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JP3527314B2 - 真空式下水道の水管橋 - Google Patents

真空式下水道の水管橋

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Publication number
JP3527314B2
JP3527314B2 JP09838295A JP9838295A JP3527314B2 JP 3527314 B2 JP3527314 B2 JP 3527314B2 JP 09838295 A JP09838295 A JP 09838295A JP 9838295 A JP9838295 A JP 9838295A JP 3527314 B2 JP3527314 B2 JP 3527314B2
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vacuum
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vacuum sewer
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隆一 石田
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Torishima Pump Manufacturing Co Ltd
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Torishima Pump Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空式下水道の水管橋
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、汚水の収集には自然流下式下水道
が使用されていたが、地域によってはコスト等の観点か
ら、最近、下水管内を真空(減圧状態)とする真空式下
水道が注目されるようになってきている。
【0003】ところで、前記真空式下水道では、汚水発
生源から真空発生源までの間に河川等の障害物Aがある
場合、例えば、図3に示すように、サイホン原理を利用
して汚水の流動を可能としている。すなわち、図3は、
障害物Aの上流側真空下水管21と下流側真空下水管2
2とをサイホン管23及び通気管24で接続したものを
示しており、上流側真空下水管21には外気に連通する
開放弁25を有する空気管26が接続され、通気管24
には開閉弁27が設けられている(特開平4─2584
24号公報参照)。
【0004】この真空式下水道では、サイホン管23の
立上げ時、開閉弁27を閉塞してサイホン管23内を汚
水で満たした後、開閉弁27を開放する。これにより、
下流側真空下水管22の真空圧が通気管24を介して上
流側真空下水管21に伝えられ、サイホン管23での損
失水頭をほぼなくすことができる。そして、上流側真空
下水管21から汚水が流れてくれば、サイホン原理によ
りサイホン管23を介して下流側真空下水管22に流下
させる。また、サイホン管23内に汚物が堆積すれば、
開閉弁27を閉塞し、開放弁25を開放することによ
り、空気管26を介してサイホン管23内に外気を取り
入れ、汚水を乱流状態として運動エネルギーを増大させ
ることにより、汚物を流下させる。
【0005】しかしながら、前記サイホン管23は地中
に配設するようにしているため、工事が面倒でコストが
かかるという問題がある。このため、例えば、河川等の
障害物Aの上方空間に水管橋を配設するようにした図4
あるいは図5に示すものが開発されている。
【0006】すなわち、図4は、上流側真空下水管21
と下流側真空下水管22とを流入タンク28及び流出タ
ンク29を介してサイホン管23で接続し、両タンク2
8,29の上方空間を通気管24で連通するようにした
ものを示しており、サイホン管23と通気管24とは気
体抜き弁30を有する接続管31で連通されている(特
開平5─202556号公報参照)。また、図5は、上
流側真空下水管21と下流側真空下水管22とをサイホ
ン管23及び通気管24で連通するようにしたものを示
しており、サイホン管23の途中には空気溜め部31が
形成され、そこには真空ポンプ32及びレベル計33が
設けられている(特開平6─229001号公報参
照)。
【0007】そして、いずれの真空式下水道でも、前記
同様、上流側真空下水管21から流れてきた汚水をサイ
ホン原理に従ってサイホン管23を介して下流側真空下
水管22に流下させ、通気管24により下流側真空下水
管22の真空圧を上流側真空下水管21に伝えることが
できる。
【0008】また、汚水が気泡を含有したままの状態で
流動したり、長期に亘る使用により、汚物が堆積し、そ
こからガスが発生したりすることにより、サイホン管2
3に気体が滞留すれば、場合によってはサイホン破壊を
もたらす恐れがあるので、図4に示すものでは、滞留し
た気体は前記気体抜き弁30を開放することにより排出
