JP3594284B2 - Spindle motor - Google Patents
Spindle motor Download PDFInfo
- Publication number
- JP3594284B2 JP3594284B2 JP09613398A JP9613398A JP3594284B2 JP 3594284 B2 JP3594284 B2 JP 3594284B2 JP 09613398 A JP09613398 A JP 09613398A JP 9613398 A JP9613398 A JP 9613398A JP 3594284 B2 JP3594284 B2 JP 3594284B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- shaft
- turntable
- centrifugal force
- rotor case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 12
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000010485 coping Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD、DVD、あるいはCD−ROM、DVD−ROM、その他各種情報記録ディスク(以下、単に「ディスク」という)を回転駆動するスピンドルモータに関するもので、特に、回転時にディスクの偏重心によって生じるシャフトの振れおよび振動を低減することができるスピンドルモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ディスクを回転駆動するスピンドルモータは、シャフトの一端にターンテーブルが嵌合されていて、このターンテーブルにディスクが載置される。ターンテーブルの中心には円錐台状あるいは半球状の突起があり、この突起にディスクの中心孔を嵌めることによって中心位置が決められる。
【0003】
スピンドルモータの駆動によってターンテーブルが回転駆動されるとターンテーブルと共にディスクも回転し、ディスクの記録トラックに記録されている信号が光ピックアップ等の読み取り部によって読み取られる。書き換え可能なあるいは書込可能なディスクでは情報信号を書き換えあるいは書き込むこともできる。そして、近年のCD−ROMドライブ装置などに見られるように、ディスクの読み書きの処理速度を高めるために、ディスクの回転を高速化する傾向にあり、高速化に対応することができるスピンドルモータが要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ディスクの回転を高速化すると、ディスクの僅かな偏重心により、ディスク回転時に生じる遠心力のアンバランスが大きくなり、この遠心力のアンバランスによってシャフトが振れながら回転してしまうという問題がある。シャフトが振れながら回転し、振動が大きくなると、ディスクに記録されている情報信号を読み取り部あるいは書き込み部で正確に読み取りあるいは書き込むことができなくなるという問題がある。
【0005】
一般に、ディスクの偏重心によって生じる遠心力は、回転速度の2乗に比例し、回転速度が高速になるほどシャフトの振れおよび振動は極端に大きくなる。従って、ディスクの偏重心によって生じるシャフトの振れおよび振動は、ディスク回転の高速化の大きな弊害になっている。
【0006】
本発明は以上のような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、ディスクの偏重心によって生じるディスク回転時の遠心力のアンバランスを相殺することにより、ディスクを高速回転させてもシャフトの振れを抑制することができ、振動も低減され、もって、ディスクに対する情報信号の読み取りおよび書き込みを高速かつ正確に行うことができるスピンドルモータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1記載の発明は、回転自在に支承されたシャフトと、上記シャフトと一体に回転するロータケースと、上記シャフトの一端側に嵌合されてディスクを搭載しながら回転するターンテーブルと、上記ロータケースと上記ターンテーブルとの間に位置し、重心からずれた位置に上記シャフトの直径よりも大径の孔を有し、この孔が上記シャフトに遊嵌され上記ロータケースの回転に伴って回転する偏心部材とを備えていることを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、2個以上の偏心部材が、上記シャフトに遊嵌されていることを特徴とする。
【0009】
上記偏心部材は、請求項3記載の発明のように、上記偏心部材と上記ロータケースとの間に低摩擦係数部材が介在しているとなおよい。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明にかかるスピンドルモータの実施の形態について説明する。
図1には、ディスク10をターンテーブル9上に搭載した状態が示されている。符号1は、鉄板などからなるモータ基板である。このモータ基板1には、その中心部に形成された孔にスラスト受18が嵌められ、このスラスト受け18を囲んで、円筒状に形成された軸受2の一端が載せられ、ネジ3によって軸受2がモータ基板1に固定されている。軸受2は焼結含油メタルからなる。
【0011】
上記軸受2の外周側にはステータコア4が同心状態に嵌められ、上記ネジ3によって軸受2およびモータ基板1に一体に固着されている。ステータコア4は、複数枚のコア素体が積層されることによって形成され、複数の突極を放射状に有し、各突極には駆動コイル5が巻回されている。
【0012】
軸受2の内周側にはシャフト6が嵌められ、シャフト6がこの軸受2により回転自在に支承されている。また、スラスト受け18によってシャフト6のスラスト方向の荷重が支持されている。軸受2の上端面から突出したシャフト6の外周には、カップ状のロータケース7の中心孔が圧入され、シャフト6とロータケース7が一体に結合されている。ロータケース7は、ステータコア4を含むモータのステータを覆っており、ロータケース7の外周壁7aの内側面には駆動マグネット8が固着されている。この駆動マグネット8の内周面は、ステータコア4の外周面である前記各突極の先端面と適宜の間隙をおいて対向している。
【0013】
ロータケース7の上面から突出したシャフト6の一端側の外周には、ディスク10を搭載する円盤状のターンテーブル9の中心孔が圧入され、シャフト6とターンテーブル9が一体に結合されている。ターンテーブル9の上面中心部には、半球状の凸部9aが形成されている。上記凸部9aの外縁の直径は、ディスク10の中心孔の直径とほぼ同じになっている。ディスク10は、その中心孔の縁部が上記凸部9aの外周縁に案内されながらターンテーブル9上に搭載され、ターンテーブル9の中心とディスク10の中心とが合致するように位置決めされる。なお、半径方向に進退可能な付勢部材を凸部9aの外周面部に設けて、この付勢部材を利用してディスクの位置決めを行うようにしてもよい。
また、ターンテーブル9のディスク10を搭載する面には、図示されてはいないが、載置されたディスク10の滑り止め用のラバーが取り付けられる。
【0014】
また、ディスク10の拘束手段として、ターンテーブル9の上方位置に、ターンテーブル9のディスク搭載面に対向させてクランプ部材11をセットしてディスク10を拘束する場合もある。この場合、例えば、クランプ部材またはターンテーブル9の一部に磁石を埋め込み、ターンテーブル9とクランプ部材11相互間の磁気吸引力で、クランプ部材11をターンテーブル9側に吸引させることによってディスク10の拘束することができる。
【0015】
上述のようにして構成されたスピンドルモータは、駆動マグネット8の回転位置に応じて各突極の駆動コイル5への通電を切り換え制御することにより、駆動マグネット8、ロータケース7、シャフト6、およびターンテーブル9が回転駆動され、ターンテーブル9上に搭載されたディスク10を回転駆動することができる。
【0016】
前述のように、ディスク10の記録信号の読み取りあるいは読み書きの処理速度を高めるためにディスク10の回転を高速化すると、遠心力の増大に伴ってディスク10のわずかな偏重心によるアンバランス量が大きくなり、ディスク10およびターンテーブル9の振れが大きくなる。ディスク10の振れが大きくなると、ディスク10に記録されている情報信号を正確に読み取ることができない。また、ディスク10に情報信号を正確に書き込むことも困難になる。
【0017】
そこで図1に示す実施の形態では、上記ロータケース7と上記ターンテーブル9との間に、シャフト6に遊嵌された可動バランス部材としての偏心部材12が配置されている。これをより具体的に述べると、図1および図2(a)に示すように、偏心部材12は金属や樹脂などでできた円盤状のもので、重心からずれた位置にシャフト6の直径よりも大径の孔12aが形成されている。この孔12aがシャフト6によって空間的余裕をもって貫通されていることにより、偏心部材12はシャフト6に遊嵌され、ロータケース7上に載置されている。この実施の形態は、ディスク10の偏重心によってディスク回転時に生じる遠心力のアンバランスを偏心部材12の作用によって相殺し、シャフト6の振れを抑制し、振動の発生を抑えるものである。
【0018】
スピンドルモータの駆動によりロータケース7が回転すると、その上に載っている偏心部材12は、ロータケース7の回転に伴って同じ向きに回転する。ロータケース7の回転開始当初は、偏心部材12は不特定の向きにある。スピンドルモータの回転速度が上がるに従ってディスク10の回転速度も高速になる。ディスク10に偏重心があり、この偏重心がたとえ僅かであったとしても、ディスク10の回転速度が高速になることによって遠心力のアンバランスが大きくなり、仮に偏心部材12がないとすればターンテーブルおよびディスクの振れが大きくなる。しかし、上記実施の形態によれば、図3に示すように、ある瞬間におけるディスク10の偏重心の向きをαとすると、偏心部材12はその孔12aを中心として広い面積を占める広域円弧部12bが上記ディスク10の偏重心の向きαとは正反対の向きβに向く。すなわち、ディスク10の偏重心によって生じる遠心力のアンバランスを相殺する遠心力が偏心部材12に生じる。このようにして、偏心部材12は、ディスク10の偏重心による遠心力のアンバランスを相殺する向きを維持しながらロータケース7、ターンテーブル9、ディスク10と共に回転する。
【0019】
以上のように、偏心部材12の回転によって生じるアンバランスな遠心力によって、ディスク10に生じるアンバランスな遠心力を相殺することができるため、ディスク10を高速回転駆動してもシャフト6、ターンテーブル9およびディスク10の振れが低減される。その結果、ディスク10に記録されている情報信号を図示しない読み取り部で正確に読み取ることができ、また、ディスク10に情報信号を正確に記録することができる。
【0020】
偏心部材12によるアンバランスな遠心力の相殺作用を迅速に発揮させるために、図4に示すような構成にするとよい。図4において、上記偏心部材12と上記ロータケース7との間のシャフト6の外周には、摩擦係数の低い摺動性の良い円盤状の低摩擦係数部材13が取り付けられている。上述の通り、偏心部材12は、ロータケース7の回転速度がある程度の回転速度に達して初めてアンバランスな遠心力の相殺作用を発揮するが、図4に示すように、ロータケース7の偏心部材12を載置する側に、低摩擦係数部材13を取り付けることにより、偏心部材12とロータケース7との摩擦力を小さくすることができるため、ロータケース7の回転速度が比較的低くても、迅速にアンバランスな遠心力の相殺作用を発揮させることができる。
【0021】
図4に示す例では、偏心部材12とロータケース7との間に低摩擦係数部材13を設けているが、図5に示すように、摩擦係数の低い摺動性の良いリング状の部材14を、偏心部材12の孔12aの内周に取り付けるように構成してもよい。この構成により、偏心部材12とロータケース7との摩擦を小さくし、アンバランスな遠心力の相殺作用を迅速に発揮させることができる。上記リング状の部材14は、偏心部材12に嵌め込んでもよいが、偏心部材12に一体に成形してもよい。
【0022】
上記ディスクの偏重心によるアンバランスな遠心力を相殺する偏心部材12の遠心力は、ディスク10の偏重心から生じる遠心力のアンバランスと同等であれば、このアンバランスな遠心力を完全に相殺することができ、遠心力のアンバランスによるシャフト6の振れを完全に防止することができる。上記アンバランスな遠心力を相殺する力がアンバランスな遠心力よりも小さい場合には、アンバランスな遠心力を完全に相殺することはできないが、偏心部材12によって生じるアンバランスな遠心力に相当する分のアンバランスな遠心力を相殺することができるため、シャフト6の振れを大幅に抑制することができる。
【0023】
一方、偏心部材12によるアンバランスな遠心力が上記ディスクの偏重心によるアンバランスな遠心力よりも大きい場合には、偏心部材12による遠心力がディスクのアンバランスな遠心力よりも大きい分だけ遠心力のアンバランスを生じることになるが、ディスクによる遠心力と偏心部材12による遠心力とのアンバランスが所定の小さい範囲内であれば、シャフト6の振れを小さな範囲内に抑制することができる。
【0024】
以上説明した各実施の形態では、偏心部材12を一つ設けた場合について説明したが、偏心部材12を複数設けることもできる。図2(b)には、2個の偏心部材12をシャフト6に遊嵌させた実施の形態を示している。以下、偏心部材12を2つ設けた場合の偏心部材12の作用について説明する。
【0025】
図6に示すように、ディスク10の回転を高速にしてディスク10の偏重心による遠心力のアンバランスが大きくなると、2個の偏心部材12、12は、互いに開角θを保ちながらロータケースと共に回転する。このときの一方の偏心部材12の遠心力をβ’とし、他方の偏心部材12の相殺力をβ”とすると、この相殺力β’と遠心力β”の合力は、ディスク10の偏重心によって生じるアンバランスな遠心力の方向αと正反対の方向に生じると共に、上記ディスク10に生じるアンバランスな遠心力と同等な力となる。
【0026】
従って、偏心部材12を一つ設けた場合と異なり、2個の偏心部材12、12に生じる遠心力β’+β”の合力によって、ディスク10の偏重心によるアンバランスな遠心力を相殺することができるため、ディスク10を高速回転させてもターンテーブル9やシャフト6が振れることはない。その結果、ディスク10上の信号を読み取り部で正確に読み取り、また、正確に書き込むことができる。
【0027】
図2(b)に示す実施の形態において、2個の偏心部材12、12の偏重心によって生じる遠心力の合力をMとすると、M∝k/θ(K=定数)となる。従って、角度θは小さくなるにつれて、遠心力の合力Mが大きくなる。上記ディスク10に偏重心がなく遠心力のアンバランスが生じていない場合には、角度θは180度となる。以上要するに、2個の偏心部材12、12は、互いの遠心力の合力によってディスクのアンバランスな遠心力を相殺するように、相互間の開角θを保ちながらディスクと共に回転する。
【0028】
図2(b)、図6の例では、偏心部材12が2個設けられていたが、3つ以上の複数設けた場合も、各偏心部材12に生じる遠心力の合力でもってディスク10の偏重心によって生じる遠心力のアンバランスを相殺することができる。
【0029】
本発明は、ブラシつきモータや軸受としてボールベアリング等を用いたあらゆる種類のモータにも適用することができる。また、軸受構造、ターンテーブルの構造なども任意に設計変更可能である。図7は、軸受構造やターンテーブルの構造などがこれまでの実施の形態とは異なる実施の形態を示す。
【0030】
図7に示す実施の形態では、モータ基板1の中心部に形成された中心孔に、軸受ホルダー20がかしめ等で固定されている。この軸受ホルダー20の内周面には、円筒状のメタル軸受22、22が上下両端に固定されている。この軸受22、22によってシャフト6は回転自在に支承されている。また、軸受ホルダー20の下端部内周に嵌められたスラスト受18によってシャフト6にかかるスラスト方向の荷重が支持されている。
【0031】
上記軸受ホルダー20の外周側には、ステータコア4がかしめ等によって同心状態に固着されている。ステータコア4の各突極には駆動コイル5が巻回されている。上側の軸受22の上端面から突出したシャフト6の外周には、カップ状のロータケース7の中心孔が圧入され、シャフト6とロータケース7が一体に結合されている。ロータケース7の外周壁7aの内側面には駆動マグネット8が固着されている。この駆動マグネット8の内周面は、ステータコア4の外周面である前記各突極の先端面と適宜の間隙をおいて対向している。
【0032】
ロータケース7の上端面から突出したシャフト6の一端の外周には、ディスク10を搭載する円盤状のターンテーブル29の中心孔が圧入され、シャフト6とターンテーブル29が一体に結合されている。ターンテーブル29の上面中心部には、円錐状の凸部29aが形成され、径方向中心位置に前記中心孔が形成されている。
【0033】
上記凸部29aの中心孔の外周には、リング状の凹嵌部29bが形成されていて、この凹嵌部29b内には磁石30が埋め込まれている。また、ターンテーブル29のディスク10を搭載する面には、搭載されたディスク10の滑り止め用のラバー21が取り付けられている。
【0034】
上記ターンテーブル29の上方位置には、磁性部材からなるクランプ部材11が配置されている。このクランプ部材11はディスク10をチャッキングするためのもので、チャッキング時にターンテーブル29上に搭載されたディスク10をターンテーブル9の搭載面に押圧するものである。チャッキングは、上記磁石29bの磁気吸引力でクランプ部材11を上記ターンテーブル29に吸引させて行うことができる。なお、ディスク10のチャッキングは、磁気的吸引力によるものに限られるものではなく、適宜の機械的押圧力によってチャッキングするものであってもよい。
【0035】
さらに、ロータケース7とターンテーブル29との間には、シャフト6を貫通して遊嵌された2つの偏心部材12、12が設けられている。2つの偏心部材12、12を設ける場合、各偏心部材12、12の孔の周囲に厚肉部12aを形成するとよい。厚肉部12aを形成することによって、偏心部材12とロータケース7との摩擦力を軽減することができる。なお、この実施の形態では、円盤状の部材の中心からずれた位置にシャフト6により貫通される孔を形成しているが、この代わりに円盤状の部材の中心にシャフト6によって貫通される孔を形成するとともに、円盤状部材の重量配分を片寄らせて偏心部材を形成することもできる。
【0036】
【発明の効果】
本願請求項1記載の発明によれば、ロータケースとターンテーブルとの間に、シャフトを中心とするロータケースの回転に伴って上記シャフトを中心とする円周上を移動してディスクの回転バランスを保持する可動バランス部材として偏心部材を設けることによって、ディスクの偏重心により生じるアンバランスな遠心力を上記偏心部材によって相殺することができ、ディスクを高速回転させてもシャフトやターンテーブルの振れが抑制され、かつ振動を低減することができる。その結果、ディスクに記録されている情報信号を正確に読み取り、また、ディスクに情報信号を正確に記録することができる。
【0037】
本願請求項2記載の発明のように、2個以上の偏心部材が、上記シャフトに遊嵌されていると、上記2個以上の偏心部材によって、アンバランスな遠心力をより効果的に相殺することができる。
請求項3記載の発明のように、上記偏心部材と上記ロータケースとの間に低摩擦係数部材を介在させておけば、偏心部材の動作が円滑になり、アンバランスな遠心力をより効果的に相殺することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスピンドルモータの実施の形態を示す断面図である。
【図2】本発明に適用可能な偏心部材の各種の例を示す斜視図である。
【図3】本発明に適用可能な偏心部材の作用を示す簡略図である。
【図4】本発明にかかるスピンドルモータの別の実施の形態を示す断面図である。
【図5】本発明にかかるスピンドルモータのさらに別の実施の形態を示す断面図である。
【図6】本発明に適用可能な2つの偏心部材の作用を示す簡略図である。
【図7】本発明にかかるスピンドルモータのさらに別の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基板
2 軸受
4 ステータコイル
5 駆動コイル
6 シャフト
7 ロータケース
8 駆動マグネット
9 ターンテーブル
10 ディスク
11 クランプ部材
12 偏心部材
13 低摩擦係数部材[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a spindle motor for rotating a CD, a DVD, or a CD-ROM, a DVD-ROM, and various other information recording disks (hereinafter, simply referred to as "disks"). The present invention relates to a spindle motor capable of reducing generated shaft runout and vibration.
[0002]
[Prior art]
Generally, in a spindle motor for rotating a disk, a turntable is fitted to one end of a shaft, and the disk is mounted on the turntable. At the center of the turntable is a truncated conical or hemispherical projection, and the center position is determined by fitting the center hole of the disc into this projection.
[0003]
When the turntable is driven to rotate by the drive of the spindle motor, the disc rotates together with the turntable, and signals recorded on recording tracks of the disc are read by a reading unit such as an optical pickup. In a rewritable or writable disc, an information signal can be rewritten or written. In addition, as seen in recent CD-ROM drive devices and the like, there is a tendency to increase the rotation speed of the disk in order to increase the processing speed of reading and writing the disk, and there is a demand for a spindle motor capable of coping with the higher speed. Have been.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the rotation speed of the disk is increased, the unbalance of the centrifugal force generated during the rotation of the disk increases due to the slight eccentricity of the disk, and the unbalance of the centrifugal force causes the shaft to swing and rotate. . When the shaft rotates while swinging and the vibration increases, there is a problem that the information signal recorded on the disk cannot be read or written accurately by the reading unit or the writing unit.
[0005]
In general, the centrifugal force generated by the eccentricity of the disk is proportional to the square of the rotation speed, and the higher the rotation speed, the more the deflection and vibration of the shaft become. Therefore, the runout and vibration of the shaft caused by the eccentricity of the disk have a great adverse effect on the high-speed rotation of the disk.
[0006]
The present invention has been made in order to solve the problems of the conventional technology as described above, and by canceling the imbalance of centrifugal force at the time of disk rotation caused by the eccentricity of the disk, even if the disk is rotated at high speed. It is an object of the present invention to provide a spindle motor capable of suppressing shaft runout and reducing vibration, and thus capable of reading and writing information signals to and from a disk at high speed and accurately.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 of the present application includes a shaft rotatably supported, a rotor case that rotates integrally with the shaft, a turntable that is fitted to one end of the shaft and rotates while mounting a disk, A hole having a diameter larger than the diameter of the shaft is provided between the rotor case and the turntable at a position deviated from the center of gravity, and the hole is loosely fitted to the shaft and rotates with the rotation of the rotor case. And an eccentric member that rotates.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, two or more eccentric members are loosely fitted to the shaft.
[0009]
In the eccentric member, it is more preferable that a low friction coefficient member is interposed between the eccentric member and the rotor case.
[0010]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of a spindle motor according to the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a state where the
[0011]
A stator core 4 is fitted concentrically on the outer peripheral side of the bearing 2, and is integrally fixed to the bearing 2 and the motor substrate 1 by the
[0012]
A
[0013]
The center hole of a disk-
On the surface of the
[0014]
In some cases, as a means for restraining the
[0015]
The spindle motor configured as described above controls the energization of the
[0016]
As described above, when the rotation speed of the
[0017]
Therefore, in the embodiment shown in FIG. 1, an
[0018]
When the
[0019]
As described above, the unbalanced centrifugal force generated in the
[0020]
In order to quickly exert the unbalanced centrifugal force canceling action of the
[0021]
In the example shown in FIG. 4, the low
[0022]
If the centrifugal force of the
[0023]
On the other hand, when the unbalanced centrifugal force due to the
[0024]
In each of the embodiments described above, the case where one
[0025]
As shown in FIG. 6, when the rotational speed of the
[0026]
Therefore, unlike the case where one
[0027]
In the embodiment shown in FIG. 2B, when the resultant force of the centrifugal force generated by the eccentricity of the two
[0028]
In the example of FIGS. 2B and 6, two
[0029]
The present invention can be applied to any type of motor using a brushed motor or a ball bearing as a bearing. The design of the bearing structure, the structure of the turntable, and the like can be arbitrarily changed. FIG. 7 shows an embodiment in which a bearing structure, a turntable structure, and the like are different from the previous embodiments.
[0030]
In the embodiment shown in FIG. 7, a bearing
[0031]
The stator core 4 is concentrically fixed to the outer peripheral side of the bearing
[0032]
The center hole of a disk-shaped
[0033]
A ring-shaped concave
[0034]
A
[0035]
Further, between the
[0036]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the rotational balance of the disk is moved between the rotor case and the turntable on the circumference around the shaft with rotation of the rotor case around the shaft. By providing an eccentric member as a movable balance member for holding the disk, the unbalanced centrifugal force generated by the eccentricity of the disk can be offset by the eccentric member, and the shaft and the turntable run out even when the disk is rotated at high speed. It is suppressed and vibration can be reduced. As a result, the information signal recorded on the disk can be accurately read, and the information signal can be accurately recorded on the disk.
[0037]
When two or more eccentric members are loosely fitted to the shaft as in the invention described in claim 2 of the present application, the unbalanced centrifugal force is more effectively canceled by the two or more eccentric members. be able to.
If a low friction coefficient member is interposed between the eccentric member and the rotor case as in the invention according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view showing an embodiment of a spindle motor according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing various examples of an eccentric member applicable to the present invention.
FIG. 3 is a simplified diagram showing an operation of an eccentric member applicable to the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing another embodiment of the spindle motor according to the present invention.
FIG. 5 is a sectional view showing still another embodiment of the spindle motor according to the present invention.
FIG. 6 is a simplified view showing the operation of two eccentric members applicable to the present invention.
FIG. 7 is a sectional view showing still another embodiment of the spindle motor according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Substrate 2 Bearing 4
Claims (3)
上記シャフトと一体に回転するロータケースと、
上記シャフトの一端側に嵌合されてディスクを搭載しながら回転するターンテーブルと、
上記ロータケースと上記ターンテーブルとの間に位置し、重心からずれた位置に上記シャフトの直径よりも大径の孔を有し、この孔が上記シャフトに遊嵌され上記ロータケースの回転に伴って回転する偏心部材とを備えてなるスピンドルモータ。A rotatably supported shaft,
A rotor case that rotates integrally with the shaft,
A turntable that is fitted to one end of the shaft and rotates while mounting a disk,
A hole having a diameter larger than the diameter of the shaft is provided between the rotor case and the turntable at a position deviated from the center of gravity, and the hole is loosely fitted to the shaft and rotates with the rotation of the rotor case. A spindle motor having an eccentric member that rotates.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09613398A JP3594284B2 (en) | 1997-04-16 | 1998-04-08 | Spindle motor |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9875197 | 1997-04-16 | ||
JP9-98751 | 1997-04-16 | ||
JP09613398A JP3594284B2 (en) | 1997-04-16 | 1998-04-08 | Spindle motor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH114558A JPH114558A (en) | 1999-01-06 |
JP3594284B2 true JP3594284B2 (en) | 2004-11-24 |
Family
ID=26437359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09613398A Expired - Fee Related JP3594284B2 (en) | 1997-04-16 | 1998-04-08 | Spindle motor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3594284B2 (en) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6535475B1 (en) | 1996-10-09 | 2003-03-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Disk player, and turntable incorporating self-compensating dynamic balancer, clamper incorporating self-compensating dynamic balancer and spindle motor incorporating self-compensating dynamic balancer adopted for disk player |
JP2002199692A (en) * | 2000-12-27 | 2002-07-12 | Minebea Co Ltd | Stepping motor, stepping motor device and its drive method |
DE102006052115A1 (en) * | 2006-11-06 | 2008-05-08 | Robert Bosch Gmbh | Machine tool and tool, each with automatic balancing device |
-
1998
- 1998-04-08 JP JP09613398A patent/JP3594284B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH114558A (en) | 1999-01-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2824250B2 (en) | Disk drive | |
US6005311A (en) | Spindle motor and turn table assembly having structure for canceling unbalanced centrifugal force | |
JP3744199B2 (en) | Disk drive device | |
JP3974393B2 (en) | Rotation drive mechanism | |
JP3594284B2 (en) | Spindle motor | |
JP3843526B2 (en) | Rotary operation device | |
US6281608B1 (en) | Spindle motor and turn table assembly having structure for canceling unbalanced centrifugal force | |
JP3696451B2 (en) | Spindle motor and disk drive provided with the same | |
JP2002359947A (en) | Automatic balancing equipment | |
JP3862144B2 (en) | Disk drive motor | |
JPH11339379A (en) | Disk rotation driving mechanism | |
JPH10208374A (en) | Disk device | |
JP3755233B2 (en) | Rotation drive mechanism | |
JPH1125585A (en) | Recording disk device motor | |
JP2000040281A (en) | Disk device | |
JP3833037B2 (en) | Automatic balancing device | |
JPH10208375A (en) | Disk clamping mechanism for optical disk reproducing device | |
JP3721702B2 (en) | Rotation drive mechanism and disk device | |
JP2000090557A (en) | Spindle motor | |
JP3822772B2 (en) | Automatic balancing device | |
JP3716544B2 (en) | Rotation drive mechanism | |
JP3744198B2 (en) | Disk drive device | |
JPH10281227A (en) | Self-aligning device | |
JPH0422436Y2 (en) | ||
JP2000295815A (en) | Automatic balancing device and disc drive device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20031225 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040518 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040714 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040810 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040830 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070910 Year of fee payment: 3 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |