JP3591504B2

JP3591504B2 - Mobile radio communication terminal, mobile radio communication system, and mobile radio communication method

Info

Publication number: JP3591504B2
Application number: JP2001368223A
Authority: JP
Inventors: 真哉高橋; 治竹村; 正池田; 正山浦; 裕久田崎
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 2001-12-03
Filing date: 2001-12-03
Publication date: 2004-11-24
Anticipated expiration: 2021-12-03
Also published as: JP2003169378A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車載電話システムや携帯電話システムにおいてインターリーブ、デインターリーブを用いて符号化データの処理を行うディジタル移動無線通信端末及び移動無線通信システム及び移動無線通信方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ディジタル移動無線通信では、無線伝送路においてフェージングによるバースト誤りやランダム誤りが生じる。このため一般に、送信側では送信すべきデータを誤り訂正符化したのちに送信し、受信側では受信したデータを誤り訂正復号化することで伝送誤りの影響を取り除く方法を用いている。しかし誤り訂正符号はランダム誤りに対する訂正能力が高いがバースト誤りに対する訂正能力が低いため、インターリーブにより送信データを分散させ、バースト誤りを分散させる方法を採用している。
インターリーブ、デインターリーブを用いて符号化データの処理を行う従来の移動無線通信方法には特開平４−３３４１４０に示されるようなものがあった。図１１は特開平４−３３４１４０に開示された従来の移動無線通信方法の無線局の構成を示すブロック図である。
図１１において、１はアンテナ、２ａは送信部、２ｂは受信部、３ａはインターリーブ部、３ｂはデインターリーブ部、４は誤り訂正符号化・復号化部、５は情報処理部、５ａは受信状態検出部、５ｂはインターリーブ制御部である。以降、図１１を用いて従来の移動無線通信方法の構成および動作について説明する。
【０００３】
図１１において、情報処理部５からの送信データは誤り訂正符号化・復号化部４により誤り訂正符号化され、更にインターリーブ部３ａにおいてインターリーブ制御部５ｂが出力したインターリーブの深さＩに従ってインターリーブされ、送信部２ａから送信される。その際に、インターリーブ部３ａは各送信ブロックの前にインターリーブの深さ情報Ｉを付加し、この情報Ｉも送信部２ａから送信される。相手局は受信したインターリーブの深さ情報Ｉに従って各受信ブロックをデインターリーブする。
【０００４】
また、相手局からの受信データＲＤは、デインターリーブ部３ｂより各受信ブロックの前に付加されたインターリーブの深さ情報Ｉに従ってデインターリーブされ、誤り訂正符号化・復号化部４で誤り訂正復号されて情報処理部５に取り込まれる。
【０００５】
受信状態検出部５ａは受信信号に対する誤り訂正符号化・復号化部４での誤り復号化処理における誤り訂正率を検出しており、インターリーブ制御部５ｂは、誤り訂正率が減少している場合には伝送での誤りが多く発生していると推定してインターリーブの深さ情報Ｉを大きくしてインターリーブ部３ａに出力する。
このため伝送路で誤りが多く発生している場合は誤りを広い範囲に分散でき、
相手局で誤り訂正し易くなる。
【０００６】
以上説明した方法により従来の移動無線通信方法では伝送路の誤りの発生状況に応じてインターリーブの深さを変化させるので、受信側では誤りの少ない受信データが得られ、良好な通信品質が達成される。しかし、インターリーブの深さを大きくすると伝送遅延が大きく生じる問題があるため、インターリーブの深さには限度がある。特に音声データを送受信して音声通話を行う場合、伝送遅延が大きいと通話品質を劣化させるので、インターリーブの深さには限度がある。
【０００７】
このため、別な従来の移動無線通信方法、特開平５−２２２３７では、音声通信においてインターリーブの深さを押さえ、小さい伝送遅延でインターリーブを行う方法を開示している。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
図１１に示す特開平４−３３４１４０や特開平５−２２２３７に示す従来の移動無線通信方法では、音声通信を行う場合伝送遅延を小さくするためインターリーブの深さを大きくできず、伝送路でバースト誤りが多く発生すると誤りが分散しないため受信側の誤り訂正が困難になり、通話品質が劣化する課題があった。音声通信では通信品質が悪く誤りが音声データに多く重畳すると再生される音声品質が劣化する。
【０００９】
この発明は以上説明した課題を解決するためになされたもので、伝送路でバースト誤りが発生しても通信品質が劣化せず、品質の良い音声通話を実現することを目的とする。
【００１０】
【発明が解決するための手段】
この発明に係る移動無線通信端末は、音声信号を音声符号化部で符号化したのちに誤り訂正符号化部で誤り訂正符号化し、インターリーブ部でインターリーブを行い得られたデータにより搬送波を変調して送信部で送信する移動無線通信端末において、インターリーブ部は、当該通信端末の通信が半二重の単信通話で行われるか全二重の複信通話で行われるかによってインターリーブフレーム数を変更してインターリーブを行う構成にされた。
【００１１】
また、この発明に係る移動無線通信端末は、相手局との通信に、半二重通信を行う単信通話か全二重通信を行う複信通話かを設定する操作部を備え、
インターリーブ部は、操作部でユーザーが入力した単信通話か複信通話かを示す情報に基づいてインターリーブフレーム数を変更し、送信部は、単信通話か複信通話かを示す情報を接続要求のメッセージ情報に含んで送信する構成にされた。
【００１２】
また、この発明に係る移動無線通信端末は、音声信号を符号化後、誤り訂正符号化とインターリーブ処理が施された変調搬送波を受信部で受信して復調し、得られたデータをデインターリーブ部でデインターリーブして誤り訂正復号化部で誤り訂正復号化したのちに音声復号化部で音声復号化して音声信号を再生する移動無線通信端末において、受信変調搬送波には通信が半二重の単信通話で行われるか全二重の複信通話で行われるかを示す情報を含み、デインターリーブ部はこの半二重の単信通話か全二重の複信通話かの情報に従ってデインターリーブフレーム数を変更してデインターリーブを行う構成にされた。
【００１３】
また、この発明に係る移動無線通信端末は、デインターリーブ部が、受信信号中の着信要求のメッセージ情報に含まれる単信通話か複信通話かを示す情報に基づいてデインターリーブフレーム数を変更する構成にされた。
【００１４】
また、この発明に係る移動無線通信システムは、音声信号を音声符号化部で符号化したのちに誤り訂正符号化部で誤り訂正符号化し、インターリーブ部でインターリーブを行い得られたデータにより搬送波を変調して送信部で送信する送信側端末と
