JP3509456B2 - 遠心ファンの製造方法 - Google Patents
遠心ファンの製造方法Info
- Publication number
- JP3509456B2 JP3509456B2 JP07622197A JP7622197A JP3509456B2 JP 3509456 B2 JP3509456 B2 JP 3509456B2 JP 07622197 A JP07622197 A JP 07622197A JP 7622197 A JP7622197 A JP 7622197A JP 3509456 B2 JP3509456 B2 JP 3509456B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- molding
- centrifugal fan
- main plate
- hollow
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
風手段等に使用される遠心ファンの製造方法に関する。
を示す図で、図13は平面図、図14は図13の縦断面
図である。図において、1は円形をなす主板、2は羽根
で、主板1の円周に沿って互いに離れて立設されたて図
示が省略してあるが内部に中空部が形成されている。3
は羽根2の反主板1側を連結した状態に設けられたシュ
ラウドである。
れ、合成樹脂材料を射出成形することによって主板1及
び羽根2が一体成形される。また、遠心ファンの羽根2
は横断面形状が翼形をしているので、吸込み、送風効率
がよく、かつ消費電力が少なくて済む特性が得られる。
しかし、羽根2が肉厚になるため所要成形材料量が増
し、また射出成形加工時の冷却硬化時間が長くなって生
産性が悪くなる。さらに、重量が増大するので駆動電動
機に作用する負荷が大きくなる。このため、羽根2が中
空構造によって製作される。
心ファンにおいて、射出成形加工における羽根2の成形
可能な肉厚は2〜3mm以上であり、また羽根2の厚さに
おける中空部の空間寸法は5mm以上を要する。このた
め、羽根2の厚さは10mm程度が必要になる。したがっ
て、所要成形材料量の低減、射出成形加工時の冷却硬化
時間短縮、重量減による駆動電動機の負荷減少の効用が
得にくいという問題点があった。また、射出成形加工の
雄型における中空部対応箇所の倒れ防止のために、羽根
2の突出高さ寸法が制約される。
になされたものであり、軽量であって容易に射出成形加
工できる遠心ファンの製造方法を得ることを目的とす
る。
ンの製造方法においては、主板成形部及びこの主板成形
部に接続して形成されて突出し羽根の中空部を生成する
中空部成形部が設けられた雄型と、この雄型に対応して
構成され主板成形部及び羽根の外面を生成する羽根成形
部が設けられた雌型と、中空部成形部から突設された突
子及び羽根成形部に凹設されて突子が嵌合する嵌合孔か
らなり、中空部成形部の突出部端面及び羽根成形部の引
退部底面の相互を支持する支持部とにより遠心ファンが
型成形される。
法においては、主板成形部及びこの主板成形部に接続し
て形成されて突出し羽根の中空部を生成する中空部成形
部が設けられた雄型と、この雄型に対応して構成され主
板成形部及び羽根の外面を生成する羽根成形部が設けら
れた雌型と、羽根部成形部から突設された突子及び中空
部成形部に凹設されて突子が嵌合する嵌合孔からなり、
中空部成形部の突出部端面及び羽根成形部の引退部底面
を相互に支持する支持部とにより遠心ファンが型成形さ
れる。
法においては、支持部が、複数個設けられて互いに離れ
て配置される。
法においては、雌型に、羽根成形部に配置されて羽根の
側面に形成されて、主板成形部における鉛直線に対して
90°以下に傾斜した係止面を生成する斜面が設けられ
る。
法においては、雌型に、羽根成形部に配置されて羽根の
側面に形成され、主板成形部における鉛直線に対して9
0°以下に傾斜した係止面を生成する斜面及びこの斜面
の上縁から羽根の反主板寄りに配置され係止面とは逆向
きに傾斜する傾斜面を生成する成形面が設けられる。
断面図である。図において、4は雄型で、主板成形部5
及び主板成形部5に接続して形成されて突出し前述の図
13における羽根2の中空部を生成する中空部成形部6
が設けられている。7は雄型4に対応して構成された雌
型で、主板成形部8及び羽根2の外面を生成する羽根成
形部9が設けられている。
成形部9の両者の一方に設けられて中空部成形部6の突
出部端面11及び羽根成形部9の引退部底面12の間に
