JP3523289B2 - 電子機器及び電子機器の省電力方法 - Google Patents
電子機器及び電子機器の省電力方法Info
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Description
するパソコンやワープロなどの計算機システムの電子機
器において、カバーが閉じられている電子機器の非使用
状態時の消費電力を節減するための省電力制御技術に関
する。
の計算機システムでは、通常モードによる使用中に一定
時間以上キー入力操作が行われないと、使用が中断され
ているものと見なして動作モードを通常モードから画面
を表示しながらCPUの動作を停止させる画面表示・C
PU停止モードに移行させて、節電を図る省電力制御が
一般的に行われている。
機システムの基本構成を示し、図中の1はキーボードK
B、2はキーボードコントローラKBC、3は中央処理
装置CPU、4はディスプレイを表す。動作が行われて
いる通常モードでは、キーボードKB1でキー入力操作
を行うと、キーボードコントローラKBC2によってキ
ー入力は対応するキーコードに変換され、CPU3に送
られて動作要求が行われる。CPU3は動作要求された
キー入力を処理し、処理結果をディスプレイ4に画面表
示する。
時間監視を行っており、図5に示すように、通常モード
5で一定時間以上キー入力がないと(たとえば数分)画
面表示・CPU停止モードに遷移し、CPU3の動作を
停止状態にして電力消費を抑制する。また画面表示・C
PU停止モード6にあるときキー入力が行われると、通
常モード5に復帰してキー入力の処理を行う状態遷移制
御が行われる。なお画面表示・CPU停止モード6で
は、メモリの情報がそのまま保持されている。
PU3が停止状態にあるときにでも制御しなければなら
ないためCPU3から独立した制御機能をもつ装置の助
けを必要とする。図4の構成ではキーボードコントロー
ラKBC2にこの制御機能をもたせている。以下にその
制御動作を説明する。
からキー入力を通知されるとその処理を行うが、キー入
力がない時間を監視し、一定時間以上キー入力がないと
KBC2に割り込む。KBC2はその割り込み処理でC
PU3に対するクロックを停止させる制御を行う。この
結果、CPU3は動作を停止し、画面表示・CPU停止
モードとなる。しかしKBC2は動作状態を維持し、そ
の後キーボードKB1にキー入力が行われるとCPU3
に対するクロック供給を再開させ、CPU3に割り込ん
で通常モードの処理状態に戻す。これにより、CPU3
はキー入力を処理するとともに時間監視を始める。
の計算機システムでは、キーボードが一定時間以上操作
されないことを条件として動作モードを通常モード5か
ら電力消費の少ない画面表示・CPU停止モード6に遷
移させるようにしている。このため、利用者が一定時間
以上席を離れて、処理を中断するような場合でも、一定
時間は通常モード5が継続し、電力消費が多いままとな
っていた。
れ、非使用状態にあることが明らかな場合、一定時間待
たずにCPU停止モード又は画面表示・CPU停止モー
ド6に移行できるようにして、省電力作用を高めること
を目的としている。
FFモード6’へ移行することにより、より一層の省電
力作用を高めることを目的としている。
や入力手段であるキーボードあるいは本体装置を含む全
体に対して開閉可能なカバーを備えている電子機器にお
いて、カバーの開閉状態を監視し、CPUが通常モード
にあるときカバーが閉じられるとCPU停止モードに遷
移させる制御を行うものである。また、本発明は、ディ
スプレイやキーボードあるいは本体装置を含む全体に対
して開閉可能なカバーを備えている電子機器において、
カバー開閉状態を監視し、CPUが通常モードにあると
きカバーが閉じられると直ちに画面表示・CPU停止モ
ードに遷移させる制御を行うものである。
モードに遷移させる制御を使うものである。図1は本発
明の原理説明図である。
れるCPUである。5は、CPU3の通常の処理が可能
な動作状態の通常モードである。
画面表示・CPU停止モードである。6’は、CPU3
の動作とディスプレイの画面表示とが停止される状態の
ディスプレイOFFモードである。
ディスプレイ面を保護するために設けられている。8
は、カバー7の開閉状態を検出するセンサである。
PU停止モード6への状態遷移制御は、入力手段からの
入力またはキー入力が一定時間以上なく時間監視がタイ
ムアウトとなったときと、カバー7が閉じられたことを
センサ8が検出したときに行われる。
ド6から通常モード5への状態遷移制御は、キー入力が
行われたときに行われる。
り、利用者によって使用可能な状態にある。この通常モ
ードでは、従来と同様な入力手段からの入力の時間監視
を行っており、入力手段からの入力が一定時間以上行わ
れないと、カバーが開いた状態でも省電力の状態に遷移
する。また任意の時点でカバーが閉じられると、これが
検出されてCPU停止モードへの遷移が行われる。図1
において、CPU3は電源を投入された後通常モードに
なり、利用者によって使用可能な状態にある。この通常
モード5では、従来と同様な入力手段からの入力又はキ
ー入力の時間監視を行っており、入力手段からの入力又
はキー入力が一定時間以上行われないと、カバー7が開
いた状態でも画面表示・CPU停止モード6に状態が遷
移する。また任意の時点でカバー7が閉じられると、セ
ンサ8が直ちにこれを検出して画面表示・CPU停止モ
ード6への遷移が行われる。
3のクロックが停止又は電源がオフになっているが画面
表示は行われている。このため、使用者にとって見た目
は通常モード時と同じであるがCPU3の消費電力は大
幅に低減される。
にあるときには、キー入力が行われることによって、通
常モードへの復帰が行われ処理の続行が可能にされる。
このため、カバー7を開け画面を見ているだけの時に
は、CPU3の消費電力は引き続き大幅に低減される。
て時間監視を行い、一定時間以上このモードが持続して
いる場合にはさらにディスプレイ画面を消して、ディス
プレイで消費される電力を節約するようにするディスプ
レイOFFモード6’へ移行することができる。
テムの構成図である。図2において、1はキーボードK
B、2はキーボードコントローラKBC、3はCPU、
4はCRTやLCDのディスプレイ、7はディスプレイ
のカバー、8はカバー7の開閉状態を検出するセンサ、
9はキーボードKB1からキー入力された信号をコード
変換してCPU3へ送る制御を行うキー入力処理部、1
0は省電力のために通常モードと画面表示・CPU停止
モード、ディスプレイOFFモードなどのモード間遷移
を制御するモード制御部、11はCPU3の動作を制御
するクロックを発生するクロック発生器、12はキー入
力が途絶えてからの時間を監視するキー入力時間監視
部、13はセンサ8の出力信号に基づいてカバー7の開
閉を監視するカバー開閉監視部、14は画面表示・CP
U停止モードの持続時間を監視する停止モード時間監視
部である。
処理部9は、KB1でキー入力操作が行われるとCPU
3に処理を要求する。CPU3はキー入力時間監視部1
2でキー入力があるごとにタイマを更新して、次のキー
入力が一定時間以上行われないときKBC2に割り込み
要求を行う。KBC2のモード制御部10は、割り込み
要求に応答してCPU3のクロック発生器11のクロッ
ク発生を停止させる制御を行う。これによりCPU3は
動作を停止し、画面表示・CPU停止モードとなる。
カバー7が閉じられると、センサ8がこれを検出し、カ
バー開閉監視部13に通知する。カバー開閉監視部13
はCPU3から独立しており、カバー7が閉じられた状
態を識別するとKBC2に割り込みを行い、モード制御
部10に画面表示・CPU停止モードへの切り換え制御
を行わせる。
CPU停止モードの持続時間をタイマで監視しており、
その持続時間が一定時間を超えるとモード制御部10に
通知する。モード制御部10はこれに応答してディスプ
レイ4の電源をOFFにし、画面表示を消して電力消費
をさらに節減するディスプレイOFFモードに移行させ
る。
プレイOFFモードにおいてカバー7が開けられると、
センサ8がこれを検出してカバー開閉監視部13に通知
し、カバー開閉監視部13はKBC2に割り込んでモー
ド制御部10にモード遷移を要求する。モード制御部1
0はディスプレイ4の電源をONにし、画面表示・CP
U停止モードに切り換える。
示・CPU停止モードにおいてKB1からキー入力が行
われると、KBC2のモード制御部10は、CPU3の
クロック発生器11にクロック発生を行わせ、通常モー
ドに切り換えてからCPU3に割り込み、キー入力の処
理を要求する。
けるキー入力に対応する処理を実行する。図3は、本発
明実施例の計算機システムにおけるモード制御のフロー
図である。
作状態に初期化され、キー入力の時間監視を開始する。
KB,KBCを介してキー入力が行われればその対応処
理を行って時間監視を再開し、もしもキー入力がないま
まタイムアウトになると、あるいはカバーが閉じられる
と、KBCへ割り込み、CPUのクロックを停止させる
制御を行わせて、画面表示・CPU停止モードに遷移す
る。画面表示・CPU停止モードでは時間監視が行われ
る。時間監視で画面表示・CPU停止モードが一定時間
以上持続しタイムアウトになると、ディスプレイOFF
モードに移行する。ディスプレイOFFモードにおいて
カバーが開けられると、ディスプレイの電源をONに
し、画面表示・CPU停止モードに遷移する。ディスプ
レイOFFモードあるいは画面表示・CPU停止モード
においてキー入力が行われると、CPUのクロック発生
が再開され、通常モードに遷移する。通常モードに遷移
した後、KBCからCPUに割り込みが行われ、CPU
はキー入力の対応処理を開始できるようにされ、最初の
状態に戻る。
携帯型のパソコンやWSなどの計算機システムの電子機
器において、利用者がキー入力操作で応答するのに時間
がかかる処理を行っている場合だけでなく、処理の途中
で急用ができ中座するような場合に、カバーを閉じるこ
とによりCPUを自動的に即時に電力節減状態におくこ
とができ、省電力作用を一層向上させることができる。
画面表示を見る場合、CPUが停止しているため、引き
続き電力節減状態であり続ける。更に所定時間経過後に
ディスプレイの電源をOFFにするため、より一層の省
電力効果が得られる。
図である。
ロー図である。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 CPUが通常動作状態にある通常モード
と、CPUのクロックを停止させて画面表示は維持する
状態の第1の省電力モードと、画面表示とCPUクロッ
クの双方を停止させる第2の省電力モードとを有し、前
記各モード間の遷移制御を行うモード制御部と、開閉操
作が可能なカバーと、カバーの開閉状態を検出するカバ
ー開閉監視部とを備えている電子機器であって、 前記モード制御部は、CPUの通常モードの動作状態で
キー入力が一定時間以上なく、かつ前記カバー開閉監視
部がカバーが閉じられていることを検出したとき、CP
Uのクロックを停止させて第1の省電力モードに遷移さ
せ、さらに第1の省電力モードにおいてキー入力がない
ままに該モードが一定時間以上持続したとき画面表示を
消して第2の省電力モードに遷移させ、そして第2の省
電力モードにおいて、前記カバー開閉監視部がカバーの
開かれていることを検出した場合は、第1の省電力モー
ドに遷移させる制御を行うことを特徴とする電子機器。 - 【請求項2】 前記モード制御部は、第1の省電力モー
ドあるいは第2の省電力モードにおいてキー入力があっ
た場合は、CPUクロックが発生して通常モードへ遷移
させる制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の電
子機器。 - 【請求項3】 CPUが通常動作状態にある通常モード
と、CPUのクロックを停止させて画面表示は維持する
状態の第1の省電力モードと、画面表示とCPUクロッ
クの双方を停止させる第2の省電力モードとを有し、前
記各モード間の遷移制御を行う電子機器の省電力方法で
あって、 CPUの通常モードの動作状態でキー入力が一定時間以
上なく、かつ前記カバー開閉監視部がカバーが閉じられ
ていることを検出したとき、CPUのクロックを停止さ
せて第1の省電力モードに遷移させ、さらに第1の省電
力モードにおいてキー入力がないままに該モードが一定
時間以上持続したとき画面表示を消して第2の省電力モ
ード遷移させ、そして第2の省電力モードにおいて、前
記カバー開閉監視部がカバーの開かれていることを検出
した場合は、第1の省電力モードに遷移させる制御を行
うことを特徴とする電子機器の省電力方法。 - 【請求項4】 第1の省電力モードあるいは第2の省電
力モードにおいてキー入力があった場合は、CPUクロ
ックを発生して通常モードへ遷移させる制御を行うこと
を特徴とする請求項3に記載の電子機器の省電力方法。
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---|---|---|---|
JP11673693A JP3523289B2 (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 電子機器及び電子機器の省電力方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11673693A JP3523289B2 (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 電子機器及び電子機器の省電力方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH06332564A JPH06332564A (ja) | 1994-12-02 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11673693A Expired - Fee Related JP3523289B2 (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 電子機器及び電子機器の省電力方法 |
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JP4834187B1 (ja) | 2010-05-19 | 2011-12-14 | シャープ株式会社 | 再生装置、表示装置、テレビジョン受像機、システム、認識方法、プログラム、及び、記録媒体 |
JP2012118891A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Lenovo Singapore Pte Ltd | コンピュータの消費電力の低減方法およびコンピュータ |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP11673693A patent/JP3523289B2/ja not_active Expired - Fee Related
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