送信側端末から送信された変調搬送波を受信部で受信して復調し、得られたデータをデインターリーブ部でデインターリーブして誤り訂正復号化部で誤り訂正復号化したのちに音声復号化部で音声復号化して音声信号を再生する受信側端末とを備えた移動無線通信システムにおいて、
送信側端末のインターリーブ部は、通信が半二重の単信通話で行われるか全二重の複信通話で行われるかによってインターリーブフレーム数を変更してインターリーブを行い、
受信側端末のデインターリーブ部は通信が前記単信通話で行われるか複信通話で行われるかによってデインターリーブフレーム数を変更してデインターリーブを行う構成にされた。
【００１５】
また、この発明に係る移動無線通信システムは、送信側端末が相手局との通信に、半二重通信を行う単信通話か全二重通信を行う複信通話かを設定する操作部を備え、
インターリーブ部は、操作部でユーザーが入力した単信通話か複信通話かを示す情報に基づいてインターリーブフレーム数を変更し、送信部はこの単信通話か複信通話かを示す情報を接続要求のメッセージ情報に含んで送信し、
受信側端末のデインターリーブ部は、送信側から受信した着信要求のメッセージ情報に含まれる単信通話か複信通話かを示す情報に基づいてデインターリーブフレーム数を変更する構成にされた。
【００１６】
また、この発明に係る移動無線通信システムは、送信側端末と受信側端末が中継局を中継して通信する。
【００１７】
また、この発明に係る移動無線通信方法は、送信側で音声信号を符号化したのちに誤り訂正符号化とインターリーブを行い、得られたデータにより搬送波を変調して送信部から送信し、受信側でこの変調搬送波を受信して復調し、得られたデータをデインターリーブして誤り訂正復号化したのちに音声復号化して音声信号を再生する移動無線通信方法において、
送信側は、通信が半二重の単信通話で行われるか全二重の複信通話で行われるかによってインターリーブ部によりインターリーブフレーム数を変更してインターリーブを行い、受信側は通信が前記単信通話で行われるか複信通話で行われるかによってデインターリーブ部によりデインターリーブフレーム数を変更してデインターリーブを行う。
【００１８】
また、この発明に係る移動無線通信方法は、送信側のインターリーブ部は、操作部でユーザーが入力した単信通話か複信通話かを示す情報に基づいてインターリーブフレーム数を変更し、送信部から、この単信通話か複信通話かを示す情報を接続要求のメッセージ情報に含んで送信し、受信側のデインターリーブ部は、送信側から受信した着信要求のメッセージ情報に含まれる単信通話か複信通話かを示す情報に基づいてデインターリーブフレーム数を変更する。
【００１９】
また、この発明に係る移動無線通信方法は、送信側と受信側が中継局を中継して通信する。
【００２０】
【発明の実施の形態】
実施の形態１．
図１はこの発明に係わる移動無線通信方法による無線局の構成を示すブロック図である。図２、図３は図１の無線局の動作を説明する説明図である。。
図１において、１はアンテナ、２ａは送信部、２ｂは受信部、３ａはインターリーブ部、３ｂはデインターリーブ部、４ａは誤り訂正符号化部、４ｂは誤り訂正復号化部、６ａは音声符号化部、６ｂは音声復号化部、７は制御ＣＰＵ、８は操作部である。
以下、図１〜図３を用いてこの発明を説明する。
【００２１】
図１に示す無線局（以降当該局と呼称）は、相手局と半二重通信を行う単信通話か全二重通信を行う複信通話かを、通信を開始する前にがユーザーが操作部８にある例えばボタンを操作して設定できる。
【００２２】
先ずに単信通話の場合の動作を説明する。
ユーザーが操作部８で単信通話を設定すると、単信通話情報（例えば２ビット）が操作部８から制御ＣＰＵ７を経由して送信部２ａに伝達される。送信部２ａはこの情報によって搬送波を変調して相手局に送信し、単信通話の動作を開始する。このとき単信通話情報は制御ＣＰＵ７からインターリーブ部３ａとデインターリーブ部３ｂにも伝達される。
【００２３】
相手局は当該局と同様の構成を持っており、当該局が送信した単信通話情報を受信して受信部３ｂで復調し、制御ＣＰＵ７に伝達して単信通話の動作を開始する。制御ＣＰＵ７は単信通話情報をインターリーブ部３ａとデインターリーブ部３ｂに伝達する。
【００２４】
次に当該局のユーザーは、発話を開始する前に操作部８の例えばプレストークボタンを押す。プレストークボタンが押されると送信権獲得要求情報が操作部８から制御ＣＰＵ７を経由して送信部２ａに伝達され、相手局に送信され、相手局から受理されて送信権を獲得する。ユーザーはプレストークボタンを押した後に発話を開始し、ユーザーの入力音声信号が音声符号化部６ａに入力される。音声符号化部６ａは入力音声信号を固定長（例えば４０ｍｓ）のフレーム毎に例えばＣＥＬＰ方式による符号化を行い、符号化音声データを誤り訂正符号化部４ａに出力する。誤り訂正符号化部４ａは符号化音声データを例えば畳み込み符号によって誤り訂正符号化し、符号化データをインターリーブ部３ａに出力する。
【００２５】
インターリーブ部３ａは制御ＣＰＵ７から単信通話情報が伝達されているので、後で説明する複信通話の場合より大きいインターリーブフレーム数（従来例のインターリーブの深さＩに相当）を設定する。これは、プレストークボタン操作による単信通話では、互いにプレスした後に発話を開始するため伝送遅延が複信通話の場合より検知しにくく、インターリーブフレーム数を増やすことができるためである。本実施の形態では例えば単信通話の場合はインターリーブフレーム数を３とし複信通話の場合は２に設定する。インターリーブ部３ａは設定したインターリーブフレーム数３に従って、誤り訂正符号化部４ａから出力された符号化データをインターリーブする。
【００２６】
図２の（１）〜（３）はインターリーブフレーム数３の場合のインターリーブの動作を示している。音声符号化部６ａではフレーム毎の入力音声信号Ａ，Ｂ，Ｃ、Ｄ、Ｅ・・をフレーム毎に音声符号化し（図２（１））、誤り訂正符号化部４ａでは符号化音声データを誤り訂正符号化して各フレーム毎に３つに分割した符号化データＡ１，Ａ２，Ａ３，Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３，…として出力される（図２（２））。インターリーブ部３ａではこの符号化データを互いに隣接する３つのフレームに分けて挿入する（図２（３））。
【００２７】
インターリーブ部３ａでインターリーブされた符号化データは送信部２ａから相手局に送信される。
【００２８】
相手局では、受信部２ｂで符号化データを復調し、デインターリーブ部３ｂに出力する。デインターリーブ部３ｂは制御ＣＰＵ７から単信通話情報が伝達されているので、インターリーブフレーム数を３に設定し、符号化データをデインターリーブする。デインターリーブされた符号化データは誤り訂正復号化部４ｂで誤り訂正復号化された後、音声復号化部６ｂで音声復号化され、再生音声信号が出力される。
【００２９】
図２の（４）、（５）はインターリーブフレーム数３の場合のデインターリーブの動作を示している。隣接する３フレームに分けて挿入された符号化データＡ１，Ａ２，Ａ３はデインターリーブされて一つのフレームにまとめられ（図２（４））、誤り訂正復号化、音声復号化を経て再生音声信号Ａが得られる（図２（５））。
