JP3530101B2 - 離着陸管制業務支援システム - Google Patents
離着陸管制業務支援システムInfo
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Description
飛行場管制及びターミナル管制業務を支援する離着陸管
制業務支援システムに関する。
と到着機で滑走路を共用する必要がある。現状のターミ
ナル管制用の機材では、各出発機の状態(何時頃出発す
るか)が把握できない。したがって、ターミナル管制官
は、出発機を考慮せずに、到着機のみ順序付け及び間隔
付けを行うように管制業務を遂行している。また、この
管制業務は、2次元空間表示(ターミナルレーダ画面)
を見ながら到着機の順序付け及び間隔付けを行ってい
る。
の機材と同様の2次元空間表示(タワーブライト画面)
を見ながら、各到着機の到着時刻をレーダの空間的な位
置から予測し、到着機の合間に出発機が離陸を行うよう
に管制業務を遂行している。そして、到着機の間に出発
機を離陸させたい場合、必要に応じて、音声による有線
通信により、ターミナル管制官へ到着機の間隔付けを要
求することで対処している。
制方式には、以下のような問題点がある。
発機の状態(何時頃出発するか)が把握できないため、
到着機を優先した管制となってしまう。このため、到着
機の遅延は最小になるが、出発機と到着機トータルの遅
延が最小にならない可能性がある。
(タワーブライト画面)を見ながら、各到着機の到着時
刻をレーダの空間的な位置から予測する必要があるが、
このためには、高度な管制官の経験やスキルが必要にな
る。
付け及び間隔付けに必要な管制指示内容及び管制送信時
期を判断する必要があるが、このためには、高度な管制
官の経験やスキルが必要になる。
されたもので、出発機・到着機トータルでの運航の効率
化を図ると共に、高度な経験やスキルが必要であった効
率的な離着陸を行うための管制業務を支援することので
きる離着陸管制業務支援システムを提供することを目的
とする。
めに本発明に係る離着陸管制業務支援システムは、以下
のような特徴的構成を有する。
時間を管理して離着陸の管制業務を支援する離着陸管制
業務支援システムにおいて、前記出発機及び到着機それ
ぞれの位置情報、飛行計画情報を取得し管理する航空機
情報管理手段と、この航空機情報管理手段の管理情報か
ら到着機及び出発機の離着陸予定時刻をそれぞれ予測す
る予測手段と、この予測手段で予測された離着陸予定時
刻に基づいて各到着機及び出発機の滑走路使用予定時間
を割り付けると共に、この割付結果の前記飛行計画情報
に対する遅延時間を求める滑走路使用予定時間割付手段
と、この滑走路使用予定時間割付手段で割り付けられた
各航空機の滑走路使用予定時間を表示画面の時間軸上に
シンボル表示し、同時に前記遅延時間を表示する情報出
力手段とを具備することを特徴とする。
力手段は、さらに前記滑走路使用予定時間割付手段で割
り付けられた航空機の離着陸予定時刻を前記滑走路使用
予定時間の表示時間軸に合わせてシンボル表示すること
を特徴とする。
インティングデバイスを用いて前記情報出力手段の表示
画面におけるシンボルの指定、移動、確定の操作を入力
する操作入力手段を備え、前記操作入力手段のポインテ
ィングデバイス操作により、画面表示されるいずれかの
航空機の滑走路使用予定時間のシンボルが指定され、前
記時間軸上における移動操作が行われたとき、前記滑走
路使用予定時間割付手段で移動後の順序の再割付を実行
し、前記情報出力手段で再割付後の滑走路使用予定時間
及び遅延時間を表示することで、指定航空機の滑走路使
用予定時間の割付変更を行えるようにしたことを特徴と
する。
力手段は、前記滑走路使用予定時間を表示した画面上の
ポインティングデバイス操作に応じて航空機毎の滑走路
使用予定時間の割付変更、確定を行うものとし、確定さ
れた航空機については滑走路使用予定時間の割付変更対
象から除外するようにしたことを特徴とする。
力手段は、前記滑走路使用予定時間の割付変更後に、前
記操作入力手段の入力操作により変更解除指示が入力さ
れたとき、変更前の表示状態に戻すようにしたことを特
徴とする。
力手段は、前記滑走路使用予定時間の確定を行った航空
機に対して、滑走路使用予定時間通りに運航を行うため
に必要となる管制メッセージを表示することを特徴とす
る。
力手段は、前記管制メッセージの送信タイミングを管理
し、そのタイミングになった時点で識別表示することを
特徴とする。
力手段は、前記管制メッセージの表示後に、一定期間経
過しても管制メッセージが送信されない場合、管制メッ
セージ送信の注意喚起の表示を行うことを特徴とする。
力手段は、前記管制メッセージの表示後に、一定期間経
過しても管制メッセージが送信されない場合、自動的に
滑走路使用予定時間の確定を解除することを特徴とす
る。
手段は、出発機の場合、現在位置から滑走路までの最短
タクシング経路、標準的なタクシング速度、標準的なプ
ッシュバック時間及びフライトプランの移動開始予定時
刻等を基に離陸時刻を予測し、到着機の場合、現在位置
・速度、管制指示内容及び標準的な到着プロファイル等
を基に着陸時刻を予測することを特徴とする。
援システムでは、各航空機(出発機・到着機)に割り当
てた滑走路使用予定時間を、各航空機の現在位置、フラ
イトプラン他から予測した離・着陸時刻、及びフライト
プランに対する到着機の遅延時間と共に時間軸上で画面
表示し、この画面をターミナル管制と飛行場管制の両方
で表示することで情報を共用する。
前記画面上で、個々の航空機に対する滑走路使用予定時
間を示す領域シンボルを、ドラッグ&ドロップ等のポイ
ンティングデバイス操作で行えるようにする。そして、
その滑走路使用予定時間の変更操作に応じて、飛行計画
に対する到着機の遅延時間を表示することで、効率的な
滑走路使用予定時間の割り付けを行うための支援を行
う。
合は、滑走路使用予定時間を示す領域シンボルをドロッ
プ等のポインティングデバイス操作で行えるようにし、
この確定操作を行った航空機に対しては、滑走路使用予
定時間の変更対象から除外する。
しては、滑走路使用予定時間通りに離着陸させるために
必要な管制メッセージ及びその管制メッセージの送信時
期を特定し、前記画面上に表示する。そして、一定時間
たっても管制メッセージが送信されていない場合、自動
的に管制指示内容を送信する、あるいは滑走路使用予定
時間の確定を解除する様な機能も必要に応じて行えるよ
うにする。
機能により、出発機・到着機トータルでの運航の効率化
を図ると共に、高度な経験やスキルが必要であった効率
的な離着陸を行うための管制業務を支援する。
施の形態を詳細に説明する。
ステムの構成を示すブロック図である。図1において、
航空機情報管理部11は、外部システムであるFDP
(Flight Data Processing)からフライトプラン情報
を、スポット管理システムから各航空機のスポット情報
を、そしてATFMC(Air Traffic Flow Management
Center)から各航空機のEDCT(Expected Departure
Control Time)情報をそれぞれ入力し、各航空機に対
する航空機情報として情報を合成した後、着陸時刻予測
部14及び離陸時刻予測部15へ出力する。
ムであるARTS(Automated Radar Terminal Syste
m)あるいはRDP(Radar Data Processing)等から入
力した情報の中から各到着機の現在位置情報を抽出し、
着陸時刻予測部14へ出力する。
ムであるSMGCS(Surface Movement Guidance and
Control System)等から入力した情報の中から各出発機
の現在位置情報を抽出し、離陸時刻予測部15へ出力す
る。
出部12から入力した各到着機の現在位置情報に基づい
て各到着機の着陸予定時刻を予測し、この着陸予定時刻
情報を滑走路使用予定時間割付部16及び画面制御部1
7へそれぞれ出力する。尚、着陸予定時刻は、着陸機の
現在位置・速度、管制指示内容及び標準的な到着プロフ
ァイル等を基に予測するものとする。
出部13から入力した各出発機の現在位置情報に基づい
て各出発機の離陸予定時刻を予測し、この離陸予定時刻
情報を滑走路使用予定時間割付部16及び画面制御部1
7へそれぞれ出力する。尚、離陸予定時刻は、出発機の
現在位置から滑走路までの最短タクシング経路、標準的
なタクシング速度、標準的なプッシュバック時間及びフ
ライトプランの移動開始予定時刻等を基に予測するもの
とする。
機の到着あるいは出発予定時刻情報を基に、滑走路使用
予定時間を割り付けると共に、各航空機のフライトプラ
ンに対する遅延時間を合計してトータル遅延時間を求
め、滑走路使用予定時間情報及びトータル遅延時間情報
を画面制御部17へ出力する。また、滑走路使用予定時
間の予約確定時には、その予約確定情報を管制指示特定
部20へ出力する。
らの各到着機に関する着陸予定時刻情報、離陸時刻予測
部15からの各出発機に関する離陸予定時刻情報、滑走
路使用予定時間割付部16からの各航空機に対する滑走
路使用予定時間情報及びトータル遅延時間情報、及び管
制指示特定部20からの管制指示に関する情報につい
て、管制官が把握しやすいような表示処理を行い、表示
装置18へ出力する。また、画面操作部19からポイン
ティングデバイス操作情報を入力し、滑走路使用予定時
間の変更を滑走路使用予定時間割付部16へ出力する。
情報、画面操作部19のポインティングデバイスのカー
ソル情報等を入力し、表示画面に出力する。
ンティングデバイスを用い、表示画面中のカーソル移
動、クリックによる指定入力を行う。
間割付部16から予約確定情報を入力し、到着機の場
合、航空機シンボルと予約スロットが平行になるような
管制指示の内容及び管制指示を送信するタイミング(時
刻)を特定した後、その管制指示に関する情報を画面制
御部17へ出力する。
ユーザインタフェース部分となる画面表示例を参照し
て、その処理動作を説明する。
部15で算出した各航空機の離陸予定時刻を示し、下部
の領域は着陸時刻予測部14で算出した各航空機の着陸
予定時刻を示し、中央部の領域は滑走路使用予定時間割
付部16で算出した各航空機の滑走路使用予定時間を示
している。
ボルは、図3に示すように定義されている。すなわち、
管制対象機のシンボルは塗りつぶし、管制非対象機のシ
ンボルは透明の点線、画面上で選択した航空機のシンボ
ルは白抜きでそれぞれ表示するものとし、各シンボルの
下には航空機便名を表示するものとする。
定時間の表現方法としては、図4に示すようなスロット
表示を行う。図中上側が出発機、下側が到着機のスロッ
ト表示欄とする。これらのスロットにおいて、滑走路使
用予定時間の予約済スロットは塗りつぶし、未予約スロ
ットは透明にして識別表示を行う。各スロットには、航
空機便名、後方乱気流区分が示される。予約済スロット
において、上側の長さは出発機間の最低必要間隔、下側
の長さは出発機と到着機との間の最低必要間隔を示す。
未予約スロットにおいて、上側の長さは到着機と出発機
との間の最低必要間隔、下側の長さは到着機間の最低必
要間隔を示す。この滑走路使用予定時間の予約方法につ
いては後述する。
から離着陸までの所要時間(分単位)を示す。上記航空
機シンボルと予約スロットは、時間の経過と共に左から
右に移動する。画面の右下にはフライトプランに対する
遅延時間を表示する。さらに、その隣には処理結果を前
の状態に戻すためのUNDOボタンを表示する。尚、画
面中の34Rは滑走路番号、KISARAZU ARRIVALは滑走路
進入経路を表す。
ける割付処理手順について説明する。
14あるいは離陸時刻予測部15から到着予定時刻ある
いは出発予定時刻が与えられると、離着陸予定時刻の早
い航空機から順に滑走路使用予定時間を割り付けてい
く。
は、(1)出発機の前倒し予約、(2)到着機の管制可
能範囲以上の前倒しあるいは後ろ倒し予約は行わないこ
とを条件として、離着陸予定時刻の早い航空機から順に
予約離着陸予定時刻と滑走路使用開始時刻が同じ(航空
機シンボルと透明の予約スロットが平行)か、あるいは
差ができるだけ少なくなるようにする。
空機シンボルと透明の予約スロットは平行に並べられ、
予約スロットが重なる場合は、離着陸予定時刻が早いも
のが優先して平行に並べられ、離着陸予定時刻が遅いも
のはその後ろに並べられた状態となっている。
互に並ぶ場合である。しかしながら、初期段階では必ず
しも効率的に予約時間が割り付けられているとは限らな
い。そこで、図5に示すように、画面操作部19におい
て、ターミナル管制官が到着機における予約スロットを
ドラッグ&ドロップ等のポインティングデバイス操作で
移動させる、あるいは飛行場管制官が出発機の予約スロ
ットを必要に応じてドラッグ&ドロップ等のポインティ
ングデバイス操作により移動させる。
路使用予定時間の変更情報を滑走路使用予定時間割付部
16へ出力する。尚、滑走路使用予定時間の変更情報が
先に述べた(1)または(2)の予約を示す場合には、
画面制御部17において予約スロットの変更を無効と判
断し、スロットの移動を中止する。
(1)または(2)の予約以外である場合、滑走路使用
予定時間割付部16では、滑走路使用予定時間の変更処
理及びトータル遅延時間の再計算がなされ、変更後の滑
走路使用予定時間情報が画面制御部17へ再び出力され
る。この結果、表示画面上では予約スロットが管制官の
ポインティングデバイス操作通りに移動し、それに対応
するトータルの遅延時間が表示される。
は管制官の判断により元に戻したい場合を考慮して、表
示画面上でUNDOボタンをクリックすれば、操作前の
状態に一つ戻すことができるようにしておく。
トをダブルクリックすると、画面制御部17から滑走路
使用予定時間割付部16へ予約確定情報が出力される。
この場合、滑走路使用予定時間割付部16では、この予
約確定情報を入力すると該当する航空機の予約情報を確
定し、予約確定情報を画面制御部17へ出力する。予約
情報が確定されると、以後、画面上で予約変更操作が行
われても予約の変更対象が除外される。
割付部16から予約確定情報を入力すると、空白のスロ
ットを塗りつぶし、予約が確定されたことを表示画面上
で示す。この予約が確定されたスロットを再びダブルク
リックすると、再び予約確定が解除され、塗りつぶされ
たスロットは再び空白になる。
用予定時間割付部16からの予約確定情報を入力する
と、到着機の場合、航空機シンボルと予約スロットが平
行になるような管制指示の内容及び管制指示を送信する
タイミング(時刻)を特定する。これらの管制指示に関
する情報は画面制御部17へ出力され、表示画面上に表
示される。
信するタイミング(時刻)の表示後、一定時間経過して
も管制指示が送信されない場合は、航空機シンボルをブ
リンク表示し、管制官に対して注意喚起を促す。
が最終進入経路に入った後は、予約スロットは離着陸予
定時刻と同一時刻に移動する。すなわち予約スロットと
航空機シンボルは平行に並ぶ。
例を図5乃至図7に示す。尚、図5乃至図7における表
記の仕方は、図2の場合と同様である。
である。図5において、JAS184便(到着機)の滑走路使
用予定時間を示すスロットをドラッグ&ドロップ操作に
てJA9321便(出発機)のスロットとJAL515便(出発機)
のスロットとの間まで移動させると、図6に示すよう
に、滑走路使用予定時間の再割り付けが実施される。
変更により、トータルの遅延時間が19分9秒から10
分9秒に減っており(JAS184便は前倒しになるため遅延
時間なしとする)、この滑走路使用予定時間の変更が有
効であることがわかる。
着時間を前倒しさせるための管制が不可能と判断される
場合、図7に示すように、出発機においてはJAS463便、
ANA405便それぞれの遅延時間が減り、JA9321便は逆に遅
延時間が増える。但し、トータルの遅延時間は14分9
秒に減っていることから、この滑走路使用予定時間の変
更が有効であることがわかる。
務支援システムでは、滑走路使用予定時間の変更を、滑
走路予約状況を表示した画面上の簡易な操作(ポインテ
ィングデバイスによるドラッグ&ドロップ操作等)で行
うことができる。その際、滑走路使用予定時間の変更操
作に連動して、到着機及び出発機の遅延時間を表示する
ようにしているので、効率的な滑走路使用予定時間の変
更を行うことができる。
ための、各航空機に対する管制指示内容及び管制指示送
信時刻を特定し、画面上に表示した航空機シンボルのタ
グに付随する情報として表示すると共に、管制指示送信
時刻になった時点から一定期間経過するまで送信対象航
空機シンボルをブリンク等で識別表示するようにしてい
るので、管制官に注意喚起を促すことができる。
の割り付けが、ドラッグ&ドロップに代表される画面上
の平易なポインティングデバイス操作により行うことが
可能となる。また、滑走路使用予定時間通りに離着陸さ
せるために必要となる適切な管制メッセージを特定し、
画面上に表示することで、高度な経験やスキルが必要で
あった効率的な離着陸を行うための管制業務の負荷を大
幅に低減することが可能となる。特に、高度な経験やス
キルが必要であったターミナル管制及び飛行場管制にお
いて、効率的な離着陸を行うための業務負荷を大幅に低
減することができる。
到着機トータルでの運航の効率化を図ると共に、高度な
経験やスキルが必要であった効率的な離着陸を行うため
の管制業務を支援することのできる離着陸管制業務支援
システムを提供することができる。
援システムの構成を示すブロック図。
ス部分となる画面表示例を示す図。
内容を説明するための図。
間の内容を説明するための図。
予約変更前の状態における画面表示例を示す図。
予約変更後の状態における画面表示例を示す図。
可能と判断される場合の、滑走路使用予定時間の予約変
更後の状態における画面表示例を示す図。
Claims (6)
- 【請求項1】 滑走路毎に出発機及び到着機の滑走路使
用予定時間を管理して離着陸の管制業務を支援する離着
陸管制業務支援システムにおいて、 フライトデータ処理システムの飛行計画情報から逐次一
定期間内の出発機及び到着機を特定してそれぞれの飛行
計画情報を取得すると共に、スポット管理システムのス
ポット情報から前記出発機の位置情報を取得し、航空交
通管制センターから前記出発機の出発待機時刻情報を取
得し、レーダ監視システムの監視情報から到着機の位置
情報を取得し、各航空機に対する航空機情報として情報
を合成し管理する航空機情報管理手段と、 この航空機情報管理手段で取得された出発機及び到着機
それぞれの航空機情報から離着陸予定時刻をそれぞれ自
動的に予測する予測手段と、 この予測手段で予測された離着陸予定時刻と予め決めら
れた割付条件に基づいて各到着機及び出発機の滑走路使
用予定時間を順に割り付ける滑走路使用予定時間割付手
段と、 前記割付の際に生じる前記飛行計画情報に対する遅延時
間を求める遅延時間演算手段と、 表示装置の画面上に前記滑走路使用予定時間の時間軸を
表示し、前記滑走路使用予定時間割付手段で割り付けら
れた各航空機の滑走路使用予定時間と共に、各航空機の
離着陸予定時刻を前記表示時間軸上にシンボル表示し、
同時に前記遅延時間を表示する情報処理手段と、 ポインティングデバイスを用いて前記情報処理手段の表
示画面におけるシンボルの指定、移動、確定の操作を入
力する操作入力手段とを具備し、 前記情報処理手段は、前記操作入力手段のポインティン
グデバイス操作により、画面表示されるいずれかの航空
機の滑走路使用予定時間のシンボルの指定及び前記時間
軸上における移動操作を認識し、前記滑走路使用予定時
間割付手段で移動後の順序の再割付を実行し、前記再割
付後の滑走路使用予定時間及び遅延時間を表示させるこ
とで、指定航空機の滑走路使用予定時間の割付変更及び
確定を行い、確定された航空機については滑走路使用予
定時間の割付変更対象から除外することを特徴とする離
着陸管制業務支援システム。 - 【請求項2】 前記情報処理手段は、前記滑走路使用予
定時間の割付変更後に、前記操作入力手段の入力操作に
より変更解除指示が入力されたとき、変更前の表示状態
に戻すようにしたことを特徴とする請求項1記載の離着
陸管制業務支援システム。 - 【請求項3】 前記情報処理手段は、前記滑走路使用予
定時間の確定を行った航空機に対して、滑走路使用を予
定時間通りに行う旨の管制メッセージを表示することを
特徴とする請求項1記載の離着陸管制業務支援システ
ム。 - 【請求項4】 前記情報処理手段は、前記管制メッセー
ジについて予め設定される送信時刻を管理し、その時刻
になった時点で識別表示することを特徴とする請求項3
記載の離着陸管制業務支援システム。 - 【請求項5】 前記情報処理手段は、前記管制メッセー
ジの表示後に、一定期間経過しても管制メッセージが送
信されない場合、管制メッセージ送信の注意喚起の表示
を行うことを特徴とする請求項3記載の離着陸管制業務
支援システム。 - 【請求項6】 前記情報処理手段は、前記管制メッセー
ジの表示後に、一定期間経過しても管制メッセージが送
信されない場合、自動的に滑走路使用予定時間の確定を
解除することを特徴とする請求項3記載の離着陸管制業
務支援システム。
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