JP3523661B2 - 2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾールの精製方法 - Google Patents
2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾールの精製方法Info
- Publication number
- JP3523661B2 JP3523661B2 JP35164592A JP35164592A JP3523661B2 JP 3523661 B2 JP3523661 B2 JP 3523661B2 JP 35164592 A JP35164592 A JP 35164592A JP 35164592 A JP35164592 A JP 35164592A JP 3523661 B2 JP3523661 B2 JP 3523661B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formylimidazole
- alkyl
- halogeno
- solution
- added
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、利尿剤、降圧剤などの
医薬品の原料として有用な2−アルキル−4−ハロゲノ
−5−ホルミルイミダゾールの精製方法に関する。 【0002】 【従来の技術】2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホル
ミルイミダゾールは上記の如く有用な用途を有し、近年
注目されている化学品であるがその製造法に関する公知
文献はあまりなく例えば、2−アミノ−3,3−ジクロ
ロアクリロニトリルとアルデヒドからシフ塩基を経由し
て製造する方法(特開昭54−148788号公報)が
開示されているにすぎない。しかしながらこの公知技術
においては、原料である2−アミノ−3,3−ジクロロ
アクリロニトリルが入手困難であり、工業的規模での実
施において非常に不利となり、満足し得る方法とは言い
難い。故に、工業的に入手容易な原料より高収率で製造
できる2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミ
ダゾールの新たな製造方法の開発が当業者間で強く望ま
れていた。そこで本発明者等は2−アルキル−5−ホル
ミルイミダゾールをN−ハロゲノサクシンイミドを用い
てハロゲン化する方法(特願平3−187117号参
照)及び上記で得られた2−アルキル−4−ハロゲノ−
5−ホルミルイミダゾールをスルホン化剤によりスルホ
ン酸化合物として副生物と分離して精製する方法(特願
平4−269587号参照)を提案した。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者等の検討の結果、かかる方法ではハロゲン化時におい
て2−アルキル−4,5−ジハロイミダゾールが副生し
ており、上記で示す精製方法は工業的規模での実施にお
いて容易かつ廉価な方法であり非常に意義深い発明であ
るが、最終目的物にまだ若干の該副生物が混入している
ことが判明し、更なる品質改善が必要となることが明ら
かとなった。 【0004】 【課題を解決するための手段】しかるに本発明者等は純
粋な2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダ
ゾールを得るべく鋭意研究を重ねた結果、2−アルキル
−5−ホルミルイミダゾールをN−ハロゲノサクシンイ
ミドでハロゲン化をして得られる2−アルキル−4−ハ
ロゲノ−5−ホルミルイミダゾールをスルホン化剤水
溶液中に室温〜沸点、pH1〜6.5でスルホン酸化合
物として溶解して副生成物と分離し、得られたスルホ
ン酸化合物溶液のpHを6.5〜8.5に調整し更に不
純物を取り除き、ついで溶液のpHを8.5〜11に
調整することによって目的物を得る場合にかかる目的に
合致することを見出し本発明を完成するに至った。以
下、本発明について詳述する。 【0005】本発明の目的物である2−アルキル−4−
ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾールは上記の如く2−
アルキル−5−ホルミルイミダゾールをN−ハロゲノサ
クシンイミドを用いてハロゲン化することにより得られ
る。上記における2−アルキル−5−ホルミルイミダゾ
ールのアルキル基は炭素数2〜6のアルキル基であり、
N−ハロゲノサクシンイミドのハロゲノ基としてはクロ
ル基及びブロム基であり、それぞれに対応して目的とす
る2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾ
ールの製造が可能である。上記においては、溶剤に原料
2−アルキル−5−ホルミルイミダゾールと原料1モル
に対して0.5〜1.5モル、好ましくは0.7〜1.
15モルのN−ハロゲノサクシンイミドを仕込み反応を
行う。 【0006】上記における溶剤としては各種有機溶剤が
使用でき、例えば塩化メチル、塩化メチレン、クロロホ
ルム、四塩化炭素、1−クロルエタン、1,2−ジクロ
ルエタン等のハロゲン化炭化水素、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン等の飽和炭化水素、ベンゼン等
の芳香炭化水素、酢酸エチル、酢酸イソプロピル等のエ
ステル、エチルエーテル、プロピルエーテル、ジオキサ
ン等のエーテル等が単独、又は二種以上併用して使用さ
れる。該溶剤の使用量は、原則的には各溶媒に対する原
料2−アルキル−5−ホルミルイミダゾールの溶解度ま
で使用可能であるが実用的には原料2−アルキル−5−
ホルミルイミダゾールに対して5〜20重量倍程度まで
の範囲で使用される。 【0007】反応温度は0〜150℃、好ましくは30
〜100℃が適当であり、又反応時間は0.5〜7.0
時間、好ましくは1.0〜3.0時間が有利である。反
応終了後、反応終了液を減圧濃縮し、缶残物に水及び不
純物を取り除く目的で塩酸等の鉱酸水溶液を加え処理
し、更に目的物の収率を上げる目的で塩化ナトリウム等
の塩類を加えた後、晶析した目的物を濾取または抽出し
て粗2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダ
ゾールを得る。上記により得られた粗2−アルキル−4
−ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾールは続いて精製工
程に付される。 【0008】本発明における精製方法とは粗2−アル
キル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾールをスル
ホン化剤水溶液に室温〜沸点、pH1〜6.5で水溶性
のスルホン酸化合物として溶解し、水に難溶である副生
成物の2−アルキル−4,5−ジハロイミダゾールと分
離し、得られたスルホン酸化合物の水溶液のpHを
6.5〜8.5に調整して、更に粗2−アルキル−4−
ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾール中に一部溶解して
いる不純物の2−アルキル−4,5−ジハロイミダゾ−
ルを析出させて取り除き、目的物の純度を100%と
し、ついでこの溶液のpHを8.5〜11に調整して
スルホン化剤を遊離させると共に目的物の結晶を析出さ
せるものである。 【0009】本発明におけるスルホン化剤としては亜硫
酸水素ナトリウム、亜硫酸水素カリウム、亜硫酸ナトリ
ウム、亜硫酸カリウム、二酸化イオウ等が挙げられる。
かかるスルホン化剤の使用量は2−アルキル−4−ハロ
ゲノ−5−ホルミルイミダゾール1モルに対して0.8
〜5モル、好ましくは1.0〜2.5モルが適当であ
る。 【0010】本発明において精製を実施するにあたり具
体的にはまず粗2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホル
ミルイミダゾールをスルホン化剤の水溶液に添加し、水
溶性のスルホン酸化合物として溶液中に溶解させ、不溶
分である副生成物を濾過又は抽出操作により除去する。
かかる場合、脱色及び副生物、不純物の更なる低減の目
的で活性炭を添加することが好ましい。かかる操作の温
度条件は室温〜沸点であることが必要で、好ましくは5
0〜80℃であり、pHは1〜6.5であることが必要
で、好ましくは2〜5の範囲内に調整される。又スルホ
ン酸化合物の溶液中への溶解時間は上記条件により多少
異なるが10分〜5時間程度である。上記においてpH
を調整する際のpH調整剤としては特に制限はなく例え
ば塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸又は酢酸、プロピオン
酸、乳酸、蓚酸等の有機酸等が挙げられ、又状況に応じ
て水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の金属水酸化
物、アンモニア、アミン類及びリン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム等のアルカリを
用いることも可能である。上記において抽出操作を行う
際の抽剤としてはベンゼン、トルエン、1,2−ジクロ
ルエタン、クロロホルム、酢酸エチル、酢酸プロピル、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等が用い
