[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP3597028B2 - Support structure for front differential case - Google Patents

Support structure for front differential case Download PDF

Info

Publication number
JP3597028B2
JP3597028B2 JP31584897A JP31584897A JP3597028B2 JP 3597028 B2 JP3597028 B2 JP 3597028B2 JP 31584897 A JP31584897 A JP 31584897A JP 31584897 A JP31584897 A JP 31584897A JP 3597028 B2 JP3597028 B2 JP 3597028B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
differential case
front differential
rubber
cylindrical
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31584897A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPH11129772A (en
Inventor
英則 片山
義人 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP31584897A priority Critical patent/JP3597028B2/en
Publication of JPH11129772A publication Critical patent/JPH11129772A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3597028B2 publication Critical patent/JP3597028B2/en
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばキャブオーバー型の四輸駆動車などにおいて、車両前部にデファレンシャルケース(フロントデファレンシャルケース)を支持させるためのフロントデファレンシャルケースの支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のフロントデファレンシャルケースの支持構造の一例として、例えば実開平6−71248号公報に示されたものがある。この支持構造では、図1に示すように、車両前部の両側位置に配置された一対のサイドフレーム1,1間に車幅方向に延びるクロスメンバ2を連結し、このクロスメンバ2にフロントデファレンシャルケース3の前部をマウントゴム4を介して支持させている。また、フロントデファレンシャルケース3の後部には、2つのブラケット5,6のそれぞれの内側端部が連結され、これらブラケット5,6のそれぞれの外側端部を上記サイドフレーム1,1にマウントゴム7,8を介して支持させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車体の前部構造は、車両の前方衝突時にクラッシュすることにより衝撃力を吸収緩和するよう構成することが望まれる。この場合、衝撃力の吸収緩和効果を高めるためには、車体前部のクラッシュストロークをできる限り長くする必要がある。
【0004】
しかしながら、上記従来におけるフロントデファレンシャルケース3の支持構造は、フロントデファレンシャルケース3の前部と後部をクロスメンバ2やサイドフレーム1,1などの車両のフレーム部材に対して強固に支持させた構造であり、しかも、フロントデファレンシャルケース3自体が頑強に製作されているので、車両が前方衝突を起こした時に十分なクラッシュストロークを確保できなかった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、車両前部にフロントデファレンシャルケースを設けている場合において、フロントデファレンシャルケースの後部を車体から離脱させることにより、車両の前方衝突時におけるクラッシュストロークを長く取ることができるフロントデファレンシャルケースの支持構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、車体前部に左右一対のサブフレームを取り付け、これらサブフレームの前部を連結するクロスメンバを設け、フロントデファレンシャルケースの前部を上記クロスメンバに第1の円筒形マウントゴムを介して連結し、上記フロントデファレンシャルケースの後部に車幅方向に延びるアームを固定し、このアームの車幅方向両端部を第2の円筒形マウントゴムを介して上記サブフレームに取り付けてなり、上記第2の円筒形マウントゴムの外筒が上記サブフレームに固定され、第2の円筒形マウントゴムのピンが上記アームに固定され、かつピンが第2の円筒形マウントゴムの中心部に車体後方より圧入されており、上記第1の円筒形マウントゴムと第2の円筒形マウントゴムとの間に位置する上記サブフレームの部位に折れ曲がり可能な屈曲部が設けられ、車両の前方衝突時に、第2の円筒形マウントゴムより前方の車体がクラッシュするとともに上記屈曲部が折れ曲がることで、上記フロントデファレンシャルケースが車体後方へ変位し、上記ピンが第2の円筒形マウントゴムに対して後方へ離脱するように構成されていることを特徴とするフロントデファレンシャルケースの支持構造を提供する。
【0007】
本発明のフロントデファレンシャルケースを搭載した車両が前方衝突を起こすと、前方からの入力によりクロスメンバは後方へ押される。このとき、フロントデファレンシャルケースもクロスメンバとともに後方へ押されるが、フロントデファレンシャルケースの後部にアームを介して固定されたピンがマウントゴムに対して後方へ抜けるので、フロントデファレンシャルケースの後部が後方へ離脱する形となり、十分なクラッシュストロークを確保できる。
なお、ピンの圧入方向は厳密に車体前後方向である必要はなく、多少左右方向あるいは上下方向に傾いていてもよい。すなわち、前方衝突時の入力の方向やフロントデファレンシャルケースの配置位置によっては、デファレンシャルケースが直後方へ押されるとは限らないので、最もピンが円滑に抜ける方向に設定すればよい。
【0008】
本発明では、フロントデファレンシャルケースの前部と後部をそれぞれ円筒形マウントゴムを用いて支持している。マウントゴムには円筒形マウントゴムのほかに、板状のいわゆる座布団形のマウントゴムもあるが、座布団形マウントゴムはばね定数が高すぎ、フロントデファレンシャルケースの振動が車体に伝わりやすいという欠点がある。これに対し、円筒形マウントゴムは外筒と内筒の間にゴムが全周に介装された構造であるため、ばね定数の設定の自由度が高い。本発明ではフロントデファレンシャルケースの前後部を円筒形のマウントゴムを介して支持することで、好適なばね定数が得られ、振動が車体に伝わるのを抑制できる。
【0009】
また、円筒形マウントゴムは外筒と内筒との間にゴム部を有し、ピンは内筒に圧入されるが、内筒とピンとが金属接触になると、ガタが発生したり、あるいは抜け荷重が過大となる恐れがある。そこで、内筒の内側にゴム部を設け、このゴム部にピンを圧入するのが望ましい。この場合には、通常使用時のガタを無くすことができ、かつ抜け荷重を低く抑えることができる。
【0010】
本発明では、車体前部に左右一対のサブフレームを取り付け、このサブフレームの前部を連結するクロスメンバを設けるとともに、アームの車幅方向両端部を円筒形マウントゴムを介してサブフレームに取り付けてある。この場合、サブフレームにフロントデファレンシャルケースが支持されることになるので、フロントデファレンシャルケースをサブフレームに前工程で組み付けておき、このサブフレームを車体フレームに組み付けることで、組立作業を簡素化できる。
そして、第1の円筒形マウントゴムと第2の円筒形マウントゴムとの間に位置するサブフレームの部位に折れ曲がり可能な屈曲部を設け、車両の前方衝突時に、第2の円筒形マウントゴムより前方の車体がクラッシュするとともに上記屈曲部が折れ曲がることにより、フロントデファレンシャルケースは車体後方へ変位することができる。
【0011】
また、サブフレームの屈曲部に折れ曲がりを容易にする脆弱部を設け、前方衝突時にこの脆弱部が折れ曲がるようにしてもよい。この場合には、サイドフレームのクラッシュに伴わせてサブフレームを大きく変形させることで、フロントデファレンシャルケースの後方への離脱がスムーズになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図2,図3は本発明にかかるフロントデファレンシャルケースの支持構造の一例を示す。
この実施例のフロントデファレンシャルケースの支持構造は、キャブオーバー型四輸駆動車に適用されたものであり、矢印Frは車両前方を示している。
【0013】
車両前部の両サイド位置には車体前後方向に延びる一対のサイドフレーム10,10が配置されている。これらサイドフレーム10,10の下面側には、図3に示すようにサブフレーム11がボルト12によって締結されている。サブフレーム11は、たとえぼ平面視略H字状に形成されており、サイドフレーム10にほぼ沿って車体前後方向に延びる一対のサイド部11aと、これらサイド部11aの前部どうしを相互に繋ぐクロス部11bとを具備している。サイド部11aの前後両端部が上記ボルト12によってサイドフレーム10に締結されている。サブフレーム11のサイド部11aは、図3に示すように下方へ屈曲しており、クロス部11bとの結合部よりやや後部の屈曲部には、車両の前方衝突時に折れ曲がり易い脆弱部11cが形成されている。
なお、上記サイド部11aには、フロントサスペンションのサスペンションアーム(図示せず)の一端部を支持する用途にも利用可能である。また、サブフレーム11より後部のサイドフレーム10,10間には、クロスメンバ13が架け渡して固定されており、サブフレーム11の後端部はクロスメンバ13とサイドフレーム10との連結部付近に締結されている。
【0014】
上記サブフレーム11にフロントデファレンシャルケース15は搭載されている。フロントデファレンシャルケース15は、プロベラシャフト16の回転力を車軸17に伝達するデファレンシャルギヤを内装したものである。この実施例では、キャブオーバー型自動車に適用した構造であり、フロントデファレンシャルケース15は車幅方向中央位置から、適当な寸法Lだけ車幅方向片側へオフセットしている。上記フロントデファレンシャルケース15の前部は、サブフレーム11のクロス部11bに対して円筒形マウントゴム18およびブラケット19を介して連結されている。この場合には、マウントゴム18を貫通するボルト20がブラケット19に車幅方向に固定されている。
【0015】
フロントデファレンシャルケース15の後部にはブラケット21を介して車幅方向に延びるアーム22が固定されている。この実施例では、アーム22は例えば軽量化の観点から円筒状パイプ材を用いて形成されている。アーム22の両端部には前方へ突出するピン23,24がそれぞれ固定されている。この実施例では1本の連続したアーム22で構成しているが、2本のアーム22をフロントデファレンシャルケース15の後部に取り付けてもよい。
【0016】
上記ピン23,24は、サブフレーム11のサイド部11aに固定された円筒形マウントゴム25,26に車体後方より圧入されている。すなわち、円筒形マウントゴム25,26は図4に示すように、サイド部11aに固定された外筒25aと、内筒25bと、外筒25aと内筒25bとの間に介装されたゴム25cとを備えており、内筒25bの内側にはゴム部25dが固着されている。なお、ゴム部25dをゴム25cと一体に形成してもよい。上記ピン23,24はこのゴム部25dの内側へ圧入されているので、内筒25bとピン23,24とのガタを吸収できるとともに、ピン23,24の抜け荷重を低く設定できる。
【0017】
上記のようにピン23,24がマウントゴム25,26に車体後方より圧入されているため、車両が前方衝突を起こした時、フロントデファレンシャルケース15が後方へ変位するに伴ってピン23,24がマウントゴム25,26から後方へ抜け、フロントデファレンシャルケース15の後部が離脱することができる。
なお、上記のようにフロントデファレンシャルケース15が車体中心位置より片側にオフセットしている場合には、前方衝突時に左右のピン23,24が共に直後方へ移動するとは限らないので、フロントデファレンシャルケース15の変位特性を考慮してピン23,24の方向を左右方向あるいは上下方向に若干傾けてもよい。
【0018】
次に、上記構成のフロントデファレンシャルケース支持構造の作用について説明する。
上記フロントデファレンシャルケース15の前部は、円筒形マウントゴム18を介してサブフレーム11のクロス部11bに支持されており、フロントデファレンシャルケース15の後部は円筒形マウントゴム25,26を介してサブフレーム11のサイド部11aに支持されているため、マウントゴム18,25,26の作用により好適なばね定数が得られ、フロントデファレンシャルケース15の振動が車体に伝わるのを抑制できる。また、前方のマウントゴム18の支軸ボルト20は水平方向に配置されているので、フロントデファレンシャルケース15の前部が離脱することがなく、一方、後方のマウントゴム25,26にはピン23,24が後方から圧入されているので、通常走行時の負荷入力(車幅方向)に対してピン23,24がマウントゴム25,26から抜け落ちる恐れがない。
【0019】
また、フロントデファレンシャルケース15は、その前部がサブフレーム11の脆弱部11cより前方のクロス部11bに取付けられているとともに、その後部がアーム22を介して脆弱部11cより車両後方のサブフレーム11のサイド部11aに支持されている。
【0020】
図5,図6のように車両が前方衝突を起こすと、衝撃力Fがサイドフレーム10の前部に作用し、サイドフレーム10がクラッシュするとともに、サブフレーム11にも衝撃力Fが作用し、サブフレーム11の前部、特にクロス部11bが後方へ変位する。そのため、クロス部11bと連結されたフロントデファレンシャルケース15も後方へ変位することになる。これに対し、サブフレーム11の後端部はクラッシュしないサイドフレーム10の部位に連結されているので、サブフレーム11は脆弱部11cで折れ曲がり、サイド部11aに固定された円筒形マウントゴム25,26はその位置を保持しようとする。その結果、フロントデファレンシャルケース15の後部に連結されたアーム22はマウントゴム25,26に対して相対的に後方へ移動し、ピン23,24がマウントゴム25,26から後方へ離脱することになる。そのため、フロントデファレンシャルケース15は後方へ自由に変位することができ、車両前部のクラッシュストロークを長くすることができ、衝撃吸収効果を高めることができる。なお、フロントデファレンシャルケース15の離脱時にプロペラシャフト16がフロントデファレンシャルケース15から離脱できるように、プロペラシャフト16の連結ピンを破断させるようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、フロントデファレンシャルケースの前後部を円筒形マウントゴムを用いて車体に支持したので、円筒形マウントゴムの自由に設定できるばね定数によって、良好な振動吸収効果を発揮できる。
また、第1の円筒形マウントゴムと第2の円筒形マウントゴムとの間に位置するサブフレームの部位に折れ曲がり可能な屈曲部を設け、車両の前方衝突時に、第2の円筒形マウントゴムより前方の車体がクラッシュするとともに上記屈曲部が折れ曲がることで、フロントデファレンシャルケースが車体後方へ変位し、上記ピンが第2の円筒形マウントゴムに対して後方へ離脱するように構成されているので、フロントデファレンシャルケースがクラッシュの障害とならず、クラッシュストロークを長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のフロントデファレンシャルケースの支持構造の一例の平面図である。
【図2】本発明に係るフロントデファレンシャルケースの支持構造の一例を示す平面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2のA部拡大断面図である。
【図5】図2に示すフロントデファレンシャルケース支持構造のクラッシュ時の平面図である。
【図6】図5の側面図である。
【符号の説明】
10 サイドフレーム
11 サブフレーム
11a サイド部
11b クロス部(クロスメンバ)
11c 脆弱部
15 フロントデファレンシャルケース
18,25,26 マウントゴム
22 アーム
23,24 ピン
