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JP3531675B1 - ゲーム装置、ゲーム装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

ゲーム装置、ゲーム装置の制御方法及びプログラム

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JP3531675B1
JP3531675B1 JP2002318942A JP2002318942A JP3531675B1 JP 3531675 B1 JP3531675 B1 JP 3531675B1 JP 2002318942 A JP2002318942 A JP 2002318942A JP 2002318942 A JP2002318942 A JP 2002318942A JP 3531675 B1 JP3531675 B1 JP 3531675B1
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高博 崎山
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株式会社コナミコンピュータエンタテインメント東京
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Abstract

【要約】 【課題】 現在状況入手対象に関する現在状況情報を軽
い処理負荷で出力することができるゲーム装置を提供す
ること。 【解決手段】 ゲーム装置12は、プレイヤによる操作
に応じて現在状況入手対象に関する基準タイミングを記
憶する基準タイミング記憶部34と、現在タイミングを
取得する現在タイミング取得部36と、基準タイミング
記憶部34に記憶される基準タイミングから現在タイミ
ング取得部36により取得される現在タイミングまでの
経過時間を算出する経過時間算出部38と、経過時間算
出部38により算出される経過時間に基づいて、現在状
況入手対象に関する現在状況情報を取得する現在状況情
報取得部40と、現在状況情報取得部40により取得さ
れる現在状況情報を出力する現在状況情報出力部42
と、を含んで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゲーム装置、ゲーム
装置の制御方法及びプログラムに関し、特に、現在状況
入手対象に関する現在状況情報を軽い処理負荷で出力す
ることができるゲーム装置、その制御方法及びプログラ
ムに関する。
【0002】
【背景技術】育成シミュレーションゲームでは、時間を
掛けて動物等の育成対象キャラクターを育成するイベン
トが実行される。こうしたイベントでは、リアルタイム
に育成対象キャラクターの状況を演算して、その育成状
況を随時出力するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにリアルタイムに対象に関する現在状況を演算する
と処理負荷が重くなってしまい、例えば複数対象に関す
る演算処理を同時進行させることが困難となってしま
う。
【0004】本発明は上記背景の下でなされたものであ
って、その目的は、現在状況入手対象に関する現在状況
情報を軽い処理負荷で出力することができるゲーム装
置、その制御方法及びプログラムを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るゲーム装置は、プレイヤによる操作に
応じて現在状況入手対象に関する基準タイミングを記憶
する基準タイミング記憶手段と、現在タイミングを取得
する現在タイミング取得手段と、前記基準タイミング記
憶手段に記憶される基準タイミングから前記現在タイミ
ング取得手段により取得される現在タイミングまでの経
過時間を算出する経過時間算出手段と、前記経過時間算
出手段により算出される経過時間に基づいて、前記現在
状況入手対象に関する現在状況情報を取得する現在状況
情報取得手段と、前記現在状況情報取得手段により取得
される現在状況情報を出力する現在状況情報出力手段
と、を含むことを特徴とする。
【0006】また、本発明に係るゲーム装置の制御方法
は、プレイヤによる操作に応じて現在状況入手対象に関
する基準タイミングを基準タイミング記憶手段に記憶さ
せる基準タイミング記憶ステップと、計時手段から現在
タイミングを取得する現在タイミング取得ステップと、
前記基準タイミング記憶手段に記憶される基準タイミン
グから前記現在タイミング取得ステップで取得される現
在タイミングまでの経過時間を算出する経過時間算出ス
テップと、前記経過時間算出ステップで算出される経過
時間に基づいて、前記現在状況入手対象に関する現在状
況情報を取得する現在状況情報取得ステップと、前記現
在状況情報取得ステップで取得される現在状況情報を出
力する現在状況情報出力ステップと、を含むことを特徴
とする。
【0007】さらに、本発明に係るプログラムは、プレ
イヤによる操作に応じて現在状況入手対象に関する基準
タイミングを記憶する基準タイミング記憶手段、現在タ
イミングを取得する現在タイミング取得手段、前記基準
タイミング記憶手段に記憶される基準タイミングから前
記現在タイミング取得手段により取得される現在タイミ
ングまでの経過時間を算出する経過時間算出手段、前記
経過時間算出手段により算出される経過時間に基づい
て、前記現在状況入手対象に関する現在状況情報を取得
する現在状況情報取得手段、及び、前記現在状況情報取
得手段により取得される現在状況情報を出力する現在状
況情報出力手段として、例えばパーソナルコンピュー
タ、家庭用ゲーム機、業務用ゲーム機、携帯ゲーム機、
携帯情報端末、携帯電話機等のコンピュータを機能させ
るためのプログラムである。
【0008】本発明によれば、基準タイミングから現在
タイミングまでの経過時間に基づいて、比較的軽い処理
負荷で、現在状況入手対象に関する現在状況情報を出力
することができる。
【0009】また、本発明の一態様では、前記現在状況
情報取得手段は、前記基準タイミング記憶手段に記憶さ
れる基準タイミングから前記現在タイミング取得手段に
より取得される現在タイミングまでの経過時間と、前記
現在状況入手対象に関する現在状況情報の全部又は一部
と、を対応づけて記憶する現在状況情報テーブル記憶手
段と、前記経過時間算出手段により算出される経過時間
に対応づけて前記現在状況情報テーブル記憶手段に記憶
される前記現在状況情報の全部又は一部を読み出す現在
状況情報読み出し手段と、を含み、前記現在状況情報読
み出し手段により読み出される前記現在状況情報の全部
又は一部に基づいて、前記現在状況入手対象に関する現
在状況情報を取得する。こうすれば、経過時間に対応す
る現在状況情報を軽い処理負荷で出力することができ
る。
【0010】また、本発明の一態様では、前記現在状況
情報取得手段は、前記現在状況入手対象に関するイベン
ト結果を決定するイベント結果決定手段を含み、前記イ
ベント結果決定手段により決定されるイベント結果に基
づいて、前記現在状況入手対象に関する現在状況情報を
取得する。こうすれば、現在状況入手対象に関するイベ
ント結果に基づく現在状況情報を出力することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面に基づき詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の実施の形態に係るゲーム
システム10の全体構成を示す図である。同図に示すゲ
ームシステム10は、携帯電話機12(ゲーム装置)
と、携帯電話基地局14と、データ通信ネットワーク1
6と、プログラム配信装置18と、を含んで構成されて
いる。プログラム配信装置18は、ゲームサーバ20
と、ゲームデータベース(DB)22と、を含んで構成
されている。
【0013】携帯電話機12は、LCD等を用いて構成
されたディスプレイ24と、方向キー26と、ファンク
ションボタン28と、丸ボタン群29と、を含んでい
る。携帯電話機12は従来公知のものであり、丸ボタン
群29でダイヤル入力が可能であり、ディスプレイ24
には電話帳や各種設定メニューが表示される。各種設定
は方向キー26及びファンクションボタン28により行
う。
【0014】また、この携帯電話機12は、CPUやメ
モリを備えたコンピュータを含んで構成されており、特
に携帯電話基地局14を介してインターネット等のデー
タ通信ネットワーク16に接続する機能が備えられてい
る。本実施の形態では、このネットワーク接続機能を利
用する。すなわち、携帯電話機12のユーザは、方向キ
ー26、ファンクションボタン28、丸ボタン群29を
用いてURL(Uniform Resource Locator)をデータ通
信ネットワーク16に送出し、そのURLに対応するH
TML(Hyper Text Markup Language)データをゲーム
サーバ20から取得する。そして、携帯電話機12は、
このデータを受信すると、それに基づいて各種情報をデ
ィスプレイ24に表示する。
【0015】また、携帯電話機12は、上記のようにし
てゲームサーバ20にアクセスした後、ゲームデータベ
ース22に記憶されているゲームプログラムをゲームサ
ーバ20からダウンロードすることができるようになっ
ている。そして、こうしてダウンロードされるゲームプ
ログラムを実行して、携帯電話機12のユーザにゲーム
をプレイさせることができるようになっている。以下、
携帯電話機12にダウンロードされるゲームプログラム
の内容について説明する。
【0016】本実施形態では、ゲームサーバ20からダ
ウンロードされるゲームプログラムによって、ロールプ
レイングゲームが実現されるようになっている。このロ
ールプレイングゲームでは、プレイヤ(又はプレイヤゲ
ームキャラクタ)は世界中から仲間を探し、その仲間に
よって自分の本拠地(街)を発展させてゆく。本拠地が
発展する様子はディスプレイ24に表示される本拠地画
像によって任意のタイミングで確認できるようになって
いる。
【0017】具体的には、このロールプレイングゲーム
では、ゲームスタート時に数名の仲間が用意されてい
る。そして、他の仲間に関する情報を収集すると、その
仲間を迎え入れるため、パーティーを編成して派遣す
る。そして、首尾よく新たな仲間を本拠地に迎え入れる
ことに成功すると、本拠地が発展するようになってい
る。新たな仲間を獲得できる条件は、例えばパーティー
の編成内容、アイテム等の所持品、確率、日時、新たに
仲間にしようとするゲームキャラクタと面会した回数等
によって定められる。
【0018】また、一度パーティーを組んで、それを冒
険に出発させると、その後は冒険が自動進行するように
なっている。パーティーは最大6人編成であり、冒険に
は、行動種類(情報収集、仲間捜索、アイテム捜索、魔
物討伐)、目的地までの距離や難度に応じて、実時間で
数時間から数日を要するようになっている。パーティー
が冒険に出発した後は、所定操作をプレイヤが行うと、
そのパーティーの現在状況情報(ここではメッセージ)
をディスプレイ24に表示させることができるようにな
っている。また、このゲームでは、同時に複数のパーテ
ィーを同一又は異なる目的地に向けて冒険に出発させる
ことができるようになっている。以上のようにして、あ
るパーティーが冒険に派遣された後、本拠地に無事に帰
還すると、そのパーティーの構成員に係る経験値やレベ
ル等のパラメータが変化するようになっている。
【0019】図2乃至図6は、携帯電話機12で実行さ
れるゲームプログラムによってディスプレイ24に表示
されるゲーム画面を示す図である。
【0020】図2は、本実施形態に係るゲームのメイン
メニュー画面を示す図である。このメインメニュー画面
は、本実施形態に係るゲームプログラムによってディス
プレイ24に表示されるものであり、同画面においてプ
レイヤは、「情報」、「現状」、「冒険」及び「その
他」の各コマンドを、方向キー26等を用いて選択でき
るようになっている。そして、プレイヤが「情報」コマ
ンドを選択すると図3に示すサブメニュー画面が、「現
状」コマンドを選択すると図4に示すサブメニュー画面
が、「冒険」コマンドを選択すると図5に示すサブメニ
ュー画面が、「その他」コマンドを選択すると図6に示
すサブメニュー画面が、それぞれディスプレイ24に表
示されるようになっている。これらの画面も、本実施形
態に係るゲームプログラムによって表示される。
【0021】図3に示されるサブメニュー画面(情報)
では、プレイヤが新たな仲間やアイテムの所在等に関す
る情報を入手するためのコマンド群が表示されている。
このうち「噂」コマンドは、信憑度の低い情報を入手す
るためのコマンドである。「依頼」コマンドは、他のゲ
ームキャラクタからの冒険の依頼を受けるためのコマン
ドである。但し、冒険の依頼は、特定の条件に従って限
定的に発生するようになっている。「情報屋」コマンド
は、こちらから料金を支払って、情報を入手するための
コマンドである。また、「占い」コマンドは、あいまい
で不確実な情報を安価に入手するためのコマンドであ
る。
【0022】図4に示されるサブメニュー画面(現状)
では、各種状況を取得するためのコマンド群が表示され
ている。このうち「本拠地」コマンドは、本拠地に関す
る兵力、商業、農業、漁業、工業の発展度をランク表示
させるためのコマンドである。なお、兵力や商業等の発
展度は、仲間であるゲームキャラクタの職業属性(戦
士、商人、軍師、傭兵、アルバイト、酪農家、漁師等)
によって算出されるようになっている。「キャラクタ
ー」コマンドは、仲間となった各キャラクターのデータ
を表示させるためのコマンドである。「目安箱」コマン
ドは、仲間から寄せられた本拠地に関する意見を表示さ
せるためのコマンドである。「外交」コマンドは、他の
プレイヤと情報交換するためのコマンドである。
【0023】図5に示されるサブメニュー画面(冒険)
では、冒険に関するコマンド群が表示されている。この
うち「新編成」コマンドは、仲間から最大6人を選んで
新たにパーティーを編成するためのコマンドである。
「変更」コマンドは、既に編成しているパーティーの編
成内容を変更するためのコマンドである。「出発」コマ
ンドは、目的地、行動を指定して、既に編成しているパ
ーティーのうち指定した1つを冒険に出発させるための
コマンドである。「現在状況報告」コマンドは、冒険中
のパーティーから現在状況の報告を受けるためのコマン
ドである。
【0024】図6に示されるサブメニュー画面(その
他)では、設定変更などのコマンド群が表示されてい
る。このうち「ガイド」コマンドは、簡単なプレイ説明
を表示させるためのコマンドである。「アラーム」コマ
ンドは、アラーム出力時刻を設定するためのコマンドで
ある。ここで設定した時刻が到来すると、仲間のゲーム
キャラクタが時刻到来を知らせるようになっている。
「交易所」コマンドは、自分が仲間にしたゲームキャラ
クタを他のプレイヤが仲間にしたゲームキャラクタと交
換するためのコマンドである。各プレイヤは、このコマ
ンドを選択してゲームサーバ20と通信を行い、自分が
仲間にしたゲームキャラクタのIDをアップロードさせ
る。そして、プレイヤ同士でゲームキャラクタのトレー
ドを行う。トレードが成立すると、自分がIDをアップ
ロードしたゲームキャラクタが仲間から外れ、代わりに
トレード相手がIDをアップロードしたゲームキャラク
タが仲間に加わるようになっている。また、「設定」コ
マンドは、音や待ち受け表示等の設定を変更するための
コマンドである。
【0025】以上のメインメニュー画面及びサブメニュ
ー画面においてコマンドを投入して、各プレイヤは仲間
のゲームキャラクタを増やし、それにより本拠地を発展
させてゆく。そして、ディスプレイ24に表示される図
示しない本拠地画像が変化する様子を楽しむことができ
るようになっている。
【0026】このロールプレイングゲームでは、上記の
ように、複数のパーティーを冒険に出発させることがで
きるようになっており、図5に示されるサブメニュー画
面(冒険)において、「現在状況報告」コマンドを選択
することにより、既に冒険に出発したパーティーから現
状報告を受けることができるようになっている。以下、
この現状報告をディスプレイ24に出力させるための処
理について説明する。
【0027】図7は、冒険中のパーティーについて現状
報告を出力する際、本実施形態に係るゲームプログラム
が参照する現在状況テーブルの一例を示している。同図
に示すように現在状況テーブルは、経過時間と現在状況
情報とを対応づけてなる。同テーブルでは、例えば経過
時間が0〜T1の範囲であれば、現在状況情報「順調な
旅だ。」のメッセージを出力すべきことが記憶されてい
る。また、経過時間がT4からT5であれば、現在状況
情報「○○に会えたぞ!彼は仲間になってくれるそう
だ。」(情報C)、現在状況情報「○○に会えたが彼は
仲間になってくれなかった。」(情報D)及び現在状況
情報「○○はいなかったぞ。○○に旅立ったそうだ。」
(情報E)のうちいずれかのメッセージを出力すべきこ
とが記憶されている。ここで、「○○」には、後述する
イベント結果決定処理において決定されるイベント結果
に応じた情報が合成される。また、T1〜T5には、イ
ベント結果決定処理において決定されるイベント結果に
応じた時間が適用される。さらに、経過時間に対応する
現在状況情報が複数存在する場合、イベント結果決定処
理において決定されるイベント結果に対応する1つが出
力対象として実際に選択されるようになっている。
【0028】図8は、冒険のタイムテーブルを示す概念
図である。同図に示すように、出発地(本拠地)から目
的地への往路にはT3時間が掛かるようになっている。
また、目的地には(T5−T3)時間だけ滞在するよう
になっている。さらに、復路には(T8−T5)時間が
掛かるようになっている。
【0029】図9は、本実施の形態に係る携帯電話機1
2によって実現される機能のうち、本発明に関係するも
のを中心として示す機能ブロック図である。同図に示す
ように、携帯電話機12で実現される機能には、操作部
30、計時部32、基準タイミング記憶部34、現在タ
イミング取得部36、経過時間算出部38、現在状況情
報取得部40、現在状況情報出力部42が含まれる。こ
のうち、操作部30は、方向キー26、ファンクション
ボタン28及び丸ボタン群29を含んで構成されるもの
であり、これら操作部材に対するユーザの操作に従っ
て、それに応じた操作信号を出力する。また、計時部3
2は、携帯電話機12に内蔵されるクロックを含んで構
成されており、現在の日付及び時刻を出力する。他の機
能は、ゲームサーバ20からダウンロードされるゲーム
プログラムをコンピュータである携帯電話機12が実行
することにより実現されている。
【0030】まず、基準タイミング記憶部34は、操作
部30に対するプレイヤの操作に応じて現在状況入手対
象に関する基準タイミングを記憶するものであり、RA
M等の記憶手段を含んで構成されている。具体的には、
基準タイミング記憶部34は、操作部30に対して所定
操作がなされたタイミングで計時部32から出力されて
いる日付及び時刻を基準タイミングとして記憶する。な
お、基準タイミングは、日付及び時刻の両方を表すもの
であってもよいし、日付だけを表すものであってもよ
い。また、時刻は時間単位であってもよいし、分単位で
あってもよいし、秒単位であってもよい。後述する現在
タイミング及び経過時間についても同様である。
【0031】また、現在タイミング取得部36は、操作
部30に対して所定操作、すなわち図5に示されるサブ
メニュー画面において「現在状況報告」コマンドの選択
操作がなされたタイミングで計時部32から出力されて
いる日付及び時刻を現在タイミングとして取得する。な
お、「現在状況報告」コマンドの選択操作がなされたタ
イミングから所定時間経過した時点で計時部32から出
力されている日付及び時刻を現在タイミングとして取得
するようにしてもよい。
【0032】経過時間算出部38は、基準タイミング記
憶部34に記憶される基準タイミングから現在タイミン
グ取得部36により取得される現在タイミングまでの経
過時間を算出する。
【0033】現在状況情報取得部40は、経過時間算出
部38により算出される経過時間に基づいて、冒険中の
パーティー(現在状況入手対象)に関する現在状況情報
を取得する。そして、現在状況情報出力部42は、現在
状況情報取得部40により取得される現在状況情報をデ
ィスプレイ24に表示出力する。現在状況情報は、冒険
中のパーティーの現在状況を表すものであり、ここでは
文字列情報(メッセージ)を採用するが、画像情報や音
声情報を採用してもよい。音声情報の場合、現在状況情
報出力部42は、現在状況情報を携帯電話機12に備え
られた図示しないスピーカーから出力すればよい。
【0034】現在状況情報取得部40は、具体的にはイ
ベント結果決定部44、現在状況テーブル記憶部46及
び現在状況情報合成部48を含んでいる。ここで、イベ
ント結果決定部44は、冒険中のパーティーに関するイ
ベント結果を決定するものである。ここでは、イベント
結果決定部44は、冒険結果をイベント結果として決定
するようになっている。冒険結果は、例えば誰を仲間に
したか、冒険の途中(往路及び復路)で何が起こった
か、及び上記変数T1乃至T8等が含まれる。
【0035】また、現在状況テーブル記憶部46は、上
述した現在状況テーブルを記憶するメモリ等の記憶手段
であり、この現在状況テーブルは、上述したように基準
タイミングから現在タイミングまでの経過時間と冒険中
のパーティーに関する現在状況情報の全部又は一部とを
対応づけてなる。現在状況情報合成部48は、経過時間
算出部38から出力される経過時間を取得し、この経過
時間に対応づけて現在状況テーブルに記憶されている現
在状況情報と、イベント結果決定部44により決定され
るイベント結果と、に基づいてディスプレイ24等に出
力すべき現在状況情報を合成する。具体的には、イベン
ト結果決定部44により決定されるイベント結果に基づ
き、現在状況テーブルに含まれる上記変数T1乃至T8
に具体的な時間を設定するとともに、経過時間算出部3
8から出力される経過時間に対応する現在状況情報の全
部又は一部を同テーブルから読み出す。このとき、経過
時間算出部48から出力される経過時間に対応する情報
が複数あれば、イベント結果に対応する1つを読み出
す。そして、テーブルから読み出した情報にイベント結
果埋込箇所(図7において「○○」で示される箇所)が
含まれていれば、そこにイベント結果決定部44により
決定されるイベント結果に応じた情報を合成し、現在状
況情報出力部42に現在状況情報として供給する。ま
た、テーブルから読み出した情報にイベント結果埋込箇
所が含まれていなければ、その読み出した情報をそのま
ま現在状況情報として現在状況情報出力部42に供給す
る。
【0036】以上のようにして、本発明の実施形態に係
るゲームシステム10では、比較的軽い処理負荷で、冒
険中のパーティー(現在状況入手対象)に関する現在状
況情報をディスプレイ24に表示出力させることができ
る。
【0037】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。
【0038】例えば、以上の説明では、携帯電話機12
にゲームプログラムを供給するのにデータ通信ネットワ
ークを利用したが、CD−ROM、DVD(商標)−R
OM、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な各
種情報記憶媒体を利用するようにしてもよい。また、上
記実施形態に係るゲームプログラムは、携帯電話機12
だけでなく、例えばパーソナルコンピュータ、家庭用ゲ
ーム機、業務用ゲーム機、携帯ゲーム機、携帯情報端末
等、他の種類のコンピュータによって実行されるように
してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基準タイミングから現在タイミングまでの経過時間に基
づいて、比較的軽い処理負荷で、現在状況入手対象に関
する現在状況情報を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るゲームシステムの全
体構成を示す図である。
【図2】 メインメニュー画面の一例を示す図である。
【図3】 サブメニュー画面の一例を示す図である。
【図4】 サブメニュー画面の一例を示す図である。
【図5】 サブメニュー画面の一例を示す図である。
【図6】 サブメニュー画面の一例を示す図である。
【図7】 現在状況テーブルの一例を示す図である。
【図8】 冒険のタイムスケジュールを示す概念図であ
る。
【図9】 本発明の実施形態に係る携帯電話機(ゲーム
装置)の機能ブロック図である。
【符号の説明】
10 ゲームシステム、12 携帯電話機、14 携帯
電話基地局、16 データ通信ネットワーク、18 プ
ログラム配信装置、20 ゲームサーバ、22ゲームデ
ータベース、24 ディスプレイ、26 方向キー、2
8 ファンクションボタン、29 丸ボタン群、30
操作部、32 計時部、34 基準タイミング記憶部、
36 現在タイミング取得部、38 経過時間算出部、
40現在状況情報取得部、42 現在状況情報出力部、
44 イベント結果決定部、46 現在状況テーブル記
憶部、48 現在状況情報合成部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部に対して第1の操作がされたタイ
    ミングで、クロックを含んで構成される計時部の出力を
    基準タイミングとして記憶する基準タイミング記憶手段
    と、前記操作部に対して第2の操作がされたタイミングで、
    前記計時部の出力を 現在タイミングとして取得する現在
    タイミング取得手段と、 前記基準タイミング記憶手段に記憶される基準タイミン
    グから前記現在タイミング取得手段により取得される現
    在タイミングまでの経過時間を算出する経過時間算出手
    段と、前記基準タイミング記憶手段に記憶される基準タイミン
    グから前記現在タイミング取得手段により取得される現
    在タイミングまでの複数の経過時間の範囲と、文字列情
    報、画像情報又は音声情報と、を対応づけて記憶するテ
    ーブル記憶手段と、 前記経過時間算出手段により算出される経過時間に対応
    する前記文字列情報、画像情報又は音声情報を前記テー
    ブル記憶手段から読み出す情報読み出し手段と、 前記情報読み出し手段により読み出される文字列情報、
    画像情報又は音声情報を 出力する情報出力手段と、 を含むことを特徴とするゲーム装置。
  2. 【請求項2】 基準タイミング記憶手段が、操作部に対
    して第1の操作がされたタイミングで、クロックを含ん
    で構成される計時部の出力を基準タイミングとして記憶
    するステップと、 現在タイミング取得手段が、前記操作部に対して第2の
    操作がされたタイミングで、前記計時部の出力を現在タ
    イミングとして取得するステップと、 経過時間算出手段が、 前記基準タイミング記憶手段に
    記憶される基準タイミングから前記現在タイミング取
    手段により取得される現在タイミングまでの経過時間
    を算出するステップと、情報読み出し手段が、前記基準タイミング記憶手段によ
    り記憶される基準タイミングから前記現在タイミング取
    得手段により取得される現在タイミングまでの複数の経
    過時間の範囲と、文字列情報、画像情報又は音声情報
    と、を対応づけて記憶するテーブル記憶手段から、前記
    経過時間算出手段により算出される経過時間に対応する
    前記文字列情報、画像情報又は音声情報を読み出すステ
    ップと、 情報出力手段が、前記情報読み出し手段により読み出さ
    れる文字列情報、画像情報又は音声情報を 出力するス
    ップと、 を含むことを特徴とするゲーム装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 操作部に対して第1の操作がされたタイ
    ミングで、クロックを含んで構成された計時部の出力を
    基準タイミングとして記憶する基準タイミング記憶手
    段、前記操作部に対して第2の操作がされたタイミングで、
    前記計時部の出力を 現在タイミングとして取得する現在
    タイミング取得手段、 前記基準タイミング記憶手段に記憶される基準タイミン
    グから前記現在タイミング取得手段により取得される現
    在タイミングまでの経過時間を算出する経過時間算出手
    段、前記基準タイミング記憶手段に記憶される基準タイミン
    グから前記現在タイミング取得手段により取得される現
    在タイミングまでの複数の経過時間の範囲と、文字列情
    報、画像情報又は音声情報と、を対応づけて記憶するテ
    ーブル記憶手段、 前記経過時間算出手段により算出される経過時間に対応
    する前記文字列情報、画像情報又は音声情報を前記テー
    ブル記憶手段から読み出す情報読み出し手段、及び前記
    情報読み出し手段により読み出される文字列情報、画像
    情報又は音声情報を出力する情報出力手段としてコンピ
    ュータを機能させるためのプログラム。
JP2002318942A 2002-10-31 2002-10-31 ゲーム装置、ゲーム装置の制御方法及びプログラム Expired - Fee Related JP3531675B1 (ja)

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