JP3597158B2 - 歯科用破折器具除去装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、リーマやファイル等の歯科用根管治療器具の一部が根管内に破折片として残留した場合にこれを除去する歯科用破折器具除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
口腔内の食物残留物に細菌類が作用し生成される乳酸により、歯の組織が浸食されるのが齲歯、一般に言われるところの虫歯である。歯科治療では、齲歯が歯髄にまで及ぶと、歯髄を除去後に、歯髄に連通する根管を適宜切削拡大し、消毒措置してガッタパーチャー充填等を行う根管治療を施す。
【0003】
根管治療における根管拡大作業に用いられるファイル等の治療器具は、象牙質、歯質、歯髄組織等を切削する作業に由来して切削余剰物や細菌付着等の各種汚染が容易に予測される。
【0004】
従って、治療を受ける各患者毎に器具の廃棄刷新が行われることが理想ではあるが、実際にはこれら器具の洗浄殺菌を使用毎に繰り返し行い、機能的に使用に耐えられなくなるまで継続使用するのが一般的であった。
【0005】
しかしながら、上記の継続使用の後半期には治療措置中に器具の先端が破断してしまうことも少なくない。
【0006】
従来はこの破断により生じた破折片が根管内に残留する状況となっても、破折片回収除去といった対応措置を歯科的に完全に施すことは困難であり、放置されることが散見された。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来は上記のように、ファイル等の破折片が根管内で破断した破折片を回収除去する器具はおろか、技術そのものも確立されておらず早期の技術開発が待望されていた。
【0008】
本発明の目的は、根管内に残留した破折片を簡便な操作で確実に回収除去できるようにした破折片除去装置を提供するものである。
これ以外の目的及びその他の目的は以下の実施例の中で明確に説明されるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、歯の根管内に残置された根管治療用器具の破折片を除去回収する破折器具除去装置であって、操作者が把持する柄と、柄の先端に突出したガイドチューブと、ガイドチューブ及び柄の内部を貫通して挿通され、柄の後部側に固定されたワイヤと、ワイヤのガイドチューブ先端からの突出端に設けられた係止部と、柄の一部に配置された操作手段とからなり、前記破折片の外周を係止部で囲んだ状態で、操作手段の操作により前記ワイヤを引張り、前記係止部を前記ガイドチューブ先端側に引寄せることで、前記破折片を前記係止部内に緊縛する歯科用破折器具除去装置であって、前記操作手段が、柄の一部に出没可能に配置され、かつ柄の内部でワイヤに当接するトリガーボタンであることを特徴とするものである。それ故本発明では、グリップ位置でトリガーボタンを操作できるため、操作性が良好である。
【0013】
また、本発明は、歯の根管内に残置された根管治療用器具の破折片を除去回収する破折器具除去装置であって、操作者が把持する柄と、柄の先端に突出したガイドチューブと、ガイドチューブ及び柄の内部を貫通して挿通され、柄の後部側に固定されたワイヤと、ワイヤのガイドチューブ先端からの突出端に設けられた係止部と、柄の一部に配置された操作手段とからなり、前記破折片の外周を係止部で囲んだ状態で、操作手段の操作により前記ワイヤを引張り、前記係止部を前記ガイドチューブ先端側に引寄せることで、前記破折片を前記係止部内に緊縛する歯科用破折器具除去装置であって、前記ワイヤの両端が前記柄の後端に一体に連結し、かつガイドチューブ先端に設けた一対のワイヤ通し孔をくぐらせることでガイドチューブからの突出端にループを形成し、このループとガイドチューブの先端で囲われた内側を係止部としたものであり、前記操作手段が柄の後部にスライド可能に挿通されたロッドであって、ロッドにワイヤの両端を連結したものであることを特徴とするものである。それ故この発明では、ロッドの抜差し量によりワイヤーの移動量を大きく取れ、その分破折片に対する緊縛力を大きく取れる。また、本発明では、破折片をつかみ損っても、ワイヤがガイドチューブ内に没入することがなく、ループを広げることで何度でも繰返し作業ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。図1ないし図3は、本発明の第一実施例による除去装置を示すものである。
【0017】
この除去装置10は、操作者が把持する柄12と、柄12の先端に突出したガイドチューブ14と、ガイドチューブ14及び柄12の内部を貫通して挿通されたワイヤ16と、ワイヤ16のガイドチューブ14先端からの突出端に設けられた係止部18と、柄12の先端部側面に配置されたトリガーボタン20とを備えている。
【0018】
柄12は中空形状をなし、他の歯科器具と同様、握りやすく操作しやすい大きさ、形状及び衛生状態を確保できる材質からなっている。柄12の後端内側にはワイヤアジャスター22が設けられ、これの内部に挿通された前記ワイヤ16の両端を長さや張力を調整可能に連結している。
【0019】
ガイドチューブ14は、直径0.4mm程度、長さ38mm程度のニッケル、チタン、合金、ステンレス、コバルトクロムなどから構成された先細り状の硬質金属チューブであり、根管洗浄針などを改良して作られたものである。
【0020】
このガイドチューブ14は歯列を越えて口腔内に挿入しやすいように、柄12に対する連結端から波形カーブを描いた曲面に形成されている。勿論、この曲面形状だけでなく、施術される部位に応じて差込み易さを考慮した他の曲面形状にも形成できる。
【0021】
ガイドチューブ14の先端は、図3(a)に拡大して示すように、ストッパ26により塞がれ、その閉鎖端面に一対のワイヤ通し用の小孔28を開口している。
【0022】
ワイヤ16は、外周にニッケルメッキを施した直径0.06mm程度のステンレス単線からなる高強度ワイヤであり、同図3に示すように、両端を両小孔28にくぐらせた状態で、ガイドチューブ14及び柄12の内部に導き、両終端部をワイヤアジャスター22に連結することにより、その先端側、すなわち、ガイドチューブ14からの突出端にループ16aをつくり、このループ16aとストッパ26で囲われた位置を係止部18としている。なお、ガイドチューブ14の先端は、図3(b)に拡大して示すように、ガイドチューブ14を通るワイヤ16がストッパ26の小孔28から突出し、ループ16aを形成してからストッパ26の固定部28aに固定される構成とすることもできる。
【0023】
トリガーボタン20は、外面が柄12と面一であり、内面は柄12の中空内部に向けて弧状に膨出した形状となっている。このトリガーボタン20は、柄12の先端部側面に開口された細長い操作孔に嵌合されるとともに、先端が操作孔12aの先端側に設けられたトリガホルダー24にヒンジされている。
【0024】
トリガーボタン20の膨出面はワイヤ16の外周に接触しているとともに、(以下は付け加えたものです)柄12の内側に固定されたバネ30に当接し、非操作状態では図2(a)に示すように、常時柄12の外周部と面一に保持されている。この状態から、トリガーボタン20を押すと、(b)に示すように、バネ30を変形させつつ、トリガ−ホルダ24を支点として内部側に移動してワイヤ16を圧迫し、ワイヤ16が移動する結果、係止部18の位置でループ16aを緊縮させるようになっている。
【0025】
なお、トリガーボタン20を離せば元位置に戻るが、ワイヤ16のループ16aはストッパ24の端面に接触したままである。したがって、もとのループ16aを作るには、針などをループ16aとストッパ24との間に差込み、こじることによって、再びループ16aを広げることができ、ワイヤ16によるループ16aの大きさ、形態、傾き等を自由に変えることができる。また、操作に失敗した場合であっても、広げ作業によりワイヤ16が切れるまで何度でも繰返し使用が可能である。
【0026】
次に、補助器具の構成について図4、図5を用いて説明する。
【0027】
補助器具40は、破折ファイルが根管位置に露頂している場合、或は残置されている箇所が直接或は顕微鏡などで視認できない場合に用いられるもので、破折ファイルの露頂面周囲における管根部分を破折ファイルに向けて削除することで、破折ファイル頭部を露出させ、前記除去装置10による除去操作を可能とするものである。
【0028】
この補助器具40は、器具操作者が把持する柄42と、柄42の先端に取り付けられた取り替え可能にして自由変形可能な細径の金属スリーブ44と、スリーブ44の先端を半割状に切欠いて形成されたシャベル状刃先46と、前記柄の後端に接続された超音波振動発生装置48とを備えている。なお、スリーブ44は、消耗品であり、破折、破損、摩耗したときには交換することができ、かつ、その形態を症例に応じて自由に変形することができる。
【0029】
柄42は、後部が超音波振動発生装置48側に接続されている。一般に用いられている超音波スケーラー等の超音波医療器具が転用される。
【0030】
スリーブ44は、注射針程の直径で、破折ファイルの大きさや根管の径などに合わせて0.3mm〜1.0mmの各種微細管径のものが用意されていて、消耗品であるため、超音波振動装置の柄の部分から着脱可能となっている。
【0031】
刃先46は、図5(a)に示すように、柄42のグリップ方向に対し、上向きの円弧となっているものと、下向きの円弧となっているものを二種類用意する。その理由は柄42が大きいため、口腔内で回転させて用いることができないからである。同様にして右及び左横に円弧を形成したものも加えても良い。いずれの刃先46とも、焼入れ加工が施され、鋭利な状態に研削されている。
【0032】
次に以上の補助器具40及び前記除去装置10を用いた破折ファイルの除去作業手順を図6を用いて説明する。
【0033】
なお、操作の前提は、先ずレントゲンなどによる管根のX線写真により破折ファイルを確認後、歯科用顕微鏡により根管部分を覗きながら作業を行うことである。
【0034】
顕微鏡は、歯科用の実体顕微鏡であり、双眼タイプの接眼レンズからのぞき込むことにより、内蔵されたハロゲンランプやキセノンランプにより照射された根管内を、対物レンズを通して拡大された像を直接目で観察するか、CCDカメラを通してモニター上で観察しながら操作できるようになっている。拡大倍率は4倍から25倍ほどの範囲で、適切な倍率を選択して操作する。また、根管内に直接対物レンズを垂直にあてられないことが多いため、歯科用のミラーを片手に持ち、その反射像に対物レンズの焦点を合わせて行うことが多い。または、片手の操作では安定しにくいため、根管治療時に使用しているラバーダムクランプにミラーとの間にミラー固定装置を設けて安定させることができる。ミラー固定装置とは、ミラー本体とラバーダムクランプのbow の一部を挟み込むクランプ部と、その両端のクランプ部をつなぎ合わせて360度回転可能式のボールジョイントとからなっている。クランプ部は、バネ式で、容易にミラーとラバーダムクランプに取り付けることができる。これにより、ミラーに写る反射像の観察が安定する。
【0035】
先ず、知見例として、図6(a)に断面して示すように、根管60の細径部分に突刺さった破折ファイル62は、単に露頂している場合が多い。
【0036】
この場合には(b)に示すように用意されている二種類の補助器具40のうち、刃先46がスリーブ44の下側に向いたものを露頂部分における根管60の一方の面に当てつつ超音波振動することで、一方側の周囲歯質を削除し、次いで(c)に示すように、刃先がスリーブ44の上側に向いた他方の補助器具40を用い、その刃先46を根管60の他方の面に当てつつ超音波振動することで、他方側の周囲歯質も削除できる。
【0037】
(b),(c)の手順は逆でも良い。また、柄42の操作は口腔外で行い、金属スリーブ44のたわみを利用して目的位置に先端刃先46を押し当てることで削除作業が可能となる。
【0038】
以上の作業により、(d)に示すように、1.0〜1.5mm程度破折ファイル62の頭部が露出すると、掴みしろが確保され、除去装置10の使用が可能となる。
【0039】
なお、根管60が大きく湾曲している場合には、見通しを確保するために、根管60の上部から順次見通しできるように削除作業を行うことが必要である。
【0040】
いずれにおいても、細径箇所での微細削除作業なので細心の注意を払って行うことが必要である。
【0041】
また、(b)〜(d)の操作は、破折ファイル62の頭部が掴み作業可能な高さまで露出している場合には省略できる。
【0042】
次に、(e)に示すように、除去装置10のガイドチューブ14を管根60内に差込み、係止部18のループ16aを破折ファイル40の上部突出端の外周に位置させ、次いでトリガーボタン20の操作により、ループ16aを緊縮させ、破折ファイル62を緊縛する。
【0043】
この状態で、装置10全体を引上げる、或は必要に応じて回転又は左右に振り回しながら引抜き操作することで、(f)に示すように、破折ファイル62を引上げ回収することができる。
【0044】
回収後は、当該部位に対する消毒、洗浄、及び根管治療などの一般的歯科処置が可能となる。
【0045】
図7は除去装置の第二実施例を示す。図における除去装置70は、柄及び操作手段として、例えば25■lマイクロシリンジ72及びこれの後部にスライド可能に取付けたプランジャ(ロッド)74を利用し、シリンジ72の先端に、前記と同様、根管洗浄針を適用したガイドチューブ14を取付けたもので、前記と同様に、ワイヤ16はガイドチューブ14の先端にループをなしてガイドチューブ14の先端との間に係止部18を形成している。
【0046】
またワイヤ16の後部は、ガイドチューブ14及びマイクロシリンジ72の内部及びプランジャ74の先端に設けたピストン76を貫通し、マイクロシリンジ72の後端より外部に引出され、プランジャ74の後部に固定配置されたアジャスタブロック78に長さ調整可能に固定されている。
【0047】
したがって、非操作状態では同図(a)に示すように、プランジャ74はシリンジ72内に押込まれており、操作時には(b)に示すように、プランジャ74を後部側に引抜けば、ワイヤ16が引張られて係止部18は緊縮し、破折ファイルを緊縛する。
【0048】
本実施例では、プランジャ74の引抜きによるワイヤ16の移動量を大きく取ることができ、これによって破折ファイルに対する緊縛力を大きく取ることができる。
【0049】
以上の除去装置70と前記補助器具40を用いた破折ファイルの除去方法は、図6と全く同様であるので、その説明は省略する。
【0050】
図8(a),(b)は除去装置の第三実施例を示す。図における除去装置80は、第一実施例のトリガーボタン20に代えてスライド式の操作手段を採用したものである。すなわち、操作者が把持する柄12の上部には長尺スライド部82aと、長尺スライド部82aの後端に一体化されて柄12の後端を覆うストッパ部82b((a)図の最右部はストッパ部の背面を示している)と、長尺スライド部82aの先端部上部に固定された突起部82cとからなるスライドトリガー82が、リング83により脱落不能に設けられている。柄12の内部を貫通して挿通されたワイヤ16の後端は、ワイヤアジャスタ22によってストッパ部82bに固定されている。
【0051】
今、図9(a)の状態から、操作者が柄12を握った状態で突起部82cに指をあて、これを後方に向けてスライドさせると、図9(b)に示すように、スライドトリガー82全体が後方に移動し、ワイヤアジャスタ22によってストッパ部82bに固定されたワイヤ16が後方に向けて引っ張られ、係止部18の位置でループ16aが緊縮し、破折ファイルを緊縛することができ、上述した実施例と同様の効果を得ることができる。
【0052】
なお、以上の各実施例以外であっても、除去装置が基本的に破折片を取囲んで遠隔操作により、緊縛する構造であれば、本発明の範囲に含まれることは明らかである。
【0053】
【発明の効果】
以上の説明により明らかなように、本発明による歯科用破折器具除去装置にあっては、根管内に残留した破折片を簡便な操作で確実に回収除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例による除去装置の外観説明図である。
【図2】(a),(b)は同装置の非操作時及び操作時を示す断面説明図である。
【図3】図1のA部を拡大して示す説明図である。
【図4】補助器具を示す説明図である。
【図5】(a),(b)は図4のB部を拡大して示す説明図である。
【図6】(a)〜(f)は除去操作手順を示す説明用断面図である。
【図7】(a),(b)は第二実施例による除去装置の非操作時及び操作時を示す説明図である。
【図8】(a),(b)は第三実施例による除去装置の側面図及び平面図である。
【図9】(a),(b)は第三実施例の非操作時及び操作時を示す説明図である。
【符号の説明】
10,70 除去装置
12 柄
14 ガイドチューブ
16 ワイヤ
16a ループ
18 係止部
20 トリガーボタン
24 ストッパ
26 小孔
40 補助器具
42 柄
44 スリーブ
46 シャベル状刃先
48 超音波振動発生装置
60 根管
62 破折ファイル
72 マイクロシリンジ(柄)
74 プランジャ(操作手段)
Claims (2)
- 歯の根管内に残置された根管治療用器具の破折片を除去回収する破折器具除去装置であって、
操作者が把持する柄と、柄の先端に突出したガイドチューブと、ガイドチューブ及び柄の内部を貫通して挿通され、柄の後部側に固定されたワイヤと、ワイヤのガイドチューブ先端からの突出端に設けられた係止部と、柄の一部に配置された操作手段とからなり、
前記破折片の外周を係止部で囲んだ状態で、操作手段の操作により前記ワイヤを引張り、前記係止部を前記ガイドチューブ先端側に引寄せることで、前記破折片を前記係止部内に緊縛する歯科用破折器具除去装置であって、
前記操作手段が、柄の一部に出没可能に配置され、かつ柄の内部でワイヤに当接するトリガーボタンであることを特徴とする歯科用破折器具除去装置。 - 歯の根管内に残置された根管治療用器具の破折片を除去回収する破折器具除去装置であって、
操作者が把持する柄と、柄の先端に突出したガイドチューブと、ガイドチューブ及び柄の内部を貫通して挿通され、柄の後部側に固定されたワイヤと、ワイヤのガイドチューブ先端からの突出端に設けられた係止部と、柄の一部に配置された操作手段とからなり、
前記破折片の外周を係止部で囲んだ状態で、操作手段の操作により前記ワイヤを引張り、前記係止部を前記ガイドチューブ先端側に引寄せることで、前記破折片を前記係止部内に緊縛する歯科用破折器具除去装置であって、
前記ワイヤの両端が前記柄の後端に一体に連結し、かつガイドチューブ先端に設けた一対のワイヤ通し孔をくぐらせることでガイドチューブからの突出端にループを形成し、このループとガイドチューブの先端で囲われた内側を係止部としたものであり、
前記操作手段が柄の後部にスライド可能に挿通されたロッドであって、ロッドにワイヤの両端を連結したものであることを特徴とする歯科用破折器具除去装置。
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