JP3650943B2 - Laser annealing equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザーアニール処理装置に関し、更に詳しくは、被処理体にばらつきがあっても,常に過不足のない適切なアニールを行うことができるレーザーアニール処理装置に関するものである。本発明のレーザーアニール処理装置は、特に大面積大粒径多結晶シリコン薄膜の形成に有用である。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来のレーザーアニール処理装置の一例の要部縦断面図である。
このレーザーアニール処理装置500は、アルミニウム製の真空チャンバ1と、この真空チャンバ1内に設置された基台B上を移動すると共にその上面に被処理体Mが載置される移動載置台2と、この移動載置台2の上面に埋設され前記被処理体Mを予熱する抵抗線3と、前記真空チャンバ1の天井部1aに設けられ且つ石英ガラス板の両面に紫外線反射防止膜(ARコート)を形成したレーザー導入用窓5と、このレーザー導入用窓5を通して略垂直下方へレーザー光Rを照射するエキシマレーザー照射装置6と、前記真空チャンバ1に被処理体Mを導入するためのゲートバルブS2と、前記真空チャンバ1から被処理体Mを導出するためのゲートバルブS3とを具備している。1bは、真空引き用の排気口である。前記被処理体Mは、絶縁基板M2上に非晶質半導体薄膜M1を形成したものである。
【0003】
レーザーアニール処理は次の手順で行う。
▲1▼ゲートバルブS2を開けて、未処理の被処理体Mを移動載置台2の上に載置し、ゲートバルブS2を閉じる。
▲2▼真空チャンバ1の排気口1bから排気し、真空チャンバ1内を10-2〜10-6Torrの高真空とする(あるいは窒素ガスを充填する)。次に、前記抵抗線3に通電し、被処理体Mを400℃程度に予熱する。また、レーザー照射部分Pが被処理体Mの照射スタート点に位置するように移動載置台2を移動させる。そして、エキシマレーザー照射装置6からレーザー光Rを発生させる。レーザー光Rは、レーザー導入用窓5を通って真空チャンバ1内に導入され、被処理体Mの表面に略垂直に照射される。この状態で移動載置台2を移動し、小面積(例えば0.4mm×150mm)のレーザー照射部分Pで前記被処理体Mの非晶質半導体薄膜M1の全面(例えば300mm×300mm)を走査する。これにより、非晶質半導体薄膜M1の結晶化を行うことが出来る。
▲3▼ゲートバルブS3を開けて、処理済の被処理体Mを移動載置台2の上から取り出し、ゲートバルブS3を閉じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のレーザーアニール処理装置500では、被処理体Mを真空チャンバ1から取り出して分析しなければ、アニールが適切か否かが判らないという問題点がある。
また、非晶質半導体薄膜M1の膜厚や性質には、ばらつきがある。このため、上記従来のレーザーアニール処理装置500において、レーザー光Rの照射強度,照射タイミングや、移動載置台2の移動速度,移動タイミングを一定にしておくと、被処理体Mによっては、アニールに過不足を生じてしまうという問題点がある。
そこで、本発明の第1の目的は、アニールが適切か否かをアニール中に知ることができるレーザーアニール処理装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、被処理体にばらつきがあっても常に過不足のない適切なアニールを行うことができるレーザーアニール処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の観点では、本発明は、密閉容器(1)内に置かれた被処理体(M)に外部からレーザー導入用窓(5)を通してレーザーアニール処理用のレーザー光(R)を照射するレーザー照射手段(6)と、小面積のレーザー照射部分(P)で前記被処理体(M)の大面積の領域を走査するように前記被処理体(M)を乗せて移動する移動載置台(2)とを備えたレーザーアニール処理装置において、前記移動載置台(2)はその上面に被処理体(M)が載置されるものであり、前記レーザー導入用窓(5)は前記密閉容器(1)の天井部(1a)に傾斜して設けられ、前記レーザー導入用窓(5)を通して前記レーザーアニール処理用のレーザー光(R)を被処理体(M)に上方から斜めに照射すると共に、被処理体(M)で正反射された反射レーザー光(L)の強度を測定する光強度測定手段(9)を前記密閉容器(1)内に設置し、その光強度測定手段(9)で測定した反射レーザー光(L)の強度に基づいて前記レーザーアニール処理の進行状況を判別することを特徴とするレーザーアニール処理装置(100)を提供する。
