JP3508957B2 - シートコイル形レゾルバ - Google Patents
シートコイル形レゾルバInfo
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- JP3508957B2 JP3508957B2 JP14387095A JP14387095A JP3508957B2 JP 3508957 B2 JP3508957 B2 JP 3508957B2 JP 14387095 A JP14387095 A JP 14387095A JP 14387095 A JP14387095 A JP 14387095A JP 3508957 B2 JP3508957 B2 JP 3508957B2
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- coil
- phase coil
- yoke
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- Windings For Motors And Generators (AREA)
Description
バに関する。
7号において、軸倍角Xの各1極分の電気角が180度
となるようにシートコイルによって形成した1相からな
る励磁相コイルと、励磁相コイルに空隙を介して対向す
る、互いに電気角で90度の位相差を持つ2相からなる
シートコイルによって形成した検出相コイルとを備えた
シートコイル形レゾルバにおいて、検出相コイルは絶縁
シートの表面にα相コイルのみを形成するX対の渦巻導
体からなるコイルパターンと、裏面にβ相コイルのみを
形成するX対の渦巻導体からなるコイルパターンで構成
したシートコイル形レゾルバを提案した。
個の渦巻導体の作る磁束の分布は、渦巻中心を頂点とす
る四角錐状になり、検出相の渦巻導体との鎖交磁束は渦
巻の中心から遠くなるほど小さくなる。すなわち、内外
径側のコイルエンド部での誘起電圧は小さく検出電圧へ
の寄与が小さい。検出電圧を上げるためには、コイルパ
ターンの外径を大きくするか、励磁電流を大きくする必
要がある。コイルパターンの外径を大きくすれば大型に
なり、励磁電流を大きくすれば消費電力が大きくなると
いう問題がある。そこで、本発明は、コイルパターンの
外径を大きくしたり、励磁電流を大きくすることなく、
検出相コイルの誘起電圧を大きくできるシートコイル形
レゾルバを提供することを目的とする。
め、軸倍角Xの各1極分の電気角が180度となるよう
にシートコイルによって形成した1相からなる励磁相コ
イルと、励磁相コイルに空隙を介して対向する、互いに
電気角で90度の位相差を持つ2相からなるシートコイ
ルによって形成した検出相コイルとを備えたシートコイ
ル形レゾルバにおいて、前記励磁相コイルを、内径側に
正多角形の穴を有するリング状の正多角形のヨーク11
の表面に、ヨーク11の表面より一回り小さい正多角形
の各外辺に矩形のエプロン13を、各内辺に3角形のエ
プロン14を設けた絶縁シート12と、前記エプロン1
3にスルーホール15と接続端子16、16’を設けた
絶縁シート12の表裏面に形成した渦巻コイルCe、C
e’とよりなる1相のコイルパターンCPEを貼付し、
コイルパターンCPEのコイルエンド17、18をヨー
ク11の内外辺で側面側に折り曲げて形成する。前記検
出相コイルを、内径側に正多角形の穴を有するリング状
の励磁相コイルのヨーク11の倍の角をもつ正多角形の
ヨーク21の表面に、ヨーク21の表面より一回り小さ
い正多角形の各外辺に矩形のエプロン23を、各内辺に
3角形のエプロン24を設けた絶縁シート22と、前記
エプロン23にスルーホール25と接続端子26、2
6’を設けた絶縁シート22の表裏面に形成した渦巻コ
イルCd、Cd’とよりなる2相のコイルパターンCP
Dを貼付し、コイルパターンCPDのコイルエンド2
7、28をヨーク21の内外辺で側面側に折り曲げて形
成する。上記励磁相コイルと検出相コイルを空隙を介し
対向させてシートコイル形レゾルバを構成する。
ル2は、渦巻コイルの放射状に配置した導体の直線部の
みと対向し、励磁相コイル1の作る磁束は径方向にほぼ
均一なものになり、検出相コイル2が鎖交する磁束が増
加する。また、スルーホール15、25と接続端子1
6、16’、26、26’がヨーク11、21の外径側
の側面に配置される。
ルバを例にとり、図1(a)、(b)に基づいて説明す
る。図1(a)は励磁相コイル、図1(b)は検出相コ
イルの平面図である。励磁相コイル1は、外側が正6角
形で内側に6角形の穴を設けた磁性体よりなるヨーク1
1の表面に、絶縁シート12の表裏に形成したコイルパ
ターンCPEを貼付して構成する。絶縁シート12の基
本部はヨーク11の表面より一回り小さい正6角形にし
てあり、各外辺には矩形のエプロン13を、各内辺には
3角形のエプロン14を、折り曲げたとき干渉しないよ
うに設けてある。絶縁シート12の表面には、基本部の
正6角形の対向する内外辺間の各辺を所定ピッチで分割
した点を結ぶ線上に導体を放射状に配置し、外辺のエプ
ロン13部でヨーク11の外辺に平行させて設けたコの
字形の複数の渡り線により、内辺のエプロン14部で3
角形の複数の渡り線で、放射状に配置された導体を外側
同志のものを順次接続してゆき、機械角で60°位相の
渦巻コイルCeを6個形成する。なお、導体を正弦ピッ
チで放射状に配置すると、励磁磁束の円周方向の分布は
正弦波状になり、検出精度が向上する。エプロン13部
には、渦巻中心側にスルーホール15を、外側に接続端
子16を設けてある。エプロン13およびエプロン14
上の渡り線が外側のコイルエンド17と内側のコイルエ
ンド18になる。上記で表面のコイルパターンを構成す
る。絶縁シート12の裏面にも、表面の渦巻コイルCe
と重ね合わせて、表面と同じ渦巻コイルCe’を渦巻の
方向を逆にして形成し、エプロン13部には、渦巻中心
側にスルーホール15を、外側に接続端子16’を設け
てある。上記で裏面のコイルパターンを構成する。裏側
のコイルパターンの表面は絶縁シートで覆ってある。表
面のコイルパターンと裏側のコイルパターンをスルーホ
ール15で接続してコイルパターンCPEを構成する。
図2(a)に示すように、ヨーク11の表面に、コイル
パターンCPEを貼付したのち、エプロン13部と14
部をヨーク11の外内辺に沿って折り曲げ、裏側のコイ
ルパターンの端子16’と表面のコイルパターンの端子
16を渡り線Jにより順次接続し、近接する2つの接続
端子16を開放し外部接続端子とする。そののち、ヨー
ク11の側面に貼付する。この結果、コイルパターンC
PEは、渦巻状のコイルCeとCe’を直列に接続した
1相の励磁相コイル1となる。検出相コイル2は、外側
が正12角形で内側に12角形の穴を設けた磁性体より
なるヨーク21の表面に、絶縁シート22の表裏に形成
したコイルパターンCPDを貼付して構成する。絶縁シ
ート22の基本部はヨーク21の表面より一回り小さい
正12角形にしてあり、各外辺には矩形のエプロン23
を、各内辺には3角形のエプロン24を、折り曲げたと
き干渉しないように設けてある。絶縁シート22の表面
には、基本部の正12角形の対向する内外辺間を各辺を
等ピッチで分割した点を結ぶ直線上に導体を放射状に配
置し、外辺のエプロン23部でヨーク21外辺に平行さ
せて設けたコの字形の複数の渡り線により、内辺のエプ
ロン24部で3角形の複数の渡り線で、放射状に配置さ
れた導体を外側同志のものを順次接続してゆき、渦巻コ
イルCdを12個形成する。なお、導体を正弦ピッチで
放射状に配置すると、導体の誘起電流の円周方向の分布
は正弦波状になり、検出精度が向上する。エプロン23
には、渦巻中心側にスルーホール25を、接続端子26
を設けてある。エプロン23およびエプロン24上の渡
り線が外側のコイルエンド27と内側のコイルエンド2
8になる。上記で表面のコイルパターンを構成する。絶
縁シート22の裏面にも、表面と同じコイルCd’を渦
巻の方向を逆にして表面のコイルCdと重ね合わせて形
成し、コイルCd’の端部には、渦巻中心側にスルーホ
ール25を、外側に接続端子26’を設けてある。上記
で裏面のコイルパターンを構成する。裏側のコイルパタ
ーンの表面は絶縁シートで覆ってある。表面のコイルパ
ターンと裏側のコイルパターンをスルーホール25で接
続してコイルパターンCPDを構成する。図2(b)に
示すように、ヨーク21の表面に、コイルパターンCP
Dを貼付したのち、エプロン23部と24部をヨーク2
1の外内辺に沿って折り曲げ、裏側のコイルパターンの
端子26’と表面のコイルパターンの端子26を1つ置
きに渡り線JαとJβで順次接続し、近接する2つの接
続端子26、26’を2組開放し外部接続端子とする。
渦巻コイルCdとCd’を直列に接続した、機械角で3
0°の位相を持った、α相とβ相の2相の検出相コイル
2ができる。その結果、スルーホール15、25および
接続端子16、16’、26、26’がヨーク11、2
1の外径側に配置される。なお、説明上、ヨーク11を
正6角形に、ヨーク21を正12角形にしてあるが、ヨ
ーク11を軸倍角X*2*整数倍の正多角形とし、ヨー
ク21をヨーク11の2倍の角をもつ正多角形にしても
よい。励磁相コイル1と検出相コイル2をアキシャル方
向に空隙をもって対向させ、励磁相コイル1に正弦波電
流を供給すると、検出相コイル2に電気角で90°の位
相差をもったα相とβ相の電圧が誘起されレゾルバとし
て動作する。このとき、励磁相コイル1と検出相コイル
2の対向するコイルは放射状に配置した直線部のみで、
励磁相コイル1の作る磁束は径方向にほぼ均一になる。
その結果、検出相コイル2に誘起される電圧は径方向に
均一となる。
11を、内径側に円穴を有する円板状ヨーク31に換
え、その側面に、ヨーク31の外径に内接する正6角形
の内辺をもった非磁性体の外ボビン32を、ヨーク31
の円穴に外接する正6角形の外辺をもった非磁性体の内
ボビン33を設ける。ヨーク31、外ボビン32と内ボ
ビン33とよりなる表面に、実施例と同じコイルパター
ンCPEを貼付し、外ボビン32の外辺に、内ボビン3
3の内辺に沿ってコイルエンド17、18を折り曲げ
る。そののち、実施例と同様にして励磁相コイル1を構
成する。一方検出相コイルは、実施例のヨーク21を、
内径側に円穴を有する円板状ヨーク41に換え、その側
面に、ヨーク41の外径に内接する正12角形の内辺を
もった非磁性体の外ボビン43を、ヨーク41の円穴に
外接する正12角形の外辺をもった非磁性体の内ボビン
43を設ける。ヨーク41、外ボビン42と内ボビン4
3よりなる表面に、実施例と同じコイルパターンCPD
を貼付し、外ボビン42、内ボビン43の外内辺に沿っ
てコイルエンド27、28を折り曲げる。そののち、実
施例と同様にして検出相コイル2を構成する。なお、外
ボビン32と内ボビン33を正6角形の、外ボビン42
と内ボビン43を正12角形の非磁性体よりなる側板で
連結してもよい。上記のように構成することにより、多
種類の多角形に対応し易くなる。
ものになり、検出相コイル2が鎖交する磁束が増加し、
誘起される電圧は径方向にほぼ均一になるので、消費電
力を低減できるとともに、検出電圧が安定する。 (2)スルーホールと接続端子を外径側に配置したの
で、ギャップを小さくでき消費電力を低減できるととも
に、接続作業がし易くなる。
平面図、(b)検出相コイルの平面図。
の斜視図、(b)検出相コイルの斜視図。
ルの平面図、(b)検出相コイルの平面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 軸倍角Xの各1極分の電気角が180度
となるようにシートコイルによって形成した1相からな
る励磁相コイルと、励磁相コイルに空隙を介して対向す
る、互いに電気角で90度の位相差を持つ2相からなる
シートコイルによって形成した検出相コイルよりなるシ
ートコイル形レゾルバにおいて、 前記励磁相コイルが、内径側に正多角形穴を有するリン
グ状の正多角形の各外辺に矩形のエプロンを、各内辺に
3角形のエプロンを設けた絶縁シートと、この絶縁シー
トの表裏面に形成した渦巻コイルよりなる1相のコイル
パターンと、このコイルパターンを表面に貼付する、内
径側に正多角形孔を有するリング状の正多角形のヨーク
を備え、 前記検出相コイルが、内径側に正多角形孔を有する励磁
相コイルのヨークの倍の角をもつリング状の正多角形の
各外辺に矩形のエプロンを、各内辺に3角形のエプロン
を設けた絶縁シートと、この絶縁シートの表裏面に形成
した渦巻コイルとよりなる2相のコイルパターンと、こ
のコイルパターンを表面に貼付する、内径側に正多角形
孔を有する励磁相コイルのヨークの倍の角をもつリング
状の正多角形のヨークを備え、 前記励磁相コイルと検出相コイルのおのおののエプロン
を、前記おのおののヨークの内外辺で側面側に折り曲げ
たことを特徴とするシートコイル形レゾルバ。 - 【請求項2】 前記励磁相コイルのヨークおよび検出相
コイルのヨークを円穴を有する円板とし、これらのヨー
クの外径に内接する正多角形のボビンと内径に外接する
正多角形のボビンを設けた請求項1に記載のシートコイ
ル形レゾルバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14387095A JP3508957B2 (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | シートコイル形レゾルバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14387095A JP3508957B2 (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | シートコイル形レゾルバ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08313297A JPH08313297A (ja) | 1996-11-29 |
JP3508957B2 true JP3508957B2 (ja) | 2004-03-22 |
Family
ID=15348919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14387095A Expired - Fee Related JP3508957B2 (ja) | 1995-05-17 | 1995-05-17 | シートコイル形レゾルバ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3508957B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4654368B2 (ja) * | 2007-11-21 | 2011-03-16 | 多摩川精機株式会社 | レゾルバ及び角度検出装置 |
JP4654369B2 (ja) * | 2007-11-21 | 2011-03-16 | 多摩川精機株式会社 | リニアレゾルバ及び変位検出装置 |
US9673684B2 (en) * | 2015-10-02 | 2017-06-06 | E-Circuit Motors, Inc. | Structures and methods for thermal management in printed circuit board stators |
-
1995
- 1995-05-17 JP JP14387095A patent/JP3508957B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08313297A (ja) | 1996-11-29 |
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