[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a front differential case support structure for supporting a differential case (front differential case) at a front portion of a vehicle such as a cab-over type four-wheel drive vehicle.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as an example of a support structure for a front differential case of this kind, there is one disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 6-71248, for example. In this support structure, as shown in FIG. 1, a cross member 2 extending in the vehicle width direction is connected between a pair of side frames 1, 1 arranged on both sides of a front portion of the vehicle, and a front differential is connected to the cross member 2. The front part of the case 3 is supported via a mount rubber 4. The inner ends of the two brackets 5 and 6 are connected to the rear part of the front differential case 3. The outer ends of the brackets 5 and 6 are mounted on the side frames 1 and 1 by mounting rubbers 7 and 8 support.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Incidentally, it is desired that the front structure of the vehicle body be configured to absorb and reduce the impact force by crashing at the time of a forward collision of the vehicle. In this case, in order to enhance the effect of absorbing and mitigating the impact force, it is necessary to make the crash stroke at the front of the vehicle body as long as possible.
[0004]
However, the support structure of the front differential casing 3 in the above conventional, there the front and rear of the front differential case 3 in structure with firmly supported relative to the frame members of the vehicle such as the cross member 2 and the side frames 1, 1 In addition, since the front differential case 3 itself is made stubbornly, a sufficient crash stroke cannot be secured when the vehicle has a forward collision.
[0005]
Therefore, the front of an object of the present invention, in the case is provided with the front differential case in the front part of the vehicle, by disengaging the rear of the front differential case from the vehicle body, it can take longer crush stroke at the front collision of the vehicle An object of the present invention is to provide a support structure for a differential case.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, the present invention is fitted with a pair of left and right sub-frame in a front portion of a vehicle body, a cross member connecting the front portion of the subframe is provided, first the front portion of the front differential case to the cross member And an arm extending in the vehicle width direction is fixed to a rear portion of the front differential case. Both ends of the arm in the vehicle width direction are connected to the sub-frame via a second cylindrical mount rubber. The second cylindrical mounting rubber outer cylinder is fixed to the subframe , the second cylindrical mounting rubber pin is fixed to the arm, and the pin is fixed to the second cylindrical mounting rubber. It is press-fitted from the rear of the vehicle body in the center of the position between the first cylindrical rubber mount and a second cylindrical rubber mount subfolder Over arm bent that bends to the site is provided for, when the front collision of the vehicle, in the bending portion that bends with the body of the front of the second cylindrical rubber mount crashes, the front differential case the vehicle rear And the pin is configured to be displaced rearward with respect to the second cylindrical mount rubber, thereby providing a support structure for a front differential case.
[0007]
When a vehicle equipped with the front differential case of the present invention causes a front collision, the cross member is pushed rearward by an input from the front. At this time, the front differential case is also pushed rearward together with the cross member, but since the pin fixed to the rear of the front differential case via the arm is pulled rearward with respect to the mounting rubber, the rear of the front differential case separates rearward. And a sufficient crash stroke can be secured.
The press-fit direction of the pin does not need to be strictly in the front-rear direction of the vehicle, but may be slightly inclined in the left-right direction or the up-down direction. That is, depending on the direction of input at the time of a frontal collision and the position of the front differential case, the differential case is not necessarily pushed backward, so that the pin may be set in the direction in which the pin can be pulled out most smoothly.
[0008]
In the present invention, the front part and the rear part of the front differential case are respectively supported by using cylindrical mount rubber. In addition to the cylindrical mount rubber, there is also a so-called cushion type mount rubber in the form of a plate.However, the cushion type mount rubber has too high a spring constant and has the disadvantage that the vibration of the front differential case is easily transmitted to the vehicle body. . On the other hand, since the cylindrical mount rubber has a structure in which the rubber is interposed between the outer cylinder and the inner cylinder all around, the degree of freedom in setting the spring constant is high. In the present invention, by supporting the front and rear portions of the front differential case via the cylindrical mount rubber, a suitable spring constant is obtained, and transmission of vibration to the vehicle body can be suppressed.
[0009]
In addition, the cylindrical mount rubber has a rubber portion between the outer cylinder and the inner cylinder, and the pin is pressed into the inner cylinder. However, when the inner cylinder and the pin come into metallic contact, play or slippage occurs. The load may be excessive. Therefore, it is desirable to provide a rubber portion inside the inner cylinder and press-fit a pin into this rubber portion. In this case, backlash during normal use can be eliminated, and the unloading load can be suppressed.
[0010]
According to the present invention, a pair of left and right subframes are attached to the front of the vehicle body, a cross member is provided to connect the front portions of the subframes, and both ends in the vehicle width direction of the arm are attached to the subframe via the cylindrical mount rubber. It is. In this case, since the front differential case is supported by the sub-frame, the front differential case is assembled to the sub-frame in the previous process, and the sub-frame is assembled to the vehicle body frame, whereby the assembling work can be simplified.
Then, a bendable portion is provided at a portion of the subframe located between the first cylindrical mount rubber and the second cylindrical mount rubber, and the second cylindrical mount rubber is provided at the time of a forward collision of the vehicle. The front differential case can be displaced rearward of the vehicle body when the vehicle body in front crashes and the bent portion is bent.
[0011]
Further , a fragile portion for facilitating bending may be provided at the bent portion of the subframe, and the fragile portion may be bent at the time of a forward collision. In this case, the sub-frame is largely deformed in accordance with the crash of the side frame, so that the front differential case can be smoothly separated from the rear.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
2 and 3 show an example of a support structure for a front differential case according to the present invention.
The support structure of the front differential case of this embodiment is applied to a cab-over type four-wheel drive vehicle, and the arrow Fr indicates the front of the vehicle .
[0013]
A pair of side frames 10, 10 extending in the front-rear direction of the vehicle body are disposed at both side positions at the front of the vehicle. As shown in FIG. 3, a sub-frame 11 is fastened to the lower surfaces of the side frames 10 and 10 by bolts 12. The sub-frame 11 is formed, for example, in a substantially H-shape in plan view, and connects a pair of side portions 11 a extending substantially in the vehicle longitudinal direction substantially along the side frame 10 to each other, and connecting the front portions of the side portions 11 a to each other. And a cross portion 11b. Both front and rear ends of the side portion 11 a are fastened to the side frame 10 by the bolts 12. The side portion 11a of the sub-frame 11 is bent downward as shown in FIG. 3, and a fragile portion 11c that is easily bent at the time of a forward collision of the vehicle is formed at a bent portion slightly behind the joint portion with the cross portion 11b. Have been.
The side portion 11a can also be used for supporting one end of a suspension arm (not shown) of a front suspension. Further, a cross member 13 is bridged and fixed between the side frames 10 and 10 at the rear of the sub frame 11, and the rear end of the sub frame 11 is located near a connecting portion between the cross member 13 and the side frame 10. Has been concluded.
[0014]
A front differential case 15 is mounted on the sub-frame 11. The front differential case 15 contains a differential gear for transmitting the rotational force of the probe shaft 16 to the axle 17. In this embodiment, the structure is applied to a cab-over type vehicle, and the front differential case 15 is offset from the central position in the vehicle width direction by an appropriate dimension L to one side in the vehicle width direction. The front portion of the front differential case 15 is connected to the cross portion 11b of the sub-frame 11 via a cylindrical mount rubber 18 and a bracket 19. In this case, a bolt 20 penetrating through the mount rubber 18 is fixed to the bracket 19 in the vehicle width direction.
[0015]
An arm 22 extending in the vehicle width direction is fixed to a rear portion of the front differential case 15 via a bracket 21. In this embodiment, the arm 22 is formed using a cylindrical pipe material, for example, from the viewpoint of weight reduction. Pins 23 and 24 projecting forward are fixed to both ends of the arm 22, respectively. In this embodiment, a single continuous arm 22 is used, but two arms 22 may be attached to the rear of the front differential case 15.
[0016]
The pins 23 and 24 are pressed into cylindrical mount rubbers 25 and 26 fixed to the side portions 11a of the sub-frame 11 from the rear of the vehicle body. That is, as shown in FIG. 4, the cylindrical mount rubbers 25 and 26 are formed of an outer cylinder 25a fixed to the side portion 11a, an inner cylinder 25b, and a rubber interposed between the outer cylinder 25a and the inner cylinder 25b. 25c, and a rubber portion 25d is fixed inside the inner cylinder 25b. Note that the rubber portion 25d may be formed integrally with the rubber 25c. Since the pins 23 and 24 are press-fitted inside the rubber portion 25d, the play between the inner cylinder 25b and the pins 23 and 24 can be absorbed, and the load of the pins 23 and 24 coming off can be set low.
[0017]
Since the pins 23 and 24 are press-fitted into the mount rubbers 25 and 26 from the rear of the vehicle body as described above, when the front collision occurs, the pins 23 and 24 are displaced rearward as the front differential case 15 is displaced rearward. The rear part of the front differential case 15 can be detached from the mount rubbers 25 and 26 rearward .
In the case where the front differential case 15 as described above is offset to one side from the body center position, does not necessarily left and right pins 23 and 24 during a frontal collision moves immediately behind both the front differential case 15 The direction of the pins 23 and 24 may be slightly inclined in the left-right direction or the up-down direction in consideration of the displacement characteristics.
[0018]
Next, the operation of the front differential case support structure having the above configuration will be described.
The front portion of the front differential case 15 is supported by the cross portion 11b of the sub-frame 11 via a cylindrical mount rubber 18, and the rear portion of the front differential case 15 is supported by the sub-frame via cylindrical mount rubbers 25 and 26. Since it is supported by the side portion 11a of the eleventh portion, a suitable spring constant is obtained by the action of the mount rubbers 18, 25, 26, and the transmission of the vibration of the front differential case 15 to the vehicle body can be suppressed. Further, since the support bolt 20 of the front mounting rubber 18 is arranged in the horizontal direction, the front portion of the front differential case 15 does not come off, while the rear mounting rubber 25, 26 has the pin 23, Since the pin 24 is press-fitted from the rear, there is no possibility that the pins 23 and 24 fall out of the mount rubbers 25 and 26 in response to a load input (vehicle width direction) during normal running.
[0019]
The front differential case 15 has a front portion attached to the cross portion 11b in front of the weak portion 11c of the subframe 11, and a rear portion of the front differential case 15 behind the weak portion 11c via the arm 22. Is supported by the side portion 11a.
[0020]
When the vehicle causes a forward collision as shown in FIGS. 5 and 6, the impact force F acts on the front portion of the side frame 10, the side frame 10 crashes, and the impact force F also acts on the sub-frame 11. The front part of the sub-frame 11, especially the cross part 11b, is displaced rearward. Therefore, the front differential case 15 connected to the cross portion 11b is also displaced rearward. On the other hand, since the rear end of the sub-frame 11 is connected to the portion of the side frame 10 that does not crash, the sub-frame 11 is bent at the fragile portion 11c, and the cylindrical mount rubbers 25, 26 fixed to the side portion 11a. Tries to hold that position. As a result, the arm 22 connected to the rear part of the front differential case 15 moves relatively rearward with respect to the mounting rubbers 25, 26, and the pins 23, 24 detach from the mounting rubbers 25, 26 rearward. . Therefore, the front differential case 15 can be freely displaced rearward, the crash stroke at the front of the vehicle can be lengthened, and the shock absorbing effect can be enhanced. Incidentally, the propeller shaft 16 at the time of withdrawal of the front differential case 15 so as to be detached from the front differential case 15, it may be caused to break the connection pins of the propeller shaft 16.
[0022]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, the front and rear portions of the front differential case are supported on the vehicle body using the cylindrical mounting rubber. A vibration absorbing effect can be exhibited.
Further, a bendable portion is provided at a portion of the sub-frame located between the first cylindrical mount rubber and the second cylindrical mount rubber, so that the second cylindrical mount rubber is provided with Since the front vehicle body crashes and the bent portion bends, the front differential case is displaced rearward of the vehicle body, and the pin is configured to be disengaged rearward with respect to the second cylindrical mount rubber. The front differential case does not hinder the crash, and the crash stroke can be lengthened.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of an example of a conventional support structure for a front differential case.
FIG. 2 is a plan view showing an example of a support structure for a front differential case according to the present invention.
FIG. 3 is a side view of FIG. 2;
FIG. 4 is an enlarged sectional view of a portion A in FIG. 2;
5 is a plan view of the front differential case support structure shown in FIG. 2 at the time of a crash.
FIG. 6 is a side view of FIG. 5;
[Explanation of symbols]
10 Side frame 11 Sub frame 11a Side part 11b Cross part (cross member)
11c Fragile part 15 Front differential case 18, 25, 26 Mount rubber 22 Arm 23, 24 pin

Claims (2)

車体前部に左右一対のサブフレームを取り付け、これらサブフレームの前部を連結するクロスメンバを設け、フロントデファレンシャルケースの前部を上記クロスメンバに第1の円筒形マウントゴムを介して連結し、上記フロントデファレンシャルケースの後部に車幅方向に延びるアームを固定し、このアームの車幅方向両端部を第2の円筒形マウントゴムを介して上記サブフレームに取り付けてなり、
上記第2の円筒形マウントゴムの外筒が上記サブフレームに固定され、第2の円筒形マウントゴムのピンが上記アームに固定され、かつピンが第2の円筒形マウントゴムの中心部に車体後方より圧入されており、
上記第1の円筒形マウントゴムと第2の円筒形マウントゴムとの間に位置する上記サブフレームの部位に折れ曲がり可能な屈曲部が設けられ、
車両の前方衝突時に、第2の円筒形マウントゴムより前方の車体がクラッシュするとともに上記屈曲部が折れ曲がることで、上記フロントデファレンシャルケースが車体後方へ変位し、上記ピンが第2の円筒形マウントゴムに対して後方へ離脱するように構成されていることを特徴とするフロントデファレンシャルケースの支持構造。
Attaching a pair of left and right sub-frame in a front portion of a vehicle body, a cross member connecting the front portion of the subframe is provided, the front portion of the front differential case linked via a first cylindrical rubber mount to the cross member, An arm extending in the vehicle width direction is fixed to a rear portion of the front differential case, and both ends of the arm in the vehicle width direction are attached to the subframe via a second cylindrical mount rubber.
An outer cylinder of the second cylindrical mounting rubber is fixed to the subframe , a pin of the second cylindrical mounting rubber is fixed to the arm, and the pin is mounted on the center of the second cylindrical mounting rubber. Press-fit from behind,
A bendable portion is provided at a portion of the subframe located between the first cylindrical mount rubber and the second cylindrical mount rubber,
At the time of a forward collision of the vehicle, the vehicle body ahead of the second cylindrical mount rubber crashes and the bent portion is bent, so that the front differential case is displaced rearward of the vehicle body, and the pin is moved to the second cylindrical mount rubber. A support structure for a front differential case, wherein the support structure is configured to be disengaged rearward with respect to the front case.
上記屈曲部には、折れ曲がりを容易にする脆弱部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフロントデファレンシャルケースの支持構造。 The support structure for a front differential case according to claim 1 , wherein the bent portion is provided with a fragile portion that facilitates bending .
JP31584897A 1997-10-30 1997-10-30 Support structure for front differential case Expired - Fee Related JP3597028B2 (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31584897A JP3597028B2 (en) 1997-10-30 1997-10-30 Support structure for front differential case

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31584897A JP3597028B2 (en) 1997-10-30 1997-10-30 Support structure for front differential case

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11129772A JPH11129772A (en) 1999-05-18
JP3597028B2 true JP3597028B2 (en) 2004-12-02

Family

ID=18070316

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31584897A Expired - Fee Related JP3597028B2 (en) 1997-10-30 1997-10-30 Support structure for front differential case

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3597028B2 (en)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004053121B4 (en) * 2004-11-03 2011-12-29 Iglhaut Gmbh Motor vehicle with four-wheel drive
CN104175874B (en) * 2014-07-29 2016-07-06 安徽江淮汽车股份有限公司 Differential mounting structure before a kind of

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6250337U (en) * 1985-09-18 1987-03-28
JPH0721926Y2 (en) * 1989-03-30 1995-05-17 東海ゴム工業株式会社 Sliding bush
JP3006185B2 (en) * 1991-06-29 2000-02-07 スズキ株式会社 Differential carrier support structure
JPH09126260A (en) * 1995-10-31 1997-05-13 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd Vibration control bush
JP3599887B2 (en) * 1996-04-08 2004-12-08 本田技研工業株式会社 Rear differential support structure for vehicles

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11129772A (en) 1999-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3954709B2 (en) Subframe support structure for vehicle
JP3132511B2 (en) Car suspension support structure
US5267623A (en) Mounting structure for a power unit of an automobile
JP3936799B2 (en) Transmission cross member structure
JP3952686B2 (en) Car suspension equipment
JPH02267082A (en) Power plant frame arrangement for vehicle
JP3507350B2 (en) Vehicle drive unit mounting structure
WO1999048715A1 (en) Vehicle power unit mounting arrangements
JP3597028B2 (en) Support structure for front differential case
JP3526004B2 (en) Retractable steering device
JP3356978B2 (en) Power unit mounting structure
JPH07315245A (en) Rear suspension sub-frame for automobile
JP3730417B2 (en) Support structure for differential device
JPS63269721A (en) Power plant frame structure for vehicle
JP3488571B2 (en) Support structure for differential case
WO2024062584A1 (en) Lower structure of vehicle
JP2883158B2 (en) Vehicle power plant frame device
JP2532778Y2 (en) Mounting structure of rear-wheel drive for automobile
JP3984031B2 (en) Suspension arm
JPH10244842A (en) Mount structure of engine unit
JP3952687B2 (en) Car suspension equipment
JP2910866B2 (en) Powertrain mounting structure
JPS6323221Y2 (en)
JP2505106Y2 (en) Vehicle differential mount structure
JP2604151B2 (en) Automotive suspension device

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040422

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040805

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees