JP3652110B2 - Vehicle seat locking device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車長方向に進退するとともに最先端ロック位置より前方にスライド自在なシートを、前記最先端ロック位置より後方の任意の位置にロックする車両用シートのロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、多様性を有する乗用車が望まれており、例えば、車室内に必要に応じて荷室部から連続する広い荷物用スペースを確保したいという要請がある。このため、前席シートから後席シートに連続するフラット面を構成することが行われている。具体的には、前席シートを構成する前席シートバックを後方に傾倒させ、この前席シートバックを、後席シートを構成する後席シートクッションの前端部に接触させかつ前記後席シートクッションの上面部と略同一面上に配置する構造が採用されている。
【0003】
この場合、上記のように、前席シートから後席シートに連続するフラット面を構成しようとすると、前席シートクッションを最先端ロック位置より前方にスライドさせる必要がある。すなわち、図9に示すように、前席シートクッション3を前席シート1の最先端ロック位置2に移動させた状態で、前席シートバック4を後倒れさせると、この前席シートバック4が後席シート5の後席シートクッション6の先端部と干渉する部分7が発生してしまう。
【0004】
そこで、図10に示すように、最先端ロック位置2より前方(矢印X方向)に所定の距離Hにわたってスライド部分8を設ける工夫が採用されている。このため、前席シート1は、スライド部分8に沿って最先端ロック位置2より前方にスライドし、前席シートバック4と後席シートクッション6の先端部とを互いに接触させて略同一面上に配置することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前席シート1を所定のロック位置にロックするためのロック装置は、通常、ばねにより押されるとともに、前記前席シート1と一体的に移動自在なロック部材と、ロックレールに設けられる複数のロック孔とを備えている。そして、操作レバーを介してロック部材を回転させることにより、前席シート1のロックおよびロック解除が行われている。
【0006】
しかしながら、前席シート1を、図10に示すフラット姿勢から着座姿勢に戻す際、前記前席シート1を後方に向かって通常の前後の微調整よりも高速でスライドさせる場合が多い。このため、ロック部材が所望の接触位置を通過してずれた位置でロックしてしまう、所謂、「ロックの歯飛び」が惹起されるという問題が指摘されている。これにより、シートをスライドさせる際の操作性が悪くなるとともに、ロック部材や接触部に損傷等が生じ易いという問題がある。
【0007】
本発明は、この種の問題を解決するものであり、シートを所望のロック位置に迅速かつ確実にロックするとともに、前記シートを高速でスライドさせることが可能な車両用シートのロック装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る車両用シートのロック装置では、シートが、一旦、最先端ロック位置より前方に移動された後に後方にスライドされる際、この最先端ロック位置より前方に設けられた板状のガイド部材の接触面に沿ってロック部材がスライドする。
【0009】
ここで、ガイド部材の接触面は、固定側ガイド部材の側面にあってロック部材側に突出して設けられており、前記ロック部材には、アンロック方向に圧力が作用している。従って、ロック部材が接触面から離脱する際に、このロック部材がロック方向に弾性的に変位し、前記接触面の案内作用下に該ロック部材を最先端ロック位置に確実にロックさせることができる。これにより、ロック部材によるロックスピードが一挙に向上し、前記ロック部材を所望のロック位置に容易かつ確実にロックさせることが可能になる。しかも、ロック装置全体の構成を有効に簡素化することができる。
【0010】
また、接触面の最先端ロック位置側の後端部とこの最先端ロック位置との間に、前記接触面をスライドするロック部材が前記後端部から前記最先端ロック位置に移動する距離に対応した間隔を設けている。このため、特にシートを高速でスライドさせる際にも、ロック部材が最先端ロック位置を飛び越えることを防止して、このロック部材を前記最先端ロック位置に対して、より確実にロックすることが可能になる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係るロック装置10が設けられた車体12の概略斜視説明図である。
【0012】
車体12の車室14内には、車長方向(矢印A方向)に前席シート16および後席シート18が配置される。図1および図2に示すように、助手席側に設けられている前席シート16は、車長方向(矢印A方向)にスライド自在な着座用前席シートクッション20と、少なくとも後倒れ自在な背もたれ用前席シートバック22と、この前席シートバック22の上部に着脱自在なヘッドレスト24とを備え、この前席シート16に第1の実施形態に係るロック装置10が装着される。
【0013】
図3および図4に示すように、ロック装置10は、車体12の床面26に固着される固定側レール部材28と、前席シートクッション20の下面に固着される可動側レール部材30と、前記可動側レール部材30および前記固定側レール部材28を一体的にロックして前席シート16の移動を阻止するためのロック部材32と、前記前席シート16の最先端ロック位置Pより前方(矢印A1方向)にかつ前記ロック部材32側に突出して設けられ、該ロック部材32をスライドさせた後に前記最先端ロック位置Pに案内するための接触面34を有した板状のガイド部材36とを備える。
【0014】
固定側レール部材28は、図3に示すように、最先端ロック位置Pから車長方向後方(矢印A2方向)に所定間隔ずつ離間して複数のロック孔38が形成されており、この固定側レール部材28の前記最先端ロック位置Pより前方にガイド部材36が固着される。ガイド部材36は、ロック部材32がスライドするために、少なくともその接触面34に耐磨耗性を有する材料が採用されている。
【0015】
可動側レール部材30に沿ってロッド部材40が回転自在にロックされるとともに、このロッド部材40の一端側にロック部材32が固着される。ロック部材32は、可動側レール部材30の窓部42を通って固定側レール部材28に形成された任意のロック孔38に挿入される複数のロック歯44を設けている。ロック部材32は、一対のスプリング46を介してロック方向(矢印B方向)に、常時、押されている。ロッド部材40の他端側は、略90°屈曲しており、先端に操作レバー48が設けられている。
【0016】
図4に示すように、前席シートクッション20と前席シートバック22とに、リクライニング装置50が装着される。リクライニング装置50は、前席シートクッション20の側部に配置されるリクライニングノブ52を備える。このリクライニングノブ52の操作によって前席シートバック22を所定の傾倒姿勢に調整するためのリクライニングアジャスタ54が、前席シートクッション20と前記前席シートバック22とに装着される。
【0017】
図1および図2に示すように、後席シート18は、着座用後席シートクッション56と、背もたれ用後席シートバック58a、58bと、前記後席シートバック58a、58bの上部に着脱自在なヘッドレスト60a、60bとを備える。後席シートバック58a、58bは、必要に応じてリクライニング可能に構成されている。
【0018】
このように構成される第1の実施形態に係るロック装置10の動作について、以下に説明する。
【0019】
先ず、図2において、前席シート16を構成するヘッドレスト24が前席シートバック22の上部から離脱された後、前席シートクッション20が車長方向前方(矢印A1方向)に移動される。具体的には、図3および図4に示すように、操作レバー48が矢印C方向に揺動されると、ロック部材32がロッド部材40を介しスプリング46に抗して矢印B方向とは逆の矢印D方向に揺動する。このため、ロック部材32のロック歯44が固定側レール部材28のロック孔38から離脱し、可動側レール部材30が前記固定側レール部材28に対して矢印A方向に進退自在となる。
【0020】
そこで、前席シートクッション20が矢印A1方向に移動され、ロック部材32が固定側レール部材28の最先端ロック位置Pを通過してガイド部材36の接触面34側に配置される。この位置で、操作レバー48の操作が解除されると、ロック部材32がスプリング46の引張力を介して矢印B方向に揺動し、そのロック歯44がガイド部材36の接触面34に接触してロックされる(図6A参照)。
【0021】
この状態で、リクライニング装置50を構成するリクライニングノブ52が操作され、リクライニングアジャスタ54を介して前席シートバック22が後方に傾倒する。そして、図5に示すように、前席シートバック22が、後席シートクッション56の先端部に接触しかつこの後席シートクッション56の上面部と略同一面上に配置される位置にロックされる。なお、後席シートバック58aは、必要に応じて後方にリクライニングさせておくことができる。
【0022】
これにより、前席シートクッション20、前席シートバック22および後席シートクッション56にわたって略同一面上に構成される。従って、例えば、荷台用としての広いフラット面が得られ、比較的大型な荷物を効果的に積載することが可能になる。
【0023】
次いで、前席シート16を、図5に示すフラット構成から図2に示す着座姿勢に戻す際には、先ず、リクライニング装置50を操作して前席シートバック22を上方向に向かって揺動させる。さらに、前席シートクッション20を、車長方向後方(矢印A2方向)に向かってスライドさせる。
【0024】
この場合、第1の実施形態では、前席シートクッション20が前方に移動して前席シートバック22とフラット面を構成する際、図6Aに示すように、可動側レール部材30に装着されているロック部材32のロック歯44が固定側レール部材28の最先端ロック位置Pよりさらに矢印A1方向に移動してガイド部材36の接触面34に接触している。従って、ロック部材32は、ガイド部材36を介して矢印D方向(アンロック方向)に押されており、このロック部材32は、固定側レール部材28上に直接接触する場合に比べ、スプリング46の弾性力が大きく作用している。
【0025】
そこで、前席シートクッション20を矢印A2方向に移動させると、この前席シートクッション20に固着された可動側レール部材30と一体的にロック部材32が矢印A2方向に移動し、このロック部材32がガイド部材36の接触面34から離脱する。その際、ロック部材32には、スプリング46を介して矢印B方向に比較的大きな弾性力が付与されており、前記ロック部材32は、該弾性力を介して最先端ロック位置Pに向かって瞬時に揺動する(図6B参照)。
【0026】
すなわち、ロック部材32は、ガイド部材36の接触面34から離脱することにより、この接触面34の案内機能とスプリング46の大きな弾性力とを介して迅速かつ確実に最先端ロック位置Pに揺動し、ロック歯44がロック孔38に円滑に挿入される。このため、特に、前席シートクッション20を矢印A2方向に比較的高速でスライドさせる際にも、ロック部材32が所望のロック孔38を飛び越えることがなく、前席シート16の操作性が向上するとともに、前記前席シート16を所望のロック位置に確実にロックすることが可能になるという効果が得られる。
【0027】
しかも、ロック部材32のロック歯44と固定側レール部材28のロック孔38の境界部位とが接触して損傷等が生じることを有効に阻止することができる。さらに、ロック装置10は、実質的に、固定側レール部材28の最先端ロック位置Pより前方に位置して板状のガイド部材36を設けるだけでよい。これにより、ロック装置10の構成が簡素化するとともに、製造費を効果的に削減することが可能になる。
【0028】
図7は、本発明の第2の実施形態に係るロック装置80の斜視説明図である。なお、第1の実施形態に係るロック装置10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0029】
ロック装置80は、固定側レール部材28の最先端ロック位置Pより前方に固着されるガイド部材82を備える。ガイド部材82には、ロック部材32をスライドさせるための接触面84が設けられるとともに、この接触面84の最先端ロック位置P側の後端部86と、前記最先端ロック位置Pとの間に、すなわち、前記後端部86と、矢印A1方向最先端のロック孔38との間に、該接触面84をスライドするロック部材32が前記後端部86から前記最先端部ロック位置Pに移動する距離に対応した間隔Hを設けている(図7および図8A参照)。
【0030】
この間隔Hは、前席シートクッション20を矢印A2方向に低速でスライドさせる際、および高速でスライドさせる際のいずれの場合であっても、ロック部材32を最先端ロック位置Pに確実にロックし得る範囲に設定される。
【0031】
ここで、間隔Hが大きすぎると、ロック部材32のロック歯44が固定側レール部材28の面に接触して跳ねてしまい、あるいは、低速スライド時にこの固定側レール部材28の面をスライドして歯飛びが発生する可能性がある。一方、間隔Hが小さすぎると、特に、高速スライド時にロック部材32のロック歯44が最先端ロック位置Pを飛び越えてしまう可能性がある。そこで、間隔Hは、具体的には、3〜5mmの範囲内に設定されることによって、ロック部材32を最先端位置Pにロックすることができる。
【0032】
これにより、第2の実施形態では、ガイド部材82において、接触面84の後端部86と最先端ロック位置Pとの間に所定の間隔H(3〜5mmの範囲内)を設定するだけで、前席シートクッション20を矢印A2方向に低速でスライドさせる際、および、高速でスライドさせる際のいずれでの場合であっても、ロック部材32を最先端ロック位置Pに対してより確実にロックさせることができるという効果がある。しかも、ロック装置80の構成が簡素化される等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0033】
【発明の効果】
本発明に係る車両用シートのロック装置では、シートを最先端ロック位置より前方にスライドさせると、ロック部材がガイド部材に設けられて該ロック部材側に突出する接触面に対応して配置される。このため、シートを最先端ロック位置より後方に移動させる際、ロック部材を、接触面の案内機能と前記ロック部材に作用する大きな弾性力とを介して最先端ロック位置に迅速かつ円滑にロックさせることができる。
【0034】
これにより、特に、シートを高速でスライドさせる際にも、このシートを所望のロック位置に確実にロックすることが可能になるとともに、ロック装置全体の構成が有効に簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るロック装置が組み込まれる車体の概略斜視説明図である。
【図2】前記ロック装置が適用されるシートの側面説明図である。
【図3】前記ロック装置の斜視説明図である。
【図4】前記ロック装置を装着したシートの一部斜視説明図である。
【図5】前記シートをフラット状に構成した状態の側面説明図である。
【図6】図6Aは、ロック部材がガイド部材上に配置された状態の説明図であり、図6Bは、前記ロック部材が前記ガイド部材から最先端ロック位置に配置された状態の説明図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るロック装置の斜視説明図である。
【図8】図8Aは、ロック部材がガイド部材上に配置された状態の説明図であり、図8Bは、前記ロック部材が前記ガイド部材から最先端ロック位置に配置された状態の説明図である。
【図9】従来のシートをフルフラット状にする際の説明図である。
【図10】前記従来のシートを前方にさらに移動可能に構成した状態の説明図である。
【符号の説明】
10、80…ロック装置 12…車体
16…前席シート 18…後席シート
20…前席シートクッション 22…前席シートバック
28…固定側レール部材 30…可動側レール部材
32…ロック部材 34、84…接触面
36、82…ガイド部材 38…ロック孔
40…ロッド部材 44…ロック歯
46…スプリング 48…操作レバー
50…リクライニング装置 86…後端部
P…最先端ロック位置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle seat locking device that locks a seat that moves forward and backward in the vehicle length direction and that is slidable forward from a most advanced locking position at an arbitrary position behind the most advanced locking position.
[0002]
[Prior art]
In recent years, passenger cars having a variety of demands have been demanded. For example, there is a demand for securing a large luggage space continuous from the luggage compartment in the passenger compartment as necessary. For this reason, the flat surface which continues from a front seat to a rear seat is comprised. Specifically, the front seat back constituting the front seat is tilted backward, the front seat back is brought into contact with the front end portion of the rear seat cushion constituting the rear seat, and the rear seat cushion The structure arrange | positioned on the substantially the same surface as the upper surface part of is employ | adopted.
[0003]
In this case, as described above, in order to form a flat surface continuous from the front seat to the rear seat, it is necessary to slide the front seat cushion forward from the most advanced locking position. That is, as shown in FIG. 9, when the front seat back 4 is tilted while the
[0004]
Therefore, as shown in FIG. 10, a contrivance is provided in which the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, a locking device for locking the
[0006]
However, when the
[0007]
The present invention solves this type of problem, and provides a vehicle seat locking device capable of quickly and surely locking a seat at a desired locking position and sliding the seat at a high speed. For the purpose.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In the vehicle seat locking device according to the present invention, when the seat is once moved forward from the most advanced locking position and then slid rearward, a plate-shaped guide provided forward from the most advanced locking position. The lock member slides along the contact surface of the member.
[0009]
Here, the contact surface of the guide member is provided on the side surface of the fixed guide member so as to protrude toward the lock member, and pressure is applied to the lock member in the unlocking direction. Therefore, when the lock member is detached from the contact surface, the lock member is elastically displaced in the lock direction, and the lock member can be reliably locked at the most advanced lock position under the guide action of the contact surface. . Thereby, the locking speed by the locking member is improved at once, and the locking member can be easily and reliably locked at a desired locking position. In addition, the configuration of the entire lock device can be effectively simplified.
[0010]
Also, it corresponds to the distance that the locking member that slides on the contact surface moves from the rear end portion to the most advanced locking position between the rear end portion on the most advanced locking position side of the contact surface and the most advanced locking position. The interval is provided. Therefore, even when the seat is slid at a high speed, it is possible to prevent the lock member from jumping over the most advanced lock position and to lock the lock member more securely with respect to the most advanced lock position. become.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a schematic perspective explanatory view of a
[0012]
A
[0013]
As shown in FIGS. 3 and 4, the
[0014]
As shown in FIG. 3, the fixed-
[0015]
The
[0016]
As shown in FIG. 4, the reclining
[0017]
As shown in FIGS. 1 and 2, the
[0018]
The operation of the
[0019]
First, in FIG. 2, after the
[0020]
Therefore, the
[0021]
In this state, the reclining
[0022]
Accordingly, the
[0023]
Next, when the
[0024]
In this case, in the first embodiment, when the
[0025]
Therefore, when the
[0026]
In other words, the
[0027]
In addition, it is possible to effectively prevent damage caused by contact between the
[0028]
FIG. 7 is an explanatory perspective view of a
[0029]
The locking
[0030]
This interval H securely locks the
[0031]
Here, if the distance H is too large, the
[0032]
Thereby, in 2nd Embodiment, only the predetermined space | interval H (within the range of 3-5 mm) is set between the rear-
[0033]
【The invention's effect】
In the vehicle seat locking device according to the present invention, when the seat is slid forward from the foremost lock position, the lock member is provided on the guide member and is disposed corresponding to the contact surface protruding toward the lock member. . For this reason, when the seat is moved backward from the most advanced locking position, the locking member is quickly and smoothly locked at the most advanced locking position via the contact surface guiding function and the large elastic force acting on the locking member. be able to.
[0034]
As a result, particularly when the seat is slid at high speed, the seat can be reliably locked at a desired lock position, and the configuration of the entire locking device is effectively simplified.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective explanatory view of a vehicle body in which a locking device according to a first embodiment of the present invention is incorporated.
FIG. 2 is an explanatory side view of a seat to which the locking device is applied.
FIG. 3 is an explanatory perspective view of the locking device.
FIG. 4 is a partial perspective view of a seat on which the lock device is mounted.
FIG. 5 is an explanatory side view of a state in which the sheet is configured in a flat shape.
FIG. 6A is an explanatory view showing a state in which the lock member is arranged on the guide member, and FIG. 6B is an explanatory view showing a state in which the lock member is arranged at the most advanced locking position from the guide member. is there.
FIG. 7 is a perspective explanatory view of a locking device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 8A is an explanatory view showing a state in which the lock member is arranged on the guide member, and FIG. 8B is an explanatory view showing a state in which the lock member is arranged at the most advanced lock position from the guide member. is there.
FIG. 9 is an explanatory diagram when a conventional sheet is made into a full flat shape.
FIG. 10 is an explanatory diagram of a state in which the conventional seat is configured to be further movable forward.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
車体側に装着される固定側レール部材と、
前記シート側に装着される可動側レール部材と、
前記可動側レール部材および前記固定側レール部材を一体的にロックして前記シートの移動を阻止するためのロック部材と、
前記固定側レール部材の側面にあって前記最先端ロック位置より前方にかつ前記ロック部材側に突出して設けられ、該ロック部材をスライドさせた後に前記最先端ロック位置に案内するための接触面を有した板状のガイド部材と、
を備え、
前記板状のガイド部材の接触面の前記最先端ロック位置側の後端部と該最先端ロック位置との間に、前記接触面をスライドする前記ロック部材が前記後端部から前記最先端ロック位置に移動する距離に対応した間隔を設けることを特徴とする車両用シートのロック装置。A vehicle seat locking device that locks a seat that moves forward and backward in the vehicle length direction and that is slidable forward from the most advanced locking position to an arbitrary position behind the most advanced locking position,
A fixed-side rail member mounted on the vehicle body side;
A movable rail member mounted on the seat side;
A locking member for integrally locking the movable side rail member and the fixed side rail member to prevent movement of the seat;
A contact surface provided on a side surface of the fixed-side rail member so as to protrude forward from the most advanced locking position and toward the locking member side, and guides to the most advanced locking position after sliding the locking member. A plate-shaped guide member having;
Equipped with a,
The locking member that slides on the contact surface between the rear end portion of the contact surface of the plate-shaped guide member on the side of the front end lock position and the front end lock position has the front end lock from the rear end portion. locking device for a vehicle seat, characterized in that kick set the interval corresponding to the distance traveled to the position.
Priority Applications (1)
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JP09645098A JP3652110B2 (en) | 1997-04-16 | 1998-04-08 | Vehicle seat locking device |
Applications Claiming Priority (3)
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JP9-99128 | 1997-04-16 | ||
JP09645098A JP3652110B2 (en) | 1997-04-16 | 1998-04-08 | Vehicle seat locking device |
Publications (2)
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JPH111138A JPH111138A (en) | 1999-01-06 |
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1998
- 1998-04-08 JP JP09645098A patent/JP3652110B2/en not_active Expired - Fee Related
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