JP3652506B2 - Electronic instrument overdubbing editing device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子楽器において再生と同時に新たな演奏データの入力を行いながら、演奏情報の編集を行うオーバーダビング編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オーバーダビングは、既に記録された演奏データを再生しながら、新たな別のトラックに別の演奏データを記録する技術であり、レコーディングなどで広く用いられている。またサンプリングマシンにより、前のサンプリング音に次々に音を重ねていく場合にも、同様な技術が用いられている。
【0003】
特開平7−325570号には、そのようなオーバーダビング用の構成が開示されており、図8に示すように、従前の演奏データを第1の記憶手段201に記憶させておき、新たな演奏データの入力があった時に、マージ手段202により従前の演奏データとマージさせて、第2の記憶手段203に記憶させ、必要に応じてそれを繰り返すことで、オーバーダビングができるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成では、演奏データが別々のトラックに独立して記憶されているわけではないので、エディット中に過去の履歴を紐解くことができず、演奏データを分別して、不要な演奏データの削除などを行うことができないといった問題がある。制作過程で記録された演奏データでも、完成作品には不要になる演奏データもあり、オーバーダビングを行う場合、それらの演奏データの削除が簡単にできないと、最初から演奏データを入れ直す必要が出てくるため、煩雑とならざるを得ない。
【0005】
本発明は従来技術の以上のような問題に鑑み創案されたもので、オーバーダビングエディット過程での、入力ブロックの分別をできるようにして、不要な演奏データの削除などの編集ができるようにした電子楽器のオーバーダビング編集装置を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため本発明に係る電子楽器のオーバーダビング編集装置の構成は、
任意の演奏データを記憶する複数のデータバッファと、
各データバッファに演奏データを記憶せしめるデータ分配手段と、
データバッファから演奏データを読み出し、出力する演奏データ読み出し手段と、
所定小節数をループして、データバッファに対し演奏データの入出力を同時に行うループ処理を制御するものであって、新たなループが開始される時に、空きデータバッファを選択して、前記データ分配手段によりそこに演奏データを記憶させると共に、演奏データが既に記憶されているデータバッファがある場合には、該ループの開始と同時に演奏データ読み出し手段に該演奏データを読み出させて、出力せしめる制御手段と、
前記データバッファに記憶された演奏データを、該データバッファ別に或いは全ての演奏データをマージさせて記録する演奏データ記録手段と
を有しており、
前記制御手段は、演奏データ記録手段に記録された演奏データを読み出し1乃至複数のデータバッファに記憶せしめてから、残りの空きデータバッファに新たな演奏データの入力を行う
ことを基本的特徴としている。
【0007】
上記構成では、夫々入力される演奏データは、エディット中、一旦別々のデータバッファに記憶され、一度データバッファに記憶された所定小節分の演奏データ(1ループ単位となる)は、新たなループに入ると、今度は演奏データ読み出し手段にて読み出させて、出力させることで、既に記録された演奏データを再生しながら、新たな別のトラックに別の演奏データを記録するオーバーダビングが実施できるようになる。それにより、エディット中、夫々のデータバッファに記憶された演奏データは独立しており、各演奏データを自由に削除したり、外部へ出力させない(例えば楽音を再生させない)ようにすることも可能となる。
【0008】
この構成では、制御手段により、新たなループに入る度に、空きデータバッファの選択を行い、前記データ分配手段によりそこに該演奏データを記憶させるようにしているため、操作者は、全く空きデータバッファがなくなった場合は別として、通常は、空きデータバッファの存在を気にせずに、オーバーダビングを自由に繰り返すことができるようになる。さらに空きデータバッファがなくなった場合でも、データバッファ中の不要な或いは重要でない演奏データを、選択して削除したり、別の記録手段に移し替えるなどすることで、空きデータバッファを確保することが可能となる。
【0009】
さらに本構成では、データバッファに記憶された演奏データを、該データバッファ別に或いは全ての演奏データをマージさせて記録する演奏データ記録手段を有しており、エディットの終了した段階で、これらの演奏データを全て記録することにしたものである。その記録形式を、データバッファ別に記録する形式にすれば、後にエディットをやり直す場合に、従前のエディット中の履歴を紐解くことができるようになり、後のエディット作業が楽に行えるようになる。そしてエディットをやり直す場合に、本構成のように、演奏データ記録手段に記録された従前の演奏データを読み出し、1乃至複数のデータバッファに記憶せしめてから、残りの空きデータバッファに新たなループの演奏データの入力を行ってエディットを再開するようにすることになる。
【0010】
オーバーダビング中、演奏者は、既に記録された1ループ分の演奏データの再生音に合わせて、演奏を行い、新たなループに係る演奏データの入力を行うものであるため、自己の演奏データも同時に感知できるようにする必要がある。そのため、請求項2の構成では、前記制御手段により、演奏データ読み出し手段に読み出させた演奏データを、新たなループの入力演奏データと一緒に、出力するものとし、それによって、適当な再生手段で演奏データが再生されれば、自己の演奏状態を知ることができるようになる。
【0011】
オーバーダビング中、色々な演奏データを組み合わせて再生させ、その際、演奏データを削除せずに、記憶してある演奏データの再生を自由に選択できるようにした方が、エディット用には使い勝手が良い。そのため、請求項3の構成では、前記データバッファに記憶された演奏データを、演奏データ読み出し手段に読み出させて出力する場合に、該データバッファ単位で選択的に出力できる構成とした。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の具体的な一実施形態構成につき、図面に基づき説明する。図1は、本発明のオーバーダビング編集装置の一実施形態の構成が適用された電子楽器のブロック図である。
【0013】
上記構成では、バス100に接続された、マイクロプロセッサ101と、RAM102と、ROM103と、外部記憶装置104と、鍵盤インターフェース105aを介してつながった鍵盤105と、MIDIインターフェース106と、パネルインターフェース107aを介してつながったパネルスイッチ107と、音源回路108とを有しており、さらにこの音源回路108の出力側には、サウンドシステム109が接続されている。そしてこれらの構成により、図2に示す本発明のデータバッファ1a〜1eと、データ分配手段2と、演奏データ読み出し手段3と、制御手段4と、演奏データ記録手段5とが構成される。
【0014】
マイクロプロセッサ101は、全体の制御とROM103に記憶されたプログラムに基づく処理を行う構成であり、特に本構成では、データ分配手段2と、演奏データ読み出し手段3と、制御手段4を構成するものとなる。
【0015】
RAM102は、プログラムを実行する時に必要なデータを一時的に記憶し、ワーキングメモリとしての役割を果たすと共に、本願の特徴である図2のデータバッファ1a〜1e及びそれらデータバッファ1a〜1eの内容マージ後の演奏データ記憶手段5用の記憶トラックとしても利用される。
【0016】
ROM103は、音源回路108に音色を指定するための音色データ、波形データの読出アドレスを指定するアドレス情報、エンベロープ波形生成用のエンベロープ係数、及び制御プログラムなどが記憶されており、マイクロプロセッサ101は、バス100を介して各種情報のやりとりを行い、RAM102内に設定されたレジスタ等を用いながらROM103の制御プログラムに基づいて電子楽器全体の動作を制御する。
【0017】
外部記憶装置104は、本構成ではハードディスクドライブHDDやフレキシブルディスクドライブFDDなどで構成されており、本構成におけるRAM102上の演奏データ記録手段5の内容は適宜この外部記憶装置104に記憶されたり読み出されたりする。なお、該構成はこれらのディスクドライブの構成に限定されず、MO、フラッシュROMなど、電源オフ後も、データを記録しておけるものならば、どのような構成のものでも良い。
【0018】
鍵盤105は、演奏データの入力手段の1つとなり、鍵盤インターフェース105aにより、該鍵盤105が走査され、それによって押鍵(キーオン)と離鍵(キーオフ)の各イベントが検出されると、イベントのあった鍵のキーコードが出力される。
【0019】
MIDIインターフェース106も、演奏データの入力手段の1つとなる構成であり、鍵盤105以外の外部からの演奏データの入力が可能となる。
【0020】
パネルスイッチ107は、オーバーダビング用のパターンエディットモードを選択するためのモード選択スイッチやどのデータバッファ1a〜1eの出力をON・OFFするかを指示する後述する再生スイッチSW11a〜11e、その他のスイッチを備えており、パネルインターフェース107aはパネルスイッチ107の各スイッチ操作のイベントを検出する。
【0021】
音源回路108は、データバッファ1に記憶される演奏データに基づき、波形記憶ROM(図示なし)からの楽音波形データの読出を行ってサンプリング補間及びフィルタ処理を行うと共に、この波形データにエンベロープの付与を行って楽音信号を生成する構成であり、この構成により生成された楽音信号は、次のサウンドシステム109に出力される。
【0022】
サウンドシステム109は、アンプ109aとスピーカ109bを有する構成からなり、音源回路108から出力された楽音信号の増幅と、楽音の外部出力を行う構成である。但し音源回路108から出力される楽音信号がデジタルである場合は、図示しないD/A変換回路により、一旦アナログ信号に変換されてからアンプ109a側に出力されることになる。
【0023】
データバッファ1a〜1eは、前述のように、RAM102で構成され、複数の領域(Edit BuF 0〜4)に論理的に分割されていて、任意の演奏データを記憶することができるようになっている。なお図2中、データバッファ1a〜1eの入り側には、演奏データの記憶をする際該データの入力があることを示す録音LED10a〜10eが設けられており、また該データバッファ1a〜1eの出側には、記憶されている演奏データを読み出す際該データの出力をON・OFFする再生スイッチSW11a〜11eと、各データバッファに記憶された演奏データの読み出しが行われる場合にその出力があることを示す再生LED12a〜12eとが設けられている。これらの録音・再生LEDとスイッチSWは、上記パネルスイッチ107及びその近傍に設置されたLEDで構成されている。
【0024】
データ分配手段2は、前述のように、マイクロプロセッサ101で構成されるデータ記憶用の分配器であり、本構成では、制御手段4による空きデータバッファの選択に基づき、各データバッファ1a〜1eに演奏データを記憶せしめることができるようになる。
【0025】
演奏データ読み出し手段3は、同じく、マイクロプロセッサ101で構成されており、データバッファ1a〜1eから演奏データを読み出し、バス100に出力させる。尚、上記のように、操作者がスイッチSW11a〜11eをOFFすることによって、任意のデータバッファ1a〜1eからの演奏データの読み出しをさせないようにすることも可能である。
【0026】
制御手段4は、同じく、マイクロプロセッサ101で構成されており、所定小節数をループして、データバッファに対し演奏データの入出力を同時に行うループ処理を制御するものであって、鍵盤105またはMIDIインターフェース106から新たなループの演奏データが入力される時に、データバッファ1a〜1eの中から空いているものの選択を行い、前記データ分配手段2によりそこに該演奏データを記憶せしめる。また演奏データが既に記憶されているデータバッファ1a〜1eがある場合には、該ループ開始と同時に演奏データ読み出し手段3に該演奏データを読み出させて、バス100に出力せしめる。
【0027】
演奏データ記録手段5は、RAM102の一部で構成されており、またそこに一旦記録された演奏データは恒久的には外部記憶装置104に記録される。この演奏データ記録手段5は、論理的に複数のトラックに分割されていて、パネルスイッチ107によるパターンエディットモードの終了信号、またはマイクロプロセッサ101からの指示に基づき、前記データバッファ1a〜1eに記憶された全演奏データをマージさせて1つのトラックに記録することも、またはデータバッファ1a〜1e別に各トラックに記録することも可能となっている。
