JP3598563B2 - 入力装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、タッチパネル式の表示画面を備えた携帯情報通信機や電子手帳等の情報端末装置に適用される入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、タッチパネル式の表示画面を備えた情報端末装置では、そのタッチパネルを操作して手書きの文字列を入力し表示することができる。
この場合、手書き入力により表示された文字列は、文字認識されてコードデータに変換され、対応するフォントパターンとして表示されるか、入力された手書き文字列がそのまま表示される。
一方、前記タッチパネル式の表示画面にキーボードを表示させ、キー入力による文字列をフォントパターンとして表示することもできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の情報端末装置において、前記キーボード入力による文字列と前記手書き入力による文字列とを混在して扱う場合、キー入力されたコード文字列と、文字認識されてコードデータに変換された手書き入力による文字列とは、何れもコードデータとして同等に扱うことができるが、手書きのままの文字列は独立したイメージデータとして処理されるので、前記キー入力されたコード文字列と同等に扱うことができない問題がある。
【0004】
また、前記手書きのままの文字列は独立したイメージデータとして処理されるので、語句単位のデータとして訂正,削除等を行なうことができない問題がある。
【0006】
本発明の目的は、キーコードデータと手書きイメージデータとが混在入力することが可能な入力装置においてデータの削除方法を改善することである。また、手書きイメージデータを入力する装置において、データの削除方法を改善することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の入力装置は、キーコードデータ及び手書きイメージデータを入力するデータ入力手段と、データの区切りを指示する区切り指示手段と、前記区切り指示手段により区切りが指示されるまでの、前記データ入力手段による入力中のデータを保持する入力バッファと、前記区切り指示手段により区切りが指示されることにより、前記入力バッファに保持されたキーコードデータあるいは手書きイメージデータが、前記区切り指示手段により区切られた単位で順次記憶されるメモリと、データの消去を指示する消去指示手段と、この消去指示手段によるデータの消去指示に対して、前記データ入力手段による入力中であれば、入力バッファ内の最終入力キーコードデータあるいは手書きイメージデータの最終入力線分データを消去し、区切り指示後であれば、前記メモリに記憶されているキーコードあるいは手書きイメージデータのうち最終のデータを区切られた単位で消去する消去手段とを具備したことを特徴とする。そして、前記データ入力手段は、表示装置と座標入力装置とを一体にしてなり、キーコードデータを入力する場合はキーボードを、手書きイメージデータを入力する場合は手書き入力ボードを、それぞれ切替えて表示するように構成することができる。
【0008】
本発明の第2の入力装置は、手書きイメージデータ入力手段と、データの区切りを指示する区切り指示手段と、前記区切り指示手段により区切りが指示されるまでの、前記手書きイメージデータ入力手段による入力中のイメージデータを保持する入力バッファと、前記区切り指示手段により区切りが指示されることにより、前記入力バッファに保持された手書きイメージデータが、前記区切り指示手段により区切られた単位で順次記憶されるメモリと、データの消去を指示する消去指示手段と、この消去指示手段によるデータの消去指示に対して、前記データ入力手段による入力中であれば、入力バッファ内のイメージデータを構成する最終入力線分を消去し、区切り指示後であれば、前記メモリに記憶されている最終の区切られたイメージデータ全体を消去する消去手段とを具備したことを特徴とする。ここで、前記手書きイメージデータ入力手段は、表示装置と座標入力装置とを一体にしてなり、前記表示装置の表示エリアは、前記入力バッファに保持された入力中のイメージデータを手書きの軌跡として表示する入力表示エリアと、前記メモリに記憶されたイメージデータを表示する出力表示エリアとに分割されてなるように構成することができる。
【0010】
【作用】
前記第1の入力装置では、データの区切りを指示しながらキーコードデータや手書きイメージデータを入力し、データの消去を指示すると、データの入力中であれば、入力バッファ内の最終入力キーコードデータあるいは手書きイメージデータの最終入力線分データが消去され、区切り指示後であれば、メモリに記憶されているキーコードあるいは手書きイメージデータのうち最終のデータが区切られた単位で消去されるようになる。
【0011】
前記第2の入力装置では、データの区切りを指示しながら手書きイメージデータ入力を行い、データの消去を指示すると、入力中であれば、入力バッファ内のイメージデータを構成する最終入力線分が消去され、区切り指示後であれば、メモリに記憶されている最終の区切られたイメージデータ全体が消去されるようになる。
【0013】
【実施例】
以下図面により本発明の実施例について説明する。
図1は本発明の入力装置を搭載した携帯情報通信機の外観構成を示す正面図である。
【0014】
この通信機本体11は、ユーザが片手で十分に把持できる程度の大きさからなり、この通信機本体11の正面には、その正面中央に表示装置である液晶表示パネル12と座標入力装置としてのタブレット13とを重ねてなるタッチパネル14が設けられる。
【0015】
