JP3640811B2 - Rolling roll support structure and rolling mill widening method - Google Patents
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- B21B31/07—Adaptation of roll neck bearings
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧延ロール支持構造ならびに圧延機の拡幅方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の圧延ロール支持構造としては、例えば図2(a)に示すように、圧延ロール81の軸端つまりロールネック81aをロールチョック82に対して4列円筒ころ軸受などの転がり軸受83を介して支持するようになっている。
【0003】
なお、図2(a)において、84,85は転がり軸受83の外輪83bを軸方向で位置決めするための外輪押さえ部材、86は圧延ロール81のスラスト荷重を受ける複列円錐ころ軸受、87,88は転がり軸受83の内輪83aを軸方向で位置決めするための内輪押さえ部材としてのフィレットリング、スラストカラー、89,90は非接触シールとなる2つの環体である。
【0004】
なお、圧延ロール81のバレル部81b側の外輪押さえ部材84は、ロールチョック82の張出片82aに対してボルトなどで取り付けられており、圧延ロール81の軸端側の外輪押さえ部材85は、転がり軸受83の外輪83bと、複列円錐ころ軸受86の取り付け用環体91との間に挟持されている。
【0005】
ところで、圧延機の拡幅化要求があると、圧延機全体を設置しなおせばよいのであるが、比較的大型の圧延機の場合、ロールスタンドを移動することがきわめて困難でほとんど不可能であるので、従来では、例えば図2(a)の状態から図2(b)に示す状態にと、現行圧延ロール81をバレル長の大きい新圧延ロール81′に交換することで対処している。
【0006】
この新圧延ロール81′については、図2(a)の現行圧延ロール81に対して、全幅寸法と、ロールネック81aの端縁位置と、バレル部81bからロールネック81aまでの連接部分の軸方向寸法とを共通にしたまま、バレル部81bの長さのみを所要寸法hだけ拡幅するようにしている。
【0007】
このような新圧延ロール81′では、ロールネック81aの幅寸法が前記拡幅分hについて縮幅することになるので、ロールネック81aの幅寸法が現行の転がり軸受83の幅寸法よりも小さくなる。このために、従来では、現行の転がり軸受83を、軸方向寸法の短い小型の新転がり軸受83′に変更している。
【0008】
なお、バレル部81b側の外輪押さえ部材84についても本来なら短いものを使用する必要があるが、この外輪押さえ部材84については、ロールチョック82の張出片82aを短く加工することにより、変更せずに済ませている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来例では、圧延機を拡幅する場合、図2(a)と図2(b)との対比により分かるように、幅寸法の短い小型の転がり軸受83′を使用するようにしているために、新転がり軸受83′を新たに設計、製作する必要があるなど、コストが嵩むことが指摘される。
【0010】
しかも、ロールチョック82の位置を変更していないので、新転がり軸受83′の軸方向中心と、荷重中心とのオフセット量が大きくなってしまい、偏心荷重が増大する。このように新転がり軸受83′そのものの荷重負荷能力が低くなることに加えて、偏心荷重が増大するために、新転がり軸受83′そのものの寿命が低下しやすくなる傾向となる。
【0011】
このような事情に鑑み、本発明は、圧延ロール支持構造において、将来的な圧延機の拡幅化要求を見込んで、圧延ロールを交換するときでも転がり軸受を共通利用できるようにすることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にかかる圧延ロール支持構造は、圧延ロールのロールネックをロールチョックに対して転がり軸受を介して支持する構造であって、
前記ロールチョックの軸受取付孔の軸方向両端に、転がり軸受の外輪を軸方向で位置決めする外輪押さえ部材がそれぞれ設けられており、前記両外輪押さえ部材が、軸方向に分離する複数の部材で構成され、前記外輪押さえ部材は、ストッパと間座とからなり、いずれか一方の外輪押さえ部材は、ストッパをロールチョックに固定して、このストッパと転がり軸受の外輪との間に間座を介装する形態で使用されるものであり、残り他方の外輪押さえ部材は、ストッパを転がり軸受の外輪に対してあてがい、このストッパをロールチョックに対して間座を介して固定する形態で使用されるものであり、前記間座は、現行圧延ロールをバレル長の大きい新圧延ロールと交換する場合に取り外されるもので、当該間座の軸方向長さが、前記交換を予め予定して、前記現行圧延ロールのバレル長と前記新圧延ロールのバレル長との差寸法に基づいて設定されるものである。
【0013】
請求項2の発明にかかる圧延ロール支持構造は、圧延ロールのロールネックをロールチョックに対して転がり軸受を介して支持する構造であって、前記ロールチョックの軸受取付孔の軸方向両端に、転がり軸受の外輪を軸方向で位置決めする外輪押さえ部材がそれぞれ設けられており、前記圧延ロールの軸端において転がり軸受の内輪の軸方向両端に当該内輪を軸方向で位置決めする内輪押さえ部材がそれぞれ配置されており、前記両外輪押さえ部材が、軸方向に分離する複数の部材で構成され、前記外輪押さえ部材は、ストッパと間座とからなり、いずれか一方の外輪押さえ部材は、ストッパをロールチョックに固定して、このストッパと転がり軸受の外輪との間に間座を介装する形態で使用されるものであり、残り他方の外輪押さえ部材は、ストッパを転がり軸受の外輪に対してあてがい、このストッパをロールチョックに対して間座を介して固定する形態で使用されるものであり、前記間座は、現行圧延ロールをバレル長の大きい新圧延ロールと交換する場合に取り外されるもので、当該間座の軸方向長さが、前記交換を予め予定して、前記現行圧延ロールのバレル長と前記新圧延ロールのバレル長との差寸法に基づいて設定されるものである。
【0016】
請求項3の発明にかかる圧延機の拡幅方法は、上記請求項1又は2の圧延ロール支持構造での圧延ロールをバレル長の大きい新圧延ロールに交換する方法であって、新圧延ロールとして、バレル部が現行圧延ロールよりも拡幅されているとともに、ロールネックが前記拡幅分について拡幅されているものを用意し、新圧延ロールの交換後に、前記転がり軸受またはそれと同一仕様の転がり軸受を、ロールチョックにおいてロールエンド側に前記バレル部の拡幅分について移動させて配置し、外輪押さえ部材の間座を取り外して、ストッパのみで前記転がり軸受を軸方向で位置決めさせるようにする。
【0017】
以上、本発明では、要するに、現行圧延ロールを、バレル長の大きい新圧延ロールに交換する場合を予め見込んで、該交換時に周辺部品のうちの特に転がり軸受を共通利用できるように、外輪押さえ部材を工夫している。これにより、圧延機の拡幅化改造に伴う無駄なコスト増を抑制できるようになる。
【0018】
なお、圧延ロールの交換時に、本発明のように転がり軸受を変更しなければ、当該転がり軸受全体をロールチョックに対してロールエンド側に移動させて配置する必要が生じるので、転がり軸受の軸方向中心と当該転がり軸受にかかる荷重中心とのオフセット量が大きくなって偏心荷重が増大する傾向となるが、それでも転がり軸受を従来のように小型化せずに済むので、この転がり軸受の寿命低下が抑制されることになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0020】
図1は本発明の一実施形態にかかる圧延ロール支持構造の上半分を示す縦断面図である。図例の圧延ロール支持構造では、圧延ロール1の軸端つまりロールネック1aをロールチョック2に4列円筒ころ軸受などの転がり軸受3を介して支持するようになっている。
【0021】
図中、4,5は転がり軸受3の外輪3bを軸方向で位置決めするための外輪押さえ部材、6は圧延ロール1のスラスト荷重を受ける複列円錐ころ軸受、7,8は転がり軸受3の内輪3aを軸方向で位置決めするための内輪押さえ部材としてのフィレットリング、スラストカラー、9,10は非接触シールとなる2つの環体である。
【0022】
なお、圧延ロール1のバレル部1b側の外輪押さえ部材4は、ロールチョック2の張出片2aに対してボルトなどで取り付けられており、圧延ロール1の軸端側の外輪押さえ部材5は、転がり軸受3の外輪3bと、複列円錐ころ軸受6の取り付け用環体11との間に挟持されている。
【0023】
この実施形態では、上記外輪押さえ部材4,5について、軸方向で分離するストッパ4a,5aと、間座4b,5bとで構成している。
【0024】
そして、圧延ロール1のバレル部1b側の外輪押さえ部材4では、ストッパ4aを転がり軸受3の外輪3bに対してあてがい、このストッパ4aをロールチョック2の張出片2aに対して間座4bを介してボルトなどで取り付けられる形態とされる。一方、圧延ロール1の軸端側の外輪押さえ部材5では、ストッパ5aと間座5bとを環体11と転がり軸受3の外輪3bとの間に介装する形態とされる。
【0025】
この間座4b,5bについては、図1(a)に示す現行圧延ロール1を図1(b)に示すバレル長の大きい新圧延ロール1′と交換する場合に取り外されるもので、当該間座4b,5bの軸方向長さが、前記交換を予め予定して、現行圧延ロール1のバレル長と新圧延ロール1′のバレル長との差寸法hに基づいて設定されている。
【0026】
次に、圧延機の拡幅化のために、図1(a)に示す現行圧延ロール1を、図1(b)に示すバレル長の長い新圧延ロール1に交換する形態を説明する。
【0027】
ここで、新圧延ロール1′としては、現行圧延ロール1に対して、全幅寸法と、バレル部1bからロールネック1aまでの連接部の軸方向寸法とを共通にしたまま、バレル部1bの長さを所要寸法hだけ拡幅するとともに、バレル部1bの拡幅分hについてロールネック1aの端縁位置をロールエンド側に延ばしている点が相違する。
【0028】
このような設計によって、スラストカラー8のみを短い新スラストカラー8′に変更するだけで済むようになり、その他の周辺部品は共通使用できるようになる。
【0029】
そして、この新圧延ロール1′に交換すると、バレル部1bを拡幅している分について転がり軸受3を全体的にロールエンド側に移動させて配置する必要があるので、本来なら、外輪押さえ部材4,5についても変更する必要があるが、この実施形態では、外輪押さえ部材4,5の間座4b,5bを取り外すことにより、転がり軸受3の移動を許容してなおかつ外輪押さえ部材4,5のストッパ4a,5aのみで転がり軸受3を軸方向で位置決めできるようにしている。
【0030】
但し、転がり軸受3についてはその全体がロールエンド側にずらされて配置されるため、不動のロールチョック2との関係で、荷重中心と転がり軸受3の軸方向中心とのオフセット量が大きくなることは避けられないが、転がり軸受3を従来のように小型にせずに済むから、荷重付加能力が低下することがなく、軸受寿命が低下することを抑制できるようになる。ちなみに、図1の実施形態および図2の従来例について拡幅後の転がり軸受の寿命低下率を、図3のグラフに示す。図中のグラフでは、横軸に、転がり軸受の幅Bと拡幅量hとの比率(4h/B)をとり、縦軸に転がり軸受の寿命低下率をとっており、拡幅前での転がり軸受の寿命低下率を1.0としている。結果的に、比率(4h/B)が0.2までの範囲であれば、本実施形態のほうが従来例よりも寿命低下率が小さくて有効であることが判る。
【0031】
以上のように、将来的に圧延機を拡幅化することを事前に見込んで、外輪押さえ部材4,5を複数の分離可能な部材で構成するようにしているから、新圧延ロール1′に交換するとき、外輪押さえ部材4,5の一部を取り外すだけで対応できるようになり、その他の周辺部品を変更せずに済むようになる。特に、転がり軸受3について共通使用できるようにしているので、従来のように軸方向寸法の短い小型の新転がり軸受を用いる場合に比べて、軸受寿命が低下するといった心配がなくなる。
【0032】
なお、本発明は上記実施形態のみに限定されるものではなく、種々な応用や変形が考えられる。
【0033】
(1) 上記実施形態では、転がり軸受3として4列円筒ころ軸受を例示しているが、その列数は限定されないし、また、円錐ころ軸受としてもよい。
【0034】
(2) 上記実施形態では、拡幅のために新圧延ロールに交換するときに間座4b,5bを取り外すことにしているが、拡幅量に応じて間座4b,5bを幅の短いものに交換したり、あるいは幅を短く加工したりすることができる。
【0035】
(3) 上記実施形態では、拡幅のために新圧延ロールに交換するときにスラストカラー8を短い新スラストカラー8′に変更するが、スラストカラー8を上記外輪押さえ部材4,5と同様に複数の部材に分割し、拡幅量に応じて分割した部材のいずれかを取り外すようにしてもよい。
【0036】
(4) 上記実施形態では、図1(a)に示す拡幅前の状態において荷重中心と転がり軸受3の軸方向中心とをオフセットさせているが、この拡幅前の状態については、オフセットをゼロとしたり、あるいは図1(a)の場合と反対方向にオフセットしたりすることができ、いずれの場合も本発明を適用できる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1又は2の発明の圧延ロール支持構造では、将来的に圧延機を拡幅化する場合を予め見込んで、該交換時に周辺部品のうちの特に転がり軸受を共通利用できるようにしているから、圧延機の拡幅化に伴う無駄なコスト増を抑制できるようになる。
【0038】
しかも、圧延ロールを新圧延ロールに交換しても、本発明のように転がり軸受を変更しなければ、当該転がり軸受全体をロールチョックに対してロールエンド側に移動配置させる必要があって、転がり軸受の軸方向中心と当該転がり軸受にかかる荷重中心とのオフセット量が大きくなって偏心荷重が増大するが、それでも転がり軸受を従来のように小型化しないので、この転がり軸受の寿命低下が抑制されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の圧延ロール支持構造の上半分を示す縦断面図
【図2】従来例の圧延ロール支持構造の上半分を示す縦断面図
【図3】図1の実施形態および図2の従来例の拡幅後における転がり軸受の寿命低下率を示すグラフ
【符号の説明】
1 現行圧延ロール
1′ 新圧延ロール
1a 圧延ロールのロールネック
1b 圧延ロールのバレル部
2 ロールチョック
3 転がり軸受
3a 転がり軸受の内輪
3b 転がり軸受の外輪
4 第1外輪押さえ部材
4a 第1外輪押さえ部材のストッパ
4b 第1外輪押さえ部材の間座
5 第2外輪押さえ部材
5a 第2外輪押さえ部材のストッパ
5b 第2外輪押さえ部材の間座
7 内輪押さえ部材としてのフィレットリング
8 内輪押さえ部材としてのスラストカラー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rolling roll support structure and a rolling mill widening method.
[0002]
[Prior art]
As a conventional rolling roll support structure, for example, as shown in FIG. 2A, the shaft end of the
[0003]
In FIG. 2A, 84 and 85 are outer ring pressing members for positioning the
[0004]
The outer
[0005]
By the way, if there is a request for widening the rolling mill, the entire rolling mill can be re-installed. However, in the case of a relatively large rolling mill, it is extremely difficult and almost impossible to move the roll stand. Conventionally, for example, the state shown in FIG. 2A is changed to the state shown in FIG. 2B by replacing the current rolling
[0006]
About this new rolling roll 81 ', with respect to the
[0007]
In such a new
[0008]
In addition, it is necessary to use a short one for the outer
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional example described above, when the rolling mill is widened, a small rolling bearing 83 ′ having a short width is used, as can be seen by comparing FIG. 2 (a) and FIG. 2 (b). In addition, it is pointed out that the cost increases because it is necessary to design and manufacture a new rolling bearing 83 '.
[0010]
In addition, since the position of the
[0011]
In view of such circumstances, an object of the present invention is to allow for the common use of a rolling bearing even when replacing a rolling roll in anticipation of a future widening demand for a rolling mill in a rolling roll support structure. Yes.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The rolling roll support structure according to the invention of
Outer ring pressing members for positioning the outer ring of the rolling bearing in the axial direction are respectively provided at both axial ends of the bearing mounting holes of the roll chock, and the outer ring pressing members are constituted by a plurality of members that are separated in the axial direction. The outer ring pressing member includes a stopper and a spacer, and either one of the outer ring pressing members is configured such that the stopper is fixed to the roll chock and the spacer is interposed between the stopper and the outer ring of the rolling bearing. The remaining outer ring pressing member is used in a form in which a stopper is applied to the outer ring of the rolling bearing and the stopper is fixed to the roll chock via a spacer. The spacer is removed when the current rolling roll is replaced with a new rolling roll having a large barrel length, and the axial length of the spacer predicts the replacement. Planning, and is set based on the difference dimension of the barrel length of the current rolling roll barrel length and the new rolling roll.
[0013]
The rolling roll support structure according to the invention of claim 2 is a structure that supports the roll neck of the rolling roll with respect to the roll chock via a rolling bearing, and the rolling roll support structure is provided at both ends in the axial direction of the bearing mounting hole of the roll chock. An outer ring pressing member for positioning the outer ring in the axial direction is provided, and an inner ring pressing member for positioning the inner ring in the axial direction is disposed at each axial end of the inner ring of the rolling bearing at the axial end of the rolling roll. The outer ring pressing members are composed of a plurality of members that are separated in the axial direction, and the outer ring pressing member includes a stopper and a spacer, and one of the outer ring pressing members fixes the stopper to a roll chock. The other outer ring pressing member is used in a form in which a spacer is interposed between the stopper and the outer ring of the rolling bearing. The stopper is applied to the outer ring of the rolling bearing, and this stopper is fixed to the roll chock through a spacer. The spacer is a new rolling roll having a large barrel length. The length of the spacer in the axial direction is determined based on the difference between the barrel length of the current rolling roll and the barrel length of the new rolling roll. Is set.
[0016]
The rolling mill widening method according to the invention of claim 3 is a method of exchanging the rolling roll in the rolling roll support structure of
[0017]
As described above, in the present invention, in short, an outer ring pressing member is used so that the current rolling roll can be replaced with a new rolling roll having a long barrel length in advance, and in particular, the rolling bearing among the peripheral parts can be used in common during the replacement. Is devised. Thereby, the useless cost increase accompanying the widening remodeling of a rolling mill can be suppressed.
[0018]
If the rolling bearing is not changed as in the present invention at the time of replacing the rolling roll, the entire rolling bearing needs to be moved to the roll end side with respect to the roll chock, so the center of the rolling bearing in the axial direction is required. However, the amount of offset between the rolling bearing and the center of the load increases, and the eccentric load tends to increase. Will be.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The details of the present invention will be described based on embodiments shown in the drawings.
[0020]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an upper half of a rolling roll support structure according to an embodiment of the present invention. In the rolling roll support structure shown in the figure, the shaft end of the rolling
[0021]
In the figure, 4 and 5 are outer ring pressing members for positioning the
[0022]
The outer
[0023]
In this embodiment, the outer
[0024]
In the outer
[0025]
The spacers 4b and 5b are removed when the current rolling
[0026]
Next, in order to widen the rolling mill, a mode in which the current rolling
[0027]
Here, as the new rolling
[0028]
With such a design, only the
[0029]
When the new rolling roll 1 'is replaced, it is necessary to move the rolling bearing 3 to the roll end side as much as the
[0030]
However, since the entire rolling bearing 3 is shifted to the roll end side, the offset amount between the load center and the axial center of the rolling bearing 3 is increased in relation to the stationary roll chock 2. Although it is unavoidable, the rolling bearing 3 does not have to be reduced in size as in the prior art, so that the load application capability is not lowered and the bearing life can be prevented from being lowered. Incidentally, the life reduction rate of the rolling bearing after widening for the embodiment of FIG. 1 and the conventional example of FIG. 2 is shown in the graph of FIG. In the graph in the figure, the horizontal axis represents the ratio (4h / B) between the width B of the rolling bearing and the width h, and the vertical axis represents the life reduction rate of the rolling bearing. The life reduction rate is 1.0. As a result, if the ratio (4h / B) is in the range up to 0.2, it can be seen that this embodiment is more effective because the lifetime reduction rate is smaller than that of the conventional example.
[0031]
As described above, the outer
[0032]
In addition, this invention is not limited only to the said embodiment, Various application and deformation | transformation can be considered.
[0033]
(1) Although the four-row cylindrical roller bearing is illustrated as the rolling bearing 3 in the above embodiment, the number of the rows is not limited, and may be a tapered roller bearing.
[0034]
(2) In the above embodiment, the spacers 4b and 5b are removed when the rolls are replaced with new rolling rolls for widening, but the spacers 4b and 5b are replaced with ones having a short width according to the amount of widening. Or the width can be reduced.
[0035]
(3) In the above embodiment, the
[0036]
(4) In the above embodiment, the load center and the axial center of the rolling bearing 3 are offset in the state before widening shown in FIG. 1 (a), but the offset is zero in this state before widening. Or can be offset in the opposite direction to the case of FIG. 1A, and the present invention can be applied to either case.
[0037]
【The invention's effect】
In the rolling roll support structure of the invention of
[0038]
In addition, even if the rolling roll is replaced with a new rolling roll, if the rolling bearing is not changed as in the present invention, the entire rolling bearing must be moved and arranged on the roll end side with respect to the roll chock, and the rolling bearing The offset amount between the axial center of the roller and the center of the load applied to the rolling bearing increases and the eccentric load increases. However, the rolling bearing is not downsized as in the prior art, so that the life reduction of the rolling bearing is suppressed. It will be.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an upper half of a rolling roll support structure according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a longitudinal sectional view showing an upper half of a conventional rolling roll support structure. FIG. 2 is a graph showing the life reduction rate of the rolling bearing after widening of the configuration and the conventional example of FIG.
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記ロールチョックの軸受取付孔の軸方向両端に、転がり軸受の外輪を軸方向で位置決めする外輪押さえ部材がそれぞれ設けられており、
前記両外輪押さえ部材が、軸方向に分離する複数の部材で構成され、
前記外輪押さえ部材は、ストッパと間座とからなり、いずれか一方の外輪押さえ部材は、ストッパをロールチョックに固定して、このストッパと転がり軸受の外輪との間に間座を介装する形態で使用されるものであり、残り他方の外輪押さえ部材は、ストッパを転がり軸受の外輪に対してあてがい、このストッパをロールチョックに対して間座を介して固定する形態で使用されるものであり、
前記間座は、現行圧延ロールをバレル長の大きい新圧延ロールと交換する場合に取り外されるもので、当該間座の軸方向長さが、前記交換を予め予定して、前記現行圧延ロールのバレル長と前記新圧延ロールのバレル長との差寸法に基づいて設定されるものである、ことを特徴とする圧延ロール支持構造。It is a structure that supports the roll neck of the rolling roll via a rolling bearing with respect to the roll chock,
Outer ring pressing members for positioning the outer ring of the rolling bearing in the axial direction are provided at both axial ends of the bearing mounting holes of the roll chock,
The outer ring pressing members are composed of a plurality of members that are separated in the axial direction ,
The outer ring pressing member includes a stopper and a spacer, and either one of the outer ring pressing members is configured such that the stopper is fixed to the roll chock and the spacer is interposed between the stopper and the outer ring of the rolling bearing. The other outer ring pressing member that is used is a type in which a stopper is applied to the outer ring of the rolling bearing, and this stopper is fixed to the roll chock via a spacer,
The spacer is removed when the current rolling roll is replaced with a new rolling roll having a large barrel length, and the axial length of the spacer is scheduled in advance to replace the barrel of the current rolling roll. A rolling roll support structure, characterized in that it is set based on a difference dimension between a length and a barrel length of the new rolling roll .
前記ロールチョックの軸受取付孔の軸方向両端に、転がり軸受の外輪を軸方向で位置決めする外輪押さえ部材がそれぞれ設けられており、
前記圧延ロールの軸端において転がり軸受の内輪の軸方向両端に当該内輪を軸方向で位置決めする内輪押さえ部材がそれぞれ配置されており、
前記両外輪押さえ部材が、軸方向に分離する複数の部材で構成され、
前記外輪押さえ部材は、ストッパと間座とからなり、いずれか一方の外輪押さえ部材は、ストッパをロールチョックに固定して、このストッパと転がり軸受の外輪との間に間座を介装する形態で使用されるものであり、残り他方の外輪押さえ部材は、ストッパを転がり軸受の外輪に対してあてがい、このストッパをロールチョックに対して間座を介して固定する形態で使用されるものであり、
前記間座は、現行圧延ロールをバレル長の大きい新圧延ロールと交換する場合に取り外されるもので、当該間座の軸方向長さが、前記交換を予め予定して、前記現行圧延ロールのバレル長と前記新圧延ロールのバレル長との差寸法に基づいて設定されるものである、ことを特徴とする圧延ロール支持構造。It is a structure that supports the roll neck of the rolling roll via a rolling bearing with respect to the roll chock,
Outer ring pressing members for positioning the outer ring of the rolling bearing in the axial direction are provided at both axial ends of the bearing mounting holes of the roll chock,
Inner ring pressing members for positioning the inner ring in the axial direction are arranged at both axial ends of the inner ring of the rolling bearing at the axial end of the rolling roll,
The outer ring pressing members are composed of a plurality of members that are separated in the axial direction ,
The outer ring pressing member includes a stopper and a spacer, and either one of the outer ring pressing members is configured such that the stopper is fixed to the roll chock and the spacer is interposed between the stopper and the outer ring of the rolling bearing. The other outer ring pressing member that is used is a type in which a stopper is applied to the outer ring of the rolling bearing, and this stopper is fixed to the roll chock via a spacer,
The spacer is removed when the current rolling roll is replaced with a new rolling roll having a large barrel length, and the axial length of the spacer is scheduled in advance to replace the barrel of the current rolling roll. A rolling roll support structure, characterized in that it is set based on a difference dimension between a length and a barrel length of the new rolling roll .
新圧延ロールとして、バレル部が現行圧延ロールよりも拡幅されているとともに、ロールネックが前記拡幅分について拡幅されているものを用意し、
新圧延ロールの交換後に、前記転がり軸受またはそれと同一仕様の転がり軸受を、ロールチョックにおいてロールエンド側に前記バレル部の拡幅分について移動させて配置し、
外輪押さえ部材の間座を取り外して、ストッパのみで前記転がり軸受を軸方向で位置決めさせるようにする、ことを特徴とする圧延機の拡幅方法。A method of exchanging a rolling roll in the rolling roll support structure according to claim 1 or 2 with a new rolling roll having a large barrel length,
As the new rolling roll, the barrel part is wider than the current rolling roll, and the roll neck is prepared to be widened for the widening,
After replacement of the new rolling roll, the rolling bearing or the rolling bearing of the same specification as the rolling bearing is moved and arranged on the roll end side in the roll chock for the widened portion of the barrel part,
A rolling mill widening method characterized by removing a spacer of an outer ring pressing member and positioning the rolling bearing in an axial direction only by a stopper.
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