配置され上記両者の他方を支持する。13は雄型4及び
雌型7の間に射出される合成樹脂材料である。
ファンの製造方法において、雄型4及び雌型7が図1に
示す状態に組み合わされて、雄型4及び雌型7の間に合
成樹脂材料13が射出されて、前述の図13に示す遠心
ファンが一体成形される。この成形時に雄型4及び雌型
7に大きな圧力が作用して、羽根2の中空部分が大き
く、薄く、また背丈が高いほど雄型4の中空部成形部6
が倒れ易く有害な変形が発生する。
10によって雌型7の羽根成形部9に支持されるので、
羽根2の中空部における変形の発生を防ぐことができ
る。これによって、羽根2の肉厚を薄くすることができ
合成樹脂材料13の所要量を少なくすることができて遠
心ファンを軽量化でき、また射出成形加工時の冷却硬化
時間を短縮することができる。
低減することができる。さらに、軽量な遠心ファンが得
られて駆動電動機に作用する負荷を減少することができ
るので、駆動電動機を小容量化することができる。した
がって、省エネルギー化ができると共に、機器の製造費
を節減でき、また運転費を節減することができる。な
お、図1の実施の形態による遠心ファンの製造方法は、
遠心ファン以外の類似の構造体に容易に応用することが
でき、図1の実施の形態と同様な作用を得ることができ
る。
雄型と雌型がやや分離した状態における成形型の要部縦
断面図である。なお、図2の他は前述の図1と同様に成
形型が構成されている。図において、前述の図1と同符
号は相当部分を示し、10は支持部で、雌型7の羽根成
形部9引退部底面12から突設された突子14及び雄型
4の中空部成形部6突出部端面11に突子14に対応し
て凹設された嵌合孔15によって構成されている。
ファンの製造方法においても、雄型4及び雌型7が組み
合わされた状態で、突子14が嵌合孔15に嵌合し、す
なわち支持部10によって雄型4の中空部成形部6が雌
型7の羽根成形部9に支持される。したがって、詳細な
説明を省略するが図2の実施の形態においても図1の実
施の形態と同様な作用が得られる。
雄型と雌型がやや分離した状態における成形型の要部縦
断面図である。なお、図3の他は前述の図1と同様に成
形型が構成されている。図において、前述の図1と同符
号は相当部分を示し、10は支持部で、雄型4の中空部
成形部6突出部端面11から突設された突子16及び雌
型7の羽根成形部9引退部底面12に突子16に対応し
て凹設された嵌合孔17によって構成されている。
ファンの製造方法においても、雄型4及び雌型7が組み
合わされた状態で、突子16が嵌合孔17に嵌合し、す
なわち支持部10によって雄型4の中空部成形部6が雌
型7の羽根成形部9に支持される。したがって、詳細な
説明を省略するが図3の実施の形態においても図1の実
施の形態と同様な作用が得られる。
雄型と雌型がやや分離した状態における成形型の要部縦
断面図である。なお、図4の他は前述の図1と同様に成
形型が構成されている。図において、前述の図1と同符
号は相当部分を示し、10は支持部で、雌型7の羽根成
形部9引退部底面12から互いに離れて平行に突設され
た二つの突子141及び雄型4の中空部成形部6突出部
端面11に突子141のそれぞれに対応して凹設された
嵌合孔151によって構成されている。
ファンの製造方法においても、雄型4及び雌型7が組み
合わされた状態で、突子141が嵌合孔151に嵌合
し、すなわち支持部10によって雄型4の中空部成形部
6が雌型7の羽根成形部9に支持される。したがって、
詳細な説明を省略するが図4の実施の形態においても図
1の実施の形態と同様な作用が得られる。また、複数の
突子141、すなわち複数の支持部10が設けられるの
で、一層安定した状態に雄型4の中空部成形部6を支持
することができ、羽根2の中空部における変形の発生を
有効に防ぐことができる。
雄型と雌型がやや分離した状態における成形型の要部縦
断面図である。なお、図5の他は前述の図1と同様に成
形型が構成されている。図において、前述の図1と同符
号は相当部分を示し、10は支持部で、雄型4の中空部
成形部6突出部端面11から互いに離れて平行に突設さ
れた二つの突子171及び雌型7の羽根成形部9引退部
底面12に突子161のそれぞれに対応して凹設された
嵌合孔171によって構成されている。
ファンの製造方法においても、雄型4及び雌型7が組み
合わされた状態で、突子161が嵌合孔171に嵌合
し、すなわち支持部10によって雄型4の中空部成形部
6が雌型7の羽根成形部9に支持される。したがって、
詳細な説明を省略するが図5の実施の形態においても図
1の実施の形態と同様な作用が得られる。また、複数の
突子161、すなわち複数の支持部10が設けられるの
で、一層安定した状態に雄型4の中空部成形部6を支持
することができ、羽根2の中空部における変形の発生を
有効に防ぐことができる。
す図で、図6は遠心ファンの羽根箇所の拡大斜視図、図
7は図6の羽根の厚さ方向の縦断面図である。図6及び
図7の他は前述の図13及び図14と同様に遠心ファン
がが構成されている。図において、1は円形をなす主板
である。
離れて立設されて図7に示すように内部に中空部が形成
されている。18は羽根2に形成された桟状突出部で、
横断面が半円形状をなし長手が羽根2の幅方向、すなわ
ち羽根2の回転方向に沿う方向に配置されて、羽根2の
高さ方向の中間位置に設けられている。3は羽根2の反
主板1側を連結した状態に設けられたシュラウドであ
る。
ファンの製造方法においても、前述の図1の実施の形態
と同様に雄型4及び雌型7が組み合わされた状態で、支
持部10によって雄型4の中空部成形部6が雌型7の羽
根成形部9に支持される。したがって、詳細な説明を省
略するが図6及び図7の実施の形態においても図1の実
施の形態と同様な作用が得られる。
ァンの射出成形後に雌型7が図1の状態において上方に
移動することによって雄型4から開放されるが、この場
合に羽根2の中空部が大きいときには羽根2の中空部内
面と雄型4の中空部成形部6面との摩擦が増加する。こ
のため、成形型と羽根2の間の摩擦力に打ち勝って雌型
7が移動するときに、成形された羽根2が雌型7と一緒
に上方に移動せず、羽根2、すなわち遠心ファンが雄型
4に残ることになる。
ファンを雄型4から取り出す作業は容易でなく生産性が
低下する。遠心ファンが雄型4に残る不具合に対して、
図6及び図7の実施の形態においては羽根2に桟状突出
部18が設けられて長手が羽根2の幅方向に配置され
る。このため、遠心ファンの射出成形後に雌型7が上方
に移動するときに、成形された遠心ファンが桟状突出部
18を介して雌型7に係止されて確実に雌型7と共に上
方に移動する。したがって、成形された遠心ファンが雄
型4に残る不具合を解消することができて、生産性を向
上することができる。
羽根の厚さ方向の縦断面図である。なお、図8の他は前
述の図6及び図7と同様に遠心ファンがが構成されてい
る。図において、図6及び図7と同符号は相当部分を示
し、19は羽根2に形成された桟状突出部で、横断面が
三角形状をなし長手が羽根2の幅方向に配置されて羽根
2の高さ方向の中間位置に設けられている。
ファンの製造方法においても、前述の図1の実施の形態
と同様に雄型4及び雌型7が組み合わされた状態で、支
持部10によって雄型4の中空部成形部6が雌型7の羽
根成形部9に支持される。また、羽根2に桟状突出部1
9が設けられて長手がの羽根2の幅方向に配置される。
したがって、詳細な説明を省略するが図8の実施の形態
においても図6及び図7の実施の形態と同様な作用が得
られる。
施の形態の一例を示す図で、羽根の厚さ方向の縦断面図
である。なお、図9の他は前述の図6及び図7と同様に
遠心ファンが構成されている。図において、図6及び図
7と同符号は相当部分を示し、20は羽根2に形成され
た係止面で、主板1における鉛直線に対して90°以
下、すなわち反抜き勾配を形成して配置されている。
ファンの製造方法においても、前述の図1の実施の形態
と同様に雄型4及び雌型7が組み合わされた状態で、支
持部10によって雄型4の中空部成形部6が雌型7の羽
根成形部9に支持される。また、羽根2に係止面20が
設けられて遠心ファンの射出成形後に雌型7が上方に移
動するときに、成形された遠心ファンが係止面20を介
して確実に雌型7と共に上方に移動する。
の実施の形態においても図6及び図7の実施の形態と同
様な作用が得られる。さらに、係止面20は羽根2の表
面形状への影響が少なく、滑らかに傾斜が変化した形状
の成形型とすることができ、風切り音等の騒音が少ない
最適形状に羽根2を容易に設計することができる。
で、羽根の厚さ方向の縦断面図である。なお、図10の
他は前述の図6及び図7と同様に遠心ファンが構成され
ている。図において、図6及び図7並びに図9と同符号
は相当部分を示し、21は羽根2に形成されて係止面2
0の上縁から先細に構成された傾斜面である。
ファンの製造方法においても、前述の図1の実施の形態
と同様に雄型4及び雌型7が組み合わされた状態で、支
持部10によって雄型4の中空部成形部6が雌型7の羽
根成形部9に支持される。また、羽根2に係止面20が
設けられて遠心ファンの射出成形後に雌型7が上方に移
動するときに、成形された遠心ファンが係止面20を介
して確実に雌型7と共に上方に移動する。
0の実施の形態においても図6及び図7の実施の形態と
同様な作用が得られる。また、図10の実施の形態にお
いて、羽根2に係止面20の上縁から先細に構成された
傾斜面21が設けられる。これによって、羽根2の肉厚
を薄くすることがてきて、遠心ファンを軽量化すること
ができ遠心ファンの軽量化に起因する材料量減、生産性
向上等の効用を得ることができる。さらに、羽根2の表
面形状への影響が少なく、最適形状に羽根2を容易に設
計することができる。
で、遠心ファンの羽根箇所の要部拡大横断平面図であ
り、図11(a)は遠心ファンの成形時の状態を示す
図、図11(b)は成形された遠心ファンを雌型から取
り外す状態を示す図である。なお、図11の他は前述の
図13及び図14と同様に遠心ファンが構成されてい
る。図において、図6及び図7と同符号は相当部分を示
す。
対して図11に示す矢印方向へ変位可能に構成されたス
ライド機構で、前述の図7及び図8における桟状突出部
18又は桟状突出部19位置よりも羽根2の先端側の雌
型7の羽根成形部9を形成するか、又は前述の図9及び
図10における係止面20に対応する雌型7の羽根成形
部9を形成する。
ファンの製造方法においても、前述の図1の実施の形態
と同様に雄型4及び雌型7が組み合わされた状態で、支
持部10によって雄型4の中空部成形部6が雌型7の羽
根成形部9に支持される。また、羽根2に係止面20等
が設けられて遠心ファンの射出成形後に雌型7が上方に
移動するときに、成形された遠心ファンが桟状突出部1
8、係止面20等を介して確実に雌型7と共に上方に移
動する。
1の実施の形態においても図6及び図7の実施の形態と
同様な作用が得られる。また、図11の実施の形態にお
いて、雌型7にスライド機構22が設けられて、遠心フ
ァンの射出成形時にはスライド機構22が図11(a)
に示す前進位置に配置されて雌型7の羽根成形部9を形
成する。そして、図11(a)に示す状態で遠心ファン
が射出成形される。
が上方に移動するときに、成形された遠心ファンが桟状
突出部18、係止面20等を介して確実に雌型7と共に
上方に移動する。その後、成形された遠心ファンを雌型
7から取り外すときにスライド機構22が図11(b)
に示す後退位置に配置される。これにより、桟状突出部
18、係止面20等による雌型7と成形された遠心ファ
ンとの係止が解除される。
を取り外すときに、桟状突出部18、係止面20等の脱
去が妨げられることはなく、遠心ファンを変形させるこ
となく容易に雌型7から取り外すことができる。したが
って、形状の安定した遠心ファンを能率よく製造するこ
とができ生産性を向上することができる。
で、遠心ファンの羽根箇所の要部を分解して示す縦断面
図である。なお、図12の他は前述の図13及び図14
と同様に遠心ファンが構成されている。図において、図
6及び図7と同符号は相当部分を示し、23は前述の図
1の実施の形態における支持部10によって羽根2の反
主板1側の端面に形成された支持部10用の貫通孔から
なる係止孔、24はシュラウド3から突設されて係止孔
23に嵌着する係止子である。
ファンの製造方法においても、雄型4及び雌型7が組み
合わされた状態で、突子14が嵌合孔15に嵌合し、す
なわち支持部10によって雄型4の中空部成形部6が雌
型7の羽根成形部9に支持される。したがって、詳細な
説明を省略するが図12の実施の形態においても図1の
実施の形態と同様な作用が得られる。
ラウド3と羽根2を組立てるときに、シュラウド3に突
設された係止子24が羽根2上端面の係止孔23に嵌着
される。これによって、シュラウド3と羽根2の相互を
容易、かつ正確に位置決めすることができ、遠心ファン
の製作精度が向上すると共に、生産性を向上することが
できる。
形部及びこの主板成形部に接続して形成されて突出し羽
根の中空部を生成する中空部成形部が設けられた雄型
と、この雄型に対応して構成され主板成形部及び羽根の
外面を生成する羽根成形部が設けられた雌型と、中空部
成形部から突設された突子及び羽根成形部に凹設されて
突子が嵌合する嵌合孔からなり、中空部成形部の突出部
端面及び羽根成形部の引退部底面の相互を支持する支持
部とにより遠心ファンを型成形するものである。
合わされて、上記両者の間に合成樹脂材料が射出され、
遠心ファンが一体成形される。この成形時に上記両者に