このタッチパネル14は、キーボード表示によるキー入力操作や手書き入力ボード表示による手書き入力操作を行なうための入力エリア14aと、この入力エリア14aにおいて入力が確定したキーデータや手書きデータを表示するための出力エリア14bとに分割される。
【0016】
また、前記タッチパネル14の周囲には、キー入力部15が設けられる。
このキー入力部15には、電源を投入する際に操作される「ON」キー15a、データを入力するモードを指定する際に操作される「入力」キー15b、データを送信する際に操作される「送信」キー15c、受信データを確認する際に操作される「受信」キー15d、受信データを確認した際に操作される「確認」キー15e、タッチパネル14に表示されたカーソルの移動操作やデータの選択操作を行なう際に操作されるカーソルキー15f等が備えられる。
【0017】
図2は前記携帯情報通信機の電子回路の構成を示すブロック図である。
この携帯情報通信機の電子回路は、制御部(CPU)21を備えている。
この制御部(CPU)21は、タブレット13からタブレット制御部13aを介して入力されるタッチ入力操作信号やキー入力部15から入力されるキー入力操作信号に従って、ROM22に予め記憶されているシステムプログラムを起動させ、回路各部の動作制御を実行するもので、制御部(CPU)21には、前記タブレット制御部13a、タブレット13、キー入力部15、及びROM22の他、RAM23が接続されると共に、無線ユニット24を介してアンテナ25が接続される。
【0018】
また、前記制御部(CPU)21には、表示ドライバ12aを介して液晶表示パネル12が接続される。
前記タッチパネル14のタブレット13は、前記液晶表示パネル12の表示領域に対応する透明のタッチ領域を有し、前記液晶表示パネル12の表示画面に重ねて配設されるもので、タッチペン等によりタブレット13上の何れかの点がタッチ操作されると、そのタッチ操作位置に対応する電圧信号がタブレット制御部13aを介してタッチ入力割込み信号と共に制御部(CPU)21に供給される。
【0019】
これにより、制御部(CPU)21では、前記タブレット13からタブレット制御部13aを介して供給される電圧信号に基づき、前記液晶表示パネル12に対するタッチ入力座標が検出され、そのタッチ入力軌跡が表示されたり、その時の表示内容に基づいてタッチ操作の内容が判断される。
【0020】
前記ROM22には、この携帯情報通信機の全体動作を司るシステムプログラムが予め記憶されると共に、キーボードの表示によるキー入力処理プログラム、手書きボードの表示による手書き入力処理プログラム、手書きデータを出力データに変換する手書き/出力変換処理プログラム、キーデータや手書きデータの出力処理プログラム、キーデータや手書きデータをその最終データから削除するバックスペース処理プログラム等、各種動作モードに応じたサブプログラムが予め記憶される。
【0021】
また、前記ROM22には、液晶表示パネル12で表示すべき全ての文字,数字,記号キャラクタ等のフォントパターンも、キャラクタジェネレータとして記憶される。
【0022】
さらに、前記ROM22には、前記手書き入力処理プログラムの起動時において、タッチパネル14の入力エリア14aで入力表示された手書きデータのスクロール処理を実行するための所定のスクロール開始位置データ,スクロール幅データ,及びスクロール最大回数データが予め記憶される。
【0023】
本実施例では、スクロール幅は、入力エリア14aの長さの2/3とし、スクロール最大回数は3回とする。
また、スクロール開始位置は、入力エリア14aの長さの4/5の位置とする。
【0024】
図3は前記携帯情報通信機のタッチパネル14における入力表示及び出力表示状態を示す図であり、同図(A)はキー入力処理に伴ない入力されたキーデータの出力表示状態を示す図、同図(B)は手書き入力処理に伴なうスクロール開始ラインLの表示状態を示す図、同図(C)は手書き入力処理に伴なう手書きデータのスクロール状態を示す図、同図(D)は手書き入力処理に伴ない入力された手書きデータ出力表示状態を示す図である。
【0025】
ここで、図3(A)は、タッチパネル14の入力エリア14aにキーボードKを表示させたキー入力状態であり、図3(B)〜(D)は、タッチパネル14の入力エリア14aに手書き入力ボードPを表示させた手書き入力状態である。
【0026】
前記タッチパネル14の入力エリア14aの右端には、キーボードKの表示によるキー入力処理と手書き入力ボードPの表示による手書き入力処理とを切替える際に操作される「切替え」キー31、キーデータや手書きデータをその最終データから削除する際に操作される「BS」(バックスペース)キー32、データ入力位置を改行する際に操作される「改行」キー33、入力データを1語単位として区切る際に操作される「スペース」キー34が常に表示される。
【0027】
すなわち、図3(A)に示すように、タッチパネル14の入力エリア14aに表示されたキーボードKをタッチ操作して入力されたキーデータは、順次、出力エリア14aに表示される。
【0028】
また、図3(B)に示すように、タッチパネル14の入力エリア14aに表示された手書き入力ボードPをタッチ操作して入力された手書きデータの軌跡は、そのタッチ位置座標(x,y)が一定周期でサンプリングされ、このサンプリングされた各座標(x1 ,y1 )(x2 ,y2 )…(xn ,yn )間を順次描画することで表示される(エコーバック表示)。
【0029】
ここで、(x1 ,y1 )等の座標は、タッチパネル14の左上端を原点とした値である。
この場合、手書き入力位置がスクロール開始ラインLを超えると、前記エコーバック表示された手書きデータは、所定のスクロール幅でスクロールされ、図3(C)に示すように、連続した手書き入力が行なえる。
【0030】
そして、前記一連の手書きデータは、「スペース」キー34による区切り操作に応じて1語単位で確定され、図3(D)に示すように、出力エリア14bに表示される。
【0031】
図4は前記携帯情報通信機のRAM23に備えられるデータレジスタの構成を示す図である。
前記RAM23には、入力コード文字バッファ41、手書きバッファ42、エコーバック表示バッファ43、スクロールフラグレジスタ44、スクロール回数レジスタ45、出力情報エリア46、全体語数レジスタ47、カーソル位置レジスタ48、入力状態レジスタ49、表示用ワークエリア50等が備えられる。
【0032】
前記入力コード文字バッファ41には、前記タッチパネル14の入力エリア14aに表示されたキーボードKのタッチ操作に伴ない入力されたキーに対応する文字コードが一時的に記憶される。
【0033】
前記手書きバッファ42には、図4(A)に示すように、前記タッチパネル14の入力エリア14aに表示された手書き入力ボードPのタッチ操作に伴ない入力された手書きの軌跡に対応する各座標(x1 ,y1 )(x2 ,y2 )…(xn ,yn )が一時的に記憶されると共に、連続する座標間でタッチ操作が途切れた点を示すためのペン離れコード(FF,FF)が一時的に記憶される。
【0034】
前記エコーバック表示バッファ43には、前記手書きバッファ42に記憶された各座標間を線分で繋いだイメージデータが記憶され、ペン離れコードに対応する位置は1本1本の途切れとなる。
【0035】
前記スクロールフラグレジスタ44には、手書き入力ボードPにおける手書き入力位置がスクロールラインLを越えた際に“1”がセットされる。
前記スクロール回数レジスタ45には、手書き入力ボードPにおける手書きデータのスクロール処理された回数が記憶される。
【0036】
前記出力情報エリア46は、図4(B)及び図4(C)に示すように、出力情報管理データエリア46aと出力情報実データメモリエリア46bとからなるもので、前記入力コード文字バッファ41や手書きバッファ42に記憶されたキーデータや手書きデータが、「スペース」キー34の区切り操作に対応する1語単位で実データメモリエリア46bに移動記憶されると共に、そのそれぞれの属性データ及び記憶位置を示すポインタデータ及びデータ長が、管理データエリア46aに対応付けて記憶される。
【0037】
前記全体語数レジスタ47には、前記「スペース」キー34による区切り操作を1語単位として入力されたキーデータや手書きデータの全体語数が、順次加算されて記憶される。
【0038】
前記カーソル位置レジスタ48には、カーソル位置を示すデータが、順次更新されて記憶される。
前記入力状態レジスタ49には、キーボードKの表示によるキー入力状態か手書き入力ボードPの表示による手書き入力状態かを示す入力状態データが記憶される。
【0039】
前記表示用ワークエリア50は、前記タッチパネル14の出力エリア14bに対応する表示ドットパターンの記憶領域を有するもので、この表示用ワークエリア50には、前記出力情報エリア46に記憶されたキーデータや手書きデータが、被表示データとして順次1語単位で展開されて記憶される。
【0040】
次に、前記構成による入力装置を搭載した携帯情報通信機のデータ入力動作について説明する。
図5は前記携帯情報通信機における文字入力処理を示すフローチャートである。
【0041】
図6は前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なうキー入力処理を示すフローチャートである。
図7は前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なう出力処理を示すフローチャートである。
【0042】
図8は前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なう手書き入力処理を示すフローチャートである。
図9は前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なう手書き/出力変換処理を示すフローチャートである。
【0043】
図10は前記携帯情報通信機の手書き/出力変換処理に伴なう手書きデータの出力エリアに対応させた座標変換処理を説明するための図である。
図11は前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なうバックスペース処理を示すフローチャートである。
【0044】
すなわち、キー入力部15の「入力」キー15bを操作すると、図5における文字入力処理が起動され、RAM23内の各種レジスタの内容がクリアされて初期化されると共に、タッチパネル14に対する入力・表示の待機状態となる(ステップS1,S2)。
【0045】
本実施例では、RAM23内の入力状態レジスタ49にキー入力状態データが初期セットされるものとし、タッチパネル14の入力エリア14aに、図3(A)に示すように、キーボードKが表示されて待機状態となる。そして、入力エリア14aがタッチされると、その時のモードが判断され、図6におけるキー入力処理に移行する(ステップS3→SA)。
【0046】
このキー入力処理において、キーボードKの文字キーがタッチ操作され、例えば「COME」と入力されると、そのキー入力毎に各キー「C」「O」「M」「E」に対応する文字コードが順次RAM23内の入力コード文字バッファ41に記憶される(ステップA1→A2)。
【0047】
すると、前記キー入力された各文字コードデータは、図4(B)及び(C)に示すように、出力情報エリア36における実データメモリエリア46bに順次転送され記憶更新されると共に、その属性データ「コード」、ポインタデータ「P1」、データ長「4」が管理データエリア46aに記憶される(ステップA3,A4)。
【0048】
前記属性データは、入力データが手書きかキーコードかを示すもので、キー入力の場合は「コード」が記憶される。ポインタは「COME」が記憶された実データメモリエリア46bの先頭アドレスを示すものである。
【0049】
また、前記管理データエリア46aに記憶されるデータ長は、当該データの記憶長さを示すものである。文字コードは、1文字当り8ビットを要するとし、データ長は、バイト単位で管理すると、前記管理データエリア46aのデータ長は、「C」→「O」→「M」→「E」と入力される毎に「1」→「2」→「3」→「4」と更新される。
【0050】
こうして、キーデータ「COME」が順次入力されると、その都度、図7における出力処理に移行する(ステップSA→SB)。
この出力処理では、まず、RAM23内の表示用ワークエリア50がクリアされて初期化され、前記出力情報エリア46の実データメモリエリア46bに記憶されたキーデータ「COME」が、管理データエリア46aにて管理されているポインタデータ「P1」に従って読出されると共に、その属性データが「コード」として判断される(ステップB1,B2,B3)。
【0051】
すると、前記出力情報エリア46の実データメモリエリア46bから読出されたキーデータ「COME」は、順次コード文字としてフォントパターンに展開されて前記表示用ワークエリア50に書込まれ、タッチパネル14の出力エリア14bに表示される(ステップB3→B4a,B5→S2)。
【0052】
こうして、キーデータ「COME」を入力表示させ、「スペース」キー34を操作すると、前記図6におけるキー入力処理に移行し(ステップS3→SA)、前記入力コードバッファ41に記憶されている文字コード「COME」がクリアされると共に、全体語数レジスタ47の語数値が(+1)されて“1”にセットされる(ステップA1→A5→A6,A7)。
【0053】
これにより、「COME」が1語として確定したことになる。
この後、前記入力エリア14aに表示されたキーボードKにおいて、「TO」と入力して出力エリア14bに表示させ、「スペース」キー34により1語単位の区切り操作を行なうと、前記同様に、図6におけるキー入力処理及び図7における出力処理を経て、出力情報エリア46にキーデータ「TO」に対応する文字コード、及びその属性データ「コード」,ポインタデータ「P2」,データ長「2」が記憶されると共に、全体語数レジスタ47の語数値が“2”に更新セットされる。
【0054】
ここで、前記キーボードKを操作して入力表示させたキーデータを削除するために、「BS」キー32を操作すると、図11におけるバックスペース処理に移行する(ステップS2→S3→SC)。
【0055】
このバックスペース処理において、入力状態レジスタ49に記憶されている入力状態データに基づき、キーボードKによるキー入力表示状態であると判断されると、入力コード文字バッファ41の書込み位置を示す書込みポインタが先頭にあるか否かによって、書込み途中にあるかが判断される(ステップC1→C2)。
【0056】
ここで、例えば前記「COME」→(スペース)→「TO」まで入力し「BS」キー32を操作したとすると、「スペース」キー34による1語単位の区切りを行なっていない状態であるから、前記入力コード文字バッファ41にデータが書込み途中にあると判断され、該入力コード文字バッファ41に記憶されている最終文字「O」のコードデータのみが削除される。また、同時に、これに対応して出力情報エリア46における実データメモリエリア46bのポインタP2に記憶されているキーデータ「TO」も「O」のみ削除され、さらに、管理データエリア46aに対応記憶されているデータ長「2」も「1」に書換えられる(ステップC2→C3,C4)。
【0057】
すると、前記図7における出力処理(ステップB1,B2,B3→B4a,B5)を経て、表示用ワークエリア50には、キーデータ「COME T」が展開され、出力エリア14bには、前記最終入力キーデータ「O」のみ削除された「COME T」が表示される(ステップSB→S2)。
【0058】
一方、例えば前記「COME」→(スペース)→「TO」→(スペース)まで入力してから「BS」キー32を操作すると、1語単位の区切りを行なった状態であるから、前記入力コード文字バッファ41はクリアされており、書込みポインタが先頭に復帰されていると判断され、出力情報エリア46における実データメモリエリア46bのポインタP2に記憶されている最終キーデータ「TO」がその1語(文字列)単位で削除され、管理データエリア46aに対応記憶されている属性データ「コード」,ポインタデータ「P2」,データ長「2」もそれぞれ削除される(ステップC2→C5)。
【0059】
また、これと共に、全体語数レジスタ47の語数値が(−1)されて“1”に書換えられる(ステップC6)。
すると、前記図7における出力処理(ステップB1,B2,B3→B4a,B5)を経て、表示用ワークエリア50には、キーデータ「COME」が展開され、出力エリア14bには、前記最終入力文字列「TO」が削除された「COME」が表示される(ステップSB→S2)。
【0060】
一方、前記キーボードKをタッチ操作して、「COME」→(スペース)→「TO」→(スペース)と入力し、出力エリア14bに表示させた状態で、次に、手書きによる文字データを入力するために「切替え」キー31を操作すると、前記タッチパネル14の入力エリア14aには、図3(B)に示すように、手書き入力ボードPが表示され入力待機状態となる(ステップS3→S4→SB→S2)。
【0061】
ここで、入力エリア14aをタッチすると、手書き入力ボードPの表示による手書き入力状態であることが判断され、図8における手書き入力処理に移行する(ステップS3→SD)。
【0062】
この手書き入力処理において、前記手書き入力ボードPに対し、タッチペンにより、例えば「My」と手書き入力して行くと、その手書き入力に伴なう軌跡が座標データ(x,y)として一定周期でサンプリングされる。その際、ペンが離されたか、及び入力位置がスクロール開始ラインLを超えたか否かが常時判断され、該スクロール開始ラインLを超えた場合には、スクロールフラグレジスタ44に“1”がセットされる(ステップD1→D2→D3)。
【0063】
また、前記手書き入力に伴ないサンプリングされた座標データ(x,y)は、そのx座標のみ、ROM22に予め記憶されているスクロールの幅とRAM23内のスクロール回数レジスタ45に記憶されているスクロール処理の回数とに基づき補正される(ステップD4)。
【0064】
なお、前記手書きデータ「My」の入力中にあっては、スクロール開始ラインLを超えないので、スクロールフラグはセットされず、また、スクロール回数レジスタ45は“0”にセットされているので、順次サンプリングされる入力軌跡の座標データ(x1 ,y1 )(x2 ,y2 )…(xn ,yn )は、実質的な補正を受けない。そして、入力された今回座標が前回座標と比較され、異なると判断された場合のみ、新たに更新された座標データが順次RAM23内の手書きバッファ42に記憶されて行く(ステップD2→D4,D5→D6)。
【0065】
すると、前記手書きバッファ42に記憶されて行く各座標データ(x1 ,y1 )(x2 ,y2 )…(xn ,yn )間を結ぶ線分イメージデータがエコーバック表示バッファ43に順次書込まれ、前記手書き入力に伴なう「My」の軌跡が、手書き入力ボードP上に描画され表示される(ステップD7→S5)。
【0066】
そして、前記手書きデータ「My」を手書きして、手書き入力ボードPからタッチペンが離れると、入力座標データなしがサンプリングされ、前回もペン離れであったか判断し、そうでなければRAM23内のスクロールフラグレジスタ44にスクロールフラグ“1”がセットされているか否か判断される(ステップD1→D8→D9)。
【0067】
この場合、前記「My」を手書き入力した時点では、スクロールフラグはセットされていないので、その手書きデータ「My」の各座標データ(x1 ,y1 )(x2 ,y2 )…(xn ,yn )に続き、ペン離れコード(FF,FF)が手書きバッファ42に記憶される(ステップD9→D12)。
【0068】
さらに、この手書き入力処理において、前記同様に、手書き入力ボードPに対し、「Office」の「O」を手書き入力して行く際に、その入力位置がスクロール開始ラインLを超えたと判断されると、スクロールフラグレジスタ44に“1”がセットされる(ステップD1→D2→D3)。
【0069】
この手書きデータ「O」の入力中にあっては、スクロールフラグがセットされるものの、スクロール回数レジスタ45は依然として“0”にセットされているので、順次サンプリングされる入力軌跡の座標データ(xn+1 ,yn+1 )(xn+2 ,yn+2 )…(xm ,ym )は、実質的な補正を受けず、前回座標と今回座標が異なると判断された新たに更新された座標データのみが順次RAM23内の手書きバッファ42に記憶されて行く(ステップD2→D3,D4,D5→D6)。
【0070】
すると、前記手書きバッファ42に記憶されて行く各座標データ(xn+1 ,yn+1 )(xn+2 ,yn+2 )…(xm ,ym )間を結ぶ線分イメージデータがエコーバック表示バッファ43に順次書込まれ、前記手書き入力に伴なう「O」の軌跡が、手書き入力ボードP上に描画され表示される(ステップD7→S5)。
【0071】
そして、前記手書きデータ「O」を手書きして、手書き入力ボードPからタッチペンが離れると、そのペン離れがサンプリングされた時点で、前記RAM23内のスクロールフラグレジスタ44にスクロールフラグ“1”がセットされていると判断されるので、RAM23内のスクロール回数レジスタ45に記憶されたスクロール回数が読出され、ROM22内に予め記憶されているスクロール処理の最大可能回数をオーバしたか否か判断される(ステップD1→D8→D9→D10)。
【0072】
この場合、前記スクロール回数レジスタ45に記憶されたスクロール処理の回数は“0”なので、前記スクロール処理の最大可能回数(3回)はオーバしてないと判断され、前記エコーバック表示バッファ43に書込まれた手書きイメージデータの手書き入力ボードPに対する表示範囲が、ROM22に予め記憶されている所定のスクロール幅に従ってスクロールされる。また、これと共に、スクロール回数レジスタ45におけるスクロール回数値が(+1)されて“1”にセットされ、スクロールフラグレジスタ44が“0”にリセットされる(ステップD10→D11)。
【0073】
そして、前記手書きデータ「O」の各座標データ(xn+1 ,yn+1 )(xn+2 ,yn+2 )…(xm ,ym )に続き、ペン離れコード(FF,FF)が手書きバッファ42に記憶される(ステップD12)。
【0074】
次に、図3(C)に示すように、前記手書きデータ「O」に続いて「ffice」が手書き入力されると、前記同様の手書き入力処理に従って、その各座標データ及びペン離れコードが手書きバッファ42に記憶される。そして、エコーバック表示バッファ43に対しその座標データ間を結ぶ線分イメージデータが順次書込まれ、前記スクロール表示された手書き入力ボードP上の手書きデータ「O」に続いて「ffice」と表示される。
【0075】
この場合、前記スクロール処理後の手書きデータ「ffice」に対応して手書きバッファ42に記憶されて行く各座標データは、スクロール回数レジスタ45に記憶されたスクロール回数値“1”及びROM22に予め記憶されている所定のスクロール幅に基づいて、そのx座標が補正されるので、前記スクロール処理以前の手書きデータ「My」の描画位置に対し、スクロール処理後の手書きデータ「ffice」の描画位置が重複してしまうことはない。
【0076】
こうして、前記手書き入力処理(ステップSD)及びエコーバック表示処理(ステップS5)に従って、図3(B)及び(C)で示したように、手書き入力ボードP上で手書きデータ「My Office」と手書き入力しその入力軌跡を表示させた状態で、「スペース」キー34により1語単位の区切り操作を行なうと、図9における手書き/出力変換処理に移行する(ステップS3→SE)。
【0077】
この手書き/出力変換処理では、まず、前記タッチパネル14の入力エリア14a上の手書き入力ボードPにおける手書き入力処理に従ってRAM23内の手書きバッファ42に記憶された手書きデータ「My Office」に対応する各座標データ(x1 ,y1 )(x2 ,y2 )…が、図10に示すように、出力エリア14bに対応させた相対座標に変換される(ステップE1)。
【0078】
つまり、前記手書きデータに対応する各座標データ(x1 ,y1 )(x2 ,y2 )…は、タブレット13の左上端を原点とした座標であって、これらがそれぞれ、下式(1)に従って出力エリア14bの左端を始点Q(0,0)とする相対座標に変換されるもので、この座標変換後の手書きデータの各座標データは、再び前記手書きバッファ42に記憶される。
【0079】
[(x−Xmin ),(y−Ymin )] …式(1)
また、これと共に、RAM23内の出力情報エリア46における管理データエリア46aに対し、図4(B)に示すように、前記1語単位で区切られた手書きデータ「My Office」の属性「手書」,ポインタ「P3」,データ長「60」が書込まれる(ステップE2)。
【0080】
この場合、前記手書きデータ「My Office」のデータ長「60」は、前記手書きバッファ42に記憶された一連の座標データが、60バイトに渡り書込まれていることを示している。
【0081】
そして、前記手書きバッファ42に記憶されている手書きデータの一連の座標データが、図4(C)に示すように、前記出力情報エリア46における実データメモリエリア46bに転送移動され、手書きバッファ42の内容がクリアされると共に、エコーバック表示バッファ43の内容もクリアされる(ステップE3)。
【0082】
すると、全体語数レジスタ47に記憶されている語数値が(+1)されて“3”に更新される(ステップE4)。
こうして、手書きデータ「My Office」に対応する各相対座標データが前記出力情報エリア46の実データメモリエリア46bに記憶されると共に、その属性,ポインタ,データ長が管理データエリア46aに書込まれ、全体語数値が更新されると、図7における出力処理に移行する(ステップSE→SB)。
【0083】
この出力処理では、RAM23内の表示用ワークエリア50が初期化され、前記出力情報エリア46の実データメモリエリア46bに記憶された手書きデータ「My Office」が、管理データエリア46aにて管理されているポインタデータ「P3」に従って読出されると共に、その属性データが「手書」として判断される(ステップB1,B2,B3)。
【0084】
すると、前記出力情報エリア46の実データメモリエリア46bから読出された手書きデータ「My Office」を構成する一連の座標データは、下式(2)に従って入力エリア14aの入力高aと出力エリア14bの出力高bの大小比率に合わせた座標値に補正され、前記表示用ワークエリア50に展開されて書込まれ、図3(D)に示すように、出力エリア14bに対し前記キーデータ「COME TO」に続いて表示される(ステップB3→B4b,B5→S2)。
【0085】
(x,y)←[{x×(b/a)},{y×(b/a)}] …式(2)
一方、前記手書き入力処理中に、手書き入力ボードPを操作して該手書き入力ボードP上にエコーバック表示された手書きデータを削除したい場合、あるいは、前記「スペース」キー34による1語単位の区切り操作後に、出力エリア14b上に座標変換されて表示された手書きデータを削除したい場合のそれぞれにおいて、「BS」キー32を操作すると、図11におけるバックスペース処理に移行する(ステップS2→S3→SC)。
【0086】
このバックスペース処理において、入力状態レジスタ49に記憶されている入力状態データに基づき、手書き入力ボードPによる手書き入力表示状態であると判断されると、手書きバッファ42の書込み位置を示す書込みポインタが先頭にあるか、書込み途中にあるかが判断される(ステップC1→C7)。
【0087】
ここで、例えば前記図3(B)及び図3(C)で示したように、「My Office」の手書き入力中に「BS」キー32の操作があると、「スペース」キー34による1語単位の区切り操作を行なっていないから、前記手書きバッファ42の書込みポインタが書込み途中にあると判断され、その直前の手書き入力位置に対応してサンプリングされた座標データが、手書きバッファ42から削除されると共に、該手書きバッファ42の書込みポインタが(−1)される(ステップC7→C8)。
【0088】
すると、前記手書きバッファ42において削除された座標データに基づきエコーバック表示されている手書きデータの最終の1本分の線分イメージデータが削除された状態で再表示される(ステップC9→S2)。
【0089】
一方、例えば前記図3(D)で示したように、「My Office」の手書き入力後、「スペース」キー34による1語単位の区切り操作を行なってから「BS」キー32をタッチすると、その手書きデータが出力エリア14bに表示されており、前記手書きバッファ42はクリアされてポインタが先頭に復帰されているから、出力情報エリア46における実データメモリエリア46bのポインタP3に記憶されている最終手書きデータ「My Office」がその1語(文字列)単位で削除される。そして、管理データエリア46aに対応記憶されている属性データ「手書」,ポインタデータ「P3」,データ長「60」もそれぞれ削除される(ステップC7→C5)。
【0090】
また、これと共に、全体語数レジスタ47の語数値が(−1)されて“2”に書換えられる(ステップC6)。
すると、前記図7における出力処理を経て、表示用ワークエリア50には、キーデータ「COME TO」のみが展開され、出力エリア14bには、前記最終入力文字列「My Office」が削除された「COME TO」が表示される(ステップSB→S2)。
【0091】
一方、前記図3(D)で示したように、手書きデータ「My Office」が出力エリア14bに表示された状態で、再び、キー操作による文字データを入力するために「切替え」キー31を操作すると、前記タッチパネル14の入力エリア14aには、再びキーボードKが表示され、キー入力待ちの状態となる(ステップS3→S6)。
【0092】
すると、RAM23内の入力状態レジスタ49に記憶された入力状態データに基づき、キーボートKの表示によるキー入力状態であることが判断され、図6におけるキー入力処理に再移行する(ステップS3→SA)。
【0093】
ここまでは、キーボードKによるキー文字の入力を説明したが、キーボードKの代わりに定形句のメニュー表示とすることができる。
例えば定形句として「待ち合わせは、」として、この定形句を呼出した後に、「10時」又は「渋谷」と手書き文字を追加するようにすれば、簡単な手間でメッセージを作成でき、相手に送信することができる。
【0094】
したがって、前記構成の入力装置を搭載した携帯情報通信機によれば、タッチパネル14の入力エリア14aに表示させたキーボードKを操作してキーデータを入力すると、そのそれぞれの文字コードデータがRAM23内の出力情報エリア46における実データメモリエリア46に記憶されると共にその属性,記憶ポインタ,データ長が管理データエリア46aに書込まれ、また、前記入力エリア14aに表示させた手書き入力ボードPを操作して手書きデータを入力すると、その入力軌跡に対応して一定周期でサンプリングされた座標データが前記実データメモリエリア46に記憶されると共にその属性,記憶ポインタ,データ長が管理データエリア46aに書込まれ、この出力情報エリア46に記憶された実データ及びその管理データに基づき、前記文字コードからなるキーデータ及び座標の集合により構成されるイメージデータからなる手書きデータが、前記タッチパネル14の出力エリア14bに共に表示されるので、キー入力されたコード文字列と手書きのままのイメージデータとを同等の処理により入力表示することができる。
【0095】
本実施例では、出力情報エリア46に、管理データと実データを分けて記憶させたが、このようなポインタ形式ではなく、実データと区切りコードの連続データの記憶形式としても良い。
【0096】
また、前記手書きボードpにおいて入力される手書きデータは、キーボードKにおいて入力されるキーデータと同様に、「スペース」キー34による1語単位の区切り操作毎に、出力情報エリア46における実データメモリエリア46bに新たなポインタが設定されて記憶され、その記憶ポインタが管理データエリア46aにて記憶管理されるので、「BS」キー32を操作してデータの削除を指示すると、前記入力座標の集合からなるイメージデータとして記憶されている手書きデータにあっても、一連の語句単位のデータとして削除することができる。
【0097】
なお、区切りとしては、「スペース」キー34を使用せず、ペン離れから一定時間たったことを検知する手段を設けて、一定時間入力がないと検知された場合に区切りとしても良い。
【0098】
そして、動作は削除だけでなく、語句単位の移動,コピーを実行するようにしても良い。
また、タッチパネル14の入力エリア14aに手書き入力ボードPを表示させた手書き入力の状態で、その手書き入力位置がスクロール開始ラインLを超えてペン離れが検出されると、それまでの手書き入力により前記手書き入力ボードP上にエコーバック表示された手書きイメージデータの表示範囲が、ROM22に予め記憶されている所定のスクロール範囲に従ってスクロールされて表示されるので、連続する長い手書きデータでも容易に入力することができる。
【0099】
なお、スクロール幅や、スクロール開始位置は、ユーザが設定するようにしても良いし、スクロール開始位置の表示は、他の表示形態でも良く、表示がなくても良い。
さらに、スクロール回数に制限がある場合に、もうスクロールができないことを特殊表示で報知することもできる。
【0100】
【発明の効果】
以上のように、本発明の第1の入力装置によれば、データの区切りを指示しながらキーコードデータや手書きイメージデータを入力し、データの消去を指示すると、データの入力中であれば、入力バッファ内の最終入力キーコードデータあるいは手書きイメージデータの最終入力線分データが消去され、区切り指示後であれば、メモリに記憶されているキーコードあるいは手書きイメージデータのうち最終のデータが区切られた単位で消去されるようになるので、入力の状況に応じて異なるデータの削除が行えるようになる。
【0101】
また、本発明の第2の入力装置によれば、データの区切りを指示しながら手書きイメージデータ入力を行い、データの消去を指示すると、入力中であれば、入力バッファ内のイメージデータを構成する最終入力線分が消去され、区切り指示後であれば、メモリに記憶されている最終の区切られたイメージデータ全体が消去されるようになるので、入力の状況に応じて異なるイメージデータの削除が行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる入力装置を搭載した携帯情報通信機の外観構成を示す正面図。
【図2】前記携帯情報通信機の電子回路の構成を示すブロック図。
【図3】前記携帯情報通信機のタッチパネルにおける入力表示及び出力表示状態を示す図であり、同図(A)はキー入力処理に伴ない入力されたキーデータの出力表示状態を示す図、同図(B)は手書き入力処理に伴なうスクロール開始ラインLの表示状態を示す図、同図(C)は手書き入力処理に伴なう手書きデータのスクロール状態を示す図、同図(D)は手書き入力処理に伴ない入力された手書きデータ出力表示状態を示す図。
【図4】前記携帯情報通信機のRAMに備えられるデータレジスタの構成を示す図。
【図5】前記携帯情報通信機における文字入力処理を示すフローチャート。
【図6】前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なうキー入力処理を示すフローチャート。
【図7】前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なう出力処理を示すフローチャート。
【図8】前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なう手書き入力処理を示すフローチャート。
【図9】前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なう手書き/出力変換処理を示すフローチャート。
【図10】前記携帯情報通信機の手書き/出力変換処理に伴なう手書きデータの出力エリアに対応させた座標変換処理を説明するための図。
【図11】前記携帯情報通信機の文字入力処理に伴なうバックスペース処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…通信機本体、12…液晶表示パネル、12a…表示ドライバ、13…タブレット、13a…タブレット制御部、14…タッチパネル、14a…入力エリア、14b…出力エリア、15…キー入力部、15a…「ON」キー、15b…「入力」キー、15c…「送信」キー、15d…「受信」キー、15e…「確認」キー、15f…カーソルキー、21…制御部(CPU)、22…ROM、23…RAM、24…無線ユニット、25…アンテナ、31…「切替え」キー、32…「BS」キー、33…「改行」キー、34…「スペース」キー、K…キーボード、P…手書き入力ボード、L…スクロール開始ライン、41…入力コード文字バッファ、42…手書きバッファ、43…エコーバック表示バッファ、44…スクロールフラグレジスタ、45…スクロール回数レジスタ、46…出力情報エリア、46a…管理データエリア、46b…実データメモリエリア、47…全体語数レジスタ、48…カーソル位置レジスタ、49…入力状態レジスタ、50…表示用ワークエリア。
Claims (4)
- キーコードデータ及び手書きイメージデータを入力するデータ入力手段と、
データの区切りを指示する区切り指示手段と、
前記区切り指示手段により区切りが指示されるまでの、前記データ入力手段による入力中のデータを保持する入力バッファと、
前記区切り指示手段により区切りが指示されることにより、前記入力バッファに保持されたキーコードデータあるいは手書きイメージデータが、前記区切り指示手段により区切られた単位で順次記憶されるメモリと、
データの消去を指示する消去指示手段と、
この消去指示手段によるデータの消去指示に対して、前記データ入力手段による入力中であれば、入力バッファ内の最終入力キーコードデータあるいは手書きイメージデータの最終入力線分データを消去し、区切り指示後であれば、前記メモリに記憶されているキーコードあるいは手書きイメージデータのうち最終のデータを区切られた単位で消去する消去手段と
を具備したことを特徴とする入力装置。 - 前記データ入力手段は、表示装置と座標入力装置とを一体にして成り、キーコードデータを入力する場合はキーボードを、手書きイメージデータを入力する場合は手書き入力ボードを、それぞれ切替えて表示することを特徴とする請求項1記載の入力装置。
- 手書きイメージデータ入力手段と、
データの区切りを指示する区切り指示手段と、
前記区切り指示手段により区切りが指示されるまでの、前記手書きイメージデータ入力手段による入力中のイメージデータを保持する入力バッファと、
前記区切り指示手段により区切りが指示されることにより、前記入力バッファに保持された手書きイメージデータが、前記区切り指示手段により区切られた単位で順次記憶されるメモリと、
データの消去を指示する消去指示手段と、
この消去指示手段によるデータの消去指示に対して、前記データ入力手段による入力中であれば、入力バッファ内のイメージデータを構成する最終入力線分を消去し、区切り指示後であれば、前記メモリに記憶されている最終の区切られたイメージデータ全体を消去する消去手段と
を具備したことを特徴とする入力装置。 - 前記手書きイメージデータ入力手段は、表示装置と座標入力装置とを一体にしてなり、前記表示装置の表示エリアは、前記入力バッファに保持された入力中のイメージデータを手書きの軌跡として表示する入力表示エリアと、前記メモリに記憶されたイメージデータを表示する出力表示エリアとに分割されてなることを特徴とする請求項3記載の入力装置。
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