JP3510027B2 - 放射線感応性混合物 - Google Patents
放射線感応性混合物Info
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- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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- G03F7/0045—Photosensitive materials with organic non-macromolecular light-sensitive compounds not otherwise provided for, e.g. dissolution inhibitors
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Description
【0001】本発明は、必須成分として下記a)および
b)を含有する、放射線感応性、特に感光性(radiation
-sensitve)、の混合物に関する。 a)少なくとも1個の、酸により開裂し得るC−O−C
結合を有する化合物、および b)化学放射線(actinic radiation)に露出することに
より強酸を形成する化合物
b)を含有する、放射線感応性、特に感光性(radiation
-sensitve)、の混合物に関する。 a)少なくとも1個の、酸により開裂し得るC−O−C
結合を有する化合物、および b)化学放射線(actinic radiation)に露出することに
より強酸を形成する化合物
【0002】露光区域が非露光区域よりも水性アルカリ
現像液に対する溶解性が高くなるポジ型感光性混合物は
公知である。特に、o−キノンジアジドを基剤とするポ
ジ型記録材料が実際に使用されている。
現像液に対する溶解性が高くなるポジ型感光性混合物は
公知である。特に、o−キノンジアジドを基剤とするポ
ジ型記録材料が実際に使用されている。
【0003】これらの材料の感光性は、不十分であるこ
とが多い。触媒活性のある感光性系を使用することによ
り、その様な系における量子収量が1より大きくなるの
で、感光性を増加させることができる。そこで、最近で
はポジ型系に、光分解により形成された酸を使用して二
次反応を開始し、それによって露光区域の溶解度増加を
引き起こす公知の原理が使用されている。これらの条件
下では、光化学的に形成された強酸により、酸に敏感な
化合物が開裂し、その開裂生成物は、本来の化合物より
も水性現像剤に対する溶解度が高い。
とが多い。触媒活性のある感光性系を使用することによ
り、その様な系における量子収量が1より大きくなるの
で、感光性を増加させることができる。そこで、最近で
はポジ型系に、光分解により形成された酸を使用して二
次反応を開始し、それによって露光区域の溶解度増加を
引き起こす公知の原理が使用されている。これらの条件
下では、光化学的に形成された強酸により、酸に敏感な
化合物が開裂し、その開裂生成物は、本来の化合物より
も水性現像剤に対する溶解度が高い。
【0004】ヒドロキシルまたはアミノ成分として低分
子量および高分子量のアセタールおよびO,N−アセタ
ールを含む芳香族化合物(US−A 377977
8)、およびオルトエステルおよびアミドアセタール
(DE−C 2610842)も酸開裂性化合物として
使用されている。放射線感応性ポジ型混合物は、重合体
状オルトエステル(EP−B 0022571)重合体
状脂肪族アセタール(DE−C 2718254)を使
用しても得られる。その様な混合物は、酸触媒作用によ
る分裂で形成された開裂生成物が水性アルカリにあまり
溶解せず、したがってその様な層を現像する際に問題を
引き起こすので、不十分である場合が多い。さらに、上
記の化合物の多くは、入手が困難である。また、問題と
する記録材料の未露光状態における貯蔵寿命が不十分な
場合もある。
子量および高分子量のアセタールおよびO,N−アセタ
ールを含む芳香族化合物(US−A 377977
8)、およびオルトエステルおよびアミドアセタール
(DE−C 2610842)も酸開裂性化合物として
使用されている。放射線感応性ポジ型混合物は、重合体
状オルトエステル(EP−B 0022571)重合体
状脂肪族アセタール(DE−C 2718254)を使
用しても得られる。その様な混合物は、酸触媒作用によ
る分裂で形成された開裂生成物が水性アルカリにあまり
溶解せず、したがってその様な層を現像する際に問題を
引き起こすので、不十分である場合が多い。さらに、上
記の化合物の多くは、入手が困難である。また、問題と
する記録材料の未露光状態における貯蔵寿命が不十分な
場合もある。
【0005】光化学的酸電子供与体を含む混合物中でポ
ジ型に機能する、酸に敏感なtert−ブチル炭酸塩基
またはtert−ブチルカルボン酸エステル基を含む重
合体は、EP−B 0102450およびEP−A 0
366590に記載されている。この原理を分子量が5
00未満の分子と従来のバインダーの組合せに当てはめ
たものが、EP−B 0249139に記載されてい
る。その様な系にも欠点が無い訳ではない。o−キノン
ジアジドと比較してバインダーマトリックスの溶解阻止
性が低下するので、現像剤に対する非露光区域の耐性が
著しく低くなり(いわゆる暗浸蝕)、その結果、露光区
域および非露光区域間の差が乏しくなる。
ジ型に機能する、酸に敏感なtert−ブチル炭酸塩基
またはtert−ブチルカルボン酸エステル基を含む重
合体は、EP−B 0102450およびEP−A 0
366590に記載されている。この原理を分子量が5
00未満の分子と従来のバインダーの組合せに当てはめ
たものが、EP−B 0249139に記載されてい
る。その様な系にも欠点が無い訳ではない。o−キノン
ジアジドと比較してバインダーマトリックスの溶解阻止
性が低下するので、現像剤に対する非露光区域の耐性が
著しく低くなり(いわゆる暗浸蝕)、その結果、露光区
域および非露光区域間の差が乏しくなる。
【0006】本発明の目的は、化学放射線、特に単波長
光、に対する感度が高く、露光区域および非露光区域間
に良好な差を付けることができ、未露光状態における貯
蔵安定性が優れた、新規な放射線感応性混合物を提供す
ることである。本説明の範囲内で、化学放射線とは、エ
ネルギーが少なくとも可視光線のエネルギーに匹敵する
すべての放射線を意味する。特に長波長のUV放射線が
適当であるが、電子放射線、X線およびレーザー放射線
も適当である。
光、に対する感度が高く、露光区域および非露光区域間
に良好な差を付けることができ、未露光状態における貯
蔵安定性が優れた、新規な放射線感応性混合物を提供す
ることである。本説明の範囲内で、化学放射線とは、エ
ネルギーが少なくとも可視光線のエネルギーに匹敵する
すべての放射線を意味する。特に長波長のUV放射線が
適当であるが、電子放射線、X線およびレーザー放射線
も適当である。
【0007】本発明は、必須成分として、下記a)およ
びb)を含有する、放射線感応性混合物に関する。 a)少なくとも1個の、酸により開裂し得るC−O−C
結合を有する化合物、および b)化学放射線に露出することにより強酸を形成する化
合物。
びb)を含有する、放射線感応性混合物に関する。 a)少なくとも1個の、酸により開裂し得るC−O−C
結合を有する化合物、および b)化学放射線に露出することにより強酸を形成する化
合物。
【0008】本発明の混合物は、化合物(a)が式Iの
化合物である混合物である。 (式中、 R1 は必要に応じて置換されたアルキル基であり、 R2 は水素原子または必要に応じて置換された、炭素数
1〜4のアルキル基であり、 R3 はn価の、必要に応じて重合体の、脂肪族または芳
香族基であり、 nは1〜100の数である。)
化合物である混合物である。 (式中、 R1 は必要に応じて置換されたアルキル基であり、 R2 は水素原子または必要に応じて置換された、炭素数
1〜4のアルキル基であり、 R3 はn価の、必要に応じて重合体の、脂肪族または芳
香族基であり、 nは1〜100の数である。)
【0009】式Iの化合物で、基Rは、飽和または不飽
和で、直鎖または分枝鎖の、置換、または非置換アルキ
ル基でよい。置換基としては、ハロゲン原子、特にフッ
素原子、炭素数1〜4のアルコキシ基、およびフェニル
基が適当である。R1 中の炭素原子の総数は10を超え
るべきではない。特に好ましいのは、不飽和で直鎖また
は分枝鎖の、炭素数1〜6、特に1〜4、のアルキル基
R1 であり、第2級または第3級アルキル基が特に有利
である。
和で、直鎖または分枝鎖の、置換、または非置換アルキ
ル基でよい。置換基としては、ハロゲン原子、特にフッ
素原子、炭素数1〜4のアルコキシ基、およびフェニル
基が適当である。R1 中の炭素原子の総数は10を超え
るべきではない。特に好ましいのは、不飽和で直鎖また
は分枝鎖の、炭素数1〜6、特に1〜4、のアルキル基
R1 であり、第2級または第3級アルキル基が特に有利
である。
【0010】基R2 は、好ましくはハロゲン原子、また
はメチルまたはエチル基である。
はメチルまたはエチル基である。
【0011】低分子量アシラールで、nは1〜4の数、
好ましくは2または3である。
好ましくは2または3である。
【0012】R3 は、低分子量の基であっても、または
高分子量の基であってもよい。低分子量の基としては、
R3 は例えば脂肪族、環状脂肪族または芳香族である。
少なくとも1個の、好ましくは1〜3個の、芳香族核、
すなわちベンゼン環、を含む基が好ましい。これらの基
は、縮合により、または中間構成員で結合することによ
り、互いに接続することができる。中間構成員はとりわ
け、単結合または基−O−、−S−、−SO−、−SO
2 −、−SO2 −O−、−CO−または−C(R4 )
(R5 )−の一つでよい(ここでR4 およびR5 は、同
一であるか、または異なるものであって、水素原子、メ
チル基またはトリフルオロメチル基である)。芳香族核
は、例えばハロゲン原子、炭素数1〜3のアルキルまた
はアルコキシ基、炭素数2〜5のアルカノイルまたはア
ルコキシカルボニル基、あるいはカルボキシル基により
置換されていてもよい。
高分子量の基であってもよい。低分子量の基としては、
R3 は例えば脂肪族、環状脂肪族または芳香族である。
少なくとも1個の、好ましくは1〜3個の、芳香族核、
すなわちベンゼン環、を含む基が好ましい。これらの基
は、縮合により、または中間構成員で結合することによ
り、互いに接続することができる。中間構成員はとりわ
け、単結合または基−O−、−S−、−SO−、−SO
2 −、−SO2 −O−、−CO−または−C(R4 )
(R5 )−の一つでよい(ここでR4 およびR5 は、同
一であるか、または異なるものであって、水素原子、メ
チル基またはトリフルオロメチル基である)。芳香族核
は、例えばハロゲン原子、炭素数1〜3のアルキルまた
はアルコキシ基、炭素数2〜5のアルカノイルまたはア
ルコキシカルボニル基、あるいはカルボキシル基により
置換されていてもよい。
【0013】R3 が脂肪族基である場合、それは一般的
に炭素数1〜10、好ましくは1〜6、のものであり、
エーテル性酸素原子またはフェニレン基により中断され
ていてよく、二重結合を含む。環状脂肪族基R3 として
適当なのは、好ましくは5または6員環を含む基であ
り、必要に応じて同等の中間構成員、例えば芳香族環、
により結合された1または2個の環を含むことができ
る。
に炭素数1〜10、好ましくは1〜6、のものであり、
エーテル性酸素原子またはフェニレン基により中断され
ていてよく、二重結合を含む。環状脂肪族基R3 として
適当なのは、好ましくは5または6員環を含む基であ
り、必要に応じて同等の中間構成員、例えば芳香族環、
により結合された1または2個の環を含むことができ
る。
【0014】R3 が重合体状基である場合、横方向のカ
ルボキシル基を有する単位を約100まで含むことがで
き、単独重合体または共重合体から誘導することができ
る。コモノマー単位としては、例えばオレフィン、ビニ
ルエーテル、ビニルエステル、(メタ)アクリル酸エス
テル、マレイン酸エステルまたはビニル芳香族化合物か
らなる非酸性ビニルモノマー単位が適当である。カルボ
ン酸単位は、α,β−不飽和カルボン酸、例えば(メ
タ)アクリル酸、マレイン酸または無水マレイン酸、ク
ロトン酸、ビニル安息香酸、およびその他、から誘導す
ることができる。カルボキシル基を含む重合体の分子量
は、5000〜200000、好ましくは20000〜
100000、の範囲内でよい。(メタ)アクリル酸と
(メタ)アクリル酸エステルの共重合体が特に好まし
い。
ルボキシル基を有する単位を約100まで含むことがで
き、単独重合体または共重合体から誘導することができ
る。コモノマー単位としては、例えばオレフィン、ビニ
ルエーテル、ビニルエステル、(メタ)アクリル酸エス
テル、マレイン酸エステルまたはビニル芳香族化合物か
らなる非酸性ビニルモノマー単位が適当である。カルボ
ン酸単位は、α,β−不飽和カルボン酸、例えば(メ
タ)アクリル酸、マレイン酸または無水マレイン酸、ク
ロトン酸、ビニル安息香酸、およびその他、から誘導す
ることができる。カルボキシル基を含む重合体の分子量
は、5000〜200000、好ましくは20000〜
100000、の範囲内でよい。(メタ)アクリル酸と
(メタ)アクリル酸エステルの共重合体が特に好まし
い。
【0015】酸により開裂し得るアシラールは、基本的
なカルボン酸R3 (COOH)n と式R1 −CO−O−
CHR2 −X(式中、Xはハロゲン原子、特にClまた
はBr、である)のカルボン酸エステルとの反応により
製造される。反応は有機塩基、例えば1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)、
の存在下で行なう。R1 =tert−ブチルを含むエス
テルは、カルボニル基の立体スクリーニングにより副反
応の傾向が大幅に抑制されるので、特に適している。重
合体アシラールは、アシラール基を含むモノマーの重合
によっても製造できる。原則的に、本発明の混合物にお
ける酸により開裂し得る化合物として、主鎖中にアシラ
ール基を含む重合体も使用できる。
なカルボン酸R3 (COOH)n と式R1 −CO−O−
CHR2 −X(式中、Xはハロゲン原子、特にClまた
はBr、である)のカルボン酸エステルとの反応により
製造される。反応は有機塩基、例えば1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)、
の存在下で行なう。R1 =tert−ブチルを含むエス
テルは、カルボニル基の立体スクリーニングにより副反
応の傾向が大幅に抑制されるので、特に適している。重
合体アシラールは、アシラール基を含むモノマーの重合
によっても製造できる。原則的に、本発明の混合物にお
ける酸により開裂し得る化合物として、主鎖中にアシラ
ール基を含む重合体も使用できる。
【0016】適当なR1 −CO−O−CHR2 −Xカル
ボン酸エステルの例は、ピバル酸クロロメチルおよびピ
バル酸1−ブロモエチルである。R3 (COOH)n カ
ルボン酸として適当なのは、脂肪族モノ−またはポリカ
ルボン酸、例えばヘキサン酸、マロン酸、プロパントリ
カルボン酸または1,2,3,4−ブタンテトラカルボ
ン酸および環状脂肪族カルボン酸、例えば1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸、である。特に好ましいのは、
芳香族モノ−およびポリカルボン酸、例えば安息香酸、
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ベンゼン−
1,3,5−トリカルボン酸、1,2,4,5−ベンゼ
ンテトラカルボン酸、ナフタレン−1−カルボン酸、ナ
フタレン−2−カルボン酸、ナフタレン−1,4−ジカ
ルボン酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタ
レン−1,8−ジカルボン酸、ナフタレントリカルボン
酸、ナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸、
ビフェニル−4−カルボン酸、ビフェニル−4,4´−
ジカルボン酸、ジフェニルエーテル−4,4´−ジカル
ボン酸、ベンゾフェノン−2−、−3−および−4−カ
ルボン酸、4−カルボキシフェニル4−カルボキシベン
ゼンスルホネート、ビス(4−カルボキシフェニル)ス
ルホン、ビス(4−カルボキシフェニル)メタンおよび
2,2−ビス(4−カルボキシフェニル)プロパン、で
ある。一般的に、一方で、アシラールを形成する所望の
反応に入る様に選択した条件下で十分に求核性であり、
他方、カルボキシル基の他に、選択した反応条件下でR
1 −CO−O−CHR2 −Xカルボン酸エステルと反応
し得る基を含まないモノ−またはポリカルボン酸が適当
である。
ボン酸エステルの例は、ピバル酸クロロメチルおよびピ
バル酸1−ブロモエチルである。R3 (COOH)n カ
ルボン酸として適当なのは、脂肪族モノ−またはポリカ
ルボン酸、例えばヘキサン酸、マロン酸、プロパントリ
カルボン酸または1,2,3,4−ブタンテトラカルボ
ン酸および環状脂肪族カルボン酸、例えば1,4−シク
ロヘキサンジカルボン酸、である。特に好ましいのは、
芳香族モノ−およびポリカルボン酸、例えば安息香酸、
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ベンゼン−
1,3,5−トリカルボン酸、1,2,4,5−ベンゼ
ンテトラカルボン酸、ナフタレン−1−カルボン酸、ナ
フタレン−2−カルボン酸、ナフタレン−1,4−ジカ
ルボン酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタ
レン−1,8−ジカルボン酸、ナフタレントリカルボン
酸、ナフタレン−1,4,5,8−テトラカルボン酸、
ビフェニル−4−カルボン酸、ビフェニル−4,4´−
ジカルボン酸、ジフェニルエーテル−4,4´−ジカル
ボン酸、ベンゾフェノン−2−、−3−および−4−カ
ルボン酸、4−カルボキシフェニル4−カルボキシベン
ゼンスルホネート、ビス(4−カルボキシフェニル)ス
ルホン、ビス(4−カルボキシフェニル)メタンおよび
2,2−ビス(4−カルボキシフェニル)プロパン、で
ある。一般的に、一方で、アシラールを形成する所望の
反応に入る様に選択した条件下で十分に求核性であり、
他方、カルボキシル基の他に、選択した反応条件下でR
1 −CO−O−CHR2 −Xカルボン酸エステルと反応
し得る基を含まないモノ−またはポリカルボン酸が適当
である。
【0017】本発明のポジ型放射線感応性混合物を製造
するには、前記の式 [R1 −CO−O−CHR2 −O−CO−]n R3 の高分子量または低分子量アシラールを、光化学的に、
または高エネルギー光線に露出することにより、酸を形
成する物質と、および必要に応じてバインダーと混合す
る。混合物の総固体成分中におけるアシラールの量的比
率は、10〜95重量%、好ましくは30〜90重量
%、でよく、バインダーを使用する場合、5〜50重量
%、好ましくは10〜30重量%、でよい。異なったア
シラールまたはアシラールの混合物を使用することによ
り、それによって製造される記録材料の材料特性を大幅
に変えることができる。露光した複写層用の現像液とし
てアルカリ水溶液を使用するのが有利であり、その様な
溶液は有機溶剤系の現像剤よりも一般的に好ましいの
で、特に、水性アルカリに可溶であるか、または水性ア
ルカリ中で少なくとも膨潤し得るバインダーが好まし
い。
するには、前記の式 [R1 −CO−O−CHR2 −O−CO−]n R3 の高分子量または低分子量アシラールを、光化学的に、
または高エネルギー光線に露出することにより、酸を形
成する物質と、および必要に応じてバインダーと混合す
る。混合物の総固体成分中におけるアシラールの量的比
率は、10〜95重量%、好ましくは30〜90重量
%、でよく、バインダーを使用する場合、5〜50重量
%、好ましくは10〜30重量%、でよい。異なったア
シラールまたはアシラールの混合物を使用することによ
り、それによって製造される記録材料の材料特性を大幅
に変えることができる。露光した複写層用の現像液とし
てアルカリ水溶液を使用するのが有利であり、その様な
溶液は有機溶剤系の現像剤よりも一般的に好ましいの
で、特に、水性アルカリに可溶であるか、または水性ア
ルカリ中で少なくとも膨潤し得るバインダーが好まし
い。
【0018】バインダーとして特に適当なのは、多くの
ポジ型複写材料に使用されるフェノール樹脂、特にクレ
ゾール−ホルムアルデヒドノボラック(DIN 531
81による融解範囲105〜120℃)およびフェノー
ル−ホルムアルデヒドノボラック樹脂(DIN 531
81による融解範囲110〜120℃)、である。フェ
ノール性OH基を含む重合体、例えばポリヒドロキシス
チレンおよびその中性脂肪族または芳香族モノマーとの
共重合体、も適当である。
ポジ型複写材料に使用されるフェノール樹脂、特にクレ
ゾール−ホルムアルデヒドノボラック(DIN 531
81による融解範囲105〜120℃)およびフェノー
ル−ホルムアルデヒドノボラック樹脂(DIN 531
81による融解範囲110〜120℃)、である。フェ
ノール性OH基を含む重合体、例えばポリヒドロキシス
チレンおよびその中性脂肪族または芳香族モノマーとの
共重合体、も適当である。
【0019】水に不溶なバインダーの性質および量は、
用途に応じて異なるが、一般的に総固体成分に対するそ
の比率は0〜95重量%、好ましくは20〜90重量
%、である。酸により開裂し得るアシラール自体が重合
体ではない場合、一般的に50〜95重量%、好ましく
は70〜90重量%、のバインダーを一般的に使用す
る。
用途に応じて異なるが、一般的に総固体成分に対するそ
の比率は0〜95重量%、好ましくは20〜90重量
%、である。酸により開裂し得るアシラール自体が重合
体ではない場合、一般的に50〜95重量%、好ましく
は70〜90重量%、のバインダーを一般的に使用す
る。
【0020】また本発明の混合物には、酸に露出するこ
とによりアルカリ溶解性が増加するバインダーも適当で
ある。その様なバインダーは、例えば、市販のポリヒド
ロキシスチレンバインダーのフェノール性OH基に、ア
ルカリ溶解性を下げる酸に対して不安定な基を与えるこ
とにより製造することができる。
とによりアルカリ溶解性が増加するバインダーも適当で
ある。その様なバインダーは、例えば、市販のポリヒド
ロキシスチレンバインダーのフェノール性OH基に、ア
ルカリ溶解性を下げる酸に対して不安定な基を与えるこ
とにより製造することができる。
【0021】しかし、他のアルカリ可溶樹脂、例えばメ
タクリル酸とメタクリル酸メチル、酢酸ビニルとクロト
ン酸、無水マレイン酸とスチレンの共重合体などもバイ
ンダーとして適当である。
タクリル酸とメタクリル酸メチル、酢酸ビニルとクロト
ン酸、無水マレイン酸とスチレンの共重合体などもバイ
ンダーとして適当である。
【0022】本発明の放射線感応性混合物を製造するに
は、アシラール基を含む酸−開裂性化合物をバインダー
および光化学的に、または高エネルギー放射線に露出す
ることにより強酸を形成する物質と混合する。アシラー
ル自体が重合体である場合、バインダーの添加は不要で
ある。この場合、重合体状アシラールは遊離のカルボキ
シル基を含むこともできるが、その必要は無い。という
のは、アシラール基の開裂が光により誘発される場合、
露光生成物をアルカリ可溶性にするのに十分な遊離カル
ボキシル基が形成されるためである。
は、アシラール基を含む酸−開裂性化合物をバインダー
および光化学的に、または高エネルギー放射線に露出す
ることにより強酸を形成する物質と混合する。アシラー
ル自体が重合体である場合、バインダーの添加は不要で
ある。この場合、重合体状アシラールは遊離のカルボキ
シル基を含むこともできるが、その必要は無い。という
のは、アシラール基の開裂が光により誘発される場合、
露光生成物をアルカリ可溶性にするのに十分な遊離カル
ボキシル基が形成されるためである。
【0023】さらに、本発明の放射線感応性混合物に
は、他の多くの重合体、好ましくはビニル重合体、例え
ばポリ酢酸ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、
ポリビニルエーテルおよびポリビニルピロリドン、を使
用することができるが、これらの重合体自体もコモノマ
ーで変性することができる。これらの重合体の最も好ま
しい比率は、使用上の必要条件および現像条件に対する
影響により異なるが、一般的に総固体含有量の20%以
下である。少量の場合、感光層はさらに、特殊な条件、
例えばたわみ性、密着性、光沢、等、を満たすために、
ポリグリコール、セルロース誘導体(例えばエチルセル
ロース)、湿潤剤、染料、および細かく分割した顔料の
様な物質を含むこともできる。
は、他の多くの重合体、好ましくはビニル重合体、例え
ばポリ酢酸ビニル、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、
ポリビニルエーテルおよびポリビニルピロリドン、を使
用することができるが、これらの重合体自体もコモノマ
ーで変性することができる。これらの重合体の最も好ま
しい比率は、使用上の必要条件および現像条件に対する
影響により異なるが、一般的に総固体含有量の20%以
下である。少量の場合、感光層はさらに、特殊な条件、
例えばたわみ性、密着性、光沢、等、を満たすために、
ポリグリコール、セルロース誘導体(例えばエチルセル
ロース)、湿潤剤、染料、および細かく分割した顔料の
様な物質を含むこともできる。
【0024】本発明の放射線感応性混合物で、照射によ
り好ましくは強酸を形成または放出する放射線感応性成
分として使用するのに、数多くの公知の化合物および混
合物、例えばオニウム塩、例えばジアゾニウム、ホスホ
ニウム、スルホニウムおよびヨードニウム塩、ハロゲン
化合物、塩化(o−キノンジアジド)スルホニル、(o
−キノンジアジド)スルホン酸塩および(o−キノンジ
アジド)スルホンアミドおよび有機金属/有機ハロゲ
ン、の組合せが適当である。
り好ましくは強酸を形成または放出する放射線感応性成
分として使用するのに、数多くの公知の化合物および混
合物、例えばオニウム塩、例えばジアゾニウム、ホスホ
ニウム、スルホニウムおよびヨードニウム塩、ハロゲン
化合物、塩化(o−キノンジアジド)スルホニル、(o
−キノンジアジド)スルホン酸塩および(o−キノンジ
アジド)スルホンアミドおよび有機金属/有機ハロゲ
ン、の組合せが適当である。
【0025】上記のオニウム化合物は、原則として、そ
れらの有機溶剤に可溶な塩、例えばスルホン酸塩、トリ
フルオロメタンスルホン酸塩およびヘキサフルオロプロ
パンスルホン酸塩、の形態で、または複合酸(例えばテ
トラフルオロホウ酸、ヘキサフルオロリン酸、ヘキサフ
ルオロアンチモン酸およびヘキサフルオロヒ酸)との沈
殿生成物として使用するが、ジアゾニウム塩が特に好ま
しい。
れらの有機溶剤に可溶な塩、例えばスルホン酸塩、トリ
フルオロメタンスルホン酸塩およびヘキサフルオロプロ
パンスルホン酸塩、の形態で、または複合酸(例えばテ
トラフルオロホウ酸、ヘキサフルオロリン酸、ヘキサフ
ルオロアンチモン酸およびヘキサフルオロヒ酸)との沈
殿生成物として使用するが、ジアゾニウム塩が特に好ま
しい。
【0026】しかし、ポジ型o−キノンジアジドのハロ
ゲン化物、エステルおよびアミドも使用できる。この群
の中で、塩化(ナフトキノン1,2ジアジド(2))−
4−スルホニルが好ましい。
ゲン化物、エステルおよびアミドも使用できる。この群
の中で、塩化(ナフトキノン1,2ジアジド(2))−
4−スルホニルが好ましい。
【0027】基本的に、ハロゲン化水素酸を形成するハ
ロゲン含有放射線感応性化合物として、光化学的フリー
ラジカル開始剤とも呼ばれるすべてのハロゲン化合物、
例えば炭素原子上または芳香族環上に1個を超えるハロ
ゲン原子を含む化合物、を使用することができる。それ
らの例は、US−A 3779778、DE−C 26
10842およびDE−A 2718259およびDE
−A 2243621に記載されている。これらのハロ
ゲン含有化合物の感度は、公知の増感剤によりスペクト
ル的に影響を与え、増加させることができる。
ロゲン含有放射線感応性化合物として、光化学的フリー
ラジカル開始剤とも呼ばれるすべてのハロゲン化合物、
例えば炭素原子上または芳香族環上に1個を超えるハロ
ゲン原子を含む化合物、を使用することができる。それ
らの例は、US−A 3779778、DE−C 26
10842およびDE−A 2718259およびDE
−A 2243621に記載されている。これらのハロ
ゲン含有化合物の感度は、公知の増感剤によりスペクト
ル的に影響を与え、増加させることができる。
【0028】本発明の放射線感応性混合物に特に適当な
酸電子供与体は、塩化(ナフトキノン1,2−ジアジド
(2))−4−スルホニル、4−(ジ−n−プロピルア
ミノ)ベンゼンジアゾニウムのテトラフルオロホウ酸
塩、ヘキサフルオロリン酸塩およびトリフルオロメタン
スルホン酸塩、2,5−ジエトキシ−4−(4−トリル
メルカプト)−ベンゼンジアゾニウムのテトラフルオロ
ホウ酸塩、ヘキサフルオロリン酸塩、トリフルオロメタ
ンスルホン酸塩およびヘキサフルオロプロパンスルホン
酸塩、硫酸ジフェニルアミン−4−ジアゾニウムおよび
トリフルオロメタンスルホン酸4−ジエチルアミノベン
ゼンジアゾニウム、および例に記載する化合物である。
4−メチル−6−トリクロロメチル−2−ピロン、4−
(3,4,5−トリメトキシスチリル)−6−トリクロ
ロメチル−2−ピロン、2−トリクロロメチルベンズイ
ミダゾール、2−トリブロモメチルキノロン、2,4−
ジメチル−1−トリブロモアセチルベンゼン、3−ニト
ロ−1−トリブロモアセチルベンゼン、4,6−ビス−
トリクロロメチル−s−トリアジン類、例えば2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)−、2−(1−ナフチル)
−、2−(4−エトキシエチル−1−ナフチル)−、2
−(3−ベンゾピラニル)−、2−(9−フェナントリ
ル)−および2−(4−メトキシ−1−アントラシル)
−4,6−ビス−トリクロロメチル−s−トリアジン、
も使用できる。
酸電子供与体は、塩化(ナフトキノン1,2−ジアジド
(2))−4−スルホニル、4−(ジ−n−プロピルア
ミノ)ベンゼンジアゾニウムのテトラフルオロホウ酸
塩、ヘキサフルオロリン酸塩およびトリフルオロメタン
スルホン酸塩、2,5−ジエトキシ−4−(4−トリル
メルカプト)−ベンゼンジアゾニウムのテトラフルオロ
ホウ酸塩、ヘキサフルオロリン酸塩、トリフルオロメタ
ンスルホン酸塩およびヘキサフルオロプロパンスルホン
酸塩、硫酸ジフェニルアミン−4−ジアゾニウムおよび
トリフルオロメタンスルホン酸4−ジエチルアミノベン
ゼンジアゾニウム、および例に記載する化合物である。
4−メチル−6−トリクロロメチル−2−ピロン、4−
(3,4,5−トリメトキシスチリル)−6−トリクロ
ロメチル−2−ピロン、2−トリクロロメチルベンズイ
ミダゾール、2−トリブロモメチルキノロン、2,4−
ジメチル−1−トリブロモアセチルベンゼン、3−ニト
ロ−1−トリブロモアセチルベンゼン、4,6−ビス−
トリクロロメチル−s−トリアジン類、例えば2−(6
−メトキシ−2−ナフチル)−、2−(1−ナフチル)
−、2−(4−エトキシエチル−1−ナフチル)−、2
−(3−ベンゾピラニル)−、2−(9−フェナントリ
ル)−および2−(4−メトキシ−1−アントラシル)
−4,6−ビス−トリクロロメチル−s−トリアジン、
も使用できる。
【0029】開始剤の量も、その化学的性質および混合
物の組成により非常に異なることがある。一般的に、総
固体成分に対して約0.1〜40重量%、好ましくは
0.2〜25重量%、を使用する。特に、厚さが10μ
mを超える層に関しては、比較的少量の酸電子供与体を
使用するのが好ましい。
物の組成により非常に異なることがある。一般的に、総
固体成分に対して約0.1〜40重量%、好ましくは
0.2〜25重量%、を使用する。特に、厚さが10μ
mを超える層に関しては、比較的少量の酸電子供与体を
使用するのが好ましい。
【0030】最後に、可溶性であるか、あるいは細かく
分割した分散性の染料、および使用目的に応じて、UV
吸収剤も感光性混合物に加えることができる。染料とし
ては、カルビノール塩基の形態のトリフェニルメタン染
料が特に有利であることが分かった。成分の最も好まし
い量的比率は、それぞれの場合に予備実験により容易に
決定することができる。
分割した分散性の染料、および使用目的に応じて、UV
吸収剤も感光性混合物に加えることができる。染料とし
ては、カルビノール塩基の形態のトリフェニルメタン染
料が特に有利であることが分かった。成分の最も好まし
い量的比率は、それぞれの場合に予備実験により容易に
決定することができる。
【0031】本発明の放射線感応性混合物に適当な溶剤
は、(イ)ケトン、例えばメチルエチルケトン、(ロ)
塩素化炭化水素、例えばトリクロロエチレンおよび1,
1,1−トリクロロエタン、(ハ)アルコール、例えば
n−プロパノール、(ニ)エーテル、例えばテトラヒド
ロフラン、(ホ)アルコールエーテル、例えばプロピレ
ンまたはエチレングリコールモノメチルエーテル、およ
び(ヘ)エステル、例えば酢酸ブチル、である。特殊な
目的のために、さらに例えばアセトニトリル、ジオキサ
ンまたはジメチルホルムアミドなどの溶剤を含む混合物
を使用することも可能である。原則的に、層成分と不可
逆的に反応しないすべての溶剤を使用することができ
る。
は、(イ)ケトン、例えばメチルエチルケトン、(ロ)
塩素化炭化水素、例えばトリクロロエチレンおよび1,
1,1−トリクロロエタン、(ハ)アルコール、例えば
n−プロパノール、(ニ)エーテル、例えばテトラヒド
ロフラン、(ホ)アルコールエーテル、例えばプロピレ
ンまたはエチレングリコールモノメチルエーテル、およ
び(ヘ)エステル、例えば酢酸ブチル、である。特殊な
目的のために、さらに例えばアセトニトリル、ジオキサ
ンまたはジメチルホルムアミドなどの溶剤を含む混合物
を使用することも可能である。原則的に、層成分と不可
逆的に反応しないすべての溶剤を使用することができ
る。
【0032】他のポジ型層、特にo−ナフトキノンジア
ジド系の層、と比較して、本発明の混合物は、その感光
性が厚さにあまり左右されず、厚い層の製造が可能なの
で有利である。厚さが約100μm以上までの層を露光
し、処理することができる。
ジド系の層、と比較して、本発明の混合物は、その感光
性が厚さにあまり左右されず、厚い層の製造が可能なの
で有利である。厚さが約100μm以上までの層を露光
し、処理することができる。
【0033】厚さが10μmを超える層に好ましい基材
は、転写層用の一時的基材として役立つプラスチックフ
ィルムである。転写層用およびカラーフィルム用には、
ポリエステルフィルム、例えばポリエチレンテレフタレ
ートからなるフィルム、が好ましい。ポリオレフィンフ
ィルム、例えばポリプロピレンフィルム、も適当であ
る。金属は一般的に、厚さが約10μm未満の層の層基
材として使用する。オフセット印刷板には、機械的また
は電気化学的な粗面化を行ない、必要に応じて陽極酸化
し、さらに例えばポリビニルホスホン酸、ケイ酸塩また
はリン酸塩で化学的な前処理を行なったアルミニウム、
および最上層としてCu/Crまたは黄銅/Crを含む
多金属板を使用することができる。凸版印刷板には、本
発明の混合物を亜鉛またはマグネシウム板およびそれら
の市販の、パウダレスエッチング用ミクロクリスタリン
合金、およびエッチング可能なプラスチック、例えばポ
リオキシメチレン、に塗布する。グラビアまたはスクリ
ーン印刷版には、良好な密着性および耐エッチング性が
得られるので、本発明の混合物を銅またはニッケルの表
面に塗布するのが適当である。本発明の混合物は、フォ
トレジストとして、およびケミカルミリングにも使用す
ることができる。
は、転写層用の一時的基材として役立つプラスチックフ
ィルムである。転写層用およびカラーフィルム用には、
ポリエステルフィルム、例えばポリエチレンテレフタレ
ートからなるフィルム、が好ましい。ポリオレフィンフ
ィルム、例えばポリプロピレンフィルム、も適当であ
る。金属は一般的に、厚さが約10μm未満の層の層基
材として使用する。オフセット印刷板には、機械的また
は電気化学的な粗面化を行ない、必要に応じて陽極酸化
し、さらに例えばポリビニルホスホン酸、ケイ酸塩また
はリン酸塩で化学的な前処理を行なったアルミニウム、
および最上層としてCu/Crまたは黄銅/Crを含む
多金属板を使用することができる。凸版印刷板には、本
発明の混合物を亜鉛またはマグネシウム板およびそれら
の市販の、パウダレスエッチング用ミクロクリスタリン
合金、およびエッチング可能なプラスチック、例えばポ
リオキシメチレン、に塗布する。グラビアまたはスクリ
ーン印刷版には、良好な密着性および耐エッチング性が
得られるので、本発明の混合物を銅またはニッケルの表
面に塗布するのが適当である。本発明の混合物は、フォ
トレジストとして、およびケミカルミリングにも使用す
ることができる。
【0034】被覆は、片側または両側に銅をクラッド加
工した絶縁基板からなるプリント回路基板材料上に、必
要に応じて接着促進性の前処理を行なったガラスまたは
セラミック材料上に、およびとりわけ、表面上に窒化物
または酸化物層を有するシリコンウエハー上に、直接あ
るいは一時的基材から乾式層転写により施すことができ
る。さらに、木、織物、および有利には突起を有し、か
つ、アルカリ現像剤に耐性がある多くの材料の表面に被
覆を施すことができる。
工した絶縁基板からなるプリント回路基板材料上に、必
要に応じて接着促進性の前処理を行なったガラスまたは
セラミック材料上に、およびとりわけ、表面上に窒化物
または酸化物層を有するシリコンウエハー上に、直接あ
るいは一時的基材から乾式層転写により施すことができ
る。さらに、木、織物、および有利には突起を有し、か
つ、アルカリ現像剤に耐性がある多くの材料の表面に被
覆を施すことができる。
【0035】被覆後の乾燥には、通常の装置および条件
を適用することができ、約100℃、短時間なら120
℃まで、の温度が、放射線感応性を損なうことなく、許
容できる。
を適用することができ、約100℃、短時間なら120
℃まで、の温度が、放射線感応性を損なうことなく、許
容できる。
【0036】露光には、従来の光源、例えば管状ラン
プ、キセノンパルスランプ、ハロゲン化金属をドーピン
グした水銀蒸気高圧ランプおよびカーボンアークランプ
を使用することができる。さらに、通常の白熱光ランプ
で接触露光する様な、従来の投影および拡大装置中、金
属フィラメントランプで露光することも可能である。露
光は、レーザーのコヒーレント光で行なうこともでき
る。本発明の目的には、UVまたは可視領域で放射され
る、出力が正確なレーザー、例えばアルゴンイオンレー
ザー、クリプトンイオンレーザー、色素レーザー、ヘリ
ウム−カドミウムレーザーおよびエキシマーレーザー、
が適当である。レーザー光線は、特殊な、プログラム化
されたラインおよび/またはラスター運動により制御さ
れる。
プ、キセノンパルスランプ、ハロゲン化金属をドーピン
グした水銀蒸気高圧ランプおよびカーボンアークランプ
を使用することができる。さらに、通常の白熱光ランプ
で接触露光する様な、従来の投影および拡大装置中、金
属フィラメントランプで露光することも可能である。露
光は、レーザーのコヒーレント光で行なうこともでき
る。本発明の目的には、UVまたは可視領域で放射され
る、出力が正確なレーザー、例えばアルゴンイオンレー
ザー、クリプトンイオンレーザー、色素レーザー、ヘリ
ウム−カドミウムレーザーおよびエキシマーレーザー、
が適当である。レーザー光線は、特殊な、プログラム化
されたラインおよび/またはラスター運動により制御さ
れる。
【0037】別の刻印方法は電子線による照射である。
他の多くの有機材料の場合と同様に、電子線は本発明の
混合物を分解し、ラジカル作用により架橋させることが
できるので、溶剤により、あるいはマスターを使用せず
に露光し、現像することにより、非露光部分を除去した
場合に、陰画像が形成される。他方、電子線の強度が極
めて低い、および/または書込み速度が極めて高い場
合、電子線は溶解度が高くなる方向に画像形成する、す
なわち照射された層部分を現像剤により除去することが
できる。最も好ましい条件は、予備実験により容易に選
択することができる。
他の多くの有機材料の場合と同様に、電子線は本発明の
混合物を分解し、ラジカル作用により架橋させることが
できるので、溶剤により、あるいはマスターを使用せず
に露光し、現像することにより、非露光部分を除去した
場合に、陰画像が形成される。他方、電子線の強度が極
めて低い、および/または書込み速度が極めて高い場
合、電子線は溶解度が高くなる方向に画像形成する、す
なわち照射された層部分を現像剤により除去することが
できる。最も好ましい条件は、予備実験により容易に選
択することができる。
【0038】像様に露光または照射された層は、必要に
応じて熱的な後処理の後、市販のナフトキノンジアジド
層およびフォトレジスト用と事実上同じ現像剤を使用し
て除去することができ、あるいはこの新規な層の複写条
件を公知の手段、例えば現像剤およびプログラム化され
たスプレー現像装置に適用することができる。水性現像
溶液は、例えばアルカリ金属のリン酸塩、ケイ酸塩また
は水酸化物、さらに湿潤剤、および極めて少量の有機溶
剤を含むことができる。場合により、純水または溶剤/
水の混合物を現像剤として使用することもできる。最も
好ましい現像剤は、特定の場合に使用する層で実験する
ことにより決定できる。必要であれば、現像を機械的に
促進することもできる。印刷中の耐性および洗出し剤、
削除液およびUV光で硬化される印刷インクに対する耐
性を強化するために、GB−A1154749のジアゾ
層に関して開示されている様に、現像した板を高温で短
時間加熱することができる。
応じて熱的な後処理の後、市販のナフトキノンジアジド
層およびフォトレジスト用と事実上同じ現像剤を使用し
て除去することができ、あるいはこの新規な層の複写条
件を公知の手段、例えば現像剤およびプログラム化され
たスプレー現像装置に適用することができる。水性現像
溶液は、例えばアルカリ金属のリン酸塩、ケイ酸塩また
は水酸化物、さらに湿潤剤、および極めて少量の有機溶
剤を含むことができる。場合により、純水または溶剤/
水の混合物を現像剤として使用することもできる。最も
好ましい現像剤は、特定の場合に使用する層で実験する
ことにより決定できる。必要であれば、現像を機械的に
促進することもできる。印刷中の耐性および洗出し剤、
削除液およびUV光で硬化される印刷インクに対する耐
性を強化するために、GB−A1154749のジアゾ
層に関して開示されている様に、現像した板を高温で短
時間加熱することができる。
【0039】本発明の好ましい放射線感応性混合物およ
びそれらの混合物が含む酸開裂性アシラールの合成の例
を以下に示す。量は重量部で、百分率および重量比は重
量単位で表示する。
びそれらの混合物が含む酸開裂性アシラールの合成の例
を以下に示す。量は重量部で、百分率および重量比は重
量単位で表示する。
【0040】例1〜12
アシラールを形成するためのカルボン酸とピバル酸エス
テルの反応 1当量のカルボン酸をアセトン中に溶解または分散させ
た。カルボン酸単位あたり1.1当量のピバル酸クロロ
メチルまたはピバル酸1−ブロモエチルを加えた。次い
で、カルボン酸単位あたり1.1当量の1,8−ジアザ
ビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)
を0℃で滴下して加えた。反応が完了する(薄層クロマ
トグラフィーにより)まで、室温で、または必要に応じ
てやや高い温度で、しばらく攪拌した。沈殿したDBU
の塩化物または臭化物を吸引濾過した後、溶剤を回転蒸
発装置で留別し、残留物を酢酸エチル中に溶解させ、溶
液を0.1N HCl、NaHCO3 溶液および水で順
次洗浄した。MgSO4 で除湿させた後、濃縮および所
望により再結晶化を行なった。表1に示すアシラールが
得られた。
テルの反応 1当量のカルボン酸をアセトン中に溶解または分散させ
た。カルボン酸単位あたり1.1当量のピバル酸クロロ
メチルまたはピバル酸1−ブロモエチルを加えた。次い
で、カルボン酸単位あたり1.1当量の1,8−ジアザ
ビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)
を0℃で滴下して加えた。反応が完了する(薄層クロマ
トグラフィーにより)まで、室温で、または必要に応じ
てやや高い温度で、しばらく攪拌した。沈殿したDBU
の塩化物または臭化物を吸引濾過した後、溶剤を回転蒸
発装置で留別し、残留物を酢酸エチル中に溶解させ、溶
液を0.1N HCl、NaHCO3 溶液および水で順
次洗浄した。MgSO4 で除湿させた後、濃縮および所
望により再結晶化を行なった。表1に示すアシラールが
得られた。
【0041】
【表1】
【0042】例13
表1に示す化合物を処理して下記の組成、すなわち5.
00重量部のノボラック、1.50重量部の、表1に示
すアシラール、0.25重量部のヘキサフルオロリン酸
4−p−トリルメルカプト−2,5−ジエトキシベンゼ
ンジアゾニウムおよび0.03重量部のクリスタルバイ
オレットベースを125重量部のブタノンに溶解を有す
る溶液を形成させ、電気化学的に粗面化され、陽極酸化
されたアルミニウムの板に塗布し、乾燥加熱炉中、10
0℃で乾燥させ、層厚1.8〜2.0μmを得た。これ
らの板を、濃度階調0.15で13ステップを有する連
続トーンステップウェッジを通し、110cmの距離から
5kWのハロゲン化金属ランプで30秒間露光し、乾燥加
熱炉中、120℃で2分間加熱し、下記の組成を有する
水性アルカリ現像剤で現像した。 5.5重量部のメタケイ酸ナトリウム九水和物 3.4重量部のリン酸三ナトリウム十二水和物 0.4重量部の無水リン酸一ナトリウムおよび 90.7重量部の完全に脱イオンした水 マスターフィルムの陽画像が得られた。
00重量部のノボラック、1.50重量部の、表1に示
すアシラール、0.25重量部のヘキサフルオロリン酸
4−p−トリルメルカプト−2,5−ジエトキシベンゼ
ンジアゾニウムおよび0.03重量部のクリスタルバイ
オレットベースを125重量部のブタノンに溶解を有す
る溶液を形成させ、電気化学的に粗面化され、陽極酸化
されたアルミニウムの板に塗布し、乾燥加熱炉中、10
0℃で乾燥させ、層厚1.8〜2.0μmを得た。これ
らの板を、濃度階調0.15で13ステップを有する連
続トーンステップウェッジを通し、110cmの距離から
5kWのハロゲン化金属ランプで30秒間露光し、乾燥加
熱炉中、120℃で2分間加熱し、下記の組成を有する
水性アルカリ現像剤で現像した。 5.5重量部のメタケイ酸ナトリウム九水和物 3.4重量部のリン酸三ナトリウム十二水和物 0.4重量部の無水リン酸一ナトリウムおよび 90.7重量部の完全に脱イオンした水 マスターフィルムの陽画像が得られた。
【0043】例14
この例は、本発明の放射線感応性混合物がオフセット印
刷板に適していることを示す。電気化学的に粗面化さ
れ、陽極酸化されたアルミニウムの板を、5.00重量
部のノボラック、1.50重量部の、表1に示すアシラ
ール10、0.25重量部の1,1,2,3,3,3−
ヘキサフルオロプロパンスルホン酸4−p−トリルメル
カプト−2,5−ジエトキシベンゼンジアゾニウムおよ
び0.03重量部のクリスタルバイオレットベースを1
25重量部のブタノンに溶解した溶液で被覆し、乾燥加
熱炉中、100℃で加熱し、層厚1.9μmを得た。こ
の板を、濃度階調0.15で13ステップを有する連続
トーンステップウェッジを通し、110cmの距離から5
kWのハロゲン化金属ランプで30秒間露光し、150℃
で3分間加熱し、例13に示す現像剤で30秒間現像し
た。マスターフィルムの陽画像が得られ、連続トーンス
テップウェッジのステップ4は完全にオープンであった
が、ステップ10は完全にカバーされた形態で再現され
た。この板をオフセット印刷機械に取り付けて印刷した
ところ、60000部を超える良好な印刷物が得られた
が、印刷層の摩耗は検出されなかった。
刷板に適していることを示す。電気化学的に粗面化さ
れ、陽極酸化されたアルミニウムの板を、5.00重量
部のノボラック、1.50重量部の、表1に示すアシラ
ール10、0.25重量部の1,1,2,3,3,3−
ヘキサフルオロプロパンスルホン酸4−p−トリルメル
カプト−2,5−ジエトキシベンゼンジアゾニウムおよ
び0.03重量部のクリスタルバイオレットベースを1
25重量部のブタノンに溶解した溶液で被覆し、乾燥加
熱炉中、100℃で加熱し、層厚1.9μmを得た。こ
の板を、濃度階調0.15で13ステップを有する連続
トーンステップウェッジを通し、110cmの距離から5
kWのハロゲン化金属ランプで30秒間露光し、150℃
で3分間加熱し、例13に示す現像剤で30秒間現像し
た。マスターフィルムの陽画像が得られ、連続トーンス
テップウェッジのステップ4は完全にオープンであった
が、ステップ10は完全にカバーされた形態で再現され
た。この板をオフセット印刷機械に取り付けて印刷した
ところ、60000部を超える良好な印刷物が得られた
が、印刷層の摩耗は検出されなかった。
【0044】例15
メタクリル酸メチルおよびメタクリル酸の共重合体(A
N355、60モル%メタクリル酸に相当)5重量部を
ジメチルアセトアミド50重量部に溶解させた。ピバル
酸1−ブロモエチル14.5重量部を加え、次いでDB
U 10.5重量部を0℃で滴下して加えた。2時間
後、H2 O中、50℃で沈殿させ、アセトン/H2 Oか
ら再度沈殿させた。6.2重量部の僅かに黄色の固体が
得られたが、この固体から遊離の酸基は検出されなかっ
た。
N355、60モル%メタクリル酸に相当)5重量部を
ジメチルアセトアミド50重量部に溶解させた。ピバル
酸1−ブロモエチル14.5重量部を加え、次いでDB
U 10.5重量部を0℃で滴下して加えた。2時間
後、H2 O中、50℃で沈殿させ、アセトン/H2 Oか
ら再度沈殿させた。6.2重量部の僅かに黄色の固体が
得られたが、この固体から遊離の酸基は検出されなかっ
た。
【0045】例16
電気化学的に粗面化され、陽極酸化されたアルミニウム
板に、9.00重量部の例15の重合体、2.50重量
部の例14に示すジアゾ化合物、および0.08重量部
のクリスタルバイオレットベースを175重量部のブタ
ノンに溶解させた溶液をスピンコーティングし、乾燥加
熱炉中、100℃で加熱し、層厚1.9μmを得た。こ
の板を、濃度階調0.15で13ステップを有する連続
トーンステップウェッジを通し、110cmの距離から5
kWのハロゲン化金属ランプで30秒間露光し、100℃
で2分間加熱し、例13に示す現像剤で30秒間現像し
た。マスターフィルムの陽画像が得られ、連続トーンス
テップウェッジのステップ4は完全にオープンであった
が、ステップ10は完全にカバーされた形態で再現され
た。比較に使用した標準的な ROzasol P 61 ポジ型印刷
板(Hoechst AG)は、同じ結果を得るのに70秒間の露
光を必要とした。
板に、9.00重量部の例15の重合体、2.50重量
部の例14に示すジアゾ化合物、および0.08重量部
のクリスタルバイオレットベースを175重量部のブタ
ノンに溶解させた溶液をスピンコーティングし、乾燥加
熱炉中、100℃で加熱し、層厚1.9μmを得た。こ
の板を、濃度階調0.15で13ステップを有する連続
トーンステップウェッジを通し、110cmの距離から5
kWのハロゲン化金属ランプで30秒間露光し、100℃
で2分間加熱し、例13に示す現像剤で30秒間現像し
た。マスターフィルムの陽画像が得られ、連続トーンス
テップウェッジのステップ4は完全にオープンであった
が、ステップ10は完全にカバーされた形態で再現され
た。比較に使用した標準的な ROzasol P 61 ポジ型印刷
板(Hoechst AG)は、同じ結果を得るのに70秒間の露
光を必要とした。
【0046】例17
例16により被覆したアルミニウム板を、濃度階調0.
15で13ステップを有する連続トーンステップウェッ
ジを通し、110cmの距離から5kWのハロゲン化金属ラ
ンプで30秒間露光し、120℃で2分間加熱し、水で
湿らせたスポンジで擦って現像した。マスターフィルム
の完全な画像が得られ、連続トーンステップウェッジの
階段2は完全にオープンであったが、階段6は完全にカ
バーされた形態で再現された。
15で13ステップを有する連続トーンステップウェッ
ジを通し、110cmの距離から5kWのハロゲン化金属ラ
ンプで30秒間露光し、120℃で2分間加熱し、水で
湿らせたスポンジで擦って現像した。マスターフィルム
の完全な画像が得られ、連続トーンステップウェッジの
階段2は完全にオープンであったが、階段6は完全にカ
バーされた形態で再現された。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平5−262699(JP,A)
特開 平3−107160(JP,A)
特開 昭63−154647(JP,A)
特開 平5−78280(JP,A)
特開 平6−1785(JP,A)
特表 平6−502260(JP,A)
米国特許5532106(US,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G03F 7/00 - 7/42
Claims (8)
- 【請求項1】a)少なくとも1個の、酸により開裂し得
るC−O−C結合を有する化合物、および b)化学放射線に露出することにより強酸を形成する化
合物を必須成分として含有する放射線感応性混合物であ
って、化合物(a)が式Iの化合物であることを特徴と
する放射線感応性混合物。 (式中、R1 は必要に応じて置換されたアルキル基であ
り、R2 は水素原子または必要に応じて置換された、炭
素数1〜4のアルキル基であり、R3 はn価の、必要に
応じて重合体状の、脂肪族または芳香族基であり、nは
1〜100の数である。) - 【請求項2】R3 が1〜3個の芳香族核を含む基であ
り、nが1〜4の整数である、請求項1に記載の放射線
感応性混合物。 - 【請求項3】R1 が炭素数1〜6のアルキル基である、
請求項1に記載の放射線感応性混合物。 - 【請求項4】R2 が水素原子またはメチル基である、請
求項1に記載の放射線感応性混合物。 - 【請求項5】R3 が、カルボキシル基を含む重合体の基
である、請求項1に記載の放射線感応性混合物。 - 【請求項6】c)水に不溶であるが、アルカリ水溶液に
可溶であるか、またはアルカリ水溶液中で膨潤し得る重
合体状バインダーをさらに含有する、請求項2に記載の
放射線感応性混合物。 - 【請求項7】化合物(b)がオニウム塩である、請求項
1に記載の放射線感応性混合物。 - 【請求項8】5〜90重量%の、酸により開裂し得る化
合物(a)、0.1〜40重量%の酸形成化合物(b)
および0〜90重量%のアルカリ可溶性バインダー
(c)を含有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載
の放射線感応性混合物。
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KR100384810B1 (ko) * | 2000-02-16 | 2003-05-22 | 금호석유화학 주식회사 | 저분자 화합물 첨가제를 포함하는 화학증폭형 레지스트조성물 |
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DE60316669T2 (de) * | 2002-02-15 | 2008-07-17 | Nippon Soda Co. Ltd. | Mit säure abbaubare harzzusammensetzungen mit ketenaldehyd-copolymer |
TWI242031B (en) * | 2003-02-05 | 2005-10-21 | Kansai Paint Co Ltd | Printing ink resist composition, method of forming resist film thereof, and method of producing substrate using the same |
US7358408B2 (en) * | 2003-05-16 | 2008-04-15 | Az Electronic Materials Usa Corp. | Photoactive compounds |
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JP2009524524A (ja) * | 2006-01-25 | 2009-07-02 | フラウンホッファー−ゲゼルシャフト・ツァー・フォデラング・デル・アンゲワンテン・フォーシュング・エー.ファウ. | 固体から物質を除去する方法及びその用途 |
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US3987037A (en) | 1971-09-03 | 1976-10-19 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Chromophore-substituted vinyl-halomethyl-s-triazines |
US3779778A (en) * | 1972-02-09 | 1973-12-18 | Minnesota Mining & Mfg | Photosolubilizable compositions and elements |
CH621416A5 (ja) * | 1975-03-27 | 1981-01-30 | Hoechst Ag | |
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DE2718254C3 (de) * | 1977-04-25 | 1980-04-10 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Strahlungsempfindliche Kopiermasse |
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-
1995
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