の発熱体2に対して、押し出し材の長さを任意に変えることで対応できる。このため、新規に押し出しの型を製作する必要がない。
【0050】
(3)受熱壁5→柱状部材8(伝熱部材)→放熱壁6→放熱ブロック4からなる放熱通路において、各部分が全て押し出し材で一体形成されることで、ろう付け不良等による接触熱抵抗の低下の心配がない。
(4)発熱体2や放熱ブロック4の取り付けにおいて、押し出し材ならば容易にねじ穴を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1の実施の形態における沸騰冷却装置の平面図、(b)は(a)のI−I断面図である。
【図2】図1(a)におけるII−II断面図である。
【図3】第1の実施の形態における沸騰冷却装置の配置を変えた図である。
【図4】(a)〜(d)は第1の実施の形態における変形例を示す断面図である。
【図5】(a)、(b)は第1の実施の形態における変形例を示す断面図である。
【図6】(a)は第2の実施の形態における沸騰冷却装置の平面図、(b)は(a)のIII −III 断面図である。
【図7】(a)は第3の実施の形態における沸騰冷却装置の断面図、(b)は(a)の要部拡大図、(c)は(b)の斜視図である。
【図8】第3の実施の形態における変形例を示す斜視図である。
【図9】(a)は第3の実施の形態における変形例を示す側面図、(b)は(a)における側面図である。
【図10】第3の実施の形態における変形例を示す断面図である。
【図11】(a)は第4の実施の形態における沸騰冷却装置の平面図、(b)は(a)のIV−IV断面図である。
【図12】第4の実施の形態における変形例を示す断面図である。
【図13】その他の実施の形態における沸騰冷却装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 沸騰冷却装置
2 発熱体
3 沸騰冷却容器
30 押出容器
31 中空通路
4 放熱ブロック
5 受熱壁
6 放熱壁
7,71 キャップ(閉塞部材)
8 柱状部材(伝熱部材)
81 柱間伝熱材
82 波形フィン(波板部材、伝熱部材)
83 通路
9 注入パイプ
10 放熱フィン
R 冷媒
Claims (8)
- 外部に発熱体が固定される受熱壁及び当該受熱壁に対向して配置された放熱壁を有し、この受熱壁及び放熱壁とともに閉空間を形成してその閉空間に冷媒が封入される沸騰冷却容器と、
前記閉空間内で前記受熱壁及び前記放熱壁に接触して設けられ、伝熱性を有する伝熱部材とを備え、前記発熱体の熱を前記受熱壁から前記冷媒及び前記伝熱部材を媒体として前記放熱壁へ伝達して外部へ放出する沸騰冷却装置であって、
前記沸騰冷却容器は、押し出し形成されて両端部に開口部を有する押出容器と、前記押出容器の前記開口部を閉塞する閉塞部材とからなり、
前記伝熱部材は、前記押出容器とともに一体的に押し出し形成された柱状部材を有するものであり、前記柱状部材は、前記柱状部材と前記閉塞部材との間に中空通路が形成されるように前記押出容器内に配置されることを特徴とする沸騰冷却装置。 - 前記柱状部材は、前記押出容器の開口方向と同方向に延設されるものであり、前記柱状部材における端部は、前記押出容器における前記開口部よりも内側に設定されることを特徴とする請求項1に記載の沸騰冷却装置。
- 前記柱状部材は、前記押出容器の開口方向と同方向に、平行に複数形成されるものであり、
前記受熱壁と前記放熱壁とに略平行に形成されて、複数の前記柱状部材の各々に接続する柱間伝熱材を更に有することを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の沸騰冷却装置。 - 前記受熱壁は、前記発熱体を固定する固定領域を有し、
前記柱状部材は、前記押出容器の開口方向と同方向に、平行に複数形成されるものであり、更にその複数の柱状部材は前記固定領域に対応する領域が対応しない領域に比べて密に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の沸騰冷却装置。 - 前記柱状部材は、前記受熱壁側より前記放熱壁側の方が太くなっていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載した沸騰冷却装置。
- 外部に発熱体が固定される受熱壁及び当該受熱壁に対向して配置された放熱壁を有し、この受熱壁及び放熱壁とともに閉空間を形成してその閉空間に冷媒が封入される沸騰冷却容器と、
前記閉空間内で前記受熱壁及び前記放熱壁に接触して設けられ、伝熱性を有する伝熱部材とを備え、前記発熱体の熱を前記受熱壁から前記冷媒及び前記伝熱部材を媒体として前記放熱壁へ伝達して外部へ放出する沸騰冷却装置であって、
前記沸騰冷却容器は、押し出し形成されて両端部に開口部を有する押出容器と、前記押出容器の前記開口部を閉塞する閉塞部材とからなり、
前記伝熱部材は、前記押出容器内で前記受熱壁の内面及び前記放熱壁の内面に熱的に連結された波板部材を有することを特徴とする沸騰冷却装置。 - 前記受熱壁の内面、前記放熱壁の内面及び前記伝熱部材の表面の内の少なくとも一つは、凹凸面を有することを特徴とする請求項1ないし請求項6の何れかに記載の沸騰冷却装置。
- 前記受熱壁が前記放熱壁より天地方向の上方側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7の何れかに記載した沸騰冷却装置。
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