上記第1の観点によるレーザーアニール処理装置(100)では、被処理体(M)に斜め方向からレーザーアニール処理用のレーザー光(R)を照射し、逆斜め方向に正反射された反射レーザー光(L)の強度を光強度測定手段(9)により測定する。ここで、被処理体(M)の反射率はレーザーアニール処理の進行状況により変化するので、光強度測定手段(9)により測定した反射レーザー光(L)の強度によりレーザーアニール処理の進行状況が判る。例えば、非晶質半導体薄膜(M1)の反射率は比較的小さいが、結晶化すると反射率が比較的大きくなるので、光強度測定手段(9)により測定した反射レーザー光(L)の強度は結晶化の進行に伴って大きくなり、結晶化が終了すると変化しなくなる。従って、測定した反射レーザー光(L)の強度に基づいてレーザーアニール処理の進行状況を判別することにより、レーザーアニール処理が適切か否かをレーザーアニール処理中に知ることができる。そして、被処理体(M)を密閉容器(1)から取り出さずに適切なレーザーアニール処理を完了することが可能となり、高スループットが得られる。
【0006】
なお、斜め方向からレーザー光(R)を被処理体(M)に照射するため、密閉容器(1)の天井部(1a)であって且つレーザー照射部分(P)の垂直上方から外れた位置にレーザー導入用窓(5)を設ける。このため、アニール時に被処理体(M)から蒸散物質が発生し、これが密閉容器(1)の天井部(1a)であって且つレーザー照射部分(P)の垂直上方の壁面に付着しても、レーザー導入用窓(5)は汚れない。従って、レーザー導入用窓(5)から導入されるレーザー光(R)のエネルギーが被処理体(M)からの蒸散物質によって減衰することを防止できる。
【0007】
また、斜め方向からレーザー光(R)を被処理体(M)に照射するため、被処理体(M)で反射した反射レーザー光(L)が密閉容器(1)の天井部(1a)で反射されて再び被処理体(M)に入射し、アニールに悪影響を与えることも防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、これによりこの発明が限定されるものではない。
【0009】
−第1の実施形態−
図1は、本発明の第1の実施形態にかかるレーザーアニール処理装置の要部断面図である。
このレーザーアニール処理装置100は、アルミニウム製の真空チャンバ1と、この真空チャンバ1内に設置された基台B上を移動すると共にその上面に被処理体Mが載置される移動載置台2と、この移動載置台2の上面に埋設され前記被処理体Mを予熱する抵抗線3と、前記真空チャンバ1の天井部1aに傾斜して設けられ且つ石英ガラス板の両面に紫外線反射防止膜(ARコート)を形成したレーザー導入用窓5と、このレーザー導入用窓5を通して斜め下方向にレーザー光Rを照射するエキシマレーザー照射装置6と、前記真空チャンバ1に被処理体Mを導入するためのゲートバルブS2と、前記真空チャンバ1から被処理体Mを導出するためのゲートバルブS3と、被処理体Mで正反射した反射レーザー光Lの強度を測定する光強度測定装置9と、その光強度測定装置9により測定した反射レーザー光Lの強度に基づいて前記レーザー照射手段6または前記移動載置台2の制御を行う制御装置10とを具備している。1bは、真空引き用の排気口である。
前記被処理体Mは、絶縁基板M2上に非晶質半導体薄膜M1を形成したものである。
【0010】
レーザーアニール処理は次の手順で行う。
▲1▼ゲートバルブS2を開けて、未処理の被処理体Mを移動載置台2の上に載置し、ゲートバルブS2を閉じる。
▲2▼真空チャンバ1の排気口1bから排気し、真空チャンバ1内を10-2〜10-6Torrの高真空とする(あるいは窒素ガスを充填する)。次に、前記抵抗線3に通電し、被処理体Mを400℃程度に予熱する。また、レーザー照射部分Pが被処理体Mの照射スタート点に位置するように移動載置台2を移動させる。そして、エキシマレーザー照射装置6からレーザー光Rを発生させる。レーザー光Rは、レーザー導入用窓5を通って真空チャンバ1内に導入され、被処理体Mの表面に斜め方向から照射される。この状態で移動載置台2を移動し、小面積(例えば0.4mm×150mm)のレーザー照射部分Pで前記被処理体Mの非晶質半導体薄膜M1の全面(例えば300mm×300mm)を走査する。このとき、反射レーザー光Lの強度に基づき、エキシマレーザー照射装置6を制御してレーザー光Rの照射強度,照射タイミングを調整すると共に、移動載置台2を制御して移動速度,移動タイミングを調整する。これにより、非晶質半導体薄膜M1の膜厚や性質にばらつきがあっても、非晶質半導体薄膜M1の結晶化を適切に行うことが出来る。
▲3▼ゲートバルブS3を開けて、処理済の被処理体Mを移動載置台2の上から取り出し、ゲートバルブS3を閉じる。
【0011】
図2は、非晶質シリコンa−Siと結晶シリコンC−Siの反射率の特性図である。
非晶質シリコンa−Siの反射率は、どのような波長でも結晶シリコンC−Siの反射率より小さくなっている。従って、光強度測定装置9により測定した反射レーザー光Lの強度は、非晶質シリコンa−Siでは小さく、結晶化が進むにつれて大きくなり、結晶化が終了すると大きい値で変化しなくなる。
そこで、エキシマレーザー照射装置6および移動載置台2の制御は、光強度測定装置9により測定した反射レーザー光Lの強度が小さい間はレーザー光Rの照射強度を強めたり,照射時間を長くするようにし、光強度測定装置9により測定した反射レーザー光Lの強度が大きくなったらレーザー光Rの照射強度を弱めたり,照射時間を短くするようにすればよい。
【0012】
図3は、レーザー光Rの照射強度を一定とし、移動載置台2の移動速度を制御したときの移動速度の収束特性図である。
移動載置台2の移動速度は、照射スタート点において“0”から徐々に速くなり、過不足なくアニールできる最適速度に収束することになる。
【0013】
以上のレーザーアニール処理装置100によれば、真空チャンバ1から被処理体Mを取り出すことなく、また、被処理体Mにばらつきがあっても、常に過不足のない適切なアニールを行うことが可能となり、品質およびスループットを向上できる。
また、レーザー照射部分Pの垂直上方から外れた位置にレーザー導入用窓8があるから、被処理体Mからの蒸散物質によってレーザー導入用窓8が汚れることが少なく、レーザー光Rのエネルギーがレーザー導入用窓8で減衰することを防止できる。
また、被処理体Mで反射した反射レーザー光Lが真空チャンバ1の天井部1aで反射されて再び被処理体Mに入射することがないから、反射レーザー光Lがアニールに悪影響を与えることも防止できる。
【0014】
−参考例−
図4は、参考例にかかるレーザーアニール処理装置の要部断面図である。
このレーザーアニール処理装置200は、アルミニウム製の真空チャンバ1と、この真空チャンバ1内に設置された基台B上を移動すると共にその上面に被処理体Mが載置される移動載置台2と、この移動載置台2の上面に埋設され前記被処理体Mを予熱する抵抗線3と、前記真空チャンバ1の天井部1aに設けられ且つ石英ガラス板の両面に紫外線反射防止膜(ARコート)を形成したレーザー導入用窓5と、このレーザー導入用窓5を通して略垂直下方にレーザー光Rを照射するエキシマレーザー照射装置6と、前記真空チャンバ1に被処理体Mを導入するためのゲートバルブS2と、前記真空チャンバ1から被処理体Mを導出するためのゲートバルブS3と、被処理体Mを透過した透過レーザー光の強度を測定する光強度測定装置9と、その光強度測定装置9により測定した透過レーザー光の強度に基づいて前記レーザー照射装置6または前記移動載置台2の制御を行う制御装置10とを具備している。1bは、真空引き用の排気口である。
前記被処理体Mは、絶縁基板M2上に非晶質半導体薄膜M1を形成したものである。
【0015】
レーザーアニール処理は次の手順で行う。
▲1▼ゲートバルブS2を開けて、未処理の被処理体Mを移動載置台2の上に載置し、ゲートバルブS2を閉じる。
▲2▼真空チャンバ1の排気口1bから排気し、真空チャンバ1内を10-2〜10-6Torrの高真空とする(あるいは窒素ガスを充填する)。次に、前記抵抗線3に通電し、被処理体Mを400℃程度に予熱する。また、レーザー照射部分Pが被処理体Mの照射スタート点に位置するように移動載置台2を移動させる。そして、エキシマレーザー照射装置6からレーザー光Rを発生させる。レーザー光Rは、レーザー導入用窓5を通って真空チャンバ1内に導入され、被処理体Mの表面に略垂直に照射される。この状態で移動載置台2を移動し、小面積(例えば0.4mm×150mm)のレーザー照射部分Pで前記被処理体Mの非晶質半導体薄膜M1の全面(例えば300mm×300mm)を走査する。このとき、透過レーザー光の強度に基づき、エキシマレーザー照射装置6を制御してレーザー光Rの照射強度,照射タイミングを調整すると共に、移動載置台2を制御して移動速度,移動タイミングを調整する。これにより、非晶質半導体薄膜M1の膜厚や性質にばらつきがあっても、非晶質半導体薄膜M1の結晶化を適切に行うことが出来る。
▲3▼ゲートバルブS3を開けて、処理済の被処理体Mを移動載置台2の上から取り出し、ゲートバルブS3を閉じる。
【0016】
以上のレーザーアニール処理装置200によれば、真空チャンバ1から被処理体Mを取り出すことなく、また、被処理体Mにばらつきがあっても、常に過不足のない適切なアニールを行うことが可能となり、品質およびスループットを向上できる。
但し、レーザー照射部分Pの略垂直上方にレーザー導入用窓5があるから、被処理体Mからの蒸散物質によってレーザー導入用窓5が汚れ、レーザー光Rのエネルギーがレーザー導入用窓5で減衰することがある。
【0017】
【発明の効果】
この発明のレーザーアニール処理装置によれば、密閉容器から被処理体を取り出すことなく、また、被処理体にばらつきがあっても、常に過不足のない適切なアニールを行うことが可能となり、品質およびスループットを向上できる。