し、堆積した汚物はバキュームカー等により排出するよ
うにしている。一方、図5に示すものでは、発生した気
体は空気溜め部31に集まるので、レベル計33で水位
を検出することにより、その水位がある位置まで下がれ
ば、真空ポンプ32を駆動して自動的に排出するように
している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
4に示すものでは、タンク28,29内は真空に維持さ
れているため、その底に汚物が堆積した場合、バキュー
ムカー等で排出するのは容易ではない。また、気体抜き
弁30によりサイホン管23内の気体を除去しようとし
ているが、気体抜き弁30を開放しても気体の除去は不
可能である。すなわち、気体抜き弁30を挟んでサイホ
ン管23側と通気管24側とでは作用する圧力が異な
り、サイホン管23側の方がほぼ垂直部分の汚水重量分
だけ小さいため、気体を除去するどころか逆に、サイホ
ン管23内の汚水がタンク28,29側に流下すること
になる。
【0010】前記図5に示すものでは、真空ポンプ32
の駆動用に電力を供給するための設備が必要であること
は勿論、サイホン管23を空気溜め部31を有する特殊
形状とするだけでなく、レベル計33を設ける必要もあ
り、コストアップを招来する。また、汚物は堆積しにく
いものの、堆積した場合に容易に除去することができな
い。
【0011】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、サイ
ホン管内の気体やタンク内の汚物を効果的に除去すると
共に、サイホン破壊を迅速に回復させることのできる真
空式下水道の水管橋を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、障害物を挟んで配設される上流側真空
下水管と下流側真空下水管とを、流入タンク及び流出タ
ンクを介して連通し、前記障害物の上方をまたぐように
配設されたサイホン管と、前記下流側真空下水管の真空
圧を上流側真空下水管に伝達し、真空開閉弁を有する通
気管とを備えた真空式下水道の水管橋において、前記サ
イホン管と下流側真空下水管とを吸気開閉弁を有する吸
気管で連通すると共に、前記通気管と下流側真空下水管
の接続部と、前記吸気管と下流側真空下水管の接続部と
の間に、下流側流路開閉弁を設けたものである。
【0013】前記上流側真空下水管に外気と連通すると
共に、空気導入用開閉弁を備えた空気管を接続する一
方、両配管の接続部の上流側に上流側流路開閉弁を設け
るようにするのが好ましい。
【0014】前記両タンクのうち、少なくとも流入タン
クの底形状は、下方に向かって徐々に断面積が小さくな
るすり鉢状とし、前記タンクのすり鉢状部に下流側に連
通する配管の開口端部を位置決めするのがより好まし
い。
【0015】
【作用】前記構成の発明では、吸気開閉弁を閉塞した状
態で、下流側流路開閉弁及び真空開閉弁を開放すること
により、サイホン原理に従って汚水を流下させる。下流
側真空下水管の真空圧は通気管を介して上流側真空下水
管にも伝わる。サイホン管内に気体が滞留した場合、下
流側流路開閉弁及び真空開閉弁を閉塞し、吸気開閉弁を
開放する。サイホン管は吸気管を介して直接下流側真空
下水管に接続し、サイホン管内の気体は下流側真空下水
管側へと除去される。
【0016】空気管を備えた構成の発明では、汚物が堆
積すれば、空気導入用開閉弁を開放すると共に上流側流
路開閉弁を閉塞することにより、減圧状態にある流入タ
ンク内に外気を導入し、空気圧により汚水水面を押し下
げる。これにより、タンクの底に堆積した汚物を、高速
流動する汚水によってサイホン管を介して下流側に排出
する。
【0017】タンクの底形状をすり鉢状とした構成の発
明では、タンク内を流動する汚水は、断面積の狭くなっ
た部分で速度が上がり、汚物を下流側に排出する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0019】図1は、第1実施例に係る真空式下水道の
水管橋で、障害物である河川Aを挟んで上流側真空下水
管1と下流側真空下水管2とがそれぞれ地中に埋設さ
れ、両者は河川Aの上方に架け渡された略コ字形のサイ
ホン管3で連通されている。上流側真空下水管1の一端
部は汚水発生源(図示せず)に接続され、他端部には流
入タンク4が一体となっている。流入タンク4の内部下
方には下方に屈曲するサイホン管3の一端部が配置さ
れ、このサイホン管3の他端部には流出タンク5が一体
化され、その内部下方には下方に屈曲する下流側真空下
水管2の一端部が配置されている。下流側真空下水管2
の一端部には下流側流路開閉弁6が設けられ、他端部に
は真空源(図示せず)が接続されている。
【0020】前記流入タンク4の上部と下流側真空下水
管2の流出タンク5と下流側流路開閉弁6の間とは、河
川Aの上方に架け渡され、途中に真空開閉弁8を備えた
通気管7で連通されている。
【0021】前記サイホン管3の上流側屈曲部分近傍の
水平部分と、下流側真空下水管2の下流側流路開閉弁6
の下流側とは、前記通気管7と同様、河川Aの上方に架
け渡され、その途中に吸気開閉弁10を備えた吸気管9
で連通されている。
【0022】前記構成からなる真空式下水道の水管橋で
は、下流側流路開閉弁6及び真空開閉弁8を開放し、吸
気開閉弁10を閉塞することにより、従来の水管橋と同
様に、サイホン原理によって損失水頭を起こすことなく
汚水を流下させることが可能である。すなわち、上流側
真空下水管1を気液二相流の状態で流れてきた汚水は、
流入タンク4で一旦、気体と液体とに分離され、気体は
通気管7を、液体はサイホン管3及び流出タンク5をそ
れぞれ流動し、両者は下流側真空下水管2で合流して真
空源に向かって流下する。この場合、下流側真空下水管
2の真空圧が前記通気管7を介して上流側真空下水管1
に伝えられるので、損失水頭は起こらない。
【0023】前記水管橋では、流入タンク4によって気
液の分離が行われるので、原則的にはサイホン管3への
気体の侵入はない。しかし、汚水中の気泡が分離される
ことなくサイホン管3に流入したり、長期に亘る使用に
より、両タンク4,5(特に、流入タンク4)の底に堆
積した汚物からガスが発生してサイホン管3に流入した
りすれば、サイホン管3内で気体が滞留し、場合によっ
てはサイホン破壊に至ることがある。
【0024】そこで、サイホン破壊に至る前に、下流側
流路開閉弁6及び真空開閉弁8を閉塞し、吸気開閉弁1
0を開放することにより、吸気管9のみを真空引き状態
としてサイホン管3内の気体を下流側真空下水管2側に
排出する。この場合、長時間、前記排出作業を行えば、
サイホン管3内の汚水が吸気管9内に流入するため、サ
イホン管3からの気体の排出は一定時間に制限したり、
吸気管9の途中に透明管等の流体検出手段を設けたりす
るのが好ましい。そして、サイホン管3内の気体除去が
終了すれば、吸気開閉弁10を閉塞すると共に、下流側
流路開閉弁6及び真空開閉弁8を開放して通常状態に復
帰させる。
【0025】このように、前記第1実施例によれば、吸
気開閉弁10を有する吸気管9を設けるだけの簡単な構
成で、何等特別な設備を設けることなく、安価にサイホ
ン管3内の気体を排出することのできる水管橋を提供す
ることができる。
【0026】図2は第2実施例に係る真空式下水管の水
管橋を示している。この第2実施例は、空気管11を設
けた点と、両タンク4,5の底形状及びサイホン管3の
端部形状を変更した点と、上流側真空下水管1の空気管
11との接続部上流側近傍に上流側流路開閉弁13を設
けた点とが前記第1実施例と異なる。
【0027】すなわち、前記空気管11は、上流側真空
下水管1の流入タンク4近傍に、空気導入用開閉弁12
を介して外気と連通するように接続されている。
【0028】前記両タンク4,5の底形状は、下方に向
かって徐々に断面積が小さくなるすり鉢状(逆円錐台
状)となっており、サイホン管3の上流側端部形状はラ
ッパ状に若干口径が広げられている。これにより、両タ
ンク4,5内を汚水が流動する場合、底側で流速を上昇
させることが可能となっている。
【0029】前記構成からなる第2実施例に係る水管橋
は、通常状態では、下流側流路開閉弁6、真空開閉弁8
及び上流側流路開閉弁13を開放すると共に吸気開閉弁
10及び空気導入用開閉弁12を閉塞する。この場合、
前記タンク4,5の底がすり鉢状に形成されることによ
り、汚水の流路面積が狭くなっているため、その位置で
の汚水の流れが速くなり、汚水中に含まれる汚物が堆積
しにくい。
【0030】また、サイホン管3内の気体を除去する場
合には、下流側流路開閉弁6及び真空開閉弁8を閉塞す
ると共に吸気開閉弁10を開放する。これにより、前記
第1実施例と同様にしてサイホン管3内の気体の除去が
可能である。
【0031】ところで、前記第2実施例では、汚物の比
重が大きくて、タンク4,5の底に汚物が堆積した場合
には、次のようにして除去することができる。すなわ
ち、上流側流路開閉弁13を閉塞して空気導入用開閉弁
12を開放することにより、外気が上流側真空下水管1
側に流入することを阻止しつつ流入タンク4内に導入す
る。流入タンク4内は真空引きされた減圧状態となって
いるため、前記空気導入用開閉弁12の開放により、外
気が急速に流入タンク4内に流入し、その空気圧により
汚水の水面が急速に押し下げれられる。この結果、サイ
ホン管3内に流入する汚水の流速が非常に速くなり、し
かも、流入タンク4の底形状がすり鉢状で、汚物が中央
(サイホン管3の真下)に集められていると共に、サイ
ホン管3の端部の口径が広げられているため、堆積した
汚物はスムーズにサイホン管3内に流入する。一方、流
出タンク5では、流入タンク4で流速を速められた汚水
がサイホン管3を介して高速で流出してくるので、底に
汚物が堆積することなく、また、堆積した汚物が除去さ
れて下流側真空下水管2側に流下する。
【0032】以上のようにしてタンク4又は5の底に堆
積した汚物の除去を行なうが、それでも汚物の比重がか
なり大きくてその除去が不十分な場合は、空気管11に
図示しないコンプレッサ等を接続して圧縮空気を流入タ
ンク4内に供給するようにすればよい。
【0033】なお、流入タンク4内の汚水のみならず、
導入した外気がサイホン管3内に流入すれば、サイホン
破壊をもたらすことになるので、流入タンク4内の汚水
水面がある程度低下した時点で前記空気導入用開閉弁1
2を閉塞する。空気導入用開閉弁12は、流入タンク4
内の汚水水面を検出することにより汚水水面があるレベ
ルまで低下した時点で閉塞したり、あるレベルまで低下
すると予測される時間や導入空気量を基準として閉塞す
ればよい。
【0034】ところで、前記第2実施例では、サイホン
破壊した場合には次のようにして復帰させることができ
る。すなわち、下流側流路開閉弁6及び上流側流路開閉
弁13を閉塞し、真空開閉弁8及び吸気開閉弁10を開
放した後、空気導入用開閉弁12を若干開放させる。吸
気開閉弁10の開放により、吸気管9を介してサイホン
管3内の気体が除去され、各タンク4,5内の汚水はサ
イホン管3内を満たすように流動する。また、空気導入
用開閉弁12の開放により、空気管11を介して導入さ
れた外気が各タンク4,5内の汚水水面を強制的に降下
させ、サイホン管3内に汚水を満たす助けとなる。
【0035】このように、前記第2実施例によれば、吸
気管9、空気管11及び開閉弁6,8,10,12,1
3を設けただけの簡単な構成で、非常に短時間でサイホ
ン状態を復帰させることができる。
【0036】なお、前記第2実施例では、両タンク4,
5の底形状を同じすり鉢状としたが、汚物が堆積しやす
い方の流入タンク4のみをこのように形成してもよい。
また、流入タンク4のすり鉢形状に形成した部分の内面
に螺旋溝を設けて、流入タンク4からサイホン管3に流
れ込む汚水の流速をさらに速くするようにしてもよい。
さらに、これらのバルブ全てあるいは一部を電動化して
弁6,8,10等の開閉を自動化すれば、それらのプロ
グラム制御によりサイホンの復帰やタンク4,5の清掃
などを容易に実施できることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、サイホン管に気体が滞留した場合、吸気管を
介して排出可能な構成としたので、真空ポンプ等の高価
な部材を設けることなく、サイホン破壊を事前に回避す
ることができる。
【0038】また、上流側真空下水管に外気と連通する
空気管を設けるようにした発明では、タンク内の空気圧
を急激に大きくしてタンク内の汚水を急速にサイホン管
内に流入させることができるので、タンクの底に堆積し
た汚物を効果的に除去して流下させることができる。
【0039】特に、タンクの底形状を下方に向かって徐
々に断面積が小さくなるように形成した発明では、より
効果的に堆積した汚物を除去することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る真空式下水管の水管橋を示
す断面図である。
【図2】 第2実施例に係る真空式下水管の水管橋を示
す断面図である。
【図3】 従来例に係る真空式下水管の水管橋を示す断
面図である。
【図4】 他の従来例に係る真空式下水管の水管橋を示
す断面図である。
【図5】 さらに他の従来例に係る真空式下水管の水管
橋を示す断面図である。
【符号の説明】
1 上流側真空下水管 2 下流側真空下水管 3 サイホン管 4 流入タンク 5 流出タンク 6 下流側流路開閉弁 7 通気管 8 真空開閉弁 9 吸気管 10 吸気開閉弁

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障害物を挟んで配設される上流側真空下
    水管と下流側真空下水管とを、流入タンク及び流出タン
    クを介して連通し、前記障害物の上方をまたぐように配
    設されたサイホン管と、前記下流側真空下水管の真空圧
    を上流側真空下水管に伝達し、真空開閉弁を有する通気
    管とを備えた真空式下水道の水管橋において、 前記サイホン管と下流側真空下水管とを吸気開閉弁を有
    する吸気管で連通すると共に、前記通気管と下流側真空
    下水管の接続部と、前記吸気管と下流側真空下水管の接
    続部との間に、下流側流路開閉弁を設けたことを特徴と
    する真空式下水道の水管橋。
  2. 【請求項2】 前記上流側真空下水管に外気と連通する
    と共に、空気導入用開閉弁を備えた空気管を接続する一
    方、両配管の接続部の上流側に上流側流路開閉弁を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の真空式下水道の水管
    橋。
  3. 【請求項3】 前記両タンクのうち、少なくとも流入タ
    ンクの底形状は、下方に向かって徐々に断面積が小さく
    なるすり鉢状とし、前記タンクのすり鉢状部には下流側
    に連通する配管の開口端部を位置決めしたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の真空式下水道の水管橋。
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