られる。 【0011】次に、濾液又は抽出残渣の水層にアルカリ
を加え、pHを6.5〜8.5に調節することにより、
更に、不純物である2−アルキル−4,5−ジハロイミ
ダゾ−ルを析出させて濾過又は抽出操作により除去す
る。pHが6.5未満では不純物の析出が十分でなく、
8.5を越える場合は2−アルキル−4−ハロゲノ−5
−ホルミルイミダゾールの多くが晶析するため好ましく
ない。かかるアルカリとは特に制限はなく、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等の金属水酸化物、アンモニ
ア、アミン類、リン酸二水素ナトリウム、リン酸ナトリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウム等が挙げられる。抽出操作を行
う際の抽剤としては、上記で示したごとき同様の抽剤が
用いられる。 【0012】ついで、上記で得られた濾液又は抽出残渣
に更にアルカリを加え、pHを8.5〜11に調節する
ことにより、100%純粋な2−アルキル−4−ハロゲ
ノ−5−ホルミルイミダゾールを晶析させ、濾過又は抽
出操作により単離して目的物を得る。pHが8.5未満
では2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダ
ゾールの析出が十分でなく、11を越える場合は2−ア
ルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾールの分
解が生じるため好ましくない。かかる操作において溶液
に可溶である塩化ナトリウム等の塩類を加えると塩析効
果により目的物の析出量が増加するので好ましい。抽出
操作を行う際の抽剤としては、上記で示したごとき同様
の抽剤が用いられる。かくして得られた目的物は100
%純粋な2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイ
ミダゾールである。 【0013】 【作用】本発明は、2−アルキル−5−ホルミルイミダ
ゾールをN−ハロゲノサクシンイミドでハロゲン化して
得られる2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイ
ミダゾールの精製方法において、工業的規模で容易に実
施できかつ廉価な方法を用いて100%純粋な目的物を
得ことができる。 【0014】 【実施例】以下、本発明について実例を挙げ更に詳述す
る。 実施例1 ジオキサン3.80kg中に2−ブチル−5−ホルミル
イミダゾール200g(1.30モル)、N−クロロサ
クシンイミド139g(1.04モル)を仕込み、温度
を70℃で1.5時間撹拌反応を行った。反応終了後、
反応液を減圧濃縮して褐色濃縮物363gを得た。これ
に10%の塩酸356gを加え50℃で2.5時間撹拌
した後室温まで冷却し、15%の食塩水1.79kgを
加えた。次いで40%の水酸化ナトリウム水溶液を加
え、pH2.0として析出した結晶を濾過した。濾塊を
十分洗浄したのち乾燥し、104.0gの淡黄色粉体を
得た。かかる結晶を高速液体クロマトグラフィーにより
定量分析した結果、2−ブチル−4−クロロ−5−ホル
ミルイミダゾールと92.2gと2−ブチル−4,5−
ジクロロイミダゾール11.2gを含んでいた。 【0015】上記で得られた結晶21,3g(2−ブチ
ル−4−クロロ−5−ホルミルイミダゾール18.9
g、2−ブチル−4,5−ジクロロイミダゾール2.3
0g含有)に6.0%の亜硫酸水素ナトリウム水溶液4
18gを加え酢酸6.3gでpH3.47に調整したの
ち60℃で3時間撹拌した。次いで、不溶分を濾過し、
濾液に50%の含水活性炭を2.0g加え、室温まで冷
却しながら45分間撹拌した。活性炭を濾別し、濾液に
48.8%の水酸化ナトリウム水溶液を結晶が析出する
までゆっくり加えた。19.8g加えたところで少量の
結晶が析出したので添加をやめた。このときの溶液のp
Hは7.55であった。そのまま15分間撹拌したの
ち、結晶を濾別した。得られた濾液に更に40%水酸化
ナトリウム水溶液を加え、pHを9.01としたのち、
食塩60gを加えて15分間撹拌を行い、析出した結晶
を濾別した。濾塊を少量の水で洗浄し、乾燥して16.
0gの結晶を得た。かかる結晶は液体クロマトグラフィ
ーの分析結果より、2−ブチル−4−クロロ−5−ホル
ミルイミダゾール100%であり、2−ブチル−4,5
−ジクロロイミダゾールは含まれていなかった。 【0016】実施例2 実施例1において、酢酸を使用せず85%のリン酸2.
8gを加えpH3.0として処理を行った。含水活性炭
濾過後、濾液に40%の水酸化ナトリウム水溶液を結晶
が析出するまでゆっくり加えた。23.3g加えたとこ
ろで少量の結晶が析出したので添加をやめた。このとき
の溶液のpHは7.53であった。そのまま10分間撹
拌したのち、結晶を濾別した。得られた濾液に更に40
%水酸化ナトリウム水溶液を加え、pHを9.02とし
たのち20分間撹拌し、析出した結晶を濾別した。濾塊
を少量の水で洗浄し、乾燥して14.3gの結晶を得
た。かかる結晶は液体クロマトグラフィーの分析結果よ
り、2−ブチル−4−クロロ−5−ホルミルイミダゾー
ル100%であり、2−ブチル−4,5−ジクロロイミ
ダゾールは含まれていなかった。 【0017】実施例3 ジオキサン1380g中に2−プロピル−5−ホルミル
イミダゾール69.1g(0.50モル)、N−クロロ
サクシンイミド53.4g(0.40モル)を仕込み、
温度を70℃で1.5時間撹拌反応を行った。反応終了
後、反応液を減圧濃縮して褐色濃縮物133gを得た。
これに10%の塩酸146gを加え50℃で2.5時間
撹拌した後、20%の食塩水190gを加えた。次いで
40%の水酸化ナトリウム水溶液を加え、pH2.0と
し、10℃まで冷却した。析出した結晶を濾過し、濾塊
を十分洗浄したのち乾燥して35.3gの淡黄色粉体を
得た。かかる結晶を高速液体クロマトグラフィーにより
定量分析した結果、2−プロピル−4−クロロ−5−ホ
ルミルイミダゾールと31.8gと2−プロピル−4,
5−ジクロロイミダゾール3.3gを含んでいた。 【0018】上記で得られた結晶19.4g(2−プロ
ピル−4−クロロ−5−ホルミルイミダゾール17.5
g、2−プロピル−4,5−ジクロロイミダゾール1.
82g含有)に5.0%の亜硫酸水素ナトリウム水溶液
418gを加え、50%の硫酸でpH2.0に調整した
のち60℃で2時間撹拌した。次いで、不溶分を濾過
し、濾液に50%の含水活性炭を2.3g加えて室温ま
で冷却しながら45分間撹拌した。活性炭を濾別し、濾
液に40%の水酸化ナトリウム水溶液を結晶が析出する
までゆっくり加えた。25.8g加えたところで少量の
結晶が析出したので添加をやめた。このときの溶液のp
Hは7.74であった。そのまま15分間撹拌したの
ち、結晶を濾別した。得られた濾液に更に40%水酸化
ナトリウム水溶液を加えてpHを9.05としたのち、
食塩60gを加えて15分間撹拌し、析出した結晶を濾
別した。濾塊を少量の冷水で洗浄し、乾燥して14.6
gの結晶を得た。かかる結晶は液体クロマトグラフィー
の分析結果より、2−プロピル−4−クロロ−5−ホル
ミルイミダゾール100%であり、2−プロピル−4,
5−ジクロロイミダゾールは含まれていなかった。 【0019】 【発明の効果】本発明は、2−アルキル−5−ホルミル
イミダゾールをN−ハロゲノサクシンイミドを用いてハ
ロゲン化して得られる2−アルキル−4−ハロゲノ−5
−ホルミルイミダゾールを精製するにあたり、該イミダ
ゾールを水溶性のスルホン酸化合物としたのち、2段晶
析法により100%純粋な目的物を得る。
医薬品の原料として有用な2−アルキル−4−ハロゲノ
−5−ホルミルイミダゾールの精製方法に関する。 【0002】 【従来の技術】2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホル
ミルイミダゾールは上記の如く有用な用途を有し、近年
注目されている化学品であるがその製造法に関する公知
文献はあまりなく例えば、2−アミノ−3,3−ジクロ
ロアクリロニトリルとアルデヒドからシフ塩基を経由し
て製造する方法(特開昭54−148788号公報)が
開示されているにすぎない。しかしながらこの公知技術
においては、原料である2−アミノ−3,3−ジクロロ
アクリロニトリルが入手困難であり、工業的規模での実
施において非常に不利となり、満足し得る方法とは言い
難い。故に、工業的に入手容易な原料より高収率で製造
できる2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミ
ダゾールの新たな製造方法の開発が当業者間で強く望ま
れていた。そこで本発明者等は2−アルキル−5−ホル
ミルイミダゾールをN−ハロゲノサクシンイミドを用い
てハロゲン化する方法(特願平3−187117号参
照)及び上記で得られた2−アルキル−4−ハロゲノ−
5−ホルミルイミダゾールをスルホン化剤によりスルホ
ン酸化合物として副生物と分離して精製する方法(特願
平4−269587号参照)を提案した。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者等の検討の結果、かかる方法ではハロゲン化時におい
て2−アルキル−4,5−ジハロイミダゾールが副生し
ており、上記で示す精製方法は工業的規模での実施にお
いて容易かつ廉価な方法であり非常に意義深い発明であ
るが、最終目的物にまだ若干の該副生物が混入している
ことが判明し、更なる品質改善が必要となることが明ら
かとなった。 【0004】 【課題を解決するための手段】しかるに本発明者等は純