【0028】
図2中、データバッファ1a〜1eから読み出された演奏データの出力側には、第1の加算器6が設けられており、各演奏データの出力をそこでマージできるようになっている。またここでマージされた演奏データと新たに入力されてくる演奏データとは、さらに第2の加算器7でマージされ、バス100を介して、音源回路108に出力され、サウンドシステム109から楽音となって出力される。
【0029】
図3は、本構成による処理が行われる場合の制御手段4による処理フローを示すフローチャートである。電源スイッチがONされると、バス100に接続されているマイクロプロセッサ101、RAM102、鍵盤インターフェース105a、MIDIインターフェース106、パネルインターフェース107a、音源回路108、サウンドシステム109の初期化が行われる(ステップS101)。
【0030】
次にパネルスイッチのイベントが検出され(ステップS102)、スイッチイベントがあると(ステップS102;Yes)、その中でパターンエディットモードのイベント検出がなされる(ステップS103)。このパターンエディットモードのイベント検出がなされた場合(ステップS103;Yes)、後述するパターンエディット処理(ステップS104)が行われ、さらに上記ステップS102に復帰する。他方、前記ステップS102で、パネルスイッチのイベントが検出されなかった場合(ステップS102;No)、ステップS106以下のノーマルモードに移行する。またステップS103で、パターンエディットモードのイベント検出がなされなかった場合(ステップS103;No)、その他のパネルスイッチに対応した処理がなされ(ステップS105)、その後、ステップS106以下のノーマルモードに移行する。
【0031】
ノーマルモードでは、ノーマルキースイッチのイベントが検出され(ステップS106)、このキースイッチイベントがあると(ステップS106;Yes)、それに基づき、ノーマルキーオンの検出が行われる(ステップS107)。このノーマルキーオンが検出された場合(ステップS107;Yes)、発音処理(ステップS108)が行われ、逆の場合(ステップS107;No)は、消音処理がなされ(ステップS109)、その後ステップS102に復帰する。他方、ステップS106で、ノーマルキースイッチのイベントが検出されなかった場合(ステップS106;No)も、ステップS102に復帰する。
【0032】
図4〜図7は、上記パターンエディット処理(ステップS104)の処理フローを示すフローチャートである。最初に録音(Record)用LED及び再生(Play)用LEDの全てのクリア処理がなされ(ステップS111)、演奏データ記録手段5の論理トラックからそこに記憶されている演奏データをデータバッファに読み出すかの問い合わせ表示がなされ、その指示があった場合(ステップS112;Yes)、指定された第i記録トラックの内容をデータバッファ1a(Edit BuF 0)へコピーする(ステップS113)。そして新たなループの演奏データのオーバーダビング用に、バッファ入力管理レジスタ(INPBUFreg)にデータバッファ1b(Edit BuF 1)を指定する値をセット(INPBUFreg=1)し、さらにデータバッファ1a(Edit BuF 0)の再生(Play)用LEDを点灯させると共に、データバッファ1b(Edit BuF 1)の録音(Record)用LEDを点灯させる(ステップS114)。他方ステップS112で、読み出し指示がなかった場合(ステップS112;No)、データバッファ1a(Edit BuF 0)をクリアし(ステップS115)、さらに最初のループの演奏データのオーバーダビング用に、バッファ入力管理レジスタ(INPBUFreg)にデータバッファ1a(Edit BuF 0)を指定する値をセット(INPBUFreg=0)して、このデータバッファ1a(Edit BuF 0)の録音(Record)用LEDを点灯させる(ステップS116)。ステップS114またはS116の後、データバッファ1b〜1e(Edit BuF 1〜4)をクリアし(ステップS117)、さらにエディット中に何小節でループさせるかを指定するループ管理レジスタ(Loop BAR reg)の設定を行う(ステップS118)。
このループ管理レジスタは、ステップS112において論理トラックから演奏データを読み出す場合は、その演奏データの持つループ管理データがそのまま入れられ、そうではなくステップS115のように一から録音を開始する時は、デフォルトとして4(4小節を意味する)が設定される。この設定されたループ管理レジスタの内容は、パネル上に表示され、ユーザはそのパネルの値を見て変更することが可能であり、選択できる値は、1、2、4、8、16である。このステップS118におけるLoop BAR regの設定は、これら一連の処理を意味する。
【0033】
次に新しい演奏データの入力、即ち録音の開始の指示があったか否かが検出され(ステップS121)、該指示があった場合(ステップS121;Yes)、小節及び拍子の管理用レジスタ(BAR reg、BEAT reg)のクリア処理が行われる(ステップS122)。このエディットモードでは、キースイッチのイベントが検出され(ステップS123)、このキースイッチイベントがあると(ステップS123;Yes)、空きのあるデータバッファがあるかが検出される(ステップS124)。仮に空きのあるデータバッファがなかった場合(ステップS124;No)、0.5秒間警告音を発音する(ステップS129)。また空きのあるデータバッファがある場合(ステップS124;Yes)、上記キースイッチイベントデータを時間データと共に、上記バッファ入力管理レジスタINPBUFregで指示されたデータバッファ(Edit BuF)へ記憶させる(ステップS125)。さらに上記ステップS123で検出されたキースイッチイベントがキーオンイベントであるかキーオフイベントであるかの検出が行われ(ステップS126)、このキーオンの検出が行われた場合(ステップS126;Yes)、発音処理(ステップS127)が行われ、逆の場合(ステップS126;No)は、消音処理がなされ(ステップS128)。他方、前記ステップS121で、該指示がなかった場合(ステップS121;No)、データバッファに記憶された演奏データの再生スタート指示があったか否かの検出が行われ(ステップS130)、その指示があった場合(ステップS130;Yes)、小節及び拍子の管理用レジスタのクリア処理が行われる(ステップS131)。前記ステップS127、S128、S129、S131の後、及びステップS123でそのキースイッチイベントが検出されなかった場合(ステップS123;No)は、さらに次のステップS141以下の処理に移行する。またステップS130で、再生スタート指示が検出されなかった場合(ステップS130;No)は、後述するステップS161以下のデータセーブモードに移行する。
【0034】
さらに現在オーバーダビングしているフレーズが何小節目の何拍子目であるかを管理するため、割り込み処理されるタイマレジスタの内容に合わせて、小節及び拍子の管理用レジスタ(BAR reg、BEAT reg)の内容を更新する(ステップS141)。そして該小節管理用レジスタ(BAR reg)の値がループ管理レジスタ(Loop BAR reg)の値に達したか否かが検知され(ステップS142)、その値に達している場合(ステップS142;Yes)、先頭に戻るため、小節管理用レジスタ(BAR reg)の値からループ管理レジスタ(Loop BAR reg)の値を減算して小節管理用レジスタ(BAR reg)の値とする(ステップS143)。そしてループの先頭に戻ったところで、現在のモードが録音モードかの検出が行われ(ステップS144)、録音モードである場合(ステップS144;Yes)、上記バッファ入力管理レジスタINPBUFregで指示されたデータバッファ(Edit BuF)中にキー情報が記憶されているかを調べる(ステップS145)。そして使用中のデータバッファ(Edit BuF)に演奏情報が記憶されているか空であるかが検出され(ステップS146)、演奏情報が記憶されている場合(ステップS146;No)、バッファ入力管理レジスタ(INPBUFreg)をインクリメントして(ステップS147)、空いているデータバッファがあるか調べる(ステップS148)。仮にもう空いているデータバッファがなかった場合(ステップS148;No)、0.5秒間警告音を発音する(ステップS149)。また空いているデータバッファがある場合(ステップS148;Yes)、今まで入力したデータバッファ(Edit BuF i)の再生(Play)用LEDを点灯させると共に、今後入力するデータバッファ(Edit BuF j)の録音(Record)用LEDを点灯させ、且つ今まで入力したデータバッファ(Edit BuF i)の録音(Record)用LEDを消灯する(ステップS150)。上記ステップS142で、小節管理用レジスタ(BAR reg)の値がループ管理レジスタ(Loop BAR reg)の値に達していない場合(ステップS142;No)、またステップS144で、現在のモードが録音モードでなかった場合(ステップS144;No)、その他ステップS146で、使用中のデータバッファ(Edit BuF)が空である場合(ステップS146;Yes)、及びステップS150の処理後、次のステップS151に移行する。
ここで使用中のデータバッファが空である場合とは、録音モードにて1回分のループ中に演奏者が何もキーオン・オフしなかったことを意味し、その時は、次のループ中も同じデータバッファを使用する。
【0035】
さらに各データバッファ(Edit BuF)の再生スイッチSW11a〜11eが押されたか否かを検出し、該スイッチが押されたならば現在の再生LED12a〜12eの状態を反転消灯させ(ステップS151)、出力させたくないデータバッファの出力をカットする。該再生LEDが点灯中のデータバッファに関し、更新された小節管理用レジスタ(BAR reg)及び拍子管理用レジスタ(BEAT reg)のタイミングに相当するキーイベントを読み出して発音(消音)する(ステップS152)。そして録音(Record)モードまたは再生(Play)モードで処理をしている最中か否かが検出される(ステップS153)。これらのモードが終了していなければ(ステップS153;No)、さらに録音(Record)モードであるか否かが検出される(ステップS154)。録音(Record)モード中であれば(ステップS154;Yes)、ステップS123に復帰する。反対に再生(Play)モード中であれば(ステップS154;No)、ステップS141に復帰する。
【0036】
ステップS153で、録音(Record)モードまたは再生(Play)モード中のいずれでもない場合(即ち録音モード或いは再生モードがストップした場合、ステップS153;Yes)は、データセーブモードに移り、データバッファ1a〜1e中に記憶された内容を演奏データとして最終的に記録するか否かの問い合わせ表示がなされ(ステップS161)、その指示があった場合(ステップS160;Yes)、再生LEDが点灯中のデータバッファに関し、そこに記憶された演奏データを時間データ順にキーイベントデータをマージして指定された演奏データ記録手段5の第i記録トラックへセーブする(ステップS162)。他方、演奏データ記録の指示がなかった場合(ステップS160;No)は、後述するステップS171の編集(Edit)モードの終了チェックに移行する。尚、ステップS130で、再生スタート指示が検出されなかった場合(ステップS130;No)は、既に録音してある演奏データを記録するか否かチェックするために上記ステップS161に移行する。
【0037】
上記セーブ処理終了後パターンエディットモードが終了か否かが検出され(ステップS171)、終了であれば(ステップS171;Yes)、処理を終了するが、そうでなければ(ステップS171;No)、前記ステップS121に復帰する。
【0038】
以上の本実施形態構成では、夫々入力される演奏データは、エディット中、一旦別々のデータバッファ1a〜1eに記憶され、一度データバッファに記憶された内容は新たなループに入ると、今度は演奏データ読み出し手段3に読み出させて、出力させることで、既に記録された演奏データを再生しながら、新たな別のデータバッファに別の演奏データを記録するオーバーダビングができるようになる。それにより、エディット中、夫々のデータバッファ1a〜1eに記憶された演奏データは独立しており、各演奏データを自由に削除したり、再生スイッチSW11a〜11eの操作で楽音を再生させないようにすることも可能となる。
【0039】
この構成では、制御手段4により、新たなループによる演奏データの入力がある度に、空きデータバッファ1a〜1eの選択を行い、前記データ分配手段2によりそこに該演奏データを記憶させるようにしているため、操作者は、全く空きデータバッファがなくなった場合は別として、通常は、空きデータバッファの存在を気にせずに、オーバーダビングを自由に繰り返すことができる。さらに空きデータバッファがなくなった場合でも、データバッファ1a〜1e中の不要な或いは重要でない演奏データを、選択して削除したり、別の記録手段に移し替えるなどすることで、空きデータバッファを確保することができる。
【0040】
またデータバッファ1a〜1eに記憶された演奏データを、該データバッファ別に或いは全ての演奏データをマージさせて記録する演奏データ記録手段5を有しているので、エディットの終了した段階で、これらの演奏データを個別にまたは1つの曲としてマージさせて保存することができる。特にその記録形式を、データバッファ1a〜1e別に記録する形式にすれば、後にエディットをやり直す場合に、従前のエディット中の履歴を紐解くことができるようになり、後のエディット作業が楽に行える。エディットをやり直す場合、演奏データ記録手段5に記録された従前の演奏データを読み出し、1乃至複数のデータバッファ1a〜1eに記憶させてから、残りの空きデータバッファに新たな演奏データの入力を行ってエディットを再開するようにすれば良い。
【0041】
本構成では、前記制御手段4により、演奏データ読み出し手段3に読み出させた演奏データを、新たに入力される演奏データと一緒に、出力させることができるので、自己の演奏状態を知ることができるようになる。それによって、オーバーダビング中、演奏者は、既に記録された演奏データの再生音に合わせて、演奏を行い、新たなループの演奏データの入力を行うことができ、自己の演奏データも同時に感知できることになる。
【0042】
本構成では、前記データバッファ1a〜1eに記憶された演奏データを、演奏データ読み出し手段3に読み出させて出力する場合に、該データバッファ1a〜1e単位で選択的に出力できるので、オーバーダビング中、色々な演奏データを組み合わせて再生させ、その際、記憶してある演奏データの再生を自由に選択できるようになる。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述した本発明に係る電子楽器のオーバーダビング編集装置の構成によれば、オーバーダビングのエディット中、夫々のデータバッファに記憶された演奏データは独立しており、各演奏データを自由に削除したり、外部へ出力させないようにすることも可能となる。
またこの構成では、制御手段により、新たなループに入る度に、空きデータバッファの選択を行い、データ分配手段によりそこに該演奏データを記憶させるようにしているため、操作者は、通常は、空きデータバッファの存在を気にせずに、オーバーダビングを自由に繰り返すことができるようになる。
そして、データバッファに記憶された演奏データを記録する演奏データ記録手段を有しているため、エディットの終了した段階で、これらの演奏データを全て記録することができるようになる。その記録形式を、データバッファ別に記録する形式にすれば、後にエディットをやり直す場合に、従前のエディット中の履歴を紐解くことができるようになって、後のエディット作業が楽に行えるようになる。
さらに、演奏データ記録手段に記録された従前の演奏データを読み出し、1乃至複数のデータバッファに記憶せしめてから、残りの空きデータバッファに新たなループの演奏データの入力を行うので、エディットのやり直しが可能となる。
請求項2の構成では、制御手段により、演奏データ読み出し手段に読み出させた演奏データを、入力されてくる新たなループの演奏データと一緒に、出力させることができるので、自己の演奏状態を知ることができるようになる。それによって、オーバーダビング中、演奏者は、既に記録された演奏データの再生音に合わせて、演奏を行い、新たなループの演奏データの入力を行うことができ、自己の演奏データも同時に感知できることになる。
請求項3の構成では、データバッファに記憶された演奏データを、演奏データ読み出し手段に読み出させて出力する場合に、該データバッファ単位で選択的に出力できるので、オーバーダビング中、色々な演奏データを組み合わせて再生させ、その際、記憶してある演奏データの再生を自由に選択できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーバーダビング編集装置の一実施形態の構成が適用された電子楽器のブロック図である。
【図2】上記電子楽器における本オーバーダビング編集装置の基本構成を示す概念図である。
【図3】本構成による処理が行われる場合の制御手段による処理フローを示すフローチャートである。
【図4】パターンエディット処理の処理フローを示すフローチャートである。
【図5】同じくパターンエディット処理の処理フローを示すフローチャートである。
【図6】同じくパターンエディット処理の処理フローを示すフローチャートである。
【図7】同じくパターンエディット処理の処理フローを示すフローチャートである。
【図8】特開平7−325570号に示されたオーバーダビング用の構成を示す概念図である。
【符号の説明】
1a〜1e データバッファ
2 データ分配手段
3 演奏データ読み出し手段
4 制御手段
5 演奏データ記録手段
6 第1の加算器
7 第2の加算器
10a〜10e 録音LED
11a〜11e 再生スイッチSW
12a〜12e 再生LED
100 バス
101 マイクロプロセッサ
102 RAM
103 ROM
104 外部記憶装置
105 鍵盤
105a 鍵盤イターフェース
106 MIDIインターフェース
107 パネルスイッチ
107a パネルインターフェース
108 音源回路
109 サウンドシステム
109a アンプ
109b スピーカ
201 第1の記憶手段
202 マージ手段
203 第2の記憶手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an overdubbing editing apparatus for editing performance information while inputting new performance data simultaneously with reproduction in an electronic musical instrument.
[0002]
[Prior art]
Overdubbing is a technique for recording other performance data on another new track while reproducing already recorded performance data, and is widely used in recording and the like. A similar technique is also used when the sampling machine successively superimposes the previous sampling sound.
[0003]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-325570 discloses such a structure for overdubbing, and as shown in FIG. 8, the previous performance data is stored in the first storage means 201 to create a new performance. When data is input, it is merged with the previous performance data by the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the above configuration, performance data is not stored separately on separate tracks, so past history cannot be unraveled during editing, performance data is separated, unnecessary performance data is deleted, etc. There is a problem that it cannot be done. Even if the performance data is recorded in the production process, there is performance data that is not necessary for the finished work. When overdubbing is performed, if it is not easy to delete the performance data, it is necessary to re-enter the performance data from the beginning. Therefore, it must be complicated.
[0005]
The present invention was devised in view of the above-described problems of the prior art, and enables the input block to be sorted in the overdubbing editing process so that unnecessary performance data can be deleted and edited. An overdubbing editing device for electronic musical instruments is to be provided.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, the configuration of the electronic musical instrument overdubbing editing apparatus according to the present invention is as follows.
A plurality of data buffers for storing arbitrary performance data;
Data distribution means for storing performance data in each data buffer;
Performance data reading means for reading performance data from the data buffer and outputting it;
Loop processing for inputting and outputting performance data to the data buffer simultaneously by looping a predetermined number of measures. When a new loop is started, an empty data buffer is selected and the data distribution is performed. The performance data is stored by the means, and when there is a data buffer in which the performance data is already stored, the performance data is read by the performance data reading means simultaneously with the start of the loop, and is output. Means,
Performance data recording means for recording performance data stored in the data buffer for each data buffer or by merging all performance data;
Have
The control means reads out performance data recorded in the performance data recording means and stores it in one or more data buffers, and then inputs new performance data to the remaining empty data buffers.
This is a basic feature.
[0007]
In the above configuration, the performance data to be input is temporarily stored in separate data buffers during editing, and the performance data for a predetermined measure (in units of one loop) once stored in the data buffer is stored in a new loop. Then, the performance data is read out by the performance data reading means and then output, so that overdubbing can be performed in which another performance data is recorded on another new track while the already recorded performance data is reproduced. It becomes like this. As a result, the performance data stored in each data buffer is independent during editing, and each performance data can be freely deleted or not output to the outside (for example, music is not reproduced). Become.
[0008]
In this configuration, every time a new loop is entered by the control means, an empty data buffer is selected, and the performance data is stored therein by the data distributing means, so that the operator can use completely empty data. In general, overdubbing can be freely repeated without worrying about the existence of an empty data buffer, except when the buffer runs out. Even when there is no more empty data buffer, it is possible to secure an empty data buffer by selecting or deleting unnecessary or unimportant performance data in the data buffer or transferring it to another recording means. It becomes possible.
[0009]
In this configuration,Performance data recording means for recording performance data stored in the data buffer for each data buffer or by merging all performance data, and recording all of the performance data at the end of editing. It was decided. If the recording format is set to be recorded for each data buffer, the history in the previous editing can be unraveled when editing again later, and the subsequent editing work can be performed easily.And when editing again, like this configuration,The previous performance data recorded in the performance data recording means is read out, stored in one or more data buffers, and new loop performance data is input to the remaining empty data buffer to resume editing.Will do.
[0010]
During overdubbing, the performer performs the performance in accordance with the reproduced sound of the performance data for one loop already recorded, and inputs the performance data related to the new loop. It is necessary to be able to sense at the same time. for that reason,Claim 2In this configuration, the performance data read out by the performance data reading means by the control means is output together with the input performance data of the new loop, so that the performance data is reproduced by appropriate reproduction means. If you do, you will be able to know your own performance.
[0011]
During overdubbing, it is more convenient for editing to play various combinations of performance data, and to select the playback of the stored performance data without deleting the performance data. good. for that reason,Claim 3In the configuration, when the performance data stored in the data buffer is read and output by the performance data reading means, it can be selectively output in units of the data buffer.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a specific embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a block diagram of an electronic musical instrument to which the configuration of an embodiment of an overdubbing editing apparatus of the present invention is applied.
[0013]
In the above configuration, the
[0014]
The
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
As described above, the data buffers 1a to 1e are composed of the
[0024]
As described above, the data distribution means 2 is a data storage distributor constituted by the
[0025]
The performance data reading means 3 is similarly composed of the
[0026]
The control means 4 is also composed of a
[0027]
The performance data recording means 5 comprises a part of the
[0028]
In FIG. 2, a first adder 6 is provided on the output side of the performance data read from the data buffers 1a to 1e so that the outputs of the performance data can be merged there. The performance data merged here and the newly input performance data are further merged by the second adder 7 and output to the
[0029]
FIG. 3 is a flowchart showing a processing flow by the control means 4 when processing according to this configuration is performed. When the power switch is turned on, the
[0030]
Next, a panel switch event is detected (step S102). If there is a switch event (step S102; Yes), an event in the pattern edit mode is detected (step S103). When event detection in the pattern edit mode is performed (step S103; Yes), a pattern edit process (step S104) described later is performed, and the process returns to step S102. On the other hand, when the panel switch event is not detected in step S102 (step S102; No), the process proceeds to the normal mode after step S106. If event detection in the pattern edit mode is not performed in step S103 (step S103; No), processing corresponding to other panel switches is performed (step S105), and then the process proceeds to the normal mode in step S106 and thereafter.
[0031]
In the normal mode, an event of a normal key switch is detected (step S106), and if there is this key switch event (step S106; Yes), a normal key-on is detected based on the event (step S107). If this normal key-on is detected (step S107; Yes), a sound generation process (step S108) is performed. If the reverse (step S107; No), a mute process is performed (step S109), and then the process returns to step S102. To do. On the other hand, if no normal key switch event is detected in step S106 (step S106; No), the process returns to step S102.
[0032]
4 to 7 are flowcharts showing the processing flow of the pattern editing process (step S104). First, all of the recording (Record) LED and the reproduction (Play) LED are cleared (step S111), and the performance data stored therein is read from the logical track of the performance data recording means 5 to the data buffer. Is displayed (step S112; Yes), the contents of the designated i-th recording track are copied to the
When the performance data is read from the logical track in step S112, the loop management register stores the loop management data of the performance data as it is, but when the recording is started from scratch as in step S115, the loop management register is the default. Is set to 4 (meaning 4 bars). The contents of the set loop management register are displayed on the panel, the user can see and change the value of the panel, and selectable values are 1, 2, 4, 8, and 16. . The setting of the Loop BAR reg in step S118 means a series of these processes.
[0033]
Next, it is detected whether or not new performance data is input, that is, whether or not an instruction to start recording has been given (step S121). If such an instruction has been given (step S121; Yes), a bar and time signature management register (BAR reg, BEAT reg) is cleared (step S122). In this edit mode, a key switch event is detected (step S123), and if there is a key switch event (step S123; Yes), it is detected whether there is an empty data buffer (step S124). If there is no empty data buffer (step S124; No), a warning sound is generated for 0.5 seconds (step S129). If there is an empty data buffer (step S124; Yes), the key switch event data is stored together with the time data in the data buffer (Edit BuF) designated by the buffer input management register INPBUFreg (step S125). Further, it is detected whether the key switch event detected in step S123 is a key-on event or a key-off event (step S126). If this key-on is detected (step S126; Yes), the sound generation process is performed. (Step S127) is performed, and in the opposite case (Step S126; No), a mute process is performed (Step S128). On the other hand, if there is no such instruction in step S121 (step S121; No), it is detected whether or not there is an instruction to start playing performance data stored in the data buffer (step S130). If this is the case (step S130; Yes), the bar and time signature management register clear process is performed (step S131). After the steps S127, S128, S129, and S131 and when the key switch event is not detected in step S123 (step S123; No), the process proceeds to the next step S141 and subsequent steps. If no reproduction start instruction is detected in step S130 (step S130; No), the process proceeds to a data save mode in step S161 and later described later.
[0034]
Furthermore, in order to manage the number of measures and beats of the phrase currently overdubbed, the management registers for the measures and beats (BAR reg, BEAT reg) according to the contents of the timer register to be interrupted Is updated (step S141). Then, it is detected whether or not the value of the bar management register (BAR reg) has reached the value of the loop management register (Loop BAR reg) (step S142). If the value has reached that value (step S142; Yes) In order to return to the beginning, the value of the loop management register (Loop BAR reg) is subtracted from the value of the bar management register (BAR reg) to obtain the value of the bar management register (BAR reg) (step S143). When returning to the top of the loop, it is detected whether the current mode is the recording mode (step S144). If it is the recording mode (step S144; Yes), the data buffer indicated by the buffer input management register INPBUFreg. It is checked whether or not key information is stored in (Edit BuF) (step S145). Then, it is detected whether the performance information is stored or empty in the data buffer (Edit BuF) being used (step S146). If the performance information is stored (step S146; No), the buffer input management register ( INPBUFreg) is incremented (step S147), and it is checked whether there is an empty data buffer (step S148). If there is no more free data buffer (step S148; No), a warning sound is generated for 0.5 seconds (step S149). If there is an empty data buffer (step S148; Yes), the reproduction (Play) LED of the data buffer (Edit BuFi) that has been input so far is turned on, and the data buffer (Edit BuF j) to be input in the future is turned on. The recording LED is turned on, and the recording LED of the data buffer (Edit BuFi) input so far is turned off (step S150). If the value of the bar management register (BAR reg) has not reached the value of the loop management register (Loop BAR reg) in step S142 (step S142; No), and the current mode is the recording mode in step S144. If not (step S144; No), in step S146, if the data buffer being used (Edit BuF) is empty (step S146; Yes), or after the processing of step S150, the process proceeds to the next step S151. .
When the data buffer in use here is empty, it means that the performer did not key on / off during one loop in the recording mode, and the same is true during the next loop. Use the data buffer.
[0035]
Further, it is detected whether or not the reproduction switches SW11a to 11e of each data buffer (Edit BuF) are pressed. If the switches are pressed, the current state of the
[0036]
In step S153, when neither the recording mode nor the playback mode is in operation (that is, when the recording mode or the playback mode is stopped, step S153; Yes), the process proceeds to the data saving mode, and the data buffers 1a to An inquiry display is made as to whether or not the content stored in 1e is finally recorded as performance data (step S161). When there is an instruction (step S160; Yes), the data buffer whose reproduction LED is lit is displayed. The performance data stored therein is saved to the i-th recording track of the designated performance data recording means 5 by merging the key event data in the order of time data (step S162). On the other hand, if there is no instruction to record performance data (step S160; No), the process proceeds to an end check of edit mode (Edit) in step S171 described later. If a playback start instruction is not detected in step S130 (step S130; No), the process proceeds to step S161 to check whether or not performance data that has already been recorded is recorded.
[0037]
It is detected whether or not the pattern edit mode is finished after the save process is finished (step S171). If finished (step S171; Yes), the process is finished. If not (step S171; No), the process is finished. The process returns to step S121.
[0038]
In the configuration of the present embodiment described above, the performance data input respectively is stored in the
[0039]
In this configuration, whenever the performance data is input by the control means 4 by the control means 4, the
[0040]
Since the performance data stored in the data buffers 1a to 1e is recorded by the data buffer or by merging all performance data, the performance data recording means 5 is provided. The performance data can be stored individually or merged as one song. In particular, if the recording format is set to be recorded separately for each of the data buffers 1a to 1e, when the editing is performed again later, the history during the previous editing can be unraveled, and the subsequent editing work can be performed easily. When editing again, the previous performance data recorded in the performance data recording means 5 is read and stored in one or
[0041]
In this configuration, the performance data read by the performance data reading means 3 can be output together with newly inputted performance data by the control means 4, so that the player can know his / her performance state. become able to. As a result, during overdubbing, the performer can perform in accordance with the playback sound of the already recorded performance data, and can input performance data for a new loop, and can simultaneously detect his own performance data. become.
[0042]
In this configuration, when the performance data stored in the data buffers 1a to 1e is read and output by the performance data reading means 3, it can be selectively output in units of the data buffers 1a to 1e. In the middle, various performance data are combined and reproduced, and at this time, reproduction of stored performance data can be freely selected.
[0043]
【The invention's effect】
According to the configuration of the overdubbing editing apparatus for an electronic musical instrument according to the present invention described in detail above, the performance data stored in each data buffer is independent during overdubbing editing, and each performance data is freely deleted. It is also possible not to output to the outside.
AlsoIn this configuration, each time a new loop is entered by the control means, an empty data buffer is selected, and the performance data is stored therein by the data distribution means. Overdubbing can be freely repeated without worrying about the existence of the data buffer.
AndSince the performance data recording means for recording the performance data stored in the data buffer is provided, all of the performance data can be recorded when the editing is completed. If the recording format is set to be recorded for each data buffer, the history during the previous editing can be unraveled when editing again later, so that the subsequent editing work can be performed easily.
further,The previous performance data recorded in the performance data recording means is read out, stored in one or more data buffers, and new loop performance data is input to the remaining empty data buffers.BecauseEditing can be redone.
Claim 2In this configuration, the performance data read by the performance data reading means can be output by the control means together with the new loop performance data that is input, so that the player can know his / her performance status. become able to. As a result, during overdubbing, the performer can perform in accordance with the playback sound of the already recorded performance data, and can input performance data for a new loop, and can simultaneously detect his own performance data. become.
Claim 3With this configuration, when the performance data stored in the data buffer is read out and output by the performance data reading means, it can be selectively output in units of the data buffer, so various performance data can be combined during overdubbing. At this time, it is possible to freely select reproduction of the stored performance data.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of an electronic musical instrument to which a configuration of an embodiment of an overdubbing editing apparatus of the present invention is applied.
FIG. 2 is a conceptual diagram showing a basic configuration of the overdubbing editing apparatus in the electronic musical instrument.
FIG. 3 is a flowchart illustrating a processing flow by a control unit when processing according to the present configuration is performed.
FIG. 4 is a flowchart showing a processing flow of pattern editing processing.
FIG. 5 is a flowchart showing a processing flow of pattern editing processing.
FIG. 6 is a flowchart showing the processing flow of pattern editing processing.
FIG. 7 is a flowchart showing a processing flow of pattern editing processing.
FIG. 8 is a conceptual diagram showing a configuration for overdubbing disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 7-325570.
[Explanation of symbols]
1a to 1e Data buffer
2 Data distribution means
3 Performance data reading means
4 Control means
5 Performance data recording means
6 First adder
7 Second adder
10a-10e Recording LED
11a to 11e Playback switch SW
12a-12e Reproduction LED
100 buses
101 Microprocessor
102 RAM
103 ROM
104 External storage device
105 keyboard
105a Keyboard Italia Face
106 MIDI interface
107 Panel switch
107a Panel interface
108 Sound source circuit
109 Sound system
109a amplifier
109b Speaker
201 First storage means
202 Merging means
203 Second storage means
Claims (3)
各データバッファに演奏データを記憶せしめるデータ分配手段と、
データバッファから演奏データを読み出し、出力する演奏データ読み出し手段と、
所定小節数をループして、データバッファに対し演奏データの入出力を同時に行うループ処理を制御するものであって、新たなループが開始される時に、空きデータバッファを選択して、前記データ分配手段によりそこに演奏データを記憶させると共に、演奏データが既に記憶されているデータバッファがある場合には、該ループの開始と同時に演奏データ読み出し手段に該演奏データを読み出させて、出力せしめる制御手段と、
前記データバッファに記憶された演奏データを、該データバッファ別に或いは全ての演奏データをマージさせて記録する演奏データ記録手段と
を有しており、
前記制御手段は、演奏データ記録手段に記録された演奏データを読み出し1乃至複数のデータバッファに記憶せしめてから、残りの空きデータバッファに新たな演奏データの入力を行う
ことを特徴とする電子楽器のオーバーダビング編集装置。A plurality of data buffers for storing arbitrary performance data;
Data distribution means for storing performance data in each data buffer;
Performance data reading means for reading performance data from the data buffer and outputting it;
Loop processing for inputting and outputting performance data to the data buffer simultaneously by looping a predetermined number of measures. When a new loop is started, an empty data buffer is selected and the data distribution is performed. The performance data is stored by the means, and when there is a data buffer in which the performance data is already stored, the performance data is read by the performance data reading means simultaneously with the start of the loop, and is output. Means,
Performance data recording means for recording performance data stored in the data buffer for each data buffer or by merging all performance data;
Have
The control means reads out performance data recorded in the performance data recording means and stores it in one or more data buffers, and then inputs new performance data into the remaining empty data buffers. An overdubbing editing device for electronic musical instruments.
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