JP3534281B2 - 検知装置 - Google Patents
検知装置Info
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
- Burglar Alarm Systems (AREA)
Description
知装置に関し、特に人体と小動物との区別を容易にした
検知装置に関する。 【0002】 【従来の技術】検知装置の一例の外形を図2に示す。図
示の検知装置1は、内蔵された検知部を保護するカバー
2、検知部を保持するシャーシ3、及び検知装置1を天
井または壁などに取り付けるための取付基板4から構成
される。 【0003】この検知装置1内に収納される検知部6を
図6に示す。検知部6は、検出素子61と凹面鏡65と
が向き合うように一体的にフレーム63へ取り付けられ
る。更に、このフレーム63の両側に軸64が設けら
れ、この軸64はシャーシ3に固定された保持具62に
より、回転可能に保持されている。そして、軸64を中
心にフレーム63を回転させることにより、監視領域が
設定できる。 【0004】図7を用いて検知装置1の監視領域につい
て説明する。検知部6の検出素子61と凹面鏡65の設
定位置により定まる監視領域の視野角Aは一定であるの
で、監視領域を遠くに設定したときと近くに設定したと
きでは、監視範囲の広さが異なることとなる。(a)
は、監視領域を遠くに設定した場合を示し、このときの
監視範囲7aは広くなる。(b)は、監視領域を近くに
設定した場合を示し、このときの監視範囲7bは狭くな
る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】検知装置1は、監視範
囲内の赤外線エネルギー量の変化に基づいて侵入物の有
無を判定する。そして、図5に示すように、検知装置1
から遠くの監視領域の場合や近くの監視領域の場合で
も、検出素子61と凹面鏡65とが所定の位置関係を保
つように固定されているので、監視領域から入射される
赤外線は凹面鏡に集光・反射され検出素子61にて常に
一定の角度で受光される。 【0006】したがって、図7(a)に示すように、監
視領域が遠くに設定されていて監視範囲7aが広い場
合、監視範囲7aに対する侵入物が占める割合は小さく
なる。つまり、監視領域全体の赤外線量に対して、侵入
物から発生される赤外線量の占める割合が小さくなる。
したがって、猫、鼠等の小動物71が監視範囲7aに入
っても検出しないが、人間が監視範囲7aに入ると監視
範囲7aに占める割合が小動物71と比べ大きいため侵
入者として検出できる。 【0007】これに対し、図7(b)に示すように、監
視領域が近くに設定されていて監視範囲7bが狭い場
合、監視範囲7bに対する侵入物の占める割合は、監視
範囲7aでの同一の侵入物の占める割合より大きくな
る。このため、監視範囲7bにおける小動物71の占め
る割合も大きくなり、監視領域7aでの人間の占める割
合との差が小さくなる。 【0008】つまり、監視範囲7bにおける小動物71
と監視範囲7aにおける人間との区別が困難になり、小
動物71を侵入者と判断して誤報知することがあった。
そこで、本発明は、監視領域の設定が変化しても、小動
物と人間とを区別できる検知装置を得ることを目的とす
る。 【0009】 【課題を解決するための手段】赤外線を検出する固定設
置された検出素子と、該検出素子を中心として回転する
ことにより監視領域を設定して該監視領域の赤外線を前
記検出素子に集光する集光手段とを備え、前記集光手段
は、前記回転の角度に応じて前記監視領域の広さが変化
する比と前記検出素子の検出出力が変化する比とを等し
くするように前記回転の角度に応じて前記検出素子への
前記赤外線の入射角度を可変とし、監視領域が検知装置
から遠いほど前記赤外線の入射角度を前記検出素子面に
対し垂直に近づくようした検知装置を提供する。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明は、検出素子への赤外線の
入射角度に応じて、当該検出素子の出力が変化すること
に着目したものである。以下、本発明の実施の形態を図
に基づき説明する。図2は、検知装置1の外形を示す。
図示の検知装置1は、検知部を保護するカバー2、検知
部を保持するシャーシ3、及び検知装置1を天井又は壁
等に取り付けるための取り付け基板4から構成される。 【0011】この検知装置1内に収納される検知部5を
図1に示す。検知部5は、シャーシ3に検出素子保持具
52にて検出素子51を固定設置し、検出素子51と向
き合うように凹面鏡55(集光手段)をフレーム54へ
取り付けられる。検出素子51には、デュアル型の焦電
素子を使用している。なお、検出素子は、赤外線を検出
できるものであれば、これに限定するものではない。 【0012】また、このフレーム54の両側には軸56
が設けられ、この軸56はシャーシ3に固定されたフレ
ーム保持具53により、回転可能に保持される。なお、
検出素子51は、この軸56の軸線上に配置されてい
る。凹面鏡55の軌道が、検出素子51を中心とした同
心円上になるのであればこれに限られるものではない。
そして、軸56を中心に凹面鏡55を検出素子51との
間隔を一定に保ちながら回転させることで、監視領域を
設定するのである。 【0013】ここで、図4を参照して検出素子51の特
性を説明する。検出素子51は、赤外線検出面511を
有している。検出素子51に入射される赤外線に対する
出力は、赤外線検出面511に対して垂直に入射する赤
外線R1が最大となる。そして、このときの検出素子5
1の出力をXとし、赤外線R1と同じエネルギーの赤外
線R2が赤外線検出面511に対して垂直からθだけ傾
いて入射したときの出力をYとすると、出力XとYとの
関係は、実験により次式の通りとなることが判明してい
る。 Y≒XCOSθ・・・・・・・・・・・・・・・・(1) 【0014】図3は、本発明にかかる検知装置1の動作
原理を示す図である。実線は、検知装置1の監視する最
も遠方の監視範囲7aの赤外線の入射経路を示してい
る。一方、点線は、監視範囲7aより検知装置1に近い
監視領域7bからの赤外線の入射経路を示している。 【0015】凹面鏡55と検出素子51との位置関係を
説明する。監視範囲7aから入射される赤外線は、凹面
鏡55から検出素子51に赤外線がほぼ垂直に入射する
ように凹面鏡55と検出素子51を配置している。な
お、監視領域の広さは、凹面鏡55の視野角、回転角度
および検知装置1と床までの距離によって定められる。
検知装置1を所定の高さに設置した場合に、監視範囲7
aの広さを「1」とすると、凹面鏡55を角度θだけ回
転させたときの監視領域(監視範囲7b)の広さが「CO
Sθ」となるように、凹面鏡55の表面積、集光角度お
よび反射角度などを設定している。 【0016】次に、検知装置1の動作を説明する。前述
した通り、検知装置1の監視する最も遠方の監視範囲7
aを監視するように設定しているとき、監視範囲7aに
て発せられる赤外線は、検出素子51の赤外線検出面5
51に対しほぼ垂直に入射する。そして、監視領域を監
視範囲7aから監視範囲7bに設定するには、凹面鏡5
5を監視範囲7aを監視している位置から軸56を中心
に角度θだけ反時計方向に回転させる。このとき、軸5
6の軸線上に検出素子51を配置しているので、凹面鏡
55は、検出素子51と一定間隔を保ちながら回転す
る。 【0017】その結果、点線で示すように監視範囲7b
にて発せられる赤外線は、赤外線検出面551の垂直方
向から角度θだけずれて入射する。このため、前述した
検出素子51の特性にしたがって、検出素子51の出力
は、監視範囲7aへの小動物71の侵入による出力を
「1」と仮定すると、監視範囲7bへの同一の小動物7
1の侵入に対する出力はほぼ「COSθ」となる。つま
り、監視範囲7aと監視範囲7bにおける同一の小動物
に対する検出素子51の出力比は、「1:COSθ」とな
る。 【0018】また、前述したように監視範囲7aの広さ
と監視範囲7bの広さの比が「1:COSθ」となるよう
に設定されている。したがって、監視範囲7aと監視範
囲7bにおける同一侵入物に対する出力比と監視範囲の
広さの比とが等しくなる。これは、監視領域全体の赤外
線量に対する侵入物による赤外線量の占める割合は、監
視領域が変わってもほぼ一定に保たれることを示してい
る。つまり、侵入物が同一である限り、監視領域の設定
位置に関係なく、検出素子51の出力は同じになる。し
たがって、監視領域の設定位置によらず、人間と小動物
との区別を確実に行うことができる。 【0019】本実施例では、集光手段として凹面鏡55
を示したが、検出素子51に赤外線を集光できる手段で
あれば、フレネルレンズ、その他のレンズなどを使用で
きることは言うまでもない。また、本実施例では、人体
検出に使用する検知装置に用いた例を示したが、対象は
人間に限らず、火災を検出する火災検知器など赤外線の
変化を検出する検出装置に広く適用できる。 【0020】 【発明の効果】本発明によれば、検知装置から遠くを検
出領域に設定しているときと、検知装置から近くを検出
領域に設定しているときのどちらであっても、同じ赤外
線を発する熱源に対する検出素子の検出出力をほぼ一定
にできる。そのため、監視領域の遠近に関係なく、熱源
の区別が可能になる。
す図 【図3】検出装置の動作説明図 【図4】検出素子の特性の説明図 【図5】従来の検出装置の動作説明図 【図6】従来の検出装置の検知部の構成図 【図7】監視領域の説明図 【符号の説明】 1・・・・検知装置 2・・・・カバー 3・・・・シャーシ 4・・・・取付基板 5・・・・本発明に係る検知装置の検知部 51・・・検出素子 511・・赤外線検出面 52・・・検出素子保持具 53・・・フレーム保持具 54・・・フレーム 55・・・凹面鏡(集光手段) 56・・・軸 6・・・・従来の検知装置の検知部 61・・・検出素子 62・・・保持具 63・・・フレーム 64・・・軸 65・・・凹面鏡(集光手段) 7a・・・遠方の監視範囲 7b・・・近くの監視範囲
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 赤外線を検出する固定設置された検出素
子と、 該検出素子を中心として回転することにより監視領域を
設定して該監視領域の赤外線を前記検出素子に集光する
集光手段とを備え、 前記集光手段は、前記回転の角度に応じて前記監視領域
の広さが変化する比と前記検出素子の検出出力が変化す
る比とを等しくするように前記検出素子への前記赤外線
の入射角度を可変とし、前記監視領域が遠くに設定され
るほど前記検出素子に前記赤外線をより垂直に入射させ
ることを特徴とした検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34754495A JP3534281B2 (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | 検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34754495A JP3534281B2 (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | 検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09166665A JPH09166665A (ja) | 1997-06-24 |
JP3534281B2 true JP3534281B2 (ja) | 2004-06-07 |
Family
ID=18390950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34754495A Expired - Lifetime JP3534281B2 (ja) | 1995-12-18 | 1995-12-18 | 検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3534281B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3491270B2 (ja) * | 1997-01-30 | 2004-01-26 | 竹中エンジニアリング株式会社 | 複眼式防犯センサーシステム |
JP4639740B2 (ja) * | 2004-10-04 | 2011-02-23 | パナソニック電工株式会社 | 熱線センサー |
JP5414120B2 (ja) * | 2010-05-26 | 2014-02-12 | アツミ電氣株式会社 | 人体検知センサ |
-
1995
- 1995-12-18 JP JP34754495A patent/JP3534281B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09166665A (ja) | 1997-06-24 |
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