JP3640150B2 - 導通検査ユニットのレイアウト検討方法並びに擬似ユニット及びレイアウト検討台 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は導通検査ユニットのレイアウト検討方法並びに擬似ユニット及びレイアウト検討台に関し、特に、自動車におけるワイヤハーネスやワイヤハーネスを構成するサブアッセンブリ(この明細書で「ワイヤアッセンブリ」と総称する)相互間あるいは電気機器間の導通検査に使用するオートロック式導通検査ユニットに好適な導通検査ユニットのレイアウト検討方法並びに擬似ユニット及びレイアウト検討台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にワイヤアッセンブリは、複数の電線を組み合わせて所定の回路を形成する電気配線システムであり、複雑な配索形状を呈している。また、各電線に接続された雄型または雌型の端子金具は、コネクタハウジングに収容され、いわゆるランス形式によって、抜け止めが図られている。そして、雄型の端子金具を収容したコネクタハウジングと雌型の端子金具を収容したコネクタハウジングとを接続することにより、両端子金具間の電気的接続が達成される。
【0003】
上述のようなワイヤアッセンブリの配索作業を行ったり、コネクタに収容された端子金具の導通検査等を行う際に、従来から布線台と呼称される作業台が採用されている。
【0004】
図7は従来の布線台を簡略的に示す斜視図である。
【0005】
同図に示すように周知の布線台2は、布線板15を脚15aで支持しているものである。布線板15は、作業者側が下向きに傾斜した状態で支持されたフラットな単板であり、その上面には、ワイヤアッセンブリWHが配索可能に構成されている。ここでワイヤアッセンブリWHのコネクタ1の導通検査を行う場合には、図示の通り、この布線台2に導通検査ユニット10を設けて各回路を一括的或いは選択的に検査するようにしている。
【0006】
図8は本件出願人が先に提案しているオートロック式導通検査ユニット10(特開平10−239377参照)を従来の布線台に用いた例を示す斜視図である。
【0007】
その構成では、検査対象となるコネクタ1を挿入するためのコネクタ挿抜部11と、コネクタ挿抜部11内に取り付けられたプローブピン12と、上記コネクタ挿抜部11を開閉することにより、当該コネクタ挿抜部11に挿入されたコネクタ1を着脱可能にロックするロック機構13とを筐体14に備えている。
【0008】
上記筐体14は、概ね直方体に構成され、その長手方向一端面に上記コネクタ挿抜部11を有している。そして、上記筐体14は、このコネクタ挿抜部11がワイヤアッセンブリWHを配索するための布線板15に対して平行に開口するように(換言すれば、コネクタ1を布線板15に対して直交する方向に挿抜できるように)、布線板15の所定位置に埋設され、金具16で固定されている。そして上述のような導通検査ユニット10が、検査対象となるワイヤアッセンブリWHに採用されているコネクタ1毎に複数台設けられていた。
【0009】
ところで上述のような布線台2を導通検査図板として製造する際には、布線板15と同一寸法の紙の上に検査対象となる現物のワイヤアッセンブリWHを載置し、この紙の当該ワイヤアッセンブリWHのコネクタ1に対応する位置に型紙を貼り付けて位置決めしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上述したレイアウト決定方法では、ワイヤアッセンブリWHの本体部分とコネクタ1を載置したときの載置面とが同一高さになるため、平面的な寸法についてしか考慮することができなかった。そのためコネクタの導通検査ユニットへの挿入寸法をも立体的に考慮した精緻なレイアウト検討ができず、布線台が完成した後も、しばしばレイアウトの修正を行う必要があった。その場合には導通検査ユニットを布線板15に埋め込む必要があることから、新しい板材に穿孔し直す作業を余儀なくされ、多大な工数がかかっていた。
【0011】
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、布線板に埋設されてコネクタ挿抜口を臨ませる形式の導通検査ユニットを精緻に位置決めすることのできる導通検査ユニットのレイアウト検討方法並びに擬似ユニット及びレイアウト検討台を提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、ワイヤアッセンブリの布線板に埋設されてコネクタ挿抜口を臨ませる形式の導通検査ユニットを用いた導通検査図板を製造する際に当該導通検査ユニットのレイアウトを決定するために用いる擬似ユニットであって、導通検査ユニットの外面に対応して擬似的に形成された擬似プレートを有し、該擬似プレートに対して当該導通検査ユニットのコネクタ挿抜口に対応して形成され、コネクタを挿入可能な挿入口と、挿入口に挿入されたコネクタの背面に係止してコネクタを挿入口に仮保持する仮保持手段とを有し、レイアウト検討台上に装着及び取り外し可能な装着手段を設けることを特徴とする擬似ユニットである。
【0013】
この発明によれば、コネクタを挿入可能な挿入口を有しているので、当該コネクタに対応する導通検査ユニットのレイアウトを検討する際に、所定のレイアウト検討台と併用されることによって、コネクタの挿入寸法をも立体的に考慮してレイアウトを探索することが可能になる。また、上記挿入口を導通検査ユニットの外面に対応して擬似的に形成された擬似プレートに形成しているので、この擬似プレートの角度や姿勢を変更することにより、より実際の導通検査ユニットに近いレイアウト状態を探索することが可能になる。ここで、「擬似的」とは、外形及び外寸を可及的に現物の導通検査ユニットに似せていることをいう。
【0014】
特に、上記挿入口は、外寸の異なるコネクタを挿入可能に伸縮可能に構成されているものであることが好ましい。
【0015】
このようにすると、同一の仕様の擬似ユニットを使用して複数種類のコネクタに係る導通検査ユニットのレイアウト検討を行うことが可能になる。
【0016】
また、上記擬似プレートの下面に垂下する着脱用ニードルをさらに備えていることが好ましい。
【0017】
このようにすると、擬似ユニットの着脱作業を一層容易に行うことが可能になる。
【0018】
本発明の別の態様は、上記擬似ユニットと併用されるレイアウト検討台であって、現物のワイヤアッセンブリを担持するとともに、当該ワイヤアッセンブリのコネクタを押し込み荷重によりめり込ませることのできる載置層を有することを特徴とする導通検査ユニットのレイアウト検討台である。
【0019】
この発明では、載置層の上でコネクタの配置を探索し、載置層上の適所にめり込ませた状態で擬似ユニットにより仮保持することにより、ワイヤアッセンブリに設けられたコネクタ毎に対応する導通検査ユニットの配置を探索したり、プロットしたりすることが可能になる。
【0020】
本発明の別の態様は、ワイヤアッセンブリの布線板に埋設されてコネクタ挿抜口を臨ませる形式の導通検査ユニットを用いた導通検査図板を製造する際に当該導通検査ユニットのレイアウトを決定するための導通検査ユニットのレイアウト検討方法であって、上記レイアウト検討台の上にワイヤアッセンブリに必要な分だけ上記擬似ユニットを用意し、該レイアウト検討台に装着して、現物のワイヤアッセンブリを載置した後に当該ワイヤアッセンブリのコネクタを該擬似ユニットに挿入し、擬似ユニットを布線板から取り外し、配置を変更して再度布線板に装着することを繰り返すことにより、ワイヤアッセンブリの導通検査に好適なレイアウトを探索するレイアウト検討方法である。
【0021】
この発明では上述した上記レイアウト検討台の上にワイヤアッセンブリに上記擬似ユニットを用意し、該レイアウト検討台に装着することにより、コネクタを導通検査ユニットへ装着したときの状態を創出することが可能になる。その状態で、現物のワイヤアッセンブリを載置した後に当該ワイヤアッセンブリのコネクタを該擬似ユニットに挿入し、擬似ユニットを布線板から取り外し、配置を変更して再度布線板に装着することを繰り返すので、導通検査ユニットの配置を探索するに当たり、コネクタを導通検査ユニットに挿抜するときの寸法をも立体的に考慮することが可能になる。
【0028】
図1は本発明に係るレイアウト検討台20の概略構成を簡略化して示す斜視図である。同図を参照して、図示の実施の形態に係るレイアウト検討台20は、布線板22を主要素として有しており、本発明に係るレイアウト検討方法は、この布線板22と擬似ユニット40とを併用することにより、好適に実施することが可能である。
【0029】
上記布線板22は、合板で形成された支持層31と、支持層31の上面に積層された硬質層32と、この硬質層32の上面に積層される載置層33とを一体的に有し、レイアウトの検討対象となる導通検査ユニットに係る現物のワイヤアッセンブリWHを載置可能な面積を有する平面視長方形の積層体である。
【0030】
上記支持層31は、図示しない架台に対し着脱可能に取り付けられる積層合板で形成されている。
【0031】
上記硬質層32は、ピンやニードル等の鋭利物を刺し止め可能な素材で構成されており、具体的にはゴムやゴム質の樹脂或いは比較的硬質のスポンジ等で形成された単板である。
【0032】
上記載置層33は、比較的可撓性の高いスポンジ等の多孔質樹脂層で形成されており、これによってワイヤアッセンブリWH自身の自重によっては載置面33aを陥没させることなくワイヤアッセンブリWHを担持することができるとともに、所定の押し込み荷重によってコネクタ1を押し込むことにより、載置面33aを陥没させてコネクタ1が下面側にめり込むようになっている。
【0033】
図2は図1の実施形態に係る擬似ユニット40の斜視図である。また図3は擬似ユニット40の概観図であり(A)は平面図(B)は底面図である。
【0034】
図1並びに図2及び図3を参照して、擬似ユニット40は、導通検査ユニット10(図8参照)の外面に似せて形成されたメインプレート41と、このメインプレート41の上面に一体形成されたサブプレート42とによって、導通検査ユニット10の外面に擬似的な概観を呈している。
【0035】
これら各プレート41、42は、図示の実施形態において擬似プレートを構成するものである。上記サブプレート42の上面には、当該擬似ユニット40の擬似対象となった導通検査ユニット10の型番10aが表示されており、これによって擬似ユニット40の種類を当該導通検査ユニット10に対応して表示している。
【0036】
上記メインプレート41の中央部には、略矩形の枠状に形成されたゴムリング43が固着されている。そしてこのゴムリング43の内周面がコネクタ1を挿入するための挿入口43aを構成している。
【0037】
図3(A)(B)によく示すように、挿入口43aはコネクタ1の外形に対応する平面視長方形に形成されており、その四隅部には、円弧状断面のえぐり部43bが形成されている。そして、このえぐり部43bにより、ゴムリング43自身がゴム材で形成されていることと相俟って、挿入口43aを伸縮可能に構成している。この結果、挿入口43aに挿入されるコネクタ1の外寸が異なる場合でもその寸法差を吸収し、汎用性を持たせることができるとともに、コネクタ1を締め付けて仮保持できるようになっている。
【0038】
さらに、このゴムリング43の上面には、リップ44が設けられている。リップ44は、僅かに自由端を挿入口43aの方へ臨ませており、これによって挿入口43aに挿入されたコネクタ1の背面に係止できるようになっている。
【0039】
メインプレート41の下面四隅部には、取付部材としてのニードル45が固着されており、それぞれ下方に先鋭部45aを垂下させている。
【0040】
ニードル45は、上述した布線板22の載置層33を上面から下面へ貫通し、硬質層32に刺し止めされるのに必要十分な長さと太さに設定されている。これにより、上述した布線板22の載置層33の上で、自由に擬似ユニット40の並び替えを行い、導通検査ユニットの配置を探索できるようになっている。
【0041】
次に上述したレイアウト検討台20及び擬似ユニット40を用いたレイアウトの決定手順について説明する。
【0042】
図4はレイアウト検討台と擬似ユニットを用いたコネクタの挿入手順を示す断面略図である。
【0043】
まず図1及び図4を参照して、上述したレイアウト検討台20の上に検討対象となる現物のワイヤアッセンブリWHに必要な個数だけ、擬似ユニット40を用意し、大まかに擬似ユニット40を載置層33の上に配置する。この作業は、擬似ユニット40のニードル45を布線板22に突き刺すだけで容易に行うことが可能である(図4(A)参照)。
【0044】
次に、現物のワイヤアッセンブリWHを用意し、布線板22の載置層33の上に配置する。そして、ワイヤアッセンブリWHの各コネクタ1を、それぞれ対応する擬似ユニット40の挿入口43a内に挿入する。
【0045】
図4(B)(C)を参照して、この過程では、単にコネクタ1を把持して、挿入口43aに近づけ、導通検査の時と同様にコネクタ1を挿入口43a内に押し込むだけでよい。これにより、まず、図4(B)に示すように、コネクタ1がリップ44を押し込むことによってリップ44が撓み、コネクタ1の挿入口43aへの導入を許容するとともに、コネクタ1が挿入口43a内に導入された後は、図4(C)に示すように、上記リップ44が元の形状に復帰することによりコネクタ1の背面部分に係止してコネクタ1を仮保持することになる。この結果、コネクタ1は、先端部分が載置層33に陥没した状態で擬似ユニット40に仮保持される。
【0046】
図1を参照して、作業者は各コネクタ1を対応する擬似ユニット40に挿入し終えた後、各擬似ユニット40の配置の是非を検討(探索)する。その作業としては、コネクタ1が擬似ユニット40に仮保持されたままの状態で擬似ユニット40を布線板22から取り外し、配置を変更して再度布線板22に装着することにより行われる。そして、そのような探索を繰り返すことにより、ワイヤアッセンブリWHの導通検査に好適なレイアウトが決定される。
【0047】
図5は図1の実施形態に係るレイアウト検討後の布線原図作成工程を示す概略図である。
【0048】
同図を参照して、導通検査ユニットのレイアウトが決定されると、まず、擬似ユニット40を布線板22に残したままの状態でワイヤアッセンブリWHが取り外される。次いで、擬似ユニット40が装着されている載置層33の上面に、透明なアクリル板50を被せる。次いで、図5(B)に示すように、座標を読み取るために必要な点を上記アクリル板50の上からプロットし、図5(C)に示すように線図50aを得る。そして、このプロットされたアクリル板50、或いはアクリル板50を原寸コピーしたものが、布線原図となるのである。
【0049】
以上説明したように、上述した実施の形態によれば、載置層33にワイヤアッセンブリWHを担持させ、さらにワイヤアッセンブリWHのコネクタ1を載置面33aにめり込ませることにより、導通検査ユニット10の配置を探索しているので、コネクタ1を導通検査ユニット10に挿抜するときの寸法をも立体的に考慮することが可能になる。
【0050】
しかも図示の実施形態においては、擬似ユニット40を併用することによって、配置の定まったコネクタを仮保持しているので、一層、実際の検査ユニット実装状態に近い状態を創出し、精緻な探索を行うことが可能になる。
【0051】
また、図5で説明した原図作成工程は、探索工程によって配置の定まった擬似ユニット40を載置層33に残したままワイヤアッセンブリWHを取り除き、その後、擬似ユニット40をプロットする手順を含んでいるので、擬似ユニットをプロットすることにより、容易に原図を作成することが可能になる。
【0052】
したがって本実施形態によれば、布線板に埋設されてコネクタ挿抜口を臨ませる形式の導通検査ユニット10(図8参照)を精緻に位置決めすることができ、布線台の完成度も極めて高くなるという顕著な効果を奏する。
【0053】
上述した実施の形態は本発明の好ましい具体例に過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定されない。
【0054】
例えば、同一外形の布線台に対応して、図6に示すレイアウト検討台20を採用することも可能である。
【0055】
図6は本発明の別の実施形態に係るレイアウト検討台20の構成を簡略化して示す斜視図である。
【0056】
同図を参照して、図6に示すレイアウト検討台20は、複数のボード21で構成された布線板22を有している。そして、これらボード21のうち、布線板22の幅方向両端部を構成するものは、それぞれ、傾斜連結板26を介して連結されることにより、所定の角度だけ傾斜している。
【0057】
図6のレイアウト検討台20は、ワイヤアッセンブリWHの形状に合わせて個々のボード21の傾斜を変更することにより、作業者の作業領域を可及的に狭く設定する布線台に対応して構成されたものである。この形式の布線台を使用すれば、作業者は小さくまとまった作業領域内で所定の作業を行うことができるので、作業性が向上する。そこで、この布線台に対応して、個々のボード21の傾斜を変更することにより、より現実の布線台に適合してレイアウトの検討を行うことができるように構成したのである。
【0058】
或いは、ワイヤアッセンブリWHを載置する布線板としては、本件出願人が先に提案している特開平10−54861号公報に開示されているようなハンガーを有する板材を採用してもよい。その場合にも、ワイヤアッセンブリWHの本体部分(電線部分)よりコネクタ1を低く配置してレイアウトの検討を行うことが可能になる。その場合には、擬似ユニットについても、ニードル45を短く設定したり、省略したり、他の手段(例えば磁石)を利用することが可能になる。また、取付部材は、スクリューねじであってもよい。
【0059】
また、図5で説明した布線原図の製作方法はあくまでも一つの例であり、必須のものではない。例えば、座標読取装置を併設し、配置の決定された各疑似ユニット40の座標を読み込んでデジタルデータを作成し、このデジタルデータを直接加工装置に入力したり、デジタルデータに基づいて原寸大の紙にプリントアウトし、手作業で加工するための原紙にする等の方法を採用することが可能である。
【0060】
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、コネクタを導通検査ユニットに挿抜するときの寸法をも立体的に考慮することが可能になるので、コネクタの導通検査ユニットへの挿入寸法をも立体的に考慮した精緻なレイアウト検討を行うことができる。そのため布線板に埋設されてコネクタ挿抜口を臨ませる形式の導通検査ユニットを精緻に位置決めすることができ、布線台の完成度も極めて高くなるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレイアウト検討台の概略構成を簡略化して示す斜視図である。
【図2】図1の実施形態に係る擬似ユニットの斜視図である。
【図3】擬似ユニットの概観図であり(A)は平面図(B)は底面図である。
【図4】レイアウト検討台と擬似ユニットを用いたコネクタの挿入手順を示す断面略図である。
【図5】図1の実施形態に係るレイアウト検討後の布線原図作成工程を示す概略図である。
【図6】本発明の別の実施形態に係るレイアウト検討台の構成を簡略化して示す斜視図である。
【図7】従来の布線台を簡略的に示す斜視図である。
【図8】本件出願人が先に提案しているオートロック式導通検査ユニットを従来の布線台に用いた例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 コネクタ
10 導通検査ユニット
20 レイアウト検討台
21 ボード
22 布線板
32 硬質層
33 載置層
33a 載置面
40 擬似ユニット
41 メインプレート(擬似プレート)
42 サブプレート(擬似プレート)
43 ゴムリング
45 ニードル(取付部材)
WH ワイヤアッセンブリ
Claims (3)
- ワイヤアッセンブリの布線板に埋設されてコネクタ挿抜口を臨ませる形式の導通検査ユニットを用いた導通検査図板を製造する際に当該導通検査ユニットのレイアウトを決定するために用いる擬似ユニットであって、
導通検査ユニットの外面に対応して擬似的に形成された擬似プレートを有し、該擬似プレートに対して当該導通検査ユニットのコネクタ挿抜口に対応して形成され、コネクタを挿入可能な挿入口と、挿入口に挿入されたコネクタの背面に係止してコネクタを挿入口に仮保持する仮保持手段とを有し、レイアウト検討台上に装着及び取り外し可能な装着手段を設けることを特徴とする擬似ユニット。 - 請求項1記載の擬似ユニットと併用されるレイアウト検討台であって、
現物のワイヤアッセンブリを担持するとともに、当該ワイヤアッセンブリのコネクタを押し込み荷重によりめり込ませることのできる載置層を有することを特徴とする導通検査ユニットのレイアウト検討台。 - ワイヤアッセンブリの布線板に埋設されてコネクタ挿抜口を臨ませる形式の導通検査ユニットを用いた導通検査図板を製造する際に当該導通検査ユニットのレイアウトを決定するための導通検査ユニットのレイアウト検討方法であって、
請求項2に記載のレイアウト検討台の上にワイヤアッセンブリに必要な分だけ請求項1に記載の擬似ユニットを用意し、
該レイアウト検討台に装着して、現物のワイヤアッセンブリを載置した後に当該ワイヤアッセンブリのコネクタを該擬似ユニットに挿入し、
擬似ユニットを布線板から取り外し、配置を変更して再度布線板に装着することを繰り返すことにより、ワイヤアッセンブリの導通検査に好適なレイアウトを探索することを特徴とするレイアウト検討方法。
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