【００３０】
次に複信通話の場合を説明する。
ユーザーが操作部８で複信通話を設定すると、複信通話情報（例えば２ビット）が操作部８から制御ＣＰＵ７を経由して送信部２ａに伝達される。送信部２ａはこの情報によって搬送波を変調して相手局に送信し、複信通話の動作を開始する。このとき複信通話情報は制御ＣＰＵ７からインターリーブ部３ａとデインターリーブ部３ｂにも伝達される。
【００３１】
相手局は前記のように当該局と同じ構成を持っており、当該局が送信した複信通話情報を受信して受信部３ｂで復調し、制御ＣＰＵ７に伝達して複信通話の動作を開始する。制御ＣＰＵ７は複信通話情報をインターリーブ部３ａとデインターリーブ部３ｂに伝達する。
【００３２】
次に当該局のユーザーは操作部８のプレストークボタンを押すことなく、いつでも発話を開始でき、ユーザーの発話による入力音声信号が音声符号化部６ａに入力される。音声符号化部６ａは入力音声信号を単信通話と同様に固定長（４０ｍｓ）のフレーム毎にＣＥＬＰ方式による符号化を行い、符号化音声データを誤り訂正符号化部４ａに出力する。誤り訂正符号化部４ａは符号化音声データを例えば畳み込み符号によって誤り訂正符号化し、符号化データをインターリーブ部３ａに出力する。インターリーブ部３ａは制御ＣＰＵ７から複信通話情報が伝達されているので、単信通話の場合より小さいインターリーブフレーム数である２を設定する。これは、複信通話では互いにいつでも発話を開始するため伝送遅延が単信通話の場合より検知し易く、インターリーブフレーム数を小さくする必要があるためである。インターリーブ部３ａは設定したインターリーブフレーム数２に従って、誤り訂正符号化部４ａから出力された符号化データをインターリーブする。
【００３３】
図３の（１）〜（３）はインターリーブフレーム数２の場合のインターリーブの動作を示している。音声符号化部６ａではフレーム毎の入力音声信号Ａ，Ｂ，Ｃ、Ｄ・・・をフレーム毎に音声符号化し、誤り訂正符号化部４ａでは符号化音声データを誤り訂正符号化して各フレーム毎に２つに分割した符号化データＡ１，Ａ２，Ｂ１，Ｂ２，…として出力される（図３（２））。インターリーブ部３ａではこの符号化データを互いに隣接する２つのフレームに分けて挿入する（図３（３））。
【００３４】
インターリーブ部３ａでインターリーブされた符号化データは送信部２ａから相手局に送信される。
【００３５】
相手局では、受信部２ｂで符号化データを復調し、デインターリーブ部３ｂに出力する。デインターリーブ部３ｂは制御ＣＰＵ７から複信通話情報が伝達されているので、インターリーブフレーム数を２に設定し、符号化データをデインターリーブする。デインターリーブされた符号化データは誤り訂正復号化部４ｂで誤り訂正復号化された後、音声復号化部６ｂで音声復号化され、再生音声信号が出力される。
【００３６】
図３の（４）、（５）はインターリーブフレーム数２の場合のデインターリーブの動作を示している。隣接する２フレームに分けて挿入された符号化データＡ１，Ａ２はデインターリーブされて一つのフレームにまとめられ（図３（４））、誤り訂正復号化、音声復号化を経て再生音声信号Ａが得られる（図３（５））。
【００３７】
次に、図１に示した無線局が適用される無線通信システムの例として図４に示すシステムを説明する。このシステムは社団法人電波産業会のデジタル方式ＭＣＡシステム標準規格（ＲＣＲＳＴＤ−３２Ａ）に準拠している。
【００３８】
図４に示す無線通信システムはユーザ無線局と中継局から構成され、中継局１２の作るゾーン９内でユーザ無線局Ａ１０（当該局）とユーザ無線局Ｂ１１（相手局）の間で通信を行う図である。図では各ユーザ無線局からの上り送信周波数をＦ１、中継局１２からの下り送信周波数をｆ１としている。
【００３９】
次に図５〜図１０を使って図４の無線通信システムの通信方式の動作を説明する。本無線通信システムは無線回線をＴＤＭ／ＴＤＭＡ方式で使用し、図５に示すように、無線キャリアを９０ｍｓのフレームに区切り、その中を１５ｍｓの６つのスロットに分割する。スロットには、ユーザアクセスチャネル（ＣＡＣ）とユーザ個別チャネル（ＵＳＣ）のスロットが図５のように配置される。
【００４０】
本無線通信システムでは、待ち受け時はＣＡＣスロットを受信している。ユーザ無線局同士が１対１で通話を行う個別通話の発呼はＣＡＣスロットを用いて、図６、７、９に示すようなシーケンスで行われる。
図６は単信通話時のシーケンスを示すもので、ユーザ無線局Ａ１０は、ユーザ無線局Ｂ１１との単信通話を要求する情報を含めた接続要求を送信し、接続要求を受信した中継局１２はユーザ無線局Ａ１０に接続応答を送信し、ユーザ無線局Ｂ１１には、ユーザ無線局Ａ１０からユーザ無線局Ｂ１１への単信通話の要求があったことを通知するための着信要求を送信する。着信要求を受信したユーザ無線局Ｂ１１は着信応答を送信する。着信応答を受信した中継局１２は、ユーザ無線局Ａ１０とユーザ無線局Ｂ１１が単信通話に使用するＵＳＣスロットを指定したチャネル指定を送信する。以上のシーケンスをＣＡＣスロットを使用して行った後、チャネル指定を受信したユーザ無線局Ａ１０とユーザ無線局Ｂ１１はチャネル指定で指定されたＵＳＣスロットで通話を行う。
【００４１】
図７は送信権の制御を示している。下りＵＳＣスロットでは、音声に付随した制御データが毎スロット送信されており、現在の送信権保持ユーザが示されている。個別アクセス許可は特定のユーザが送信権を持っている状態であり、送信権を持っているユーザのみ上りデータを送信することができる。
送信権を持っているユーザ無線局Ａ１０がプレストークをオフすると、上りＵＳＣ制御データで送信権解放要求を送信する。
中継局１２が受け付けると、どのユーザ無線局も送信権を持っていないことを示すため、下り制御データでユーザアクセス許可であることをユーザ無線局に一定時間毎に通知する。
【００４２】
ユーザアクセス許可はどのユーザでも上り送信できる状態であり、この状態でユーザ無線局Ｂ１１がプレストークを押すと、送信権獲得要求をＵＳＣの上り制御データで送信する。
中継局１２が受け付けると下り制御データでユーザ無線局Ｂ１１が送信権を持っていることを示すために、ユーザ無線局Ｂ１１の個別アクセス許可とする。
ユーザ無線局Ｂ１１は送信権がとれたことを確認し、上り音声を送信する。
通話終了時は、送信権を持っているユーザが上り制御データで切断要求を送信し、中継局１２が受け付けると、下り制御データで切断指示を送信する。切断指示を受信したユーザ無線局は、ＣＡＣへ戻る。
送信権を持っていないユーザ無線局が切断要求を上げる場合は、送信権獲得後に切断要求を上げる。
【００４３】
図８は単信通話を行うスロットとして、ＵＳＣ２のスロットが指定された場合のユーザ無線局Ａ１０が送信している例を示している（ユーザ無線局Ｂ１１が送信する場合は図中のＡ、Ｂの表記が入れ替わる）。ユーザ無線局Ａ１０が上りＵＳＣ２のスロットで送信した音声は中継局１２で受信し、下りＵＳＣ２のスロットで送信する。ユーザ無線局Ｂ１１は下りＵＳＣ２のスロットを受信することで、ユーザ無線局Ａ１０が送信した音声を受信することができる。ユーザ無線局Ａ１０もＵＳＣ２のスロットで自無線局が送信した音声を受信するが、一般的には単信通話時はスピーカを開かない。
【００４４】