粋な2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダ
ゾールを得るべく鋭意研究を重ねた結果、2−アルキル
−5−ホルミルイミダゾールをN−ハロゲノサクシンイ
ミドでハロゲン化をして得られる2−アルキル−4−ハ
ロゲノ−5−ホルミルイミダゾールをスルホン化剤水
溶液中に室温〜沸点、pH1〜6.5でスルホン酸化合
物として溶解して副生成物と分離し、得られたスルホ
ン酸化合物溶液のpHを6.5〜8.5に調整し更に不
純物を取り除き、ついで溶液のpHを8.5〜11に
調整することによって目的物を得る場合にかかる目的に
合致することを見出し本発明を完成するに至った。以
下、本発明について詳述する。 【0005】本発明の目的物である2−アルキル−4−
ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾールは上記の如く2−
アルキル−5−ホルミルイミダゾールをN−ハロゲノサ
クシンイミドを用いてハロゲン化することにより得られ
る。上記における2−アルキル−5−ホルミルイミダゾ
ールのアルキル基は炭素数2〜6のアルキル基であり、
N−ハロゲノサクシンイミドのハロゲノ基としてはクロ
ル基及びブロム基であり、それぞれに対応して目的とす
る2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾ
ールの製造が可能である。上記においては、溶剤に原料
2−アルキル−5−ホルミルイミダゾールと原料1モル
に対して0.5〜1.5モル、好ましくは0.7〜1.
15モルのN−ハロゲノサクシンイミドを仕込み反応を
行う。 【0006】上記における溶剤としては各種有機溶剤が
使用でき、例えば塩化メチル、塩化メチレン、クロロホ
ルム、四塩化炭素、1−クロルエタン、1,2−ジクロ
ルエタン等のハロゲン化炭化水素、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン等の飽和炭化水素、ベンゼン等
の芳香炭化水素、酢酸エチル、酢酸イソプロピル等のエ
ステル、エチルエーテル、プロピルエーテル、ジオキサ
ン等のエーテル等が単独、又は二種以上併用して使用さ
れる。該溶剤の使用量は、原則的には各溶媒に対する原
料2−アルキル−5−ホルミルイミダゾールの溶解度ま
で使用可能であるが実用的には原料2−アルキル−5−
ホルミルイミダゾールに対して5〜20重量倍程度まで
の範囲で使用される。 【0007】反応温度は0〜150℃、好ましくは30
〜100℃が適当であり、又反応時間は0.5〜7.0
時間、好ましくは1.0〜3.0時間が有利である。反
応終了後、反応終了液を減圧濃縮し、缶残物に水及び不
純物を取り除く目的で塩酸等の鉱酸水溶液を加え処理
し、更に目的物の収率を上げる目的で塩化ナトリウム等
の塩類を加えた後、晶析した目的物を濾取または抽出し
て粗2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダ
ゾールを得る。上記により得られた粗2−アルキル−4
−ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾールは続いて精製工
程に付される。 【0008】本発明における精製方法とは粗2−アル
キル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾールをスル
ホン化剤水溶液に室温〜沸点、pH1〜6.5で水溶性
のスルホン酸化合物として溶解し、水に難溶である副生
成物の2−アルキル−4,5−ジハロイミダゾールと分
離し、得られたスルホン酸化合物の水溶液のpHを
6.5〜8.5に調整して、更に粗2−アルキル−4−
ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾール中に一部溶解して
いる不純物の2−アルキル−4,5−ジハロイミダゾ−
ルを析出させて取り除き、目的物の純度を100%と
し、ついでこの溶液のpHを8.5〜11に調整して
スルホン化剤を遊離させると共に目的物の結晶を析出さ
せるものである。 【0009】本発明におけるスルホン化剤としては亜硫
酸水素ナトリウム、亜硫酸水素カリウム、亜硫酸ナトリ
ウム、亜硫酸カリウム、二酸化イオウ等が挙げられる。
かかるスルホン化剤の使用量は2−アルキル−4−ハロ
ゲノ−5−ホルミルイミダゾール1モルに対して0.8
〜5モル、好ましくは1.0〜2.5モルが適当であ
る。 【0010】本発明において精製を実施するにあたり具
体的にはまず粗2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホル
ミルイミダゾールをスルホン化剤の水溶液に添加し、水
溶性のスルホン酸化合物として溶液中に溶解させ、不溶
分である副生成物を濾過又は抽出操作により除去する。
かかる場合、脱色及び副生物、不純物の更なる低減の目
的で活性炭を添加することが好ましい。かかる操作の温
度条件は室温〜沸点であることが必要で、好ましくは5
0〜80℃であり、pHは1〜6.5であることが必要
で、好ましくは2〜5の範囲内に調整される。又スルホ
ン酸化合物の溶液中への溶解時間は上記条件により多少
異なるが10分〜5時間程度である。上記においてpH
を調整する際のpH調整剤としては特に制限はなく例え
ば塩酸、硫酸、リン酸等の無機酸又は酢酸、プロピオン
酸、乳酸、蓚酸等の有機酸等が挙げられ、又状況に応じ
て水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の金属水酸化
物、アンモニア、アミン類及びリン酸二水素ナトリウ
ム、リン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム等のアルカリを
用いることも可能である。上記において抽出操作を行う
際の抽剤としてはベンゼン、トルエン、1,2−ジクロ
ルエタン、クロロホルム、酢酸エチル、酢酸プロピル、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等が用い
られる。 【0011】次に、濾液又は抽出残渣の水層にアルカリ
を加え、pHを6.5〜8.5に調節することにより、
更に、不純物である2−アルキル−4,5−ジハロイミ
ダゾ−ルを析出させて濾過又は抽出操作により除去す
る。pHが6.5未満では不純物の析出が十分でなく、
8.5を越える場合は2−アルキル−4−ハロゲノ−5
−ホルミルイミダゾールの多くが晶析するため好ましく
ない。かかるアルカリとは特に制限はなく、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等の金属水酸化物、アンモニ
ア、アミン類、リン酸二水素ナトリウム、リン酸ナトリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウム等が挙げられる。抽出操作を行
う際の抽剤としては、上記で示したごとき同様の抽剤が
用いられる。 【0012】ついで、上記で得られた濾液又は抽出残渣
に更にアルカリを加え、pHを8.5〜11に調節する
ことにより、100%純粋な2−アルキル−4−ハロゲ
ノ−5−ホルミルイミダゾールを晶析させ、濾過又は抽
出操作により単離して目的物を得る。pHが8.5未満
では2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダ
ゾールの析出が十分でなく、11を越える場合は2−ア
ルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾールの分
解が生じるため好ましくない。かかる操作において溶液
に可溶である塩化ナトリウム等の塩類を加えると塩析効
果により目的物の析出量が増加するので好ましい。抽出
操作を行う際の抽剤としては、上記で示したごとき同様
の抽剤が用いられる。かくして得られた目的物は100
%純粋な2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイ
ミダゾールである。 【0013】 【作用】本発明は、2−アルキル−5−ホルミルイミダ
ゾールをN−ハロゲノサクシンイミドでハロゲン化して
得られる2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイ
ミダゾールの精製方法において、工業的規模で容易に実
施できかつ廉価な方法を用いて100%純粋な目的物を
得ことができる。 【0014】 【実施例】以下、本発明について実例を挙げ更に詳述す
る。 実施例1 ジオキサン3.80kg中に2−ブチル−5−ホルミル
イミダゾール200g(1.30モル)、N−クロロサ
クシンイミド139g(1.04モル)を仕込み、温度
を70℃で1.5時間撹拌反応を行った。反応終了後、
反応液を減圧濃縮して褐色濃縮物363gを得た。これ
に10%の塩酸356gを加え50℃で2.5時間撹拌
した後室温まで冷却し、15%の食塩水1.79kgを
加えた。次いで40%の水酸化ナトリウム水溶液を加
え、pH2.0として析出した結晶を濾過した。濾塊を
十分洗浄したのち乾燥し、104.0gの淡黄色粉体を
得た。かかる結晶を高速液体クロマトグラフィーにより
定量分析した結果、2−ブチル−4−クロロ−5−ホル
ミルイミダゾールと92.2gと2−ブチル−4,5−
ジクロロイミダゾール11.2gを含んでいた。 【0015】上記で得られた結晶21,3g(2−ブチ
ル−4−クロロ−5−ホルミルイミダゾール18.9
g、2−ブチル−4,5−ジクロロイミダゾール2.3
0g含有)に6.0%の亜硫酸水素ナトリウム水溶液4
18gを加え酢酸6.3gでpH3.47に調整したの
ち60℃で3時間撹拌した。次いで、不溶分を濾過し、
濾液に50%の含水活性炭を2.0g加え、室温まで冷
却しながら45分間撹拌した。活性炭を濾別し、濾液に
48.8%の水酸化ナトリウム水溶液を結晶が析出する
までゆっくり加えた。19.8g加えたところで少量の
結晶が析出したので添加をやめた。このときの溶液のp
Hは7.55であった。そのまま15分間撹拌したの
ち、結晶を濾別した。得られた濾液に更に40%水酸化
ナトリウム水溶液を加え、pHを9.01としたのち、
食塩60gを加えて15分間撹拌を行い、析出した結晶
を濾別した。濾塊を少量の水で洗浄し、乾燥して16.
0gの結晶を得た。かかる結晶は液体クロマトグラフィ
ーの分析結果より、2−ブチル−4−クロロ−5−ホル
ミルイミダゾール100%であり、2−ブチル−4,5
−ジクロロイミダゾールは含まれていなかった。 【0016】実施例2 実施例1において、酢酸を使用せず85%のリン酸2.
8gを加えpH3.0として処理を行った。含水活性炭
濾過後、濾液に40%の水酸化ナトリウム水溶液を結晶
が析出するまでゆっくり加えた。23.3g加えたとこ
ろで少量の結晶が析出したので添加をやめた。このとき
の溶液のpHは7.53であった。そのまま10分間撹
拌したのち、結晶を濾別した。得られた濾液に更に40
%水酸化ナトリウム水溶液を加え、pHを9.02とし
たのち20分間撹拌し、析出した結晶を濾別した。濾塊
を少量の水で洗浄し、乾燥して14.3gの結晶を得
た。かかる結晶は液体クロマトグラフィーの分析結果よ
り、2−ブチル−4−クロロ−5−ホルミルイミダゾー
ル100%であり、2−ブチル−4,5−ジクロロイミ
ダゾールは含まれていなかった。 【0017】実施例3 ジオキサン1380g中に2−プロピル−5−ホルミル
イミダゾール69.1g(0.50モル)、N−クロロ
サクシンイミド53.4g(0.40モル)を仕込み、
温度を70℃で1.5時間撹拌反応を行った。反応終了
後、反応液を減圧濃縮して褐色濃縮物133gを得た。
これに10%の塩酸146gを加え50℃で2.5時間
撹拌した後、20%の食塩水190gを加えた。次いで
40%の水酸化ナトリウム水溶液を加え、pH2.0と
し、10℃まで冷却した。析出した結晶を濾過し、濾塊
を十分洗浄したのち乾燥して35.3gの淡黄色粉体を
得た。かかる結晶を高速液体クロマトグラフィーにより
定量分析した結果、2−プロピル−4−クロロ−5−ホ
ルミルイミダゾールと31.8gと2−プロピル−4,
5−ジクロロイミダゾール3.3gを含んでいた。 【0018】上記で得られた結晶19.4g(2−プロ
ピル−4−クロロ−5−ホルミルイミダゾール17.5
g、2−プロピル−4,5−ジクロロイミダゾール1.
82g含有)に5.0%の亜硫酸水素ナトリウム水溶液
418gを加え、50%の硫酸でpH2.0に調整した
のち60℃で2時間撹拌した。次いで、不溶分を濾過
し、濾液に50%の含水活性炭を2.3g加えて室温ま
で冷却しながら45分間撹拌した。活性炭を濾別し、濾
液に40%の水酸化ナトリウム水溶液を結晶が析出する
までゆっくり加えた。25.8g加えたところで少量の
結晶が析出したので添加をやめた。このときの溶液のp
Hは7.74であった。そのまま15分間撹拌したの
ち、結晶を濾別した。得られた濾液に更に40%水酸化
ナトリウム水溶液を加えてpHを9.05としたのち、
食塩60gを加えて15分間撹拌し、析出した結晶を濾
別した。濾塊を少量の冷水で洗浄し、乾燥して14.6
gの結晶を得た。かかる結晶は液体クロマトグラフィー
の分析結果より、2−プロピル−4−クロロ−5−ホル
ミルイミダゾール100%であり、2−プロピル−4,
5−ジクロロイミダゾールは含まれていなかった。 【0019】 【発明の効果】本発明は、2−アルキル−5−ホルミル
イミダゾールをN−ハロゲノサクシンイミドを用いてハ
ロゲン化して得られる2−アルキル−4−ハロゲノ−5
−ホルミルイミダゾールを精製するにあたり、該イミダ
ゾールを水溶性のスルホン酸化合物としたのち、2段晶
析法により100%純粋な目的物を得る。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 2−アルキル−5−ホルミルイミダゾー
ルをN−ハロゲノサクシンイミドでハロゲン化して得ら
れる2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダ
ゾールをスルホン化剤水溶液中に室温〜沸点、pH1
〜6.5でスルホン酸化合物として溶解して副生成物と
分離し、得られたスルホン酸化合物溶液のpHを6.
5〜8.5に調整して更に不純物を取り除き、ついで
溶液のpHを8.5〜11に調整することによって2−
アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾールを
単離することを特徴とする2−アルキル−4−ハロゲノ
−5−ホルミルイミダゾールの精製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35164592A JP3523661B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾールの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35164592A JP3523661B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾールの精製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06172319A JPH06172319A (ja) | 1994-06-21 |
JP3523661B2 true JP3523661B2 (ja) | 2004-04-26 |
Family
ID=18418657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35164592A Expired - Fee Related JP3523661B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | 2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾールの精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3523661B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006316027A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Mitsui Chemicals Inc | 1,3−ジアルキル−2−イミダゾリジノン及びその精製方法 |
-
1992
- 1992-12-07 JP JP35164592A patent/JP3523661B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06172319A (ja) | 1994-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS5935381B2 (ja) | (+)−および(−)−6−メトキシ−α−メチル−2−ナフタレン酢酸の分割法 | |
EP1377544B2 (en) | Purification of 2-nitro-4-methylsulphonylbenzoic acid | |
JP3523661B2 (ja) | 2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾールの精製方法 | |
JPH07285922A (ja) | グルタミン誘導体の製造法 | |
JP3523659B2 (ja) | 2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾールの単離方法 | |
JP3181722B2 (ja) | 2−アルキル−4−ハロゲノ−5−ホルミルイミダゾールの精製方法 | |
JP2717995B2 (ja) | 1,2,3−トリアゾールの製法 | |
US7476760B2 (en) | Purification and production methods of 1-aminocyclopropanecarboxylic acid | |
JP2517836B2 (ja) | 4−クロロイミダゾ―ル−5−カルバルデヒド誘導体の製造法 | |
JP3184345B2 (ja) | 5−クロロオキシインドールの製造方法 | |
JP4221770B2 (ja) | イソキノリン系ライサート化合物の製造方法 | |
JPS61172846A (ja) | (±)−2−クロロプロピオン酸の光学分割法 | |
JPH01160969A (ja) | 2−置換イミダゾールの分離法 | |
JP4408634B2 (ja) | ニトロイソキノリンの異性体分離方法 | |
JPH0753524A (ja) | 2−ブチル−4−クロロイミダゾール−5−カルバルデヒドの製造法 | |
JP3495417B2 (ja) | 2−アルコキシ−3,5−ジハロゲノ−6−ニトロ安息香酸類の製造方法 | |
JP2714868B2 (ja) | 2―メチルチオセミカルバジドの製造法 | |
JPS6317869A (ja) | 2−低級アルキル−4−アミノ−5−ホルミルピリミジンの製造法 | |
JP2770512B2 (ja) | アミノエチルスルホン酸アルカリ金属塩類の精製方法 | |
CN114907348A (zh) | 一种4-氯-5-碘-7H-吡咯并[2,3-d]嘧啶的制备方法 | |
JP2590206B2 (ja) | 8−ヒドロキシキノリン−7−カルボン酸の製造方法 | |
JPH09216854A (ja) | 3−クロロ−3’−ニトロ−4’−メトキシベンゾフエノンの製造方法 | |
JPH0296555A (ja) | 4−カルボキサミドシクロヘキサンカルボン酸エステル類の製造方法 | |
JPS6213936B2 (ja) | ||
JPH0558962A (ja) | 2,4−ジクロロ−3− エチル−6− ニトロフエノールの精製方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040209 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |