JP3645838B2 - 携帯電話機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話機に関し、特に、情報を表示するLCD(液晶表示装置)を備え、折り畳んでコンパクトな形態にすることができる折畳式携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般の携帯電話機は、情報表示用の表示装置として、軽量でコンパクトに構成できるLCDを備えている。そして、携帯に便利なようにコンパクトに折り畳むことができ、通話時などには開いて用いる形態のものが多く普及している。このような折畳式携帯電話機では、通常、LCD表示部は、開いた状態で見ることができ、折り畳んだ状態では内側に位置するように配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような従来の折畳式携帯電話機は、通常、折り畳んだ状態で持ち運ばれ、このように持ち運んでいる時には、一度開かない限りは、LCDに表示される情報を見ることはできない。
【0004】
しかしながら、近年、携帯電話機には、着信時に送信者の情報を表示するなどの機能が備わっており、直ぐに通話などの操作をせずに送信者を確認するなど、LCD表示の確認だけをする場合がある。上述のような折畳式携帯電話機では、このような場合にも、LCD表示を見るために折畳式携帯電話機を開く必要がある。
【0005】
これに対して、折り畳んだ時に内側に位置する、通常使用するLCDの他に、折り畳んだ時に外側に位置する別のLCDが実装された構成の折畳式携帯電話機が販売されている。しかし、このように複数のLCDを実装した折畳式携帯電話機には、部品コストが上昇してしまう、携帯電話機の質量が増加してしまう、消費電流が増加し連続使用時間が短くなってしまうなどの欠点がある。
【0006】
本発明の目的は、上述のような従来の携帯電話機における問題を解決するために、両側からLCDの表示内容を確認することができる携帯電話機を、特に、開いた状態でも折り畳んだ状態でもLCDの表示内容を確認することができる折畳式携帯電話機を、部品点数や質量や消費電力を大きく増加させることなく提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明による携帯電話機は、液晶層の一方の側から見ることができる表示と、反対側から見ることができる表示との両方を行うことができる透過型の液晶表示装置と、該液晶表示装置を支持する、該液晶表示装置の表示面を外部に露出させる表示窓が液晶層の両側にそれぞれ開口されたケースと、各表示窓の一方を覆う位置と他方を覆う位置とに動かすことができ、各表示窓を覆う位置に配置した時に表示面に対面する部分に光反射面が形成された反射蓋と、一端がケースに固定され、他端に反射蓋が結合された蓋ヒンジ部と、を有し、反射蓋は、蓋ヒンジ部を介して回動させることができ、それによって各表示窓を覆う位置に動かすことができ、かつ、液晶表示装置の動作を制御する表示制御手段と、反射蓋が表示窓のどちらを覆う位置にあるかを検出する反射蓋位置検出手段をさらに有し、表示制御手段は、反射蓋位置検出手段の検出信号に応じて、液晶表示装置に、反射蓋が覆う表示窓と反対側の表示窓から見て認識可能な表示をさせることを特徴とする。この構成によれば、1つの液晶表示装置を用いて、したがって部品点数や質量や消費電力を大きく増加させることなく、携帯電話機の両側から液晶表示を確認可能にできる。
【0009】
また、反射蓋を設けることによって、液晶表示の視認性を高めることができる。
【0011】
反射蓋を設けた場合、反射蓋が覆う側とは反対側の表示窓から液晶表示を見ることになる。したがって、液晶表示装置の表示制御手段は、反射蓋が表示窓のどちらを覆う位置にあるかを検出する反射蓋位置検出手段の検出信号に応じて、液晶表示装置に、反射蓋が覆う表示窓と反対側の表示窓から見て認識可能な表示をさせる構成とすることで、反転していない良好に認識可能な表示を行うことができる。
【0012】
本発明は、特に、液晶表示装置を支持するケースにヒンジユニットを介して接続されたケースをさらに有し、2つのケースがヒンジユニットを挟んで互いに反対側に位置する開いた状態と、2つのケースが、表示窓の一方を内側にして重なり合う折り畳んだ状態とにすることができる折畳式携帯電話機に好適に適用可能である。すなわち、このような折畳式携帯電話機に本発明を適用することによって、携帯電話機を折り畳んだ状態でも、内側になった表示窓とは反対側の表示窓から液晶表示を確認可能にできる。
【0013】
本発明を上述のような折畳式携帯電話機に適用する場合、液晶表示装置の表示制御手段は、反射蓋位置検出手段と、携帯電話機が開いた状態にあるか折り畳んだ状態にあるかを検出する開閉検出手段との検出信号に応じて、携帯電話機が折り畳んだ状態にあり、かつ反射蓋が折り畳んだ時に内側に位置する表示窓とは反対側の表示窓を覆う位置にある場合には液晶表示装置の表示を停止させる構成とすることが好ましい。これによって、消費電力の浪費を避けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0015】
まず、図1〜4を参照して、本実施形態の携帯電話機の全体構成について説明する。図1は、この携帯電話機の外観斜視図であり、図1(a)は開いた状態、図1(b)は閉じた状態を示している。図2〜4は、受話部Aの模式的断面図であり、図2,3は縦方向に切断した断面図、図4は横方向に切断した断面図である、図3,4は、反射蓋23によって裏面表示窓18を覆った状態を示している。
【0016】
この折畳式携帯電話機は、LCD表示機構や受話機構を有する受話部Aと、キー操作入力機構や送話機構を有する送話部Bとに大きく分けられる。受話部Aは受話部フロントケース15と受話部リアケース16とによって覆われ、送話部Bは送話部フロントケース11と送話部リアケース12とによって覆われている。
【0017】
受話部Aと送話部Bとは、ヒンジユニット22を介して接続されている。これによって、この折畳式携帯電話機は、図1(a)に示すように、受話部Aと送話部Bとがヒンジユニット22を挟んで互いに反対側に位置する開いた状態と、図1(b)に示すように、受話部Aと送話部Bとが重なり合う折り畳んだ状態とにすることができる。折り畳んだ状態では、受話部Aでは受話部フロントケース15側、送話部Bでは送話部フロントケース11側が内側に位置している。
【0018】
受話部A内には、電波を送受信するアンテナ部b1、受話音などを出力するスピーカーb5(図7参照)、情報を表示するLCD19、これらに接続された回路などが実装された基板24などが設けられている。受話部フロントケース15には、スピーカーb5から出力される音を伝えやすくする受話音穴20と、表示部b12(図7参照)を構成するLCD19を露出させる正面表示窓17が開口している。受話部リアケース16には、同様に、LCD19を露出させる裏面表示窓18が開口しており、正面表示窓17と裏面表示窓18とはLCD19を挟んで互いに反対側に開口している。
【0019】
受話部Aには、正面表示窓17と裏面表示窓18を覆うことができる大きさの板状の反射蓋23が取り付けられている。反射蓋23は、図4に示すように、受話部フロントケース15と受話部リアケース16との間に挟まれて固定されている蓋固定部材23−1に一端が接続された、柔軟性のある材料からなる蓋ヒンジ部23−2を介して受話部Aに取り付けられている。これによって、反射蓋23は、図3,4に示すように、裏面表示窓18を覆う位置と、反対側の正面表示窓19を覆う位置とに回動させることができる。
【0020】
蓋固定部材23−1は、例えば剛性の高いプラスチック材料などから形成され、蓋ヒンジ部23−2は、例えば柔軟性の高いエラストマー材料などから形成されている。反射蓋23には、その両面に、光の反射を高める処理を施された光反射面23−F,23−Rが形成されている。この処理は、例えば、高反射白色塗装や、高反射メッキなどによって行うことができる。
【0021】
送話部B内には、マイクb4(図7参照)、キー操作入力部b10(図7参照)などが設けられている。送話部フロントケース11には、マイクb4に音が伝わりやすくする送話音穴21が開口されており、また、電話番号などの情報や折畳式携帯電話機への指令などを入力するためのキーボード13が設けられている。送話部リアケース12側には、着脱可能な電源14が装着されている。
【0022】
次に、図5を参照して、LCD19の構成について説明する。図5は、LCD19の模式的断面図である。この折畳式携帯電話機に搭載されたLCD19は、全透過型LCDである。このLCD19には、液晶層19−1が中央に配置され、それをサンドイッチする形で、両面に配向膜19−2F,19−2R、その外側に透明電極19−3F、19−3R、さらにその外側にガラス基板19−4F,19−4R、さらにその外側に偏光フィルタ19−5F,19−5Rが配置されている。
【0023】
このLCD19には、透明電極19−3F,19−3Rに電圧を選択的に印加すした際の液晶層19−1の透過率の変化を利用して、透過する光にパターンを持たせ、表示動作をさせることができる。液晶層19−1は、裏面側から正面側に透過する光にも、正面側から裏面側に透過する光にもパターンを持たせることができる。したがって、このLCD19は、正面側からも裏面側からも表示を見ることができる。
【0024】
正面側から表示を見る場合には、反射蓋23によって裏面表示窓18を覆ってLCD19の裏面側に光反射面23−Fが位置するようにし、裏面側から表示を見る場合には、LCD19の正面側に光反射面23−Rが位置するようにする。すなわち、正面側から表示を見る場合について説明すると、外部から入射した光は、LCD19を透過して反射蓋23の光反射面23−Fで反射され、再びLCD19を透過して目に入る。このような反射蓋23を用いることによって、視認性を高めることができる。
【0025】
また、このLCD19には、必要に応じて照明を設けてもよい。照明を設けたLCDの構成例を図6に示す。この構成では、LCDには、両面側にそれぞれフロントライト照明19−6F,19−6Rが設けられている。各フロントライト照明19−6F,19−6Rは、光源19−6F1,19−6R1と、それからの光を全面に均一に導く導光部19−6F2,19−6R2を有している。
【0026】
この構成で、正面側から表示を見る際には、正面側のフロントライト照明19−6Fが点灯され、裏面側から表示を見る際には、裏面側のフロントライト照明19−6Rが点灯される。すなわち、正面側から表示を見る場合について説明すると、フロントライト照明19−6Fから発せられた光は、LCD19と、反対側のフロントライト照明19−6Rとを透過して反射蓋23の光反射面23−Fで反射され、再びフロントライト照明19−6R、LCD19、フロントライト照明19−6Fを透過して目に入る。
【0027】
次に、図7に示すブロック図を参照して本実施形態の折畳式携帯電話機の内部構成について説明する。
【0028】
無線部b2は、電波を送受信するアンテナ部b1に接続されており、受信した信号を必要に応じて内部処理用の信号に変換し、また内部の信号を送信用の出力信号に変換する。音声処理部b3は、送話音などを入力するマイクb4と受話音などを出力するスピーカーb5に接続されており、音声入出力処理を行う。無線部b2と音声処理部b3は直接接続されており、通常の送受話を行う場合などに、必要に応じて直接信号がやりとりされる。
【0029】
報知部b7は、ブザーb8とVIBモータb9に接続されており、ブザーb8からの音出力またはVIBモータb9による振動によって、着信などをユーザーに知らせる処理を行う。データ管理部b15は、電話番号や氏名などの情報を格納するメモリー部b16に接続されており、これらの情報の入出力、編集などの処理を行う。表示制御部b11は、表示部b12に接続されており、LCD19に表示信号を出力する。
【0030】
制御部b6は、無線部b2、音声処理部b3、報知部b7、データ管理部b7、表示制御部b11の各部に接続されており、各部の動作を制御する。また、制御部b5には、キー操作入力部b10が接続されており、ユーザーがキーボード13を操作して制御部b6に指令や情報などを入力することができるようになっている。
【0031】
また、本実施形態では、表示制御部b11には、反射蓋23が正面側に配置されているか裏面側に配置されているかを検出する反射蓋位置検出部b13と、折畳式携帯電話機が開かれているか折り畳まれているかを検出する開閉検出部b14が接続されている。表示制御部b11は、これらの検出信号に応じて、LCD19に、正面から正常に視認できる正面表示、裏面から正常に視認できる裏面表示をさせ、またはLCD19の表示を停止させる動作切り替えを行う。
【0032】
本実施形態では、反射蓋23が正面位置にある場合、折畳式携帯電話機が開状態であっても閉状態あっても、表示制御部b11は裏面表示動作を行う。反射蓋23が裏面位置にある場合、表示制御部b11は、折畳式携帯電話機が開状態である場合には正面表示動作を行い、閉状態である場合には表示を停止させる。
【0033】
反射蓋23を裏面位置に配置し、折畳式携帯電話機を折り畳んだ状態では、正面側からも裏面側からもLCD19の表示を確認することはできない。そこで、この状態でLCD19の表示を停止することによって、電力の浪費を避けている。LCD19の表示を確認する必要が無い場合にはこのような状態にされ、それによって、LCD19に外力が加わるのを防ぎ、LCD19に悪影響が生じるのを防止できる。
【0034】
次に、この折畳式携帯電話機の動作について、着信動作を例にとって説明する。
【0035】
基地局からの電波をアンテナ部b1によって受信すると、受信した信号は無線部b2を介して制御部b6に送られる。すると制御部b6は、ユーザーの選択したモードなどに応じて、ブザーb8から着信音を出力させ、または/およびVIBモータb9によって折畳式携帯電話機を振動させ、または/およびLCD19に着信電話番号などの情報を表示させる。この際、携帯電話機を折り畳んだ状態で持ち運んでいたとしても、反射蓋23を正面側に配置した状態にしていれば、ユーザーは携帯型電話機を直接操作しなくても、裏面表示窓18から着信情報を確認することができる。
【0036】
通話の必要がある場合は、折畳式携帯電話機を開き、必要に応じてキーボード13を操作して通話する。受信した音声信号は、無線部b2、音声処理部b3を介してスピーカーb5から出力される。ユーザー側からの音声は、マイクb4によって拾われ、音声処理部b3,無線部b2を介して、アンテナ部b1から基地局に送信される。
【0037】
また、この折畳式携帯電話機では、必要に応じて、送信者の電話番号や氏名などを、LCD19の表示を確認しつつ、キーボード13から入力して、メモリー部b16に格納したり、メモリ部b16に格納された情報を呼び出してLCD19に表示したり、呼び出した情報から選択した相手に送信を行ったりすることができる。
【0038】
以上説明した本実施形態の折畳式形態電話では、LCD19に表示される情報を正面側、裏面側のどちらからでも見ることができる。従来技術では、このような両面表示のために、各面にそれぞれLCDを設けており、したがって、裏面表示用のLCDやそれを駆動する電気部品などを組み込み必要があった。これに対して、本実施形態では、両面表示が可能な構成を、1つのLCD19と、正面表示窓17を覆う位置と裏面表示窓18を覆う位置とに動かすことができる反射蓋23とによって実現している。したがって、部品点数をほとんど増やすことなく両面表示を可能にでき、部材コストや製造組立コストを低減できる。また、折畳式携帯電話機の重量もほとんど重くしなくて済み、LCD表示機構が組み込まれた受話部Aの厚みもほとんど厚くしなくて済む。また、1つのLCD19のみを動作させるので、消費電力もほとんど増加しない。
【0039】
また、従来、両面表示可能な携帯電話機では、通常、裏面表示用のLCDは、部材コストなどを考慮して小さなものが使用され、このため、正面表示に比べて表示内容が制限されていた。これに対し、本実施形態の折畳式携帯電話機では、裏面表示にも正面表示と同じLCD19を使用しており、裏面からも大きなLCD19の表示を見ることができ、正面表示と同様の多くの情報を裏面表示させることができる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、1つのLCDと、その両面に設けた表示窓の一方を覆う位置と他方を覆う位置とに動かすことができる反射蓋とを設けることによって、LCDの表示を両面から見れるようにし、それによって、開いた状態でも折り畳んだ状態でもLCDの表示内容を確認することができる折畳式携帯電話機を提供できる。
【0041】
本発明によれば、1つのLCDを用いて両面表示を可能にしているため、両面表示のために、折畳式携帯電話機の部品点数や質量や消費電力をほとんど増加させることはない。したがって、安価で軽量でコンパクトで低消費電力の、両面表示可能な折畳式携帯電話機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の折畳式携帯電話機の模式的な外観斜視図であり、図1(a)は開いた状態、図1(b)は閉じた状態を示している。
【図2】図1の折畳式携帯電話機の受話部を縦に切断した模式的断面図である。
【図3】図1の折畳式携帯電話機の受話部を縦に切断した模式的断面図であり、反射蓋を裏面側に配置した状態を示している。
【図4】図1の折畳式携帯電話機の受話部を横に切断した模式的断面図である。
【図5】図1の折畳式携帯電話機のLCDの模式的断面図である。
【図6】他の構成のLCDの模式的断面図である。
【図7】図1の折畳式携帯電話機の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 送話部フロントケース
12 送話部リアケース
13 キーボード
14 電源
15 受話部フロントケース
16 受話部リアケース
17 正面表示窓
18 裏面表示窓
19 LCD
19−1 液晶層
19−2F,19−2R 配向膜
19−3F,19−3R 透明電極
19−4F,19−4R ガラス基板
19−5F,19−5R 偏光フィルタ
19−6F,19−6R フロントライト照明
19−6F1,19−6R1 光源
19−6F2,19−6R2 導光部
20 受話音穴
21 送話音穴
22 ヒンジユニット
23 反射蓋
23−1 蓋固定部
23−2 蓋ヒンジ部
23−F,23−R 光反射面
24 基板
A 受話部
B 送話部
b1 アンテナ部
b2 無線部
b3 音声処理部
b4 マイク
b5 スピーカー
b6 制御部
b7 報知部
b8 ブザー
b9 VIBモータ
b10 キー操作入力部
b11 表示制御部
b12 表示部
b13 反射蓋位置検出部
b14 開閉検出部
b15 データ管理部
b16 メモリー部
Claims (4)
- 液晶層の一方の側から見ることができる表示と、反対側から見ることができる表示との両方を行うことができる透過型の液晶表示装置と、
該液晶表示装置を支持する、該液晶表示装置の表示面を外部に露出させる表示窓が該液晶表示装置の両側にそれぞれ開口されたケースと、
前記各表示窓の一方を覆う位置と他方を覆う位置とに動かすことができ、前記各表示窓を覆う位置に配置した時に前記表示面に対面する部分に光反射面が形成された反射蓋と、
一端が前記ケースに固定され、他端に前記反射蓋が結合された蓋ヒンジ部と、を有し、
前記反射蓋は、前記蓋ヒンジ部を介して回動させることができ、それによって前記各表示窓を覆う位置に動かすことができ、かつ、
前記液晶表示装置の動作を制御する表示制御手段と、前記反射蓋が前記表示窓のどちらを覆う位置にあるかを検出する反射蓋位置検出手段をさらに有し、
前記表示制御手段は、前記反射蓋位置検出手段の検出信号に応じて、前記液晶表示装置に、前記反射蓋が覆う前記表示窓と反対側の前記表示窓から見て認識可能な表示をさせる、
携帯電話機。 - 前記液晶表示装置を支持するケースにヒンジユニットを介して接続されたケースをさらに有し、
2つの前記ケースが前記ヒンジユニットを挟んで互いに反対側に位置する開いた状態と、2つの前記ケースが、前記表示窓の一方を内側にして重なり合う折り畳んだ状態とにすることができる、
請求項1に記載の携帯電話機。 - 開いた状態にあるか折り畳んだ状態にあるかを検出する開閉検出手段とをさらに有し、
前記表示制御手段は、前記反射蓋位置検出手段と前記開閉検出手段との検出信号に応じて、折り畳んだ状態にあり、かつ前記反射蓋が折り畳んだ時に内側に位置する表示窓とは反対側の表示窓を覆う位置にある場合には前記液晶表示装置の表示を停止させ、それ以外の場合には、前記液晶表示装置に、前記反射蓋が覆う前記表示窓と反対側の前記表示窓から認識可能な表示をさせる、
請求項2に記載の携帯電話機。 - 前記液晶表示装置は、前記各表示面側にそれぞれ配置された照明を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯電話機。
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