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JP3539031B2 - 空燃比センサ - Google Patents

空燃比センサ

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Publication number
JP3539031B2
JP3539031B2 JP00681996A JP681996A JP3539031B2 JP 3539031 B2 JP3539031 B2 JP 3539031B2 JP 00681996 A JP00681996 A JP 00681996A JP 681996 A JP681996 A JP 681996A JP 3539031 B2 JP3539031 B2 JP 3539031B2
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JP
Japan
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rubber bush
air
fuel ratio
housing member
rubber
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JP00681996A
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賢治 深谷
誠 堀
正広 浜谷
太田  実
直人 三輪
雅寿 鈴木
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Denso Corp
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Denso Corp
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Publication date
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Priority to GBGB9700961.7A priority patent/GB9700961D0/en
Priority to GB9701119A priority patent/GB2309312B/en
Priority to US08/786,035 priority patent/US5874663A/en
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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    • G01N27/407Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高温環境下で使用さ
れる空燃比センサにおけるリード線固定部の防水性向上
に関するもので、自動車用内燃機関(以下エンジンとい
う)の吸気あるいは排気ガスの空燃比(燃料と空気との
比率)の検出に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用エンジン等に用いられる
空燃比センサは、エンジン排気系のあらゆる位置に配置
され、取付けられる。特に、自動車の床下取付の場合
は、空燃比センサが水に晒される機会も多いので、セン
サ内部への水の侵入を防止するための防水構造の信頼性
を高める必要がある。
【0003】一般に、センサ内部へ水が侵入すると、セ
ンサ内部の酸素濃度が変化してしまうので、空燃比セン
サとしての機能を発揮できないようになることはセンサ
作動原理から公知のことである。そこで、センサの防水
性向上を図るために、リード線をセンサ外部へ取り出す
部分のシール用ゴムブッシュ材として、従来では、耐熱
性の高いフッ素系あるいはシリコン系のゴムが通常、用
いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近の自動車の使用環
境の変化、例えば、欧州における排気ガス規制の強化
(高速走行での排気有害成分の規制値低減)等が実施さ
れると、エンジンの燃焼効率が向上して排気ガス温度が
上がり、その結果、エンジン排気系に取付られる空燃比
センサのゴムブッシュ部が、高温排気ガスからの熱影響
を受けて、300°C程度の高温に晒されることも発生
する。
【0005】このような300°C程度の高温に晒され
ると、従来のフッ素系あるいはシリコン系のゴムブッシ
ュ材は加速的に分解したり、割れを発生し、防水シール
性が低下するという問題が生じる。また、空燃比センサ
の自動車への搭載性を改善するために、空燃比センサの
小形化を図ると、空燃比センサのゴムブッシュ材が排気
管に近接して、より一層高温に晒されるので、上記防水
シール性の低下を助長することになる。
【0006】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
高温環境下で使用される空燃比センサにおいて、ゴムブ
ッシュ材による防水シール性の向上を図ることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。本発明者ら
は、高温時における防水シール機能の信頼性向上を図る
ために、ゴムブッシュ(33)の材質について試行錯誤
的に種々検討する中で、ゴム材料の100%モジュラス
強度(試料を倍の長さに伸ばした時の引っ張り強さ)に
注目して、300°Cの温度環境下で、100時間経過
後における100%モジュラス強度を60Kgf/cm
2 以上とすることにより、ゴムブッシュによる防水シー
ル性を効果的に向上できることを見いだした。
【0008】すなわち、請求項1〜4記載の発明では、
ハウジング部材(10、12、13、14)の端部内側
に配設されたゴムブッシュ(33)に対して、ハウジン
グ部材により圧縮応力を加えて、被検出流体の空燃比を
検出するセンサ素子(11)のリード線(29、30、
31)をシール固定するものにおいて、ゴムブッシュ
(33)を、300°Cの温度環境下で、100時間経
過後における100%モジュラス強度(試料を倍の長さ
に伸ばした時の引っ張り強さ)が60Kgf/cm2
上であるゴム材料にて構成したことを特徴としている。
【0009】このような構成とすることにより、後述の
図2に示すように、ゴムブッシュ(33)の割れ、気体
漏れ量を低減して、ゴムブッシュによる防水シール性を
効果的に向上できる。また、特に、請求項3記載の発明
では、ハウジング部材(10、12、13、14)の端
部のかしめによるゴムブッシュ(33)のかしめ率を、
10〜35%にしたことを特徴としており、このような
範囲にかしめ率を設定することにより、ゴムブッシュ
(33)のかしめによる割れ等をより確実に防止して、
防水シール性を長期にわって良好に維持できる。
【0010】また、特に、請求項4記載の発明では、ハ
ウジング部材(10、12、13、14)の端部を、2
段以上の多段にかしめることを特徴としており、これに
よりかしめシール部の数が増えるため、ゴムブッシュ
(33)とリード線(29、30、31)との接触面積
が増大して、リード線(29、30、31)を確実に固
定できるという利点がある。同時に、かしめシール部の
シール面積が増大するので、防水シール機能を一層向上
できる。
【0011】また、上記のごとき2箇所以上の多段かし
めを採用することにより、ゴムブッシュ(33)のかし
め率を低下しても、シール面積の増大により防水シール
機能を確保できる。そして、このかしめ率の低下によ
り、ゴムブッシュ(33)の熱、経時変化による圧縮永
久歪み量を低減できるため、ゴムブッシュ(33)の耐
久性を向上できる。
【0012】さらに、ゴムブッシュ(33)のうち、2
箇所のかしめ部位(33b、33c)の間の部分がかし
め時の変形によりハウジング部材の内壁に密着するよう
に設定した場合には、この2箇所のかしめ部位(33
b、33c)の間もすべてシール性を有することになる
ため、へたり(圧縮永久歪み)が生じやすいかしめ部位
(33b、33c)のシール性が低下しても、2箇所の
かしめ部位(33b、33c)の間の密着が維持されて
いる限り、ゴムブッシュ(33)全体としてのシール機
能を維持できる。
【0013】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。 (第1実施形態)本例の空燃比センサは、自動車用エン
ジンの排気管に装着されて、排気ガスの空燃比を検出す
るもので、図1に示すように、円筒状のハウジング10
と、このハウジング10内に挿入配置されたセンサ素子
11と、上記ハウジング10の上部において、上記セン
サ素子11の上部側を覆う円筒状のカバー12、13、
14とを有する。
【0015】空燃比センサのハウジング部材をなすハウ
ジング10およびカバー12、13、14はステンレス
系の耐食性、耐熱性に優れた金属で形成されている。セ
ンサ素子11はコップ形状のもので、ジルコニア(Zr
2 )のような固体電解質からなる公知のものであっ
て、その中心部は後述の経路にて大気に連通した大気室
を形成している。そして、センサ素子11の内周面およ
び外周面には、それぞれ白金等の貴金属からなる内側
(大気側)電極11aおよび外側(排気側)電極11b
が形成されている。
【0016】ここで、センサ素子11による空燃比検出
の作動原理は公知であるので、簡単に述べると、センサ
素子11は内側電極11aに接する大気室の酸素濃度
と、外側電極11bに接する排気ガス中の酸素濃度との
差に応じた起電力を濃淡電池として発生することによ
り、排気ガスの空燃比を検出するものである。ハウジン
グ10はその外周面に取付ねじ10aを有しており、こ
の取付ねじ10aの部分にて排気管(図示せず)にガス
ケット15を介して気密に取付けられるようになってい
る。従って、センサ素子11のうち、下側部分は排気管
中に挿入され、ハウジング10に取付られた外側および
内側の2重の円筒状保護カバー16、17の小穴16
a、17aを通して排気ガスがセンサ素子11の外側
(排気側)電極11bに接触するようになっている。
【0017】また、センサ素子11の中心部(大気室)
内には、電気ヒータ18が挿入され、この電気ヒータ1
8の発熱により、エンジン低温時におけるセンサ素子1
1の検出機能の活性化を図る。ハウジング10の上端部
は、カバー12の下端部に、金属リング19を介在して
一体にかしめ結合されている。また、このかしめ力によ
り、セラミック系の粉末状シール材20をパッド21、
インシュレータ22を介してハウジング10の段付部に
圧着させている。これにより、ハウジング10とカバー
12との結合部をシールするようになっている。なお、
カバー12と13の間、およびカバー13と14の間も
それぞれかしめにより一体に結合されている。
【0018】マイナス側およびプラス側の端子片23、
24は金属製の導電ばね材からなり、マイナス側の端子
片23の下端部23aは、センサ素子11の中間段部の
外周面に弾性的に圧着して、センサ素子11の外側電極
11bと電気的に接続されている。また、プラス側の端
子片24の下端部24aは、センサ素子11の上端小径
部の外周面に弾性的に圧着するようになっている。
【0019】ここで、プラス側の端子片24の下端部2
4aが圧着する部位には、センサ素子11の内側電極1
1aが延長して形成されているので、プラス側の端子片
24はセンサ素子11の内側電極11aと電気的に接続
されている。上記端子片23、24はコネクタ25、2
6に電気接続され、また、電気ヒータ18もコネクタ2
7に電気接続され、これらのコネクタ25、26、27
はセラミック系のインシュレータ28の貫通穴内に挿入
されている。さらに、これらのコネクタ25、26、2
7は外部回路との電気結線を行うためのリード線29、
30、31に電気接続されている。
【0020】なお、図1では、電気ヒータ18のコネク
タ27、リード線31は、プラス、マイナスの片側のみ
図示し、他の片側は図示してない。また、カバー13、
14の嵌合部分には、その内外を貫通する貫通穴13
a、14aが設けてあり、この両貫通穴13a、14a
の間には、外部から侵入しようとする水分、塵埃等を除
去するフィルタ部材32が配設してある。そして、この
両貫通穴13a、14aとフィルタ部材32を通して、
センサ素子11の中心部(大気室)が大気と連通するよ
うになっている。
【0021】上記カバー13、14の上端部は開口して
おり、この開口端部から上記リード線29、30、31
が外部に取り出されている。上記カバー13、14の開
口端部の内側には、ゴムブッシュ33が配設されてお
り、このゴムブッシュ33に設けられた貫通穴内に上記
リード線29、30、31を挿通し、ゴムブッシュ33
にてリード線29、30、31を支持固定するようにな
っている。
【0022】このゴムブッシュ33によるリード線2
9、30、31の支持固定部は本発明の要部であるの
で、以下詳述する。ゴムブッシュ33は、本例では上記
リード線29、30、31の貫通穴を有する円筒状に成
形され、この貫通穴にリード線29、30、31を挿通
した後に、ゴムブッシュ33の軸方向の中央部位33a
に対応する、カバー13、14の開口端部側の部位13
b、14bを1箇所、半径方向内側へかしめることよ
り、ゴムブッシュ33の軸方向の中央部位33aは弾性
的に圧縮変形するので、圧縮応力が発生するようになっ
ている。この圧縮応力の発生により、ゴムブッシュ33
の中央部33aはリード線29、30、31およびカバ
ー13の内壁に圧着して、防水シール機能を発揮する。
【0023】ところで、本空燃比センサは、自動車エン
ジンの排気管に装着されるため、排気ガスの高熱が伝導
や輻射によりカバー13、14の開口端部まで伝わり、
ゴムブッシュ33が300°C程度の高温に晒される場
合がある。その結果、ゴムブッシュ33は高温の影響や
経時変化等により、割れを発生したりして、防水シール
機能の低下を招く恐れがある。
【0024】そこで、本発明者らは、高温時における防
水シール機能の信頼性向上を図るために、ゴムブッシュ
33の材質について試行錯誤的に種々検討する中で、ゴ
ム材料の100%モジュラス強度(試料を倍の長さに伸
ばした時の引っ張り強さ)に注目して、種々のモジュラ
ス強度の材質からなるゴムブッシュ33を試作し、30
0°Cの温度環境下で、100時間経過させた後の、ゴ
ムブッシュ33の割れ発生率および気体(空気)漏れ量
を測定し、100%モジュラス強度との関係についてま
とめたところ、図2に示す結果が得られた。
【0025】実験条件として、ゴムブッシュ33のかし
め率は、10%のもの(図中、黒丸のもの)と、35%
のもの(図中、黒丸のもの)との両方を設定し、この両
かしめ率においてそれぞれゴムブッシュ33の材質を変
更して、300°Cの温度で、100時間経過してか
ら、ゴムブッシュ33の割れ発生率および気体(空気)
漏れ量を測定した。
【0026】ここで、かしめ率は、ゴムブッシュ33の
かしめ前の自由状態における厚さをaとし、かしめ後の
圧縮変形した後の厚さをbとしたとき、下記の数式1か
ら求められる値である。
【0027】
【数1】かしめ率=(a−b)/a×100(%) また、割れ発生率は、実験に供した試料の中で目視によ
り判読できる割れが発生した試料の割合から求めてい
る。図2(a)の実験結果から、理解されるように、3
00°C、100時間経過後における100%モジュラ
ス強度が60Kgf/cm2 以上であるゴム材料を用い
た場合は、割れ発生率が0となることを確認できた。
【0028】図2(b)はゴムブッシュ33部分におけ
る気体漏れ量と100%モジュラス強度との関係を示す
ものであり、実験は、図1において、ハウジング10と
カバー12とを結合せずに、カバー12の下端部を開口
したままとし、このカバー12の下端開口部から、0.
8Kg/cm2 (ゲージ圧)の圧力で気体を注入し、カ
バー13、14の上端開口部を1分間、水中に浸漬し
て、水中への気体漏れ量を測定したものである。
【0029】図2(b)の実験結果から、理解されるよ
うに、300°C、100時間経過後における100%
モジュラス強度が60Kgf/cm2 以上であるゴム材
料を用いることにより、気体漏れ量が0となることを確
認できた。以上のことから、300°C、100時間経
過後における100%モジュラス強度が60Kgf/c
2 以上であるゴム材料にてゴムブッシュ33を構成す
ることにより、300°Cに及ぶ高温環境下の使用にお
いても、ゴムブッシュ33による防水シール機能を長期
にわって良好に維持できるものである。本発明者の実験
研究によれば、上記100%モジュラス強度を満足する
具体的なゴム材質例としては、テトラフロロエチレン・
パーフロロエーテル系ゴムが好適であることを確認して
いる。
【0030】また、ゴムブッシュ33のかしめ条件とし
ては、図2(a)、(b)の実験結果から、かしめ率=
10〜35%の範囲であれば、防水シール機能を良好に
維持できることがわかった。 (第2実施形態)図3は第2実施形態を示すもので、ゴ
ムブッシュ33の軸方向において、所定間隔をおいた2
箇所の部位33b、33cをかしめるようにした多段か
しめの例である。13c、14c、14dはカバー1
3、14のかしめ部である。
【0031】この第2実施形態のように、ゴムブッシュ
33を2箇所以上の多段かしめすることにより、かしめ
シール部の数が増えるため、ゴムブッシュ33とリード
線29、30、31との接触面積が増大して、リード線
29、30、31を確実に固定できるという利点があ
る。同時に、かしめシール部のシール面積が増大するの
で、防水シール機能を一層向上できる。
【0032】また、上記のごとき2箇所以上の多段かし
めを採用することにより、ゴムブッシュ33のかしめ率
を低下しても、シール面積の増大により防水シール機能
を確保できる。そして、このかしめ率の低下により、ゴ
ムブッシュ33の熱、経時変化による圧縮永久歪み量を
低減できるため、ゴムブッシュ33の耐久性を向上でき
る。
【0033】さらに、ゴムブッシュ33のうち、2箇所
のかしめ部位33b、33cの間の部分がかしめ時の変
形によりカバー13、14の内壁に密着するように設定
した場合には、この2箇所のかしめ部位33b、33c
の間もすべてシール性を有することになるため、へたり
(圧縮永久歪み)が生じやすいかしめ部位33b、33
cのシール性が低下しても、2箇所のかしめ部位33
b、33cの間の密着が維持されている限り、ゴムブッ
シュ33全体としてのシール機能を維持できる。 (他の実施形態)なお、本発明の要部はゴムブッシュ3
3によるリード線保持固定構造にあるので、センサ素子
11等は、他の形態に変更してもよい。例えば、センサ
素子11をコップ状とせずに、板状として、この板状の
センサ素子11に、板状の電気ヒータ18を積層する積
層タイプとしてもよい。
【0034】また、センサ素子11を内外の電極11
a、11bの酸素濃度差に応じた起電力を発生する濃淡
電池式のタイプの他に、センサ素子11の両電極11
a、11b間に電圧を印加して、空燃比に応じた出力電
流を取り出すようにした、いわゆる限界電流式の空燃比
センサにも本発明を適用できることはもちろんである。
また、上記実施形態では、ハウジング部材をなすカバー
13、14をかしめることにより、ゴムブッシュ33に
圧縮応力を加えてゴムブッシュ33およびリード線29
〜31を固定しているが、本発明はこのようなかしめ構
造に限定されるものではなく、例えば、2つのカバー1
3、14の間でゴムブッシュ33を挟み込んで、ゴムブ
ッシュ33に圧縮応力を加えてゴムブッシュ33および
リード線29〜31を固定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す空燃比センサの縦
断面図である。
【図2】本発明によるゴムブッシュの100%モジュラ
ス強度と、割れ発生率および気体漏れ量との関係を示す
グラフである。
【図3】本発明の第2実施形態を示す空燃比センサの一
部縦断面図である。
【符号の説明】
10…ハウジング、11…センサ素子、11a、11b
…電極、12、13、14…カバー、29、30、31
…リード線、33…ゴムブッシュ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 実 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 三輪 直人 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (72)発明者 鈴木 雅寿 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−285849(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/409

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検出流体の空燃比を検出するセンサ素
    子(11)と、 このセンサ素子(11)を保持固定するハウジング部材
    (10、12、13、14)と、 前記センサ素子(11)に接続され、かつ前記ハウジン
    グ部材(10、12、13、14)内を通して、前記ハ
    ウジング部材(10、12、13、14 )の端部に設
    けられた開口部より外部へ取り出されるリード線(2
    9、30、31)と、 前記ハウジング部材(10、12、13、14)の端部
    内側に配設され、前記リード線(29、30、31)を
    挿通するゴムブッシュ(33)とを備え、 このゴムブッシュ(33)は、前記ハウジング部材(1
    0、12、13、14)により、圧縮応力を加えて前記
    リード線(29、30、31)をシール固定するように
    なっており、 さらに、前記ゴムブッシュ(33)を、300°Cの温
    度環境下で、100時間経過後における100%モジュ
    ラス強度(試料を倍の長さに伸ばした時の引っ張り強
    さ)が60Kgf/cm2 以上であるゴム材料にて構成
    したことを特徴とする空燃比センサ。
  2. 【請求項2】 前記ゴムブッシュ(33)を、テトラフ
    ロロエチレン・パーフロロエーテル系ゴムにて構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の空燃比センサ。
  3. 【請求項3】 前記ゴムブッシュ(33)は、前記ハウ
    ジング部材(10、12、13、14)によりかしめら
    れて、圧縮応力が加わるようになっており、前記ゴムブ
    ッシュ(33)のかしめ率を、10〜35%にしたこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の空燃比センサ。
  4. 【請求項4】 前記ハウジング部材(10、12、1
    3、14)の端部を、2段以上の多段にかしめることを
    特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の空
    燃比センサ。
JP00681996A 1996-01-18 1996-01-18 空燃比センサ Expired - Lifetime JP3539031B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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