図９は複信通話時のシーケンスを示すもので、ユーザ無線局Ａ１０は、ユーザ無線局Ｂ１１との複信通話を要求する情報を含めた接続要求を中継局１２に送信し、接続要求を受信した中継局１２はユーザ無線局Ａ１０に接続応答を送信する。また、ユーザ無線局Ｂ１１には、ユーザ無線局Ａ１０からユーザ無線局Ｂ１１への複信通話の要求があったことを通知するための着信要求を送信する。着信要求を受信したユーザ無線局Ｂ１１は着信応答を送信する。着信応答を受信した中継局１２は、ユーザ無線局Ａ１０が複信通話に使用するＵＳＣスロットを指定したチャネル指定とユーザ無線局Ｂ１１が複信通話に使用するＵＳＣスロットを指定したチャネル指定を送信する。以上のシーケンスをＣＡＣスロットを使用して行った後、チャネル指定を受信したユーザ無線局Ａ１０とユーザ無線局Ｂ１１はチャネル指定で指定されたそれぞれのＵＳＣスロットで通話を行う。
【００４５】
図１０は複信通話を行うスロットとして、ユーザ無線局Ａ１０がＵＳＣ２のスロット、ユーザ無線局Ｂ１１がＵＳＣ４のスロットを指定された場合の例を示している。ユーザ無線局Ａ１０が上りＵＳＣ２のスロットで送信した音声は中継局１２が受信し、下りＵＳＣ４のスロットで送信する。ユーザ無線局Ｂ１１は下りＵＳＣ４のスロットを受信することで、ユーザ無線局Ａ１０が送信した音声を受信することができる。同様に、ユーザ無線局Ｂ１１が上りＵＳＣ４のスロットで送信した音声は中継局１２が受信し、下りＵＳＣ２のスロットで送信する。ユーザ無線局Ａ１０は下りＵＳＣ２のスロットを受信することで、ユーザ無線局Ｂ１１が送信した音声を受信することができる。
【００４６】
なお、図６、図９における接続要求と着信要求にはメッセージ情報が付加されており、各メッセージ中の「通信形態」を示すビットの下２桁が「００」のとき単信通話、「１１」のとき複信通話を示す。
ユーザー無線局Ａ１０の送信部２ａはこの接続要求のメッセージ情報の「通信形態」を示すビットを用いて単信通信か複信通信かを送信する。また、ユーザー無線局Ｂ１１の受信部２ｂは着信要求のメッセージ情報の「通信形態」を示すビットを制御ＣＰＵ７に出力し、制御ＣＰＵ７はこのビットから単信通話か複信通話かを判定して単信通話情報あるいは複信通話情報としてデインターリーブ部３ｂに出力する。
【００４７】
以上説明したように、単信通話の場合は複信通話のときよりインターリーブフレーム数を多くするようにしたので、ユーザーが伝送遅延を検知することなく伝送路で発生するバースト誤りを分散でき、結果として受信側の誤り訂正が容易になって受信側の再生音声品質が劣化せず、品質の良い音声通話を実現できる。
【００４８】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係わる移動無線通信方法によれば、単信通話の場合は複信通話のときよりインターリーブフレーム数を多くするようにしたので、ユーザーが伝送遅延を検知することなく伝送路で発生するバースト誤りを分散でき、結果として受信側の誤り訂正が容易になって受信側の再生音声品質が劣化せず、品質の良い音声通話を実現できる。
【００４９】
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係わる移動無線通信端末のブロック図である。
【図２】この発明の各処理部で処理後の信号の説明図である。
【図３】この発明の異なるインターリーブフレーム数での各処理部による処理後の信号の説明図である。
【図４】この発明の移動無線通信システムの構成図である。
【図５】この発明の無線キャリアの構成図である。
【図６】この発明の単信通話時のシーケンス説明図である。
【図７】この発明の送信権の制御を示すシーケンス説明図である。
【図８】この発明の単信通話を行う場合の無線キャリアの構成図である。
【図９】この発明の複信通話時のシーケンス説明図である。
【図１０】この発明の複信通話を行う場合の無線キャリアの構成図である。
【図１１】従来の移動無線通信端末のブロック図である。
【符号の説明】
１アンテナ、２ａ送信部、２ｂ受信部、３ａインターリーブ部、３ｂデインターリーブ部、４誤り訂正符号化・復号化部、４ａ誤り訂正符号化部、４ｂ誤り訂正復号化部、５情報処理部、５ａ受信状態検出部、５ｂインターリーブ制御部。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a digital mobile radio communication terminal, a mobile radio communication system, and a mobile radio communication method for processing encoded data using interleaving and deinterleaving in a vehicle-mounted telephone system or a mobile telephone system.
[0002]
[Prior art]
In digital mobile radio communication, burst errors and random errors due to fading occur in a radio transmission path. For this reason, generally, the transmitting side transmits the data to be transmitted after performing error correction coding, and the receiving side performs error correction decoding of the received data to remove the influence of transmission errors. However, the error correction code has a high correction capability for random errors but a low correction capability for burst errors. Therefore, a method of dispersing transmission data by interleaving and dispersing burst errors is employed.
A conventional mobile radio communication method for processing encoded data using interleaving and deinterleaving has been disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 4-334140. FIG. 11 is a block diagram showing the configuration of a radio station in the conventional mobile radio communication method disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 4-334140.