また、斜め方向からレーザー光を被処理体に照射するため、密閉容器の天井部であって且つレーザー照射部分の垂直上方から外れた位置にレーザー導入用窓を設けることになる。このため、アニール時に被処理体から蒸散物質が発生し、これが密閉容器の天井部であって且つレーザー照射部分の垂直上方の壁面に付着しても、レーザー導入用窓は汚れない。従って、レーザー導入用窓から導入されるレーザー光のエネルギーが被処理体からの蒸散物質によって減衰することを防止できる。
さらに、斜め方向からレーザー光を被処理体に照射するため、被処理体で反射した反射レーザー光が密閉容器の天井部で反射されて再び被処理体に入射し、アニールに悪影響を与えることも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態にかかるレーザーアニール処理装置の要部断面図である。
【図2】 非晶質シリコンa−Siと結晶シリコンC−Siの反射率の特性図である。
【図3】 レーザー光の照射強度を一定とし、移動載置台の移動速度を制御したときの移動速度の収束特性図である。
【図4】 参考例にかかるレーザーアニール処理装置の要部断面図である。
【図5】 従来のレーザーアニール処理装置の一例の要部断面図である。
【符号の説明】
100,200,500 レーザーアニール処理装置
1 真空チャンバ
1a 天井部
1b 排気口
2 移動載置台
3 抵抗線
5 エキシマレーザー導入用窓
6 エキシマレーザー照射装置
9 光強度測定装置
10 制御装置
B 基台
P レーザー照射部分
M 被処理体
M1 非晶質半導体薄膜
M2 絶縁基板[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a laser annealing processing apparatus, and more particularly to a laser annealing processing apparatus capable of always performing appropriate annealing without excess or deficiency even if there are variations in objects to be processed. The laser annealing apparatus of the present invention is particularly useful for forming a large area large grain polycrystalline silicon thin film.
[0002]
[Prior art]
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of an essential part of an example of a conventional laser annealing apparatus.
This laser
[0003]
Laser annealing is performed according to the following procedure.
{Circle around (1)} The gate valve S2 is opened, an unprocessed object M is placed on the movable mounting table 2, and the gate valve S2 is closed.
(2) The
{Circle around (3)} The gate valve S3 is opened, the processed object M is removed from the movable mounting table 2, and the gate valve S3 is closed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The conventional
Further, the film thickness and properties of the amorphous semiconductor thin film M1 vary. For this reason, in the conventional
Accordingly, a first object of the present invention is to provide a laser annealing processing apparatus that can know whether annealing is appropriate or not during annealing.
