JP3640330B2 - Seismic isolation devices and seismic isolation structures for light weight buildings - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、地震による振動から建物を保護するために使用される免震装置及びこの免震装置が取り付けられてなる軽重量建築物の免震構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、従来から地震による振動から建物を保護するための免震装置としては、(1)ゴムと鉄板を交互に重ね合わせた積層ゴムにより上部構造物を下方から支持するもの(2)地震による振動をダンパー装置により吸収するもの(3)地盤又は基礎と上部構造物との間を絶縁するもの,等が提案されている。そして、例えばこの(3)の絶縁方法としては、液体や磁気で構造物を浮上させるものや、地盤又は基礎と上部構造物とを滑らせるもの(滑り支承)、或いはロールベアリング等を転動させるもの等が種々提案されている。また、従来の免震装置又は免震構造では、上述した(1)の装置又は構造と(2)の装置又は構造とを併用させたり(1)の装置又は構造と(3)の装置又は構造とを併用させたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、こうした免震装置又は構造の研究開発は、各大手の建設会社により近年急速に進められており一部では実用化されているものもあるが、その殆どはビルディング等の重量物に対するものであり、戸建住宅等の軽重量建築物に対する免震を考慮したものは極めて少ない。そこで、戸建住宅等の軽重量建築物に対する免震装置又は構造を考慮した場合、前述した(1)の積層ゴムによることも考えられるが、軽重量建築物である場合にも十分な免震性能を確保することは現在では困難である。このことからすれば、前記(3)の絶縁方法,特に滑り支承を用いることが、軽重量建築物に対する免震としては現実的である。しかしながら、こうした滑り支承を用いる場合には、対象が軽重量建築物であるが故に、風圧により構造物が転倒し又は浮き上がり或いは引き抜ける場合がある。こうした免震構造を採用する一方で生ずる風圧による悪影響を防止するための装置又は構造も従来提案されているが、それらは重量物に適用されるものであることから、極めて複雑であるとともに重装備となっているのが実情であり、このためにコスト高であることを否めず、戸建住宅等の軽重量建築物に適用することは事実上困難である。
【0004】
そこで、本発明は、上述した従来の免震装置又は免震構造が有する課題を解決するために提案されたものであって、戸建住宅等の軽重量建築物であっても、免震の機能を十分に発揮することができるとともに風圧による悪影響も十分に配慮された免震装置又は構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)免震装置に係るものであって、逆円錐状の凹部を有し上端には上面が一方の滑り面とされてなるリング状のフランジ部が形成され、該フランジ部が基礎の上面に露出した状態で埋設されるとともに、底面には一方の挿通孔が形成されてなる下部支承部材と、軽重量構築物の土台の下面に固定され下面は上記フランジ部の上面に載置されてなるとともに他方の滑り面とされてなり、中央には他方の挿通孔が形成されてなる上部支承部材と、上記土台の上面においてナットを介して固定され上端側外周には該ナットが螺着されるネジが螺刻されてなり下端側は上記他方の挿通孔に挿通されてなる軸部と、下端側が基礎内に埋設されてなるとともに上記一方の挿通孔に挿通されてなる埋設部と、上端は上記軸部の下端に固定され下端は上記埋設部の上端に固定されてなるワイヤー部とを備えてなるアンカーボルトと、を備え、上記一方の滑り面と他方の滑り面との褶接により免震されるよう構成されてなることを特徴とするものである。
【0006】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、軽重量建築物の免震構造に係るものであって、前記第1の発明に係る免震装置が取り付けられてなることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る免震装置及びこの免震装置が取り付けられてなる軽重量建築物の免震構造の各実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する免震装置を使用した免震構造は、図示しないゴムと鉄板を交互に重ね合わせた積層ゴムにより上部構造物を下方から支持するものと併用されるものであるが、この積層ゴムを使用した免震装置については、従来より使用されているものであることから、詳細な説明は省略する。
【0012】
先ず、第1の免震装置について詳細に説明する。この免震装置1は、図1に示すように、下部支承部材2と、この下部支承部材2の上面を下面が滑る上部支承部材3と、アンカーボルト4とから構成されている。上記下部支承部材2は、鉄により一体成形されてなるものであって、図2に示すように、逆円錐状に成形された凹部5と、この凹部5の上端に形成され平面形状はリング状となされたフランジ部6とを有している。なお、上記フランジ部6の上面は、本発明を構成する一方の滑り面である。そして、上記凹部5の底には、後述するアンカーボルト4が挿通される一方の挿通孔5aが形成されている。なお、上記一方の挿通孔5aを形成する孔形成面は円弧状とされている。
【0013】
一方、上記上部支承部材3は、鉄等の金属材料により一体成形されてなるものであって、図2に示すように、円盤状に成形されている。なお、この上部支承部材3の下面は、地震による振動発生時に上記フランジ部6の上面を滑る他方の滑り面である。そして、この上部支承部材3の中央には、アンカーボルト4が挿通される他方の挿通孔3aが穿設され、外周側にはボルト7が挿通される4つのボルト挿通孔3b,3c,3d,3eが穿設されている。なお、図3に示すように、この上部支承部材3の直径lは、上記下部支承部材2を構成するフランジ部6の直径と同じ長さとされており、この上部支承部材3が固定される構造物の土台の幅と同じかやや短い長さとされている。また、上記アンカーボルト4は、鉄により一体成形されてなるものであって、図2に示すように、上端側の外周にはネジ4aが形成され下端は抜け防止のために円弧状に折曲されている。
【0014】
以下、上述した構成に係る免震装置1の施工方法を簡単に説明する。先ず、基礎となるコンクリートを打設する際に、予め所定の位置に上記下部支承部材2をアンカーボルト4と共に埋設する。この下部支承部材2とアンカーボルト4との埋設作業は、コンクリートの打設直後に上方から該下部支承部材2とアンカーボルト4とを下方に押し付けても良い。一方、上記上部支承部材3を木製の土台9の下面に、前記ボルト7とナット8を介して固定する。なお、これらボルト7及びナット8は本発明を構成する固定手段である。また、この土台9には、予め上記ボルト7が挿通される挿通孔(符号は省略する。)を形成させるとともに、アンカーボルト4が挿通される挿通孔も形成しておく。次いで、上記アンカーボルト4の上端側から上記上部支承部材3の中央に形成された他方の挿通孔3a内に挿通し、該上部支承部材3の下面が下部支承部材2を構成するフランジ部6の上面に載置される。この作業により、図1に示すように、フランジ部6の上面に上部支承部材3の下面が正確に載置される。この作業により、土台9の上面から突出したアンカーボルト4に座金10を挿通しナット11を螺着させ基礎12と土台9とを固定する。
【0015】
上述した構成に係る免震装置1及びこの免震装置1を利用した図1に示す木造軽重量建築物等の免震構造によれば、地震が発生すると、下部支承部材2に形成されたフランジ部6の上面と上部支承部材3の下面とが互いに滑ることから、振動が土台9に伝わることを有効に防止することができる。このとき、地震により最大限に基礎が移動した状態を説明すると、図4に示すように、アンカーボルト4は下部支承部材2の底部近傍及び上部支承部材3の下面近傍においてやや折曲されることが繰り返される。なお、地震による振動が終了した場合には、図示しない積層ゴムを使用した免震装置により、図1に示す元の状態に復帰される。また、この免震装置1では、下部支承部材2の底部に形成された一方の挿通孔5aは、前述したように、孔形成面が円弧状とされているので、地震の際にアンカーボルト4の折曲が繰り返された場合でも、該折曲部において容易に切断されてしまうことがない。さらに、この免震装置1では、基本的構成として、下部支承部材2と、上部支承部材3と、アンカーボルト4とからなることから安価であるばかりではなく、各部材の取付作業も極めて容易であり、したがって工期の延長をも防止することができる。またさらに、上述したアンカーボルト4を構成要素としていることから、台風等により建物に風圧がかかった場合であっても、該建物の浮き上がりや転倒を有効に防止することができる。また、この免震装置1では、地震による振動の幅が略上部支承部材3の半径の長さを超える場合には、図4に示すように、アンカーボルト4により下部支持部材2と上部支持部材3との相対的な変位長さが規制されることから、ストッパーとしての役割を有し、該下部支持部材2と上部支持部材3とが大きくずれてしまう危険性を有効に防止することができる。
【0016】
次に、本発明の第2の実施の形態に係る免震装置及びこの免震装置が取り付けられてなる軽重量建築物の免震構造について、図面を参照しながら詳細に説明する。この免震装置20は、図5に示すように、前述した第1の実施の形態に係る免震装置1を構成する下部支承部材2と同じ構成となされた下部支承部材2(詳細な説明は省略する。)と、上部支承部材21と、前記第1の実施の形態に係る免震装置1を構成するものと同じアンカーボルト4と、下部支承部材2内に収納された弾性部材22とから構成されている。
【0017】
上記上部支承部材21は、円盤状に成形された円盤部23と、この円盤部23の中心から上方に起立してなるパイプ部24とから構成され、このパイプ部24の上端側外周面にはネジ24aが螺刻されている。なお、上記円盤部23の中心には、アンカーボルト4が挿通される他方の挿通孔23a(図6参照)が穿設されている。また、上記弾性部材22は、下部支承部材2に形成された凹部の形状に対応した外形,すなわち略逆三角錐台状に成形され、本例では、ゴムにより一体成形されている。なお、この弾性部材22の中心には、アンカーボルト4が挿通される挿通孔22aが長さ方向に形成されている。
【0018】
そして、上述した免震装置20は、軽重量建築物の免震構造を示す図6のように、下部支承部材2が、内部に上記弾性部材22が収納された状態で基礎コンクリート内に埋設され、アンカーボルト4の下端側もこのコンクリート内に埋設されている。一方、上記上部支承部材21は、パイプ部24が予め挿通孔9aが形成された土台9に該土台9の下側から挿通され、上面から突出された該パイプ部24に座金26を挿通させナット27をネジ24aに螺着させることにより固定されている。そして、上記アンカーボルト4は先端側中途部が上記上部支承部材22に穿設された挿通孔22aからパイプ部24に挿通され、該パイプ部24の上端から上方に突出した該アンカーボルト4の上端は、ナット28が螺着されている。なお、上部支承部材21を土台9に固定するための上記ナット27上には、一方の座金29がアンカーボルト4に挿通された状態で載置され、この一方の座金29上にはコイルスプリング30が該アンカーボルト4に挿通されて載置され、さらにこのコイルスプリング30上には他方の座金31が該アンカーボルト4に挿通されて載置され、上記ナット28は、この他方の座金30上においてアンカーボルト4のネジ4aに螺着されている。したがって、上記ナット28を上記コイルスプリング30の弾性力に抗して螺進させることにより、土台9が固定される。
【0019】
このように、上述した第2の実施の形態に係る免震装置20及びこの免震装置20を使用した免震構造によれば、前述した第1の実施の形態と同じ作用効果を実現できるばかりではなく、地震による振動が停止しアンカーボルト4が変形した場合であっても、上記ナット28を螺進させることにより、再び元の状態に復帰させることができる。また、この実施の形態に係る免震装置20では、下部支承部材2内に弾性部材22が配設されていることから、アンカーボルト4の局部的な変形を避けることができ、さらに、該弾性部材22の弾性力が、振動終了後における建物の復元力に寄与することができる。
【0020】
なお、前述した第1及び第2の実施の形態に係る免震装置1,20では、本発明を構成するアンカーボルトとして、上端から下端までが一体成形されたアンカーボルト4を図示して説明したが、本発明を構成するアンカーボルトは、必ずしもこうした構成に限定されるものではなく、例えば、図7に示すアンカーボルト35を使用しても良い。図7は、第1の実施の形態に係る免震装置1に対して、該免震装置1を構成するアンカーボルト4に代えて、このアンカーボルト35を構成要素とした免震装置40を図示したものである。このアンカーボルト35は、下端側が基礎内に埋設される埋設部36と、土台9に固定され上端側外周にはネジ37aが螺刻されてなる軸部37と、上端は上記軸部37の下端に固定され下端は上記埋設部36の上端に固定されてなるワイヤー部38とからなるものである。上記埋設部36は、中途部から下端までが基礎コンクリート内に埋設される部位であり、上端側中途部には、ワイヤー部38の下端側が挿通される挿通孔36aが形成され、下端は抜け防止のために円弧状に折曲されている。また、上記軸部37は、上端側にはワイヤー部38の下端側が挿通される挿通孔37aが形成されている。
【0021】
上述したアンカーボルト35を構成要素とした免震装置40乃至は免震構造によれば、該アンカーボルト35の中途部はワイヤー部38とされているので、前述した第1又は第2の実施の形態に係る免震装置1,20を構成するアンカーボルト4のように、地震の振動により変形する力が継続して作用した場合であっても、金属疲労を生ずることを有効に防止することができる。
【0022】
なお、前述した各実施の形態に係る免震構造は、冒頭で説明したように、図示しないゴムと鉄板を交互に重ね合わせた積層ゴムにより上部構造物を下方から支持するものと併用されるものであるが、必ずしもこうした積層ゴムにより上部構造物を下方から支持するものと併用する必要性はなく、従来より提案されている他の各種の免震装置と併用したものであっても良い。
【0023】
【発明の効果】
上述した本発明の実施の形態に係る免震装置又は免震構造によれば、地震による振動を軽重量建築物に伝えることがないと言う免震効果があるばかりではなく、台風時における風圧により、点灯することも有効に防止することができる。しかも、本発明は、基本的に下部支承部材と上部支承部材とアンカーボルトとから構成され、極めて簡単な装置であることから、製造コストを十分に抑制することができるとともに、木造住宅等のような軽重量建築物に対する施工においても、簡単なものとなり、工期を著しく長期化する可能性も有効に回避することができる。
さらに、本発明を構成するアンカーボルトは、ワイヤー部を備えてなることから、地震の振動により変化する力が継続して作用した場合であっても、通常のアンカーボルトのように金属疲労を生ずることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る免震装置を用いた免震構造を示す断面図である。
【図2】図2は、図1に示す免震装置の分解斜視図である。
【図3】図3は、図1に示す免震装置構造の土台を一部判断して示す平面図である。
【図4】図4は、図1に示す状態から最もずれた状態を示す断面図である。
【図5】図5は、本発明の第2の実施の形態に係る免震装置の分解斜視図である。
【図6】図6は、本発明の第2の実施の形態に係る免震装置を用いた免震構造を示す断面図である。
【図7】図7は、他のアンカーボルトを使用した免震構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 免震装置
2 下部支承部材
3 上部支承部材
3a 他方の挿通孔
4 アンカーボルト
5 凹部
5a 一方の挿通孔
6 フランジ部
9 土台
20 免震装置
21 上部支承部材
22 弾性部材
35 アンカーボルト
36 埋設部
37 軸部
38 ワイヤー部
40 免震装置[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a seismic isolation device used to protect a building from vibration caused by an earthquake and a seismic isolation structure of a light-weight building to which the seismic isolation device is attached.
[0002]
[Prior art]
As is well known, conventional seismic isolation devices to protect buildings from vibrations caused by earthquakes are as follows: (1) The upper structure is supported from below by laminated rubber in which rubber and steel plates are alternately stacked (2) Earthquake (3) Insulation between the ground or the foundation and the superstructure is proposed. For example, as the insulation method of (3), the structure is levitated by liquid or magnetism, the ground or the foundation and the upper structure are slid (sliding support), or the roll bearing is rolled. Various things have been proposed. In addition, in the conventional seismic isolation device or seismic isolation structure, the above-described device (1) or structure and the device (2) or structure are used in combination, or the device (1) or structure and the device (3) or structure. A combination of these two has been proposed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, research and development of such seismic isolation devices or structures has been rapidly progressed by major construction companies in recent years, and some of them have been put into practical use, but most of them are for heavy objects such as buildings. Yes, very few have considered seismic isolation for light-weight buildings such as detached houses. Therefore, when considering seismic isolation devices or structures for light-weight buildings such as detached houses, it may be due to the laminated rubber described in (1) above, but sufficient seismic isolation is possible even for light-weight buildings. It is currently difficult to ensure performance. Based on this, it is realistic to use the insulation method (3), particularly the sliding bearing, as a seismic isolation for light weight buildings. However, when such a sliding bearing is used, since the object is a light-weight building, the structure may be overturned or lifted or pulled out by wind pressure. Although devices or structures for preventing such adverse effects due to wind pressure while adopting such a seismic isolation structure have been proposed in the past, they are extremely complex and heavy equipment because they are applied to heavy objects. It is the actual situation, and for this reason, it cannot be denied that it is expensive, and it is practically difficult to apply to light-weight buildings such as detached houses.
[0004]
Therefore, the present invention has been proposed in order to solve the problems of the conventional seismic isolation device or seismic isolation structure described above, and even if it is a light-weight building such as a detached house, An object of the present invention is to provide a seismic isolation device or structure that can fully exhibit its functions and that also sufficiently considers the adverse effects of wind pressure.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been proposed to achieve the above object, and relates to the first invention (the invention according to claim 1), which has an inverted conical recess and an upper end. Is formed with a ring-shaped flange portion whose upper surface is one sliding surface, the flange portion is embedded in an exposed state on the upper surface of the foundation, and one insertion hole is formed on the bottom surface. The lower support member is fixed to the lower surface of the base of the light weight construction, and the lower surface is placed on the upper surface of the flange portion and the other sliding surface, and the other insertion hole is formed in the center. An upper support member and a shaft portion fixed on the upper surface of the base via a nut and screwed with a screw to which the nut is screwed on the outer periphery on the upper end side, and the lower end side is inserted into the other insertion hole And the lower end side is embedded in the foundation An embedded portion whose serial made is inserted into one of the insertion hole, an upper end a lower end fixed to the lower end of the shaft portion and a anchor bolt comprising a wire portion composed is fixed to an upper end of the embedded portion, It is configured so as to be seismically isolated by contact between the one sliding surface and the other sliding surface.
[0006]
Moreover, 2nd invention (invention of Claim 2) concerns on the seismic isolation structure of a light weight building, Comprising: The seismic isolation apparatus which concerns on the said 1st invention is attached, It is characterized by the above-mentioned. To do.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, embodiments of a seismic isolation device according to the present invention and a seismic isolation structure for a light-weight building to which the seismic isolation device is attached will be described in detail with reference to the drawings. In addition, the seismic isolation structure using the seismic isolation device described below is used in combination with a structure in which an upper structure is supported from below by laminated rubber in which rubber and iron plates (not shown) are alternately stacked. Since the seismic isolation device using laminated rubber has been used conventionally, detailed description thereof will be omitted.
[0012]
First, the first seismic isolation device will be described in detail. As shown in FIG. 1, the
[0013]
On the other hand, the
[0014]
Hereinafter, the construction method of the
[0015]
According to the
[0016]
Next, a seismic isolation device according to a second embodiment of the present invention and a seismic isolation structure for a light-weight building to which the seismic isolation device is attached will be described in detail with reference to the drawings. As shown in FIG. 5, the
[0017]
The
[0018]
And the
[0019]
As described above, according to the
[0020]
In the
[0021]
According to the seismic isolation device 40 or the seismic isolation structure including the anchor bolt 35 described above, the middle portion of the anchor bolt 35 is the wire portion 38. Therefore, the first or second embodiment described above can be used. Even when the force that deforms due to the vibration of the earthquake continues to act like the
[0022]
In addition, the seismic isolation structure according to each of the embodiments described above is used in combination with a structure in which an upper structure is supported from below by a laminated rubber in which rubber and an iron plate (not shown) are alternately stacked as described at the beginning. However, it is not always necessary to use the laminated rubber together with the one that supports the upper structure from below, and it may be used together with other various seismic isolation devices that have been proposed.
[0023]
【The invention's effect】
According to the seismic isolation device or seismic isolation structure according to the implementation of the embodiment of the present invention described above, not only there is a seismic isolation effect that not be transmitted vibrations caused by an earthquake to a lightweight building, wind pressure during a typhoon Therefore, lighting can be effectively prevented. Moreover, the present invention is basically composed of a lower support member, an upper support member and an anchor bolt, and is an extremely simple device, so that the manufacturing cost can be sufficiently suppressed, and a wooden house or the like can be used. Even in the construction of light weight buildings, the construction becomes simple and the possibility of significantly extending the construction period can be effectively avoided.
Furthermore, since the anchor bolt constituting the present invention is provided with a wire portion, even if a force that changes due to earthquake vibration is continuously applied, metal fatigue occurs as in a normal anchor bolt. There is nothing.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view showing a base isolation structure using a base isolation device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view of the seismic isolation device shown in FIG. 1;
FIG. 3 is a plan view showing a part of the base of the seismic isolation device structure shown in FIG.
4 is a cross-sectional view showing a state most deviated from the state shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is an exploded perspective view of a seismic isolation device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a sectional view showing a seismic isolation structure using a seismic isolation device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a base-isolated structure using another anchor bolt.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (2)
軽重量構築物の土台の下面に固定され下面は上記フランジ部の上面に載置されてなるとともに他方の滑り面とされてなり、中央には他方の挿通孔が形成されてなる上部支承部材と、
上記土台の上面においてナットを介して固定され上端側外周には該ナットが螺着されるネジが螺刻されてなり下端側は上記他方の挿通孔に挿通されてなる軸部と、下端側が基礎内に埋設されてなるとともに上記一方の挿通孔に挿通されてなる埋設部と、上端は上記軸部の下端に固定され下端は上記埋設部の上端に固定されてなるワイヤー部とを備えてなるアンカーボルトと、
を備え、上記一方の滑り面と他方の滑り面との褶接により免震されるよう構成されてなることを特徴とする免震装置。A ring-shaped flange portion having an inverted conical recess and having an upper surface formed as one sliding surface is formed at the upper end, and the flange portion is buried in an exposed state on the upper surface of the foundation, while the bottom surface is A lower support member in which one insertion hole is formed;
An upper support member that is fixed to the lower surface of the base of the light weight structure and that the lower surface is placed on the upper surface of the flange portion and the other sliding surface, and the other insertion hole is formed in the center;
The upper surface of the base is fixed via a nut, and the upper end side outer periphery is screwed with a screw to which the nut is screwed , the lower end side is a shaft portion inserted through the other insertion hole, and the lower end side is a foundation. A buried portion that is embedded in the first insertion hole and a wire portion that is fixed to the lower end of the shaft portion and whose lower end is fixed to the upper end of the embedded portion. Anchor bolts,
The seismic isolation device is configured to be isolated by contact between the one sliding surface and the other sliding surface.
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1997
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