11, 1 is an antenna, 2a is a transmitting section, 2b is a receiving section, 3a is an interleaving section, 3b is a deinterleaving section, 4 is an error correction coding / decoding section, 5 is an information processing section, and 5a is a receiving state. The detection unit 5b is an interleave control unit. Hereinafter, the configuration and operation of the conventional mobile radio communication method will be described with reference to FIG.
[0003]
In FIG. 11, transmission data from the information processing unit 5 is error-correction-coded by the error-correction coding / decoding unit 4, and further interleaved in the interleave unit 3a according to the interleave depth I output by the interleave control unit 5b. It is transmitted from the transmission unit 2a. At this time, the interleaving section 3a adds interleaving depth information I before each transmission block, and this information I is also transmitted from the transmitting section 2a. The partner station deinterleaves each received block according to the received interleaving depth information I.
[0004]
Also, the reception data RD from the partner station is deinterleaved by the deinterleaving section 3b in accordance with the interleaving depth information I added before each reception block, and is error corrected and decoded by the error correction coding / decoding section 4. Then, it is taken into the information processing section 5.
[0005]
The reception state detection unit 5a detects the error correction rate in the error decoding process performed on the received signal by the error correction encoding / decoding unit 4, and the interleave control unit 5b performs the operation when the error correction rate decreases. Estimates that many errors have occurred in transmission, increases the interleaving depth information I, and outputs it to the interleaving section 3a.
For this reason, when many errors occur on the transmission line, the errors can be distributed over a wide range,
Error correction becomes easier at the partner station.
[0006]
According to the method described above, in the conventional mobile radio communication method, the interleaving depth is changed according to the occurrence state of the error in the transmission path, so that the receiving side can obtain received data with few errors and achieve good communication quality. You. However, if the interleaving depth is increased, there is a problem that transmission delay is increased, and thus the interleaving depth is limited. In particular, when performing voice communication by transmitting and receiving voice data, if the transmission delay is large, the quality of the voice is degraded.
[0007]
For this reason, another conventional mobile radio communication method, Japanese Patent Application Laid-Open No. H5-222237, discloses a method of suppressing the interleaving depth in voice communication and performing interleaving with a small transmission delay.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional mobile radio communication methods shown in JP-A-4-334140 and JP-A-5-22237 shown in FIG. 11, when performing voice communication, the transmission delay is reduced so that the interleave depth cannot be increased, and the burst error in the transmission path cannot be increased. When a large number of errors occur, errors are not dispersed, so that it is difficult to correct errors on the receiving side, and there is a problem that the communication quality is degraded. In voice communication, the communication quality is poor, and if many errors are superimposed on voice data, the quality of the reproduced voice is degraded.
[0009]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the above-described problems, and has as its object to realize a high quality voice call without deteriorating communication quality even when a burst error occurs in a transmission path.
[0010]
Means for Solving the Invention
The mobile radio communication terminal according to the present invention modulates a carrier wave with data obtained by performing an error correction coding in an error correction coding unit after coding a voice signal in a voice coding unit and performing an interleaving in an interleaving unit. In the mobile radio communication terminal transmitting by the transmission unit, the interleave unit changes the number of interleaved frames depending on whether the communication of the communication terminal is performed by a half-duplex simplex call or a full-duplex duplex call. And interleaving.
[0011]
Further, the mobile radio communication terminal according to the present invention, the communication with the other station, comprises an operation unit for setting a simplex call performing half-duplex communication or a duplex communication performing full-duplex communication,
The interleave unit changes the number of interleaved frames based on information indicating whether the user is a simplex or a duplex call input from the operation unit, and the transmission unit requests connection information indicating the simplex or the duplex call. It was configured to be transmitted by being included in the message information.
[0012]
Further, the mobile radio communication terminal according to the present invention, after encoding a voice signal, receives and demodulates a modulated carrier subjected to error correction encoding and interleaving processing in a receiving section, and deinterleaves the obtained data. In a mobile radio communication terminal that performs deinterleaving in the error correction decoding unit, performs error correction decoding in the error correction decoding unit, and then performs audio decoding in the audio decoding unit to reproduce the audio signal, the received modulated carrier wave has a half duplex single communication. The deinterleave section contains information indicating whether the call is to be made in a duplex or full-duplex duplex call, and the deinterleave section de-interleaves the frame according to this half-duplex simplex or full-duplex duplex call information. The number was changed to deinterleave.
[0013]
Further, in the mobile radio communication terminal according to the present invention, the deinterleaving unit changes the number of deinterleaving frames based on information indicating whether a simplex call or a duplex call included in the message information of the incoming call request in the received signal. Was configured.
[0014]
Further, in the mobile radio communication system according to the present invention, the voice signal is coded by the voice coder, then error correction coded by the error correction coder, interleaved by the interleaver, and the carrier is modulated by the obtained data. The transmitting terminal and the modulated carrier transmitted from the transmitting terminal are received and demodulated by the receiver, and the obtained data is deinterleaved by the deinterleaver and error-corrected by the error correction decoder. In a mobile radio communication system including a receiving terminal that reproduces an audio signal by performing audio decoding in an audio decoding unit after performing correction decoding,
The interleaving unit of the transmitting terminal performs interleaving by changing the number of interleaved frames depending on whether communication is performed by half-duplex simplex call or full-duplex duplex call,
The deinterleaving unit of the receiving terminal is configured to change the number of deinterleaving frames depending on whether the communication is performed by the simplex communication or the duplex communication and perform the deinterleaving.
[0015]
In addition, the mobile radio communication system according to the present invention includes an operation unit for setting whether the transmitting terminal communicates with the partner station by a simplex call that performs half-duplex communication or a duplex call that performs full-duplex communication. ,
The interleave unit changes the number of interleaved frames based on the information indicating whether the user is a simplex or a duplex call input on the operation unit, and the transmission unit requests connection information indicating the simplex or the duplex call. Send in the message information of
The deinterleaving unit of the receiving terminal changes the number of deinterleaving frames based on information indicating whether the call is a simplex call or a duplex call included in the message information of the incoming call request received from the transmission side.
[0016]
In the mobile radio communication system according to the present invention, the transmitting terminal and the receiving terminal relay and relay a relay station.
[0017]
Further, the mobile radio communication method according to the present invention, after encoding a voice signal on the transmission side, performs error correction encoding and interleaving, modulates a carrier with the obtained data, transmits from the transmission unit, In a mobile radio communication method for receiving and demodulating this modulated carrier wave, deinterleaving the obtained data, performing error correction decoding, and then decoding the sound and reproducing the sound signal,
The transmitting side performs interleaving by changing the number of interleaved frames by an interleaving section depending on whether the communication is performed by a half-duplex simplex call or a full-duplex simplex call. Deinterleaving is performed by changing the number of deinterleaving frames by a deinterleaving unit depending on whether the communication is performed in a communication call or a duplex communication.
[0018]
Further, in the mobile radio communication method according to the present invention, the interleaving unit on the transmitting side changes the number of interleaved frames based on information indicating whether the user is a simplex call or a duplex call input on the operation unit, The connection request message information includes information indicating whether the call is a simplex call or a duplex call, and the deinterleaving unit on the receiving side determines whether the simplex call included in the message information of the incoming call request received from the transmitting side. The number of deinterleaved frames is changed based on information indicating whether the call is a duplex call.
[0019]
Also, in the mobile radio communication method according to the present invention, the transmitting side and the receiving side relay and communicate with each other via the relay station.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Embodiment 1 FIG.
FIG. 1 is a block diagram showing a configuration of a radio station according to the mobile radio communication method according to the present invention. 2 and 3 are explanatory diagrams for explaining the operation of the wireless station in FIG. .
In FIG. 1, 1 is an antenna, 2a is a transmitter, 2b is a receiver, 3a is an interleaver, 3b is a deinterleaver, 4a is an error correction encoder, 4b is an error correction decoder, and 6a is audio encoding. , 6b is an audio decoding unit, 7 is a control CPU, and 8 is an operation unit.
The present invention will be described below with reference to FIGS.
[0021]
Before starting the communication, the radio station shown in FIG. 1 (hereinafter referred to as the station) determines whether a simplex call for half-duplex communication or a duplex call for full-duplex communication with the partner station. For example, the setting can be made by operating a button in the unit 8.
[0022]
First, the operation in the case of the simplex communication will be described.
When the user sets a simple call using the operation unit 8, simple communication information (for example, 2 bits) is transmitted from the operation unit 8 to the transmission unit 2 a via the control CPU 7. The transmitting unit 2a modulates the carrier with this information and transmits the modulated carrier to the partner station to start the operation of simplex communication. At this time, the simplex call information is also transmitted from the control CPU 7 to the interleave section 3a and the deinterleave section 3b.
[0023]
The partner station has the same configuration as that of the station, receives the simplex communication information transmitted by the station, demodulates the information in the receiving unit 3b, transmits the demodulated information to the control CPU 7, and starts the operation of the simplex communication. The control CPU 7 transmits the simplex communication information to the interleave unit 3a and the deinterleave unit 3b.
[0024]
Next, the user of the station presses, for example, a press talk button of the operation unit 8 before starting utterance. When the press talk button is pressed, transmission right acquisition request information is transmitted from the operation unit 8 to the transmission unit 2a via the control CPU 7, transmitted to the partner station, and accepted by the partner station to acquire the transmission right. The user starts uttering after pressing the press talk button, and the input voice signal of the user is input to the voice encoding unit 6a. The audio encoding unit 6a encodes the input audio signal by, for example, the CELP method for each fixed-length (for example, 40 ms) frame, and outputs the encoded audio data to the error correction encoding unit 4a. The error correction coding unit 4a performs error correction coding on the coded audio data by using, for example, a convolutional code, and outputs the coded data to the interleave unit 3a.
[0025]
Since the simplex communication information is transmitted from the control CPU 7, the interleave unit 3a sets a larger number of interleaved frames (corresponding to the conventional interleave depth I) in the case of the duplex communication described later. This is because in a simplex call by operating the press talk button, the utterance starts after pressing each other, so that the transmission delay is less likely to be detected than in the case of the duplex call, and the number of interleaved frames can be increased. In the present embodiment, for example, the number of interleaved frames is set to 3 in the case of simplex communication, and set to 2 in the case of duplex communication. The interleaving section 3a interleaves the coded data output from the error correction coding section 4a according to the set number of interleaving frames 3.
[0026]
(1) to (3) of FIG. 2 show the interleaving operation when the number of interleaved frames is three. The audio encoding unit 6a encodes the input audio signals A, B, C, D, E,... For each frame by audio for each frame (FIG. 2 (1)), and the error correction encoding unit 4a encodes the encoded audio data. The data is output as coded data A1, A2, A3, B1, B2, B3,... Divided into three for each frame by error correction coding (FIG. 2 (2)). The interleaving unit 3a inserts this encoded data into three adjacent frames (FIG. 2 (3)).
[0027]
The encoded data interleaved by the interleave unit 3a is transmitted from the transmission unit 2a to the partner station.
[0028]
In the partner station, the receiving section 2b demodulates the coded data and outputs it to the deinterleave section 3b. The deinterleave unit 3b sets the number of interleaved frames to 3 and deinterleaves the encoded data since the simplex communication information is transmitted from the control CPU 7. The deinterleaved coded data is subjected to error correction decoding by the error correction decoding unit 4b, and then decoded by the audio decoding unit 6b to output a reproduced audio signal.
[0029]
(4) and (5) of FIG. 2 show the operation of deinterleaving when the number of interleaved frames is three. The encoded data A1, A2, and A3 inserted into three adjacent frames are deinterleaved and combined into one frame (FIG. 2 (4)), and subjected to error correction decoding and audio decoding to reproduce a reproduced audio signal. A is obtained (FIG. 2 (5)).
[0030]
Next, the case of a duplex call will be described.
When the user sets a duplex call using the operation unit 8, the duplex call information (for example, 2 bits) is transmitted from the operation unit 8 to the transmission unit 2 a via the control CPU 7. The transmitting unit 2a modulates the carrier with this information and transmits it to the partner station to start the operation of the duplex communication. At this time, the duplex communication information is also transmitted from the control CPU 7 to the interleave section 3a and the deinterleave section 3b.
[0031]
The partner station has the same configuration as the station as described above, receives the duplex call information transmitted by the station, demodulates it in the receiving unit 3b, transmits it to the control CPU 7, and starts the operation of the duplex call. I do. The control CPU 7 transmits the duplex communication information to the interleave section 3a and the deinterleave section 3b.
[0032]
Next, the user of the station can start utterance at any time without pressing the press talk button of the operation unit 8, and an input audio signal based on the utterance of the user is input to the audio encoding unit 6a. The speech encoding unit 6a encodes the input speech signal by the CELP method for each fixed-length (40 ms) frame in the same manner as in the simplex communication, and outputs the encoded speech data to the error correction encoding unit 4a. The error correction coding unit 4a performs error correction coding on the coded audio data by using, for example, a convolutional code, and outputs the coded data to the interleave unit 3a. Since the duplex communication information is transmitted from the control CPU 7, the interleave unit 3a sets 2 which is the number of interleaved frames smaller than that in the simplex communication. This is because in a duplex call, utterances are started at any time, so that the transmission delay is easier to detect than in a simplex call, and it is necessary to reduce the number of interleaved frames. The interleave unit 3a interleaves the coded data output from the error correction coding unit 4a according to the set number of interleave frames 2.
[0033]
(1) to (3) of FIG. 3 show the interleaving operation when the number of interleaved frames is two. The speech encoding unit 6a speech-encodes the input speech signals A, B, C, D... For each frame, and the error correction encoding unit 4a performs error correction encoding on the encoded speech data for each frame. Are output as encoded data A1, A2, B1, B2,... (FIG. 3 (2)). The interleaving unit 3a inserts the encoded data into two adjacent frames (FIG. 3 (3)).
[0034]
The encoded data interleaved by the interleave unit 3a is transmitted from the transmission unit 2a to the partner station.
[0035]
In the partner station, the receiving section 2b demodulates the coded data and outputs it to the deinterleave section 3b. Since the duplex communication information is transmitted from the control CPU 7, the deinterleave unit 3b sets the number of interleave frames to 2 and deinterleaves the encoded data. The deinterleaved coded data is subjected to error correction decoding by the error correction decoding unit 4b, and then decoded by the audio decoding unit 6b to output a reproduced audio signal.
[0036]
(4) and (5) of FIG. 3 show the operation of deinterleaving when the number of interleaved frames is two. The encoded data A1 and A2 inserted in two adjacent frames are deinterleaved and combined into one frame (FIG. 3 (4)), and the reproduced audio signal A is converted through error correction decoding and audio decoding. Is obtained (FIG. 3 (5)).
[0037]
Next, a system shown in FIG. 4 will be described as an example of a wireless communication system to which the wireless station shown in FIG. 1 is applied. This system complies with the digital MCA system standard (RCR STD-32A) of the Association of Radio Industries and Businesses.
[0038]
The radio communication system shown in FIG. 4 includes a user radio station and a relay station, and performs communication between the user radio station A10 (the relevant station) and the user radio station B11 (the other station) in the zone 9 created by the relay station 12. FIG. In the figure, the uplink transmission frequency from each user radio station is F1, and the downlink transmission frequency from the relay station 12 is f1.
[0039]
Next, the operation of the communication system of the wireless communication system of FIG. 4 will be described with reference to FIGS. In this wireless communication system, a wireless line is used in a TDM / TDMA system, and as shown in FIG. 5, a wireless carrier is divided into 90 ms frames, which are divided into six 15 ms slots. In the slots, slots for a user access channel (CAC) and a user individual channel (USC) are arranged as shown in FIG.
[0040]
In the wireless communication system, the CAC slot is received during standby. Calling of an individual call in which user wireless stations make a one-to-one call is performed using CAC slots in a sequence as shown in FIGS.
FIG. 6 shows a sequence at the time of simplex communication, in which the user radio station A10 transmits a connection request including information requesting a simplex communication with the user radio station B11, and the relay station 12 having received the connection request. Transmits a connection response to the user wireless station A10, and transmits an incoming request to the user wireless station B11 to notify that there is a request for a simplex call from the user wireless station A10 to the user wireless station B11. Upon receiving the incoming call request, the user wireless station B11 transmits an incoming call response. The relay station 12 that has received the incoming call response transmits a channel designation designating a USC slot used by the user radio station A10 and the user radio station B11 for simplex communication. After performing the above sequence using the CAC slot, the user radio station A10 and the user radio station B11 that have received the channel designation communicate with each other in the USC slot designated by the channel designation.
[0041]
FIG. 7 shows the control of the transmission right. In the downlink USC slot, control data accompanying the voice is transmitted every slot, and the current transmission right holding user is indicated. The individual access permission is a state in which a specific user has a transmission right, and only a user having a transmission right can transmit uplink data.
When the user wireless station A10 having the transmission right turns off the press talk, it transmits a transmission right release request using uplink USC control data.
When the relay station 12 accepts the request, the user radio station is notified of the user access permission by downlink control data at regular intervals to indicate that no user radio station has the transmission right.
[0042]
The user access permission is a state in which any user can perform uplink transmission. In this state, when the user wireless station B11 presses a press talk, a transmission right acquisition request is transmitted by USC uplink control data.
When the relay station 12 accepts the request, the individual access permission of the user radio station B11 is set to indicate that the user radio station B11 has the transmission right in the downlink control data.
The user wireless station B11 confirms that the transmission right has been obtained, and transmits the uplink voice.
At the end of the call, the user having the transmission right transmits a disconnection request using uplink control data, and when the relay station 12 receives the request, transmits a disconnection instruction using downlink control data. The user wireless station that has received the disconnection instruction returns to the CAC.
When a user wireless station having no transmission right raises a disconnection request, it raises the disconnection request after acquiring the transmission right.
[0043]
FIG. 8 shows an example in which the user wireless station A10 is transmitting when the slot of USC2 is designated as the slot for performing the simplex communication (when the user wireless station B11 transmits, A and B in the figure are used). Is replaced). The voice transmitted by the user radio station A10 in the uplink USC2 slot is received by the relay station 12 and transmitted in the downlink USC2 slot. The user wireless station B11 can receive the voice transmitted by the user wireless station A10 by receiving the downlink USC2 slot. The user radio station A10 also receives the voice transmitted by its own radio station in the slot of USC2, but generally does not open the speaker during the simplex communication.
[0044]
FIG. 9 shows a sequence during a duplex call, in which the user radio station A10 transmits a connection request including information for requesting a duplex call with the user radio station B11 to the relay station 12, and receives the connection request. The relay station 12 transmits the connection response to the user wireless station A10. Further, the user radio station B11 transmits an incoming call request for notifying that the user radio station A10 has made a request for a duplex call to the user radio station B11. Upon receiving the incoming call request, the user wireless station B11 transmits an incoming call response. The relay station 12 that has received the incoming call response transmits a channel designation designating a USC slot used by the user radio station A10 for a duplex call and a channel designation designating a USC slot used by the user radio station B11 for a duplex call. . After performing the above sequence using the CAC slot, the user radio station A10 and the user radio station B11 that have received the channel designation communicate with each other in the USC slots designated by the channel designation.
[0045]
FIG. 10 shows an example in which the user radio station A10 specifies the slot of USC2 and the user radio station B11 specifies the slot of USC4 as the slot for performing the duplex communication. The voice transmitted by the user radio station A10 in the uplink USC2 slot is received by the relay station 12 and transmitted in the downlink USC4 slot. The user radio station B11 can receive the voice transmitted by the user radio station A10 by receiving the downlink USC4 slot. Similarly, the voice transmitted by the user radio station B11 in the uplink USC4 slot is received by the relay station 12 and transmitted in the downlink USC2 slot. The user radio station A10 can receive the voice transmitted by the user radio station B11 by receiving the downlink USC2 slot.
[0046]
Note that message information is added to the connection request and the incoming call request in FIG. 6 and FIG. 9, and when the last two digits of the bit indicating the “communication type” in each message are “00”, the simplex communication is performed. "" Indicates a duplex call.
The transmission unit 2a of the user wireless station A10 transmits the simplex communication or the duplex communication using the bit indicating the "communication mode" of the message information of the connection request. Also, the receiving unit 2b of the user radio station B11 outputs a bit indicating the "communication mode" of the message information of the incoming call request to the control CPU 7, and the control CPU 7 determines whether the call is a simplex call or a duplex call based on this bit. The information is output to the deinterleave unit 3b as communication information or duplex communication information.
[0047]
As described above, in the simplex call, the number of interleaved frames is set to be larger than that in the duplex call, so that the user can disperse the burst error generated in the transmission path without detecting the transmission delay, and as a result, As a result, error correction on the receiving side is facilitated, and the quality of reproduced voice on the receiving side is not degraded, and a high quality voice call can be realized.
[0048]
【The invention's effect】
As described above, according to the mobile radio communication method according to the present invention, the number of interleaved frames is increased in the case of the simplex call compared to the case of the duplex call, so that the user does not detect the transmission delay. Burst errors occurring in the transmission path can be dispersed, and as a result, error correction on the receiving side is facilitated, and the quality of reproduced voice on the receiving side is not degraded, and high quality voice communication can be realized.
[0049]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of a mobile radio communication terminal according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of a signal processed by each processing unit of the present invention.
FIG. 3 is an explanatory diagram of a signal after processing by each processing unit at a different number of interleaved frames according to the present invention.
FIG. 4 is a configuration diagram of a mobile radio communication system according to the present invention.
FIG. 5 is a configuration diagram of a wireless carrier according to the present invention.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a sequence during a simple call according to the present invention.
FIG. 7 is an explanatory sequence diagram showing control of a transmission right according to the present invention.
FIG. 8 is a configuration diagram of a wireless carrier when performing a simplex communication according to the present invention.
FIG. 9 is an explanatory diagram of a sequence at the time of a duplex call according to the present invention.
FIG. 10 is a configuration diagram of a wireless carrier when performing a duplex call according to the present invention.
FIG. 11 is a block diagram of a conventional mobile radio communication terminal.
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 1 antenna, 2a transmitting section, 2b receiving section, 3a interleaving section, 3b deinterleaving section, 4 error correction coding / decoding section, 4a error correction coding section, 4b error correction decoding section, 5 information processing section, 5a Reception state detector, 5b interleave controller.

Claims

In a mobile radio communication terminal in which an audio signal is encoded by an audio encoding unit, then error correction encoded by an error correction encoding unit, interleaved by an interleave unit, a carrier is modulated by data obtained and transmitted by a transmission unit. The interleave unit is configured to perform interleaving by changing the number of interleaved frames depending on whether communication of the communication terminal is performed by a half-duplex simplex call or a full-duplex duplex call. Mobile wireless communication terminal characterized by the following.

Equipped with an operation unit to set whether to communicate with the partner station by simplex communication that performs half-duplex communication or duplex communication that performs full-duplex communication,
The interleave unit changes the number of interleaved frames based on information indicating whether the user is a simplex or a duplex call input from the operation unit, and the transmission unit requests connection information indicating the simplex or the duplex call. 2. The mobile radio communication terminal according to claim 1, wherein the mobile radio communication terminal is configured to transmit the message information included in the message information.

After encoding the audio signal, the receiver receives and demodulates the modulated carrier that has been subjected to error correction coding and interleaving, and the resulting data is deinterleaved by the deinterleaver and error corrected by the error correction decoder. In a mobile radio communication terminal in which an audio signal is decoded by an audio decoding unit and then reproduced by an audio decoding unit, communication is performed by a half-duplex simplex or full-duplex duplex on a received modulated carrier. The deinterleave section is configured to change the number of deinterleaved frames and perform deinterleave in accordance with the information of this half-duplex simplex call or full-duplex duplex call, including information indicating whether the call is to be performed. A mobile radio communication terminal characterized by the following.

4. The deinterleaving unit according to claim 3, wherein the deinterleaving unit changes the number of deinterleaving frames based on information indicating whether the call is a simplex call or a duplex call included in message information of an incoming request in a received signal. The mobile radio communication terminal according to the above.

After the audio signal is encoded by the audio encoding unit, error correction encoding is performed by the error correction encoding unit, interleaving is performed by the interleaving unit, and a carrier is modulated by the obtained data and transmitted by the transmitting unit. The modulated carrier transmitted from the side terminal is received and demodulated by the receiver, the obtained data is deinterleaved by the deinterleaver, error-corrected by the error-correction decoder, and then decoded by the audio decoder. In a mobile radio communication system including a receiving terminal that decodes and reproduces an audio signal,
The interleaving unit of the transmitting terminal performs interleaving by changing the number of interleaved frames depending on whether communication is performed by half-duplex simplex call or full-duplex duplex call,
Mobile radio communication characterized in that the deinterleaving section of the receiving terminal changes the number of deinterleaving frames depending on whether the communication is performed by the simplex communication or the duplex communication and performs deinterleaving. system.

The transmitting terminal has an operation unit for setting a simplex call for performing half-duplex communication or a duplex call for performing full-duplex communication for communication with the partner station,
The interleave unit changes the number of interleaved frames based on the information indicating whether the user is a simplex or a duplex call input on the operation unit, and the transmission unit requests connection information indicating the simplex or the duplex call. Send in the message information of
The deinterleaving unit of the receiving terminal is configured to change the number of deinterleaving frames based on information indicating whether the call is a simplex call or a duplex call included in the message information of the incoming call request received from the transmission side. The mobile radio communication system according to claim 5, wherein

7. The mobile radio communication system according to claim 5, wherein the transmitting terminal and the receiving terminal relay and relay a relay station.

After the transmission side encodes the audio signal, it performs error correction encoding and interleaving, modulates the carrier with the obtained data, transmits the modulated signal from the transmitter, and receives and demodulates the modulated carrier at the reception side. In a mobile radio communication method for reproducing an audio signal by performing audio decoding after deinterleaving and error correction decoding the data obtained,
The transmitting side performs interleaving by changing the number of interleaved frames by an interleaving section depending on whether the communication is performed by a half-duplex simplex call or a full-duplex simplex call. A mobile radio communication method characterized in that deinterleaving is performed by changing the number of deinterleaving frames by a deinterleaving unit depending on whether the communication is performed in a communication call or a duplex communication.

The interleaving unit on the transmitting side changes the number of interleaved frames based on the information indicating whether the user is a simplex or a duplex call input on the operation unit, and indicates whether the simplex or the duplex call from the transmitting unit. The information is transmitted in the message information of the connection request, and the deinterleaving unit on the receiving side deinterleaves based on the information indicating whether the call is a simplex or a duplex in the message information of the incoming request received from the transmitting side. 9. The mobile radio communication method according to claim 8, wherein the number of frames is changed.

The mobile radio communication method according to claim 8, wherein the transmitting side and the receiving side relay and communicate with each other through a relay station.