A second object of the present invention is to provide a laser annealing processing apparatus capable of always performing appropriate annealing without excess or deficiency even if the objects to be processed vary.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In the first aspect, the present invention irradiates the laser beam (R) for laser annealing treatment from the outside through the laser introduction window (5) to the object to be processed (M) placed in the sealed container (1). Laser irradiation means (6) and a movable mounting table on which the object to be processed (M) is moved so as to scan a large area of the object to be processed (M) with a laser irradiation part (P) having a small area (2), the movable mounting table (2) has a workpiece (M) mounted on the upper surface thereof, and the laser introduction window (5) is hermetically sealed. Provided obliquely on the ceiling (1a) of the container (1), and irradiates the laser beam (R) for laser annealing treatment obliquely from above to the object to be processed (M) through the laser introduction window (5). And the reflection that is regularly reflected by the object to be processed (M). Installed Za light intensity measuring means for measuring the intensity of (L) (9) in the closed container (1) inside, based on the intensity of the reflected laser beam measured by the light intensity measuring means (9) (L) The laser annealing apparatus (100) is characterized in that the progress of the laser annealing process is discriminated.
In the laser annealing apparatus (100) according to the first aspect, the laser beam (R) for laser annealing is irradiated on the object (M) from an oblique direction, and the reflected laser light is regularly reflected in the reverse oblique direction. The intensity of (L) is measured by the light intensity measuring means (9). Here, the reflectance of the object (M) is changed by the progress of the laser annealing process, the progress of the intensity by laser annealing of the reflected laser light measured by the light intensity measuring means (9) (L) is I understand. For example, the reflectance of the amorphous semiconductor thin film (M1) is relatively small, but the reflectance becomes relatively large when crystallized, so the intensity of the reflected laser light (L) measured by the light intensity measuring means (9) is It increases with the progress of crystallization and does not change when crystallization is completed. Therefore, by determining the progress of the laser annealing process based on the measured intensity of the reflected laser beam (L), it is possible to know whether the laser annealing process is appropriate during the laser annealing process . And it becomes possible to complete an appropriate laser annealing process , without taking out a to-be-processed object (M) from an airtight container (1), and high throughput is obtained.
[0006]
In addition, in order to irradiate laser beam (R) to a to-be-processed object (M) from the diagonal direction, it is the ceiling part (1a) of airtight container (1), and the position remove | deviated from the perpendicular | vertical upper direction of a laser irradiation part (P) Is provided with a laser introduction window (5). For this reason, a transpiration substance is generated from the object to be processed (M) during annealing, and it adheres to the wall of the ceiling (1a) of the hermetic container (1) and vertically above the laser irradiation part (P). The laser introduction window (5) is not dirty. Accordingly, it is possible to prevent the energy of the laser beam (R) introduced from the laser introduction window (5) from being attenuated by the transpiration substance from the object to be processed (M).
[0007]
In addition, since the laser beam (R) is irradiated to the object (M) from an oblique direction, the reflected laser beam (L) reflected by the object (M) is reflected from the ceiling (1a) of the sealed container (1). It is also possible to prevent reflection from being incident on the object to be processed (M) again and adversely affecting the annealing.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. Note that the present invention is not limited thereby.
[0009]
-First embodiment-
FIG. 1 is a cross-sectional view of an essential part of a laser annealing apparatus according to a first embodiment of the present invention.
The laser annealing
The object to be processed M is obtained by forming an amorphous semiconductor thin film M1 on an insulating substrate M2.
[0010]
Laser annealing is performed according to the following procedure.
{Circle around (1)} The gate valve S2 is opened, an unprocessed object M is placed on the movable mounting table 2, and the gate valve S2 is closed.
(2) The
{Circle around (3)} The gate valve S3 is opened, the processed object M is removed from the movable mounting table 2, and the gate valve S3 is closed.
[0011]
FIG. 2 is a characteristic diagram of the reflectance of amorphous silicon a-Si and crystalline silicon C-Si.
The reflectance of amorphous silicon a-Si is smaller than that of crystalline silicon C-Si at any wavelength. Therefore, the intensity of the reflected laser beam L measured by the light intensity measuring device 9 is small for amorphous silicon a-Si, increases as crystallization progresses, and does not change at a large value when crystallization is completed.
Therefore, the control of the excimer
[0012]
FIG. 3 is a convergence characteristic diagram of the movement speed when the irradiation intensity of the laser beam R is constant and the movement speed of the movable mounting table 2 is controlled.
The moving speed of the moving table 2 gradually increases from “0” at the irradiation start point, and converges to an optimum speed at which annealing can be performed without excess or deficiency.
[0013]
According to the
Further, since the laser introducing window 8 is located at a position off the vertical upper side of the laser irradiation portion P, the laser introducing window 8 is hardly contaminated by the transpiration substance from the object M, and the energy of the laser beam R is reduced by the laser. Attenuation at the introduction window 8 can be prevented.
Further, since the reflected laser light L reflected by the object to be processed M is reflected by the ceiling portion 1a of the
[0014]
-Reference example-
FIG. 4 is a cross-sectional view of a main part of a laser annealing apparatus according to a reference example .
The
The object to be processed M is obtained by forming an amorphous semiconductor thin film M1 on an insulating substrate M2.
[0015]
Laser annealing is performed according to the following procedure.
{Circle around (1)} The gate valve S2 is opened, an unprocessed object M is placed on the movable mounting table 2, and the gate valve S2 is closed.
{Circle around (2)} The
{Circle around (3)} The gate valve S3 is opened, the processed object M is removed from the movable mounting table 2, and the gate valve S3 is closed.
[0016]
According to the
However, since the laser introduction window 5 is located substantially vertically above the laser irradiation portion P, the laser introduction window 5 is contaminated by the vaporized material from the workpiece M, and the energy of the laser beam R is attenuated by the laser introduction window 5. There are things to do.
[0017]
【The invention's effect】
According to the laser annealing apparatus of the present invention, it is possible to always perform appropriate annealing without excess or deficiency without taking out the object to be processed from the sealed container, and even if the objects to be processed vary. And throughput can be improved.
Further, in order to irradiate the object to be processed with the laser beam from an oblique direction, a laser introduction window is provided at a position on the ceiling portion of the hermetic container and deviated from vertically above the laser irradiation portion. For this reason, a transpiration substance is generated from the object to be processed during annealing, and even if this is attached to the wall of the ceiling of the sealed container and vertically above the laser irradiation portion, the laser introduction window is not soiled. Therefore, the energy of the laser beam introduced from the laser introduction window can be prevented from being attenuated by the transpiration substance from the object to be processed.
Furthermore, since the laser beam is irradiated to the object to be processed from an oblique direction, the reflected laser beam reflected by the object to be processed is reflected by the ceiling portion of the sealed container and is incident on the object to be processed again. Can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a main part of a laser annealing apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a characteristic diagram of reflectance of amorphous silicon a-Si and crystalline silicon C-Si.
FIG. 3 is a convergence characteristic diagram of movement speed when the irradiation intensity of laser light is constant and the movement speed of the movable mounting table is controlled.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a main part of a laser annealing treatment apparatus according to a reference example .
FIG. 5 is a cross-sectional view of a main part of an example of a conventional laser annealing apparatus.
[Explanation of symbols]
100, 200, 500 Laser annealing
Claims (1)
前記移動載置台(2)はその上面に被処理体(M)が載置されるものであり、前記レーザー導入用窓(5)は前記密閉容器(1)の天井部(1a)に傾斜して設けられ、前記レーザー導入用窓(5)を通して前記レーザーアニール処理用のレーザー光(R)を被処理体(M)に上方から斜めに照射すると共に、被処理体(M)で正反射された反射レーザー光(L)の強度を測定する光強度測定手段(9)を前記密閉容器(1)内に設置し、その光強度測定手段(9)で測定した反射レーザー光(L)の強度に基づいて前記レーザーアニール処理の進行状況を判別することを特徴とするレーザーアニール処理装置(100)。Laser irradiation means (6) for irradiating laser beam (R) for laser annealing treatment from the outside to laser beam (R) through laser introduction window (5) to object (M) placed in hermetic container (1), and a small area Annealing process comprising a moving stage (2) on which the object to be processed (M) is moved so as to scan a large area of the object to be processed (M) with the laser irradiation part (P) of In the device
The movable mounting table (2) has a workpiece (M) mounted on the upper surface thereof, and the laser introduction window (5) is inclined to the ceiling (1a) of the sealed container (1). The laser beam (R) for laser annealing treatment is obliquely irradiated from above onto the object to be processed (M) through the laser introduction window (5 ) and is regularly reflected by the object to be processed (M). the intensity of the reflected laser light intensity measuring means for measuring the intensity of (L) (9) installed in the closed container (1) inside, the reflected laser beam measured by the light intensity measuring means (9) (L) was The laser annealing apparatus (100) characterized in that the progress of the laser annealing process is determined based on the above .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25885395A JP3650943B2 (en) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | Laser annealing equipment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25885395A JP3650943B2 (en) | 1995-10-05 | 1995-10-05 | Laser annealing equipment |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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