大きな圧力が作用するものの、雄型の中空部成形部が互
いに嵌合する突子及び嵌合孔からなる支持部によって雌
型の羽根成形部に支持される。このため、羽根における
変形の発生を防ぐことができ、羽根の肉厚を薄くするこ
とができ、遠心ファンの軽量化、射出成形加工時の冷却
硬化時間の短縮化ができる。したがって、生産性が向上
して製造費を低減する効果がある。
板成形部及びこの主板成形部に接続して形成されて突出
し羽根の中空部を生成する中空部成形部が設けられた雄
型と、この雄型に対応して構成され主板成形部及び羽根
の外面を生成する羽根成形部が設けられた雌型と、羽根
部成形部から突設された突子及び中空部成形部に凹設さ
れて突子が嵌合する嵌合孔からなり、中空部成形部の突
出部端面及び羽根成形部の引退部底面の相互を支持する
支持部とにより遠心ファンを型成形するものである。
合わされて、上記両者の間に合成樹脂材料が射出され、
遠心ファンが一体成形される。この成形時に上記両者に
大きな圧力が作用するものの、雄型の中空部成形部が互
いに嵌合する突子及び嵌合孔からなる支持部によって雌
型の羽根成形部に支持される。このため、羽根における
変形の発生を防ぐことができ、羽根の肉厚を薄くするこ
とができ、遠心ファンの軽量化、射出成形加工時の冷却
硬化時間の短縮化ができる。したがって、生産性が向上
して製造費を低減する効果がある。
持部を、複数個設けて互いに離れて配置したものであ
る。
合わされて、上記両者の間に合成樹脂材料が射出され、
遠心ファンが一体成形される。この成形時に上記両者に
大きな圧力が作用するものの、雄型の中空部成形部が互
いに嵌合する突子及び嵌合孔からなる複数個の支持部に
よって雌型の羽根成形部に支持される。このため、羽根
における変形の発生を一層有効に防ぐことができ、羽根
の肉厚を薄くすることができ、遠心ファンの軽量化、射
出成形加工時の冷却硬化時間の短縮化ができる。したが
って、生産性が向上して製造費を低減する効果がある。
型に、羽根成形部に配置されて羽根の側面に 形成され、
主板成形部における鉛直線に対して90°以下に傾斜し
た係止面を生成する斜面を設けたものである。
合わされて、上記両者の間に合成樹脂材料が射出され、
遠心ファンが一体成形される。この成形時に上記両者に
大きな圧力が作用するものの、雄型の中空部成形部が互
いに嵌合する突子及び嵌合孔からなる支持部によって雌
型の羽根成形部に支持される。このため、羽根における
変形の発生を防ぐことができ、羽根の肉厚を薄くするこ
とができ、遠心ファンの軽量化、射出成形加工時の冷却
硬化時間の短縮化ができる。したがって、生産性が向上
して製造費を低減する効果がある。
動して雄型から開放するときに、係止面を介して成形さ
れた遠心ファンが雌型に保持されて移動する。このた
め、遠心ファンが雄型に残ることがなく、成形された遠
心ファンを容易に取り出すことができるので、生産性を
向上する効果がある。さらに、係止面は羽根の表面形状
への影響が少なく、滑らかに傾斜が変化した形状の成形
型とすることができ、風切り音等の騒音が少ない最適形
状の羽根を容易に実現する効果がある。
雌型に、羽根成形部に配置されて羽根の側面に形成され
て、主板成形部における鉛直線に対して90°以下に傾
斜した係止面を生成する斜面及びこの斜面の上縁から羽
根の反主板寄りに配置され係止面とは逆向きに傾斜する
傾斜面を生成する成形面を設けたものである。
合わされて、上記両者の間に合成樹脂材料が射出され、
遠心ファンが一体成形される。この成形時に上記両者に
大きな圧力が作用するものの、雄型の中空部成形部が互
いに嵌合する突子及び嵌合孔からなる支持部によって雌
型の羽根成形部に支持される。このため、羽根における
変形の発生を防ぐことができ、羽根の肉厚を薄くするこ
とができ、遠心ファンの軽量化、射出成形加工時の冷却
硬化時間の短縮化ができる。したがって、生産性が向上
して製造費を低減する効果がある。
動して雄型から開放するときに、係止面を介して成形さ
れた遠心ファンが雌型に保持されて移動する。このた
め、遠心ファンが雄型に残ることがなく、成形された遠
心ファンを容易に取り出すことができるので、生産性を
向上する効果がある。
傾斜面が羽根に設けられるので、羽根の肉厚を薄くする
ことができて、遠心ファンを軽量化でき軽量化に伴う材
料量減、生産性向上の作用を得る効果がある。さらに、
係止面は羽根の表面形状への影響が少なく、滑らかに傾
斜が変化した形状の成形型とすることができ、風切り音
等の騒音が少ない最適形状の羽根を容易に実現する効果
がある。
の縦断面図。
雌型がやや分離した状態における成形型の要部縦断面
図。
雌型がやや分離した状態における成形型の要部縦断面
図。
雌型がやや分離した状態における成形型の要部縦断面
図。
雌型がやや分離した状態における成形型の要部縦断面
図。
ァンの羽根箇所の拡大斜視図。
根の厚さ方向の縦断面図。
根の厚さ方向の縦断面図。
の厚さ方向の縦断面図。
ンの羽根箇所の要部拡大横断平面図で、図11(a)は
遠心ファンの成形時の状態を示す図、図11(b)は成
形された遠心ファンを雌型から取り外す状態を示す図。
心ファンの羽根箇所の要部を分解して示す縦断面図。
部、6 中空部成形部、7 雌型、8 主板成形部、9
羽根成形部、10 支持部、11 突出部端面、12
引退部底面、14 突子、15 嵌合孔、16 突
子、17 嵌合孔、141 突子、151 嵌合孔、1
61 突子、171 嵌合孔、18 桟状突出部、19
桟状突出部、20 係止面、21 傾斜面、22 ス
ライド機構、23 係止孔、24 係止子。
Claims (5)
- 【請求項1】 主板成形部及びこの主板成形部に接続し
て形成されて突出し羽根の中空部を生成する中空部成形
部が設けられた雄型と、この雄型に対応して構成され上
記主板成形部及び上記羽根の外面を生成する羽根成形部
が設けられた雌型と、上記中空部成形部から突設された
突子及び羽根成形部に凹設されて上記突子が嵌合する嵌
合孔からなり、上記中空部成形部の突出部端面及び羽根
成形部の引退部底面の相互を支持する支持部とにより型
成形される遠心ファンの製造方法。 - 【請求項2】 主板成形部及びこの主板成形部に接続し
て形成されて突出し羽根の中空部を生成する中空部成形
部が設けられた雄型と、この雄型に対応して構成され上
記主板成形部及び上記羽根の外面を生成する羽根成形部
が設けられた雌型と、上記羽根部成形部から突設された
突子及び中空部成形部に凹設されて上記突子が嵌合する
嵌合孔からなり、上記中空部成形部の突出部端面及び羽
根成形部の引退部底面の相互を支持する支持部とにより
型成形される遠心ファンの製造方法。 - 【請求項3】 支持部を、互いに離れて配置された複数
個からなるものとしたことを特徴とする請求項1及び請
求項2のいずれか一つに記載の遠心ファンの製造方法。 - 【請求項4】 雌型に、羽根成形部に配置されて羽根の
側面に形成され、主板成形部における鉛直線に対して9
0°以下に傾斜した係止面を生成する斜面を設けたこと
を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載
の遠心ファンの製造方法。 - 【請求項5】 雌型に、羽根成形部に配置されて羽根の
側面に形成され、主板成形部における鉛直線に対して9
0°以下に傾斜した係止面を生成する斜面及びこの斜面
の上縁から上記羽根の反上記主板寄りに配置され上記係
止面とは逆向きに傾斜する傾斜面を生成する成形面を設
けたことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれか一つ
に記載の遠心ファンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07622197A JP3509456B2 (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 遠心ファンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07622197A JP3509456B2 (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 遠心ファンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10274196A JPH10274196A (ja) | 1998-10-13 |
JP3509456B2 true JP3509456B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=13599137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07622197A Expired - Lifetime JP3509456B2 (ja) | 1997-03-27 | 1997-03-27 | 遠心ファンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3509456B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160083879A (ko) | 2013-11-01 | 2016-07-12 | 닛신보 메카트로닉스 가부시키가이샤 | 터보팬 |
CN108571465A (zh) * | 2017-03-13 | 2018-09-25 | 日清纺精密机器株式会社 | 涡轮风扇 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4821084B2 (ja) * | 2003-10-22 | 2011-11-24 | パナソニック株式会社 | ターボファン及びターボファンの製造方法 |
-
1997
- 1997-03-27 JP JP07622197A patent/JP3509456B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160083879A (ko) | 2013-11-01 | 2016-07-12 | 닛신보 메카트로닉스 가부시키가이샤 | 터보팬 |
CN108571465A (zh) * | 2017-03-13 | 2018-09-25 | 日清纺精密机器株式会社 | 涡轮风扇 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10274196A (ja) | 1998-10-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6276923B1 (en) | Mold for manufacturing an impeller for an axial fan | |
US20120177500A1 (en) | Angled airfoil extension for fan blade | |
KR20030083061A (ko) | 터보팬 및 그 제조용 금형 | |
JP3509456B2 (ja) | 遠心ファンの製造方法 | |
JPH04272499A (ja) | 送風機およびその羽根車の製造方法 | |
US7070389B2 (en) | Turbofan and method of manufacturing the same | |
CN211715398U (zh) | 一种轴流风叶及具有该风叶的风机 | |
KR100427100B1 (ko) | 다익형(多翼形) 날개바퀴와 그 제조방법 | |
CN218913646U (zh) | 一种应用于绞肉机的皮带轮 | |
CN220869669U (zh) | 一种离心风机 | |
KR101951676B1 (ko) | 팬 및 팬 사출용 금형 | |
JP3348689B2 (ja) | ファンおよびその製造方法 | |
CN209426111U (zh) | 一种伞形内缩出模结构 | |
KR100421391B1 (ko) | 터보팬, 그 제조방법 및 그 제조 금형 | |
JP2006161758A (ja) | 軸流ファンの製造方法及び軸流ファン | |
CN210686424U (zh) | 一种涡轮及涡轮的注塑模具 | |
JPS61197800A (ja) | 遠心送風機の羽根車 | |
CN116457572A (zh) | 风车翼用的涡流发生器、风车翼及风力发电装置 | |
KR100414106B1 (ko) | 터보팬, 그 제조방법 및 그 제조 금형 | |
US20230202083A1 (en) | Method for producing an injection molded part, injection mold and fan impeller | |
CN219711864U (zh) | 一种散热叶轮及电机 | |
JPS5844299A (ja) | 翼車 | |
CN221659985U (zh) | 单面齿环杆体结构 | |
CN210068562U (zh) | 一种带拉筋的轴流风轮 | |
CN220458327U (zh) | 一种增氧机叶轮 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20031216 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20031222 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |